JPH08302954A - 四周接合型の壁板 - Google Patents
四周接合型の壁板Info
- Publication number
- JPH08302954A JPH08302954A JP13267495A JP13267495A JPH08302954A JP H08302954 A JPH08302954 A JP H08302954A JP 13267495 A JP13267495 A JP 13267495A JP 13267495 A JP13267495 A JP 13267495A JP H08302954 A JPH08302954 A JP H08302954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joining
- wall plate
- sides
- type wall
- recessed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 四周接合型の壁板において接合部分、特に縦
目地部にける防水性を良くし、千鳥配置や開口部との取
り合わせ関係にも係わらず自由に貼着け施工可能とする
ことを目的とする。 【構成】 壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出接合
段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａを受
容する凹入接合段部Ｂが設けられた四週接合型の壁板に
おいて、凹入接合段部Ｂの入隅部６及び突出段部Ａ側面
の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシール剤充
填用の細溝７が設けられ、該細溝７内に発泡合成ゴムよ
りなるシール剤８が盛付けられてなる。
目地部にける防水性を良くし、千鳥配置や開口部との取
り合わせ関係にも係わらず自由に貼着け施工可能とする
ことを目的とする。 【構成】 壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出接合
段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａを受
容する凹入接合段部Ｂが設けられた四週接合型の壁板に
おいて、凹入接合段部Ｂの入隅部６及び突出段部Ａ側面
の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシール剤充
填用の細溝７が設けられ、該細溝７内に発泡合成ゴムよ
りなるシール剤８が盛付けられてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は四周接合型の壁板の改
良に関する。
良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、外装壁板として、図１に示すよう
に壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出接合段部Ａ、
他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａを受容する凹
入接合段部Ｂを設けてなる四周接合型の壁板１が知られ
ている（例えば実開平6-10474号又は実開平6-14337 号
等) 。これら四周接合型壁板１は、主として壁面に横貼
りで使用され、また四周全面が互いに接合用段部Ａ、Ｂ
で確実に接合されていくので相互の止着強度が優れ、ま
た接合部分での歪みや位置ずれが少なく、さらに縦目地
施工を必要としないので施工も簡単でかつ見栄えの良い
壁面を構築できる利点を有する。
に壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出接合段部Ａ、
他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａを受容する凹
入接合段部Ｂを設けてなる四周接合型の壁板１が知られ
ている（例えば実開平6-10474号又は実開平6-14337 号
等) 。これら四周接合型壁板１は、主として壁面に横貼
りで使用され、また四周全面が互いに接合用段部Ａ、Ｂ
で確実に接合されていくので相互の止着強度が優れ、ま
た接合部分での歪みや位置ずれが少なく、さらに縦目地
施工を必要としないので施工も簡単でかつ見栄えの良い
壁面を構築できる利点を有する。
【０００３】ところで、上記型の壁板においては、横目
地部分は凹入接合段部Ｂの表面片で覆われるので防水上
特に問題はないが、縦目地部分は雨水が浸透し易く、し
かも図６に示すように左右上下の壁板の接合部には壁板
裏面へと全通する隙間Ｐ、Ｐができるので、何らのシー
ル手段を施さずに接合していくと縦目地部分を伝って流
下してくる雨水がこの隙間Ｐ、Ｐから壁板裏面へと回り
込む不都合があり、このような雨水の浸透を防止するた
め、突出接合段部Ａの突出表面にシール剤を全面的に盛
付けたり（実開平6-10474 号）あるいは突出接合段部Ａ
の突出角部に保護キャップを被せ、これをシールパッキ
ンの作用を行わせることによって防水性を改良すること
（実開平6-14337 号）などが提案されている。
地部分は凹入接合段部Ｂの表面片で覆われるので防水上
特に問題はないが、縦目地部分は雨水が浸透し易く、し
かも図６に示すように左右上下の壁板の接合部には壁板
裏面へと全通する隙間Ｐ、Ｐができるので、何らのシー
ル手段を施さずに接合していくと縦目地部分を伝って流
下してくる雨水がこの隙間Ｐ、Ｐから壁板裏面へと回り
込む不都合があり、このような雨水の浸透を防止するた
め、突出接合段部Ａの突出表面にシール剤を全面的に盛
付けたり（実開平6-10474 号）あるいは突出接合段部Ａ
の突出角部に保護キャップを被せ、これをシールパッキ
ンの作用を行わせることによって防水性を改良すること
（実開平6-14337 号）などが提案されている。
【０００４】
【従来技術の問題点】しかしながら、前記手段はシール
剤が突出接合段部の表面に盛り付けされているので、塵
埃類が付着しやすく、これを防止するため使用に供され
るまではカバーで覆っておくなどの処置が必要となり、
また後者手段は、壁板とは別に保護キャップの管理が必
要となり、作業等が面倒となる欠点があった。また、上
記いずれの手段も縦目地に浸透した雨水は縦目地を通し
て壁面下部へ流下させることを前提としているため、こ
の縦目地が遮断されるような配置、例えば図６に示すよ
うな千鳥配置や窓などの開口部の横辺部分に縦目地が位
置するような配置にはできない問題があり、縦目地部分
における防水のためにはかなり面倒な補修作業が必要と
なる問題があった。
剤が突出接合段部の表面に盛り付けされているので、塵
埃類が付着しやすく、これを防止するため使用に供され
るまではカバーで覆っておくなどの処置が必要となり、
また後者手段は、壁板とは別に保護キャップの管理が必
要となり、作業等が面倒となる欠点があった。また、上
記いずれの手段も縦目地に浸透した雨水は縦目地を通し
て壁面下部へ流下させることを前提としているため、こ
の縦目地が遮断されるような配置、例えば図６に示すよ
うな千鳥配置や窓などの開口部の横辺部分に縦目地が位
置するような配置にはできない問題があり、縦目地部分
における防水のためにはかなり面倒な補修作業が必要と
なる問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、四周接合型の壁板において、接合部分特に縦目
地部にける防水性を良くし、千鳥配置や開口部との取り
合わせ関係にも係わらず自由に貼着け施工可能とするこ
とを目的としてなされたものである。
に鑑み、四周接合型の壁板において、接合部分特に縦目
地部にける防水性を良くし、千鳥配置や開口部との取り
合わせ関係にも係わらず自由に貼着け施工可能とするこ
とを目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の四周接
合型の壁板は、壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出
接合段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａ
を受容する凹入接合段部Ｂが設けられた四週接合型の壁
板において、凹入接合段部Ｂの入隅部６及び突出段部Ａ
側面の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシール
剤充填用の細溝７が設けられ、該細溝７内に発泡合成ゴ
ムよりなるシール剤８が盛付けられてなることを特徴と
するものである。
合型の壁板は、壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出
接合段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａ
を受容する凹入接合段部Ｂが設けられた四週接合型の壁
板において、凹入接合段部Ｂの入隅部６及び突出段部Ａ
側面の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシール
剤充填用の細溝７が設けられ、該細溝７内に発泡合成ゴ
ムよりなるシール剤８が盛付けられてなることを特徴と
するものである。
【０００７】
【作用】この発明の四周接合型の壁板１を接合した時、
壁板間の隙間は細溝７内に設けたシール剤８によってシ
ールされるが、このシール剤８の位置が凹入接合段部Ｂ
の入隅部６及び突出段部Ａ側面の前記入隅部６の延長面
６Ａの全長とされているため、壁板１の接合面四周全周
がシール剤８でシールされる。
壁板間の隙間は細溝７内に設けたシール剤８によってシ
ールされるが、このシール剤８の位置が凹入接合段部Ｂ
の入隅部６及び突出段部Ａ側面の前記入隅部６の延長面
６Ａの全長とされているため、壁板１の接合面四周全周
がシール剤８でシールされる。
【０００８】なお、シール剤８は、突出接合段部Ａを密
着した時に少なくとも50％以上圧縮され、接合段部間の
隙間をシールするようにすることが望ましい。この場合
において、圧縮率を50％以上とするのは、これより少な
いと確実なシール効果が得られないからである。なお50
％以上とすれば特に上限は限定しないが、あまり高くす
ると壁板１の目地間隔が広がる問題も生じるのでこれら
を勘案して適当な圧縮率とする。
着した時に少なくとも50％以上圧縮され、接合段部間の
隙間をシールするようにすることが望ましい。この場合
において、圧縮率を50％以上とするのは、これより少な
いと確実なシール効果が得られないからである。なお50
％以上とすれば特に上限は限定しないが、あまり高くす
ると壁板１の目地間隔が広がる問題も生じるのでこれら
を勘案して適当な圧縮率とする。
【０００９】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図１はこ
の発明の実施例の平面図、図２は図１のＸ−Ｘ線断面
図、図３は図１のＹ−Ｙ線断面図、図４は実施例の要部
拡大斜視図、図５は実施例の使用状態を示す平面図であ
る。
の発明の実施例の平面図、図２は図１のＸ−Ｘ線断面
図、図３は図１のＹ−Ｙ線断面図、図４は実施例の要部
拡大斜視図、図５は実施例の使用状態を示す平面図であ
る。
【００１０】この発明の四周接合型の壁板１は、繊維補
強セメント製などとされた壁板１周囲の隣接する二辺
２、３に突出接合段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前
記接合段部Ａを受容する凹入接合段部Ｂが設けられた四
週接合型の壁板１において、図２及び図３に示すように
凹入接合段部Ｂの入隅部６及び図４に示すように突出段
部Ａ側面の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシ
ール剤充填用の細溝７が設けら、該細溝７内に発泡合成
ゴムよりなるシール剤８が盛付けられて構成されてい
る。
強セメント製などとされた壁板１周囲の隣接する二辺
２、３に突出接合段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前
記接合段部Ａを受容する凹入接合段部Ｂが設けられた四
週接合型の壁板１において、図２及び図３に示すように
凹入接合段部Ｂの入隅部６及び図４に示すように突出段
部Ａ側面の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシ
ール剤充填用の細溝７が設けら、該細溝７内に発泡合成
ゴムよりなるシール剤８が盛付けられて構成されてい
る。
【００１１】なお、上記細溝７内に盛りつけられるシー
ル剤８は、突出接合段部Ａを密着した時に少なくとも50
％以上の圧縮率となる高さに均一に盛りつけた。また、
上記シール剤８の発泡倍率は２〜３倍とされる。
ル剤８は、突出接合段部Ａを密着した時に少なくとも50
％以上の圧縮率となる高さに均一に盛りつけた。また、
上記シール剤８の発泡倍率は２〜３倍とされる。
【００１２】そして、この発明の四周接合型の壁板１を
壁面に貼着けていく場合、図５に示すように四周の突出
接合段部Ａ、Ａを他辺の凹入接合段部Ｂ、Ｂに嵌合させ
て接合していく。このとき、シール剤８は図５の斜線部
分で示すように接合される壁板四周の全周に位置する。
また、シール剤８は壁板１を接合した段階で十分圧縮さ
れ、防水性が確保される。またシール剤８の圧縮率を50
％以上の圧縮率となる高さに均一に盛付けた場合その圧
縮は確実に行われ、接合部全長にわたって確実な防水性
が確保された。
壁面に貼着けていく場合、図５に示すように四周の突出
接合段部Ａ、Ａを他辺の凹入接合段部Ｂ、Ｂに嵌合させ
て接合していく。このとき、シール剤８は図５の斜線部
分で示すように接合される壁板四周の全周に位置する。
また、シール剤８は壁板１を接合した段階で十分圧縮さ
れ、防水性が確保される。またシール剤８の圧縮率を50
％以上の圧縮率となる高さに均一に盛付けた場合その圧
縮は確実に行われ、接合部全長にわたって確実な防水性
が確保された。
【００１３】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、壁板の
接合用突出段部の表面ではなく凹入段部Ｂの入隅部及び
突出段部Ａ側面の延長部にシール剤８を盛付けた構成と
したため、壁板の突合わせ面四周全面が完全にシールさ
れるので壁板裏面への雨水の回り込みが確実に防止でき
る。また、このため従来では施工を避けることとされて
いた千鳥状の配置が可能となる他、凹入段部Ｂの表面側
突出辺を切り落とすことにより、窓などの開口部横に壁
板を突き合わせ配置することも可能となり、施工可能な
範囲が広がるなどの効果を有する。
接合用突出段部の表面ではなく凹入段部Ｂの入隅部及び
突出段部Ａ側面の延長部にシール剤８を盛付けた構成と
したため、壁板の突合わせ面四周全面が完全にシールさ
れるので壁板裏面への雨水の回り込みが確実に防止でき
る。また、このため従来では施工を避けることとされて
いた千鳥状の配置が可能となる他、凹入段部Ｂの表面側
突出辺を切り落とすことにより、窓などの開口部横に壁
板を突き合わせ配置することも可能となり、施工可能な
範囲が広がるなどの効果を有する。
【図１】この発明の実施例の平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】実施例の要部拡大斜視図である。
【図５】実施例の使用状態を示す要部拡大正面図であ
る。
る。
【図６】従来例を示す要部拡大正面図である。
１…四周接合型の壁板 ２、３…隣接する二辺 ４、５…他の隣接する二辺 Ａ…突出接合段部 Ｂ…凹入接合段部 ６…凹入接合段部の入隅部 ６Ａ…突出段部側面の入隅部６の延長面 ７…シール剤充填用の細溝 ８…シール剤
Claims (1)
- 【請求項１】 壁板１周囲の隣接する二辺２、３に突出
接合段部Ａ、他の隣接する二辺４、５に前記接合段部Ａ
を受容する凹入接合段部Ｂが設けられた四週接合型の壁
板において、凹入接合段部Ｂの入隅部６及び突出段部Ａ
側面の前記入隅部６の延長面６Ａの全長にわたりシール
剤充填用の細溝７が設けられ、該細溝７内に発泡合成ゴ
ムよりなるシール剤８が盛付けられてなることを特徴と
する四周接合型の壁板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13267495A JPH08302954A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 四周接合型の壁板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13267495A JPH08302954A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 四周接合型の壁板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302954A true JPH08302954A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15086855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13267495A Pending JPH08302954A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 四周接合型の壁板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302954A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6609342B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-08-26 | Nichiha Co., Ltd. | Sealing member and siding boards attachment structure |
| US6615560B2 (en) | 2000-06-30 | 2003-09-09 | Nichiha Co., Ltd. | Siding boards attachment structure, sealing member used for the same, siding board, and method of attaching siding boards |
| US6637170B2 (en) | 2000-08-09 | 2003-10-28 | Nichiha Co., Ltd. | External wall construction, sealing fixture, external wall panel, and external wall constructing method |
| JP2020117872A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | Ｊｆｅ鋼板株式会社 | 建材パネル |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP13267495A patent/JPH08302954A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6615560B2 (en) | 2000-06-30 | 2003-09-09 | Nichiha Co., Ltd. | Siding boards attachment structure, sealing member used for the same, siding board, and method of attaching siding boards |
| US6637170B2 (en) | 2000-08-09 | 2003-10-28 | Nichiha Co., Ltd. | External wall construction, sealing fixture, external wall panel, and external wall constructing method |
| US6609342B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-08-26 | Nichiha Co., Ltd. | Sealing member and siding boards attachment structure |
| JP2020117872A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | Ｊｆｅ鋼板株式会社 | 建材パネル |
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