JPH0681560A - ワイヤレスシャッターシステム - Google Patents

ワイヤレスシャッターシステム

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Publication number
JPH0681560A
JPH0681560A JP23114392A JP23114392A JPH0681560A JP H0681560 A JPH0681560 A JP H0681560A JP 23114392 A JP23114392 A JP 23114392A JP 23114392 A JP23114392 A JP 23114392A JP H0681560 A JPH0681560 A JP H0681560A
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JP
Japan
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shutter
wireless
control signal
motor
obstacle
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Withdrawn
Application number
JP23114392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajo
浩 中条
Koichi Okumura
浩一 奥村
Seiji Murao
誠治 村尾
Hideaki Okada
英明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッターを開閉駆動させるための駆動手段
への配線接続等の点で不具合を生じさせず、シャッター
の移動エリア内に障害物が存在するときにはシャッター
を適切に緊急停止させることができる、安全性に優れた
ワイヤレスシャッターシステムを提供する。 【構成】 シャッター1の先端部1aには、シャッター
1の下方に存在する障害物Nを検知するための障害物検
知手段5と、この障害物検知手段5で障害物Nが検知さ
れたときにシャッター1の緊急停止を行わせるための制
御信号を、シャッター1の昇降駆動を制御するワイヤレ
ス受信器3に対してワイヤレス送信する安全用ワイヤレ
ス送信器7とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ガレージや各
種の店舗、倉庫等に適用されるシャッターシステム、更
に詳しくはシャッターの開閉動作をリモコン送信器から
のワイヤレス信号の送信によって制御することができる
ワイヤレスシャッターシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤレスシャッターシ
ステムとしては、シャッターを昇降させるためのモータ
にワイヤレス受信器を接続し、このワイヤレス受信器に
対してリモコン送信器から、所定の制御信号を送信させ
て、シャッターの昇降及びその停止を制御できるように
したものが開発され提案されている。而して、従来のシ
ステムは、何れも、シャッターの昇降や停止は、リモコ
ン送信器からの制御信号の送信により制御できるに過ぎ
ないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のワイヤレスシ
ャッターシステムでは、シャッターの開閉動作中、特に
シャッターが下降する閉動作中に、シャッターの下方に
障害物や人が存在する場合には、シャッターの下降動作
を緊急に停止できるようにすることが、その安全上望ま
れる。しかしながら、従来では、かかるシャッターの停
止はリモコン送信器からの停止指令で行う以外、他の方
法がなかったために、シャッター下方に人や障害物が存
在することをリモコン操作者が気付かない場合には、シ
ャッターを緊急に停止させることができず、人身事故或
いはシャッターシステムの故障が発生する等の難点があ
った。
【0004】尚、上記難点を解消する策としては、シャ
ッターの先端部に障害物を検知するためのセンサーを取
付けて、このセンサーとモータの駆動制御部とを配線コ
ードで接続させることにより、センサーで障害物が検知
されたときにモータを停止させるように構成することも
考えられる。ところが、このようにセンサーとモータと
を単に配線コードで接続させただけでは、シャッターを
最上位置に上昇させたときに配線コードに弛みが生じて
不体裁となる他、シャッター出入口での邪魔になる。ま
た、配線コードをシャッター内に封入させる等して外観
上目立たないようにすることも可能ではあるが、かかる
手段はシャッターの構造を大幅に改変しなければなら
ず、コストの上昇やシャッター設置作業性の悪化を招来
する。従って、上記難点を適切に解消するには到らな
い。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、シャッターを開閉駆動させるための駆動手段への配
線接続等の点で不具合を生じさせることなく、シャッタ
ーの移動エリア内に障害物が存在するときには、シャッ
ターを適切に緊急停止させることができる、安全性に優
れたワイヤレスシャッターシステムを提供することを、
その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムは、シャッターを昇降させるための
駆動手段と、この駆動手段に接続されたワイヤレス受信
器とを有し、このワイヤレス受信器がリモコン送信器か
らワイヤレス信号の形で送信されてくる制御信号を受信
したときには、その制御信号の内容に従ってシャッター
が昇降するように構成されているワイヤレスシャッター
システムであって、前記シャッターの先端部には、シャ
ッターの下方に存在する障害物を検知するための障害物
検知手段と、この障害物検知手段で障害物が検知された
ときにシャッターの緊急停止を行わせるための制御信号
を前記ワイヤレス受信器に対してワイヤレス送信する安
全用ワイヤレス送信器とが設けられている。
【0007】請求項2に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムは、上記請求項1の構成において、
前記シャッターにはシャッターの位置検知手段が設けら
れ、この位置検知手段によりシャッターの昇降限度位置
が検知されたときには、シャッターを停止させるための
制御信号が安全用ワイヤレス送信器からワイヤレス受信
器に対してワイヤレス送信されるように構成されてい
る。
【0008】請求項3に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムは、上記シャッターを昇降させるた
めの駆動手段がモータで構成されていると共に、このモ
ータには、モータ駆動回転数を監視してその回転数が予
め設定された所定の回転数以下に低下したときに、モー
タの駆動を停止させるモータ駆動制御手段が設けられ、
しかもこのモータ駆動回転数の低下に基づいてモータの
駆動が停止されたときには、その旨が報知手段によって
報知されるように構成されている。
【0009】請求項4に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムは、上記請求項2の構成において、
前記シャッターが上昇限度又は下降限度位置に到達して
停止されたときには、シャッターの位置検知手段から上
昇限度又は下降限度位置を検知する信号が継続して出力
されないように、シャッターが上昇限度位置よりも僅か
に下降し又は下降限度位置よりも僅かに上昇してから再
停止すべく構成されている。
【0010】請求項5に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムは、上記請求項1の構成において、
前記シャッターにはシャッターの位置検知手段が設けら
れていると共に、安全用ワイヤレス送信器は、シャッタ
ーの昇降動作が開始されてから前記シャッターの位置検
知手段でシャッターの昇降限度位置が検知されるまでの
間、シャッターの昇降動作を継続実行させるための間歇
制御信号をワイヤレス受信器に対して送信し、このワイ
ヤレス受信器が前記間歇制御信号を受信しなくなったと
きには、シャッターが停止されるように構成されてい
る。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明に係るワイヤレスシャ
ッターシステムでは、シャッターの昇降動作時におい
て、シャッターの先端部に設けられた障害物検知手段で
障害物が検知されたときには、シャッター先端部に設け
られた安全用ワイヤレス送信器からシャッターの緊急停
止を行わせるための制御信号がワイヤレス受信器に対し
てワイヤレス送信される。従って、リモート送信器から
シャッターの停止を行わせる旨の制御信号が送信されな
くても、シャッターの下方に障害物(人を含む)が存在
すれば、シャッターが緊急停止することとなる。そし
て、このように安全用ワイヤレス送信器を用いた制御信
号のワイヤレス送信によりシャッター停止を図る手段に
よれば、障害物検知手段とシャッターの駆動手段とを不
体裁に配線接続させるような必要がなくなる。
【0012】請求項2に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムでは、シャッターに設けられたシャ
ッターの位置検知手段により、シャッターの昇降限度位
置が検知されたときには、安全用ワイヤレス送信器から
ワイヤレス受信器に対してシャッターを停止させるため
の所定の制御信号が送信され、これによってシャッター
が所定の昇降限度位置で停止される。従って、シャッタ
ーの昇降を所定の上限位置又は下限位置で停止させる手
段についても、シャッターの位置検知手段をシャッター
の駆動手段に対して配線コード等を用いて不体裁に接続
する必要がなくなる。
【0013】請求項3に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムでは、シャッターを昇降させるため
のモータの回転数が、予め設定された所定の回転数以下
に低下したときには、モータ駆動が停止される。即ち、
昇降動作を行うシャッターが所定の上限又は下限位置に
到達したときであっても、安全用ワイヤレス送信器に故
障や電池切れ、或いは妨害電波の発生等があると、安全
用ワイヤレス送信器からワイヤレス受信器に対しての制
御信号の送信によってはシャッター停止を行わせること
ができないこととなるが、このような場合には、シャッ
ターが所定の昇降限度位置に到達すると、シャッターの
それ以上の上昇又は下降が不能となってモータの回転数
が低下し、この回転数が所定回転数以下になるとモータ
が停止され、モータの焼付等が防止される。また、かか
るモータ停止がなされると、その旨が報知手段で報知さ
れることとなる。従って、かかる報知がなされるという
ことは、モータが安全用ワイヤレス送信器からの制御信
号の送信によらずに停止されたことを意味するから、そ
の報知を確認したユーザーは、安全用ワイヤレス送信器
とワイヤレス受信器との相互間で適切なワイヤレス通信
が実行されておらない旨を認識することができる。その
結果、かかるワイヤレス通信システムの何れかの箇所に
故障があるということが明確に判別でき、かかる不備を
知らないままワイヤレスシャッターシステムが継続使用
されるという危険性を適切に回避できる。
【0014】請求項4に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムにおいては、シャッターが所定の上
昇限度又は下降限度位置に到達して停止されるときに
は、シャッターが上昇限度位置よりも僅かに下降し又は
下降限度位置よりも僅かに上昇してから再停止し、シャ
ッターの位置検知手段から上昇限度又は下降限度位置を
検知する信号が継続して出力されない位置でシャッター
停止がなされる。従って、かかる停止状態では、前記シ
ャッターの位置検知手段は、その電源がオンにされてい
る場合であっても、上昇限度又は下降限度位置を検知し
た旨の信号を無駄に出力せず、無駄な検知信号出力に要
する電力消費の節約が図れることとなる。
【0015】請求項5に記載の本発明に係るワイヤレス
シャッターシステムにおいては、安全用ワイヤレス送信
器から所定の間歇制御信号がワイヤレス受信器に送信さ
れている限りは、シャッターが適切に昇降動作を行う
が、かかる間歇制御信号の送受信が適切に実行できなく
なったときには、シャッターが停止することとなる。従
って、安全用ワイヤレス送信器やワイヤレス受信器の故
障、或いはワイヤレス信号の伝播状態が突発的に変化す
る等してシャッター動作をワイヤレス制御できなくなっ
たときには、シャッター動作が停止され、万一の事故防
止が図れることとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 〔第1実施例(請求項1乃至4に対応)〕図1は本発明
に係るワイヤレスシャッターシステムSの一例を示す説
明図、図2はそのシステムSのハード構成の一例を示す
ブロック図、図3はそのシステムSの要部斜視図であ
る。このワイヤレスシャッターシステムSは、シャッタ
ー1の巻取用スプール10を回転させてシャッター1の
昇降を行わせるためのモータMや、このモータMの駆動
制御部11等で構成されたシャッター駆動部12、モー
タMの駆動制御部11と接続されたワイヤレス受信器
3、このワイヤレス受信器3にシャッター1の昇降や停
止を行わせるための所定の制御信号をワイヤレス送信さ
せるための携帯用のリモコン送信器4を具備している。
そして、前記シャッター1の先端部1aには、シャッタ
ー1の下方に存在する障害物Nを検知するための検知用
センサー5、シャッター1の位置検知を行うための位置
検知用センサー6、及びこれら各センサー5、6と接続
された小型の安全用ワイヤレス送信器7が設けられてい
る。
【0017】上記のうち、障害物検知用センサー5とし
ては、例えばシャッター1の先端部1aの下面部に、そ
の横幅全域又は略全域に亙って取付けられたテープスイ
ッチ等を利用したものが適用されるが、その機能は、シ
ャッター先端部1aの下面側が障害物N等との接触によ
り一定値以上の力で押圧されたときに、障害物検知信号
を安全用ワイヤレス送信器7に対して送信するものであ
る。位置検知用センサー6としては、例えばマグネット
との接離によりオン・オフのスイッチング動作を行うリ
ードスイッチを利用したものが適用され、この位置検知
用センサー6が、シャッター1の上限高さに相当する箇
所に設けられたマグネット8と対峙し接近したときに
は、所定の検知信号を安全用ワイヤレス送信器7に対し
て送信するように構成されている。
【0018】安全用ワイヤレス送信器7は、図2に示す
ように、ワイヤレス受信器3にワイヤレス信号を送信す
るためのワイヤレス送信部70、CPU等で構成された
信号処理部71、及びシステムメモリ72等を具備する
ものである。この安全用ワイヤレス送信器7は、障害物
検知用センサー5及び位置検知用センサー6から各々所
定の検知信号を受信したときには、シャッター1の停止
を指令する制御信号を、ワイヤレス受信器3に対してワ
イヤレス送信するように構成されているが、その制御信
号は、障害物検知の場合とシャッターの上限位置検知の
場合とでは、異なる信号とされている。安全用ワイヤレ
ス送信器7の駆動電源としては、そのハウジング内に格
納された電池(不図示)等が適用される。
【0019】シャッター駆動部12は、モータ駆動制御
部11に入力されるワイヤレス受信器3からの制御信号
によって、モータMの正転、逆転、及びそれらの停止を
制御できるように構成されている。このシャッター駆動
部12には、モータMの回転数検出するためのタコ・ジ
ェネレータ等を備えたモータ回転数検出部13が設けら
れ、これにより検出されるモータMの回転数が所定の一
定回転数以下になったときには、所定の信号がワイヤレ
ス受信器3へ送信されるように構成されている。
【0020】ワイヤレス受信器3は、シャッター駆動部
12との相互間で制御信号の相互伝送を行うための制御
信号伝送処理部30や、ワイヤレス受信部31を具備し
ている他、音信号発生回路32に接続されたスピーカS
P(本発明に係る報知手段に相当)、ワイヤレス受信器
3のオン・オフ状態等を目視により確認するための表示
灯34、及び各種データの設定を行うためのキー設定部
35、及びこれら各部を制御するシステムメモリ36を
備えた信号処理部37等も有している。ここで、ワイヤ
レス受信器部31には、リモコン送信器4と安全用ワイ
ヤレス送信器7とから送信されてくるワイヤレス信号の
双方を感度よく受信させるために、好ましくは屋外アン
テナANT1以外として、室内アンテナANT2も設け
られている。
【0021】このワイヤレス受信器3は、ワイヤレス受
信部31でリモコン送信器4又は安全用ワイヤレス送信
器7からワイヤレス送信されてくる所定の制御信号を受
信したときには、その制御信号の内容に応じてシャッタ
ー1の上昇、下降、停止を行わせるための信号を制御信
号伝送処理部30からシャッター駆動部12のモータ駆
動制御部11に送出するように構成されている。但し、
安全用ワイヤレス送信器7からシャッター停止を指令す
る制御信号を受信した場合において、シャッター1が上
昇していたときには、シャッター1が一旦停止した後に
僅かな高さだけ下降してから停止し、またシャッター1
が下降していたときには、シャッター1が一旦停止した
後に僅かな高さだけ上昇してから停止するように構成さ
れている。更に、ワイヤレス受信器3は、モータ回転数
検出部13からモーMの回転数が一定回転数以下に低下
した旨の信号が制御信号伝送処理部30に入力されたと
きには、直ちにモータMの駆動停止させる旨の信号をモ
ータ駆動制御部11に送出する。またこれと同時に、ス
ピーカSPからは所定のアラーム音が発生されるように
構成されている。
【0022】次に、上記構成のワイヤレスシャッターシ
ステムSの使用例、作用について説明する。先ず、リモ
コン送信器4を操作してシャッター1の閉を指令する旨
のワイヤレス信号をワイヤレス受信器3に対して送信す
ると、ワイヤレス受信器3からモータ駆動制御部11へ
の制御信号の送信により、モータMが回転し、シャッタ
ー1の下降が開始される。そして、かかるシャッター1
の下降時に、図1に示すように、その下方に障害物Nが
存在するときには、この障害物Nに障害物検知用センサ
ー5が接触することにより、この障害物Nの存在が検知
されるため、安全用ワイヤレス送信器7からは直ちにモ
ータMを停止させる旨の制御信号がワイヤレス受信器3
に対してワイヤレス送信される。これにより、シャッタ
ー1の下降は緊急停止され、シャッター1が障害物Nを
大きな力で押圧し続けることが回避され、人間がシャッ
ター1に挟まれたような場合であっても大事故には繋が
らない。また、かかる場合のシャッター1の動作は、図
4に示すように、一旦停止した後に、僅かに上昇してか
ら本来の停止を行う。従って、シャッター1が障害物N
を押圧し続ける事態が解消され、障害物Nの除去等を容
易に行うことができる。
【0023】次いで、シャッター開をリモコン送信器4
で指令し、シャッター1を上昇させた場合には、シャッ
ター1がその上昇限度位置、即ち、位置検知用センサー
6がマグネット8と対峙する位置に到達すると、安全用
ワイヤレス送信器7からは、シャッター1を停止させる
ための制御信号がワイヤレス受信器3に対してワイヤレ
ス送信される。これによりシャッター1は停止され、シ
ャッター開状態が維持されるが、この場合にあっては、
図5に示すように、シャッター1は上昇限度位置で一旦
停止した後に、僅かに下降してから本来の停止を行う。
従って、かかるシャッター1の停止状態では、位置検知
用センサー6がマグネット8と対峙しない高さに位置す
るから、この位置検知用センサー6から所定の検知信号
が無駄に出力されることが防止される。従って、かかる
位置検知用センサー6からの検知信号の出力に要する電
力消費を節約でき、その検知信号の出力に利用されるワ
イヤレス受信器3内の電池を長寿命にできる。
【0024】尚、シャッター1の閉動作時においては、
シャッター1が下降限度位置、即ち、障害物検知用セン
サー5が床面Lと接触する位置まで下降したときに、障
害物検知用センサー5から検知信号が出力されることに
より、安全用ワイヤレス送信器7からシャッター1を停
止させるための制御信号が出力されるために、やはりシ
ャッター1を下降限度位置で停止させることが可能であ
る。但し、シャッター1の閉動作時においても、開動作
時の場合と同様に、マグネットをシャッター1の下降限
度位置に取付けておき、このマグネットと位置検知用セ
ンサー6とが相互に接近した時点で、安全用ワイヤレス
送信器7からシャッター1を停止させるための制御信号
を送信させるようにしても構わない。
【0025】上記一連の動作は、安全用ワイヤレス送信
器7からワイヤレス受信器3へのワイヤレス信号の送受
信が適切に行われた場合になされるが、安全用ワイヤレ
ス送信器7の電池切れ、故障、或いは妨害電波の発生等
に原因して、かかる送受信が適切に行えない場合があ
る。このような場合には、例えば上昇するシャッター1
が上昇限度位置に到達し、位置検知用センサー6がマグ
ネット8と対峙しても、ワイヤレス受信器3ではシャッ
ター停止指令の制御信号を適切に受信できない。かかる
場合には、シャッター1のそれ以上の上昇が不能で、モ
ータMの回転数が一定の回転数以下に低下するため、こ
れがモータ回転数検出部13で検出されることにより、
モータMが停止されることとなる。またその際、同時
に、ワイヤレス受信器3のスピーカSPでアラームが鳴
動する。従って、かかるアラーム音を聞けば、安全用ワ
イヤレス送信器7とワイヤレス受信器3との相互間で適
切なワイヤレス送受信が実行されていないことを認識で
きるから、ユーザーは即座に安全用ワイヤレス送信器7
等の各部を点検し、修理することができる。ユーザーが
安全用ワイヤレス送信器7の電池切れや故障等の不当な
事態を知らないまま、継続使用するような危険が適切に
回避される。
【0026】〔第2実施例(請求項5に対応)〕図6は
本発明の第2実施例に相当するワイヤレスシャッターシ
ステムSAの一例を示す説明図、図7はその要部斜視図
である。このワイヤレスシャッターシステムSAは、シ
ャッター1の先端部1aに、安全用ワイヤレス送信器7
Aや障害物検知用センサー5以外として、シャッター1
の上限位置及び下限位置に各々配置された上下のガイド
9a、9bを検知する位置検知用センサー6Aが設けら
れたものである。この位置検知用センサー6Aとして
は、ガイド9a、9bとの機械的接触によりスイッチン
グ動作を行うもの以外として、光学的、電気的、或いは
磁気的変化等に基づいてガイド9a、9bを検知する様
々な手段を適用可能である。そして、かかる位置検知用
センサー6Aでガイド9a、9bが検出されないとき、
即ち、図7に示すHの範囲に位置検知用センサー6Aが
存在するときには、安全用ワイヤレス送信器7Aからワ
イヤレス受信器3Aに対して、モータMを駆動させるた
めの制御信号が間歇的に送信されるように構成されてい
る。また、ワイヤレス受信器3は、かかる間歇的な制御
信号を安全用ワイヤレス送信器7から受信していなけれ
ば、モータMを動作させず、シャッター1の昇降中にワ
イヤレス受信器3Aからの前記間歇的な制御信号を受信
しなくなったときには、モータMを停止させるように制
御すべく構成されている。
【0027】上記構成のワイヤレスシャッターシステム
SAでは、例えばシャッター閉をリモコン送信器4から
指令させて、シャッター1の下降を開始させると、位置
検知用センサー6Aが図7の範囲H内に位置する際に
は、図8に示すような間歇的な制御信号Cがワイヤレス
受信器3Aで受信され、シャッター1の下降が継続され
る。尚、その下降時に障害物検知用センサー5が障害物
を検知すれば、図8に示すように、やはり安全用ワイヤ
レス送信器7Aからは緊急停止指令の制御信号が出力さ
れるため、第1実施例の場合と同様に、シャッター1は
緊急停止した後に一旦僅かに上昇してから停止する。ま
た、シャッター1が下降限度位置まで下降し、位置検知
用センサー6Aが下側のガイド9bを検知すると、その
時点で制御信号Cの出力が停止されるために、シャッタ
ー1はその下限位置で適切に停止することとなる。
【0028】而して、上記のように、ワイヤレス受信器
3Aが所定の制御信号Cを受信しないときには、シャッ
ター1の昇降動作が不能となるように構成されていれ
ば、このワイヤレス受信器3Aや安全用ワイヤレス送信
器7A等に故障が発生し、或いはこれら両者間のワイヤ
レス信号の送受信状態が妨害電波等により適切に行えな
い事態が生じ、シャッター1の緊急停止等をワイヤレス
制御で実行できないという危険な状態時には、シャッタ
ー1を昇降動作させることができない。その結果、シャ
ッター1の緊急停止が不可能なときに、それをユーザー
が知らずにシャッター1を昇降させることに原因する不
慮の事故を確実に防止することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1乃至5に記載の本発明に係るワイヤレスシャッター
システムによれば、シャッター下降時にその下方に障害
物や人が存在するときには、シャッターに設けた安全用
ワイヤレス送信器からのワイヤレス信号の送信によりシ
ャッターを緊急停止させることができるために、不慮の
事故が防止できて安全性に優れることは勿論のこと、シ
ャッターの先端部に設けられた障害物検知手段をワイヤ
レス受信器と不体裁に配線接続させるような必要もなく
なって、その取付作業が容易で、且つその外観体裁も良
好にできるという格別な効果が得られる。
【0030】特に、請求項2記載の本発明によれば、シ
ャッターを所定の昇降限度位置で停止させる場合につい
てもワイヤレス信号を用いて適切に行えるために、シャ
ッターの位置検知手段をシャッターの駆動手段に対して
配線コードを用いて不体裁に接続する必要もなくなる。
【0031】請求項3に記載の本発明によれば、故障或
いは妨害電波の発生等に原因して安全用ワイヤレス送信
器とワイヤレス受信器との間で所定の制御信号を良好に
送受信ができない事態が発生しても、シャッターを所定
の昇降限度位置で適切に停止させることができるばかり
か、その際には所定の報知によりワイヤレス通信系統に
不備が発生したことをユーザーが察知することができ
る。その結果、ユーザーが、ワイヤレス通信系統に不備
があることを知らないままシャッターシステムを使用す
るようなことも防止でき、安全性を高めることができる
という利点が得られる。
【0032】請求項4に記載の本発明によれば、シャッ
ターが昇降限度位置で停止される場合には、シャッター
の位置検知手段が上昇限度位置又は下降限度位置を検知
した旨の検知信号を無駄に出力しない状態とされるため
に、その検知信号の出力に要する電力消費等を少なく
し、その電源として使用される電池の使用寿命を長期化
できる等の実益もある。
【0033】請求項5に記載の本発明によれば、安全用
ワイヤレス送信器の故障や電池切れ等の通信系統のトラ
ブル等に原因して、シャッター動作をワイヤレス信号の
送受信によって安全に制御できない事態が生じた場合に
は、シャッターを昇降動作させることが不可能となるか
ら、事故防止の一層の徹底化が図れるという利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤレスシャッターシステムの
一例を示す説明図。
【図2】図1に示すワイヤレスシャッターシステムのハ
ード構成の一例を示すブロック図。
【図3】図1に示すワイヤレスシャッターシステムの要
部斜視図。
【図4】シャッターの下降時に緊急停止を行わせる場合
のワイヤレス信号とシャッター動作との関係を示すタイ
ムチャート。
【図5】シャッターを上昇限度位置まで上昇させて停止
させる場合のワイヤレス信号とシャッター動作との関係
を示すタイムチャート。
【図6】本発明に係るワイヤレスシャッターシステムの
他の例を示す説明図。
【図7】図6に示すワイヤレスシャッターシステムの要
部斜視図。
【図8】シャッターの下降時のワイヤレス信号とシャッ
ター動作との関係を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 シャッター 1a シャッターの先端部 3,3A ワイヤレス受信器 4 リモコン送信器 5 障害物検知用センサー 6,6A 位置検知用センサー 7 安全用ワイヤレス送信器 8 マグネット 9a,9b ガイド 11 モータ駆動制御部 12 シャッター駆動部 13 モータ回転数検出部 31 ワイヤレス受信部 32 音信号発生回路 70 ワイヤレス送信部 M モータ ANT1,2 アンテナ SP スピーカ N 障害物 S,SA ワイヤレスシャッターシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 英明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッターを昇降させるための駆動手段
    と、この駆動手段に接続されたワイヤレス受信器とを有
    し、このワイヤレス受信器がリモコン送信器からワイヤ
    レス信号の形で送信されてくる制御信号を受信したとき
    には、その制御信号の内容に従ってシャッターが昇降す
    るように構成されているワイヤレスシャッターシステム
    であって、 前記シャッターの先端部には、シャッターの下方に存在
    する障害物を検知するための障害物検知手段と、 この障害物検知手段で障害物が検知されたときにシャッ
    ターの緊急停止を行わせるための制御信号を前記ワイヤ
    レス受信器に対してワイヤレス送信する安全用ワイヤレ
    ス送信器とが設けられていることを特徴とするワイヤレ
    スシャッターシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記シャッターにはシ
    ャッターの位置検知手段が設けられており、 この位置検知手段によりシャッターの昇降限度位置が検
    知されたときには、シャッターを停止させるための制御
    信号が安全用ワイヤレス送信器からワイヤレス受信器に
    対してワイヤレス送信されるように構成されていること
    を特徴とするワイヤレスシャッターシステム。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記シャッターを昇降
    させるための駆動手段がモータで構成されていると共
    に、 このモータには、モータ駆動回転数を監視してその回転
    数が予め設定された所定の回転数以下に低下したとき
    に、モータの駆動を停止させるモータ駆動制御手段が設
    けられ、 しかもこのモータ駆動回転数の低下に基づいてモータの
    駆動が停止されたときには、その旨が報知手段によって
    報知されるように構成されていることを特徴とするワイ
    ヤレスシャッターシステム。
  4. 【請求項4】請求項2において、上記シャッターが上昇
    限度又は下降限度位置に到達して停止されたときには、
    シャッターの位置検知手段から上昇限度又は下降限度位
    置を検知する信号が継続して出力されないように、シャ
    ッターが上昇限度位置よりも僅かに下降し又は下降限度
    位置よりも僅かに上昇してから再停止すべく構成されて
    いることを特徴とするワイヤレスシャッターシステム。
  5. 【請求項5】請求項1において、上記シャッターにはシ
    ャッターの位置検知手段が設けられていると共に、 上記安全用ワイヤレス送信器は、シャッターの昇降動作
    が開始されてから前記シャッターの位置検知手段でシャ
    ッターの昇降限度位置が検知されるまでの間、シャッタ
    ーの昇降動作を継続実行させるための間歇制御信号をワ
    イヤレス受信器に対して送信し、 このワイヤレス受信器が前記間歇制御信号を受信しなく
    なったときには、シャッターが停止されるように構成さ
    れていることを特徴とするワイヤレスシャッターシステ
    ム。
JP23114392A 1992-08-31 1992-08-31 ワイヤレスシャッターシステム Withdrawn JPH0681560A (ja)

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