JP5602196B2 - 印刷色評価システム、方法及びプログラム - Google Patents

印刷色評価システム、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷用データを作成し、この印刷用データに基づいて印刷物を印刷し、この印刷物を測色して得た測色値に基づいて、印刷物の色再現特性を評価するための印刷色評価システム、方法及びプログラムに関する。
従来からオフセット印刷において、品質管理(QC;Quality Control)の一環として、国内外の標準規格に沿った印刷装置の運用が図られている。例えば、ISO(International Standard Organization)12647−2によれば、色の精度管理を評価する項目として、許容誤差やトーンカーブ等が列挙されている。
近時、デジタルデータから直接的に印刷物を生産する印刷システム(いわゆるデジタル印刷)におけるプルーフにも、上記と同様に、ISO等の標準規格に沿った精度管理の重要性が認知されつつある。
特許文献1では、色変換処理が施された印刷コンテンツと、色評価用のカラーパッチとを合成した印刷用データを作成する装置及びプログラムが提案されている。
特許文献2では、拠点毎に設置された画像形成装置のカラープロファイル(カラーチャートの固有情報)をサーバ装置上で管理し、これらのプロファイルと標準規格とを比較し、その比較結果を報知する色管理システムが提案されている。
特開2002−368979号公報(図4) 特開2005−277762号公報(請求項1、2、段落[0049]〜[0058]等)
ところで、印刷物の制作業者、デザイナ及び印刷業者の間で、色に関する合意を取り纏める際、CMYKを含むデバイス依存色空間上で定義されたコンテンツデータと、該コンテンツデータに紐付けられた標準規格の種類とを組み合わせて提示する(又は提示される)場合が多い。そこで、色再現特性を厳密に確認するため、入力側の色空間特性(以下、入力色空間特性という)の種類に適した目標色の各カラーパッチを、印刷コンテンツと併せて印刷し測色することがある。ここで、「色空間特性」は、CMYK等のデバイス依存色空間と、L等のデバイス非依存色空間との間の対応関係を示す特性を意味する。
また、印刷物の用途等に応じた色再現特性の要求仕様の違いから、各標準規格における判定条件が異なっている。判定条件の一例として、カラーパッチの個数、目標値、許容誤差、算出方法又は評価項目等が挙げられる。このため、作業者は、印刷物に付帯された識別情報を視認する等の手段を用いて、カラーパッチに応じた入力色空間特性の種類を特定した上で、作業端末等を介してその種類を入力する必要がある。
しかし、特許文献2に記載されたシステムにより色再現特性の判定処理の一部を自動化可能であるものの、入力色空間特性の種類を特定するための具体的手段が何ら記載されておらず、作業者の煩に堪えなかった。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、印刷物の色再現特性を判定するための作業効率を大幅に向上可能な印刷色評価システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る印刷色評価システムは、少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷用データを作成する画像処理手段と、前記画像処理手段から供給された前記印刷用データに基づいて印刷物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により得た前記印刷物を測色する測色計と、前記測色計により得た前記印刷物の測色値に基づいて、前記印刷物の色再現特性を評価する色評価装置とを備えるシステムであって、前記画像処理手段は、前記印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む前記印刷用データを作成し、前記色評価装置は、前記測色計により得た前記印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を取得する判定条件取得部と、前記測色計により得た前記印刷物上の前記評価用パッチ群の各測色値を、前記判定条件取得部により取得された前記判定条件に従って判定し、前記色再現特性の判定結果を得る判定部と、を有することを特徴とする。
このように、印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む印刷用データを作成する画像処理手段を備えるとともに、色評価装置は、測色計により得た印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を取得する判定条件取得部を有する。評価用パッチ群の測色に供される測色計を用いて識別用カラーパッチを測色することで、得られた測色値を介して、入力色空間特性の種類に応じた判定条件を自動的に取得可能である。これにより、印刷物の色再現特性を判定するための作業効率を大幅に向上できる。
また、前記色評価装置は、前記測色計による前記識別用カラーパッチの測色に応じて、前記判定条件取得部により取得された前記判定条件に関する可視情報を表示する表示部を更に有することが好ましい。これにより、ユーザは、評価対象である印刷物における色再現特性の判定条件を、表示部を介して容易に把握可能であり、作業上便宜である。
本発明に係る印刷色評価方法は、少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷用データを作成する画像処理手段と、前記画像処理手段から供給された前記印刷用データに基づいて印刷物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により得た前記印刷物を測色する測色計と、前記測色計により得た前記印刷物の測色値に基づいて、前記印刷物の色再現特性を評価する色評価装置とを用いた方法であって、前記印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む前記印刷用データを、前記画像処理手段により作成するステップと、前記測色計により得た前記印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を、前記色評価装置により取得するステップと、前記測色計により得た前記印刷物上の前記評価用パッチ群の各測色値を、取得された前記判定条件に従って判定し、前記色再現特性の判定結果を前記色評価装置により得るステップと備えることを特徴とする。
また、前記測色計による前記識別用カラーパッチの測色に応じて、取得された前記判定条件に関する可視情報を表示するステップを更に備えることが好ましい。
本発明に係る印刷色評価プログラムは、少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷物を測色して得た測色値に基づいて、前記印刷物の色再現特性を評価するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む前記印刷用データを作成する画像処理部、測色により得た前記印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を取得する判定条件取得部、測色により得た前記印刷物上の前記評価用パッチ群の各測色値を、前記判定条件取得部により取得された前記判定条件に従って判定し、前記色再現特性の判定結果を得る判定部として機能させることを特徴とする。
本発明に係る印刷色評価システム、方法及びプログラムによれば、印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む印刷用データを作成するとともに、測色計により得た印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を取得する。評価用パッチ群の測色に供される測色計を用いて識別用カラーパッチを測色することで、得られた測色値を介して、入力色空間特性の種類に応じた判定条件を自動的に取得可能である。これにより、印刷物の色再現特性を判定するための作業効率を大幅に向上できる。
本実施の形態に係る印刷色評価システムの概略構成図である。 図2Aは、図1に示す印刷物の部分拡大図である。図2Bは、図2Aに示す評価用パッチ群の各色値の決定例を表す説明図である。 図1に示す色評価装置の概略ブロック図である。 図1に示す印刷色評価システムの動作説明に供される第1フローチャートである。 図1に示す印刷色評価システムの動作説明に供される第2フローチャートである。 判定画面における第1表示形態を示す画像図である。 判定画面における第2表示形態を示す画像図である。 変形例に係る印刷色評価システムの概略構成図である。
以下、本発明に係る印刷色評価方法について、それを実施する印刷色評価システム及び印刷色評価プログラムとの関係において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
[印刷色評価システム10の構成]
図1は、本実施の形態に係る印刷色評価システム10の概略説明図である。
印刷色評価システム10は、色評価装置12と、印刷装置14と、DTP(Desktop Publishing)装置16と、サーバ装置18とを基本的に備える。色評価装置12、DTP装置16及びサーバ装置18は、有線又は無線によって相互に電気的に接続されている。
色評価装置12は、後述する画像処理部20(図3;画像処理手段)を備えており、外部装置から入力された各種データ(例えば、ページ記述データ)を、印刷装置14での印刷に適した印刷用データに変換するコンピュータである。印刷用データは、デバイス依存色空間上で定義された画像データ(以下、デバイス依存データという)であり、例えば、4色(CMYK)或いは3色(RGB)のカラーチャンネルを有するラスタ形式データ(TIFF、ビットマップ、RAW等)である。
また、色評価装置12は、作成された上記の印刷用データを印刷装置14側に送出する。印刷装置14側に供給される印刷用データとして、任意のヘッダを付加した独自のフォーマットデータを用いてもよい。
色評価装置12には、測定対象物の色値を測定する測色計22が、入力I/F44(図3参照)を介して接続されている。ここで色値とは、三刺激値XYZ、均等色空間の座標値L等のみならず、波長に対する光学物理値の特性、例えば、分光放射分布、分光感度分布、分光反射率又は分光透過率が含まれる。以下、測色計22による測色を介して取得した色値を「測色値」という場合がある。
印刷装置14は、色評価装置12に電気的に接続されている。この接続には、例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワーク等のシリアルインターフェースや、セントロニクス等のパラレルインターフェースを適用することができる。
印刷装置14は、メディア24(出力媒体)上に画像を形成するための装置である。印刷装置14は、オフセット印刷の際のプルーファであってもよいし、ダイレクト印刷のためのデジタル印刷装置であってもよい。プルーファとしては、オフセット印刷装置と同等の印刷性能を備えるDDCP(Direct Digital Color Proofer)、インクジェットカラープルーファ、低解像度のカラーレーザプリンタ(電子写真方式)やインクジェットプリンタ等が用いられる。デジタル印刷装置としては、インクジェットカラープルーファやカラーレーザプリンタ(電子写真方式)等が用いられる。
メディア24の基材には、合成紙・厚紙・アルミ蒸着紙等の紙類、塩化ビニル・PET等の樹脂やターポリン等を用いることができる。印刷装置14により印刷された印刷物26には、仕上がり領域27内の印刷コンテンツ28、裁ち落とし領域内に配された評価用パッチ群30及び識別用カラーパッチ32が少なくとも形成される。
DTP装置16は、文字、図形、絵柄や写真等から構成される素材(コンテンツ)データを編集可能であり、該素材データをページ毎に配置することで、ページ記述言語(以下、PDLという。)による電子原稿を生成する。ここで、PDLとは、印刷や表示等の出力単位である「ページ」内で文字、図形等の書式情報、位置情報、色情報(濃度情報を含む)等の画像情報を記述する言語である。
サーバ装置18は、印刷ジョブに関する各種仕様を記述するジョブチケット{例えば、JDF(Job Definition Format)ファイル}、ターゲットプロファイル、印刷装置14及びメディア24の組合せに適したデバイスプロファイル、又は色見本データのデータ管理を行う装置である。また、サーバ装置18は、色評価装置12による色再現特性の判定結果(詳細は後述する。)の管理を行ってもよい。
図2Aは、図1に示す印刷物26の部分拡大図である。
メディア24の中央側には、印刷コンテンツ28の画像が配置されている。ここで、印刷コンテンツ28は、画像処理部20(図1及び図3参照)による所定の色変換処理を経て、メディア24上に形成されたとする。
メディア24の左上隅部には、識別用カラーパッチ32が1つ配置されている。識別用カラーパッチ32は、入力色空間特性の種類(例えば、ISO12647−2)に固有の色を有している。
メディア24の左端部には、複数のカラーパッチからなる評価用パッチ群30(コントロールストリップともいう)が配置されている。本図例では、略同形状である評価用カラーパッチ34a〜34iが9個表記されている。各評価用カラーパッチ34a〜34iは、縦方向(メディア24の搬送方向)に沿って隙間なく配置されている。以下、説明の便宜のため、各評価用カラーパッチの識別を要しない場合、単に「評価用カラーパッチ34」と表記することがある。
図2Bは、図2Aに示す評価用カラーパッチ34a〜34iの各色値の決定例を表す説明図である。本図では、ISO12647−2で規定されている基準値を示している。例えば、評価用カラーパッチ34aでは、無印字領域(Paper)での色に対して、L=93、a=0、b=−3を基準とする。また、評価用カラーパッチ34fでは、M及びYの2次色(M+Y)に対して、L=47、a=66、b=50を基準とする。
ここで、基準値として、デバイス非依存色空間で定義された、入出力装置に依存しない色値を用いることが好ましい。具体的には、HSV(Hue-Saturation-Value)、HLS(Hue-Lightness-Saturation)、CIELAB、CIELUV、XYZ等の表色系を用いてもよい。
図3は、図1に示す色評価装置12の電気的な概略ブロック図である。色評価装置12は、制御部38と、通信I/F40と、入力部42と、入力I/F44と、表示制御部46と、表示部48と、出力I/F50と、メモリ52(記憶媒体)とを備える。
通信I/F40は、外部装置からの電気信号を送受信するインターフェースである。例えば、サーバ装置18(図1参照)内で管理・保存された校正データ、製版データ、ICC(International Color Consortium)プロファイル56、判定条件58等の各種情報を取得可能である。
入力部42は、マウス、トラックボール、キーボード等の種々の入力デバイスで構成される。入力部42による入力機能及び表示部48による表示機能を組み合わせることでユーザ・インターフェースを実現する。
入力I/F44は、測色データとしての電気信号を受信するインターフェースである。これにより、色評価装置12は、測色計22を介して、測色データを取得することができる。
表示制御部46は、制御部38の制御に従って、表示部48を駆動制御する制御回路である。表示制御部46が、図示しないI/Fを介して、表示制御信号(表示用データ)を表示部48に出力することで、表示部48が駆動する。これにより、表示部48は、ウィンドウW(図6及び図7参照)を含む各種画像を表示することができる。
出力I/F50は、印刷用データとしての電気信号を送信するインターフェースである。これにより、印刷装置14は、メディア24上に所望の印刷物26を印刷することができる。
メモリ52は、制御部38が各構成要素を制御するのに必要なプログラム及びデータ等を記憶している。本図例では、色空間特性の種類と、識別用カラーパッチ32の色値との対応関係を示す識別カラーコード54、複数のICCプロファイル56、及び複数の判定条件58がそれぞれ格納されている。なお、メモリ52は、不揮発性のメモリ、ハードディスク等の記憶媒体であってよい。
制御部38は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置によって構成されている。制御部38は、メモリ52に格納されたプログラムを読み出し実行することで、画像処理部20(図1参照)、色評価部60、及び表示用データ作成部62の各機能を実現可能である。
画像処理部20は、印刷物26(図1及び図2A参照)を印刷するための印刷用データを作成する。具体的には、画像処理部20は、評価用パッチ群30及び識別用カラーパッチ32の各色値を決定する色値決定部64と、所定の画像領域内に各種画像を配置する画像配置部66と、PDL形式データに対してラスタライズ処理を施すことでラスタ形式の印刷用データを得るラスタライズ処理部68とを備える。
色評価部60は、入力色空間特性の種類に応じた判定条件58を取得する判定条件取得部70と、評価用パッチ群30の各測色値を判定条件58に従って判定し色再現特性の判定結果を得る判定部72とを備える。
表示用データ作成部62は、測色値、判定結果等を可視化するための判定画面80(図6等参照)を作成する画面作成部74を備える。
なお、上記したプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して、この記憶媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行させてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、上記した記憶媒体には、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
[印刷色評価システム10の動作]
本実施の形態に係る印刷色評価システム10は以上のように構成される。続いて、印刷色評価システム10の第1動作及び第2動作について、主に図3の概略ブロック図と、図4〜図7を参照しながら説明する。ここで、第1動作とは、評価用パッチ群30及び識別用カラーパッチ32(図2A参照)を付加した印刷物26を印刷するための動作をいう。また、第2動作とは、印刷物26の色再現特性を判定するための動作をいう。
以下、第1動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS11において、色評価装置12は、印刷指示を受け付けたか否かを判別する。指示がなかったと判別された場合(ステップS11:NO)、ステップS11に留まる。一方、指示があったと判別された場合(ステップS11:YES)、次のステップ(S12)に進む。
ステップS12において、色評価装置12は、印刷対象の印刷物26に関する情報(以下、印刷情報という)を、サーバ装置18から通信I/F40を介して取得する。印刷情報の一例として、印刷コンテンツ28を表すデータ(以下、コンテンツデータともいう)、面付け情報を含むジョブチケット、ICCプロファイル56等が挙げられる。そして、制御部38は、通信I/F40を経由して取得した印刷情報をメモリ52に記憶させておく。
ステップS13において、色値決定部64は、各カラーパッチの色値をそれぞれ決定する。まず、色値決定部64は、メモリ52に格納された印刷情報、識別カラーコード54及び複数の判定条件58をそれぞれ読み出す。そして、色値決定部64は、印刷情報を参照して、コンテンツデータの色変換処理に供される色空間特性の種類を識別する。以下、「色空間特性」とは、デバイス依存色空間及びデバイス非依存色空間の間の対応関係を示す特性を意味する。
なお、この色変換処理は、デバイス依存色空間からデバイス依存色空間への色変換、すなわち、入力側の色空間特性(以下、入力色空間特性)に応じた「A2B変換」及び出力側の色空間特性(以下、出力色空間特性)に応じた「B2A変換」を順次作用して色変換する場合を想定する。
標準規格化された色空間特性として、例えば、FOGRA(Fogra Graphic Technology Research Association)、SWOP(Specifications Web Offset Printing)、GRACoL(General Requirements for Applications in Commercial Offset Lithography)、JapanColor、JPMAカラー(雑誌広告基準)等が挙げられる。上記した標準規格のみならず、独自に定義された色空間特性を選択可能に設けてもよい。
そして、色値決定部64は、識別カラーコード54を参照しながら、識別された入力色空間特性の種類に応じた色値を、識別用カラーパッチ32の色値として決定する。例えば、FOGRAは赤色、GRACoLは緑色、JapanColorは青色等のように定めることができる。また、クライアント装置を介して、識別カラーコード54の内容(色値の対応関係)を変更自在に設けてもよい。
また、色値決定部64は、識別された入力色空間特性の種類に応じた判定条件58のうち、各カラーパッチの目標値を、評価用カラーパッチ34の色値としてそれぞれ決定する。
ステップS14において、画像配置部66は、印刷対象の各種画像を所定の画像領域内に配置する。具体的には、画像配置部66は、少なくとも1つの印刷コンテンツ28、評価用パッチ群30及び識別用カラーパッチ32を、メディア24上の所定位置にそれぞれ配置する。なお、評価用パッチ群30及び識別用カラーパッチ32の各画素値は、ステップS13でそれぞれ決定された色値に対応する。
ステップS15において、ラスタライズ処理部68は、ステップS14で作成されたデバイス依存データ(例えば、CMYK)に対して、ラスタライズ処理を実行する。具体的には、ラスタライズ処理部68は、デバイス依存データに対して、入力色空間特性に応じた第1の色変換処理(A2B変換)を施すことで、デバイス非依存データ(例えば、L)を得る。その後、ラスタライズ処理部68は、得られたデバイス非依存データに対して、出力色空間特性に応じた第2の色変換処理(B2A変換)を施すことで、デバイス依存データ(例えば、CMYK)を得る。そして、ラスタライズ処理部68は、得られたPDL形式のデバイス依存データの形式を変換することで、ラスタ形式の印刷用データ(例えば、1ビットTIFF)を得る。
ところで、上記した手順において、各カラーパッチの目標値は、デバイス依存データ(RGBCMYKのソリッドカラー等)で与えられる。これに対し、各カラーパッチの目標値をデバイス非依存データ(例えば、L)で与えてもよい。この場合、上記した第1の色変換処理(A2B変換)を施した後に、評価用パッチ群30及び/又は識別用カラーパッチ32を付加し、第2の色変換処理(B2A変換)を施すことで、目標値近傍の色を再現できる。評価用カラーパッチ34の個数が多い場合に効果的である。
ステップS16において、色評価装置12は、ステップS15で作成された印刷用データを、出力I/F50を介して送出する。これにより、印刷装置14は、印刷に供される印刷用データを取得する。
ステップS17において、印刷装置14を用いて印刷することで印刷物26を生成する。具体的には、印刷装置14は、ステップS16で供給された印刷用データに基づいて、印刷コンテンツ28、評価用パッチ群30及び識別用カラーパッチ32を、1枚のメディア24上にそれぞれ形成する。
このようにして、各種カラーパッチを備える印刷物26を印刷するための第1動作が完了する。ユーザとしての作業者は、通常、印刷コンテンツ28を目視で確認することで、色再現特性の良し悪しを判断する。
ところで、色再現特性を厳密に確認したい場合、作業者は、評価用パッチ群30の測色結果を参照することがある。印刷物26の用途等に応じた色再現特性の要求仕様の違いから、各標準規格における判定条件が異なっている。そこで、評価用パッチ群30に応じた入力色空間特性の種類を特定した上で、作業端末(ここでは、色評価装置12)を介してその種類を入力する必要がある。
以下、第2動作について、図5のフローチャート、図6及び図7を参照しながら説明する。
ステップS21において、色評価装置12は、印刷物26の色再現特性の判定に供される判定画面80の表示を行う。判定を開始する旨の指示に応じて、画面作成部74は、判定画面80の表示用データを作成した後、該表示用データを表示制御部46に供給する。そして、表示制御部46は、ウィンドウW(判定画面80を含む)を表示部48に表示させる。
図6に示すように、判定画面80上には、判定条件表示欄82、測定値表示欄84、ターゲット表示欄86、及びボタン群88がそれぞれ配置されている。
判定条件表示欄82は、入力色空間特性の種類に応じた色の判定条件58を表示するための欄である。この判定条件表示欄82は、各評価用カラーパッチ34の属性(名称)を示す文字列90、評価用カラーパッチ34毎の目標値(L、a、b)を示す矩形状の枠群90a、90b、90c、評価用カラーパッチ34毎の許容誤差(色差ΔE、色相差ΔH)を示す矩形状の枠群90d、90eから構成されている。
測定値表示欄84は、評価用パッチ群30の各測色値から得た判定結果を表示するための欄である。この測定値表示欄84は、評価用カラーパッチ34毎の色差(ΔE)を示す矩形状の枠群92dと、特定の評価用カラーパッチ34における色相差(ΔH)を示す矩形状の枠群92eから構成されている。
ターゲット表示欄86は、入力色空間特性の種類(名称)を表示するための欄である。
なお、ステップS21の時点(初期状態)では、判定条件表示欄82の枠群90a〜90e、測定値表示欄84の枠群92d、92e及びターゲット表示欄86には、何も表示されていない。
ステップS22において、色評価装置12は、印刷物26上の識別用カラーパッチ32の測色値を取得したか否かを判別する。具体的には、作業者による測色操作を受け付けた後、制御部38は、測色計22、入力I/F44を介して、測色データの入力が完了したかを判別する。入力が完了していないと判別された場合(ステップS22:NO)、ステップS22に留まる。一方、指示があったと判別された場合(ステップS22:YES)、次のステップ(S23)に進む。
ステップS23において、判定条件取得部70は、ステップS22で得た識別用カラーパッチ32の測色値に基づいて、入力色空間特性の種類を特定する。具体的には、判定条件取得部70は、メモリ52に格納された識別カラーコード54に従って、その測色値に対応する入力色空間特性の種類を特定する。上記したステップS13で説明した通り、識別用カラーパッチ32は入力色空間特性の種類に固有の色を有するので、判定条件取得部70は、その測色値から入力色空間特性の種類を一意に特定できる。これにより、ステップS12(図4参照)において印刷情報として取得した入力色空間特性の種類を再現可能である。
なお、実際の印刷物26上では目標値(理想値)に対する色再現誤差が生じるため、判定条件取得部70は、識別カラーコード54に予め登録された複数の目標値のうち、測色値との色差が最小となる目標値を選択することで、入力色空間特性の種類を特定する。この場合、印刷装置14や測色計22等に起因する誤差因子を考慮し、隣接する目標値間の色差を十分に設けることが好ましい(例えば色差ΔE>10)。
ステップS24において、判定条件取得部70は、ステップS23で特定した種類に応じて色再現特性の判定条件58を取得する。印刷物26の用途等に応じた色再現特性の要求仕様の違いから、各標準規格(入力色空間特性)における判定条件58が異なっている。判定条件58の一例として、評価用カラーパッチ34の個数、目標値、許容誤差、算出方法又は評価項目等が挙げられる。
ステップS25において、色評価装置12は、判定画面80の内容を更新させて、判定条件58に関する可視情報を表示する。画面作成部74は、判定画面80の表示用データを作成した後、該表示用データを表示制御部46に供給する。
図7に示すように、表示部48(図3参照)には、図6の形態に代替して、新たな形態の判定画面80が表示される。より詳細には、ターゲット表示欄86には、ステップS23で特定された入力色空間特性の種類(本図例では「Coated FOGRA 39」)が新たに表示される。また、判定条件表示欄82の枠群90a〜90eには、ステップS24で取得された判定条件58の一部、すなわち評価用カラーパッチ34毎の目標値がそれぞれ表示される。更に、判定条件表示欄82の枠群90d、90eには、ステップS24で取得された判定条件58の一部、すなわち評価用カラーパッチ34毎の許容誤差(色差ΔE、色相差ΔH)がそれぞれ表示される。
作業者は、ターゲット表示欄86、あるいは判定条件表示欄82の各枠群90a〜90eを視認することで、判定条件58の内容を一見して把握できる。例えば、標準規格であるISO12647−7、ISO12647−8では、評価用カラーパッチ34毎の目標値がすべて一致しているが、許容誤差が僅かに異なっている。このように、両者の判定条件58が相紛らわしい場合、人為的ミスの発生頻度を低減できるので特に便利である。
ステップS26において、色評価装置12は、印刷物26上の評価用パッチ群30の各測色値を取得したか否かを判別する。具体的には、作業者による測色操作を受け付けた後、制御部38は、測色計22、入力I/F44を介して、測色データの入力が完了したかを判別する。入力が完了していないと判別された場合(ステップS26:NO)、ステップS26に留まる。一方、指示があったと判別された場合(ステップS26:YES)、次のステップ(S27)に進む。
ステップS27において、判定部72は、ステップS26で得た評価用パッチ群30の各測色値を、ステップS24で取得された判定条件58に従って判定し、色再現特性の判定結果を得る。具体的には、評価用パッチ群30の測色値が目標値を基準とする許容範囲以内であれば「合格」とし、それ以外の範囲であれば「不合格」として判定する。本図例では、判定部72は、目標値(55,−37,−50)から色差ΔEが5以下、且つ、色相差ΔHが2.5以下である場合、「Cyan」の色再現特性は「合格」であると判定する。
なお、判定部72は、評価用カラーパッチ34毎に色再現特性の合否を判定してもよいし、2以上の評価用カラーパッチ34の誤差等の統計値、例えば、平均値、最大値、最小値、標準偏差等に基づいて判定してもよい。
ステップS28において、色評価装置12は、ステップS27で得られた判定結果を表示する。表示制御部46は、種々の形態で可視化した判定結果を、ウィンドウW(図6及び図7参照)と同一又は別のウィンドウに表示させる。
ステップS29において、色評価装置12は、ステップS27で得た判定結果を保存する。具体的には、制御部38は、印刷物26に関する色再現特性の判定結果を、印刷情報(ステップS12参照)と紐付けてメモリ52に格納させる。
このようにして、印刷物26の色再現特性を判定するための第2動作が完了する。その後、色評価装置12は、測色データや判定結果を含む各種情報を外部に送出し、サーバ装置18に各種データを保存・管理させてもよい。これにより、クライアント装置を介して判定結果にアクセス可能であり、印刷色評価システム10内における色再現特性の精度管理が容易になる。
以上のように、本実施の形態に係る印刷色評価システム10に関し、画像処理部20は、印刷コンテンツ28を表すデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチ34からなる評価用パッチ群30、及び、入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチ32を更に含む印刷用データを作成する。色評価装置12は、測色計22により得た印刷物26上の識別用カラーパッチ32の測色値に基づいて入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた色再現特性の判定条件58を取得する判定条件取得部70と、測色計22により得た印刷物26上の評価用パッチ群30の各測色値を、判定条件取得部70により取得された判定条件58に従って判定し、色再現特性の判定結果を得る判定部72とを有する。
評価用パッチ群30の測色に供される測色計22を用いて識別用カラーパッチ32を測色することで、得られた測色値を介して、入力色空間特性の種類に応じた判定条件58を自動的に取得可能である。これにより、印刷物26の色再現特性を判定するための作業効率を大幅に向上できる。
また、色評価装置12は、測色計22による識別用カラーパッチ32の測色に応じて、判定条件取得部70により取得された判定条件58に関する可視情報を表示する表示部48を更に有する。これにより、ユーザは、評価対象である印刷物26における色再現特性の判定条件58を、表示部48を介して容易に把握可能であり、作業上便宜である。
[変形例]
続いて、本実施の形態の変形例に係る印刷色評価システム120の構成について説明する。なお、動作に関しては、図4及び図5のフローチャートと同様のため、その説明を割愛する。
図8に示すように、印刷色評価システム120は、図1に示す各装置のほか、印刷装置14の印刷処理サーバとして機能するRIP(Raster Image Processor)装置122を更に備える。ここで、RIP装置122は、図1及び図3と同じ機能の画像処理部20を備えるとともに、印刷装置14に電気的に接続されている。
このように、識別用カラーパッチ32を介して、入力色空間特性の種類を符号化及び復号化する各機能を別個の装置で実行しても、本実施の形態と同様の作用効果が得られる。この場合、識別カラーコード54及び判定条件58に関し、同じ内容のデータを用いる必要がある点に留意する。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10、120…印刷色評価システム 12…色評価装置
14…印刷装置 20…画像処理部
22…測色計 26…印刷物
28…印刷コンテンツ 30…評価用パッチ群
32…識別用カラーパッチ 34(a〜i)…評価用カラーパッチ
38…制御部 42…入力部
48…表示部 50…出力I/F
52…メモリ 54…識別カラーコード
56…ICCプロファイル 58…判定条件
64…色値決定部 66…画像配置部
70…判定条件取得部 72…判定部
80…判定画面 122…RIP装置

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷用データを作成する画像処理手段と、前記画像処理手段から供給された前記印刷用データに基づいて印刷物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により得た前記印刷物を測色する測色計と、前記測色計により得た前記印刷物の測色値に基づいて、前記印刷物の色再現特性を評価する色評価装置とを備えるシステムであって、
    前記画像処理手段は、前記印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む前記印刷用データを作成し、
    前記色評価装置は、
    前記測色計により得た前記印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を取得する判定条件取得部と、
    前記測色計により得た前記印刷物上の前記評価用パッチ群の各測色値を、前記判定条件取得部により取得された前記判定条件に従って判定し、前記色再現特性の判定結果を得る判定部と、を有する
    ことを特徴とする印刷色評価システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記色評価装置は、前記測色計による前記識別用カラーパッチの測色に応じて、前記判定条件取得部により取得された前記判定条件に関する可視情報を表示する表示部を更に有することを特徴とする印刷色評価システム。
  3. 少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷用データを作成する画像処理手段と、前記画像処理手段から供給された前記印刷用データに基づいて印刷物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により得た前記印刷物を測色する測色計と、前記測色計により得た前記印刷物の測色値に基づいて、前記印刷物の色再現特性を評価する色評価装置とを用いた方法であって、
    前記印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む前記印刷用データを、前記画像処理手段により作成するステップと、
    前記測色計により得た前記印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を、前記色評価装置により取得するステップと、
    前記測色計により得た前記印刷物上の前記評価用パッチ群の各測色値を、取得された前記判定条件に従って判定し、前記色再現特性の判定結果を前記色評価装置により得るステップと
    備えることを特徴とする印刷色評価方法。
  4. 請求項3記載の方法において、
    前記測色計による前記識別用カラーパッチの測色に応じて、取得された前記判定条件に関する可視情報を前記色評価装置が有する表示部に表示させるステップを更に備えることを特徴とする印刷色評価方法。
  5. 少なくとも1つの印刷コンテンツを含む印刷物を測色して得た測色値に基づいて、前記印刷物の色再現特性を評価するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記印刷コンテンツを表すコンテンツデータの色変換処理に供される入力色空間特性の種類に応じて色が決定された、少なくとも1つの評価用カラーパッチからなる評価用パッチ群、及び、前記入力色空間特性の種類に固有の色を有する識別用カラーパッチを更に含む印刷用データを作成する画像処理部、
    測色により得た前記印刷物上の前記識別用カラーパッチの測色値に基づいて前記入力色空間特性の種類を特定し、該種類に応じた前記色再現特性の判定条件を取得する判定条件取得部、
    測色により得た前記印刷物上の前記評価用パッチ群の各測色値を、前記判定条件取得部により取得された前記判定条件に従って判定し、前記色再現特性の判定結果を得る判定部
    として機能させることを特徴とする印刷色評価プログラム。
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