JP2004510655A - ロールトップ・バッグ構造 - Google Patents
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Abstract
使い捨てパッケージング材から成るまち付きバッグは、二つの開放可能に係合可能な締結部品(20、24)を備えるロールトップ・クロージャを有する。各締結部品は、フック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層(52)を備えている。場合によっては、一方の部品(24)が、バッグの巻き込み可能な上部の一方の面(26)に固定され、他方の部品が、バッグの反対側の面(22)の下方部分に固定された可撓性フラップ上に担持されることもある。他の実施形態では、一方の締結部品(24)が、バッグの上端からバッグの一方の面(26)に沿って下方へストリップ状に延在し、他方の締結部品(20)が、バッグの上端から反対側の面(22)に沿って下方へストリップ状に延在しており、これによって、バッグの上部は下方向に折りたたまれると、一方の締結部品(24)は他方の締結部品(20)に係合して、バッグ上部を閉じた状態にする。
Description
【0001】
技術分野
本発明は一般に、顆粒状の材料及びその他の消耗品のパッケージングのため等の、上端を下方に折るかまたは巻くことによって閉じられるようになっているバッグの分野に関する。本発明は特に、まち付きロールトップ・バッグのための再閉可能な面クロージャに関する。
【0002】
背景技術
従来のロールトップ・バッグ・クロージャは、バッグの前外面の上端部に一つの面締結部材(例えばループ材の部分)と、バッグの後面で当該締結部材の幅約二つ分だけ距離を置いて配された対になる締結部材(例えばある幅をもったフック材)とを用いている。バッグの上部を巻いた状態で固定するためには、締結部材の幅だけ上部をバッグの後面に向けて折り下げ、それからもう一度巻いて、両締結部材の対になる両面を係合させる。一旦結合されると、巻かれた上部が開こうとする傾向があるために、締結部材には主に剥離荷重がかかる(すなわち、面締結部材の面にほぼ垂直に分離荷重がかかる)。
【0003】
フック・ループ・クロージャは、いくつかの粘着性クロージャと同様に、剥離荷重がかけられたときよりも、剪断荷重がかけられたとき(すなわち、その係合面にほぼ平行にかけられた荷重に抵抗するとき)のほうが、より強いということが認識されてきた。ロールトップ・バッグ構造の一つの改良は、リニッカーによって米国特許第3,655,118号においてなされ、下方面締結部材を可撓性フラップ上でバッグ面に向けることによって、フック・ループ係合に剪断応力をかけるという試みがなされた。リニッカーのバッグ・クロージャを固定するためには、バッグ上部を下方に巻き、フラップを持ち上げ、そして巻いた上部をバッグ面とフラップとの間に挿入して、フックとループとを係合させる。
【0004】
改良されたクロージャ構造が望まれており、特に、最新のバッグ製造及び充填装置によって容易に適応させられ、使用するのが簡単で、かつコーヒー等の日用品のためのまち付きロールトップ・バッグ等の多様なバッグ構造と適合性があるように設計されたものが望ましい。
【0005】
発明の開示
本発明の一つの態様は、二つの開放可能に係合可能な締結部品によって使用中に構成されるロールトップ・クロージャを有する、使い捨てパッケージング材から成るまち付きバッグに関し、一方の部品は、バッグの巻き込み可能な上部の上端に結合され、他方の部品は、バッグの面の下方部分に固定された可撓性フラップ上に担持される。各締結部品は、それぞれフック部材またはループ部材を担持するプラスチック・ベース層の形状である。
【0006】
一つの好適な構造では、可撓性フラップは、そのフラップの上端に沿って、バッグの面に固定され、その締結部品は、そのバッグの面から離れる方向を向くと共に、バッグ面への前記フラップの取付部分よりも下方に配される。バッグの上部をフラップに向かって折り下げてから、フラップを上方に折って、二つの締結部品を係合させ、かつ折り曲げられた上部をバッグの面とフラップとの間に固定させる。
【0007】
他の好適な構造では、可撓性フラップは、そのフラップの上端に沿って、バッグの面に固定され、その締結部品は、バッグの面から離れる方向を向くと共に、バッグ面への前記フラップの取付部分よりも下方に配されており、バッグの上部はフラップの上に折り下げられて、二つの締結部品を係合させる。折り曲げられた上部が開放されて開こうとするとき、この開こうとする上部に従ってフラップは上方に曲げられ、締結具にかかる剥離荷重の少なくとも重要な部分を剪断荷重に転換させる。
【0008】
ある好適な実施形態では、前記まち付きバッグを形成するパッケージング材は、フィルムまたは被膜状の熱溶接可能なプラスチックの外層を有しており、プラスチック部品のプラスチック・ベース層は、適合性のある熱溶接可能な材料から成る。好適な実施形態の多くでは、各層のプラスチックは、ほぼ同一の分子タイプである。それぞれがポリエチレンを含む場合もあり、またそれぞれがポリプロピレンを含む場合もあり、またそれぞれがEVAとポリエチレンとの共重合体を含む場合もあり、それぞれがポリエステルを含む場合もある。
【0009】
他のグループの好適な実施形態によると、まち付きバッグの外表面は紙で構成され、前記締結部品はその上に、粘着層を担持する。多くの実施形態では、この粘着層は、感圧性接着剤であり、また他の場合は熱活性化可能な接着剤であることが好ましい。そして、製造中に、前記部品をバッグに固定するために、適切な圧力及び/または熱が加えられる。特定の例では、バッグの外表面は紙であり、接着剤(例えば感湿性接着剤またはゴム質接着剤)は、クロージャ部品のベース層に事前に塗布される。
【0010】
本発明の好適実施形態では、前記ループ部材は、ニューハンプシャー州マンチェスターの米国ベルクロ社が商標名「ASPEN」で販売しているもののような不織材料(例えば、針打ちした繊維から形成されたもの等)である。この好適なループ材の様々な詳細な特徴は、米国同時係属出願番号第09/262,159号に記載されており、その内容は、参照によりその全体が述べられているかのように本明細書中に組み込まれる。
【0011】
雄型締結部材(例えばフック等)は、締結部品のプラスチック・ベース層と一体形成される(例えば、成形される)のが好ましい。
【0012】
特定の好適な実施形態では、パッケージング材には、まち付きバッグに形成される前に、二つの締結部品のうち一つまたは両方が事前に取り付けられる。
【0013】
ある好適な実施形態では、二つの締結部品は、単体として(例えば、幅広のクロージャ・ストリップの平行部分として)バッグ製造プロセスに導入され、この単体はその後で二つの部品に分割されて、パッケージング材に取り付けられる。
【0014】
他の好適な実施形態では、締結部品の両方を構成するクロージャ・ストリップは、その両締結部品の間に分割引裂きストリップを有し、両部品は単体としてバッグに固定され、その引裂きストリップは、購入者が当該単体を二つの別々の部品に分けるために取り除かれるようになっている。
【0015】
ある実施形態では、前記可撓性フラップは、そのフラップの下端に沿って、バッグの面に固定され、その締結部品はバッグの面に向いているため、バッグの面から離れるようにフラップを動かし、フラップとバッグの面との間に、バッグの上部を折り下げてから、バッグの面に向かってフラップを戻して、両締結部品を係合させ、かつ折り曲げられた上部をバッグの面とフラップとの間に固定させることにより、両方の締結部品は係合可能である。
【0016】
本発明の他の態様によると、使い捨てパッケージング材から成るバッグは、二つの開放可能に係合可能な締結部品を備えるクロージャを有し、各締結部品は、フック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層を備える。一方の部品が、バッグの折りたたみ可能な上部から、バッグの一方の面に沿って下方へストリップ状に延在し、他方の締結部品が、バッグの折りたたみ可能な上部の上端からバッグの反対側の面に沿って下方へストリップ状に延在するため、バッグの上部が下方に折られたとき、一方の締結部品が他方の締結部品に係合し、上部を閉じた状態にする。
【0017】
締結部品の一方または両方が、バッグの上部からバッグのまち付き底部まで延在することが好ましい。締結部品のうち一方が、バッグのフィン・シール(fin seal)を覆う場合もある。
【0018】
ある実施形態では、バッグは、締結部品が延在する両面の間に形成されたまち付き側部を有する。
【0019】
また様々な実施形態は、米国特許第6,202,260号及び2000年5月18日にWO00/27721号として発行されたPCT出願番号US99/26261号に記載されている特徴も含んでもよい。これら両特許の内容は、参照によりその全体が述べられているかのように本明細書中に組み込まれる。
【0020】
本発明の他の態様によると、それぞれがフック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層を備える、二つの開放可能に係合可能な締結部品を備えたロールトップ・クロージャを有する、パッケージング材から成るバッグを形成する方法が提供される。この方法は、バッグの折りたたみ可能な上部の一方の面に配された第一締結部品と、バッグの反対側の面の下方部から延在すると共に、バッグの上部が下方に巻かれたときに第一部品と係合可能なように位置づけられた第二締結部品を担持するフラップとを有するロールトップ・バッグを、パッケージング材から形成する工程を含む。
【0021】
ある実施形態では、前記方法は、ロールトップ・バッグを形成する前に、パッケージング材に第一締結部品を事前に取り付ける工程と、第二締結部品を担持するフラップをパッケージング材に固定する工程とを含む。
【0022】
場合により、前記方法は、単体クロージャ・ストリップの平行部分として、バッグ製造プロセスに二つの締結部品を導入する工程と、当該クロージャ・ストリップを二つの締結部品に分割する工程と、その後、両締結部品をパッケージ材に取り付ける工程とを含む。
【0023】
本発明の一つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面と以下の説明において記載されている。本発明のその他の特徴、目的及び利点は、その説明及び図面から、かつ請求項から明らかとなるであろう。
【0024】
発明を実施するための最良の形態
図1によると、まち付きバッグ10は、例えばコーヒー等のパッケージングにおいて一般的であるような、水平な支持面(図示されていない)上に立つよう、ほぼ平坦な底部12を有して形成されている。バッグの本体14は、ポリエチレン(鮮度を促進するように、バッグの内面に配置)とポリエステル(耐久性のためにバッグの外面に配置)との積層等の、プラスチック・フィルムから形成されている。横方向の端部シール16及び縦方向のフィン・シール18は、図示されるように、図3の断面図で示されるような内部キャビティを有するパウチに当該フィルムを形成する際に役立つ。
【0025】
再び図1によると、バッグ10は、保管のために閉じて巻いた状態でバッグの上部を開放可能に保持するための二つの面締結部品を有している。雄型面締結具20は、締結具20の上端に沿ってバッグの後面22に取り付けられ、締結具20の領域の下方大部分は、バッグから自由に延びている。締結具20は、その幅広の外表面から延在する一体形成された雄型ループ係合可能部材の配列を有するように成形された、ある幅をもったプラスチック樹脂の形状であることが好ましい。このような締結具は、フィッシャーによる米国特許第4,794,028号(参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載されているプロセスによって形成してもよい。本実施形態では、締結具は、その長手形成方向がバッグ面を横切って延びるように、そしてフック形締結部材は、バッグの幅全体にわたって方向性をもつように取り付けられる。しかし、雄型締結部材のその他の形状、またはバッグに適用されたときに上向きかつ/または下向きのフック形状を用いてもよい。締結具20は、バッグ10の外表面と適合性のある樹脂で形成するのが好ましく、これにより、締結具の上端を、例えば熱でかしめることによって永久的に取り付けてもよい。その他の適した取付手段には、感圧接着剤(PSA)、またはゴム・コーティング(gum coatings)等の感湿接着剤(MSA)が含まれる。
【0026】
雌型面締結具24が、バッグの上部に向かってバッグ10の前面26を横切るように取り付けられる。締結具24は、締結具20の締結部材と対になる係合可能なループまたは繊維の領域を担持すると共に、少なくともその二つの長い端部に沿って(例えばヒートシーリングによって)、好ましくはその裏面全体にわたって(例えばヒートシーリングまたは接着剤によって)、バッグ・フィルムに永久固定されている。締結具24の外表面上に露出された繊維の領域は、例えば、前述したASPEN材料でもよい。図示されているように、締結具20及び24はバッグ10のおよそ幅全体にわたって延在している。
【0027】
バッグ10を閉じるためには、矢印Aで示されるように、まずループ締結具24の上端の上でバッグの上部を折る。そして今度は、矢印Bで示されるように、締結具24の下端の下でバッグ上部を再び折る。それから、今度はフック締結具20の取り付けられた上端の真上で、三度目にバッグ上部を折って、締結具20と24の露出した対になる表面を係合させる(図2Aに示すように)。締結具20の下端をバッグ面に取り付けると、この位置にある巻かれたバッグ上部を開放したときに、巻かれたバッグ上部の弾性と、開こうとするその関連傾向とにより、面締結具に垂直(すなわち剥離)分離荷重をかけることになる。しかし、締結具20の下方部分は取り付けられていないため、巻かれたバッグ上部の弾性は、締結具20を引き上げ、図2Bに示されるように、巻かれたバッグ上部の外表面上で、その取り付けられた上端のところで締結具20が上を向くまで曲げる。薄い可撓性のフック基体を用いると、締結具20を垂直な位置から10度〜30度の向き(位置)まで引き上げることができるということがわかった。さらに、巻かれたバッグ上部が巻き戻そうとする傾向が、両方の面締結具の間に、主に剪断荷重(すなわち、これらの係合面に対して平行に)(面締結具が剥離よりもより容易に抵抗できるとして知られている荷重モードである)がかかる。図2A及び図2Bに示されるように、巻かれた上部が開放されて、剪断荷重位置(shear loading orientation)へと締結具20の下方部分を反らせた後、巻かれた上部の最も下方の折り目は完全に開く。この一般的なバッグ・クロージャ構造について、その他の折り回数(folding multiples)が想定され、このような折り回数の最後の折りは、剪断荷重位置へとクロージャを引き上げるために、少なくとも部分的に犠牲になるということが、理解されなくてはならない。例えば、図11Aないし図11Cには、様々な折り回数が示されている。回数多く折るほど、クロージャはよりシールされる。
【0028】
図4は、上記の折りを可能にするための、締結具20と24との間の好適な間隔を示している。ループ締結具24の幅「w」は、約2分の1インチ(12.5ミリメートル)で、バッグの上端28よりも、その幅から約8分の1インチ(3.2ミリメートル)の端数「x」を引いた数に相当する距離をおいて下がっている。フック締結具20は、締結具24の幅「w」に端数「x」を加えた数に相当する距離だけループ締結具24よりも下の位置のバッグ面に取り付けられている。これらの端数による調節は、折りの厚さがあるために、バッグ上部を巻く際に助けとなる。締結具20上に担持される締結部材の配列も、およそ「w」の幅を有している。
【0029】
図5は、上部を数回折れるうち、一回折った状態の機能的なロールトップ・クロージャを備えたバッグ30を示している。このようなバッグ構造は、例えば、バッグの中身が消耗されるにつれて、使用者がバッグを次第に潰していきたい場合の適用に、特に有用である。例えば練炭用のバッグ等は、このような適用の一つである。ループ締結具24のストリップが、バッグの前面32全体にわたって縦に担持され、対になるフック締結具のストリップ(この図では示されていない)は、バッグの後面34に平行して延在している。バッグ上部が一回以上折られると、二つの対向する面と、これらが担持するそれぞれの締結具とが係合して、開放可能な締結を形成する。本実施形態では、フック・ストリップとループ・ストリップとは両方とも、その全長にわたってバッグ・フィルムに永久的に取り付けられており、これらストリップの長さは、バッグの全長にも相当する。この特定の構造には、主に剪断荷重がかかるという利点はないが、その他前述の多くの利点があることが理解されるだろう。
【0030】
図6は、例えば中身を充填する前の、空で開いた状態の同じバッグ30を示している。ループ部品24は、点線で外形が示されているのみであり、バッグの長手方向フィン・シール18が、バッグの前面にわたって延在すると共に、見た目を良くするためにループ部品によって覆われている様子を図示している。ループ部品24は、図7Aに示されるように、長手方向フィン・シールの両側に接着剤36を用いてバッグ・フィルムに取り付けられるか、または図7Bに示すように、ループ部品24の一方の端部をフィン・シールの自由端と位置合わせしてもよい。両方のアプローチには明確な利点があり、図7Aに示す締結具は、フィン・シールの形成後に、さらには望ましい場合には形成・充填プロセスの完了後でさえも、バッグに取り付け可能である。一方、図7Bに示す締結具は、バッグ・フィルムに直に熱でかしめられるか、または溶接されているものであり、二つの好適な実施例を挙げると、これら締結具は、バッグを形成し中身を充填する前に、締結具ストリップを連続した長さでバッグ形成装置に直接導入して、シート状のバッグ・フィルムに取り付けてもよく、またはロールから巻き出しながらバッグ・フィルムの各端部と中央域に取り付けてもよい。
【0031】
図8Aないし図8Cは、剪断荷重と可変調節性の利点を組み合わせたロールトップ・バッグ構造を示している。ループ部品ストリップ24は、図5のバッグ上のループ・ストリップの配置と同様に、バッグ40の前面に永久的に取り付けられている。しかし、バッグの後面には、フック部品20は、その上端と下端だけがバッグに取り付けられており、フック部材の配列は、その全長にわたってバッグ・フィルムの方を向いている。図8Aに示すように、中身が詰まったバッグ40の上端はシールされて、腐敗性品目に適したパウチを形成しており、バッグの上部シールは、バッグを最初に開くときにバッグから引き裂く開封帯42を形成している。フック部品20は、その上端が開封帯42のみに取り付けられると共に、開封帯に隣接して破断しやすい上部接合部(図示されていないが、例えば横方向の切り込み線または引き裂き用ノッチ)を含んでおり、開封帯が引き剥がされると、フック部品20の上端は図8Bに示すようにバッグから自由になる。バッグを再閉するためには、望ましい程度に上部を巻いてから、延在するフック・ストリップ20をバッグの上部に巻きつけ(図8Cに示すように)、広い領域においてループ・ストリップ24と係合し、主に剪断荷重がかかる。
【0032】
二つの締結具は、単体ストリップの部分として提供されてもよい。例えば、図9は、引裂きリブ54と、一体成形された締結具56の配列とが平行かつ長手方向に連続した形状で延在する単体樹脂基体52を有するクロージャ・ストリップ50を示している。ループ材58も基板上に担持され、ループ材の繊維は、基板の樹脂の中に埋め込まれると共に、当該樹脂によって固定されている。当該単体クロージャ・ストリップを形成する方法は、米国特許第6,202,260号においてより詳細に記載されている。接着剤の平行な連続帯60が、例えば図9Aに示されるように、ストリップをバッグに固定するために、クロージャ・ストリップの裏側に設けられている。リブ54のフック側の接着剤の細い帯60は、クロージャ・ストリップをバッグの面に取り付け、リブのループ側の接着剤の幅広帯60は、中身を充填した後のバッグの巻かれた上部にストリップを固定する。このようにクロージャ・ストリップをバッグに取り付けることにより、クロージャ・ストリップを壊すかまたは引き裂くことなしにはバッグを開けることはできないので、クロージャ・ストリップ50は望ましい異物混入防止包装を提供する。バッグを開けるためには、引裂きリブ54をつかみ、バッグの面を横切って引っ張り、この引裂きリブ54は捨て、クロージャの基板52を、それぞれが対になる締結具の関連した一つを担持する二つの平行な部分に切断する。基板52には、制御された開封を補助するために、リブ54の両側に成形された引裂き溝(図示されていない)が設けられている。そして、バッグの上部を下方に巻いて、前述のように二つの締結具を係合させることによって、バッグを再閉することができる。クロージャ・ストリップ50の下端はバッグに取り付けられていないままなので、締結部品の下方部分は、バッグ面への粘着結合取付部分のところで自由にヒンジのように曲がることができ、締結面を剪断荷重がかかる方向に向かせる。
【0033】
図10は、ロールトップ・バッグに有用な単体バッグ・クロージャ・ストリップ70の他の実施形態を示している。この実施例では、成形された雄型締結部材56は、引裂きリブ54とループ材58とを担持している面とは反対の面に形成されている。一方の接着剤の幅広帯60はループ材の下に延在し、接着剤の細い帯60は、フック部材に隣接する長手方向端の下に配される。粘着材の細い帯は、図10Aに示すようにフック部材56がバッグ・フィルムを向いた状態で、バッグ・クロージャ70の最下端をバッグの面に固定する。接着剤の幅広帯60は、中身が充填されたバッグの巻かれたかまたは折られた上部にクロージャ・ストリップを永久固定する。中身が充填されたバッグを最初に開けるために、引裂きリブ54をつかみ、クロージャの基板も一緒に引き裂くように引っ張る。その後は、バッグの面と、クロージャの切断した下方フック部分によって形成されるフラップとの間に、巻いた上部を押し込めることによって、バッグを再閉する。このクロージャの手順には、フラップと巻いた上部との両方を同時に操作する必要があるため、一般に両手で操作する必要が生じるが、前述したような剪断荷重の利点はもたらされる。さらに、クロージャが一体形であるという性質は、組立の容易さを高め、異物混入防止包装を提供する。中身が充填された後でのみ、クロージャはバッグ上部に取り付けられるので、個々に中身が充填されたバッグそれぞれの実際の要件に従って、ループ部品の位置を決めることができる。従って、効果的に非常に密に空間を最小限に抑える位置まで既に上部が巻かれた状態で、クロージャの上方部分を、中身が充填されたバッグに粘着することができ、よって、クロージャは、1本の粘着テープのような引張状態となる。このような密なパッケージングは、空気を取り除いてシーリングを促進し(例えば、腐敗性品目のため等)、かつ小売商品用の輸送スペース及び貯蔵スペースを縮小するために望ましい。
【0034】
図9A及び図10Aで示されたバッグ上の各クロージャ・ストリップにおける接着剤の下方の帯60は、例えば熱溶接に代えることができる。このような場合、クロージャ・ストリップは、中身を充填する前のバッグに取り付けることができる。クロージャ・ストリップを連続した形状で提供し、取り付ける際に必要な長さに切断することができるし、または剥離ライナー上で有限の長さで提供し、一般的なラベリング装置を用いて取り付けることができる。
【0035】
前記の図面は、一定の縮尺に従っておらず、請求されている概念を簡略に表しているものであることが認識されるべきである。前述のクロージャ部品は、例えば、一般的には基板の厚さはほんの約0.003インチ〜0.007インチ(好ましくは0.004インチから0.005インチの間)であるが、図面では、バッグ・フィルムよりも厚いかのように描かれており、実際にはバッグ・フィルムは、クロージャ基板とほぼ同じ厚さであることが好ましい。特に図1に示されるバッグ構造について、かつバッグ・フィルム自体と比べて、クロージャ基板の厚さ及び可撓性は、クロージャ部品の下方部分を剪断荷重がかかる位置へと容易に引き上げることを可能にするものである。バッグ・フィルムがより厚ければ、より弾性に富む傾向があり、クロージャの位置を変えるためのより大きいロールトップ回復力をもたらす。また、クロージャの厚さにより、標準的な処理及びパッケージング装置の使用が可能となる。
【0036】
本発明のいくつかの実施形態について説明してきた。しかしながら、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更をなし得るということが理解されるであろう。従って、その他の実施形態は、本発明の請求の範囲に含まれる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】
ロールトップ・バッグの斜視図である。
【図2A】
上部が巻き込まれ押さえつけられて、両方の面締結部品を係合させている状態の、図1のロールトップ・バッグの端面図である。
【図2B】
巻き込まれた上部が開放された後の、図2Aのバッグを示している。
【図3】
図2Bの線3−3についての断面図である。
【図4】
面締結部品の配置を示す、バッグの上部の拡大側面図である。
【図5】
第二ロールトップ・バッグの斜視図である。
【図6】
中身が入っていない状態の図5のバッグの斜視図である。
【図7A】
図6の線7−7についての断面図の一例である。
【図7B】
図6の線7−7についての断面図の一例である。
【図8A】
第三ロールトップ・バッグ構造を開けて、再閉する様子を図8B、図8Cと共に順に示している図である。
【図8B】
第三ロールトップ・バッグ構造を開けて、再閉する様子を図8A、図8Cと共に順に示している図である。
【図8C】
第三ロールトップ・バッグ構造を開けて、再閉する様子を図8A、図8Bと共に順に示している図である。
【図9】
前記一体形クロージャ・ストリップの横断面図である。
【図9A】
前記第一の一体形クロージャ・ストリップがバッグに取り付けられた状態を示している。
【図10】
第一の一体形クロージャ・ストリップの横断面図である。
【図10A】
前記一体形クロージャ・ストリップがバッグに取り付けられた状態を示している。
【図11A】
三種の異なる折り回数のうちの一種で上部を折った状態のバッグを示している。
【図11B】
三種の異なる折り回数のうちの一種で上部を折った状態のバッグを示している。
【図11C】
三種の異なる折り回数のうちの一種で上部を折った状態のバッグを示している。
異なる図面における同様の符号は、同様の部材を示している。
技術分野
本発明は一般に、顆粒状の材料及びその他の消耗品のパッケージングのため等の、上端を下方に折るかまたは巻くことによって閉じられるようになっているバッグの分野に関する。本発明は特に、まち付きロールトップ・バッグのための再閉可能な面クロージャに関する。
【0002】
背景技術
従来のロールトップ・バッグ・クロージャは、バッグの前外面の上端部に一つの面締結部材(例えばループ材の部分)と、バッグの後面で当該締結部材の幅約二つ分だけ距離を置いて配された対になる締結部材(例えばある幅をもったフック材)とを用いている。バッグの上部を巻いた状態で固定するためには、締結部材の幅だけ上部をバッグの後面に向けて折り下げ、それからもう一度巻いて、両締結部材の対になる両面を係合させる。一旦結合されると、巻かれた上部が開こうとする傾向があるために、締結部材には主に剥離荷重がかかる(すなわち、面締結部材の面にほぼ垂直に分離荷重がかかる)。
【0003】
フック・ループ・クロージャは、いくつかの粘着性クロージャと同様に、剥離荷重がかけられたときよりも、剪断荷重がかけられたとき(すなわち、その係合面にほぼ平行にかけられた荷重に抵抗するとき)のほうが、より強いということが認識されてきた。ロールトップ・バッグ構造の一つの改良は、リニッカーによって米国特許第3,655,118号においてなされ、下方面締結部材を可撓性フラップ上でバッグ面に向けることによって、フック・ループ係合に剪断応力をかけるという試みがなされた。リニッカーのバッグ・クロージャを固定するためには、バッグ上部を下方に巻き、フラップを持ち上げ、そして巻いた上部をバッグ面とフラップとの間に挿入して、フックとループとを係合させる。
【0004】
改良されたクロージャ構造が望まれており、特に、最新のバッグ製造及び充填装置によって容易に適応させられ、使用するのが簡単で、かつコーヒー等の日用品のためのまち付きロールトップ・バッグ等の多様なバッグ構造と適合性があるように設計されたものが望ましい。
【0005】
発明の開示
本発明の一つの態様は、二つの開放可能に係合可能な締結部品によって使用中に構成されるロールトップ・クロージャを有する、使い捨てパッケージング材から成るまち付きバッグに関し、一方の部品は、バッグの巻き込み可能な上部の上端に結合され、他方の部品は、バッグの面の下方部分に固定された可撓性フラップ上に担持される。各締結部品は、それぞれフック部材またはループ部材を担持するプラスチック・ベース層の形状である。
【0006】
一つの好適な構造では、可撓性フラップは、そのフラップの上端に沿って、バッグの面に固定され、その締結部品は、そのバッグの面から離れる方向を向くと共に、バッグ面への前記フラップの取付部分よりも下方に配される。バッグの上部をフラップに向かって折り下げてから、フラップを上方に折って、二つの締結部品を係合させ、かつ折り曲げられた上部をバッグの面とフラップとの間に固定させる。
【0007】
他の好適な構造では、可撓性フラップは、そのフラップの上端に沿って、バッグの面に固定され、その締結部品は、バッグの面から離れる方向を向くと共に、バッグ面への前記フラップの取付部分よりも下方に配されており、バッグの上部はフラップの上に折り下げられて、二つの締結部品を係合させる。折り曲げられた上部が開放されて開こうとするとき、この開こうとする上部に従ってフラップは上方に曲げられ、締結具にかかる剥離荷重の少なくとも重要な部分を剪断荷重に転換させる。
【0008】
ある好適な実施形態では、前記まち付きバッグを形成するパッケージング材は、フィルムまたは被膜状の熱溶接可能なプラスチックの外層を有しており、プラスチック部品のプラスチック・ベース層は、適合性のある熱溶接可能な材料から成る。好適な実施形態の多くでは、各層のプラスチックは、ほぼ同一の分子タイプである。それぞれがポリエチレンを含む場合もあり、またそれぞれがポリプロピレンを含む場合もあり、またそれぞれがEVAとポリエチレンとの共重合体を含む場合もあり、それぞれがポリエステルを含む場合もある。
【0009】
他のグループの好適な実施形態によると、まち付きバッグの外表面は紙で構成され、前記締結部品はその上に、粘着層を担持する。多くの実施形態では、この粘着層は、感圧性接着剤であり、また他の場合は熱活性化可能な接着剤であることが好ましい。そして、製造中に、前記部品をバッグに固定するために、適切な圧力及び/または熱が加えられる。特定の例では、バッグの外表面は紙であり、接着剤(例えば感湿性接着剤またはゴム質接着剤)は、クロージャ部品のベース層に事前に塗布される。
【0010】
本発明の好適実施形態では、前記ループ部材は、ニューハンプシャー州マンチェスターの米国ベルクロ社が商標名「ASPEN」で販売しているもののような不織材料(例えば、針打ちした繊維から形成されたもの等)である。この好適なループ材の様々な詳細な特徴は、米国同時係属出願番号第09/262,159号に記載されており、その内容は、参照によりその全体が述べられているかのように本明細書中に組み込まれる。
【0011】
雄型締結部材(例えばフック等)は、締結部品のプラスチック・ベース層と一体形成される(例えば、成形される)のが好ましい。
【0012】
特定の好適な実施形態では、パッケージング材には、まち付きバッグに形成される前に、二つの締結部品のうち一つまたは両方が事前に取り付けられる。
【0013】
ある好適な実施形態では、二つの締結部品は、単体として(例えば、幅広のクロージャ・ストリップの平行部分として)バッグ製造プロセスに導入され、この単体はその後で二つの部品に分割されて、パッケージング材に取り付けられる。
【0014】
他の好適な実施形態では、締結部品の両方を構成するクロージャ・ストリップは、その両締結部品の間に分割引裂きストリップを有し、両部品は単体としてバッグに固定され、その引裂きストリップは、購入者が当該単体を二つの別々の部品に分けるために取り除かれるようになっている。
【0015】
ある実施形態では、前記可撓性フラップは、そのフラップの下端に沿って、バッグの面に固定され、その締結部品はバッグの面に向いているため、バッグの面から離れるようにフラップを動かし、フラップとバッグの面との間に、バッグの上部を折り下げてから、バッグの面に向かってフラップを戻して、両締結部品を係合させ、かつ折り曲げられた上部をバッグの面とフラップとの間に固定させることにより、両方の締結部品は係合可能である。
【0016】
本発明の他の態様によると、使い捨てパッケージング材から成るバッグは、二つの開放可能に係合可能な締結部品を備えるクロージャを有し、各締結部品は、フック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層を備える。一方の部品が、バッグの折りたたみ可能な上部から、バッグの一方の面に沿って下方へストリップ状に延在し、他方の締結部品が、バッグの折りたたみ可能な上部の上端からバッグの反対側の面に沿って下方へストリップ状に延在するため、バッグの上部が下方に折られたとき、一方の締結部品が他方の締結部品に係合し、上部を閉じた状態にする。
【0017】
締結部品の一方または両方が、バッグの上部からバッグのまち付き底部まで延在することが好ましい。締結部品のうち一方が、バッグのフィン・シール(fin seal)を覆う場合もある。
【0018】
ある実施形態では、バッグは、締結部品が延在する両面の間に形成されたまち付き側部を有する。
【0019】
また様々な実施形態は、米国特許第6,202,260号及び2000年5月18日にWO00/27721号として発行されたPCT出願番号US99/26261号に記載されている特徴も含んでもよい。これら両特許の内容は、参照によりその全体が述べられているかのように本明細書中に組み込まれる。
【0020】
本発明の他の態様によると、それぞれがフック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層を備える、二つの開放可能に係合可能な締結部品を備えたロールトップ・クロージャを有する、パッケージング材から成るバッグを形成する方法が提供される。この方法は、バッグの折りたたみ可能な上部の一方の面に配された第一締結部品と、バッグの反対側の面の下方部から延在すると共に、バッグの上部が下方に巻かれたときに第一部品と係合可能なように位置づけられた第二締結部品を担持するフラップとを有するロールトップ・バッグを、パッケージング材から形成する工程を含む。
【0021】
ある実施形態では、前記方法は、ロールトップ・バッグを形成する前に、パッケージング材に第一締結部品を事前に取り付ける工程と、第二締結部品を担持するフラップをパッケージング材に固定する工程とを含む。
【0022】
場合により、前記方法は、単体クロージャ・ストリップの平行部分として、バッグ製造プロセスに二つの締結部品を導入する工程と、当該クロージャ・ストリップを二つの締結部品に分割する工程と、その後、両締結部品をパッケージ材に取り付ける工程とを含む。
【0023】
本発明の一つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面と以下の説明において記載されている。本発明のその他の特徴、目的及び利点は、その説明及び図面から、かつ請求項から明らかとなるであろう。
【0024】
発明を実施するための最良の形態
図1によると、まち付きバッグ10は、例えばコーヒー等のパッケージングにおいて一般的であるような、水平な支持面(図示されていない)上に立つよう、ほぼ平坦な底部12を有して形成されている。バッグの本体14は、ポリエチレン(鮮度を促進するように、バッグの内面に配置)とポリエステル(耐久性のためにバッグの外面に配置)との積層等の、プラスチック・フィルムから形成されている。横方向の端部シール16及び縦方向のフィン・シール18は、図示されるように、図3の断面図で示されるような内部キャビティを有するパウチに当該フィルムを形成する際に役立つ。
【0025】
再び図1によると、バッグ10は、保管のために閉じて巻いた状態でバッグの上部を開放可能に保持するための二つの面締結部品を有している。雄型面締結具20は、締結具20の上端に沿ってバッグの後面22に取り付けられ、締結具20の領域の下方大部分は、バッグから自由に延びている。締結具20は、その幅広の外表面から延在する一体形成された雄型ループ係合可能部材の配列を有するように成形された、ある幅をもったプラスチック樹脂の形状であることが好ましい。このような締結具は、フィッシャーによる米国特許第4,794,028号(参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載されているプロセスによって形成してもよい。本実施形態では、締結具は、その長手形成方向がバッグ面を横切って延びるように、そしてフック形締結部材は、バッグの幅全体にわたって方向性をもつように取り付けられる。しかし、雄型締結部材のその他の形状、またはバッグに適用されたときに上向きかつ/または下向きのフック形状を用いてもよい。締結具20は、バッグ10の外表面と適合性のある樹脂で形成するのが好ましく、これにより、締結具の上端を、例えば熱でかしめることによって永久的に取り付けてもよい。その他の適した取付手段には、感圧接着剤(PSA)、またはゴム・コーティング(gum coatings)等の感湿接着剤(MSA)が含まれる。
【0026】
雌型面締結具24が、バッグの上部に向かってバッグ10の前面26を横切るように取り付けられる。締結具24は、締結具20の締結部材と対になる係合可能なループまたは繊維の領域を担持すると共に、少なくともその二つの長い端部に沿って(例えばヒートシーリングによって)、好ましくはその裏面全体にわたって(例えばヒートシーリングまたは接着剤によって)、バッグ・フィルムに永久固定されている。締結具24の外表面上に露出された繊維の領域は、例えば、前述したASPEN材料でもよい。図示されているように、締結具20及び24はバッグ10のおよそ幅全体にわたって延在している。
【0027】
バッグ10を閉じるためには、矢印Aで示されるように、まずループ締結具24の上端の上でバッグの上部を折る。そして今度は、矢印Bで示されるように、締結具24の下端の下でバッグ上部を再び折る。それから、今度はフック締結具20の取り付けられた上端の真上で、三度目にバッグ上部を折って、締結具20と24の露出した対になる表面を係合させる(図2Aに示すように)。締結具20の下端をバッグ面に取り付けると、この位置にある巻かれたバッグ上部を開放したときに、巻かれたバッグ上部の弾性と、開こうとするその関連傾向とにより、面締結具に垂直(すなわち剥離)分離荷重をかけることになる。しかし、締結具20の下方部分は取り付けられていないため、巻かれたバッグ上部の弾性は、締結具20を引き上げ、図2Bに示されるように、巻かれたバッグ上部の外表面上で、その取り付けられた上端のところで締結具20が上を向くまで曲げる。薄い可撓性のフック基体を用いると、締結具20を垂直な位置から10度〜30度の向き(位置)まで引き上げることができるということがわかった。さらに、巻かれたバッグ上部が巻き戻そうとする傾向が、両方の面締結具の間に、主に剪断荷重(すなわち、これらの係合面に対して平行に)(面締結具が剥離よりもより容易に抵抗できるとして知られている荷重モードである)がかかる。図2A及び図2Bに示されるように、巻かれた上部が開放されて、剪断荷重位置(shear loading orientation)へと締結具20の下方部分を反らせた後、巻かれた上部の最も下方の折り目は完全に開く。この一般的なバッグ・クロージャ構造について、その他の折り回数(folding multiples)が想定され、このような折り回数の最後の折りは、剪断荷重位置へとクロージャを引き上げるために、少なくとも部分的に犠牲になるということが、理解されなくてはならない。例えば、図11Aないし図11Cには、様々な折り回数が示されている。回数多く折るほど、クロージャはよりシールされる。
【0028】
図4は、上記の折りを可能にするための、締結具20と24との間の好適な間隔を示している。ループ締結具24の幅「w」は、約2分の1インチ(12.5ミリメートル)で、バッグの上端28よりも、その幅から約8分の1インチ(3.2ミリメートル)の端数「x」を引いた数に相当する距離をおいて下がっている。フック締結具20は、締結具24の幅「w」に端数「x」を加えた数に相当する距離だけループ締結具24よりも下の位置のバッグ面に取り付けられている。これらの端数による調節は、折りの厚さがあるために、バッグ上部を巻く際に助けとなる。締結具20上に担持される締結部材の配列も、およそ「w」の幅を有している。
【0029】
図5は、上部を数回折れるうち、一回折った状態の機能的なロールトップ・クロージャを備えたバッグ30を示している。このようなバッグ構造は、例えば、バッグの中身が消耗されるにつれて、使用者がバッグを次第に潰していきたい場合の適用に、特に有用である。例えば練炭用のバッグ等は、このような適用の一つである。ループ締結具24のストリップが、バッグの前面32全体にわたって縦に担持され、対になるフック締結具のストリップ(この図では示されていない)は、バッグの後面34に平行して延在している。バッグ上部が一回以上折られると、二つの対向する面と、これらが担持するそれぞれの締結具とが係合して、開放可能な締結を形成する。本実施形態では、フック・ストリップとループ・ストリップとは両方とも、その全長にわたってバッグ・フィルムに永久的に取り付けられており、これらストリップの長さは、バッグの全長にも相当する。この特定の構造には、主に剪断荷重がかかるという利点はないが、その他前述の多くの利点があることが理解されるだろう。
【0030】
図6は、例えば中身を充填する前の、空で開いた状態の同じバッグ30を示している。ループ部品24は、点線で外形が示されているのみであり、バッグの長手方向フィン・シール18が、バッグの前面にわたって延在すると共に、見た目を良くするためにループ部品によって覆われている様子を図示している。ループ部品24は、図7Aに示されるように、長手方向フィン・シールの両側に接着剤36を用いてバッグ・フィルムに取り付けられるか、または図7Bに示すように、ループ部品24の一方の端部をフィン・シールの自由端と位置合わせしてもよい。両方のアプローチには明確な利点があり、図7Aに示す締結具は、フィン・シールの形成後に、さらには望ましい場合には形成・充填プロセスの完了後でさえも、バッグに取り付け可能である。一方、図7Bに示す締結具は、バッグ・フィルムに直に熱でかしめられるか、または溶接されているものであり、二つの好適な実施例を挙げると、これら締結具は、バッグを形成し中身を充填する前に、締結具ストリップを連続した長さでバッグ形成装置に直接導入して、シート状のバッグ・フィルムに取り付けてもよく、またはロールから巻き出しながらバッグ・フィルムの各端部と中央域に取り付けてもよい。
【0031】
図8Aないし図8Cは、剪断荷重と可変調節性の利点を組み合わせたロールトップ・バッグ構造を示している。ループ部品ストリップ24は、図5のバッグ上のループ・ストリップの配置と同様に、バッグ40の前面に永久的に取り付けられている。しかし、バッグの後面には、フック部品20は、その上端と下端だけがバッグに取り付けられており、フック部材の配列は、その全長にわたってバッグ・フィルムの方を向いている。図8Aに示すように、中身が詰まったバッグ40の上端はシールされて、腐敗性品目に適したパウチを形成しており、バッグの上部シールは、バッグを最初に開くときにバッグから引き裂く開封帯42を形成している。フック部品20は、その上端が開封帯42のみに取り付けられると共に、開封帯に隣接して破断しやすい上部接合部(図示されていないが、例えば横方向の切り込み線または引き裂き用ノッチ)を含んでおり、開封帯が引き剥がされると、フック部品20の上端は図8Bに示すようにバッグから自由になる。バッグを再閉するためには、望ましい程度に上部を巻いてから、延在するフック・ストリップ20をバッグの上部に巻きつけ(図8Cに示すように)、広い領域においてループ・ストリップ24と係合し、主に剪断荷重がかかる。
【0032】
二つの締結具は、単体ストリップの部分として提供されてもよい。例えば、図9は、引裂きリブ54と、一体成形された締結具56の配列とが平行かつ長手方向に連続した形状で延在する単体樹脂基体52を有するクロージャ・ストリップ50を示している。ループ材58も基板上に担持され、ループ材の繊維は、基板の樹脂の中に埋め込まれると共に、当該樹脂によって固定されている。当該単体クロージャ・ストリップを形成する方法は、米国特許第6,202,260号においてより詳細に記載されている。接着剤の平行な連続帯60が、例えば図9Aに示されるように、ストリップをバッグに固定するために、クロージャ・ストリップの裏側に設けられている。リブ54のフック側の接着剤の細い帯60は、クロージャ・ストリップをバッグの面に取り付け、リブのループ側の接着剤の幅広帯60は、中身を充填した後のバッグの巻かれた上部にストリップを固定する。このようにクロージャ・ストリップをバッグに取り付けることにより、クロージャ・ストリップを壊すかまたは引き裂くことなしにはバッグを開けることはできないので、クロージャ・ストリップ50は望ましい異物混入防止包装を提供する。バッグを開けるためには、引裂きリブ54をつかみ、バッグの面を横切って引っ張り、この引裂きリブ54は捨て、クロージャの基板52を、それぞれが対になる締結具の関連した一つを担持する二つの平行な部分に切断する。基板52には、制御された開封を補助するために、リブ54の両側に成形された引裂き溝(図示されていない)が設けられている。そして、バッグの上部を下方に巻いて、前述のように二つの締結具を係合させることによって、バッグを再閉することができる。クロージャ・ストリップ50の下端はバッグに取り付けられていないままなので、締結部品の下方部分は、バッグ面への粘着結合取付部分のところで自由にヒンジのように曲がることができ、締結面を剪断荷重がかかる方向に向かせる。
【0033】
図10は、ロールトップ・バッグに有用な単体バッグ・クロージャ・ストリップ70の他の実施形態を示している。この実施例では、成形された雄型締結部材56は、引裂きリブ54とループ材58とを担持している面とは反対の面に形成されている。一方の接着剤の幅広帯60はループ材の下に延在し、接着剤の細い帯60は、フック部材に隣接する長手方向端の下に配される。粘着材の細い帯は、図10Aに示すようにフック部材56がバッグ・フィルムを向いた状態で、バッグ・クロージャ70の最下端をバッグの面に固定する。接着剤の幅広帯60は、中身が充填されたバッグの巻かれたかまたは折られた上部にクロージャ・ストリップを永久固定する。中身が充填されたバッグを最初に開けるために、引裂きリブ54をつかみ、クロージャの基板も一緒に引き裂くように引っ張る。その後は、バッグの面と、クロージャの切断した下方フック部分によって形成されるフラップとの間に、巻いた上部を押し込めることによって、バッグを再閉する。このクロージャの手順には、フラップと巻いた上部との両方を同時に操作する必要があるため、一般に両手で操作する必要が生じるが、前述したような剪断荷重の利点はもたらされる。さらに、クロージャが一体形であるという性質は、組立の容易さを高め、異物混入防止包装を提供する。中身が充填された後でのみ、クロージャはバッグ上部に取り付けられるので、個々に中身が充填されたバッグそれぞれの実際の要件に従って、ループ部品の位置を決めることができる。従って、効果的に非常に密に空間を最小限に抑える位置まで既に上部が巻かれた状態で、クロージャの上方部分を、中身が充填されたバッグに粘着することができ、よって、クロージャは、1本の粘着テープのような引張状態となる。このような密なパッケージングは、空気を取り除いてシーリングを促進し(例えば、腐敗性品目のため等)、かつ小売商品用の輸送スペース及び貯蔵スペースを縮小するために望ましい。
【0034】
図9A及び図10Aで示されたバッグ上の各クロージャ・ストリップにおける接着剤の下方の帯60は、例えば熱溶接に代えることができる。このような場合、クロージャ・ストリップは、中身を充填する前のバッグに取り付けることができる。クロージャ・ストリップを連続した形状で提供し、取り付ける際に必要な長さに切断することができるし、または剥離ライナー上で有限の長さで提供し、一般的なラベリング装置を用いて取り付けることができる。
【0035】
前記の図面は、一定の縮尺に従っておらず、請求されている概念を簡略に表しているものであることが認識されるべきである。前述のクロージャ部品は、例えば、一般的には基板の厚さはほんの約0.003インチ〜0.007インチ(好ましくは0.004インチから0.005インチの間)であるが、図面では、バッグ・フィルムよりも厚いかのように描かれており、実際にはバッグ・フィルムは、クロージャ基板とほぼ同じ厚さであることが好ましい。特に図1に示されるバッグ構造について、かつバッグ・フィルム自体と比べて、クロージャ基板の厚さ及び可撓性は、クロージャ部品の下方部分を剪断荷重がかかる位置へと容易に引き上げることを可能にするものである。バッグ・フィルムがより厚ければ、より弾性に富む傾向があり、クロージャの位置を変えるためのより大きいロールトップ回復力をもたらす。また、クロージャの厚さにより、標準的な処理及びパッケージング装置の使用が可能となる。
【0036】
本発明のいくつかの実施形態について説明してきた。しかしながら、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更をなし得るということが理解されるであろう。従って、その他の実施形態は、本発明の請求の範囲に含まれる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】
ロールトップ・バッグの斜視図である。
【図2A】
上部が巻き込まれ押さえつけられて、両方の面締結部品を係合させている状態の、図1のロールトップ・バッグの端面図である。
【図2B】
巻き込まれた上部が開放された後の、図2Aのバッグを示している。
【図3】
図2Bの線3−3についての断面図である。
【図4】
面締結部品の配置を示す、バッグの上部の拡大側面図である。
【図5】
第二ロールトップ・バッグの斜視図である。
【図6】
中身が入っていない状態の図5のバッグの斜視図である。
【図7A】
図6の線7−7についての断面図の一例である。
【図7B】
図6の線7−7についての断面図の一例である。
【図8A】
第三ロールトップ・バッグ構造を開けて、再閉する様子を図8B、図8Cと共に順に示している図である。
【図8B】
第三ロールトップ・バッグ構造を開けて、再閉する様子を図8A、図8Cと共に順に示している図である。
【図8C】
第三ロールトップ・バッグ構造を開けて、再閉する様子を図8A、図8Bと共に順に示している図である。
【図9】
前記一体形クロージャ・ストリップの横断面図である。
【図9A】
前記第一の一体形クロージャ・ストリップがバッグに取り付けられた状態を示している。
【図10】
第一の一体形クロージャ・ストリップの横断面図である。
【図10A】
前記一体形クロージャ・ストリップがバッグに取り付けられた状態を示している。
【図11A】
三種の異なる折り回数のうちの一種で上部を折った状態のバッグを示している。
【図11B】
三種の異なる折り回数のうちの一種で上部を折った状態のバッグを示している。
【図11C】
三種の異なる折り回数のうちの一種で上部を折った状態のバッグを示している。
異なる図面における同様の符号は、同様の部材を示している。
Claims (26)
- 二つの開放可能に係合可能な締結部品(20と24、または56と58)を備えたロールトップ・クロージャを有する、使い捨てパッケージング材(14)から成るまち付きバッグであり、
各締結部品は、フック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層(52)を備え、
一方の部品(24、58)が、バッグの巻き込み可能な上部の一方の面(26)に固定され、他方の部品が、バッグの反対側の面(22)の下方部分に固定された可撓性フラップ上に担持されるバッグ。 - 前記可撓性フラップは、そのフラップの上端に沿って、バッグの反対側の面(22)に固定され、その締結部品(20、56)は、バッグの反対側の面から離れる方向を向くと共に、前記フラップの上端よりも下方に配されるため、バッグの上部をフラップに向かって折り下げてから、フラップを上方に折って、両締結部品を係合させ、かつ折り曲げられた上部をバッグの反対側の面とフラップとの間に固定させることにより、両方の締結部品は係合可能である、請求項1記載のバッグ(例えば、図11Aないし図11Cを参照)。
- 前記可撓性フラップは、そのフラップの上端に沿って、バッグの反対側の面(22)に固定され、その締結部品(20、56)は、バッグの反対側の面から離れる方向を向くと共に、バッグの反対側の面への前記フラップの取付部分よりも下方に配されており、バッグの上部はフラップの上に折り曲げられて、二つの締結部品を係合させる、請求項1記載のバッグ(例えば、図2A及び図2Bを参照)。
- 前記折り曲げられた上部が開放されて開こうとし、この開こうとする上部にしたがってフラップを上方に曲げる際に、前記締結部品(20と24、または56と58)が、クロージャにかかる剥離荷重の少なくとも重要な部分を剪断荷重に転換するよう構成され、かつ配されている、請求項3記載のバッグ。
- 前記まち付きバッグを形成するパッケージング材は、フィルムまたは被膜状の熱溶接可能なプラスチックの外層を有しており、締結部品のプラスチック・ベース層(52)は、適合性のある熱溶接可能な材料から成る、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のバッグ。
- パッケージング材の外層のプラスチックと、ベース層(52)のプラスチックとは、ほぼ同一の分子タイプである、請求項5記載のバッグ。
- パッケージング材の外層のプラスチックと、ベース層(52)のプラスチックはそれぞれ、ポリエチレンを備える、請求項5記載のバッグ。
- パッケージング材の外層のプラスチックと、ベース層(52)のプラスチックはそれぞれ、ポリプロピレンを備える、請求項5記載のバッグ。
- パッケージング材の外層のプラスチックと、ベース層(52)のプラスチックはそれぞれ、EVAとポリエチレンとの共重合体を備える、請求項5記載のバッグ。
- パッケージング材の外層のプラスチックと、ベース層(52)のプラスチックはそれぞれ、ポリエステルを備える、請求項5記載のバッグ。
- まち付きバッグの外表面は紙で構成され、前記締結部品がその上に、バッグ外表面の紙に当該締結部品を固定するための粘着層(60)を担持する、請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載のバッグ。
- 粘着層(60)は感圧性接着剤を備える、請求項11記載のバッグ。
- 前記粘着層(60)は熱活性化可能な接着剤を備える、請求項11記載のバッグ。
- 前記粘着層(60)は感湿性接着剤を備える、請求項11記載のバッグ。
- 前記ループ部材は不織ループ材料から成る、請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載のバッグ。
- 前記フック部材は、一方の締結部品(20、56)のプラスチック・ベース層の樹脂と一体成形される、請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載のバッグ。
- 締結部品(56、58)の両方を構成するクロージャ・ストリップ(50、70)と、前記両締結部品の間に配されて、当該クロージャ・ストリップを個々の締結部品に分けるために取り外されるようになされた分割引裂きストリップとを備える、請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載のバッグ。
- 前記可撓性フラップは、そのフラップの下端に沿って、バッグの反対側の面(22)に固定され、その締結部品(20、56)は、バッグの反対側の面(22)に向いているため、バッグの反対側の面から離れるようにフラップを動かし、フラップとバッグの反対側の面との間に、バッグの上部を折り曲げてから、バッグの反対側の面に向かってフラップを戻して、両締結部品を係合させ、かつ折り曲げられた上部をバッグの反対側の面とフラップとの間に固定させることにより、両方の締結部品は係合可能である、請求項1ないし請求項17のいずれか一項に記載のバッグ(例えば、図8A及び図10Aを参照)。
- 二つの開放可能に係合可能な締結部品(20、24)を備えたクロージャを有する使い捨てパッケージング材から成るバッグであり、
各締結部品は、フック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層を備え、
一方の締結部品(24)が、バッグの折りたたみ可能な上部から、バッグの一方の面(26)に沿って下方へストリップ状に延在し、他方の締結部品(20)が、バッグの折りたたみ可能な上部の上端からバッグの反対側の面(22)に沿って下方へストリップ状に延在するため、バッグの上部が下方に折られたとき、一方の締結部品(24)が他方の締結部品(20)に係合し、上部を閉じた状態にする、バッグ。 - 締結部品(20、24)のうち少なくとも一方が、バッグの上部からバッグのまち付き底部(12)まで延在する、請求項19記載のバッグ。
- 締結部品(20、24)の両方が、バッグの上部からバッグのまち付き底部(12)まで延在する、請求項19記載のバッグ。
- 締結部品(20、24)のうち一方が、バッグのフィン・シール(18)を覆う、請求項19記載のバッグ。
- 締結部品(20、24)が延在する両面(22、26)の間に形成されたまち付き側部を有する、請求項19記載のバッグ。
- それぞれがフック部材またはループ部材のいずれかを担持するプラスチック・ベース層を備える、二つの開放可能に係合可能な締結部品(20、24)を備えたロールトップ・クロージャを有する、パッケージング材から成るバッグを形成する方法であり、
バッグの折りたたみ可能な上部の一方の面(26)に配された第一締結部品(24)と、バッグの反対側の面(22)の下方部分から延在すると共に、バッグの上部が下方に巻かれたときに第一部品(24)と係合可能なように位置づけられた第二締結部品(20)を担持するフラップとを有するロールトップ・バッグを、パッケージング材から形成する工程を備える方法。 - ロールトップ・バッグを形成する前に、
パッケージング材に第一締結部品(24)を事前に取り付ける工程と、
第二締結部品(20)を担持するフラップをパッケージング材に固定する工程と、
を備える請求項24記載の方法。 - 単体クロージャ・ストリップ(50、70)の平行部分として、バッグ製造プロセスに二つの締結部品(56、58)を導入する工程と、
当該クロージャ・ストリップを二つの締結部品(56、58)に分割する工程と、
その後、両締結部品をパッケージ材に取り付ける工程と、
を備える請求項24記載の方法。
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