JPH08307723A - 多色画像形成システムの再較正方法 - Google Patents
多色画像形成システムの再較正方法Info
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- JPH08307723A JPH08307723A JP8107536A JP10753696A JPH08307723A JP H08307723 A JPH08307723 A JP H08307723A JP 8107536 A JP8107536 A JP 8107536A JP 10753696 A JP10753696 A JP 10753696A JP H08307723 A JPH08307723 A JP H08307723A
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- H04N1/603—Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
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- Signal Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多色画像形成システムを再較正する方法を提
供する。 【解決手段】 多色画像形成システムは複数の入力色値
に基づいて基体に複数の異なる着色剤を適用しうる能力
がある。入力値は画像形成システムによって基体に適用
されるべき着色剤の量を制御する。入力色値の部分集合
が選択され、基体に1以上の異なる着色剤を適用するよ
うに画像形成システムを制御し、基体に複数の異なる色
パッチを形成する。複数の入力色値の部分集合は少なく
とも2つの異なる着色剤の組合せを基体に適用すること
によって1又は複数の異なる色パッチが形成されるよう
に選択される。色値は異なる色パッチの各々について測
定され、画像形成システムの較正状態を示す参照色値と
比較される。誤差値が計算される。この誤差値は測定色
値の参照色値からの偏差を示す。各着色剤についての入
力色値が誤差値が所定値だけ減少するように独立に調整
される。
供する。 【解決手段】 多色画像形成システムは複数の入力色値
に基づいて基体に複数の異なる着色剤を適用しうる能力
がある。入力値は画像形成システムによって基体に適用
されるべき着色剤の量を制御する。入力色値の部分集合
が選択され、基体に1以上の異なる着色剤を適用するよ
うに画像形成システムを制御し、基体に複数の異なる色
パッチを形成する。複数の入力色値の部分集合は少なく
とも2つの異なる着色剤の組合せを基体に適用すること
によって1又は複数の異なる色パッチが形成されるよう
に選択される。色値は異なる色パッチの各々について測
定され、画像形成システムの較正状態を示す参照色値と
比較される。誤差値が計算される。この誤差値は測定色
値の参照色値からの偏差を示す。各着色剤についての入
力色値が誤差値が所定値だけ減少するように独立に調整
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に多色画像形
成技術に関し、特に多色画像形成システムを再較正する
技術に関する。
成技術に関し、特に多色画像形成システムを再較正する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】多色画像形成システムは、代表的には、
基体に複数の異なる着色剤をのせることによって多色画
像の複製を形成するように構成される。多色画像は色値
を含む一組の分解色によって決定される。各色値は原画
像の1つの画素において複数の分解色の1つの濃度を表
す。従って、各画素は一組の色値によって決定され、色
値の各々は画素における異なる分解色の強さを表す。
基体に複数の異なる着色剤をのせることによって多色画
像の複製を形成するように構成される。多色画像は色値
を含む一組の分解色によって決定される。各色値は原画
像の1つの画素において複数の分解色の1つの濃度を表
す。従って、各画素は一組の色値によって決定され、色
値の各々は画素における異なる分解色の強さを表す。
【0003】画像形成システムは分解色の色値を用いて
基体の各画素に適用される各着色剤の量を制御する。例
えば、インクジェット印刷システムにおいては色値は、
1枚の用紙上に噴射されるインク量を制御するために用
いられる。染料の熱転写印字システムにおいては、色値
は感熱ヘッド又はレーザーを制御してドナーからレセプ
ターへの染料の転移量を制御するために用いられること
ができる。他方の場合において、画像形成システムは、
異なる着色剤、例えばシアン、マゼンタ、イエロー及び
ブラック(CMYK)のインク又は染料の組合せを基体
にのせ、原画像における画素の色を複製する。
基体の各画素に適用される各着色剤の量を制御する。例
えば、インクジェット印刷システムにおいては色値は、
1枚の用紙上に噴射されるインク量を制御するために用
いられる。染料の熱転写印字システムにおいては、色値
は感熱ヘッド又はレーザーを制御してドナーからレセプ
ターへの染料の転移量を制御するために用いられること
ができる。他方の場合において、画像形成システムは、
異なる着色剤、例えばシアン、マゼンタ、イエロー及び
ブラック(CMYK)のインク又は染料の組合せを基体
にのせ、原画像における画素の色を複製する。
【0004】人間の目は個々の画素を集めて原画像の全
体像を形成するようになっている。原画像の複製の正確
さは画像形成システムの色応答の関数である。この「色
応答」の用語は、画像形成システムの制御に用いられる
入力色値と、画像形成システムによって基体に形成され
る実際の色を測定することによって得られる出力色値と
の間の数学的相関関係を言う。この色応答は、通常は参
照色応答に一致して較正されなければならない。この参
照色応答は目的とする画像形成システムに基づくもので
ある。例えば、較正されるべき画像形成システムは目的
とする印刷システムに形成される画像の概略を与えるよ
うに設計されたプルーフ(proofing)システム
である。
体像を形成するようになっている。原画像の複製の正確
さは画像形成システムの色応答の関数である。この「色
応答」の用語は、画像形成システムの制御に用いられる
入力色値と、画像形成システムによって基体に形成され
る実際の色を測定することによって得られる出力色値と
の間の数学的相関関係を言う。この色応答は、通常は参
照色応答に一致して較正されなければならない。この参
照色応答は目的とする画像形成システムに基づくもので
ある。例えば、較正されるべき画像形成システムは目的
とする印刷システムに形成される画像の概略を与えるよ
うに設計されたプルーフ(proofing)システム
である。
【0005】この較正手順は、代表的には画像基体に複
数の異なる着色剤の各種の組合せを適用して非常に多数
の異なる色パッチを形成することを含む。この色パッチ
は画像形成システムの色空間に分散された色を表す。色
パッチは画像形成システムの色応答を表す色値を得るた
めに分光光度計、色彩計又は他の測定システムによって
測定される。この測定色値は、測定色パッチに存在する
各着色剤について例えばC、M、Y、Kなどの色成分の
色値の形態をとる。あるいは、測定色値は、例えばCI
EのXYZ又はL*、a*、b*等のシステムに依存しな
い座標系における測定色パッチの色空間座標を表す合成
色空間ベクトルの形態をとることもできる。色パッチは
目的画像形成システムに作られる。較正手順は、目的画
像形成システムによって作られた色パッチと同じ測定色
値を作り出すために、プルーフシステムの着色剤の値を
マップ化することを含んでいる。
数の異なる着色剤の各種の組合せを適用して非常に多数
の異なる色パッチを形成することを含む。この色パッチ
は画像形成システムの色空間に分散された色を表す。色
パッチは画像形成システムの色応答を表す色値を得るた
めに分光光度計、色彩計又は他の測定システムによって
測定される。この測定色値は、測定色パッチに存在する
各着色剤について例えばC、M、Y、Kなどの色成分の
色値の形態をとる。あるいは、測定色値は、例えばCI
EのXYZ又はL*、a*、b*等のシステムに依存しな
い座標系における測定色パッチの色空間座標を表す合成
色空間ベクトルの形態をとることもできる。色パッチは
目的画像形成システムに作られる。較正手順は、目的画
像形成システムによって作られた色パッチと同じ測定色
値を作り出すために、プルーフシステムの着色剤の値を
マップ化することを含んでいる。
【0006】測定色値は、較正が完了した後に、目的画
像形成システムの色応答を表す参照色値に対してマップ
化される。その後、時間がたつと画像形成システムは、
機器の変更や各種材料の変更によって較正されなくな
る。この変化により、画像形成システムにおいて目的画
像形成システムの色応答からの変化を引起す。その偏差
が除去されない場合、画像形成システムは目的画像形成
システムの出力を正確に表さないであろう。この偏差を
除去し、これにより画像形成システムを再較正するため
に、入力色値は操作されなければならない。
像形成システムの色応答を表す参照色値に対してマップ
化される。その後、時間がたつと画像形成システムは、
機器の変更や各種材料の変更によって較正されなくな
る。この変化により、画像形成システムにおいて目的画
像形成システムの色応答からの変化を引起す。その偏差
が除去されない場合、画像形成システムは目的画像形成
システムの出力を正確に表さないであろう。この偏差を
除去し、これにより画像形成システムを再較正するため
に、入力色値は操作されなければならない。
【0007】操作の1つの方法は一次元線形化である。
この「線形化」の用語は、画像形成システムの一次元範
囲を一次元領域でのその較正された関数的依存関係に戻
すために、入力色値を一次元で補正することをいう。こ
の一次元補正は、通常は各分解色についての入力色値に
対する一次元参照テーブルすなわち1D・LUTを使用
することによって達成される。フィルム記録システムに
おける線形化は、従来の中間調の色プルーフシステムか
ら一貫した色値を得るためには十分な技術とされること
ができる。ミネソタのセントポールに所在するミネソタ
・マイニング・マニュファクチュアリング・カンパニー
から市販されている3Mマッチプリント(登録商標)
等、従来の中間調プルーフシステムは通常は時間的に安
定で、さらに消極的な動作を行う。消極的な動作を行う
プルーフシステムは代表的にはレーザー露光や化学的除
去によって基体から中間調の点を除去し、画像部分の背
景を捨て去ることによって画像を複製する。中間調媒体
が線形対応を示し、プルーフシステムの出力が一貫する
と仮定すると、このアプローチは一般的にはハードコピ
ーの色プルーフを行う繰り返し可能な方法を与える。そ
こで、この線形化はそのような画像形成システムをその
較正された状態に復帰させるためには十分に満足しうる
ものである。
この「線形化」の用語は、画像形成システムの一次元範
囲を一次元領域でのその較正された関数的依存関係に戻
すために、入力色値を一次元で補正することをいう。こ
の一次元補正は、通常は各分解色についての入力色値に
対する一次元参照テーブルすなわち1D・LUTを使用
することによって達成される。フィルム記録システムに
おける線形化は、従来の中間調の色プルーフシステムか
ら一貫した色値を得るためには十分な技術とされること
ができる。ミネソタのセントポールに所在するミネソタ
・マイニング・マニュファクチュアリング・カンパニー
から市販されている3Mマッチプリント(登録商標)
等、従来の中間調プルーフシステムは通常は時間的に安
定で、さらに消極的な動作を行う。消極的な動作を行う
プルーフシステムは代表的にはレーザー露光や化学的除
去によって基体から中間調の点を除去し、画像部分の背
景を捨て去ることによって画像を複製する。中間調媒体
が線形対応を示し、プルーフシステムの出力が一貫する
と仮定すると、このアプローチは一般的にはハードコピ
ーの色プルーフを行う繰り返し可能な方法を与える。そ
こで、この線形化はそのような画像形成システムをその
較正された状態に復帰させるためには十分に満足しうる
ものである。
【0008】対照的に、多くのデジタル式プルーフシス
テムは、ミネソタ州のセントポールに所在するミネソタ
・マイニング・マニュファクチュアリング・カンパニー
から市販されている3Mレインボー(登録商標)・デジ
タルプルーフシステム等の連続色調システム、又は、ニ
ューヨーク州のロチェスターに所在するイーストマン・
コダック社から市販されている最大濃度が調整可能なコ
ダック・アプルーバル(登録商標)等の中間調システム
のいずれかである。
テムは、ミネソタ州のセントポールに所在するミネソタ
・マイニング・マニュファクチュアリング・カンパニー
から市販されている3Mレインボー(登録商標)・デジ
タルプルーフシステム等の連続色調システム、又は、ニ
ューヨーク州のロチェスターに所在するイーストマン・
コダック社から市販されている最大濃度が調整可能なコ
ダック・アプルーバル(登録商標)等の中間調システム
のいずれかである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】デジタル式プルーフシ
ステムは従来の中間調のプルーフシステムよりも変化に
対して影響を受けやすい。各種の着色剤は色応答の二次
色及び三次色を著しく変化させる等、画像形成中の混合
によって相互作用する。デジタル式のプルーフシステム
が染料に基づく場合、顔料に基づくシステムに比して染
料のわずかのスペクトル特性の変化が起こりやすい傾向
にあり、色応答における変化を招く。さらに、基体の着
色剤受容特性における変化は色応答を変化させることと
なる。
ステムは従来の中間調のプルーフシステムよりも変化に
対して影響を受けやすい。各種の着色剤は色応答の二次
色及び三次色を著しく変化させる等、画像形成中の混合
によって相互作用する。デジタル式のプルーフシステム
が染料に基づく場合、顔料に基づくシステムに比して染
料のわずかのスペクトル特性の変化が起こりやすい傾向
にあり、色応答における変化を招く。さらに、基体の着
色剤受容特性における変化は色応答を変化させることと
なる。
【0010】従来の中間調のシステムに比し、直接デジ
タル式色プルーフシステムにおいて生じるより多数の機
器及び材料の変更は、色応答に影響を及ぼしうるドリフ
ト及び体系的シフトの可能性をより大きくする。残念な
がら、かかる変更は、独立した各色チャンネルの分解色
の色値の単純な一次元線形化によっては十分に補正され
えない。人間の目によって像として認識されるのに決定
的な色は、色値としてはゼロでない複数の色チャンネル
を有する色空間の領域に存在する傾向にある。単色チャ
ンネルの相互に独立した一次元線形化は、2以上の着色
剤の相互反応によって作られる混合色の色応答の補正に
は十分に適応できるものではない。
タル式色プルーフシステムにおいて生じるより多数の機
器及び材料の変更は、色応答に影響を及ぼしうるドリフ
ト及び体系的シフトの可能性をより大きくする。残念な
がら、かかる変更は、独立した各色チャンネルの分解色
の色値の単純な一次元線形化によっては十分に補正され
えない。人間の目によって像として認識されるのに決定
的な色は、色値としてはゼロでない複数の色チャンネル
を有する色空間の領域に存在する傾向にある。単色チャ
ンネルの相互に独立した一次元線形化は、2以上の着色
剤の相互反応によって作られる混合色の色応答の補正に
は十分に適応できるものではない。
【0011】色変換の使用は、さらに再較正手順を複雑
化する。色変換は色処理の分野において標準的な技術に
なりつつある。例えば、デジタル式の色プルーフシステ
ムは、従来の色プルーフシステムと異なる色範囲及び色
応答を作り出した。同一の画像ファイルのプルーフを作
成した時にデジタル式の色プルーフシステムの出力と従
来の色プルーフシステムの出力との間に優れた視覚的一
致を得るために、典型的には複雑な色変換が必要とされ
る。例えば、CMYK系の場合、色変換はCMYK→
C’M’Y’K’の形式である。この色変換はLUT又
はアルゴリズムに基づいて画素毎に行われる。色変換技
術の例は、スミランスキ等の米国特許第5,339,1
76号及びシュレイバーの米国特許第4,500,91
9号に開示されている。
化する。色変換は色処理の分野において標準的な技術に
なりつつある。例えば、デジタル式の色プルーフシステ
ムは、従来の色プルーフシステムと異なる色範囲及び色
応答を作り出した。同一の画像ファイルのプルーフを作
成した時にデジタル式の色プルーフシステムの出力と従
来の色プルーフシステムの出力との間に優れた視覚的一
致を得るために、典型的には複雑な色変換が必要とされ
る。例えば、CMYK系の場合、色変換はCMYK→
C’M’Y’K’の形式である。この色変換はLUT又
はアルゴリズムに基づいて画素毎に行われる。色変換技
術の例は、スミランスキ等の米国特許第5,339,1
76号及びシュレイバーの米国特許第4,500,91
9号に開示されている。
【0012】色変換は、信頼性のある色複製を実現する
ために使用されることができる。しかし、上述のよう
に、色変換の使用はデジタル式の色較正システムの問題
を複雑化する。特に、基本的な着色剤、C,M,Y,K
は各々色調の補正を実現するために他の着色剤と混合さ
れる。さらに、純粋な赤色、緑色及び青色は優れた色を
実現するためにC,M,Y又はKの最大量よりも使用量
がかなり少ない。色変換に関し、個々のC,M,Y及び
Kの着色剤はもはや相互に独立してサンプリングされる
ことができない。従って、単独の色チャンネルの線形化
は困難である。さらに、標準線形化は例えば色チャンネ
ル間の空間的シフト及び相互反応等の二次的影響を考慮
していない。
ために使用されることができる。しかし、上述のよう
に、色変換の使用はデジタル式の色較正システムの問題
を複雑化する。特に、基本的な着色剤、C,M,Y,K
は各々色調の補正を実現するために他の着色剤と混合さ
れる。さらに、純粋な赤色、緑色及び青色は優れた色を
実現するためにC,M,Y又はKの最大量よりも使用量
がかなり少ない。色変換に関し、個々のC,M,Y及び
Kの着色剤はもはや相互に独立してサンプリングされる
ことができない。従って、単独の色チャンネルの線形化
は困難である。さらに、標準線形化は例えば色チャンネ
ル間の空間的シフト及び相互反応等の二次的影響を考慮
していない。
【0013】別の再較正のアプローチは、CMYKの変
換後に形成される中立のグレイを考慮している。この方
法は、3Mレインボー(登録商標)デジタル式色プルー
フシステム、及びオレゴン州のビーバートンに所在する
テクトロニクス社から市販されているテクトロニクスフ
ェーザー(登録商標)カラープリンターの双方によって
実行されるが、中立のグレイのハードコピー参照標本と
システムによって形成されるグレイ以外の色パッチとの
間に視覚的な比較に依存する。このグレイ以外の色パッ
チは例えば+2%シアン、−1%イエロー等、グレイか
らの偏差によって分類される。各種のグレイ以外の色パ
ッチに対する参照グレイ標本の視覚的な比較により、良
好なグレイバランスが特定の着色剤を多く添加すること
によって実現できるか又は少なく添加することによって
実現できるかを決定することができる。しかし、各種の
置き換えの十分なサンプリングを行うためには非常に多
くのグレイ以外の色パッチが例えばハイライト色調、1
/4色調、1/2色調等の各グレイレベルで必要とな
る。
換後に形成される中立のグレイを考慮している。この方
法は、3Mレインボー(登録商標)デジタル式色プルー
フシステム、及びオレゴン州のビーバートンに所在する
テクトロニクス社から市販されているテクトロニクスフ
ェーザー(登録商標)カラープリンターの双方によって
実行されるが、中立のグレイのハードコピー参照標本と
システムによって形成されるグレイ以外の色パッチとの
間に視覚的な比較に依存する。このグレイ以外の色パッ
チは例えば+2%シアン、−1%イエロー等、グレイか
らの偏差によって分類される。各種のグレイ以外の色パ
ッチに対する参照グレイ標本の視覚的な比較により、良
好なグレイバランスが特定の着色剤を多く添加すること
によって実現できるか又は少なく添加することによって
実現できるかを決定することができる。しかし、各種の
置き換えの十分なサンプリングを行うためには非常に多
くのグレイ以外の色パッチが例えばハイライト色調、1
/4色調、1/2色調等の各グレイレベルで必要とな
る。
【0014】上述の視覚的比較技術は視覚に基づく再較
正器具としては十分に機能するが、測定に基づく校正器
具として使用するには実用的ではない。ハイライト色
調、1/4色調、1/2色調及び3/4色調のグレイを
グレイバランスさせるために必要とされる最適な補正を
決定する、ソフトウエアに基づく適用のために測定され
るべき非常に多数の色パッチは、極端な長時間化を招く
こととなる。赤色、緑色及び青色等の純粋な色彩の色が
信頼しうる正確さで含まれており、多数の標本が系統的
な可変性を明確にすべく基体全体にわたって測定される
場合、測定数は容易に数千に達するであろう。信頼しう
る正確さとは、システムによって作り出されたCMYK
の色調が両システムのノイズ限度内でシミュレーション
される印刷プロセス又はプルーフプロセスによって作り
出された、CMYKの色調と実質的に同一の対応するL
*a*b*の値を作れることを一般的に意味する。
正器具としては十分に機能するが、測定に基づく校正器
具として使用するには実用的ではない。ハイライト色
調、1/4色調、1/2色調及び3/4色調のグレイを
グレイバランスさせるために必要とされる最適な補正を
決定する、ソフトウエアに基づく適用のために測定され
るべき非常に多数の色パッチは、極端な長時間化を招く
こととなる。赤色、緑色及び青色等の純粋な色彩の色が
信頼しうる正確さで含まれており、多数の標本が系統的
な可変性を明確にすべく基体全体にわたって測定される
場合、測定数は容易に数千に達するであろう。信頼しう
る正確さとは、システムによって作り出されたCMYK
の色調が両システムのノイズ限度内でシミュレーション
される印刷プロセス又はプルーフプロセスによって作り
出された、CMYKの色調と実質的に同一の対応するL
*a*b*の値を作れることを一般的に意味する。
【0015】色プルーフシステムが色変換を行うことな
く、その原モードにおいてほぼ完全な中間調システムと
同様の挙動をとり、中間調のスクリーン手順の重畳挙動
が確率的に近似させることができる場合、グレイバラン
スを補正するための数学的計算はニューゲバアウアーの
式によりかなり単純化される。しかし、デジタル式の色
プルーフシステムは、代表的には中間調のシステムとし
ては完全ではなく、従ってグレイ及び他の混合色を直接
的に最適化する、測定に基づく再較正器具として使用す
るには扱い難いものである。さらに、このデジタル式の
色プルーフシステムは目的プルーフシステムに対して色
の全範囲で大きな相違を示し、従って上述のように色変
換を必要とする。特に色変換が採用された場合、CMY
Kの各値の変換によってグレイ及び他の色についての結
果を数学的に計算することは難しい。従って、非常に多
数の3色のグレイ色パッチを視覚的に比較すること、あ
るいはC,M,Y及びKの各色パッチを各々測定するこ
とは、再較正のために現在採用されている2つの基本的
な方法である。
く、その原モードにおいてほぼ完全な中間調システムと
同様の挙動をとり、中間調のスクリーン手順の重畳挙動
が確率的に近似させることができる場合、グレイバラン
スを補正するための数学的計算はニューゲバアウアーの
式によりかなり単純化される。しかし、デジタル式の色
プルーフシステムは、代表的には中間調のシステムとし
ては完全ではなく、従ってグレイ及び他の混合色を直接
的に最適化する、測定に基づく再較正器具として使用す
るには扱い難いものである。さらに、このデジタル式の
色プルーフシステムは目的プルーフシステムに対して色
の全範囲で大きな相違を示し、従って上述のように色変
換を必要とする。特に色変換が採用された場合、CMY
Kの各値の変換によってグレイ及び他の色についての結
果を数学的に計算することは難しい。従って、非常に多
数の3色のグレイ色パッチを視覚的に比較すること、あ
るいはC,M,Y及びKの各色パッチを各々測定するこ
とは、再較正のために現在採用されている2つの基本的
な方法である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は多色画像形成シ
ステムを再較正する方法及び装置に関する。
ステムを再較正する方法及び装置に関する。
【0017】本発明による多色画像形成システムは複数
の入力色値に基づいて基体に複数の異なる着色剤を用い
ることができ、ここに、入力色値は画像形成システムに
よって基体への着色剤の使用量を制御する。
の入力色値に基づいて基体に複数の異なる着色剤を用い
ることができ、ここに、入力色値は画像形成システムに
よって基体への着色剤の使用量を制御する。
【0018】本発明によれば、この装置及び方法は、複
数の入力色値に基づいて基体に複数の異なる着色剤を適
用しうる能力がある多色画像形成システムの再較正方法
であって、上記入力色値が上記画像形成システムによっ
て上記基体に適用されるべき上記着色剤の量を制御する
方法であり、(a)上記複数の入力色値の部分集合を選
択する工程と、(b)上記画像形成システムを制御して
上記複数の入力色値の上記部分集合に基づいて上記基体
に1以上の異なる着色剤を適用し、これにより上記基体
上に複数の異なる色パッチを形成する工程(少なくとも
2つの上記異なる着色剤の組合せを上記基体に適用する
ことによって1以上の上記異なる色パッチが形成される
ように上記複数の入力色値の上記部分集合が工程(a)
で選択される)と、(c)基体上に形成された上記異な
る各色パッチについて複数の色値を測定する工程と、
(d)多色画像形成システムの較正された状態を示す複
数の参照色値の対応する1色値を測定された各色値と比
較する工程と、(e)上記測定された色値の上記参照色
値からの偏差を示す誤差値を計算する工程と、(f)上
記誤差値が所定値だけ減少するように1以上の入力色値
を調整する(ここに、1つの上記着色剤についての入力
色値の調整が他の上記着色剤についての入力色値の調整
とは独立に行われる)工程とを含む多色画像形成システ
ムの再較正方法である。
数の入力色値に基づいて基体に複数の異なる着色剤を適
用しうる能力がある多色画像形成システムの再較正方法
であって、上記入力色値が上記画像形成システムによっ
て上記基体に適用されるべき上記着色剤の量を制御する
方法であり、(a)上記複数の入力色値の部分集合を選
択する工程と、(b)上記画像形成システムを制御して
上記複数の入力色値の上記部分集合に基づいて上記基体
に1以上の異なる着色剤を適用し、これにより上記基体
上に複数の異なる色パッチを形成する工程(少なくとも
2つの上記異なる着色剤の組合せを上記基体に適用する
ことによって1以上の上記異なる色パッチが形成される
ように上記複数の入力色値の上記部分集合が工程(a)
で選択される)と、(c)基体上に形成された上記異な
る各色パッチについて複数の色値を測定する工程と、
(d)多色画像形成システムの較正された状態を示す複
数の参照色値の対応する1色値を測定された各色値と比
較する工程と、(e)上記測定された色値の上記参照色
値からの偏差を示す誤差値を計算する工程と、(f)上
記誤差値が所定値だけ減少するように1以上の入力色値
を調整する(ここに、1つの上記着色剤についての入力
色値の調整が他の上記着色剤についての入力色値の調整
とは独立に行われる)工程とを含む多色画像形成システ
ムの再較正方法である。
【0019】本発明による装置及び方法の効果は、後で
その一部が述べられ、他の一部は後述の説明から明らか
となるか、あるいは本発明を実施することによって経験
されるであろう。本発明の効果は、添付図面と同様に、
明細書の説明及び請求の範囲において特に指摘された手
段によって実現され、達成される。しかし、上述の概略
説明及び後述の詳細な説明は典型的な例であって説明の
ためのみの例であり、請求の範囲に記載された本発明を
制限するものではない、と理解されるべきである。
その一部が述べられ、他の一部は後述の説明から明らか
となるか、あるいは本発明を実施することによって経験
されるであろう。本発明の効果は、添付図面と同様に、
明細書の説明及び請求の範囲において特に指摘された手
段によって実現され、達成される。しかし、上述の概略
説明及び後述の詳細な説明は典型的な例であって説明の
ためのみの例であり、請求の範囲に記載された本発明を
制限するものではない、と理解されるべきである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。添付図面は、本発明の典型的
な実施形態を示し、その説明と共に本発明の原理を説明
するために供せられる。
の実施の形態を説明する。添付図面は、本発明の典型的
な実施形態を示し、その説明と共に本発明の原理を説明
するために供せられる。
【0021】図1は、本発明による画像形成システムの
再較正方法及び再校正装置12を組込んだ多色画像形成
システム10の機能ブロック図である。再較正装置12
は本発明の再較正方法を処理する。従って、本発明の再
較正装置12及び再較正方法の双方の働きはここで一緒
に説明される。
再較正方法及び再校正装置12を組込んだ多色画像形成
システム10の機能ブロック図である。再較正装置12
は本発明の再較正方法を処理する。従って、本発明の再
較正装置12及び再較正方法の双方の働きはここで一緒
に説明される。
【0022】再較正装置12は、好ましくは図1に示す
ように、本発明の再較正方法を処理するソフトウエアア
プリケーションプログラムを実行するプロセッサ14を
含む。図1に示されるプロセッサ14は、再較正方法を
処理するアプリケーションプログラムを実行するように
構成されたホストコンピュータシステムによって実現で
きる。ホストコンピュータシステムは、例えば、アップ
ル・マッキントッシュ(登録商標)コンピュータ又はI
BM・PCコンピュータ等であろう。アプリケーション
プログラムは、ミネソタのセントポールに所在するミネ
ソタ・マイニング・マニュファクチュアリング・カンパ
ニーから市販されている3Mレインボー(登録商標)・
デジタルプルーフシステムに対して提供される、色処理
ソフトウエア用パッケージ内に搭載されることができ
る。他方、プロセッサ14は集積回路を搭載し、アプリ
ケーションプログラムが格納された読出し専用メモリ
(ROM)をアクセスするマイクロプロセッサによって
実現することもできる。ソフトウエアによる再較正方法
の処理は改良及び変更の自由度を与える。しかし、他方
で再較正方法は色処理を高速度化するために集積論理回
路によって処理することもできる。
ように、本発明の再較正方法を処理するソフトウエアア
プリケーションプログラムを実行するプロセッサ14を
含む。図1に示されるプロセッサ14は、再較正方法を
処理するアプリケーションプログラムを実行するように
構成されたホストコンピュータシステムによって実現で
きる。ホストコンピュータシステムは、例えば、アップ
ル・マッキントッシュ(登録商標)コンピュータ又はI
BM・PCコンピュータ等であろう。アプリケーション
プログラムは、ミネソタのセントポールに所在するミネ
ソタ・マイニング・マニュファクチュアリング・カンパ
ニーから市販されている3Mレインボー(登録商標)・
デジタルプルーフシステムに対して提供される、色処理
ソフトウエア用パッケージ内に搭載されることができ
る。他方、プロセッサ14は集積回路を搭載し、アプリ
ケーションプログラムが格納された読出し専用メモリ
(ROM)をアクセスするマイクロプロセッサによって
実現することもできる。ソフトウエアによる再較正方法
の処理は改良及び変更の自由度を与える。しかし、他方
で再較正方法は色処理を高速度化するために集積論理回
路によって処理することもできる。
【0023】図1に示すように、操作において、プロセ
ッサ14には線16で示すように、複数の入力色値CV
1が入力される。この入力色値CV1は、多色画像を決定
する複数の分解色を構成する。各入力色値CV1は、原
画像における特定画素についての分解色の1つの強さを
表す。従って、各画素は一組の入力色値CV1によって
決定され、各入力色値CV1は、画素における異なる分
解色の強さを示す。画像形成システム10は、色分解さ
れた入力色値CV1を用い、基体の複数の画素に適用さ
れる複数の異なる各着色剤の使用量を制御する。
ッサ14には線16で示すように、複数の入力色値CV
1が入力される。この入力色値CV1は、多色画像を決定
する複数の分解色を構成する。各入力色値CV1は、原
画像における特定画素についての分解色の1つの強さを
表す。従って、各画素は一組の入力色値CV1によって
決定され、各入力色値CV1は、画素における異なる分
解色の強さを示す。画像形成システム10は、色分解さ
れた入力色値CV1を用い、基体の複数の画素に適用さ
れる複数の異なる各着色剤の使用量を制御する。
【0024】特に、プロセッサ14は、参照テーブル
(LUT)メモリをアクセスすることにより、印刷機構
に用いるための入力色値CV1を作成する。このLUT
メモリは色変換LUT20及び色補正LUT22の双方
を含む。プロセッサ14は、まず線24で示すように、
色変換LUT20に入力色値CV1を与える。この色変
換LUT20は、色変換関数に従って入力色値CV1と
入力色値CV2とを対応させてマップ化した多次元LU
Tである。CMYKシステムの場合、色変換LUT20
は四次元参照テーブルから構成されるであろう。色変換
関数は、入力色値CV1の、特定の目的色プルーフシス
テムの色応答をほぼシミュレートするために色画像形成
システム10に必要な入力色値CV2への変換を決定す
る。色変換LUT20によって処理される色変換関数
は、線26で示すように、入力色値CV1に対応して適
切に変換された入力色値CV2を出力する。幾つかの異
なる目的色プルーフシステムの色応答をシミュレートす
るために、LUTメモリはユーザー側システムの命令に
従って選択的にアクセスされうる複数の異なる色変換L
UT20を含むことができる。
(LUT)メモリをアクセスすることにより、印刷機構
に用いるための入力色値CV1を作成する。このLUT
メモリは色変換LUT20及び色補正LUT22の双方
を含む。プロセッサ14は、まず線24で示すように、
色変換LUT20に入力色値CV1を与える。この色変
換LUT20は、色変換関数に従って入力色値CV1と
入力色値CV2とを対応させてマップ化した多次元LU
Tである。CMYKシステムの場合、色変換LUT20
は四次元参照テーブルから構成されるであろう。色変換
関数は、入力色値CV1の、特定の目的色プルーフシス
テムの色応答をほぼシミュレートするために色画像形成
システム10に必要な入力色値CV2への変換を決定す
る。色変換LUT20によって処理される色変換関数
は、線26で示すように、入力色値CV1に対応して適
切に変換された入力色値CV2を出力する。幾つかの異
なる目的色プルーフシステムの色応答をシミュレートす
るために、LUTメモリはユーザー側システムの命令に
従って選択的にアクセスされうる複数の異なる色変換L
UT20を含むことができる。
【0025】色補正LUT22は、色変換LUT20と
効率よく縦続されている。換言すれば、プロセッサ14
は、多次元色変換LUT20によって入力色値CV1を
入力色値CV2に色変換した後、線28で示されるよう
に色補正LUT22をアクセスする。色補正LUT22
は、一組の一次元LUTからなり、各ULTは、特定の
分解色について入力色値CV2と入力色値CV3とを対応
してマップ化している。色補正LUT22によって決定
された一次元マップは色補正関数に一致する。この色補
正関数は、入力色値CV2の、特定の目的色プルーフシ
ステムの色応答のシミュレーションを維持するために色
画像形成システム10に必要な入力色値CV3への変換
を決定する。色補正LUT22によって処理される色補
正関数は、線30で示すように、色変換された各入力色
値CV2に対応して適切に色補正された入力色値CV3を
出力する。色補正LUT22は、装置の微調整のために
備えられ、色画像形成システム10が色変換関数から逸
脱した時に色値CV2を調整する。これにより、色補正
LUT22は、画像形成システム10を較正又は再較正
するために使用され、目的プルーフシステムの色応答と
ほぼ一致した出力を作ることができる。
効率よく縦続されている。換言すれば、プロセッサ14
は、多次元色変換LUT20によって入力色値CV1を
入力色値CV2に色変換した後、線28で示されるよう
に色補正LUT22をアクセスする。色補正LUT22
は、一組の一次元LUTからなり、各ULTは、特定の
分解色について入力色値CV2と入力色値CV3とを対応
してマップ化している。色補正LUT22によって決定
された一次元マップは色補正関数に一致する。この色補
正関数は、入力色値CV2の、特定の目的色プルーフシ
ステムの色応答のシミュレーションを維持するために色
画像形成システム10に必要な入力色値CV3への変換
を決定する。色補正LUT22によって処理される色補
正関数は、線30で示すように、色変換された各入力色
値CV2に対応して適切に色補正された入力色値CV3を
出力する。色補正LUT22は、装置の微調整のために
備えられ、色画像形成システム10が色変換関数から逸
脱した時に色値CV2を調整する。これにより、色補正
LUT22は、画像形成システム10を較正又は再較正
するために使用され、目的プルーフシステムの色応答と
ほぼ一致した出力を作ることができる。
【0026】図1に示すように、再較正装置12に加
え、画像形成システム10は画像作成装置32を含む。
画像作成装置32は連続色調印刷機構からなり、基体3
4に複数の異なる着色剤を適用できる。色変換LUT2
0及び色補正LUT22にアクセスした後、プロセッサ
14は、線36で示すように、入力色値CV3を印刷機
構32に出力し、基体34に異なる着色剤を適用させ
る。入力色値CV3の各々は、線38で示すように、基
体34の特定の画素に適用される複数の各着色剤の使用
量を印刷機構32によって制御する。印刷機構32は、
例えばインクジェットプリンター、染料熱転写プリンタ
ー、レーザー誘導染料熱転写印刷機構等を含む各種の印
刷機構によって実現されることができる。インクジェッ
ト印刷機構の場合、着色剤は1枚の用紙等のインク受容
体である基体34上に、噴射されるシアン、マゼンタ、
イエロー及びブラック(CMYK)のインクを含むこと
ができる。染料に基づく印刷機構の場合、着色剤は染料
受容体である基体34に、染料供与体から供給されるC
MYKの染料からなる。
え、画像形成システム10は画像作成装置32を含む。
画像作成装置32は連続色調印刷機構からなり、基体3
4に複数の異なる着色剤を適用できる。色変換LUT2
0及び色補正LUT22にアクセスした後、プロセッサ
14は、線36で示すように、入力色値CV3を印刷機
構32に出力し、基体34に異なる着色剤を適用させ
る。入力色値CV3の各々は、線38で示すように、基
体34の特定の画素に適用される複数の各着色剤の使用
量を印刷機構32によって制御する。印刷機構32は、
例えばインクジェットプリンター、染料熱転写プリンタ
ー、レーザー誘導染料熱転写印刷機構等を含む各種の印
刷機構によって実現されることができる。インクジェッ
ト印刷機構の場合、着色剤は1枚の用紙等のインク受容
体である基体34上に、噴射されるシアン、マゼンタ、
イエロー及びブラック(CMYK)のインクを含むこと
ができる。染料に基づく印刷機構の場合、着色剤は染料
受容体である基体34に、染料供与体から供給されるC
MYKの染料からなる。
【0027】次に、本発明による再較正装置12の操作
及び再較正方法を図1を参照して説明する。再較正手順
を実行するために、プロセッサ14は複数の入力色値C
V1からなる部分集合を選択する。この部分集合は、特
定の画像ファイルから選択されるのではなく、各入力色
値CV1について利用しうる0〜100%の値の強さ範
囲から選択される。多次元色変換LUT20及び色補正
LUT22内の多次元LUTによって入力色値CV1か
ら入力色値CV3を指定した後、プロセッサ14は、線
38で示すように印刷機構32を制御し、基体34に1
又は複数の異なる着色剤を適用させる。印刷機構32は
これにより基体34に複数の異なる色パッチ401〜4
0Nを形成する。
及び再較正方法を図1を参照して説明する。再較正手順
を実行するために、プロセッサ14は複数の入力色値C
V1からなる部分集合を選択する。この部分集合は、特
定の画像ファイルから選択されるのではなく、各入力色
値CV1について利用しうる0〜100%の値の強さ範
囲から選択される。多次元色変換LUT20及び色補正
LUT22内の多次元LUTによって入力色値CV1か
ら入力色値CV3を指定した後、プロセッサ14は、線
38で示すように印刷機構32を制御し、基体34に1
又は複数の異なる着色剤を適用させる。印刷機構32は
これにより基体34に複数の異なる色パッチ401〜4
0Nを形成する。
【0028】色パッチ401〜40Nを形成した後、プロ
セッサ14は測定装置42を作動させる。この測定装置
42は基体34に形成された複数の異なる色パッチ40
1〜40Nの各々について複数の出力色値CV4を測定す
る。例えば、この測定装置42はスイス国のレーゲンズ
ドルフに所在するグレタッグ社から市販されているグレ
タッグ(登録商標)SPM50色測定装置等の外部測定
システムから構成できる。他方、ミシガン州のグランド
ビルに所在するXライト社から市販されているXライト
色濃度計等の濃度計を測定装置42として採用すること
もできる。濃度計を測定装置42として採用した場合、
再較正ソフトウエア内に格納される駆動手段を変更し、
CMY濃度データ又はRGB反射率データをXYZ又は
L*a*b*等のシステムに依存しない色空間に変換する
必要があることに留意すべきである。
セッサ14は測定装置42を作動させる。この測定装置
42は基体34に形成された複数の異なる色パッチ40
1〜40Nの各々について複数の出力色値CV4を測定す
る。例えば、この測定装置42はスイス国のレーゲンズ
ドルフに所在するグレタッグ社から市販されているグレ
タッグ(登録商標)SPM50色測定装置等の外部測定
システムから構成できる。他方、ミシガン州のグランド
ビルに所在するXライト社から市販されているXライト
色濃度計等の濃度計を測定装置42として採用すること
もできる。濃度計を測定装置42として採用した場合、
再較正ソフトウエア内に格納される駆動手段を変更し、
CMY濃度データ又はRGB反射率データをXYZ又は
L*a*b*等のシステムに依存しない色空間に変換する
必要があることに留意すべきである。
【0029】自動化装置として構成した場合、測定装置
42は線44で示すように測定色値CV4をプロセッサ
14に直接出力することができる。他方、ユーザーが測
定色値CV4を記録し、ユーザー側インターフェイスを
介して測定色値CV4をプロセッサ14に入力すること
もできる。プロセッサ14は、線48で示すように参照
色値メモリをアクセスし、線50で示すように参照色値
CV5を読出す。この参照色値CV5は、画像形成システ
ムの較正された状態において各色パッチについて形成さ
れるべき測定色値CV4を表す。較正された状態では、
画像形成システム10の色応答は目的プルーフシステム
の色応答と実質的に一致する。プロセッサ14は、測定
装置42から入力された測定色値CV4と、参照色値メ
モリ46から読出された対応する1つの参照色値CV5
とを比較する。その比較に基づき、プロセッサ14は目
的色応答からの偏差の程度を決定する。
42は線44で示すように測定色値CV4をプロセッサ
14に直接出力することができる。他方、ユーザーが測
定色値CV4を記録し、ユーザー側インターフェイスを
介して測定色値CV4をプロセッサ14に入力すること
もできる。プロセッサ14は、線48で示すように参照
色値メモリをアクセスし、線50で示すように参照色値
CV5を読出す。この参照色値CV5は、画像形成システ
ムの較正された状態において各色パッチについて形成さ
れるべき測定色値CV4を表す。較正された状態では、
画像形成システム10の色応答は目的プルーフシステム
の色応答と実質的に一致する。プロセッサ14は、測定
装置42から入力された測定色値CV4と、参照色値メ
モリ46から読出された対応する1つの参照色値CV5
とを比較する。その比較に基づき、プロセッサ14は目
的色応答からの偏差の程度を決定する。
【0030】プロセッサ14は各測定色値CV4につい
て誤差値を計算する。この誤差値は、参照色値CV5か
らの測定色値CV4の偏差の程度を表している。この誤
差値は、各測定色値CV4と対応する参照色値CV5との
間の個々の誤差値から決定される誤差の二乗平均根(R
MS)の形式をとることができる。プロセッサ14は、
色補正LUT22内の1又は複数の入力色値CV3を調
整するための基礎して誤差値を用い、これにより所望の
目的色応答を実質的に形成するのに十分な状態に画像形
成システム10を再較正する。特に、プロセッサ14
は、所定の、許容しうる程度だけ誤差値を減少させるよ
うに入力色値CV3を決定する。プロセッサ14は測定
色値CV4によって示される画像形成システム10の色
応答関数と、参照色値CV5によって示される目的色応
答関数との間の差によって特徴づけられる誤差関数を用
いて入力色値を決定する。プロセッサ14は誤差関数を
用い、一次元補正によって誤差値を所定の程度だけ減少
させるのに十分な入力色値を決定する。線52で示すよ
うに、プロセッサ14は、次に色補正LUT22をアク
セスし、減少された誤差値を作るのに十分な調整値ΔC
V3によって1又は複数の入力色値CV3を調整する。2
つの関数が同一の画像形成システムに基づいている場
合、1つの色変換関数について計算された調整値は他の
色変換関数にも適用できる点に留意すべきである。しか
し、調整量を保証するために厳格なユーザーによって再
較正のさらに「微調整」が要求される場合、この微調整
は各種の色変換関数を実際に最適化する。色補正LUT
22内の入力色値に対する調整量ΔCV3の計算は、本
発明の属する技術分野において公知の標準誤差最小技術
によって実行されることができる。例えば、最小二乗法
は「推定解析」(PredictionAnalysis)、第3章第27
頁ないし第73頁に述べられているように、適切な調整
量を決定するために用いられることができる。
て誤差値を計算する。この誤差値は、参照色値CV5か
らの測定色値CV4の偏差の程度を表している。この誤
差値は、各測定色値CV4と対応する参照色値CV5との
間の個々の誤差値から決定される誤差の二乗平均根(R
MS)の形式をとることができる。プロセッサ14は、
色補正LUT22内の1又は複数の入力色値CV3を調
整するための基礎して誤差値を用い、これにより所望の
目的色応答を実質的に形成するのに十分な状態に画像形
成システム10を再較正する。特に、プロセッサ14
は、所定の、許容しうる程度だけ誤差値を減少させるよ
うに入力色値CV3を決定する。プロセッサ14は測定
色値CV4によって示される画像形成システム10の色
応答関数と、参照色値CV5によって示される目的色応
答関数との間の差によって特徴づけられる誤差関数を用
いて入力色値を決定する。プロセッサ14は誤差関数を
用い、一次元補正によって誤差値を所定の程度だけ減少
させるのに十分な入力色値を決定する。線52で示すよ
うに、プロセッサ14は、次に色補正LUT22をアク
セスし、減少された誤差値を作るのに十分な調整値ΔC
V3によって1又は複数の入力色値CV3を調整する。2
つの関数が同一の画像形成システムに基づいている場
合、1つの色変換関数について計算された調整値は他の
色変換関数にも適用できる点に留意すべきである。しか
し、調整量を保証するために厳格なユーザーによって再
較正のさらに「微調整」が要求される場合、この微調整
は各種の色変換関数を実際に最適化する。色補正LUT
22内の入力色値に対する調整量ΔCV3の計算は、本
発明の属する技術分野において公知の標準誤差最小技術
によって実行されることができる。例えば、最小二乗法
は「推定解析」(PredictionAnalysis)、第3章第27
頁ないし第73頁に述べられているように、適切な調整
量を決定するために用いられることができる。
【0031】必要な場合、再較正装置12は、画像形成
システム10のユーザーに対して誤差値を表示するよう
に構成できる。再較正の前には、誤差値は、目的色応答
からの画像形成システム10の色応答の偏差を表してい
る。再較正後には、誤差値は、画像形成システム10の
色応答を目的色応答に一致させる再較正手順の効率を示
している。従って、誤差値は、再較正手順の評価とし
て、あるいは正しい色変換関数が使用されたか否かの確
認の方法として用いられることができ、後者の場合は、
画像は画像作成装置から離れた場所で測定される。
システム10のユーザーに対して誤差値を表示するよう
に構成できる。再較正の前には、誤差値は、目的色応答
からの画像形成システム10の色応答の偏差を表してい
る。再較正後には、誤差値は、画像形成システム10の
色応答を目的色応答に一致させる再較正手順の効率を示
している。従って、誤差値は、再較正手順の評価とし
て、あるいは正しい色変換関数が使用されたか否かの確
認の方法として用いられることができ、後者の場合は、
画像は画像作成装置から離れた場所で測定される。
【0032】誤差値の最小化は、画像形成システム10
と目的画像形成システムとの間の色応答の偏差の程度を
減少させる。各着色剤の入力色値CV3についての調整
ΔCV3は、他の着色剤の入力色値の調整とは独立して
行われる。換言すれば、調整は、色補正LUT22の各
次元について、従って画像形成システム10の各色チャ
ンネルについて独立して行われる一次元補正である。し
かし、この明細書において後で説明されるが、一次元補
正は、1つの着色剤の色パッチについての考察だけでな
く、色応答の評価としてより厳格と考えられる多数の着
色剤の色パッチについての考察にも基づくものである。
と目的画像形成システムとの間の色応答の偏差の程度を
減少させる。各着色剤の入力色値CV3についての調整
ΔCV3は、他の着色剤の入力色値の調整とは独立して
行われる。換言すれば、調整は、色補正LUT22の各
次元について、従って画像形成システム10の各色チャ
ンネルについて独立して行われる一次元補正である。し
かし、この明細書において後で説明されるが、一次元補
正は、1つの着色剤の色パッチについての考察だけでな
く、色応答の評価としてより厳格と考えられる多数の着
色剤の色パッチについての考察にも基づくものである。
【0033】本発明による再較正装置及び方法に従って
形成され測定される異なる色パッチ401〜40Nの数
は、既存の較正技術によって必要とされる数よりもはる
かに少ない。少ない色パッチ401〜40N及びその測定
は、十分な色応答の品質を有する迅速で効率のよい再較
正装置12を提供する。本発明による再較正装置12及
び方法によって実現される色応答の品質は、画像形成シ
ステム10の複雑な較正の必要性を除去する。画像形成
システム10の色応答は、目的色応答から限定された値
だけ偏っているように考えられる。従って、画像形成シ
ステム10は、再較正によって目的色応答に迅速に達す
ることができる。画像形成システム10の色応答関数が
目的色応答に対して最小化され、マップ化されないとい
う理由により、他の色空間座標を表す他の色パッチはよ
り精度を高めるために較正手順に附加されることができ
る。
形成され測定される異なる色パッチ401〜40Nの数
は、既存の較正技術によって必要とされる数よりもはる
かに少ない。少ない色パッチ401〜40N及びその測定
は、十分な色応答の品質を有する迅速で効率のよい再較
正装置12を提供する。本発明による再較正装置12及
び方法によって実現される色応答の品質は、画像形成シ
ステム10の複雑な較正の必要性を除去する。画像形成
システム10の色応答は、目的色応答から限定された値
だけ偏っているように考えられる。従って、画像形成シ
ステム10は、再較正によって目的色応答に迅速に達す
ることができる。画像形成システム10の色応答関数が
目的色応答に対して最小化され、マップ化されないとい
う理由により、他の色空間座標を表す他の色パッチはよ
り精度を高めるために較正手順に附加されることができ
る。
【0034】少ない色パッチ401〜40N及びその測定
は、形成される特定の色パッチの注意深い選択によって
可能となる。特に、色パッチ401〜40Nは目的色応答
に対する画像形成システム10の全体的一致を良好に示
すと思われる色空間座標の部分集合をサンプリングして
選択される。本発明による再較正装置12及び方法は画
像形成システム10によってシミュレートされる全ての
目的画像形成システムについて同一の色空間座標をサン
プリングする。色パッチ401〜40Nを形成するために
使用される入力色値CV1は、シミュレートされる各種
の色目的について同一であるが、測定された出力色値C
V4は大きく異なるであろう。
は、形成される特定の色パッチの注意深い選択によって
可能となる。特に、色パッチ401〜40Nは目的色応答
に対する画像形成システム10の全体的一致を良好に示
すと思われる色空間座標の部分集合をサンプリングして
選択される。本発明による再較正装置12及び方法は画
像形成システム10によってシミュレートされる全ての
目的画像形成システムについて同一の色空間座標をサン
プリングする。色パッチ401〜40Nを形成するために
使用される入力色値CV1は、シミュレートされる各種
の色目的について同一であるが、測定された出力色値C
V4は大きく異なるであろう。
【0035】例えば、グラフィック分野における2つの
形式の異なる印刷機は、入力色値CV1について非常に
異なった結果を印刷するように構成されている。1つの
印刷機は10%のドット利得で印刷を行う一方、他方の
印刷機は40%のドット利得で印刷を行う。従って、第
1の印刷機の3/4色調のグレイは第2の印刷機のハイ
ライト色調のグレイに近似するであろう。ここで使用さ
れる「グレイ」の用語は3つ又はそれ以上の着色剤の組
合せによって形成される色をいう。同様に、第1の印刷
機の純粋な赤色はイエローとマゼンタとの間で上手く平
衡されたものである一方、第2の印刷機はその不十分な
重ね印刷効率によってマゼンタ側に大きく偏った純粋赤
色を印刷することとなる。
形式の異なる印刷機は、入力色値CV1について非常に
異なった結果を印刷するように構成されている。1つの
印刷機は10%のドット利得で印刷を行う一方、他方の
印刷機は40%のドット利得で印刷を行う。従って、第
1の印刷機の3/4色調のグレイは第2の印刷機のハイ
ライト色調のグレイに近似するであろう。ここで使用さ
れる「グレイ」の用語は3つ又はそれ以上の着色剤の組
合せによって形成される色をいう。同様に、第1の印刷
機の純粋な赤色はイエローとマゼンタとの間で上手く平
衡されたものである一方、第2の印刷機はその不十分な
重ね印刷効率によってマゼンタ側に大きく偏った純粋赤
色を印刷することとなる。
【0036】従って、本発明による再較正装置12及び
再較正方法は、選択された入力色値CV1に関して色空
間の類似の領域をサンプリングし、シミュレートされる
各種の目的画像形成システムの出力に潜在的に大きな差
があるにもかかわらず、画像形成システム10の再較正
にそのサンプリング結果を使用する。選択された入力色
値CV1の印刷結果は、色画像形成システム10の色変
換LUT20によって常に改良される。本発明による再
較正装置12及び再較正方法は、特定の色画像形成シス
テム10についての測定色値CV4と、目的色応答に対
して視覚的に許容可能な一致が初期に達成される較正さ
れた状態についての参照色値CV5との間の偏差を計算
する。このように、色補正LUT22の複数の一次元L
UTは、LUT20による同一の多次元色変換関数を用
いて色画像形成システム10の元の色応答関数からの変
化を補償するために、その偏差に基づいて調整されるこ
とができる。
再較正方法は、選択された入力色値CV1に関して色空
間の類似の領域をサンプリングし、シミュレートされる
各種の目的画像形成システムの出力に潜在的に大きな差
があるにもかかわらず、画像形成システム10の再較正
にそのサンプリング結果を使用する。選択された入力色
値CV1の印刷結果は、色画像形成システム10の色変
換LUT20によって常に改良される。本発明による再
較正装置12及び再較正方法は、特定の色画像形成シス
テム10についての測定色値CV4と、目的色応答に対
して視覚的に許容可能な一致が初期に達成される較正さ
れた状態についての参照色値CV5との間の偏差を計算
する。このように、色補正LUT22の複数の一次元L
UTは、LUT20による同一の多次元色変換関数を用
いて色画像形成システム10の元の色応答関数からの変
化を補償するために、その偏差に基づいて調整されるこ
とができる。
【0037】図2は、本発明の再較正装置12及び再較
正方法の参照設定モードを示すフローチャートである。
参照設定モードでは、プロセッサ14は、図1に示す参
照色値メモリ46に格納されている参照色値CV5を読
出す。この参照色値CV5は、較正された状態における
画像形成システム10の、複数の異なる色パッチから測
定された色値CV4を表す。参照色値CV5を読出すため
に使用される色パッチは、再較正モードにおいてサンプ
リングされる複数の色パッチを囲んでいる。しかし、こ
の再較正モードは、システムユーザーによって要求され
る精密な色補正に基づき、参照設定モードで使用される
色パッチの全てについて採用されるものではない。
正方法の参照設定モードを示すフローチャートである。
参照設定モードでは、プロセッサ14は、図1に示す参
照色値メモリ46に格納されている参照色値CV5を読
出す。この参照色値CV5は、較正された状態における
画像形成システム10の、複数の異なる色パッチから測
定された色値CV4を表す。参照色値CV5を読出すため
に使用される色パッチは、再較正モードにおいてサンプ
リングされる複数の色パッチを囲んでいる。しかし、こ
の再較正モードは、システムユーザーによって要求され
る精密な色補正に基づき、参照設定モードで使用される
色パッチの全てについて採用されるものではない。
【0038】図2のブロック54で示すように、参照設
定手順は、画像形成システム10の較正された条件で開
始する。画像形成システム10は、従来の較正技術によ
って数値的に及び/又は視覚的に初期に調整されること
ができる。この初期の較正手順は、工場で参照システム
上で行われるか、又は特定の目的画像形成システムに対
して注文に応じて較正された後にユーザー側で行われ
る。使用される較正技術は、多次元LUTの使用を介し
てなされる色変換か又は類似の変換、あるいは、一次元
LUTの調整を伴う色変換である。
定手順は、画像形成システム10の較正された条件で開
始する。画像形成システム10は、従来の較正技術によ
って数値的に及び/又は視覚的に初期に調整されること
ができる。この初期の較正手順は、工場で参照システム
上で行われるか、又は特定の目的画像形成システムに対
して注文に応じて較正された後にユーザー側で行われ
る。使用される較正技術は、多次元LUTの使用を介し
てなされる色変換か又は類似の変換、あるいは、一次元
LUTの調整を伴う色変換である。
【0039】画像形成システム10が較正状態に調整さ
れた後、ブロック56で示すように、色パッチが参照設
定手順で作られる。この色パッチはプロセッサ14によ
って選択された入力色値CV1の部分集合に基づいて形
成される。プロセッサ14は1以上の異なる色パッチ4
01〜40Nが少なくとも2つの異なる着色剤の組合せを
基体34に適用することによって形成されるように、入
力色値CV1の部分集合を選択する。好ましくは、この
部分集合は、また、1以上の異なる色パッチの少なくと
も3つの異なる着色剤の組合せを基体34に適用するこ
とによって形成されるように選択される。2つ、ある場
合には3つの異なる着色剤の組合せの使用によって少な
くとも幾つかの色パッチ401〜40Nを形成する場合、
色応答についての一次元色補正の、着色剤の混合によっ
て形成される二次色及び三次色への影響を解析すること
が可能となる。色パッチ401〜40Nについてサンプリ
ングされた色空間座標は、純粋二次色(純粋赤色、緑色
及び青色)及びハイライト色調、3/4色調及び1/2
色調でバランスされた三次色(三色バランスグレイ)と
必然的に一致する。
れた後、ブロック56で示すように、色パッチが参照設
定手順で作られる。この色パッチはプロセッサ14によ
って選択された入力色値CV1の部分集合に基づいて形
成される。プロセッサ14は1以上の異なる色パッチ4
01〜40Nが少なくとも2つの異なる着色剤の組合せを
基体34に適用することによって形成されるように、入
力色値CV1の部分集合を選択する。好ましくは、この
部分集合は、また、1以上の異なる色パッチの少なくと
も3つの異なる着色剤の組合せを基体34に適用するこ
とによって形成されるように選択される。2つ、ある場
合には3つの異なる着色剤の組合せの使用によって少な
くとも幾つかの色パッチ401〜40Nを形成する場合、
色応答についての一次元色補正の、着色剤の混合によっ
て形成される二次色及び三次色への影響を解析すること
が可能となる。色パッチ401〜40Nについてサンプリ
ングされた色空間座標は、純粋二次色(純粋赤色、緑色
及び青色)及びハイライト色調、3/4色調及び1/2
色調でバランスされた三次色(三色バランスグレイ)と
必然的に一致する。
【0040】入力色値CV1の部分集合の注意深い選択
は、参照設定手順及び再較正手順において少ない色パッ
チ401〜40Nを形成し、測定することを可能とする。
例えば、再較正モードで基体34に形成された色パッチ
401〜40Nは、ユーザーが要求する色補正の精度の程
度によって決定されるように、7つの異なる色パッチ、
8つの異なる色パッチ、19の異なる色パッチあるいは
23の異なる色パッチよりも少ない。しかし、参照設定
モードで形成される色パッチは、再較正モードで選択さ
れる可能性のある色パッチの全てを含み、必要な場合に
は全ての参照色値CV5が読出されることができる。望
ましい場合には、参照設定モード及び再較正モードは、
精度を高めるために色空間の広範なサンプリングができ
るようにさらに他の色パッチを含むことができる。勿
論、他の色パッチはさらに多くの測定を必要とし、参照
設定及び再較正手順の速度を低下させるであろう。
は、参照設定手順及び再較正手順において少ない色パッ
チ401〜40Nを形成し、測定することを可能とする。
例えば、再較正モードで基体34に形成された色パッチ
401〜40Nは、ユーザーが要求する色補正の精度の程
度によって決定されるように、7つの異なる色パッチ、
8つの異なる色パッチ、19の異なる色パッチあるいは
23の異なる色パッチよりも少ない。しかし、参照設定
モードで形成される色パッチは、再較正モードで選択さ
れる可能性のある色パッチの全てを含み、必要な場合に
は全ての参照色値CV5が読出されることができる。望
ましい場合には、参照設定モード及び再較正モードは、
精度を高めるために色空間の広範なサンプリングができ
るようにさらに他の色パッチを含むことができる。勿
論、他の色パッチはさらに多くの測定を必要とし、参照
設定及び再較正手順の速度を低下させるであろう。
【0041】図2は、参照設定及び再較正手順において
CMYKの着色剤を用いて色パッチ401〜40Nを形成
するための入力色値CV1の2つの選択可能な部分集合
を示す。ブロック58で示される第1の部分集合は第2
〜第8の7つの色パッチのみを形成するために選択され
る入力色値CV1を含む。部分集合58において第1の
色パッチは単に基体34の画像形成しない領域の色に一
致し、その結果、C=M=Y=K=0である。従って、
第1の色パッチは基体34に物理的に形成されるには及
ばない。勿論、この第1の色パッチに対応する基体34
の非画像形成領域は測定されることができる。基体34
の画像形成しない領域を測定することは基体に基づき、
色パッチについて測定された色値の標準化の正確さをア
ップさせる。さらに、第1〜第8の各色パッチについて
はK=0である。その結果、ブラックの着色剤はいずれ
の色パッチについても基体に適用するには及ばない。
CMYKの着色剤を用いて色パッチ401〜40Nを形成
するための入力色値CV1の2つの選択可能な部分集合
を示す。ブロック58で示される第1の部分集合は第2
〜第8の7つの色パッチのみを形成するために選択され
る入力色値CV1を含む。部分集合58において第1の
色パッチは単に基体34の画像形成しない領域の色に一
致し、その結果、C=M=Y=K=0である。従って、
第1の色パッチは基体34に物理的に形成されるには及
ばない。勿論、この第1の色パッチに対応する基体34
の非画像形成領域は測定されることができる。基体34
の画像形成しない領域を測定することは基体に基づき、
色パッチについて測定された色値の標準化の正確さをア
ップさせる。さらに、第1〜第8の各色パッチについて
はK=0である。その結果、ブラックの着色剤はいずれ
の色パッチについても基体に適用するには及ばない。
【0042】入力色値CV1の部分集合58は、CMY
Kの着色剤を用い、例えば下記のように選択される。 (i)第2の色パッチは、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=5,M=3,Y=3のレベルのハイライト色調と
なる量だけ用いて形成される。 (ii)第3の色パッチは、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=12,M=8,Y=8のレベルの1/4色調とな
る量だけ用いて形成される。 (iii)第4の色パッチはシアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=39,M=29,Y=29のレベルの1/2色調
となる量だけ用いて形成される。 (iv)第5の色パッチは、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=82,M=73,Y=73のレベルの3/4色調
となる量だけ用いて形成される。 (v)第6の色パッチは、マゼンタ及びイエローの着色
剤の組合せを純正色調となる量だけ用いて形成される。 (vi)第7の色パッチは、シアン及びイエローの着色剤
の組合せを純正色調となる量だけ用いて形成される。 (vii)第8の色パッチは、シアン及びマゼンタの着色
剤の組合せを純正色調となる量だけ用いて形成される。
Kの着色剤を用い、例えば下記のように選択される。 (i)第2の色パッチは、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=5,M=3,Y=3のレベルのハイライト色調と
なる量だけ用いて形成される。 (ii)第3の色パッチは、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=12,M=8,Y=8のレベルの1/4色調とな
る量だけ用いて形成される。 (iii)第4の色パッチはシアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=39,M=29,Y=29のレベルの1/2色調
となる量だけ用いて形成される。 (iv)第5の色パッチは、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの着色剤の組合せを例えば0〜100%の強さレベル
でC=82,M=73,Y=73のレベルの3/4色調
となる量だけ用いて形成される。 (v)第6の色パッチは、マゼンタ及びイエローの着色
剤の組合せを純正色調となる量だけ用いて形成される。 (vi)第7の色パッチは、シアン及びイエローの着色剤
の組合せを純正色調となる量だけ用いて形成される。 (vii)第8の色パッチは、シアン及びマゼンタの着色
剤の組合せを純正色調となる量だけ用いて形成される。
【0043】CMY3色系の場合、上述の色パッチは、
本発明による再較正のために必要最小限の色パッチであ
る。また、ブラックの分解色が存在する場合、C=M=
Y=0、K=5,25,50,75,100の値を測定
するのがまた望ましい。
本発明による再較正のために必要最小限の色パッチであ
る。また、ブラックの分解色が存在する場合、C=M=
Y=0、K=5,25,50,75,100の値を測定
するのがまた望ましい。
【0044】図2のブロック60で示される、第1の部
分集合に代えて選択される第2の部分集合は、第1の部
分集合58及びブロック62で示される入力色値の他の
部分集合の両方を含み、他の部分集合は第9〜第23の
15の色パッチを有する。参照設定モードでは、色パッ
チは再較正モードで使用される可能性のある全ての色パ
ッチについて参照色値CV5を読出すためにこの大きな
部分集合60に基づいて形成される。入力色値CV1の
第2の部分集合60は、より多数の色パッチ、従って色
空間における多数のサンプルを含む。従って、第2の部
分集合60を用いた再較正は精度を高めることができ
る。それにもかかわらず、第2の部分集合60は、依然
として23以下の異なる色パッチの形成と測定とを必要
とする。入力色値CV1の第2の部分集合60は、CM
YKの着色剤を用い、例えば色パッチの部分集合58を
含んで選択され、さらに下記のように選択される。 (viii)第9,10,11,12,13の色パッチは、
各々シアンの着色剤をハイライト色調(例えば、C=
5)、1/4色調(例えば、C=25)、1/2色調
(例えば、C=50)、3/4色調(例えば、C=7
5)、純粋色調(例えば、C=100)となる量だけ用
いて形成される。 (ix)第14、15、16、17、18の色パッチは、
各々マゼンタの着色剤をハイライト色調(例えば、C=
5)、1/4色調(例えば、C=25)、1/2色調
(例えば、C=50)、3/4色調(例えば、C=7
5)、純粋色調(例えば、C=100)となる量だけ用
いて形成される。 (x)第19、20、21、22、23の色パッチは、
各々イエローの着色剤をハイライト色調(例えば、C=
5)、1/4色調(例えば、C=25)、1/2色調
(例えば、C=50)、3/4色調(例えば、C=7
5)、純粋色調(例えば、C=100)となる量だけ用
いて形成される。
分集合に代えて選択される第2の部分集合は、第1の部
分集合58及びブロック62で示される入力色値の他の
部分集合の両方を含み、他の部分集合は第9〜第23の
15の色パッチを有する。参照設定モードでは、色パッ
チは再較正モードで使用される可能性のある全ての色パ
ッチについて参照色値CV5を読出すためにこの大きな
部分集合60に基づいて形成される。入力色値CV1の
第2の部分集合60は、より多数の色パッチ、従って色
空間における多数のサンプルを含む。従って、第2の部
分集合60を用いた再較正は精度を高めることができ
る。それにもかかわらず、第2の部分集合60は、依然
として23以下の異なる色パッチの形成と測定とを必要
とする。入力色値CV1の第2の部分集合60は、CM
YKの着色剤を用い、例えば色パッチの部分集合58を
含んで選択され、さらに下記のように選択される。 (viii)第9,10,11,12,13の色パッチは、
各々シアンの着色剤をハイライト色調(例えば、C=
5)、1/4色調(例えば、C=25)、1/2色調
(例えば、C=50)、3/4色調(例えば、C=7
5)、純粋色調(例えば、C=100)となる量だけ用
いて形成される。 (ix)第14、15、16、17、18の色パッチは、
各々マゼンタの着色剤をハイライト色調(例えば、C=
5)、1/4色調(例えば、C=25)、1/2色調
(例えば、C=50)、3/4色調(例えば、C=7
5)、純粋色調(例えば、C=100)となる量だけ用
いて形成される。 (x)第19、20、21、22、23の色パッチは、
各々イエローの着色剤をハイライト色調(例えば、C=
5)、1/4色調(例えば、C=25)、1/2色調
(例えば、C=50)、3/4色調(例えば、C=7
5)、純粋色調(例えば、C=100)となる量だけ用
いて形成される。
【0045】第1の部分集合58は、再較正手順のため
に8つ以下の異なる色パッチを形成する必要がある。再
較正手順においては、3/4色調バランスのグレイの色
パッチが色応答を測定する場合に決定的でないように考
えられる。そこで、シアン、マゼンタ及びイエローの着
色剤の、3/4色調となる量の組合せの使用によって形
成される、第5の色パッチが取り除かれることができ、
再較正の場合に必要とされる部分集合58の色パッチの
数をさらに7つ以下まで減少させることができる。第5
の色パッチを取り除くことによって精度は多少犠牲にな
るが、色パッチの数をさらに減少させることは効率を上
げる上で価値がある。
に8つ以下の異なる色パッチを形成する必要がある。再
較正手順においては、3/4色調バランスのグレイの色
パッチが色応答を測定する場合に決定的でないように考
えられる。そこで、シアン、マゼンタ及びイエローの着
色剤の、3/4色調となる量の組合せの使用によって形
成される、第5の色パッチが取り除かれることができ、
再較正の場合に必要とされる部分集合58の色パッチの
数をさらに7つ以下まで減少させることができる。第5
の色パッチを取り除くことによって精度は多少犠牲にな
るが、色パッチの数をさらに減少させることは効率を上
げる上で価値がある。
【0046】部分集合58と部分集合62とを比較する
と、部分集合62においては23以下の異なる色パッチ
が再較正手順のために形成されることが必要である。第
1の部分集合58に関し、3/4色調バランスのグレイ
の色パッチは色応答を測定する場合に決定的ではないと
考えられる。そこで、シアン、マゼンタ及びイエローの
着色剤の3/4色調となる量の組合せによって形成され
る第5の色パッチ、及び各々シアン、マゼンタ、イエロ
ーの着色剤の3/4色調となる量の使用にて形成される
第12,17,20の色パッチは取り除かれることがで
き、再較正の場合に必要とされる部分集合60の色パッ
チの数をさらに19以下にまで減少させることができ
る。また、第5,12,17,20の色パッチを取り除
くことによって精度は多少犠牲になるが、効率をアップ
させる上で価値がある。
と、部分集合62においては23以下の異なる色パッチ
が再較正手順のために形成されることが必要である。第
1の部分集合58に関し、3/4色調バランスのグレイ
の色パッチは色応答を測定する場合に決定的ではないと
考えられる。そこで、シアン、マゼンタ及びイエローの
着色剤の3/4色調となる量の組合せによって形成され
る第5の色パッチ、及び各々シアン、マゼンタ、イエロ
ーの着色剤の3/4色調となる量の使用にて形成される
第12,17,20の色パッチは取り除かれることがで
き、再較正の場合に必要とされる部分集合60の色パッ
チの数をさらに19以下にまで減少させることができ
る。また、第5,12,17,20の色パッチを取り除
くことによって精度は多少犠牲になるが、効率をアップ
させる上で価値がある。
【0047】参照設定モードにおいて色パッチが形成さ
れた後、図2のブロック56で示すように、測定装置4
2が作動され、ブロック64で示すように各色パッチか
ら色値CV4が測定される。この測定された色値CV
4は、測定装置42から直接に、又はユーザーのインタ
ーフェイスを介して、ユーザーのシステムからプロセッ
サ14に入力される。このプロセッサ14は、次にブロ
ック66で示すように、較正状態の画像形成システム1
0のための参照色値CV5として参照色値メモリに測定
色値CV4を格納する。再較正モードの間、プロセッサ
14は、格納参照色値CV5を読出し、測定装置42に
よって測定された新しい測定色値CV4と比較する。
れた後、図2のブロック56で示すように、測定装置4
2が作動され、ブロック64で示すように各色パッチか
ら色値CV4が測定される。この測定された色値CV
4は、測定装置42から直接に、又はユーザーのインタ
ーフェイスを介して、ユーザーのシステムからプロセッ
サ14に入力される。このプロセッサ14は、次にブロ
ック66で示すように、較正状態の画像形成システム1
0のための参照色値CV5として参照色値メモリに測定
色値CV4を格納する。再較正モードの間、プロセッサ
14は、格納参照色値CV5を読出し、測定装置42に
よって測定された新しい測定色値CV4と比較する。
【0048】図3は、本発明の再較正装置12及び再較
正方法の再較正モードを示すフローチャートである。プ
ロセッサ14はユーザーの再較正の要求、最後の再較正
から所定時間の経過、又は異なる目的画像形成システム
のシミュレーションのユーザーの要求に基づいて再較正
モードを開始することができる。各場合において、画像
形成システム10は、ブロック68に示すように非較正
状態にあるものと考えられる。非較正状態において、プ
ロセッサ14は、ブロック70に示すように、印刷機構
32を制御して基体34に複数の異なる色パッチを形成
する。
正方法の再較正モードを示すフローチャートである。プ
ロセッサ14はユーザーの再較正の要求、最後の再較正
から所定時間の経過、又は異なる目的画像形成システム
のシミュレーションのユーザーの要求に基づいて再較正
モードを開始することができる。各場合において、画像
形成システム10は、ブロック68に示すように非較正
状態にあるものと考えられる。非較正状態において、プ
ロセッサ14は、ブロック70に示すように、印刷機構
32を制御して基体34に複数の異なる色パッチを形成
する。
【0049】この色パッチは、図2の説明で既に述べた
ように、参照設定モードの間に形成された全て又は幾つ
かの色パッチに一致させることができる。従って、再較
正モードで形成された色パッチ401〜40Nは、参照設
定モードでプロセッサ14によって選択された入力色値
CV1の同一の部分集合の全て又は幾つかに基づくもの
である。例えば、色パッチ401〜40Nは、図2の説明
で既に述べたように、入力色値CV1の第1の部分集合
58又は第2の部分集合60に基づいて形成されること
ができる。他方、より数の少ない又はより数の多い色パ
ッチ401〜40Nは、部分集合58又は60を縮小し又
は拡張することによって形成されることができる。
ように、参照設定モードの間に形成された全て又は幾つ
かの色パッチに一致させることができる。従って、再較
正モードで形成された色パッチ401〜40Nは、参照設
定モードでプロセッサ14によって選択された入力色値
CV1の同一の部分集合の全て又は幾つかに基づくもの
である。例えば、色パッチ401〜40Nは、図2の説明
で既に述べたように、入力色値CV1の第1の部分集合
58又は第2の部分集合60に基づいて形成されること
ができる。他方、より数の少ない又はより数の多い色パ
ッチ401〜40Nは、部分集合58又は60を縮小し又
は拡張することによって形成されることができる。
【0050】簡単化のため、部分集合58及び部分集合
60は、「迅速」再較正モード及び「包括」再較正モー
ドを各々与えるように、システムのユーザーによって選
択されるように設計されることができる。包括再較正モ
ードは、色空間においてデータ点の広範なサンプリング
を与える。そこで、包括再較正モードは、誤差最小化が
色の広範な範囲で行われることにより、正確で高速な収
束性の可能性を高める。しかし、厳格さが要求されない
場合、迅速再較正モードが使用されることができる。迅
速再較正モードによって得られた誤差値が許容範囲内に
ある場合、連続再較正の必要性はないであろう。従っ
て、迅速再較正モードは、各プルーフのための誤差値の
目安を与える再較正又は品質制御のいずれかに使用され
ることができる。しかし、迅速再較正モードが許容しう
る誤差値を与えられない場合、包括再較正モードが開始
されることができる。
60は、「迅速」再較正モード及び「包括」再較正モー
ドを各々与えるように、システムのユーザーによって選
択されるように設計されることができる。包括再較正モ
ードは、色空間においてデータ点の広範なサンプリング
を与える。そこで、包括再較正モードは、誤差最小化が
色の広範な範囲で行われることにより、正確で高速な収
束性の可能性を高める。しかし、厳格さが要求されない
場合、迅速再較正モードが使用されることができる。迅
速再較正モードによって得られた誤差値が許容範囲内に
ある場合、連続再較正の必要性はないであろう。従っ
て、迅速再較正モードは、各プルーフのための誤差値の
目安を与える再較正又は品質制御のいずれかに使用され
ることができる。しかし、迅速再較正モードが許容しう
る誤差値を与えられない場合、包括再較正モードが開始
されることができる。
【0051】色パッチが形成された後、プロセッサ14
は測定装置42を作動させ、図3のブロック72で示す
ように、各色パッチから複数の測定色値CV4を取込
む。プロセッサ14は次にブロック74に示すように、
測定色値CV4の各々を参照色値メモリ46に格納され
た参照色値CV5の対応する1つと比較する。参照色値
CV5に対する測定色値CV4の比較は、画像形成システ
ム10の非較正状態をその較正状態と比較するのに供せ
られる。ブロック76に示すように、プロセッサ14
は、次に測定色値CV4の誤差値を計算する。この誤差
値は、測定色値CV4の参照色値CV5からの偏差を表
す。
は測定装置42を作動させ、図3のブロック72で示す
ように、各色パッチから複数の測定色値CV4を取込
む。プロセッサ14は次にブロック74に示すように、
測定色値CV4の各々を参照色値メモリ46に格納され
た参照色値CV5の対応する1つと比較する。参照色値
CV5に対する測定色値CV4の比較は、画像形成システ
ム10の非較正状態をその較正状態と比較するのに供せ
られる。ブロック76に示すように、プロセッサ14
は、次に測定色値CV4の誤差値を計算する。この誤差
値は、測定色値CV4の参照色値CV5からの偏差を表
す。
【0052】ブロック78に示すように、プロセッサ1
4は、(i)誤差値が所定の許容しうる値と等しいか又
は小さいか、又は、(ii)誤差値が前回の処理で計算さ
れた誤差値と等しいか又は小さいか、を決定する。条件
(i)又は条件(ii)のいずれかが成り立つ場合、分岐
80又はブロック82で示すように、再較正モードは停
止される。条件(i)が成り立つ場合、再較正モードは
目的色応答の許容しうる誤差値範囲内に画像形成システ
ム10を駆動する。しかし、条件(ii)が成り立つ場
合、最も最近の再較正モードの処理は、前回の処理で形
成された誤差値よりも大きな誤差値を形成する。従っ
て、誤差値は、利用される色空間点が与えられて可能な
限り小さく減少され、誤差最小化法が採用されるか、又
は誤差最小化の手順中に誤差が生じる。前者の場合、再
較正モードは停止され、システムのユーザーが変更され
る。
4は、(i)誤差値が所定の許容しうる値と等しいか又
は小さいか、又は、(ii)誤差値が前回の処理で計算さ
れた誤差値と等しいか又は小さいか、を決定する。条件
(i)又は条件(ii)のいずれかが成り立つ場合、分岐
80又はブロック82で示すように、再較正モードは停
止される。条件(i)が成り立つ場合、再較正モードは
目的色応答の許容しうる誤差値範囲内に画像形成システ
ム10を駆動する。しかし、条件(ii)が成り立つ場
合、最も最近の再較正モードの処理は、前回の処理で形
成された誤差値よりも大きな誤差値を形成する。従っ
て、誤差値は、利用される色空間点が与えられて可能な
限り小さく減少され、誤差最小化法が採用されるか、又
は誤差最小化の手順中に誤差が生じる。前者の場合、再
較正モードは停止され、システムのユーザーが変更され
る。
【0053】条件(i)及び条件(ii)のいずれもが成
り立たない場合、ブロック84で示すように、再較正モ
ードは進行される。プロセッサ14はブロック86で示
すように誤差値を最小にするように処理し、ブロック8
8で示すように最小化された誤差値に基づいて色補正L
UT22内の1以上の入力色値CV3を調整する。プロ
セッサ14は、着色剤の各々について、他の着色剤につ
いての入力色値を調整とは独立して入力色値CV3を調
整する。従って、調整は一次元であるが、全ての色チャ
ンネルについての合成値として計算された誤差値として
信頼できる。分岐90で示すように、再較正モードの工
程は次に繰り返され、新しく調整された入力色値CV3
に基づいて色パッチの形成が開始される。この繰り返し
プロセスは、ブロック78の一方の条件、例えば(i)
誤差値が所定の許容しうる値と等しいか又は小さいか、
又は、(ii)誤差値が前回の処理で形成された誤差値と
等しいか又は小さい、という条件が満足されるまで継続
される。
り立たない場合、ブロック84で示すように、再較正モ
ードは進行される。プロセッサ14はブロック86で示
すように誤差値を最小にするように処理し、ブロック8
8で示すように最小化された誤差値に基づいて色補正L
UT22内の1以上の入力色値CV3を調整する。プロ
セッサ14は、着色剤の各々について、他の着色剤につ
いての入力色値を調整とは独立して入力色値CV3を調
整する。従って、調整は一次元であるが、全ての色チャ
ンネルについての合成値として計算された誤差値として
信頼できる。分岐90で示すように、再較正モードの工
程は次に繰り返され、新しく調整された入力色値CV3
に基づいて色パッチの形成が開始される。この繰り返し
プロセスは、ブロック78の一方の条件、例えば(i)
誤差値が所定の許容しうる値と等しいか又は小さいか、
又は、(ii)誤差値が前回の処理で形成された誤差値と
等しいか又は小さい、という条件が満足されるまで継続
される。
【0054】本発明の再較正装置12及び再較正方法
は、画像形成システム10についての多数の仮定に基づ
いている。この仮定は、最適化される必要のある色空間
領域の最部分集合数の決定を可能とし、置換された色チ
ャンネルの調整値の全てを物理的に測定することなく色
空間領域上の色チャンネルの線形性を変更することによ
る影響を予想することを可能とする。この仮定は、例え
ば少ない色パッチが形成され、測定が行われる等の使用
の容易性と、例えば再較正の結果としての目的色応答か
らの小さな偏差等の正確さとの間のバランスを与える。
仮定(a)〜(f)は下記のように要約されることができ
る。 (a)画像形成システム10は、目的画像形成システム
をシミュレートするために重要な色変換を採用する。こ
の「重要な」色変換とは、例えば画像形成システム10
によって目的とされる原色のシミュレーションが他の原
色について原色のかなりの汚染を必要としていることを
意味する。この汚染は例えば20%の程度であろう。 (b)基体材料、着色剤の材料あるいは機器の相違によ
る色応答における主要な変化は、シアン、マゼンタ、イ
エロー及びブラック等の異なる着色剤の色調対応の変化
によって明らかにされる。各着色剤についての色調対応
の変化は、例えばある領域において+−15%と同程度
に高い。 (c)赤色、緑色、青色、グレイ等を形成するために組
み合わされる、CMYK等の色チャンネル間の相互反応
における変化に起因する色応答における変化は、上述の
仮定(b)で述べた色調対応における変化に比して小さ
い。色チャンネル間の相互反応に起因する色応答におけ
る「小さな」変化は例えば約3〜6ΔE程度であろう。 (d)色チャンネルのスペクトル反射率における変化に
起因する色応答の変化は上述の仮定(b)で述べた色調
対応における変化に比して小さい。また、スペクトル反
射率における変化に起因する色応答の「小さな」変化
は、例えば約3〜6ΔE程度であろう。 (e)ドリフトに起因する各着色剤の色調対応における
変化は、グレイの入力色値の関数として滑らかである。
従って、グレイの入力色値からかなり離間した幾つかの
サンプリング点は、画像形成システム10の色応答関数
におけるシフトを良好に示すであろう。 (f)採用される色変化関数は、C=M=Y=0,K>
0が入力される場合、優勢な出力色チャンネルが20%
未満のCMY混合を有するKであるという特性を有す
る。上述の関係についてKが優勢であるということは、
Kが、上述の本発明の再較正装置12及び再較正方法に
よって用いられる数学的により複雑な誤差最小化技術に
代え、標準線形化技術を用いて再較正されることができ
ることを保証する。
は、画像形成システム10についての多数の仮定に基づ
いている。この仮定は、最適化される必要のある色空間
領域の最部分集合数の決定を可能とし、置換された色チ
ャンネルの調整値の全てを物理的に測定することなく色
空間領域上の色チャンネルの線形性を変更することによ
る影響を予想することを可能とする。この仮定は、例え
ば少ない色パッチが形成され、測定が行われる等の使用
の容易性と、例えば再較正の結果としての目的色応答か
らの小さな偏差等の正確さとの間のバランスを与える。
仮定(a)〜(f)は下記のように要約されることができ
る。 (a)画像形成システム10は、目的画像形成システム
をシミュレートするために重要な色変換を採用する。こ
の「重要な」色変換とは、例えば画像形成システム10
によって目的とされる原色のシミュレーションが他の原
色について原色のかなりの汚染を必要としていることを
意味する。この汚染は例えば20%の程度であろう。 (b)基体材料、着色剤の材料あるいは機器の相違によ
る色応答における主要な変化は、シアン、マゼンタ、イ
エロー及びブラック等の異なる着色剤の色調対応の変化
によって明らかにされる。各着色剤についての色調対応
の変化は、例えばある領域において+−15%と同程度
に高い。 (c)赤色、緑色、青色、グレイ等を形成するために組
み合わされる、CMYK等の色チャンネル間の相互反応
における変化に起因する色応答における変化は、上述の
仮定(b)で述べた色調対応における変化に比して小さ
い。色チャンネル間の相互反応に起因する色応答におけ
る「小さな」変化は例えば約3〜6ΔE程度であろう。 (d)色チャンネルのスペクトル反射率における変化に
起因する色応答の変化は上述の仮定(b)で述べた色調
対応における変化に比して小さい。また、スペクトル反
射率における変化に起因する色応答の「小さな」変化
は、例えば約3〜6ΔE程度であろう。 (e)ドリフトに起因する各着色剤の色調対応における
変化は、グレイの入力色値の関数として滑らかである。
従って、グレイの入力色値からかなり離間した幾つかの
サンプリング点は、画像形成システム10の色応答関数
におけるシフトを良好に示すであろう。 (f)採用される色変化関数は、C=M=Y=0,K>
0が入力される場合、優勢な出力色チャンネルが20%
未満のCMY混合を有するKであるという特性を有す
る。上述の関係についてKが優勢であるということは、
Kが、上述の本発明の再較正装置12及び再較正方法に
よって用いられる数学的により複雑な誤差最小化技術に
代え、標準線形化技術を用いて再較正されることができ
ることを保証する。
【0055】後述の数学的説明は、本発明の再較正装置
12及び再較正方法によって実行される誤差最小化手順
の説明のための基礎を与える。幾つかのタイプの多次元
色変換は、画像形成システム10内で行われて目的画像
形成システムの色応答をシミュレートする。後述の説明
において、F2(x)は目的画像形成システムの色応答関
数を表し、F1(x)は画像形成システム10の色応答関
数を表す。関数F1(x)を関数F2(x)に変換する色変
換関数T(x)の一般式は次のように表現できる。 F2(x)=F1(T(x)) (1) ここで、 x =(C,M,Y,K) (2) F(x)=(L*(x),a*(x),b*(x)) (3) T(x)=(c'(x),m'(x),y'(x),k'(x)) (4) 上述の式における概略の形式の使用は、色空間ベクトル
関数又は値を示す。上述の式におけるL*,a*,b*の
使用は、純粋に例示であり、X,Y,Z等のシステムに
依存しない他の色空間座標の採用を制限する意味ではな
いことに留意すべきである。式(1)に関連して、画像
形成システム10は、多次元変換の採用によって較正さ
れ、シミュレートされる目的画像形成システムと視覚的
に許容しうる程度に一致されている、と仮定される。
12及び再較正方法によって実行される誤差最小化手順
の説明のための基礎を与える。幾つかのタイプの多次元
色変換は、画像形成システム10内で行われて目的画像
形成システムの色応答をシミュレートする。後述の説明
において、F2(x)は目的画像形成システムの色応答関
数を表し、F1(x)は画像形成システム10の色応答関
数を表す。関数F1(x)を関数F2(x)に変換する色変
換関数T(x)の一般式は次のように表現できる。 F2(x)=F1(T(x)) (1) ここで、 x =(C,M,Y,K) (2) F(x)=(L*(x),a*(x),b*(x)) (3) T(x)=(c'(x),m'(x),y'(x),k'(x)) (4) 上述の式における概略の形式の使用は、色空間ベクトル
関数又は値を示す。上述の式におけるL*,a*,b*の
使用は、純粋に例示であり、X,Y,Z等のシステムに
依存しない他の色空間座標の採用を制限する意味ではな
いことに留意すべきである。式(1)に関連して、画像
形成システム10は、多次元変換の採用によって較正さ
れ、シミュレートされる目的画像形成システムと視覚的
に許容しうる程度に一致されている、と仮定される。
【0056】次に、変化又はシフトが、画像形成システ
ム10の色応答関数において生じたと仮定する。このシ
フトは、画像形成に使用される材料又は機器における変
化、あるいは2つの同じ形式のシステムにおけるシステ
ム交換に起因して起こる。上述の各種の仮定が画像形成
システム10について妥当である場合、本発明による各
独立色チャンネルの入力色値CV3の一次元補正は、上
述の式(1)によって表される元の較正と実質的に同一
の結果を達成するのに十分である。
ム10の色応答関数において生じたと仮定する。このシ
フトは、画像形成に使用される材料又は機器における変
化、あるいは2つの同じ形式のシステムにおけるシステ
ム交換に起因して起こる。上述の各種の仮定が画像形成
システム10について妥当である場合、本発明による各
独立色チャンネルの入力色値CV3の一次元補正は、上
述の式(1)によって表される元の較正と実質的に同一
の結果を達成するのに十分である。
【0057】変換T(x)による較正が十分に行われた
後には、F1(x)は再び画像形成システム10の元の色
応答関数とする。換言すれば、画像形成システム10の
較正された状態では、F1(x)はF2(x)と等しい。F
1'(x)は材料又は機器の変更に起因する画像形成シス
テム10の色応答関数とする。その変化及びドリフトは
次のように調整された色応答を形成することによって補
正されることができる。 F1(x)≠F1'(x) (5) F1(x)≒F'(LUT(T(x),a)) (6) ここで、LUT(x,a)は独立色チャンネルに適用され
る一次元LUTであり、下記の形式を有する。 LUT(x,a)= (c'(c,ac),m'(m,am),y'(y,ay),k'(k,ak)) (7) また、ベクトルaは、特定の色空間座標での色補正LU
T22内の入力色値CV3に適用される調整量を示す調
整量パラメータ群を決定する。
後には、F1(x)は再び画像形成システム10の元の色
応答関数とする。換言すれば、画像形成システム10の
較正された状態では、F1(x)はF2(x)と等しい。F
1'(x)は材料又は機器の変更に起因する画像形成シス
テム10の色応答関数とする。その変化及びドリフトは
次のように調整された色応答を形成することによって補
正されることができる。 F1(x)≠F1'(x) (5) F1(x)≒F'(LUT(T(x),a)) (6) ここで、LUT(x,a)は独立色チャンネルに適用され
る一次元LUTであり、下記の形式を有する。 LUT(x,a)= (c'(c,ac),m'(m,am),y'(y,ay),k'(k,ak)) (7) また、ベクトルaは、特定の色空間座標での色補正LU
T22内の入力色値CV3に適用される調整量を示す調
整量パラメータ群を決定する。
【0058】画像形成システム10によって形成された
二次誤差、例えば着色剤の混合によって形成される色の
誤差が事実上ゼロであり、測定手段が完全に正確である
場合、式(5)及び(6)は近似というよりむしろ完全に
等しくなる。これはまた、従来の線形化が色応答関数を
補正するのに十分であることを含む。しかし、二次誤差
の大きさが3〜6ΔE又はそれ以上である場合、式
(5)及び(6)は近似にとどまるものでなければならな
い。色値CV4の測定に使用される装置の誤差は測定さ
れる色パッチの系統的な不均一さによって起こる誤差が
附加され、式(5)及び(6)をさらに不等とする。従っ
て、従来の一次元線形化は色応答関数を十分に補正する
ことができないことが分かる。
二次誤差、例えば着色剤の混合によって形成される色の
誤差が事実上ゼロであり、測定手段が完全に正確である
場合、式(5)及び(6)は近似というよりむしろ完全に
等しくなる。これはまた、従来の線形化が色応答関数を
補正するのに十分であることを含む。しかし、二次誤差
の大きさが3〜6ΔE又はそれ以上である場合、式
(5)及び(6)は近似にとどまるものでなければならな
い。色値CV4の測定に使用される装置の誤差は測定さ
れる色パッチの系統的な不均一さによって起こる誤差が
附加され、式(5)及び(6)をさらに不等とする。従っ
て、従来の一次元線形化は色応答関数を十分に補正する
ことができないことが分かる。
【0059】しかし、本発明による調整量パラメータa
を注意深く選択することにより、色応答関数は最小数の
色空間の測定によって補正されることができる。このパ
ラメータaの選択は、正確な再較正のために測定される
色空間の決定的領域の選択に関連する。上述の仮定
(a)〜(f)に関し、デジタル式の色プルーフの分野に
おける色の科学と経験は、最適化されるために色空間の
決定パラメータの選択に適用されることができる。
を注意深く選択することにより、色応答関数は最小数の
色空間の測定によって補正されることができる。このパ
ラメータaの選択は、正確な再較正のために測定される
色空間の決定的領域の選択に関連する。上述の仮定
(a)〜(f)に関し、デジタル式の色プルーフの分野に
おける色の科学と経験は、最適化されるために色空間の
決定パラメータの選択に適用されることができる。
【0060】特に、ハイライト色調から3/4色調まで
の領域では画像形成システム10の較正された状態で得
られるグレイバランスと同一のグレイバランスを得るこ
とは最も決定的である。換言すれば、最適な色応答が得
られる場合、CMY等の着色剤の各値に一次元補正を適
用することは、三色グレイのL*a*b*を画像形成シス
テム10の較正された状態でのこれらの領域で測定され
る値と可能な限り類似させることとなる。従って、ベク
トルaによって決定される色空間パラメータは、ハイラ
イト色調から少なくとも1/2色調まで、好ましくは3
/4色調までの三次色空間領域を含むべきである。この
ハイライト色調から3/4色調までの領域は、正確なグ
レイバランスのためには、グレイからの離間に対する人
間の目の高い敏感性に起因して最も決定的であると考え
られる。
の領域では画像形成システム10の較正された状態で得
られるグレイバランスと同一のグレイバランスを得るこ
とは最も決定的である。換言すれば、最適な色応答が得
られる場合、CMY等の着色剤の各値に一次元補正を適
用することは、三色グレイのL*a*b*を画像形成シス
テム10の較正された状態でのこれらの領域で測定され
る値と可能な限り類似させることとなる。従って、ベク
トルaによって決定される色空間パラメータは、ハイラ
イト色調から少なくとも1/2色調まで、好ましくは3
/4色調までの三次色空間領域を含むべきである。この
ハイライト色調から3/4色調までの領域は、正確なグ
レイバランスのためには、グレイからの離間に対する人
間の目の高い敏感性に起因して最も決定的であると考え
られる。
【0061】3/4色調から最も純粋な色調までの領域
においては、赤色、緑色及び青色について画像形成シス
テム10の較正された状態で得られる色と同一の色を得
ることは最も決定的である。換言すれば、CMY等の着
色剤の各値に一次元補正を適用することは、赤色、緑色
及び青色のL*a*b*を画像形成システム10の較正さ
れた状態でのこれらの領域で測定される値と可能な限り
類似させることとなる。従って、ベクトルaによって決
定される色空間パラメータは、また基本的色領域を含む
べきである。C=M=Y=100%における僅かな誤差
は色の暗色性に起因して人間の目には認識され難いが、
例えば赤色中のイエロー及びマゼンタの不均衡は認識さ
れやすい、という理由により、純粋色領域での3/4色
調は、赤色、緑色及び青色については最も決定的である
と考えられる。少しのグレイを取り除いた(GCR)を
用いる用途の場合、3/4色調のグレイはまた特に暗褐
色の場合に重要である。
においては、赤色、緑色及び青色について画像形成シス
テム10の較正された状態で得られる色と同一の色を得
ることは最も決定的である。換言すれば、CMY等の着
色剤の各値に一次元補正を適用することは、赤色、緑色
及び青色のL*a*b*を画像形成システム10の較正さ
れた状態でのこれらの領域で測定される値と可能な限り
類似させることとなる。従って、ベクトルaによって決
定される色空間パラメータは、また基本的色領域を含む
べきである。C=M=Y=100%における僅かな誤差
は色の暗色性に起因して人間の目には認識され難いが、
例えば赤色中のイエロー及びマゼンタの不均衡は認識さ
れやすい、という理由により、純粋色領域での3/4色
調は、赤色、緑色及び青色については最も決定的である
と考えられる。少しのグレイを取り除いた(GCR)を
用いる用途の場合、3/4色調のグレイはまた特に暗褐
色の場合に重要である。
【0062】ベクトルaによって決定される色空間パラ
メータの最適化は、K>0、C=M=Y=0の色パッチ
について式(6)を適用してブラックを分解単色チャン
ネルの再較正することにより行われることができる。し
かし、GCRが変換T(x)の一部として3色グレイに
適用される場合、標準線形化技術等の開始により独立色
チャンネルの色応答関数に基づいて最小にCMYKが最
適化されるべきである。ブラックが較正の許容範囲内に
ある場合、パラメータaの調整量によって混合色領域を
最適化することは後述のように行われるべきである。
メータの最適化は、K>0、C=M=Y=0の色パッチ
について式(6)を適用してブラックを分解単色チャン
ネルの再較正することにより行われることができる。し
かし、GCRが変換T(x)の一部として3色グレイに
適用される場合、標準線形化技術等の開始により独立色
チャンネルの色応答関数に基づいて最小にCMYKが最
適化されるべきである。ブラックが較正の許容範囲内に
ある場合、パラメータaの調整量によって混合色領域を
最適化することは後述のように行われるべきである。
【0063】所定のCMYK値のN個の色パッチの集合
を考える。関数F1(T(xi))は較正された状態にお
ける画像形成システム10の“i”の色パッチについて
の元のL*a*b*の値を表すものとする。同様に、関数
F1'(T(xi))は較正されない状態における画像形成
システム10の“i”の色パッチについての元のL*a*
b*の値を表すものとする。パラメータaは、誤差関数
の最小化によって現在のシステムについて見つけられる
ことができる。第1に、パラメータaは較正されていな
い、一定であるパラメータa0から分離され、パラメー
タ変動量Δaは画像形成システム10をその較正状態に
復帰させるために必要である。従って、パラメータaは
下記のように表すことができる。 a=a0+Δa (8) そこで、誤差関数はi=1〜Nとして下記のように表す
ことができる。 Err(Δa)= Σi(F1(T(xi))−F1'(LUT(T(xi),a0+Δa)))2 (9) パラメータ調整量の数が測定すべき色パッチの数より少
ないか等しい限り、誤差関数を最小化させることのでき
る唯一のパラメータaの集合が存在するであろう。この
最小化を行う多くの標準方法があり、例えば誤差二乗最
小化及び多線形回帰等である。かかる最小化方法は単に
例示であり、他の合理的な誤差関数を選択することもで
きることに留意すべきである。また、a0は元の較正さ
れたシステムにおいて使用される調整値であって、この
場合のF1(T(x)) が実際はF1(LUT(T
(x),a0)) であるか、又はa0は再較正手順の前回
の繰り返し処理から得られた値である。前者の例は、ユ
ーザーが前回の較正された状態の調整量から所望の参照
データの集合を作り出す状況である。所望の参照データ
の集合はユーザーによって作られた特定のプルーフと一
致している。
を考える。関数F1(T(xi))は較正された状態にお
ける画像形成システム10の“i”の色パッチについて
の元のL*a*b*の値を表すものとする。同様に、関数
F1'(T(xi))は較正されない状態における画像形成
システム10の“i”の色パッチについての元のL*a*
b*の値を表すものとする。パラメータaは、誤差関数
の最小化によって現在のシステムについて見つけられる
ことができる。第1に、パラメータaは較正されていな
い、一定であるパラメータa0から分離され、パラメー
タ変動量Δaは画像形成システム10をその較正状態に
復帰させるために必要である。従って、パラメータaは
下記のように表すことができる。 a=a0+Δa (8) そこで、誤差関数はi=1〜Nとして下記のように表す
ことができる。 Err(Δa)= Σi(F1(T(xi))−F1'(LUT(T(xi),a0+Δa)))2 (9) パラメータ調整量の数が測定すべき色パッチの数より少
ないか等しい限り、誤差関数を最小化させることのでき
る唯一のパラメータaの集合が存在するであろう。この
最小化を行う多くの標準方法があり、例えば誤差二乗最
小化及び多線形回帰等である。かかる最小化方法は単に
例示であり、他の合理的な誤差関数を選択することもで
きることに留意すべきである。また、a0は元の較正さ
れたシステムにおいて使用される調整値であって、この
場合のF1(T(x)) が実際はF1(LUT(T
(x),a0)) であるか、又はa0は再較正手順の前回
の繰り返し処理から得られた値である。前者の例は、ユ
ーザーが前回の較正された状態の調整量から所望の参照
データの集合を作り出す状況である。所望の参照データ
の集合はユーザーによって作られた特定のプルーフと一
致している。
【0064】Δa1がパラメータaに対する調整量であ
り、誤差関数の最小値を招来する場合、誤差関数は下記
のように表される。 Err(Δa1)=Minimum(Err(Δa)) (10) パラメータa1=a0+Δa1の値が決定された後、新し
い色パッチの集合が、色補正関数LUT(x,a1)で調
整された入力色値CV3を用いて形成されることができ
る。従って、新しい色パッチの集合が形成される前に、
色補正LUT22内に含まれる入力色値CV3はベクト
ルaに従って調整される。前回の測定に対応して色パッ
チが測定された後、誤差関数Err(Δa)の新しい値
が、a0のa1への置き換えと全てのΔa0値の0への設
定によって計算されることができる。誤算関数の値が十
分に小さいと考えられる場合、再較正は完全であって成
功である。誤差値が減少されたが未だ許容しえない場
合、上述の手順が繰り返される。しかし、誤差値が予想
に反して増加した場合、システムのユーザーが変更さ
れ、再較正手順は停止される。この再較正手順は、必要
とされる補正の計算に使用される色モデルの不正確さに
起因してしばしば何回か繰り返されることを必要とす
る。システムが色チャンネルにおける一次元補正に上手
く応答するか否かを、色モデルが良好に想定するように
なれば、繰り返しの回数は減少される。
り、誤差関数の最小値を招来する場合、誤差関数は下記
のように表される。 Err(Δa1)=Minimum(Err(Δa)) (10) パラメータa1=a0+Δa1の値が決定された後、新し
い色パッチの集合が、色補正関数LUT(x,a1)で調
整された入力色値CV3を用いて形成されることができ
る。従って、新しい色パッチの集合が形成される前に、
色補正LUT22内に含まれる入力色値CV3はベクト
ルaに従って調整される。前回の測定に対応して色パッ
チが測定された後、誤差関数Err(Δa)の新しい値
が、a0のa1への置き換えと全てのΔa0値の0への設
定によって計算されることができる。誤算関数の値が十
分に小さいと考えられる場合、再較正は完全であって成
功である。誤差値が減少されたが未だ許容しえない場
合、上述の手順が繰り返される。しかし、誤差値が予想
に反して増加した場合、システムのユーザーが変更さ
れ、再較正手順は停止される。この再較正手順は、必要
とされる補正の計算に使用される色モデルの不正確さに
起因してしばしば何回か繰り返されることを必要とす
る。システムが色チャンネルにおける一次元補正に上手
く応答するか否かを、色モデルが良好に想定するように
なれば、繰り返しの回数は減少される。
【0065】本発明の再較正装置及び方法は、線形化あ
るいは完全較正等の既存の技術を越えた多数の利点を与
える。第1に、本発明の再較正方法は、決定的色パッチ
の高度に選択された群について実行されることができ
る。線形化は単に分解色チャンネルの色応答関数を最適
化する。色チャンネルは一般にグレイ、赤色、緑色及び
青色に比して非決定的な色を表す。第2に、決定的色パ
ッチの色値は制御パラメータaの設計に関連することな
く選択されることができる。示されたように、CMYK
の各色チャンネルを補正するための制御ポイントは5
%、25%、50%、75%及び90%に設定されるこ
とができる。しかし、この決定的色パッチは、(C,
M,Y)の%で例えば(5,3,3)、(38,29,
29)等の入力値を用い、較正されたシステムのために
グレイバランスに近似するように決定される。誤差の最
小化は、制御ポイント“a”のための最適値が設計され
た色パッチについて最適なL*a*b*の値を生じさせる
ことを保証する。代表的には、線形化は、制御パラメー
タの部分で正確に行われるように測定を必要とする。第
3に、測定されるべき色パッチの数は、変換を行うため
の他の既存の較正手順によって必要とされる数(しばし
ば1000の測定数となるが)に比して複数のオーダー
で少なくできる。色パッチの数を減少させることは、最
も決定的な色空間領域のみに含まれる特定の色パッチを
注意深く選択することにより可能とできる。第4に、再
較正手順が実行される毎に、Δaが計算される前に誤差
値が得られる。この誤差値は、システムの再較正が当初
行われた較正に比してどの程度十分に行われたかを客観
的で数値的な評価として利用されることができる。従っ
て、本発明の再較正装置及び方法は、aによって決定さ
れるパラメータを最適化するだけではなく、かかる最適
化によって形成される色の品質を自己評価する。
るいは完全較正等の既存の技術を越えた多数の利点を与
える。第1に、本発明の再較正方法は、決定的色パッチ
の高度に選択された群について実行されることができ
る。線形化は単に分解色チャンネルの色応答関数を最適
化する。色チャンネルは一般にグレイ、赤色、緑色及び
青色に比して非決定的な色を表す。第2に、決定的色パ
ッチの色値は制御パラメータaの設計に関連することな
く選択されることができる。示されたように、CMYK
の各色チャンネルを補正するための制御ポイントは5
%、25%、50%、75%及び90%に設定されるこ
とができる。しかし、この決定的色パッチは、(C,
M,Y)の%で例えば(5,3,3)、(38,29,
29)等の入力値を用い、較正されたシステムのために
グレイバランスに近似するように決定される。誤差の最
小化は、制御ポイント“a”のための最適値が設計され
た色パッチについて最適なL*a*b*の値を生じさせる
ことを保証する。代表的には、線形化は、制御パラメー
タの部分で正確に行われるように測定を必要とする。第
3に、測定されるべき色パッチの数は、変換を行うため
の他の既存の較正手順によって必要とされる数(しばし
ば1000の測定数となるが)に比して複数のオーダー
で少なくできる。色パッチの数を減少させることは、最
も決定的な色空間領域のみに含まれる特定の色パッチを
注意深く選択することにより可能とできる。第4に、再
較正手順が実行される毎に、Δaが計算される前に誤差
値が得られる。この誤差値は、システムの再較正が当初
行われた較正に比してどの程度十分に行われたかを客観
的で数値的な評価として利用されることができる。従っ
て、本発明の再較正装置及び方法は、aによって決定さ
れるパラメータを最適化するだけではなく、かかる最適
化によって形成される色の品質を自己評価する。
【0066】従来の線形化は、色空間の各次元の応答を
独立して最適化する傾向にある。しかし、ハイライト色
調から1/2色調の3色グレイ、純粋赤色、純粋緑色、
純粋青色等の決定的色空間領域は、画像形成システム1
0及び目的画像形成システムの両色空間で非常に異な
る。本発明の再較正装置12及び方法は、元の色空間で
はなく、色変換後の目的画像形成システムの色空間等の
目的色空間をサンプリングすることによって決定的色空
間領域を考慮している。このアプローチは、目的画像形
成システムの挙動を近似する傾向にある。
独立して最適化する傾向にある。しかし、ハイライト色
調から1/2色調の3色グレイ、純粋赤色、純粋緑色、
純粋青色等の決定的色空間領域は、画像形成システム1
0及び目的画像形成システムの両色空間で非常に異な
る。本発明の再較正装置12及び方法は、元の色空間で
はなく、色変換後の目的画像形成システムの色空間等の
目的色空間をサンプリングすることによって決定的色空
間領域を考慮している。このアプローチは、目的画像形
成システムの挙動を近似する傾向にある。
【0067】次に、誤差最小化手順を詳細に説明する。
誤差最小化のための上述の数式(5)〜(10)に関し
て、最適化のために変動しうる要素は関数F1'(LUT
(T(xi),a0+Δa)))である。この関数は、較
正されていないシステムについて測定色値L*a*b*が
どの程度の変動量Δaで変化するかを示す。この関数は
種々の方法で特徴づけられ、近似されることかできる。
1つの方法は、物理的画像形成システムに関して数学的
モデルを作ることである。しかし、これは非中間調の処
理については一般的に困難である。
誤差最小化のための上述の数式(5)〜(10)に関し
て、最適化のために変動しうる要素は関数F1'(LUT
(T(xi),a0+Δa)))である。この関数は、較
正されていないシステムについて測定色値L*a*b*が
どの程度の変動量Δaで変化するかを示す。この関数は
種々の方法で特徴づけられ、近似されることかできる。
1つの方法は、物理的画像形成システムに関して数学的
モデルを作ることである。しかし、これは非中間調の処
理については一般的に困難である。
【0068】値a0及びΔaが一次元LUTにおいてと
りうる値に比して小さい、例えば100%よりはるかに
小さい場合、関数F1'(LUT(T(xi),a0+Δ
a)))は下記のように表現し直すことができる。 F1'(LUT(T(xi),a0+Δa)))= F1'( LUT(T(xi),a0)+ΔF1'(Δa) (11) ここで、 ΔF1'(Δa)≒ F1(LUT(T(xi),a0+Δa))−F1(LUT(T(xi),a0)) (12) このモデルは近似式であるので、1回以上の繰り返しが
必要とされる。何らかの偏差が発生する以前の色応答関
数を表す元の色応答関数F1(x)は、出力応答がどの程
度のΔaでもって変化したかを評価するために、偏差が
発生した後の色応答関数を表すF1'(x)の代わりに用
いられる。元の色応答関数F1(x)は非常に多くのデー
タ量が較正された状態で存在し、その時の特定の点で色
応答関数を特徴づけるという理由により、使用されるこ
とができる。他方、F1'(x)のための新しいモデルは
最新のデータに基づいて工夫されることができるが、F
1(x)についての元のデータをも使用させる。F1(x)
は、補間された多次元参照テーブル(CMYK→L*a*
b*)であるか、又は多次元的スプライン式又は多項式
の形式をなす。F1(x)は、(C,M,Y,K)に対す
るL*a*b*の関連性を評価する補間関数である一方、
F1'(LUT(T(xi),a0))が第iの色パッチに
関連する較正されていないL*a*b*の実際のデータを
示すように、式F1(LUT(T(xi),a0))は第i
の色パッチに関連する較正されたL*a*b*の実際に測
定された参照データを示す。
りうる値に比して小さい、例えば100%よりはるかに
小さい場合、関数F1'(LUT(T(xi),a0+Δ
a)))は下記のように表現し直すことができる。 F1'(LUT(T(xi),a0+Δa)))= F1'( LUT(T(xi),a0)+ΔF1'(Δa) (11) ここで、 ΔF1'(Δa)≒ F1(LUT(T(xi),a0+Δa))−F1(LUT(T(xi),a0)) (12) このモデルは近似式であるので、1回以上の繰り返しが
必要とされる。何らかの偏差が発生する以前の色応答関
数を表す元の色応答関数F1(x)は、出力応答がどの程
度のΔaでもって変化したかを評価するために、偏差が
発生した後の色応答関数を表すF1'(x)の代わりに用
いられる。元の色応答関数F1(x)は非常に多くのデー
タ量が較正された状態で存在し、その時の特定の点で色
応答関数を特徴づけるという理由により、使用されるこ
とができる。他方、F1'(x)のための新しいモデルは
最新のデータに基づいて工夫されることができるが、F
1(x)についての元のデータをも使用させる。F1(x)
は、補間された多次元参照テーブル(CMYK→L*a*
b*)であるか、又は多次元的スプライン式又は多項式
の形式をなす。F1(x)は、(C,M,Y,K)に対す
るL*a*b*の関連性を評価する補間関数である一方、
F1'(LUT(T(xi),a0))が第iの色パッチに
関連する較正されていないL*a*b*の実際のデータを
示すように、式F1(LUT(T(xi),a0))は第i
の色パッチに関連する較正されたL*a*b*の実際に測
定された参照データを示す。
【0069】参照データの唯一の集合は、利用される各
色変換のためにシステム内で格納されることができる。
色変換がシステム提供者側から与えられようと、あるい
はユーザーの側で形成されようと、特定の色の再較正
は、所定の集合の色パッチを測定し、系統誤差を最小化
すべく用紙全体にわたって平均化され、特定の色変換に
関連してデータを格納することによって固定されること
ができる。さらに、例えばグレイバランスを少し赤色又
は緑色となすために、ユーザーが既存の較正システムに
対して少しの一次元調整を行うことを望む場合、ユーザ
ーは所望の測定色パッチを形成し、色較正を少し改良し
た状態に固定することによって個人の好みに応じて調整
を行うことができる。参照設定モードの間にどのような
データが格納された場合にも、再較正手順は、システム
を一次元LUT補正によって元の較正された状態に復帰
させるように試みる。
色変換のためにシステム内で格納されることができる。
色変換がシステム提供者側から与えられようと、あるい
はユーザーの側で形成されようと、特定の色の再較正
は、所定の集合の色パッチを測定し、系統誤差を最小化
すべく用紙全体にわたって平均化され、特定の色変換に
関連してデータを格納することによって固定されること
ができる。さらに、例えばグレイバランスを少し赤色又
は緑色となすために、ユーザーが既存の較正システムに
対して少しの一次元調整を行うことを望む場合、ユーザ
ーは所望の測定色パッチを形成し、色較正を少し改良し
た状態に固定することによって個人の好みに応じて調整
を行うことができる。参照設定モードの間にどのような
データが格納された場合にも、再較正手順は、システム
を一次元LUT補正によって元の較正された状態に復帰
させるように試みる。
【0070】古いモデルを新しいモデルに更新すること
によってF1'(LUT(T(xi),a0+Δa))を特
徴づける他の方法は容易に工夫できる。例えば、最新の
値の集合は上述の補間テーブルについて評価されること
ができる。他方、CMYK値はテーブルを指示する前に
ドリフトの原因を明らかにするために処理されることが
できる。他方の場合、テーブルに基づかないモデルが適
切な最新化を条件として使用されることができる。一般
的には後述されるように較正される、色関数F1 '(L
UT(T(xi),a0+Δa))は、合計誤差Err
(Δa)の最小化に容易に使用されることができる。し
かし、F1'(LUT(T(xi),a0+Δa))をより
正確に特徴づける場合、一定レベルの色応答品質を実現
するために、少ない色パッチと少ない繰り返し処理とが
必要とされるだけである。
によってF1'(LUT(T(xi),a0+Δa))を特
徴づける他の方法は容易に工夫できる。例えば、最新の
値の集合は上述の補間テーブルについて評価されること
ができる。他方、CMYK値はテーブルを指示する前に
ドリフトの原因を明らかにするために処理されることが
できる。他方の場合、テーブルに基づかないモデルが適
切な最新化を条件として使用されることができる。一般
的には後述されるように較正される、色関数F1 '(L
UT(T(xi),a0+Δa))は、合計誤差Err
(Δa)の最小化に容易に使用されることができる。し
かし、F1'(LUT(T(xi),a0+Δa))をより
正確に特徴づける場合、一定レベルの色応答品質を実現
するために、少ない色パッチと少ない繰り返し処理とが
必要とされるだけである。
【0071】以下に説明する例は本発明の再較正装置及
び方法をさらに説明するためのもので、本発明を限定す
るものではない。
び方法をさらに説明するためのもので、本発明を限定す
るものではない。
【0072】例1 画像のCMYKプルーフが画像形成システム10として
3M・レインボー(登録商標)システムを用いて行われ
た。3M・レインボーシステムによって目的とされる色
画像形成システムは3M・マッチプリント(登録商標)
III プルーフシステムであった。このプルーフは、3M
・レインボー(登録商標)デジタル式プルーフシステム
に対して提供されている色処理ソフトウェア内のMP3
・色変換をまず選択することによって行われた。このM
P3・色変換は、図1のLUT20等の多次元色変換L
UTの形態をなす。MP3・色変換は3M・マッチプリ
ント(登録商標)III デジタル式プルーフシステムをシ
ミュレートするための色変換関数を処理した。入力色値
CV1に対するMP3・色変換の適用は色変換された入
力色値CV2を形成した。次に、図1のLUT22等の
色補正LUTにより、入力色値CV2に対するマニュア
ル調整がなされ、3M・レインボー(登録商標)画像形
成システムの出力と目的とした3M・マッチプリント
(登録商標)画像形成システムの出力との間に視覚的に
許容しうる一致が形成されるのに十分な入力色値CV3
が形成された。この色補正LUTは、上述の数式(6)
〜(13)内のLUT(x,a)として集合された一次元色
補正LUTの集合を含んでいる。CMYK独立色チャン
ネルの色応答を改良するために色補正LUTを調整する
ための制御ポイントaは各色チャンネルについて5%、
25%、50%、75%及び100%の強さ値が存在す
るように選択された。いずれの制御ポイントでも、0%
の値は、入力グレイレベル値を調整しないことを示す。
3M・レインボー(登録商標)システムを用いて行われ
た。3M・レインボーシステムによって目的とされる色
画像形成システムは3M・マッチプリント(登録商標)
III プルーフシステムであった。このプルーフは、3M
・レインボー(登録商標)デジタル式プルーフシステム
に対して提供されている色処理ソフトウェア内のMP3
・色変換をまず選択することによって行われた。このM
P3・色変換は、図1のLUT20等の多次元色変換L
UTの形態をなす。MP3・色変換は3M・マッチプリ
ント(登録商標)III デジタル式プルーフシステムをシ
ミュレートするための色変換関数を処理した。入力色値
CV1に対するMP3・色変換の適用は色変換された入
力色値CV2を形成した。次に、図1のLUT22等の
色補正LUTにより、入力色値CV2に対するマニュア
ル調整がなされ、3M・レインボー(登録商標)画像形
成システムの出力と目的とした3M・マッチプリント
(登録商標)画像形成システムの出力との間に視覚的に
許容しうる一致が形成されるのに十分な入力色値CV3
が形成された。この色補正LUTは、上述の数式(6)
〜(13)内のLUT(x,a)として集合された一次元色
補正LUTの集合を含んでいる。CMYK独立色チャン
ネルの色応答を改良するために色補正LUTを調整する
ための制御ポイントaは各色チャンネルについて5%、
25%、50%、75%及び100%の強さ値が存在す
るように選択された。いずれの制御ポイントでも、0%
の値は、入力グレイレベル値を調整しないことを示す。
【0073】色パッチの集合が形成され、測定された。
この色パッチの集合は、図2及び図3で述べられた包括
再較正モードで使用される集合60と一致させた。この
色パッチの集合60は、同じく図2及び図3で述べられ
た集合58に相当する第1の集合と集合62に相当する
第2の集合を含む。第1の集合58の色パッチは7つで
あり(色パッチ第1の処理されない基体は除外する)、
3M・レインボー(登録商標)システムによって形成さ
れ、後述のCMYK値を有する色パッチを含む。
この色パッチの集合は、図2及び図3で述べられた包括
再較正モードで使用される集合60と一致させた。この
色パッチの集合60は、同じく図2及び図3で述べられ
た集合58に相当する第1の集合と集合62に相当する
第2の集合を含む。第1の集合58の色パッチは7つで
あり(色パッチ第1の処理されない基体は除外する)、
3M・レインボー(登録商標)システムによって形成さ
れ、後述のCMYK値を有する色パッチを含む。
【0074】 表1 色パッチNo. C M Y K 1 0 0 0 0 2 5 3 3 0 3 12 8 8 0 4 38 29 29 0 5 82 73 73 0 6 0 100 100 0 7 100 0 100 0 8 100 100 0 0
【0075】第2の集合62の色パッチは15であっ
て、3M・レインボー(登録商標)システムによって形
成され、後述のCMYK値を有する色パッチを含む。
て、3M・レインボー(登録商標)システムによって形
成され、後述のCMYK値を有する色パッチを含む。
【0076】 表2 色パッチNo. C M Y K 9 5 0 0 0 10 25 0 0 0 11 50 0 0 0 12 75 0 0 0 13 100 0 0 0 14 0 5 0 0 15 0 25 0 0 16 0 50 0 0 17 0 75 0 0 18 0 100 0 0 19 0 0 5 0 20 0 0 25 0 21 0 0 50 0 22 0 0 75 0 23 0 0 100 0
【0077】従って、色パッチの全集合60は、画像形
成しない基体色パッチを含んで合計で23個である。
成しない基体色パッチを含んで合計で23個である。
【0078】再較正手順が開始されると、参照設定手順
が、3M・レインボー(登録商標)システムによって形
成された許容しうる参照プルーフに基づいてまず行われ
た。22の色パッチの全てが3つの縦ストリップに画像
化された。22の色パッチの各々が3回印刷されたが、
22の異なる色パッチのみが形成された。3つの各縦ス
トリップにおける色パッチはグレタッグSPM50色測
定装置を用い、距離L*a*b*で測定された。3つの縦
ストリップにおける色パッチに対応する測定値は、平均
化され、使用された特定の色変換、この場合にはMP3
であるが、に対応して参照色値メモリに格納された。こ
の平均化は、基体及び/又は印刷機構の特徴における幅
方向の変化を明らかにすべく、幅方向にわたって行われ
た。
が、3M・レインボー(登録商標)システムによって形
成された許容しうる参照プルーフに基づいてまず行われ
た。22の色パッチの全てが3つの縦ストリップに画像
化された。22の色パッチの各々が3回印刷されたが、
22の異なる色パッチのみが形成された。3つの各縦ス
トリップにおける色パッチはグレタッグSPM50色測
定装置を用い、距離L*a*b*で測定された。3つの縦
ストリップにおける色パッチに対応する測定値は、平均
化され、使用された特定の色変換、この場合にはMP3
であるが、に対応して参照色値メモリに格納された。こ
の平均化は、基体及び/又は印刷機構の特徴における幅
方向の変化を明らかにすべく、幅方向にわたって行われ
た。
【0079】簡単化のため、ブラックの色チャンネルは
測定されず、再較正されなかった。ブラック色チャンネ
ルは上述の仮定(f)で述べたように、色変換手順によ
ってほとんど影響を受けないので、ブラックは標準線形
技術を用いて再較正されることができる。従って、最終
の製品について、標準線形技術を用いてブラックを測定
し、再較正を行った。しかし、この例の目的は、決定的
色空間領域がブラックを除いた色(UCR)を含むか、
除いていない色を含むかにかかわらず、既に再較正され
たKを有するCMYを本発明によってどのように再較正
するかを示すことである。この例では、UCRは約50
%で組み合わされ、入力色値C≒M≒Y、K=0の色空
間領域におけるCMYに比して比較可能なレベルのKを
出力した。
測定されず、再較正されなかった。ブラック色チャンネ
ルは上述の仮定(f)で述べたように、色変換手順によ
ってほとんど影響を受けないので、ブラックは標準線形
技術を用いて再較正されることができる。従って、最終
の製品について、標準線形技術を用いてブラックを測定
し、再較正を行った。しかし、この例の目的は、決定的
色空間領域がブラックを除いた色(UCR)を含むか、
除いていない色を含むかにかかわらず、既に再較正され
たKを有するCMYを本発明によってどのように再較正
するかを示すことである。この例では、UCRは約50
%で組み合わされ、入力色値C≒M≒Y、K=0の色空
間領域におけるCMYに比して比較可能なレベルのKを
出力した。
【0080】参照色値を得た後、本発明の再較正装置及
び方法のテストが行われた。まず、新しいテスト画像が
参照設定手順のために使用される、例えば3M・レイン
ボー(登録商標)システムに対して提供されている色処
理ソフトウェア内のMP3・色変換等の同一の色変換を
用いて形成された。しかし、入力色値a0の色補正LU
Tの全く異なる集合が使用された。初期値a0は厳格に
較正されていないシステムをシミュレートするために、
参照設定手順の間に使用される最適値から意図的に変化
された。
び方法のテストが行われた。まず、新しいテスト画像が
参照設定手順のために使用される、例えば3M・レイン
ボー(登録商標)システムに対して提供されている色処
理ソフトウェア内のMP3・色変換等の同一の色変換を
用いて形成された。しかし、入力色値a0の色補正LU
Tの全く異なる集合が使用された。初期値a0は厳格に
較正されていないシステムをシミュレートするために、
参照設定手順の間に使用される最適値から意図的に変化
された。
【0081】画像形成されない色パッチを含んで23の
各色パッチについて平均色値が測定された後、RMS誤
差値が最近の測定色パッチについて測定された色値と、
参照設定手順で測定された参照色値との間の差の偏差が
計算されることにより得られた。得られた誤差値は“E
rr”として説明されることができる。Err値が許容
しうる程度に低い場合、再較正を継続する必要はなく、
ユーザーはシステムが許容しうる程度に較正されている
ことを知らされた。Err値が高すぎ、前回に計算され
たErrの値よりも小さい場合にはシステムは下記の式
で表されるように、誤差最小化によってaのための新し
い値が計算された。 a1=a0+Δa (12) この例では、パウエルの方法が誤差最小化のために使用
された。パウエル法の例は、「Cにおける数字的手
法」、第309頁ないし第315頁(W.Press)
に述べられている。新しい値a1は、LUT(x,a)と
して上述された色補正LUT22の一次元LUTを調整
するために使用された。この手順は、誤差値Err値の
値が減少されるのを停止し、ほぼ1ΔEとなるまで3回
繰り返された。
各色パッチについて平均色値が測定された後、RMS誤
差値が最近の測定色パッチについて測定された色値と、
参照設定手順で測定された参照色値との間の差の偏差が
計算されることにより得られた。得られた誤差値は“E
rr”として説明されることができる。Err値が許容
しうる程度に低い場合、再較正を継続する必要はなく、
ユーザーはシステムが許容しうる程度に較正されている
ことを知らされた。Err値が高すぎ、前回に計算され
たErrの値よりも小さい場合にはシステムは下記の式
で表されるように、誤差最小化によってaのための新し
い値が計算された。 a1=a0+Δa (12) この例では、パウエルの方法が誤差最小化のために使用
された。パウエル法の例は、「Cにおける数字的手
法」、第309頁ないし第315頁(W.Press)
に述べられている。新しい値a1は、LUT(x,a)と
して上述された色補正LUT22の一次元LUTを調整
するために使用された。この手順は、誤差値Err値の
値が減少されるのを停止し、ほぼ1ΔEとなるまで3回
繰り返された。
【0082】参照プルーフに対する23の全色パッチに
ついての誤差値Eの概要は下記の表3に示される。 表3 平均ΔE 非較正プルーフ 3.49 再較正プルーフ(3回繰り返し) 0.69
ついての誤差値Eの概要は下記の表3に示される。 表3 平均ΔE 非較正プルーフ 3.49 再較正プルーフ(3回繰り返し) 0.69
【0083】パラメータ“a”の値も下記の表4に示さ
れる。
れる。
【0084】 表4 参照プルーフにおける原値 レベル 16 64 128 196 255 シアン 3 9 6 2 0 マゼンタ 2 −4 −1 0 0 イエロー −1 −1 0 2 0 ブラック −1 0 0 0 0
【0085】 表5 非較正プルーフにおける原値 レベル 16 64 128 196 255 シアン −5 1 −2 −6 −8 マゼンタ 6 12 −9 8 8 イエロー −1 −1 0 2 0 ブラック −1 0 0 0 0
【0086】 表6 再較正手順の3回繰り返し後の値 レベル 16 64 128 196 255 シアン 3 10 7 4 0 マゼンタ 2 −5 −1 0 0 イエロー −1 −1 0 2 0 ブラック −1 0 0 0 0
【0087】プルーフは、包括再較正モードの3回の繰
り返しによって形成された調整済みパラメータaを用い
て印刷され、許容しうるか否かが判定された。上述のよ
うに、最終の調整済みパラメータaは元の較正済みプル
ーフのそれと非常に近似している。
り返しによって形成された調整済みパラメータaを用い
て印刷され、許容しうるか否かが判定された。上述のよ
うに、最終の調整済みパラメータaは元の較正済みプル
ーフのそれと非常に近似している。
【0088】例2 上述の例1で述べられた再較正手順とほぼ類似の手順で
あるが、図2及び図3に説明で述べられた迅速再較正手
順を使用して実施された。この迅速再較正手順は、7つ
だけの色パッチの形成と、画像形成されない基体色パッ
チを含んで8つだけの色パッチの測定とを必要とした。
迅速再較正モードの結果は、包括再較正モードの結果と
近似するものであったが、わずかに正確性が劣ってい
た。その結果を下記の表7に示す。 表7 平均ΔE 非較正プルーフ 2.37 再較正プルーフ(3回繰り返し) 0.92
あるが、図2及び図3に説明で述べられた迅速再較正手
順を使用して実施された。この迅速再較正手順は、7つ
だけの色パッチの形成と、画像形成されない基体色パッ
チを含んで8つだけの色パッチの測定とを必要とした。
迅速再較正モードの結果は、包括再較正モードの結果と
近似するものであったが、わずかに正確性が劣ってい
た。その結果を下記の表7に示す。 表7 平均ΔE 非較正プルーフ 2.37 再較正プルーフ(3回繰り返し) 0.92
【0089】色モデルF1'(x)は改良されているの
で、上述の結果も改善されている。また、相似パラメー
タは部分補正のみを取り扱うために採用されることがで
き、ここれによりF1'(x)におけるノイズ誤差の影響
を減少させることができる。
で、上述の結果も改善されている。また、相似パラメー
タは部分補正のみを取り扱うために採用されることがで
き、ここれによりF1'(x)におけるノイズ誤差の影響
を減少させることができる。
【0090】例3 上述の例1及び例2で述べられた再較正手順とほぼ類似
の手順であるが、図2及び図3に説明で述べられた包括
再較正手順を使用して実施された。この例において、第
1の3Mレインボー(登録商標)色プルーフ装置(“色
プルーフ装置1”)が異なる3Mレインボー(登録商
標)色プルーフ装置(“色プルーフ装置2”)上に形成
された目的参照データを用いて再較正された。色プルー
フ装置1は3Mレインボー(登録商標)色プルーフ装置
としての最小色応答公差であった。この例において、ブ
ラック色チャンネルはCMYの色チャンネルと平行して
再較正された。ブラックは、1回の処理で許容しうるレ
ベルまで必然的に再較正され、CMY色チャンネルは3
回の繰り返し処理後は再較正の点でもはや改良の必要性
がないことが分かった。
の手順であるが、図2及び図3に説明で述べられた包括
再較正手順を使用して実施された。この例において、第
1の3Mレインボー(登録商標)色プルーフ装置(“色
プルーフ装置1”)が異なる3Mレインボー(登録商
標)色プルーフ装置(“色プルーフ装置2”)上に形成
された目的参照データを用いて再較正された。色プルー
フ装置1は3Mレインボー(登録商標)色プルーフ装置
としての最小色応答公差であった。この例において、ブ
ラック色チャンネルはCMYの色チャンネルと平行して
再較正された。ブラックは、1回の処理で許容しうるレ
ベルまで必然的に再較正され、CMY色チャンネルは3
回の繰り返し処理後は再較正の点でもはや改良の必要性
がないことが分かった。
【0091】図4は、再較正手順が適用される前の、赤
色、緑色、青色及びイエローの座標として表された、色
プルーフ装置1及び色プルーフ装置2の各色応答を示す
色空間プロット図である。図4において、再較正されて
いない、色プルーフ装置1の色応答は、プロット92
で、色プルーフ装置2の目的色応答はプロット94で示
されている。図4は、色プルーフ装置1の色応答と、色
プルーフ装置2の色応答との間に大きな色距離差がある
ことを示している。
色、緑色、青色及びイエローの座標として表された、色
プルーフ装置1及び色プルーフ装置2の各色応答を示す
色空間プロット図である。図4において、再較正されて
いない、色プルーフ装置1の色応答は、プロット92
で、色プルーフ装置2の目的色応答はプロット94で示
されている。図4は、色プルーフ装置1の色応答と、色
プルーフ装置2の色応答との間に大きな色距離差がある
ことを示している。
【0092】図5は、図2及び図3で説明された包括再
較正手順が適用された後の、色プルーフ装置1及び色プ
ルーフ装置2の各色応答を示す色空間座標プロット図で
ある。色プルーフ装置1の再較正された色応答はプロッ
ト96で、色プルーフ装置2の目的色応答は再度プロッ
ト94で示されている。図5は、再較正されていない色
プルーフ装置1の色応答を色プルーフ装置2の目的色応
答に向けて3回だけ繰り返し処理する、本発明の再較正
手順の効果を示している。
較正手順が適用された後の、色プルーフ装置1及び色プ
ルーフ装置2の各色応答を示す色空間座標プロット図で
ある。色プルーフ装置1の再較正された色応答はプロッ
ト96で、色プルーフ装置2の目的色応答は再度プロッ
ト94で示されている。図5は、再較正されていない色
プルーフ装置1の色応答を色プルーフ装置2の目的色応
答に向けて3回だけ繰り返し処理する、本発明の再較正
手順の効果を示している。
【図1】 本発明による画像形成システムの再較正方法
及び装置を用いる多色画像形成システムの機能ブロック
図である。
及び装置を用いる多色画像形成システムの機能ブロック
図である。
【図2】 本発明による多色画像形成システムを再較正
するための装置及び方法の参照設定モードを示すフロー
チャートである。
するための装置及び方法の参照設定モードを示すフロー
チャートである。
【図3】 本発明による多色画像形成システムを再較正
するための装置及び方法の再較正モードを示すフローチ
ャートである。
するための装置及び方法の再較正モードを示すフローチ
ャートである。
【図4】 典型的な多色画像形成システム及び典型的な
目的画像形成システムにおける色応答を示す色空間プロ
ット図である。
目的画像形成システムにおける色応答を示す色空間プロ
ット図である。
【図5】 本発明によって再較正された後の、図4によ
って示された多色画像形成システム及び目的画像形成シ
ステムにおける色応答を示す色空間座標プロット図であ
る。
って示された多色画像形成システム及び目的画像形成シ
ステムにおける色応答を示す色空間座標プロット図であ
る。
10 画像形成システム 12 再較正
装置 34 基体 401〜40N 色パッチ
装置 34 基体 401〜40N 色パッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の入力色値に基づいて基体に複数の
異なる着色剤を適用しうる能力がある多色画像形成シス
テムの再較正方法であって、上記入力色値が多色画像形
成システムによって基体に適用されるべき着色剤の量を
制御する方法であり、 (a)上記複数の入力色値の部分集合を選択する工程
と、 (b)多色画像形成システムを制御して上記複数の入力
色値の上記部分集合に基づいて基体に1以上の異なる着
色剤を適用し、これにより基体上に複数の異なる色パッ
チを形成する工程(少なくとも2つの上記異なる着色剤
の組合せを基体に適用することによって上記異なる色パ
ッチの中の1以上が形成されるように上記複数の入力色
値の上記部分集合が工程(a)で選択される)と、 (c)基体上に形成された上記異なる各色パッチについ
て複数の色値を測定する工程と、 (d)多色画像形成システムの較正された状態を示す複
数の参照色値の対応する1色値を測定された各色値と比
較する工程と、 (e)上記測定された色値の上記参照色値からの偏差を
示す誤差値を計算する工程と、 (f)上記誤差値が所定値だけ減少するように1以上の
入力色値を調整する(ここに、1つの上記着色剤につい
ての入力色値の調整が他の上記着色剤についての入力色
値の調整とは独立に行われる)工程とを含む多色画像形
成システムの再較正方法。 - 【請求項2】 上記工程(b)において、 (i)上記異なる色パッチの1つが上記基体に少なくと
も3つの上記異なる着色剤の組合せをハイライト色調と
なる量で適用することによって形成され、 (ii)上記異なる色パッチの1つが上記基体に少なくと
も3つの上記異なる着色剤の組合せを1/4色調となる
量で適用することによって形成され、 (iii)上記異なる色パッチの1つが上記基体に少なく
とも3つの上記異なる着色剤の組合せを1/2色調とな
る量で適用することによって形成される、ように、上記
工程(a)が上記複数の入力色値の上記部分集合を選択
することを含む、請求項1記載の多色画像形成システム
の再較正方法。 - 【請求項3】 上記工程(b)において、 (iv)上記異なる色パッチの1つが上記基体に少なくと
も3つの上記異なる着色剤の組合せを3/4色調となる
量で適用することによって形成されるように、上記工程
(a)が上記複数の入力色値の上記部分集合を選択する
ことを含む、請求項2記載の多色画像形成システムの再
較正方法。 - 【請求項4】 上記工程(b)において、 (v)上記異なる色パッチの1つが上記基体に上記異な
る着色剤の第1と第2の組合せを純粋色調となる量だけ
適用することによって形成され、 (vi)上記異なる色パッチの1つが上記基体に上記異な
る着色剤の第1と第3の組合せを純粋色調となる量だけ
適用することによって形成され、 (vii)上記異なる色パッチの1つが上記基体に上記異
なる着色剤の第2と上記第3の組合せを純粋色調となる
量だけ適用することによって形成されるように、上記工
程(a)が上記複数の入力色値の上記部分集合を選択す
ることをさらに含む、請求項3記載の多色画像形成シス
テムの再較正方法。 - 【請求項5】 上記工程(b)において、 (viii)上記異なる色パッチの複数の各々が上記異なる
着色剤の1つをハイライト色調となる量だけ適用するこ
とによって形成され、 (ix)上記異なる色パッチの複数の各々が上記異なる着
色剤の1つを1/4色調となる量だけ適用することによ
って形成され、 (x)上記異なる色パッチの複数の各々が上記異なる着
色剤の1つを1/2色調となる量だけ適用することによ
って形成され、 (xi)上記異なる色パッチの複数の各々が上記異なる着
色剤の1つを3/4色調となる量だけ適用することによ
って形成されるように、上記工程(a)が上記複数の入
力色値の上記部分集合を選択することを含む、請求項4
記載の多色画像形成システムの再較正方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/431,614 US5781206A (en) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | Apparatus and method for recalibrating a multi-color imaging system |
US431614 | 1995-05-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307723A true JPH08307723A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=23712706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8107536A Pending JPH08307723A (ja) | 1995-05-01 | 1996-04-26 | 多色画像形成システムの再較正方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (4) | US5781206A (ja) |
EP (1) | EP0741491B1 (ja) |
JP (1) | JPH08307723A (ja) |
CA (1) | CA2173420A1 (ja) |
DE (1) | DE69615740T2 (ja) |
IL (1) | IL117789A0 (ja) |
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