JP2000033958A - 注出口付きレトルト用袋 - Google Patents

注出口付きレトルト用袋

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JP2000033958A
JP2000033958A JP10206477A JP20647798A JP2000033958A JP 2000033958 A JP2000033958 A JP 2000033958A JP 10206477 A JP10206477 A JP 10206477A JP 20647798 A JP20647798 A JP 20647798A JP 2000033958 A JP2000033958 A JP 2000033958A
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bag
spout
retort
cap
cylindrical mouth
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Katsumi Kameda
克己 亀田
Shinji Saiki
真司 斉木
Tatsuya Nozaki
達也 野崎
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    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体の一辺の開口部に注出口を取り付けてな
る注出口付きプラスチック製軟包装袋であって、耐熱
性、耐圧性、耐水性、バリア性、ヒ−トシ−ル性、耐ピ
ンホ−ル性等に優れ、レトルト処理あるいはボイル処理
等の加工に伴う熱処理に耐え、しかも、食品容器として
の機能、例えば、内容物の充填包装適性、保存適性等に
優れている注出口付きレトルト用袋を提供することであ
る。 【解決手段】 筒状口部と該筒状口部の下方に連接する
舟形状接着基部とからなる注出口本体と、該注出口本体
を構成する舟形状接着基部に固着する袋状容器本体と、
該注出口本体を構成する筒状口部の開口部を密閉するシ
−ル材とからなることを特徴とする注出口付きレトルト
用袋に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注出口付きレトル
ト用袋に関し、更に詳しくは、耐熱性、耐圧性、耐水
性、バリア性、ヒ−トシ−ル性、耐ピンホ−ル性等に優
れ、レトルト処理あるいはボイル処理等の加工に伴う熱
処理に耐えて、しかも、食品容器としての機能、例え
ば、内容物の充填包装適性、保存適性等に優れている注
出口付きレトルト用袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自立性袋、カゼット型袋、その他
等の種々の形態からなるプラスチック性軟包装用袋が開
発され、例えば、ジュ−ス類、ゼリ−状飲料、栄養ドリ
ンク剤、飲料水、お茶、コ−ヒ飲料、調味料、その他等
の種々の飲料品を充填包装した包装製品が販売されてい
る。更に、近年、上記の自立性袋、カゼット型袋、その
他等の種々の形態からなるプラスチック性軟包装用袋に
おいては、その開封が簡単であり、かつ、内容物の飲料
を容易にし、あるいは、内容物を注ぎ易くしてその取り
出しを容易にするために、その袋体の一辺の開口部に注
出口を取り付けてなる包装製品等も提案されている。こ
れらの包装製品は、取り扱いが簡単であり、また、再密
閉性等を有し、近年、若年層を中心にして、その需要が
高まっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の袋体
の一辺の開口部に注出口を取り付けてなる注出口付きプ
ラスチック製軟包装用袋においては、その需要等は高ま
っているとはいえ、充填包装する内容物は、主に、ジュ
−ス類等の酸性飲料を主体としたものが中心であり、例
えば、中性飲料等を主体とする内容物を充填包装した包
装製品は少なく、その結果、包装用容器として、優れた
利便性、機能性等を有しながらも、その需要が季節等に
よって左右されるという問題点がある。そのため、上記
の袋体の一辺の開口部に注出口を取り付けてなる注出口
付きプラスチック製軟包装用袋においては、充填包装し
得る内容物について種々に検討され、多くの包装製品が
提案され、その需要が開拓されている。例えば、上記の
袋体の一辺の開口部に注出口を取り付けてなる注出口付
きプラスチック製軟包装用袋に内容物を充填包装し、そ
の注出口にキャップを取り付け、更に、該プラスチック
製軟包装用袋とキャップとの間に熱接着性シ−トからな
るパッキング材等を介在させたことを特徴とするレトル
ト用包装袋が提案されている(特開平4−294761
号公報参照)。しかしなから、本発明者らは、上記のレ
トルト用包装袋について種々に検討したが、充分に満足
し得るレトルト殺菌処理した包装製品を製造することが
できなったものである。そこで本発明は、袋体の一辺の
開口部に注出口を取り付けてなる注出口付きプラスチッ
ク製軟包装用袋であって、耐熱性、耐圧性、耐水性、バ
リア性、ヒ−トシ−ル性、耐ピンホ−ル性等に優れ、レ
トルト処理あるいはボイル処理等の加工に伴う熱処理に
耐え、しかも、食品容器としての機能、例えば、内容物
の充填包装適性、流通適正、保存適性等に優れている注
出口付きレトルト用袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決すべく種々研究した結果、まず、筒状口部
と該筒状口部の下方に連接する舟形状接着基部とからな
る注出口本体を製造し、他方、自立性袋あるいはカゼッ
ト型袋等のプラスチック製軟包装用袋等からなる袋状容
器本体を製造し、次に、上記の袋状容器本体の一辺の開
口部に、上記の注出口本体を構成する舟形状接着基部を
当接させて、その当接部分をヒ−トシ−ル等により固着
して、上記の注出口本体と上記の袋状容器本体とからな
る注出口付き袋状容器を製造し、しかる後、該注出口付
き袋状容器内に内容物を充填し、更に、上記の注出口付
き袋状容器を構成する注出口本体の筒状口部の開口部
に、該開口部を密閉するシ−ル材を固着して包装体を製
造し、しかる後、該包装体を、レトルト処理あるいはボ
イル処理したところ、耐熱性、耐圧性、耐水性、バリア
性、ヒ−トシ−ル性、耐ピンホ−ル性等に優れ、レトル
ト処理あるいはボイル処理等の加工に伴う熱処理に耐
え、破袋ないし内容物の漏れ等も認められず、食品容器
としての機能、例えば、内容物の充填包装適性、流通適
正、保存適性等に優れている注出口付きレトルト用袋を
製造し得ることを見出して本発明を完成したものであ
る。
【0005】すなわち、本発明は、筒状口部と該筒状口
部の下方に連接する舟形状接着基部とからなる注出口本
体と、該注出口本体を構成する舟形状接着基部に固着す
る袋状容器本体と、該注出口本体を構成する筒状口部の
開口部を密閉するシ−ル材とからなることを特徴とする
注出口付きレトルト用袋に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明ににかかる注出口付
きレトルト用袋について以下に図面等を用いて更に詳し
く説明する。図1は、本発明にかかる注出口付きレトル
ト用袋を構成する注出口本体についてその一例を示す概
略的斜視図であり、図2は、本発明にかかる注出口付き
レトルト用袋を構成する袋状容器本体についてその一例
を示す概略的斜視図であり、図3は、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋を構成するシ−ト材についてその
一例を示す概略的斜視図であり、図4は、本発明にかか
る注出口付きレトルト用袋についてその一例を示す概略
的斜視図であり、図5、図6、図7および図8は、本発
明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成する注出口本
体の筒状口部に取り付けるキャップについてその二三例
を示す概略的斜視図ないし断面図であり、図9は、本発
明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成する注出口本
体について別の形態からなる注出口本体の一例を示す概
略的斜視図であり、図10は、本発明にかかる注出口付
きレトルト用袋を構成する注出口本体の筒状口部の開口
部に取り付けた擦過傷防止用中栓についてその一例を示
す概略的斜視図である。
【0007】まず、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋Aは、図4に示すように、筒状口
部と該筒状口部の下方に連接する舟形状接着基部とから
なる注出口本体B(図1)と、該注出口本体を構成する
舟形状接着基部に固着する袋状容器本体C(図2)と、
該注出口本体を構成する筒状口部の開口部を密閉するシ
−ル材D(図3)とからなることを基本構成とするもの
である。
【0008】而して、上記の本発明にかかる注出口付き
レトルト用袋Aを構成する注出口本体Bについて説明す
ると、かかる注出口本体Bとしては、図1に示すよう
に、筒状口部1と該筒状口部1の下方に連接する舟形状
接着基部2とからなることを基本構造とするものであ
る。更に、上記の該注出口本体Bの構成を詳述すると、
筒状口部1には、後述するキャップと螺着する螺条3を
設け、更に、上記の筒状口部1と舟形状接着基部2との
間には、中間のリング部4、更に、注出口本体Bと袋状
容器本体Cとを固着する際に、該注出口本体Bを搬送し
たり、あるいは、その両者を固着するときに、該注出口
本体Bを把持するために必要な大口径の筒状部5、ある
いは、フランジ部6等を設けた構造からなるものであ
る。
【0009】次にまた、上記の本発明にかかる注出口付
きレトルト用袋Aを構成する袋状容器本体Cについて説
明すると、かかる袋状容器本体Cとしては、種々の形態
からなるプラスチック製軟包装用袋を使用することがで
き、その一例を例示すると、図2に示す用に、所定の大
きさの前板11と後板12とを用意し、その左右の両端
間に、内側にV字形Pを折り込んだ左右両側板13、1
4を挿入し、次いで、該前板11と後板12と左側板1
3と右側板14とが重なり合う左右両端部、下端部、お
よび上端部の左右両端部等をヒ−トシ−ルしてシ−ル部
15、15・・・等を形成し、かつ、その上端部に開口
部16を形成したガゼット形袋C1 を使用することがで
きる。
【0010】次にまた、上記の本発明にかかる注出口付
きレトルト用袋Aを構成するシ−ル材Dについて説明す
ると、かかるシ−ル材Dとしては、上記の注出口本体B
を構成する筒状口部1の開口部の天面に密接着し、その
開口部を密閉することができるヒ−トシ−ル層21を少
なくとも1層その内面側に有する樹脂フィルム22等を
積層してなる蓋材D1 等を使用することができる。
【0011】本発明において、上記の図1〜3に示す注
出口本体B、袋状容器本体C、および、シ−ル材Dから
なる本発明にかかる注出口付きレトルト用袋Aとして
は、図4に示すように、まず、図1に示す筒状口部
(1)と該筒状口部(1)の下方に連接する舟形状接着
基部(2)とからなる注出口本体Bを製造し、他方、自
立性袋あるいはカゼット型袋等のプラスチック製軟包装
袋等からなる袋状容器本体Cを製造し、次に、上記の袋
状容器本体Cの上端部の開口部(16)に、上記の注出
口本体Bを構成する舟形状接着基部(2)を当接させ
て、その当接部分をヒ−トシ−ル等により固着して密接
着させ、上記の注出口本体Bと上記の袋状容器本体Cと
からなる注出口付き袋状容器Eを製造し、しかる後、該
注出口付き袋状容器E内に、その注出口本体Bの開口部
から内容物等(図示せず)を充填し、更に、上記の注出
口付き袋状容器Eを構成する注出口本体Bの筒状口部1
の開口部に、該開口部を密閉するシ−ル材Dを固着し、
密接着させて包装体Fを製造し、しかる後、該包装体F
を、レトルト処理あるいはボイル処理して、耐熱性、耐
圧性、耐水性、バリア性、ヒ−トシ−ル性、耐ピンホ−
ル性等に優れ、レトルト処理あるいはボイル処理等の加
工に伴う熱処理に耐え、破袋ないし内容物の漏れ等もみ
とめられず、食品容器としての機能、例えば、内容物の
充填包装適性、保存適性等に優れている注出口付きレト
ルト用袋Aを製造し得ることができるものである。上記
の例示は、本発明にかかる注出口付きレトルト用袋につ
いてその一例を例示するものであり、本発明はこれによ
って限定されるものではないことはいうまでもないこと
である。
【0012】なお、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋Aにおいては、これを構成する注
出口本体の筒状口部1の開口部の天面に密接着したシ−
ル材Dの上から、更に、その筒状口部1に設けた螺条3
を介してキャップG等を螺着して、密閉することができ
る。而して、上記のキャップGについてその一例を例示
すると、図5に示すように、天面31、該天面31に連
接し、垂下する、その周面に摘まみ易いように条溝32
を設けた周側壁33、更に、該周側壁33の下端部に連
接するリング部34とからなるキャップG1 を挙げるこ
とができる。更にまた、本発明において、上記のキャッ
プGについて別の一例を例示すると、図6に示すよう
に、上記の例示と同様に、天面31、該天面31に連接
し、垂下する、その周面に摘まみ易いように条溝32を
設けた周側壁33、該周側壁33の下端部に連接するリ
ング部34とからなり、更に、該リング34の下端部
に、複数個の連結部35、35・・を介してピルファ−
プル−フ性機能を有する環状体36を設けたキャップG
2 を挙げることができる。
【0013】なお、上記において、上記のキャップが、
ピルファ−プル−フ性機能を発揮させる機構としては、
公知のそれを適用することができ、図示しないが、例え
ば、前述の注出口本体Bの筒状口部1の螺条3の下端部
であって、その中間のリング部4の上の部分に、連続状
ないし不連続状にあご部を設け、他方、上記のキャップ
2 のピルファ−プル−フ性機能を有する環状体36の
内面にも、上記のあご部と嵌合する連続状ないし不連続
状に突起部を設け、次いで、該注出口本体Bの筒状口部
1に、上記の図6に示すキャップG2 を螺着し、螺着の
最終段階において、キャップG2 のピルファ−プル−フ
性機能を有する環状体36の内面に設けた突起部を、上
記の注出口本体Bに設けたあご部に嵌合させ、而して、
使用者によって、キャップG2 を最初に開封される際
に、キャップG2 を螺条3に沿って回転させると、キャ
ップG2 においては、その連結部35が破壊され、ピル
ファ−プル−フ性機能を有する環状体36が、分離し、
而して、キャップG2 を注出口本体Bから取り外して
も、ピルファ−プル−フ性機能を有する環状体36は注
出口本体Bに残留することによりピルファ−プル−フ性
機能が発揮されるものである。本発明において、例え
ば、小売り当の店頭等で、悪戯等によりキャップが開封
されれば、その状態は容易に視認することができ、故意
による、あるいは、単なる悪戯等による使用前の開栓を
確認することができるという利点を有するものである。
【0014】次にまた、本発明にかかる注出口付きレト
ルト用袋Aにおいて、これを構成する注出口本体の筒状
口部1に設けた螺条3を介して螺着されるキャップGに
ついて、更に別の形態からなるキャップを例示すると、
かかるキャップG3 としては、図7に示すように、キャ
ップG3 を構成する内側天面に、その内面側壁に設けた
嵌合突起部37等によって、パッキング材38を嵌合、
係止して設けた構成からなるキャップG3 を挙げること
ができる。而して、本発明において、キャップG3 に、
上記のようなパッキング材38を設けることにより、本
発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成する注出口
本体の筒状口部にキャップG3 を取り付けて密閉すると
きに、そのキャップの密閉性を向上させることができ、
更に、本発明にかかる注出口付きレトルト用袋におい
て、シ−ル材を剥離し、内容物を取り出して使用し、更
に、再使用するために、上記の筒状口部の開口部を再封
鎖するときに、極めて良好に再封鎖性を可能とすること
ができるものである。
【0015】また、本発明において、上記のキャップG
について更に別の形態からなるキャップを例示すると、
かかるキャップG4 としては、図8に示すように、キャ
ップGを構成する外側天面または内側天面(この場合は
図示せず)に、本発明にかかる注出口付きレトルト用袋
Aを構成する注出口本体Bの開口部をシ−ルするシ−ル
材Dを破く、突き刺し部材39を設けた構成からなるキ
ャップG4 を挙げることができる。而して、本発明にお
いて、上記のような突き刺し部材39を設けることによ
り、本発明にかかる注出口付きレトルト用袋Aを構成す
るシ−ル材Dを剥離することなく、これを突き刺して、
該シ−ル材Dに開口部を形成して、内容物を取り出すこ
とができるものである。
【0016】次に、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋Aを構成する注出口本体Bについ
て別の形態からなる一例を示すと、かかる注出口本体B
1 としては、図9に示すように、注出口本体B1 を構成
する舟形状接着基部2の下方に、袋状容器本体Cの閉塞
を防止する、例えば、十字型等の形状からなる閉塞防止
部材41を連接した構成からなる注出口本体B1 を挙げ
ることができる。而して、本発明において、上記のよう
な、例えば、十字型等の形状からなる閉塞防止部材41
を設けることにより、例えば、本発明にかかる注出口付
きレトルト用袋を構成する注出口本体から内容物等を充
填するときに、袋状容器本体Cが閉塞するのを防止し、
更にまた、本発明にかかる注出口付きレトルト用袋から
シ−ル部Dを引き剥がして内容物を吸引する際に、袋状
容器本体Cが閉塞するのを防止し、良好に内容物を取り
出すことができるものである。
【0017】次にまた、本発明にかかる注出口付きレト
ルト用袋Aにおいては、これを構成する注出口本体Bの
筒状口部1に、例えば、該筒状口部1に口を付けて内容
物を吸引するときに、該筒状口部1に接着しているシ−
ル部D等が、前述の突き刺し部材39等によって破られ
て開口部51が形成され、而して、その開口部51を形
成されているシ−ル部Dが残存していると、そのシ−ル
部Dの切り口等によって唇、あるいは、舌等に傷を付け
る危険性があることから、その擦過傷等を付けることを
防止するために、あるいは、内容物を飲む時の口あたり
をなめらかにするために、上記の注出口本体Bの筒状口
部1の開口部に、その天面52に開口部53を有し、か
つ、該天面52に連設し、垂下している周側壁54から
なる擦過傷防止用中栓Hを嵌着することもできるもので
ある。上記において、例えば、注出口本体Bの筒状口部
1の開口部に凸部55を設け、他方、擦過傷防止用中栓
Hに、凹部56を設け、該凸部55と凹部56とを嵌合
させることにより、その両者を嵌着させることができる
ものである。なお、本発明において、上記のように嵌着
させる方式ではなく、注出口本体Bの筒状口部1の開口
部に擦過傷防止用中栓Hを嵌合させ、その両者を超音波
等による加熱により溶着させる方式等も採用し得るもの
である。
【0018】なお、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋について、更に詳述すると、図1
1の概略的断面図に示すように、本発明にかかる注出口
付きレトルト用袋を構成する注出口本体Bとしては、そ
の注出口本体Bを構成する筒状口部1の天面に、例え
ば、三角形、台形、あるいは、丸型等からなる小突起部
61を設け、更に、その筒状口部1の天面の両コ−ナ−
部には、バリ逃げ部62、62・・を設けた構成からな
ることが望ましいものである。而して、本発明におい
て、上記のように、本発明にかかる注出口本体Bを構成
する筒状口部1に、小突起部61等を設けることによ
り、その天面にシ−ル材Dを密接着させると、その小突
起部61等によりシ−ル材Dが食い込み、その密接着性
等を改善することができるものであり、また、バリ逃げ
用凹部62、62・・を設けることにより、その筒状口
部に口を付けて内容物を吸引するときに、口あたり等が
よくなるという利点を有するものである。
【0019】次に、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋を構成する素材、材料、製造法等
について説明すると、まず、本発明にかかる注出口付き
レトルト用袋を構成する注出口本体、キャップ、およ
び、擦過傷防止用中栓等は、本発明にかかる注出口付き
レトルト用袋が、基本的には、レトルト処理あるいはボ
イル処理等を施されることから、耐熱性、耐圧性等を有
し、耐レトルト性に富む材料を使用して製造されること
が望ましく、具体的には、例えば、ポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
カ−ボネ−ト系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹
脂)、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合
体(ABS樹脂)、ポリアセタ−ル系樹脂、その他等の
耐熱性等に富む樹脂を使用し、射出成形法等を利用して
製造することができる。上記において、前述のピルファ
−プル−プ性機能を有する環状体を設けたキャップ、突
き刺し部材を設けたキャップ、閉塞防止部材を設けたキ
ャップ等も、上記と同様に、上記のような樹脂を使用
し、その形状に合致した成形金型等を使用し、射出成形
法等を利用して製造することができる。また、上記にお
いて、キャップとしては、透明体ないし不透明体等のい
ずれのものでもよい。
【0020】次にまた、本発明において、本発明にかか
る注出口付きレトルト用袋を構成する袋状容器本体につ
いて説明すると、かかる袋状容器本体は、種々の形態か
らなるプラスチック製軟包装用袋を使用することがで
き、具体的には、例えば、少なくとも、基材フィルム
と、バリア性基材層と、ヒ−トシ−ル性樹脂層とを順次
に積層してなる積層材を使用し、該積層材のヒ−トシ−
ル性樹脂層の面を対向して重ね合わせ、その周辺端部に
シ−ル部を設けてなる軟包装用袋を使用することができ
る。
【0021】上記において、基材フィルムとしては、こ
れが包装用袋を構成する基本素材となることから、機械
的、物理的、化学的、その他等において優れた性質を有
し、かつ、耐レトルト性、耐ボイル性等を有する樹脂の
フィルムないしシ−トを使用することができ、具体的に
は、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカ−
ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹
脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−トを使
用することができる。而して、上記の樹脂のフィルムな
いしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方
向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれの
ものでも使用することができる。また、本発明におい
て、その樹脂のフィルムないしシ−トの厚さとしては、
強度、剛性等について必要最低限に保持され得る厚さで
あればよく、厚すぎると、コストを上昇するとい欠点も
あり、逆に、薄すぎると、強度、剛性等が低下して好ま
しくないものである。本発明においては、上記のような
理由から、約10μmないし100μm位、好ましく
は、約12μmないし50μm位が最も望ましい。
【0022】次に、本発明において、バリア性基材層を
構成するバリア性基材としては、例えば、太陽光等の光
を遮光する性質、あるいは、水蒸気、水、酸素ガス等を
透過しないバリア性等を有する材料、その他を使用する
ことができ、これは、単体の基材でもよく、あるいは、
二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等であって
もよい。具体的には、例えば、遮光性とバリア性を有す
るアルミニュウム箔またはそのアルミニウム蒸着膜を有
する樹脂のフィルム、水蒸気、酸素ガス等に対するバリ
ア性を有する酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機酸化
物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等に対
するバリア性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体
等の樹脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア性を有す
るポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムな
いしシ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の
添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有
する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用す
ることができる。これらの材料は、一種ないしそれ以上
を組み合わせて使用することができる。また、上記のフ
ィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通
常、5μmないし300μm位、更には、10μmない
し100μm位が望ましい。更に、上記において、アル
ミニュウム箔としては、5μmないし30μm位の厚さ
のもの、また、アルミニュウムまたは無機酸化物の蒸着
膜としては、厚さ100Åないし2000Å位のものを
使用することができる。また、上記の蒸着膜を支持する
樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポ
リ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポ
リ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−ルフィ
ルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィル
ム、その他等を使用することができる。
【0023】更に、上記において、上記の無機酸化物の
蒸着膜層を構成する無機酸化物としては、例えば、ケイ
素酸化物(SiOx )、酸化アルミニウム、酸化インジ
ウム、酸化スズ、酸化ジルコニウム等を使用することが
できる。更に、本発明においては、無機酸化物として
は、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいは
ケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であっても
よい。而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を
形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法
等の真空蒸着法、スパッタリング法、低温プラズマ蒸着
法等の物理的気相成長法、あるいは、化学的気相成長法
等によって蒸着膜を形成することができる。上記におい
て、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリア
性を得るために、通常、100Å〜2000Å位である
ことが好ましく、特に、本発明においては、200Å〜
1500Å位が望ましい。上記において、無機酸化物の
薄膜層の厚さが、1500Åを超えると、特に、200
0Åを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入
りやすくなり、そりによりバリア性が低下するという危
険性があると共に、材料コストが高くなるという問題点
であるので好ましくはなく、また、100Å未満、特
に、200Å未満では、その効果が認められることが困
難であり、好ましくない。
【0024】次に、本発明において、ヒ−トシ−ル性樹
脂層を構成するヒ−トシ−ル性樹脂としては、熱によっ
て溶融し相互に融着し得るものであればよく、例えば、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレ、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−
樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポ
リマ−、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸、フマ−ル酸、その他等の不飽和カルボン酸で変性し
た酸変性ポリオレフィン系樹脂、その他等の樹脂の一種
ないしそれ以上からなる樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができる。上記の樹脂のフィルムないしシ
−トは、単層ないし多層で使用することができ、また、
上記の樹脂のフィルムないしシ−トには、酸素、水蒸気
等に対するバリア材として、例えば、アルミニウム、酸
化ケイ素、酸化アルミニウム等の金属、無機酸化物等の
蒸着膜を有することもできる。上記の樹脂のフィルムな
いしシ−トの厚さとしては、5μm〜300μm位、好
ましくは、10μm〜100μm位が望ましい。
【0025】ところで、本発明においては、上記のよう
な樹脂のフィルムないしシ−トの中でも、特に、線状低
密度ポリエチレンを使用することが好ましいものであ
る。すなわち、上記の線状低密度ポリエチレンは、粘着
性を有することから破断の伝搬が少なく耐衝撃性を向上
させるという利点があるものであり、また、内層は常時
内容物に接触していることから、耐環境ストレスクラッ
キング性の劣化を防止するためにも有効なものである。
また、本発明においては、線状低密度ポリエチレンに、
他の樹脂をブレンドすることもでき、例えば、エチレン
−ブテン共重合体等をブレンドすることにより、若干、
耐熱性に劣り高温環境下ではシ−ル安定性が劣化する傾
向があるものの、引き裂き性が向上し、易開封性に寄与
するという利点がある。
【0026】更に、本発明において、上記のようなヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルムないしシ−トとして
の線状低密度ポリエチレンとしては、具体的には、メタ
ロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体のフィルムないしシ−トを同様に使用すること
ができる。上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチ
レン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−ト
としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモ
キサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とア
ルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタ
ロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレ
フィン共重合体のフィルムないしシ−トを使用すること
ができる。メタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が
不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活
性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ば
れているものである。具体的には、三菱化学株式会社製
の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の
商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(E
XXON CHEMICAL)社製の商品名「エクザク
ト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW
CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(A
FFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAG
E)」等のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−
α・オレフィン共重合体のフィルムを使用することがで
きる。そのフィルムないしシ−トとしては、単層ないし
多層で使用することができ、その厚さとしては、5μm
ないし300μm位、好ましくは、10μmないし10
0μm位が望ましい。本発明において、上記のようなヒ
−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタロセ
ン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重
合体のフィルムないしシ−トを使用する場合には、袋体
を製造するときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であると
いう利点を有するものである。
【0027】ところで、通常、包装用袋は、物理的にも
化学的にも過酷な条件におかれることから、包装用袋を
構成する積層材には、厳しい包装適性が要求され、変形
防止強度、落下衝撃強度、耐ピンホ−ル性、耐熱性、密
封性、品質保全性、作業性、衛生性、その他等の種々の
条件が要求され、このために、本発明においては、上記
のような材料の他に、上記のような諸条件を充足するそ
の他の材料を任意に使用することができ、具体的には、
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アク
リル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメ
タクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブ
テン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ
アクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリ
ロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系
樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
カ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹
脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂の
フィルムないしシ−トを任意に選択して使用することが
できる。その他、例えば、合成紙等も使用することがで
きる。本発明において、上記のフィルムないしシ−ト
は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等の
いずれのものでも使用することができる。また、その厚
さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲か
ら選択して使用することができる。更に、本発明におい
ては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、
インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性
状の膜でもよい。
【0028】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して積層材を製造する方法について説明す
ると、かかる方法としては、通常の包装材料を製造する
ときに使用する積層法、例えば、ウエットラミネ−ショ
ン法、ドライラミネ−ション法、無溶剤ラミネ−ション
法、押し出しラミネ−ション法、共押し出しラミネ−シ
ョン法、インフレ−ション法、その他の方法等で行うこ
とができる。而して、本発明においては、上記の積層を
行う際に、必要ならば、例えば、基材フィルム等の表面
に、コロナ処理、オゾン処理、フレ−ム処理等の前処理
を任意に施すことができる。また、上記において、押し
出しラミネ−トするときには、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレ、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をア
クリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマ−ル
酸、その他等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリ
オレフィン系樹脂等を押し出しラミネ−ト用樹脂として
使用することができる。また、本発明においては、押し
出しラミネ−ト、あるいは、ドライラミネ−トするとき
には、例えば、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン
系、ポリアミド系、ポリエステル系、エポキシ系、その
他等をビヒクルの主成分とする溶剤型、水性型、エマル
ジョン型、その他等のラミネ−ト用接着剤、あるいは、
イソシアネ−ト系、ポリエチレンイミン系、その他等の
アンカ−コ−ト剤等を任意に使用することができる。
【0029】次に、本発明において、上記の積層材を使
用して製造する軟包装用袋について説明すると、かかる
軟包装用袋は、上記のような積層材を使用し、そのヒ−
トシ−ル性樹脂層の面を対向して重ね合わせ、しかる
後、その周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成し
て、本発明にかかるプラスチック製軟包装用袋を製造す
ることができる。而して、その製袋方法としては、上記
のような積層材を、折り曲げるかあるいは重ね合わせ
て、その内層の面を対向させ、更にその周辺端部を、例
えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四
方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピ
ロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底
シ−ル型、ガゼット型、その他等のヒ−トシ−ル形態に
よりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種々の形態から
なる軟包装用袋を製造することができる。その他、例え
ば、自立性包装用袋(スタンディングパウチ)等も可能
である。上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、
例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−
ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等
の公知の方法で行うことができる。
【0030】次にまた、本発明において、本発明にかか
る注出口付きレトルト用袋を構成するシ−ル材について
説明すると、かかるシ−ル材としては、本発明にかかる
注出口付きレトルト用袋を構成する注出口本体の筒状口
部の開口部に密接着し、該開口部を密閉することがで
き、更に、レトルト処理あるいはボイル処理等の条件に
耐えことができるシ−ル材であればよく、具体的には、
上記の袋状容器本体を構成する、例えば、少なくとも、
基材フィルムと、バリア性基材層と、ヒ−トシ−ル性樹
脂層とを順次に積層してなる積層材を同様に使用するこ
とができる。上記の積層材は、上記と同様な材料を使用
し、同様な積層法等により製造することができる。而し
て、本発明において、シ−ル材を構成するヒ−トシ−ル
性樹脂層としては、それを構成する材料等を任意に選択
してその組成を変化させてシ−ル材を構成し、これによ
り、本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成する
注出口本体の筒状口部の開口部との密接着性を変化させ
ることができ、例えば、イ−ジピ−ル性、あるいは、強
固に接着して剥離ができない完全シ−ル型の非イ−ジピ
−ル性等の任意の接着強度を有するシ−ル材を製造して
使用することもできる。上記において、非イ−ジピ−ル
性のシ−ル材を使用する場合には、前述の突き刺し部材
を設けたキャップ等を使用し、該突き刺し部材で該シ−
ル材を破くことによって内容物を取り出すことができ
る。また、本発明においては、本発明にかかる注出口付
きレトルト用袋を構成する注出口本体の筒状口部の開口
部にシ−ル材を蜜接着させ、該開口部を密閉した状態に
おいて、レトルト処理あるいはボイル処理等を行うこと
ができるが、更に、本発明にかかる注出口付きレトルト
用袋を構成する注出口本体の筒状口部の開口部にシ−ル
材を蜜接着させ、該開口部を密閉し、更に、その上から
前述のキャップ等を、その筒状口部に設けた螺条を介し
て螺着させた状態においても、レトルト処理あるいはボ
イル処理等を行うこともできる。
【0031】次にまた、本発明において、前述の図7に
示すキャップG3 を構成する内側天面に嵌合、係止して
設けたパッキング材としては、弾力性、クッション性等
に富むものを使用することができ、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、その他等か
らなる樹脂製パッキング材、発泡ポリエチレン、発泡ポ
リプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、
発泡ポリエステル、その他等の発泡状樹脂製パッキング
材、シリコ−ゴム、合成ゴム、天然ゴム、その他等のゴ
ム製パッキング材、ポリスチレン系熱可塑性エラストマ
−、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ−、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマ−、ポリエステル系熱可塑性
エラストマ−、ポリアミド系熱可塑性エラストマ−、ポ
リブタジエン系エラストマ−、その他等のエラストマ−
製パッキング材、その他等を使用することができる。而
して、上記のバッキング材の形状としては、キャップの
形状等にもよるが、ド−ナツ型、丸型、その他等の形状
で薄板状のものを使用することができる。また、上記の
バッキング材の厚さとしては、0.1〜3mm位、好ま
しくは、0.3〜2mm位が望ましい。
【0032】次に、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋について、その注出口本体の開口
部から内容物を充填し、更に、その開口部に、該開口部
を密閉するシ−ル材を固着して包装体を製造し、しかる
後、該包装体を、レトルト処理あるいはボイル処理する
方法としては、例えば、通常のレトルト釜を使用し、温
度、110〜130℃位、好ましくは、120℃前後
位、圧力、1〜3Kgf/cm2 ・G、好ましくは、
2.1Kgf/cm2 ・G前後位、時間、20〜60分
間位、好ましくは、30分間前後で加熱加圧処理する方
法、あるいは、温度、90〜100℃、好ましくは、9
0℃前後位、時間、5〜20分間位、好ましくは、10
分間前後位でボイル処理する方法等により行うことがで
きる。而して、本発明においては、上記のようなレトル
ト処理あるいはボイル処理により、内容物を加熱殺菌、
あるいは、加熱殺菌調理等を行うことができるものであ
る。
【0033】次に、本発明において、本発明にかかる注
出口付きレトルト用袋に充填包装する内容物としては、
例えば、お粥等の流動食品、ゼリ−状食品、液体ス−
プ、調味料、カレ−、シチュ−、ミ−トソ−ス、その他
等の液状食品等を挙げることができる。而して、本発明
にかかる注出口付きレトルト用袋に内容物を充填包装
し、更に、レトルト処理あるいはボイル処理してなる包
装製品は、耐熱性、耐圧性、耐水性、バリア性、ヒ−ト
シ−ル性、耐ピンホ−ル性等に優れ、レトルト処理ある
いはボイル処理等の加工に伴う熱処理に耐え、破袋ない
し内容物の漏れ等も認められず、食品容器としての機
能、例えば、内容物の充填包装適性、流通適正、保存適
性等に優れているものである。
【0034】
【実施例】次に、上記の本発明について実施例を挙げた
更に具体的に本発明を説明する。 実施例1 (1).ポリプロピレン樹脂を使用し、該ポリプロピレ
ン樹脂を200℃位で溶融させて、射出成形法を用いて
射出成形して、筒状口部が、内径、8.5mm、外径、
11mm、高さ、20mmからなり、また、舟形状接着
基部が、横巾、20mm、高さ、10mmからなる注出
口本体を製造した(図1参照)。 (2).上記の(1)と同様にして、ポリプロピレン樹
脂を使用し、上記の注出口本体の筒状口部に螺着し得る
キャップを射出成形して製造した。なお、上記のキャッ
プの内側天面には、ポリエチレンシ−トからなる厚さ1
mmのパッキング材を嵌合、係止させた(図7参照)。 (3).他方、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムの片面に、2液硬化型のポリウレ
タン系ラミネ−ト用接着剤をグラビアロ−ルコ−ト法を
用いて厚さ1.0g/m2 (乾燥状態)にコ−ティング
してラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミネ
−ト用接着剤層面に、厚さ9μmのアルミニウム箔をド
ライラミネ−トして積層した。次に、上記のアルミニウ
ム箔面に、上記と同様にして、ラミネ−ト用接着剤層を
形成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層面に、厚さ1
5μmの2軸延伸ナイロンフィルムをドライラミネ−ト
して積層した。更に、上記の2軸延伸ナイロンフィルム
の面に、上記と同様にして、ラミネ−ト用接着剤層を形
成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層面に、厚さ80
μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネ−
トして積層して、積層材を製造した。次に、上記の積層
材を使用し、縦、170mm、横、85mmからなる前
板、および、後板を作成し、同時に、縦、170mm、
横、60mmからなる左側板、および、右側板を作成
し、かつ、該左側板、および、右側板は、内側にV字型
に折り込みを刻設し、しかる後、該前板と後板との左右
両側に、左側板および右側板を挿入し、その前板と後板
と左側板および右側板とが重なり合う外周の左右両端
部、下端部、および、上端部の左右両端部をヒ−トシ−
ルしてシ−ル部を形成して、上端部に開口部を有するガ
ゼット型軟包装用袋を製造した(図2参照)。 (4).次に、上記の(3)と同様にして、厚さ12μ
mの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/ラ
ミネ−ト用接着剤層/厚さ20μmのアルミニウム箔/
ラミネ−ト用接着剤層/厚さ12μmの2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム/厚さ40μmのイ−ジ
ピ−ル性シ−ラント層からなる積層材を製造し、これを
使用して、縦、13mm、横、13mmからなるシ−ル
材を製造した(図3参照)。 (5).そこで、まず、上記(3)で製造したガゼット
型軟包装用袋の開口部に、前述の(1)で製造した注出
口本体の舟形状接着基部を当接し、その当接部分をヒ−
トシ−ルして密接着させて、該ガゼット型軟包装用袋と
該注出口本体とからなる注出口付き包装容器を製造し
た。次いで、上記の注出口付き包装容器の注出口の開口
部から、お粥を充填包装し、更に、その開口部に前述の
(4)で製造したシ−ト材を、そのイ−ジピ−ル性シ−
ラント層の面を対向させて重ね合わせて、しかる後、ヒ
−トシ−ルして密接着させて、その両者を固着させて包
装体を製造した(図4参照)。上記の包装体をレトルト
釜に入れて、温度、120℃、圧力、2.1Kgf/c
2 ・G、時間、30分間からなるレトルト処理条件で
レトルト処理を行ってレトルト処理(加熱殺菌処理)を
行い、次いで、該レトルト処理済の包装体のシ−ル材部
の上から、前述の(2)で製造したキャップを、その筒
状口部に螺着させて、本発明にかかるレトルト包装製品
を製造した。 (6).上記のレトルト包装製品は、その包装用袋が、
耐熱性、耐圧性、耐水性、バリア性、ヒ−トシ−ル性、
耐ピンホ−ル性等に優れ、レトルト処理あるいはボイル
処理等の加工に伴う熱処理に耐え、破袋ないし内容物の
漏れ等も認められず、食品容器としての機能、例えば、
内容物の充填包装適性、流通適正、保存適性等に優れて
いた。また、シ−ル材を引き剥がし、内容物を食したと
ころ、美味であった。
【0035】実施例2 (1).上記の実施例1と同様ににして、ポリプロピレ
ン樹脂を使用し、該ポリプロピレン樹脂を200℃位で
溶融させて、射出成形法を用いて射出成形して、筒状口
部が、内径、10mm、外径、14mm、高さ、20m
mからなり、また、舟形状接着基部が、横巾、20m
m、高さ、10mmからなる注出口本体を製造した(図
1参照)。 (2).上記の(1)と同様にして、ポリプロピレン樹
脂を使用し、上記の注出口本体の筒状口部に螺着し得る
キャップを射出成形して製造した。なお、上記のキャッ
プの内側天面には、ポリエチレンシ−トからなる厚さ1
mmのパッキング材を嵌合、係止させ、また、その外側
天面には、突き刺し部材を設けた(図7、図8参照)。 (3).更に、上記の(1)と同様にして、ポリプロピ
レン樹脂を使用し、上記の注出口本体の筒状口部の開口
部に嵌合し得る、外径、14mm、高さ、4mm、内
径、10mmからなる擦過傷防止用中栓を射出成形して
製造した(図10参照)。 (4).他方、上記の実施例1と同様に、厚さ12μm
の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面
に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤を
グラビアロ−ルコ−ト法を用いて厚さ1.0g/m
2 (乾燥状態)にコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤
層を形成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層面に、厚
さ9μmのアルミニウム箔をドライラミネ−トして積層
した。次に、上記のアルミニウム箔面に、上記と同様に
して、ラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミ
ネ−ト用接着剤層面に、厚さ15μmの2軸延伸ナイロ
ンフィルムをドライラミネ−トして積層した。更に、上
記の2軸延伸ナイロンフィルムの面に、上記と同様にし
て、ラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミネ
−ト用接着剤層面に、厚さ80μmの無延伸ポリプロピ
レンフィルムをドライラミネ−トして積層して、積層材
を製造した。次に、上記の積層材を使用し、縦、170
mm、横、85mmからなる前板、および、後板を作成
し、同時に、縦、170mm、横、60mmからなる左
側板、および、右側板を作成し、かつ、該左側板、およ
び、右側板は、内側にV字型に折り込みを刻設し、しか
る後、該前板と後板との左右両側に、左側板および右側
板を挿入し、その前板と後板と左側板および右側板とが
重なり合う外周の左右両端部、下端部、および、上端部
の左右両端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して、
上端部に開口部を有するガゼット型軟包装用袋を製造し
た(図2参照)。 (5).次に、上記の(3)と同様にして、厚さ12μ
mの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/ラ
ミネ−ト用接着剤層/厚さ20μmのアルミニウム箔/
ラミネ−ト用接着剤層/厚さ12μmの2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム/厚さ40μmの無延伸
ポリプロピレンフィルムからなる積層材を製造し、これ
を使用して、縦、16mm、横、16mmからなるシ−
ル材を製造した(図3参照)。 (6).そこで、まず、上記(4)で製造したガゼット
型軟包装用袋の開口部に、前述の(1)で製造した注出
口本体の舟形状接着基部を当接し、その当接部分をヒ−
トシ−ルして密接着させて、該ガゼット型軟包装用袋と
該注出口本体とからなる注出口付き包装容器を製造し
た。次いで、上記の注出口付き包装容器の注出口の開口
部から、お粥を充填包装し、更に、その開口部に前述の
(5)で製造したシ−ト材を、その無延伸ポリプロピレ
ンフィルムの面を対向させて重ね合わせて、しかる後、
完全にヒ−トシ−ルして密接着させて、その両者を引き
剥がし不可能に固着させて包装体を製造した(図4参
照)。上記の包装体をレトルト釜に入れて、温度、12
0℃、圧力、2.1Kgf/cm2 ・G、時間、30分
間からなるレトルト処理条件でレトルト処理を行ってレ
トルト処理(加熱殺菌処理)を行い、次いで、該レトル
ト処理済の包装体のシ−ル材部の上から、注出口本体の
筒状口部の開口部に前述の(3)で製造した擦過傷防止
用中栓を挿着し、更に、その両者を超音波溶着装置にて
溶着し、次いで、上記の擦過傷防止用中栓の上から、前
述の(2)で製造した突き刺し部材を設けたキャップ
を、その筒状口部に螺着させて、本発明にかかるレトル
ト包装製品を製造した。 (7).上記のレトルト包装製品は、その包装用袋が、
耐熱性、耐圧性、耐水性、バリア性、ヒ−トシ−ル性、
耐ピンホ−ル性等に優れ、レトルト処理あるいはボイル
処理等の加工に伴う熱処理に耐え、破袋ないし内容物の
漏れ等も認められず、食品容器としての機能、例えば、
内容物の充填包装適性、流通適正、保存適性等に優れて
いた。また、キャップを取り外し、該キャップに設けた
突き刺し部材で、過傷防止用中栓を通してシ−ル材を突
き破り、内容物を飲食したところ、美味であった。な
お、上記の飲食に際しては、シ−ル材等の端面が気にな
ることなく飲食することができ、また、飲食後、再封鎖
しても、キャップのインナ−と中栓とが充分に擦り合っ
ているので、内容物の漏れ等は認められなかった。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、まず、筒状口部と該筒状口部の下方に連接する舟形
状接着基部とからなる注出口本体を製造し、他方、自立
性袋あるいはカゼット型袋等のプラスチック製軟包装袋
等からなる袋状容器本体を製造し、次に、上記の袋状容
器本体の一辺の開口部に、上記の注出口本体を構成する
舟形状接着基部を当接させて、その当接部分をヒ−トシ
−ル等により固着して、上記の注出口本体と上記の袋状
容器本体とからなる注出口付き袋状容器を製造し、しか
る後、該注出口付き袋状容器内に内容物を充填し、更
に、上記の注出口付き袋状容器を構成する注出口本体の
筒状口部の開口部に、該開口部を密閉するシ−ル材を固
着して包装体を製造し、しかる後、該包装体を、レトル
ト処理あるいはボイル処理して、耐熱性、耐圧性、耐水
性、バリア性、ヒ−トシ−ル性、耐ピンホ−ル性等に優
れ、レトルト処理あるいはボイル処理等の加工に伴う熱
処理に耐え、破袋ないし内容物の漏れ等も認められず、
食品容器としての機能、例えば、内容物の充填包装適
性、流通適正、保存適性等に優れている注出口付きレト
ルト用袋を製造し得ることができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する注出口本体についてその一例を示す概略的斜視図で
ある。
【図2】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する袋状容器本体についてその一例を示す概略的斜視図
である。
【図3】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
するシ−ト材についてその一例を示す概略的斜視図であ
る。
【図4】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋につい
てその一例を示す概略的斜視図である。
【図5】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する注出口本体の筒状口部に取り付けるキャップについ
てその一例を示す概略的斜視図ないし断面図である。
【図6】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する注出口本体の筒状口部に取り付けるキャップについ
てその一例を示す概略的斜視図ないし断面図である。
【図7】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する注出口本体の筒状口部に取り付けるキャップについ
てその一例を示す概略的斜視図ないし断面図である。
【図8】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する注出口本体の筒状口部に取り付けるキャップについ
てその一例を示す概略的斜視図ないし断面図である。
【図9】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構成
する注出口本体について別の形態からなる注出口本体の
一例を示す概略的斜視図である。
【図10】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構
成する注出口本体の筒状口部の開口部に取り付けた擦過
傷防止用中栓についてその一例を示す概略的斜視図であ
る。
【図11】本発明にかかる注出口付きレトルト用袋を構
成する注出口本体についてその一例を示す概略的断面図
である。
【符号の説明】
A 本発明にかかる注出口付きレトルト用袋 B 注出口本体 B1 注出口本体 C 袋状容器本体 C1 ガゼット形袋 D シ−ル材 D1 蓋材 E 注出口付き袋状容器 F 包装体 G キャップ G1 キャップ G2 キャップ G3 キャップ G4 キャップ H 擦過傷防止用中栓 P V字形 1 筒状口部 2 舟形状接着基部 3 螺条 4 中間のリング部 5 大口径の筒状部 6 フランジ部 11 前板 12 後板 13 左側板 14 右側板 15 シ−ル部 16 開口部 21 ヒ−トシ−ル層 22 樹脂フィルム 31 天面 32 摘まみ易いように条溝 33 周側壁 34 リング部 35 連結部 36 ピルファ−プル−フ性機能を有する環状体 37 嵌合突起部 38 パッキング材 39 突き刺し部材 41 閉塞防止部材 51 開口部 52 天面 53 開口部 54 周側壁 61 小突起部 62 バリ逃げ用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 達也 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA13 AB23 BA26 BA30 BA36 BA37 BA54 BA60 BB03 BC01 BC02 BC04 BC08 BC18 HN06 HN65 HS04 3E067 AA03 AA04 AB01 AB26 AB28 BA13A BB11A BB12A BB14A BB15A BB16A BB18A BB25A BC06A BC07A EA06 EA32 EB15 EB19 EB27 EE40 EE59 FA01 FB13 FC01 GC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状口部と該筒状口部の下方に連接する
    舟形状接着基部とからなる注出口本体と、該注出口本体
    を構成する舟形状接着基部に固着する袋状容器本体と、
    該注出口本体を構成する筒状口部の開口部を密閉するシ
    −ル材とからなることを特徴とする注出口付きレトルト
    用袋。
  2. 【請求項2】 注出口本体を構成する筒状口部にキャッ
    プを取り付けたことを特徴とする上記の請求項1に記載
    する注出口付きレトルト用袋。
  3. 【請求項3】 キャップの内側天面に、パッキング材を
    設けたことを特徴とする上記の請求項2に記載する注出
    口付きレトルト用袋。
  4. 【請求項4】 キャップの外側天面または内側天面に、
    シ−ル材を破く、突き刺し部材を設けたことを特徴とす
    る上記の請求項2または3に記載する注出口付きレトル
    ト用袋。
  5. 【請求項5】 キャップの下部にピルファ−プル−フ性
    機能を有する環状体を取り付けたことを特徴とする上記
    の請求項2、3または4に記載する注出口付きレトルト
    用袋。
  6. 【請求項6】 注出口本体を構成する舟形状接着基部の
    下方に、袋状容器本体の閉塞を防止する閉塞防止部材を
    連接することを特徴とする上記の請求項1、2、3、4
    または5に記載する注出口付きレトルト用袋。
  7. 【請求項7】 注出口本体を構成する筒状口部の開口部
    に擦過傷防止用中栓を取り付けたことを特徴とする上記
    の請求項1、2、3、4、5または6に記載する注出口
    付きレトルト用袋。
  8. 【請求項8】 シ−ル材が、イ−ジピ−ル性であること
    を特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5、6また
    は7に記載する注出口付きレトルト用袋。
  9. 【請求項9】 シ−ル材が、非イ−ジピ−ル性であるこ
    とを特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5、6ま
    たは7に記載する注出口付きレトルト用袋。
  10. 【請求項10】 袋状容器本体が、自立性袋、または、
    ガゼット型袋であることを特徴とする上記の請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8または9に記載する注出口
    付きレトルト用袋。
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