JPH0610151U - 開閉可能な袋体 - Google Patents
開閉可能な袋体Info
- Publication number
- JPH0610151U JPH0610151U JP5547292U JP5547292U JPH0610151U JP H0610151 U JPH0610151 U JP H0610151U JP 5547292 U JP5547292 U JP 5547292U JP 5547292 U JP5547292 U JP 5547292U JP H0610151 U JPH0610151 U JP H0610151U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、開口部を粘着剤で封緘する合成樹脂
製の袋体において、収納物の揺動や落下衝撃及び袋体内
の圧力上昇が発生しても接着密封状態を確実に保持する
と共に、開口を容易にした開閉可能な袋体を提供する。 【構成】合成樹脂製袋体1の開口部2に、粘着剤層4を
施したテープ状基材3a、3bを袋体幅全長に渡って前
記開口部2側の端縁のみ接着して袋体1の収納部1a側
に非接着部分30a、30bを延在させたことを特徴と
する。
製の袋体において、収納物の揺動や落下衝撃及び袋体内
の圧力上昇が発生しても接着密封状態を確実に保持する
と共に、開口を容易にした開閉可能な袋体を提供する。 【構成】合成樹脂製袋体1の開口部2に、粘着剤層4を
施したテープ状基材3a、3bを袋体幅全長に渡って前
記開口部2側の端縁のみ接着して袋体1の収納部1a側
に非接着部分30a、30bを延在させたことを特徴と
する。
Description
【0001】
本考案は、開口部に粘着剤層による気密機能を備えた開閉可能な袋体に関する ものである。
【0002】
開口部に粘着剤層による密封機能を備えた開閉可能な袋体は、例えば実公昭5 6−37979号(以下第1公知技術という)や、特開昭57−104560号 (以下第2公知技術という)で提供されている。
【0003】
上記第1公知技術は袋体の開口部の対面する2面の一方の上端縁を他方の上端 縁より長くし、この長くした方の上端縁に粘着テープを接着して、この上端縁を 短い方の上端縁の外側面に折り曲げて前記粘着テープを介して接着密封する構造 である。この場合は開口の際に折り曲げた上端縁を折り返しながら粘着テープを 剥離する操作を行うため、開口しづらい面がある。
【0004】 上記第2公知技術は袋体の開口部の対面する2面に粘着封緘部を設けた構造で あり、上記第1公知技術の問題点を解決しているが、この第2公知技術の袋体は 、その粘着封緘部が収納物の揺動や内圧で袋体が膨満したり、また、落下衝撃等 によって剥離する恐れがある。この問題を解消するために粘着力を強くすると開 口の容易性を阻害する不都合がある。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題点を解決した開閉可能な袋体を提供するもの である。
【0006】
上記の目的を達成するための本考案の構成要旨は、合成樹脂製袋体の開口部の 対面する2面に、一対のテープ状基材を袋体幅全長に渡って前記開口部側の端縁 のみ接着して袋体の収納部側に非接着部分を延在させ、この一対のテープ状基材 の対面する両面または片面に粘着剤層を設けたものである。
【0007】 また、合成樹脂製袋体の開口部の対面する2面の一方の面に、テープ状基材を 袋体幅全長に渡って前記開口部側の端縁のみ接着して袋体の収納部側に非接着部 分を延在させ、このテープ状基材の前記袋体の開口部の他方の面と対面する面に 粘着剤層を設けたものである。
【0008】 さらに、合成樹脂製袋体の開口部の対面する2面に、一対のテープ状基材を袋 体幅全長に渡って前記開口部側の端縁のみ接着して袋体の収納部側に非接着部分 を延在させ、この一対のテープ状基材の対面する両面または片面に粘着剤層を設 け、テープ状基材の粘着剤層より袋体の開口部側の対面する2面に雄爪と雌爪と からなる咬合具を袋体幅全長に渡って設けたものである。
【0009】
上記の構成により、袋体の開口部はテープ状基材の粘着剤層によって密封され 、しかも袋体の収納部側に延在した非接着部分は、袋体内の内圧によって益々粘 着方向に押圧されるため、接着状態を保持し気密を確保する。また、開口の際に は袋体の開口部を左右に拡開することにより粘着剤層の接着が簡単に剥離して開 口させることが可能である。
【0010】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は 合成樹脂製の袋体であり、2は袋体1の開口部である。この開口部2の対面する 2面に、一対のテープ状基材3a、3bを袋体1の幅全長に渡って前記開口部2 側の端縁のみ接着5a、5bして袋体1の収納部1a側に長さBの非接着部分3 0a、30bを延在させ、この一対のテープ状基材3a、3bの対面する両面ま たは片面に粘着剤層4を設けたものである。
【0011】 図4及び図5は上記図1及び図2の変形例であり、開口部2の端縁を内側に折 り曲げて空間部2a、2bを形成し、開口の際の指先での摘みを容易にすると共 に、開口端縁の見栄えを向上する。
【0012】 図3は袋体1の開口部2の対面する2面の一方の面に、テープ状基材3aを袋 体1幅全長に渡って前記開口部2側の端縁のみ接着5aして袋体1の収納部1a 側に長さBの非接着部分30aを延在させ、このテープ状基材3aの前記袋体1 の開口部2の他方の面と対面する面に粘着剤層4を設けたものである。
【0013】 図6及び図7は袋体1の開口部2の対面する2面に、一対のテープ状基材3a 、3bを袋体1幅全長に渡って前記開口部2側の端縁のみ接着5a、5bして袋 体1の収納部1a側に長さBの非接着部分30a、30bを延在させ、この一対 のテープ状基材3a、3bの対面する両面または片面に粘着剤層4を設け、この 粘着剤層4の部位より袋体1の開口部2側の対面する2面に雄爪と雌爪とからな る咬合具6を袋体幅全長に渡って設けたものである。この咬合具6は、その雄爪 と雌爪の基部にベース片7a、7bが一体に形成され、このベース片7a、7b を前記テープ状基材3a、3bと共に開口部2の対面する2面に接着5a、5b する。
【0014】 図8及び図9は図6及び図7の変形例であり、咬合具6の雄爪と雌爪が袋体1 の開口部2のフィルムと一体成形したものである。
【0015】 前記テープ状基材3a、3bに施されてる粘着剤層4の粘着剤は再剥離可能な 粘着剤が使用される。特に粘着剤中に微小弾性球体が混合され、袋体1への収納 物との粘着を低減するものが好ましい。この収納物との粘着を低減するために、 粘着剤層4に、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の糸状 物を適度な間隔で貼合する。また、他物との粘着力は無いが、自己粘着力が強い 自己粘着剤でも良い。
【0016】 本考案は上記の通りの構造であるから、図1、図2、図4及び図5の構造にお いては、一対のテープ状基材3a、3bは、その延在部の非接着部分30a、3 0bを含めた略全面が粘着剤層4によって接着され開口部2を密封する。
【0017】 この状態で前記一対のテープ状基材3a、3bの非接着部分30a、30bは 袋体1の内壁面に対して離間したフリー状態であるため、収納物の揺動や落下衝 撃が生じても非接着部分30a、30bに剥離する作用力がかかることがなく、 接着密封状態を保持する。
【0018】 また、袋体1内の内圧によって非接着部分30a、30bは益々粘着方向に押 圧されるため、非接着部分30a、30bが剥離するようなことがなく、接着密 封状態を保持する。
【0019】 一方、前記接着密封状態から開封する場合は、開口部2の端縁を指先で把持し て左右に引っ張ることにより、この開口力はテープ状基材3a、3bの接着5a 、5b部に作用して容易に剥離開口する。
【0020】 図3における単片のテープ状基材3aの構造の場合は、このテープ状基材3a が非接着部分30aを含めて粘着剤層4により袋体1の一方の内壁に直接接着し て密封状態となる。この場合も非接着部分30aは前記と同様な作用を行って接 着密封状態を保持する。
【0021】 図6乃至図9においては、一対のテープ状基材3a、3bの非接着部分30a 、30bが前記と同様な作用を行う上に、非接着部分30a、30bの部位より 開口部2側に設けた咬合具6によって2重の封緘作用を行う。これにより、粘着 剤層4の接着力がある程度弱くても咬合具6との併用ができ密封状態を確保する と共に、テープ状基材3a、3bの剥離を容易にし、開口しやすい袋体を提供す ることが可能となる。
【0022】
以上のように本考案によると、合成樹脂製袋体の開口部に、粘着剤層を施した テープ状基材を袋体幅全長に渡って前記開口部側の端縁のみ接着して袋体の収納 部側に非接着部分を延在させた構成により、収納物の揺動や落下衝撃及び袋体内 の圧力上昇が発生しても、これをテープ状基材の袋体との非接着部分で吸収し、 接着密封状態を確実に保持すると共に、開口を容易にする。また、これに加えて 、咬合具を併用した構成では、テープ状基材と咬合具との2重の封緘によって重 包装に対応し、あるいはテープ状基材の粘着剤層の接着強度を弱めて開口剥離を 容易にすることができる利点を有している。
【図1】本考案の正面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本考案の他の構造を示す断面図
【図4】図2の他の実施例の正面図
【図5】図4のC−C線断面図
【図6】本考案の他の構造を示す正面図
【図7】図6のD−D線断面図
【図8】図7の他の実施例を示す正面図
【図9】図8のE−E線断面図
1 袋体 2 開口部 3a テープ状基材 3b テープ状基材 4 粘着剤層 5a 接着 5b 接着 6 咬合具 30a 非接着部分 30b 非接着部分
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製袋体の開口部の対面する2面
に、一対のテープ状基材を袋体幅全長に渡って前記開口
部側の端縁のみ接着して袋体の収納部側に非接着部分を
延在させ、この一対のテープ状基材の対面する両面また
は片面に粘着剤層を設けたことを特徴とする開閉可能な
袋体。 - 【請求項2】 合成樹脂製袋体の開口部の対面する2面
の一方の面に、テープ状基材を袋体幅全長に渡って前記
開口部側の端縁のみ接着して袋体の収納部側に非接着部
分を延在させ、このテープ状基材の前記袋体の開口部の
他方の面と対面する面に粘着剤層を設けたことを特徴と
する開閉可能な袋体。 - 【請求項3】 合成樹脂製袋体の開口部の対面する2面
に、一対のテープ状基材を袋体幅全長に渡って前記開口
部側の端縁のみ接着して袋体の収納部側に非接着部分を
延在させ、この一対のテープ状基材の対面する両面また
は片面に粘着剤層を設け、テープ状基材の粘着剤層より
袋体の開口部側の対面する2面に雄爪と雌爪とからなる
咬合具を袋体幅全長に渡って設けたことを特徴とする開
閉可能な袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5547292U JPH0610151U (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 開閉可能な袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5547292U JPH0610151U (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 開閉可能な袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610151U true JPH0610151U (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=12999552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5547292U Pending JPH0610151U (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 開閉可能な袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610151U (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08301345A (ja) * | 1995-05-11 | 1996-11-19 | Dainippon Printing Co Ltd | バッグインボックス用包装袋 |
JPH08301344A (ja) * | 1995-05-11 | 1996-11-19 | Dainippon Printing Co Ltd | バッグインボックス用包装袋 |
JP2000051160A (ja) * | 1998-08-04 | 2000-02-22 | Nippon Colin Co Ltd | 血圧測定用圧迫帯 |
JP2006160307A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Toppan Printing Co Ltd | 粘着性を有するテープと該テープを取り付けた包装材料 |
JP2006264746A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Aohata Corp | ジッパー付包装袋 |
WO2008069270A1 (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Seisan Nipponsha, Ltd. | イージーオープン機能を備えた合成樹脂製袋体 |
JP2013141995A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Toppan Printing Co Ltd | パウチ |
JP2017047956A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 押尾産業株式会社 | 包装袋 |
JP2017047955A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 押尾産業株式会社 | 包装袋 |
JP6973724B1 (ja) * | 2021-02-10 | 2021-12-01 | 株式会社 スギヤマゲン | 二次包装用の包装袋 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP5547292U patent/JPH0610151U/ja active Pending
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