JPH08301344A - バッグインボックス用包装袋 - Google Patents

バッグインボックス用包装袋

Info

Publication number
JPH08301344A
JPH08301344A JP7135643A JP13564395A JPH08301344A JP H08301344 A JPH08301344 A JP H08301344A JP 7135643 A JP7135643 A JP 7135643A JP 13564395 A JP13564395 A JP 13564395A JP H08301344 A JPH08301344 A JP H08301344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
box
heat
resin
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7135643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3701343B2 (ja
Inventor
Kaoru Watanabe
薫 渡辺
Yoshio Nishida
吉男 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP13564395A priority Critical patent/JP3701343B2/ja
Publication of JPH08301344A publication Critical patent/JPH08301344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3701343B2 publication Critical patent/JP3701343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装袋としての機能を低下させることなく、
内容物を容易に取り出すことができ、かつ残液の問題の
ないバッグインボックス用包装袋を提供することであ
る。 【構成】 樹脂のフィルムを折り曲げまたは重ね合わせ
てその外周端部をヒ−トシ−ルして袋状に形成し、更に
注出口を備えてなるバックインボックス用包装袋におい
て、該樹脂のフィルムの層間に、イ−ジピ−ル性テ−プ
を介在させて、その四周の外周端部をヒ−トシ−ルして
シ−ル部を形成することを特徴とするバッグインボック
ス用包装袋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッグインボックス用
包装袋に関するものであり、更に詳しくは、例えば、ジ
ュ−ス、酒、ワイン、食品調味料、等の液体飲料、ある
いは試薬、薬品等の工業用液体、その他等を充填包装す
るに適するバッグインボックス用包装袋に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ジュ−ス、酒、ワイン等
の液体飲料、試薬、薬品等の工業用液体等を充填包装す
る包装用容器として、代表的なものとしては、金属缶、
瓶等の容器が使用されている。しかし、これらの容器
は、近年、世界的に公害問題が取り上げられて、この一
環として固形廃棄物の一つとしての空き缶、空き瓶処理
等が問題となり、その使用が懸念されている。その代替
え容器として、使い捨てができる、いわゆるワンウェイ
容器であるバッグインボックス用包装袋が注目されてい
る。これは、段ボ−ル箱等を外装とし、内装にプラスチ
ックの薄肉内装缶または袋を使用するものであり、いわ
ゆるバッグインボックス(bag in box)と呼
ばれるものである。すなわち、紙とプラスチックとの複
合容器にかかるものであり、内容物に対する耐水性、耐
薬品性、ガスバリヤ−性等は、内装であるプラスチック
の薄肉内装缶または袋に受け持たせ、輸送上、使用上に
必要な剛性等は、外装の段ボ−ル箱に分担させるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、従来、バッ
グインボックスにおいて、その内容物の使用に際して
は、通常、バッグインボックス用包装袋に取り付けられ
ている注出口から内容物を取り出して、その使用に供し
ている。しかしながら、バッグインボックス用包装袋に
取り付けられている注出口は、内容物の充填にも使用さ
れ、取り出す時の排出量としては小さく、例えば、レス
トラン等においてジュ−ス等の業務用の液体飲料等を取
り出す場合、あるいは工場等で使用する薬品等を取り出
す場合、それなりの時間を要し、調理者、作業者等をい
らいらさせるものである。また、注出口から排出しても
内容物を全部を取り出すことは困難であり、特に、粘体
内容物の場合、バッグインボックス用包装袋内に内容物
が残留するという問題点がある。そのため、注出口を介
して内容物を取り出すことを行わないで、ナイフ、カッ
タ−等を使用して袋をカットして取り出す場合がある。
しかしながら、ナイフ、カッタ−等を使用して取り出す
場合、その刃がこぼれて内容物の中に混入するという欠
点があり、特に、近年、いわゆるPL法等の施行によ
り、その影響を受け、液体飲料等を充填包装したバッグ
インボックス用包装袋の開封に際しては、ナイフ、カッ
タ−等を使用して袋をカットして内容物を取り出すこと
は、通常、戒められているものである。そこで、本発明
の目的は、包装袋としての機能を低下させることなく、
内容物を容易に取り出すことができ、かつ残液の問題の
ないバッグインボックス用包装袋を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく鋭意研究した結果、バッグインボ
ックス用包装袋を構成する樹脂のフィルムの層間に、イ
−ジピ−ル性のテ−プを介在させて、該樹脂のフィルム
の外周端部をヒ−トシ−ルして、バッグインボックス用
包装袋を構成し、該包装袋に液体飲料、薬品等の内容物
を充填包装し、しかる後、バッグインボックス用包装袋
のシ−ル部を手に持ってイ−ジピ−ル性のテ−プを利用
してそのシ−ル部を開封したところ、極めて簡単に開封
することができ、かつ内容物の全量を容易に取り出すこ
とができて残液等の問題のないバッグインボックス用包
装袋を見出して、本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、樹脂のフィルムを折
り曲げまたは重ね合わせてその外周端部をヒ−トシ−ル
して袋状に形成し、更に注入口を備えてなるバッグイン
ボックス用包装袋において、一方の面にヒ−トシ−ル性
の接着剤層を設けると共に他方の面にイ−ジピ−ル性の
接着剤層を設けてなるテ−プをそのイ−ジピ−ル性の接
着剤層面を対向させて重ね合わせて一端の端部をシ−ル
してイ−ジピ−ル性のシ−ル部を設けてV字型のイ−ジ
ピ−ル性テ−プを構成し、更に、該V字型のイ−ジピ−
ル性テ−プを上記のバッグインボックス用包装袋のシ−
ル部を構成する樹脂のフィルムの層間に、該イ−ジピ−
ル性テ−プのヒ−トシ−ル性の接着剤層面とバッグンボ
ックス用包装袋を構成する樹脂のフィルム面とを対向さ
せて介在させ、かつ、該イ−ジピ−ル性テ−プのヒ−ト
シ−ル性の接着剤層とバッグインボックス用包装袋を構
成する樹脂のフィルムとを含めてその外周端部をヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部を形成してバッグインボックス用包
装袋を構成することを特徴とする易開封性バッグインボ
ックス用包装袋に関するものである。
【0006】
【作用】本発明は、バッグインボックス用包装袋を構成
する樹脂のフィルムの層間に、イ−ジピ−ル性のシ−ル
部を有するV字型のイ−ジピ−ル性テ−プを介在させ、
該イ−ジピ−ル性テ−プのヒ−トシ−ル性の接着剤層と
バッグインボックス用包装袋を構成する樹脂のフィルム
とを含めてその外周端部をヒ−トシ−ルしてバッグイン
ボックス用包装袋を構成し、而して、その開封は、V字
型のイ−ジピ−ル性テ−プのV字型のイ−ジピ−ル性の
シ−ル部を引き剥がすことによって、極めて簡単に開封
することができ、かつ内容物の全量を容易に取り出すこ
とができて残液等の問題のないバッグインボックス用包
装袋を製造することができるというものである。
【0007】
【本発明の詳細な説明】上記の本発明について、更に詳
しく説明する。まず、本発明にかかるバッグインボック
ス用包装袋の構成について図面を用いて説明する。図1
は、本発明にかかるV字型のイ−ジピ−ル性テ−プの構
成を示す断面図である。図1に示すように、基材シ−ト
1の一方の面にヒ−トシ−ル性の接着剤層2を設けると
共に他方の面にイ−ジピ−ル性の接着剤層3を設けてテ
−プ4を製造し、而して該テ−プ4の一対をそのイ−ジ
ピ−ル性の接着剤層3、3の面が対向するように重ね合
わせて、その一端の端部のイ−ジピ−ル性の接着剤層
3、3をシ−ルしてイ−ジピ−ル性のシ−ル部5を形成
して、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プAを製造する。次
に、図2は、本発明にかかるバッグインボックス用包装
袋の構成を示す断面図である。図2に示すように、上記
で製造したV字型のイ−ジピ−ル性テ−プAを、バッグ
インボックス用包装袋を構成する樹脂のフィルム6、6
の層間に、該イ−ジピ−ル性テ−プAのヒ−トシ−ル性
の接着剤層2の面とバッグンボックス用包装袋を構成す
る樹脂のフィルム6の面とを対向させて介在させ、か
つ、該イ−ジピ−ル性テ−プAのヒ−トシ−ル性の接着
剤層2とバッグインボックス用包装袋を構成する樹脂の
フィルム6とを含めてその外周端部をヒ−トシ−ルして
シ−ル部7、7を形成して、本発明にかかるバッグイン
ボックス用包装袋Bを製造することができる。なお、バ
ッグインボックス用包装袋Bにおいては、予め、樹脂の
フィルム6に開口部8を設け、該開口部8にフランジ部
9を有する注出口10を、そのフランジ部9と樹脂のフ
ィルム6とをヒ−トシ−ルさせて、シ−ル部11、11
を形成して、注出口10が取り付けられている。図中1
2は、注出口10を密閉する蓋部を表す。上記におい
て、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プAとバッグインボッ
クス用包装袋Bを構成する樹脂のフィルム6、6とのヒ
−トシ−ルの状態を更に詳しく説明すると、図3は、上
記の図2におけるXの部分を拡大した斜視図である。図
3に示すように、バッグインボックス用包装袋Bの左右
の両側端P、P′ににいては、V字型のイ−ジピ−ル性
テ−プAが存在する部分では、樹脂のフィルム6の面と
V字型のイ−ジピ−ル性テ−プAのヒ−トシ−ル性の接
着剤層2の面とが接し、また、V字型のイ−ジピ−ル性
テ−プAのイ−ジピ−ル性の接着剤層3、3の面どうし
とが接し、それぞれがヒ−トシ−ルしてシ−ル部7fを
構成する。他方、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プAが存
在しない部分では、樹脂のフィルム6、6どうしが接し
てヒ−トシ−ルしてシ−ル部7gを構成する。次に、本
発明において、バッグインボックス用包装袋Bの前方端
Q、Q′においては、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プA
が存在する部分では、樹脂のフィルム6の面とV字型の
イ−ジピ−ル性テ−プAのヒ−トシ−ル性の接着剤層2
の面とが接して、その両者がヒ−トシ−ルしてシ−ル部
7hを構成するが、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プAの
V字型内のイ−ジピ−ル性の接着剤層3の面どうしは、
その間に、例えば、非ヒ−トシ−ル性のインキ層等の介
在物を夾雑させてその両者をヒ−トシ−ルさせないよう
にしてシ−ル部を形成しないようにする。なお、上記の
非ヒ−トシ−ル性のインキ層は、部分的または全面に設
けることもできる。
【0008】而して、上記で製造したバッグインボック
ス用包装袋Bにおいては、そのイ−ジピ−ル性テ−プA
の存在している部分の端を手に持って、その両側を引っ
張ると、該バッグインボックス用包装袋Bは、そのイ−
ジピ−ル性のシ−ル部5のシ−ルが容易に剥離して開封
し、極めて簡単に内容物の全量を取り出すことができ、
残液等が全くないものである。
【0009】次に、上記の本発明において、本発明にか
かるバッグインボックス用包装袋を製造する際に使用す
る材料について説明する。まず、本発明において、V字
型のイ−ジピ−ル性テ−プを構成する基材シ−トとして
は、強度に優れ、耐熱性、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性
等の諸堅牢性に富む樹脂のフィルムないしシ−トを使用
することができ、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹
脂、ポリ塩化ビニ系樹脂等の各種の樹脂のフィルムない
しシ−トを選択して使用することができる。
【0010】次にまた、上記のV字型のイ−ジピ−ル性
テ−プを構成するヒ−トシ−ル性の接着剤層を構成する
接着剤としては、通常の包装材料を製造するときに使用
するヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムないしシ−
ト、あるいはそれを含むコ−ティング膜等を使用するこ
とができる。例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹
脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、メチルペンテン系樹脂、ポリブテ
ン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、その他等のフィルムないしシ−ト、あるいはその
コ−ティング膜等を使用することができる。而して、本
発明においては、上記のフィルムないしシ−トを上記の
基材シ−トに積層ないし貼り合わせることによって、あ
るいは上記の樹脂を主成分とする組成物を調製し、これ
を上記の基材シ−トの上に通常の方法でコ−ティングす
ることによって、ヒ−トシ−ル性の接着剤層を構成する
ことができる。
【0011】上記の積層ないし貼り合わせ法としては、
例えば、通常の方法、例えば、ウエットラミネ−ト法、
ドライラミネ−ト法、押し出しラミネ−ト法、共押し出
しコ−ティングラミネ−ト法、Tダイ共押し出し成形法
等を採用することができる。その際、イソシアネ−ト系
(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエ
ン系等のアンカ−コ−ト剤、ポリウレタン系、ポリアク
リル系、ポリエステル系等のラミネ−ト系接着剤等を使
用することができる。また、コ−ティング法としては、
上記に挙げたヒ−トシ−ル性を有する樹脂を選択し、こ
れをビヒクルとする組成物を調製し、これを通常の塗布
ないし印刷法でコ−テイングしてそのコ−テイング膜を
製造してヒ−トシ−ル性を付与してもよい。
【0012】次にまた、上記のイ−ジピ−ル性テ−プを
構成するイ−ジピ−ル性の接着剤層を構成する接着剤と
しては、通常の包装材料を製造するときに使用するイ−
ジピ−ル性を構成する接着方法等によって行うことがで
きる。すなわち、上記で挙げたヒ−トシ−ル性の接着剤
層を構成する材料、例えば、低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−
樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体、メチルペンテン系樹脂、ポリブ
テン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル
系樹脂、その他等のフィルムないしシ−ト、あるいはそ
のコ−ティング膜等を使用し、シ−ル層間の界面剥離性
を利用する方法、シ−ル層の材料破壊剥離性を利用する
方法、シ−ル層に極力薄い層を設ける方法等によって、
イ−ジピ−ル性の接着剤層を製造して行うことができ
る。具体例を挙げれば、一方のイ−ジピ−ル性の接着剤
層としては、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロ
ピレンとのブレンドポリマ−もしくはエチレン−プロピ
レン共重合体等からなるポリプロピレンを主成分とする
材料で構成し、他方のイ−ジピ−ル性の接着剤層とし
て、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等か
らなるポリエチレンを主成分とする材料で構成し、その
両者の組み合わせでイ−ジピ−ル性のシ−ル部を構成す
ることができる。なお、本発明において、V字型のイ−
ジピ−ル性テ−プのV字型内のイ−ジピ−ル性の接着剤
層面には、前述のように、その面どうしの接着を阻害す
るインキ層等を全面または部分的に設けることができ
る。上記において、部分的に設ける場合、設けてない部
分をポイントシ−ルすることもできる。
【0013】次に、本発明において、バッグインボック
ス用包装袋を構成する樹脂のフィルムとしては、バッグ
インボックス用包装袋を構成するために使用されている
通常の樹脂のフィルム、例えば、ヒ−トシ−ル性を有す
る樹脂のフィルム、強度を有し、かつ耐熱性に富む樹脂
のフィルム、ガスバリヤ−性を有する樹脂のフィルムお
よび水蒸気バリヤ−性を有する樹脂のフィルム、その他
の樹脂のフィルム等を使用することができる。具体的に
は、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、メチルペンテン系樹脂、ポリブテン系樹脂等
のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ
塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共
重合体、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルア
ルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、フ
ッ素系樹脂、ジェン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、そ
の他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トからその機
能に合わせて選択して使用することができる。その他、
例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用するこ
とができる。本発明において、上記のフィルムないしシ
−トは、未延伸、一軸方向ないし二軸方向に延伸された
もの等、いずれのものでも使用することができる。ま
た、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm
位の範囲から選択して使用することができる。更に、本
発明においては、製膜化する方法としては、例えば、押
し出しラミネ−ト法、共押し出しラミネ−ト法、Tダイ
押し出し法、インフレ−ション法、その他公知の方法で
製膜化することができる。
【0014】而して、本発明において、ヒ−トシ−ル性
を有する樹脂のフィルムとしては、上記に挙げたフィル
ムないしシ−トの中から、例えば、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、
エチレン−アクリル酸共重合体、メチルペンテン系樹
脂、ポリブテン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
塩化ビニル系樹脂、その他等のフィルムないしシ−ト等
を使用することができる。
【0015】また、本発明において、強度を有し、かつ
耐熱性に富む樹脂のフィルムとしては、上記に挙げたフ
ィルムないしシ−トの中から強度に優れ、耐熱性、耐候
性、耐溶剤性、耐薬品性等の諸堅牢性に富むフィルム、
例えば、ポリプロピレン、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂等の樹脂のフィル
ムないしシ−トを選択して使用することができる。本発
明では、上記のフィルムは、包装袋の基材フィルムとし
ての機能を奏するものである。なお、本発明において
は、これらのフィルムには、例えば、ガスバリャ−性等
を賦与するためにポリ塩化ビニリデン系樹脂を含む組成
物をコ−ティングしてなるフィルム等も使用することが
できる。
【0016】また、本発明において、ガスバリヤ−性を
有する樹脂のフィルムとしては、上記に挙げた樹脂か
ら、例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、フッ素系
樹脂等の樹脂を選択して、そのフィルムないしシ−トを
使用することができる。その他、ガスバリヤ−性の包装
材料としては、例えば、アルミニュウム箔あるいはその
蒸着膜、あるいは酸化珪素、酸化アルミニュウム等の金
属酸化物の膜を有するフィルム等も使用することができ
る。
【0017】また、本発明において、水分透過性を有す
る樹脂のフィルムとしては、上記に挙げた樹脂から、例
えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフ
ィン系樹脂を選択して、そのフィルムないしシ−トを使
用することができる。
【0018】本発明にかかるバッグインボックス用包装
袋は、その中に充填する内容物の種類、包装目的、包装
形態、包装方法、流通形態、販売形態、その他等の条件
を考慮して包装材料を設計し、而して、それらに合致す
るフィルムないしシ−トを選択し、それらを重ね合わせ
て多重体として使用するものである。而して、本発明で
は、上記の多重体を折り曲げるか、あるいは重ね合わせ
てその外周端部をヒ−トシ−ルして、バッグインボック
ス用包装袋体を構成するものである。従って、上記に挙
げたヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム、強度を有
し、かつ耐熱性に富む樹脂のフィルム、ガスバリヤ−性
を有する樹脂のフィルムおよび水蒸気バリヤ−性を有す
る樹脂のフィルム等の樹脂のフィルムは、基本的には、
上記に挙げた樹脂のフィルムをそのまま使用することが
できるが、場合によっては、このフィルムないしシ−ト
に他の機能を賦与すべく他の樹脂のフィルムを任意に積
層して使用することもできる。例えば、上記に挙げた強
度を有し、かつ耐熱性に富む樹脂のフィルム、ガスバリ
ヤ−性を有する樹脂のフィルムおよび水蒸気バリヤ−性
を有する樹脂のフィルム等の樹脂のフィルムは、それ自
身でヒ−トシ−ル性を有する場合は、そのまま使用する
ことができるが、それ自身でヒ−トシ−ル性に劣るか、
あるいは有しない場合は、これらのフィルムにヒ−トシ
−ル性を付与し、しかる後それらを重ね合わせて多重体
を構成し、次いで、その四周の外周端部をヒ−トシ−ル
して、バッグインボックス用包装袋を製造することがで
きる。
【0019】その付与する方法としては、上記に挙げた
フィルムないしシ−トに上記に挙げたヒ−トシ−ル性を
有する樹脂のフィルムを積層してラミネ−トシ−トを製
造することができる。その積層法としては、通常の方
法、例えば、ウエットラミネ−ト法、ドライラミネ−ト
法、押し出しラミネ−ト法、共押し出しコ−ティングラ
ミネ−ト法、Tダイ共押し出し成形法等を採用すること
ができる。その際、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、
ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系等のアンカ−
コ−ト剤、ポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエス
テル系等のラミネ−ト系接着剤等、公知のアンカ−コ−
ト剤、接着剤等を使用することができる。あるいは、上
記に挙げたヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムない
しシ−トを構成する樹脂を選択し、これをビヒクルとす
る組成物を調製し、これを他の樹脂のフィルムないしシ
−ト等に、通常の塗布ないし印刷法でコ−テイングして
そのコ−テイング膜を製造してヒ−トシ−ル性を付与し
てもよい。
【0020】次に、本発明において、バッグインボック
ス用包装袋には注出口が取り付けられているが、かかる
注出口について説明すると、かかる注出口としては、袋
体の一部を開口して、その開口部分の樹脂のフィルムと
注出口のフランジとをヒ−トシ−ルさせて備えつけるこ
とができるものである。従って、本発明においては、袋
体を構成する樹脂のフィルムとヒ−トシ−ル性を有する
樹脂で成形してなる注出口を使用することが好ましく、
例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、その他
の樹脂等を射出成形して製造してなる注出口および蓋等
を使用することができる。
【0021】次に、本発明において、上記のような材料
を使用してなる本発明にかかるバッグインボックス用包
装袋の構成、その製造法等について、その二三例を挙げ
て図面を用いて更に具体的に説明する。図4は、本発明
にかかるバッグインボックス用包装袋の一例の構成を示
す概略的断面図である。すなわち、図4に示すように、
まず、ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム20、強
度を有し、かつ耐熱性に富む樹脂のフィルム21を用意
し、その順序で重ね合わせるて多重体22を構成する。
次に、該多重体22に予め開口部8形成し、次に、該開
口部8の内側からフランジ部9を有する注出口10を挿
入して、該注出口10のフランジ部9と多重体22との
重合部分をヒ−トシ−ルしてシ−ル部11を形成して、
多重体22に注出口10を取り付ける。なお、図中12
は、注出口10の蓋を表す。次に、本発明では、上記で
注出口10を取り付けた多重体22に、上記で形成した
と同様の別の多重体22を、そのヒ−トシ−ル性を有す
る樹脂のフィルム20が対向するようにして重ね合わ
せ、その際に、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プAを介在
させて、その外周端部をヒ−トシ−ルして、その四周に
シ−ル部7を形成することによって、本発明にかかるバ
ッグインボックス用包装袋Cを製造するとができる。
【0022】次に、別の形態のバッグインボックス用包
装袋を例示すると、図5は、他の形態のバッグインボッ
クス用包装袋の構成を示す概略的断面部である。すなわ
ち、図5に示すように、まず、ヒ−トシ−ル性を有する
樹脂のフィルム30、バリヤ−性を有する樹脂のフィル
ム31、強度を有し、かつ耐熱性に富む樹脂のフィルム
32を用意し、その順序で重ね合わせるて多重体33を
構成する。次に、該多重体33に予め開口部8形成し、
次に、該開口部8の内側からフランジ部9を有する注出
口10を挿入して、該注出口10のフランジ部9と多重
体33との重合部分をヒ−トシ−ルしてシ−ル部11を
形成して、多重体33に注出口10を取り付ける。な
お、図中12は、注出口10の蓋を表す。次に、本発明
では、上記で注出口10を取り付けた多重体33に、上
記と同様にして製造した別の多重体33を、そのヒ−ト
シ−ル性を有する樹脂のフィルム30が対向するように
して重ね合わせ、その際に、V字型のイ−ジピ−ル性テ
−プAを介在させて、その外周端部をヒ−トシ−ルし
て、その四周にシ−ル部7を形成することによって、本
発明にかかるバッグインボックス用包装袋Dを製造する
とができる。なお、本発明において、多重体とは、各樹
脂のフィルムを単に重ね合わせた状態のものをいい、各
樹脂のフィルムが接着して積層している状態のものでは
ない。
【0023】上記において、バリヤ−性を有する樹脂の
フィルムあるいは強度を有し、かつ耐熱性に富む樹脂の
フィルム等は、それ自身でヒ−トシ−ル性が劣る場合、
該フィルムにヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムを
その片面または両面にラミネ−トしてヒ−トシ−ル性を
付与してもよい。あるいはヒ−トシ−ル性を有する樹脂
をビヒクルの主成分とする組成物を調製して、これをフ
ィルムの片面または両面にコ−テイングして塗布膜を形
成することによってヒ−トシ−ル性を付与してもよい。
【0024】上記で挙げたバッグインボックス用包装袋
は、二三の例示にしかすぎないものであり、本発明で
は、充填包装目的、内容物、充填包装法、流通形態、販
売形態等によって、任意に包装設計することができ、そ
れによって、任意に材料を選定して種々の形態のバッグ
インボックス用包装袋を製造することができるものであ
り、上記に挙げた例によって本発明を限定するものでは
ない。
【0025】次に、上記で製造したバッグインボックス
用包装袋を使用して充填包装する方法について説明する
と、かかる方法としては、従来公知の方法で行うことが
でき、例えば、まず、上記で得たバッグインボックス用
包装袋の注出口の蓋を取り外し、これよりジュ−ス、
酒、ワイン等の液体飲料を計量して充填し、しかる後上
記の注出口に蓋を被せ密閉して、充填包装体を製造する
ことができる。
【0026】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に具体
的に説明する。 実施例1 厚さ15μmの延伸ポリアミドフィルムと、厚さ60μ
mの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを用意し、該直
鎖状低密度ポリエチレンフィルムの上に、上記延伸ポリ
アミドフィルム重ね合わせて、多重体を製造した。次
に、該多重体に注出口を取り付ける開口部を形成し、し
かる後該開口部にポリエチレン製注出口をヒ−トシ−ル
して取り付け、該注出口を取り付けた多重体を製造し
た。他方、上記と同様にして厚さ15μmの延伸ポリア
ミドフィルムと厚さ60μmの直鎖状低密度ポリエチレ
ンフィルムとを重ね合わせて多重体を製造した。次に、
上記で注出口を取り付けた多重体と、別に製造した別の
多重体とをその直鎖状低密度ポリエチレンフィルム面が
対向するように重ね合わせ、その際に、下記の構成から
なるV字型のイ−ジピ−ル性テ−プを介在させて、その
外周の端部を四周にわたってヒ−トシ−ルして、本発明
にかかるバッグインボックス用包装袋を製造した。な
お、上記において、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プのV
字型内のイ−ジピ−ル層面には、非ヒ−トシ−ル性の治
具を介在させた。上記で得たバッグインボックス用包装
袋にオレンジジュ−スを通常の方法で熱充填し、次いで
段ボ−ル箱に詰めて業務用ジュ−スとして出荷した。出
荷後、業務用ジュ−スとしてユ−ザ−が使用する際、V
字型のイ−ジピ−ル性テ−プの開いている部分を手に持
って開封したところ、小さい力で極めて容易に開封して
内容物を取り出すことができた。 V字型のイ−ジピ−ル性テ−プの構成。 厚さ50μmの直鎖状低密度ポリエチレン層/厚さ12
μmのポリエチレンテレフタレ−ト層/厚さ50μmの
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるイ−ジピ−ル層 上記のイ−ジピ−ル層面どおしを対向させてその一端の
端部をヒ−トシ−ルしてV字型のイ−ジピ−ル性テ−プ
を製造した。
【0027】実施例2 厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムと厚さ60μmの
直鎖状低密度ポリエチレンフィルムとを使用してウレタ
ン系接着剤でラミネ−トして積層体を製造し、これを外
層フィルムとした。他方、内層フィルムとして、厚さ7
0μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを用意し
た。次に、上記の外層フィルムと内層フィルムとを、そ
の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム面を対峙して重ね
合わせて、多重体を製造した。次に、該多重体に注出口
を取り付ける開口部を形成し、しかる後該開口部にポリ
エチレン製注出口をヒ−トシ−ルして取り付け、該注出
口を取り付けた多重体を製造した。他方、上記と同様に
して外層フィルムと内層フィルムとを重ね合わせて多重
体を製造した。次に、上記で注出口を取り付けた多重体
と、別に製造した別の多重体とをその直鎖状低密度ポリ
エチレンフィルム面が対向するように重ね合わせ、その
際に、下記の構成からなるV字型のイ−ジピ−ル性テ−
プを介在させて、その外周の端部を四周にわたってヒ−
トシ−ルして、本発明にかかるバッグインボックス用包
装袋を製造した。なお、上記において、V字型のイ−ジ
ピ−ル性テ−プのV字型内のイ−ジピ−ル層面には、非
ヒ−トシ−ル性の治具を介在させた。上記で得たバッグ
インボックス用包装袋にオレンジジュ−スを通常の方法
で熱充填し、次いで段ボ−ル箱に詰めて業務用ジュ−ス
として出荷した。出荷後、業務用ジュ−スとしてユ−ザ
−が使用する際、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プの開い
ている部分を手に持って開封したところ、小さい力で極
めて容易に開封して内容物を取り出すことができた。 V字型のイ−ジピ−ル性テ−プの構成。 厚さ50μmの直鎖状低密度ポリエチレン層/厚さ15
μmの延伸ナイロンフィルム/厚さ50μmのエチレン
−酢酸ビニル共重合体とポリエチレンとのブレンド物か
らなるイ−ジピ−ル層 上記のイ−ジピ−ル層面どおしを対向させてその一端の
端部をヒ−トシ−ルしてV字型のイ−ジピ−ル性テ−プ
を製造した。
【0028】実施例3 上記の実施例2におけるV字型のイ−ジピ−ル性テ−プ
の代わりに、下記の構成からなるV字型のイ−ジピ−ル
性テ−プを製造し、これを使用し、それ以外は全て上記
の実施例2と同様にして、本発明にかかるバッグインボ
ックス用包装袋を製造した。なお、上記において、V字
型のイ−ジピ−ル性テ−プのV字型内のイ−ジピ−ル層
面には、非ヒ−トシ−ル性のインキ層が介在しているこ
とからヒ−トシ−ルされなかった。上記で得たバッグイ
ンボックス用包装袋にオレンジジュ−スを通常の方法で
熱充填し、次いで段ボ−ル箱に詰めて業務用ジュ−スと
して出荷した。出荷後、業務用ジュ−スとしてユ−ザ−
が使用する際、V字型のイ−ジピ−ル性テ−プの非ヒ−
トシ−ル性のインキ層の部分で、その開いている部分を
手に持って開封したところ、小さい力で極めて容易に開
封して内容物を取り出すことができた。 V字型のイ−ジピ−ル性テ−プの構成。 厚さ50μmの直鎖状低密度ポリエチレン層/厚さ15
μmの延伸ナイロンフィルム/厚さ50μmのエチレン
−酢酸ビニル共重合体とポリエチレンとのブレンド物か
らなるイ−ジピ−ル層 上記のV字型のイ−ジピ−ル性テ−プのイ−ジピ−ル層
面の片半面に、非ヒ−トシ−ル性のインキ組成物を使用
して非ヒ−トシ−ル性のインキ層を形成し、次に上記の
片半面のイ−ジピ−ル層面どおしを対向させてその一端
の端部をヒ−トシ−ルしてV字型のイ−ジピ−ル性テ−
プを製造した。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、バッグインボックス用包装袋を構成する樹脂のフィ
ルムの層間に、イ−ジピ−ル性のテ−プを介在させて、
該樹脂のフィルムの外周端部をヒ−トシ−ルして、バッ
グインボックス用包装袋を構成し、該包装袋に液体飲
料、薬品等の内容物を充填包装し、しかる後、バッグイ
ンボックス用包装袋のシ−ル部を手に持ってイ−ジピ−
ル性のテ−プを利用してそのシ−ル部を開封したとこ
ろ、極めて簡単に開封することができ、かつ内容物の全
量を容易に取り出すことができて残液等の問題のないバ
ッグインボックス用包装袋を製造することができるとい
うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるV字型のイ−ジピ−ル性テ−プ
の構成を示す断面図である。
【図2】本発明にかかるバッグインボックス用包装袋の
構成を示す断面図である。
【図3】上記の図2におけるXの部分を拡大した斜視図
である。
【図4】本発明にかかるバッグインボックス用包装袋の
一例の構成を示す概略的断面図である。
【図5】本発明にかかる他の形態のバッグインボックス
用包装袋の構成を示す概略的断面部である。
【符号の説明】
1 基材シ−ト 2 ヒ−トシ−ル性の接着剤層 3 イ−ジピ−ル性の接着剤層 4 テ−プ 5 イ−ジピ−ル性のシ−ル部 6 樹脂のフィルム 7 シ−ル部 8 開口部 9 フランジ部 10 注出口 11 シ−ル部 12 蓋 A V字型のイ−ジピ−ル性テ−プ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂のフィルムを折り曲げまたは重ね合
    わせてその外周端部をヒ−トシ−ルして袋状に形成し、
    更に注入口を備えてなるバッグインボックス用包装袋に
    おいて、一方の面にヒ−トシ−ル性の接着剤層を設ける
    と共に他方の面にイ−ジピ−ル性の接着剤層を設けてな
    るテ−プをそのイ−ジピ−ル性の接着剤層面を対向させ
    て重ね合わせてその一端の端部をシ−ルしてイ−ジピ−
    ル性のシ−ル部を設けてV字型のイ−ジピ−ル性テ−プ
    を構成し、更に、該V字型のイ−ジピ−ル性テ−プを上
    記のバッグインボックス用包装袋のシ−ル部を構成する
    樹脂のフィルムの層間に、該イ−ジピ−ル性テ−プのヒ
    −トシ−ル性の接着剤層面とバッグンボックス用包装袋
    を構成する樹脂のフィルム面とを対向させて介在させ、
    かつ、該イ−ジピ−ル性テ−プのヒ−トシ−ル性の接着
    剤層とバッグインボックス用包装袋を構成する樹脂のフ
    ィルムとを含めて外周端部をヒ−トシ−ルし、シ−ル部
    を形成してバッグインボックス用包装袋を構成すること
    を特徴とする易開封性バッグインボックス用包装袋。
  2. 【請求項2】 樹脂のフィルムが、ヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムを内層として他の樹脂のフィルムの
    一種以上とを重ね合わた多重体からなることを特徴とす
    る上記の請求項1に記載するバッグインボックス用包装
    袋。
  3. 【請求項3】 V字型のイ−ジピ−ル性テ−プが、V字
    型の底部を内方に向けて介在していることを特徴とする
    上記の請求項1および2に記載するバッグインボックス
    用包装袋。
  4. 【請求項4】 V字型のイ−ジピ−ル性テ−プが、V字
    型内のイ−ジピ−ル性の接着剤層面に非ヒ−トシ−ル性
    のインキ層を有することを特徴とする上記の請求項1、
    2および3に記載するバッグインボックス用包装袋。
JP13564395A 1995-05-11 1995-05-11 バッグインボックス用包装袋 Expired - Fee Related JP3701343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13564395A JP3701343B2 (ja) 1995-05-11 1995-05-11 バッグインボックス用包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13564395A JP3701343B2 (ja) 1995-05-11 1995-05-11 バッグインボックス用包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08301344A true JPH08301344A (ja) 1996-11-19
JP3701343B2 JP3701343B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=15156607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13564395A Expired - Fee Related JP3701343B2 (ja) 1995-05-11 1995-05-11 バッグインボックス用包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3701343B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005162783A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷用インキ製品
JP2007238129A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Toppan Printing Co Ltd バッグインボックス用内袋

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49112621U (ja) * 1973-01-19 1974-09-26
JPS63105654U (ja) * 1986-12-26 1988-07-08
JPH0457750A (ja) * 1990-06-27 1992-02-25 Fujimori Kogyo Kk 易開封性密封包装袋
JPH05221454A (ja) * 1992-02-10 1993-08-31 Dainippon Printing Co Ltd 再密封性を有する袋
JPH0632359A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Toyo Alum Kk 包装袋
JPH0610151U (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 株式会社生産日本社 開閉可能な袋体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49112621U (ja) * 1973-01-19 1974-09-26
JPS63105654U (ja) * 1986-12-26 1988-07-08
JPH0457750A (ja) * 1990-06-27 1992-02-25 Fujimori Kogyo Kk 易開封性密封包装袋
JPH05221454A (ja) * 1992-02-10 1993-08-31 Dainippon Printing Co Ltd 再密封性を有する袋
JPH0632359A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Toyo Alum Kk 包装袋
JPH0610151U (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 株式会社生産日本社 開閉可能な袋体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005162783A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷用インキ製品
JP2007238129A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Toppan Printing Co Ltd バッグインボックス用内袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP3701343B2 (ja) 2005-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009520647A (ja) 廃棄処理可能な飲料缶
JP3815866B2 (ja) プラスチックパウチ
US20040118859A1 (en) Fluid container pouch
JPH09216640A (ja) レトルトパウチ
JPH09221176A (ja) レトルトパウチ
JPH11292140A (ja) 易開封性ヒートシール包装体およびその製造方法
JP3701343B2 (ja) バッグインボックス用包装袋
JPH11321885A (ja) パウチ
JPH08301298A (ja) バッグインボックス用包装袋
JP3813204B2 (ja) バッグインボックス用包装袋
JP3701344B2 (ja) バッグインボックス用包装袋
JPH0929898A (ja) ふた材
JP2012025472A (ja) 紙容器
JP2000033958A (ja) 注出口付きレトルト用袋
JPH09216664A (ja) レトルトパウチ
JP4427855B2 (ja) 注出口付包装袋
JP4184720B2 (ja) バッグインボックス
JPH09301446A (ja) レトルトパウチ
JP3678836B2 (ja) 包装容器
JP6705330B2 (ja) 包装袋
CN219969107U (zh) 一种密封性好的垫片片材
JPH10175650A (ja) 注出口付き耐加圧加熱包装体
JPH06182923A (ja) ボイル殺菌用包装材料
JPH09132271A (ja) バッグインボックス用バッグ
JPH0143225Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees