JP4129968B2 - 合成樹脂製袋体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって形成される袋体のヒートシール部を強化した合成樹脂製袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体は周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
延伸フィルムにヒートシール性を付与したフィルム、フィルムの表面に樹脂コーテイングを施したフィルム、あるいは共押出フィルム等の複層フィルムでヒートシール層を薄く成形したフィルムのヒートシール部のシール引張強度を200〜800g/15mmの範囲に設定した場合、荷重に対してある程度対処し得るものの、特定箇所については剥離破袋が生じるのを防ぎきれない面がある。すなわち、例えば袋体が繰り返し使用される場合には、開口部両端のシール部に加わる引張力によりシール部が剥離、破断を起こす不具合があった。
【0004】
この不具合の解消にはヒートシール層の肉厚を増大することによってヒートシール部の強化が得られるが、袋体において、その部分部分で必要とするシール引張強度は一律ではなく、ある部分においては強いものが要求され他の部分においてはそれ程強くなくてもよいというケースがある。このようなケースにおいて、前記ヒートシール層の肉厚を一律に増大してシール引張強度を強化させた場合、袋自体のしなやかさが失われてしまうことになり、箱詰めや積み重ねによる陳列等の際に融通が利かない上にコスト高となる不具合が生じる。
【0005】
また、袋自体のしなやかさを保つためにシール強度は確保して、ヒートシール層以外のフィルムの肉厚を薄くすることも考えられるが、これでは各種遮断効果等を低下させ、収納物の品質劣化等を招いたりすることになる。
【0006】
本発明の目的は、ヒートシール層のシール引張強度を必要最低限の範囲に設定し、ヒートシール引張強度を必要とする所要部分については強いシール引張強度を確保した合成樹脂製袋体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、請求項1に記載のとおり、対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体において、前記ヒートシール層を薄く成形して、このヒートシール層のシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定し、袋体開口部の両端のヒートシール部を厚肉強化してヒートシールし袋自体のしなやかさを保ったことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載のとおり、対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体において、前記ヒートシール層を薄く成形して、このヒートシール層のシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定し、袋体開口部の両端のヒートシール部と提手部乃至吊り下げ部あるいは底部のヒートシール部とを厚肉強化してヒートシールし袋自体のしなやかさを保ったことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に記載のとおり、対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体において、前記ヒートシール層を薄く成形して、このヒートシール層のシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定し、前記袋体の両サイド若しくは底部に、V字状に折り込まれ胴部フィルムとの対接面にヒートシール層を有し接着される複層フィルムによるガゼット部を設け、このガゼット部乃至その近傍のヒートシール部を厚肉強化してヒートシールし袋自体のしなやかさを保ったことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の合成樹脂製袋体である。
【0010】
請求項4に記載のとおり、前記ヒートシール部の厚肉強化は袋体の左右両端を結ぶ突起部あるいは帯状片としてなる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の合成樹脂製袋体である。
【0011】
請求項5に記載のとおり、開口部内側面に、凹凸咬合型の咬合具を備えてなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の合成樹脂製袋体である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明の合成樹脂製袋体は、対面する表裏2枚の胴部フィルム1a,1bの内面にシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定したヒートシール層40を有する複層フィルムによって形成されることを前提構成要件とするものである。
【0013】
上記複層フィルムの実施例としては下記の通りである。ただし、これに限定されるものではない。
(1) 延伸フィルムに薄いヒートシール層(2〜5μm)が一体成形された複層フィルムであり、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン酢酸ビニル共重合けん化物、ポリビニルアルコール等よりなるフィルムである。
(2) 延伸フィルムの片面又は両面に接着性樹脂をコーテイング(0.5〜2μm)した複層フィルムであり、例えば、ポリ塩化ビニリデンコート2軸延伸ポリプロピレンあるいはアクリルコート2軸延伸ポリプロピレンで、他にポリビニルアルコールコート、アイオノマーコート、ポリウレタンコート、ポリアミドコート、ポリエステルコート等である。
(3) 共押出多層フィルムのヒートシール層が薄い(3〜10μm)フィルムであり、例えば変性ポリプロピレン/ポリプロピレン/変性ポリプロピレン、変性ポリプロピレン/ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン、低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン/低密度ポリエチレン、ポリエステル/ポリエチレン、ポリビニルアルコール/変性ポリプロピレン等である。
【0014】
【実施例1】
図1及び図2で示すように、対面する表裏2枚の胴部フィルム1a,1bの内面にシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定したヒートシール層40を有する複層フィルムによって形成され、開口部2に雌爪3aと雄爪3bとからなる凹凸咬合型の咬合具3を備え、両サイドシール5及び天シール5aが施される袋体1において、前記咬合具3の上方の開口部2に袋体1の左右両端を結ぶ任意断面形状の1本の突起部20を設け、この突起部20の両端を前記両サイドシール5によりヒートシールして厚肉強化部30を形成したものである。前記厚肉強化部30の上位に開封用のノッチ7が刻設されており、前記突起部20によって意図した引き裂き方向が誘導される。
【0015】
図3は前記実施例1の変形例であり、前記1本の突起部20に代えて帯状片21とし、この帯状片21の両端を両サイドシール5によりヒートシールして厚肉強化部30を形成したものである。
【0016】
【実施例2】
図4及び図5は実施例2を示す。この実施例2の基本的な構造は実施例1と同様である。この実施例2は突起部20を上下2本で形成し、2本の突起部20の両端を両サイドシール5によりヒートシールして厚肉強化部30を形成したものである。そして、2本の突起部20の間に開封用のノッチ7を刻設し、2本の突起部20の間を意図した引き裂き方向を誘導するようにしている。また、実施例1の天シール5aに代えて袋状の開口部にした構造である。前記2本の突起部20の断面形状は、図5で示すように、上方が角形であり下方が半円形としたものであるが、図9で示すように、上方が角形であり下方が三角形でもよい。また、この形状及びその組み合わせは任意である。
【0017】
図6は実施例2の変形例であり、1本の突起部20と帯状片21とを設け、この1本の突起部20と帯状片21の両端を両サイドシール5によりヒートシールして厚肉強化部30を形成したものである。
【0018】
【実施例3】
図7及び図8は実施例3を示す。この実施例3は咬合具3の上方の開口部2に広幅のチャックテープ22(帯状片)を設け、チャックテープ22の両端を両サイドシール5によりヒートシールして厚肉強化部30を形成したものである。そして、前記チャックテープ22の上位に開封用のノッチ7を刻設し、チャックテープ22に沿って意図した引き裂き方向を誘導するようにしている。
【0019】
【実施例4】
図11、図12及び図13は実施例4を示す。図11において、1は対面する表裏2枚の胴部フィルム1a及び胴部フィルム1bによって形成された袋体、2は開口部、3は前記開口部2に設けられた咬合具、4はフィルムをV字状に折り込んだ横ガゼット(ガゼッ部)であり、胴部フィルム1a,1bとの対接面にヒートシール層を有する複層フィルムで構成され、袋体1の両サイド5に接着されている。この横ガゼット4は、その折り込み稜線4aが袋体1のサイド5の線と平行であり、横ガゼット4の上端縁4bを前記咬合具3より下方に位置する長さ寸法とし、この横ガゼット4の上端縁4bを一方の胴部フィルム1a側の内側面にのみに接着4cした構造である。尚、他方の胴部フィルム1bのみに接着してもよく、要するに、表裏2枚の胴部フィルム1a,1bの何れか一方の片側のみに寄せて接着するものである。
【0020】
前記横ガゼット4の上端縁4bを一方の胴部フィルム1a側の内側面にのみに接着4cするについて、前記胴部フィルム1a内側面及び横ガゼット4の内側面と熱接着性を有するシールテープ8(帯状片)で接着している。このシールテープ8はサイド5を含む袋体1の全幅L2に渡る一連テープである。
【0021】
また、シールテープ8は、その一方の片面8aは熱接着性を有し融点の高い例えば直鎖状低密度ポリエチレンで、他方の片面8bは前記一方の片面8a側より融点が低く、かつ前記横ガゼット4の内側フィルム11bと一方の胴部フィルム1aの内側フィルム10bと熱接着性が良好な例えばエチレン酢酸ビニル共重合体または低密度ポリエチレンの複層である。そして、実施例4においては、ヒートシール性を有するシールテープ8を設けるというだけでなく、特にこのシールテープ8の片面8bのヒートシール層を厚肉強化することにより、シールテープ8がカバーするガゼット該部の強化を図るものである。
【0022】
【実施例5】
図14及び図15は実施例5を示す。この実施例5の基本的な構造は実施例4と同様である。この実施例5においては、シールテープ8(帯状片)が咬合具3の雌爪3a側(又は雄爪3b側)の基部ベースを延長した広幅なものとなっており、これによって横ガゼット4の上端縁4bを一方の胴部フィルムの内側面に寄せて接着するようにしたもので、前記基部ベース自体が複層構成となっていて、胴部フィルム及び横ガゼットとの接着層8bが考慮されることによって、横ガゼット上部及びその近傍の接着が強化されるものである。
【0023】
図中20は突起部である。既に述べた実施例と同様に、突起部20の両端は両サイドシール5によりヒートシールされて開口部2の両端に厚肉強化部30を形成する。なお、実施例5においては、横ガゼット4の上端縁4bを咬合具3より開口部2側に持ってくることによって、袋体開口部の両端を強化するようにしても良い。
【0024】
【作用】
上記実施例1は1本の突起部20あるいは帯状片21、実施例2は2本の突起部20あるいは1本の突起部20と帯状片21、実施例3はチャックシールテープ22(帯状片)、実施例4はシールテープ8(帯状片)、実施例5は1本の突起部20と咬合具付シールテープ8(帯状片)とによってそれぞれ両端に形成される厚肉強化部30は、図10に示すように、薄いヒートシール層40に設けた突起部20の両端を両サイドシール5により加圧してヒートシールすることにより突起部20の両端が溶融し周囲に拡散することで広幅Wの厚肉シール層が形成されこれが厚肉強化部30となるのである。この作用は前記帯状片21、チャックシールテープ22(帯状片)あるいはシールテープ8(帯状片)の場合も同じように広幅Wの厚肉シール層が形成され、これが厚肉強化部30となる。
【0025】
さらに、前記実施例4、実施例5で説明を加えたように、シールテープ8(帯状片)のヒートシール層を配慮(厚肉強化)することによって、両サイドシール5以外のヒートシール所要部(この場合はガゼット部)についても、確固としてヒートシール強度を増大し袋体の剥離破袋を防止する。
【0026】
【設計変更例】
袋体にガゼット部を設けるケースへの適用は、上記実施例のようにシールテープを用いる方法だけでなく、ガゼット部自体のヒートシール層を考慮する方法があり、例えば、袋本体と比較してガゼット自体のヒートシール層のみを比較的厚めにしてヒートシール部の強化を図る方法によれば、袋体のしなやかさを保つという面では前記シールテープによる方法より多少劣るものの効果を上げることができるし、生産性を向上したり、コストアップを抑えるとう面では前記方法以上のメリットを期待することができる。
【0027】
袋体にガゼット部を設けるケースは、上記実施例のような袋体両側に設ける場合だけでなく、自立を目的として袋体底部に設ける場合も一般的である。後者のケースにおいてもガゼット部の剥離破袋が問題となってくるため、前述のようにしてヒートシール部の強化を図ることが望ましい。
【0028】
ヒートシール部を厚肉強化するについて、突起部という形態を採用するか、帯状片という形態を採用するかは、またその数や幅については適宜選択される。勿論突起部と帯状片を併用する態様を選択しても良く、要はそれによって所要部について適格なヒートシール強度が得られるよう態様を考えるものである。
【0029】
また、ヒートシール部を厚肉強化するについては、製造の便宜性を考慮して、袋体の左右両端を結ぶ突起部あるいは帯状片の形態を選択したが、このような態様に限定されるものではない。例えば上記した、袋体にガゼット部を設ける場合にガゼット自体のヒートシール層を考慮するのもその一例であるし、袋体所要部にラベル状小片を位置するようにしてシール強化する形をとっても良い。
【0030】
提手部乃至吊り下げ部あるいは底部については、必要に応じてそのヒートシール部を厚肉強化する。これによって、該部の荷重に対する強度を強化することができる。また、前記各実施例においては咬合具を有する合成樹脂製袋体について説明を展開したが、咬合具のない一般袋体についてもて適用できる。
【0031】
しかしながら、特に咬合具付袋体にあっては、開口部両端は繰り返しの開口の際に、咬合具開放時の弾みで損傷を来し易く、また、ヒートシール層を含めてそのフィルム厚が厚くなってくると、内外圧に対する柔軟性が欠落してくることとなり、換言すると内外圧による影響を受け易くなるため、結果として多少の衝撃で咬合具が開放してしまうことになる。従って、咬合具の反開口部側は柔軟性を失わないように考慮することが好ましく、すなわち、全体的な厚肉強化は、このような場合にも問題となってくるものである。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、ヒートシール層を内面に有する複層フィルムよりなる合成樹脂製袋体において、袋本体の周囲接着部については必要最低限のシール引張強度にとどめた薄いヒートシール層とし、シール引張強度を必要とする袋体所要部分についてはヒートシール層を厚肉強化して、該部より剥離破袋を防止する。具体的には特に頻繁に開閉操作する開口部では、その両端のシール部の剥離破断を阻止し、ガゼット部についてはガゼット自体のヒートシール層を厚肉強化したり、シールテープ(帯状片)によってガゼット部の上端縁接着部をカバー強化することにより、ガゼット部の上端縁接着部よりの剥離破袋を阻止し、実用性を向上する。
また、ヒートシール層が薄いため、袋自体のしなやかさが保持され、箱詰めや積み重ねによる陳列等の際に融通を有する上にコストを低減する。
さらに、突起部あるいは帯状部は開口部を引き裂き開口する際に、意図する方向への引き裂きガイドとなり、不本意な方向への破れを防止する上に、引き裂き後に開口部に残存した突起部あるいは帯状部は、これを指先にて把持して咬合具を開放する時の滑り止めとなり咬合具の開放を円滑にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明袋体の実施例1を示す正面図
【図2】 図1のA−A線断面図
【図3】 実施例1の変形例を示す図1のA−A線断面図
【図4】 本発明袋体の実施例2を示す正面図
【図5】 図4のB−B線断面図
【図6】 実施例2の変形例を示す図4のB−B線断面図
【図7】 本発明袋体の実施例3を示す正面図
【図8】 図7のC−C線断面図
【図9】 突起部の形状例を示す断面図
【図10】 厚肉強化部を示す断面図
【図11】 本発明袋体の実施例4を示す正面図
【図12】 図11のE−E線断面図
【図13】 図11のD−D線断面図
【図14】 本発明袋体の実施例5を示す正面図
【図15】 図14のG−G線断面図
【符号の説明】
1 袋体
1a 胴部フィルム
1b 胴部フィルム
2 開口部
3 咬合具
4 横ガゼット
5 サイドシール
7 ノッチ
8 シールテープ(帯状片)
20 突起部
21 帯状片
22 チャックテープ(帯状片)
30 厚肉強化部
40 ヒートシール層

Claims (5)

  1. 対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体において、前記ヒートシール層を薄く成形して、このヒートシール層のシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定し、袋体開口部の両端のヒートシール部を厚肉強化してヒートシールし袋自体のしなやかさを保ったことを特徴とする合成樹脂製袋体。
  2. 対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体において、前記ヒートシール層を薄く成形して、このヒートシール層のシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定し、袋体開口部の両端のヒートシール部と提手部乃至吊り下げ部あるいは底部のヒートシール部とを厚肉強化してヒートシールし袋自体のしなやかさを保ったことを特徴とする合成樹脂製袋体。
  3. 対面する表裏2枚の胴部フィルムの内面にヒートシール層を有する複層フィルムによって袋体の周囲三方又は四方をヒートシールして形成される合成樹脂製袋体において、前記ヒートシール層を薄く成形して、このヒートシール層のシール引張強度が200〜800g/15mmの範囲となるよう設定し、前記袋体の両サイド若しくは底部に、V字状に折り込まれ胴部フィルムとの対接面にヒートシール層を有し接着される複層フィルムによるガゼット部を設け、このガゼット部乃至その近傍のヒートシール部を厚肉強化してヒートシールし袋自体のしなやかさを保ったことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の合成樹脂製袋体。
  4. 前記ヒートシール部の厚肉強化は袋体の左右両端を結ぶ突起部あるいは帯状片としてなる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の合成樹脂製袋体。
  5. 開口部内側面に、凹凸咬合型の咬合具を備えてなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の合成樹脂製袋体。
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