JP2005306437A - 収納袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開閉用ジッパーの開封操作が行い易く、必要な場合には内部の気密性を高く維持することもできる収納袋を提供する。
【解決手段】 シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋であって、袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けた収納袋。収納袋の内部を高気密性に維持するための気密接着部を設ける場合には、それを上記の開閉用ジッパーの下方に設ける。
【選択図】 図5
【解決手段】 シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋であって、袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けた収納袋。収納袋の内部を高気密性に維持するための気密接着部を設ける場合には、それを上記の開閉用ジッパーの下方に設ける。
【選択図】 図5
Description
本発明は収納袋に関し、更に詳しくは、シート状材料からなる袋の上端開口部に開閉用ジッパーを設けた収納袋に関する。
近年、化粧品、薬品、菓子類その他の各種物品の収納袋として、ビニール製等のシート状材料からなる袋の上端開口部に嵌め込み式の開閉用ジッパーを設けた構造のものが良く使用されている。
このような開閉用ジッパーは、袋の上端開口部内周の片側には突条部材を、他の片側には溝部材を設けたものである。突条部材と溝部材は通常は通常は樹脂製であり、突条部材の突条を溝部材の溝中に圧入させることにより袋の上端開口部を封鎖することができるようになっている。
この方式の開閉用ジッパーは、収納袋の内部に対して高度な気密性を確保するまでには到らないが、比較的高いレベルの封止が可能であり、しかも、突条部材の溝部材に対する圧入及び離脱の繰り返しにより、収納袋の封鎖及び開封を簡単に、かつ繰り返し行うことができる、と言う特徴を持っている。
このような構造の収納袋の代表的な従来例を、図1及びそのX−X線断面の端面図である図2によって示す。図1に示す収納袋1は、2枚のビニール製のシート状材料2を用いて形成されている。シート状材料2の周縁部3は互いに気密にヒートシールされている。そして、収納袋1の開口部であることを予定されている上端側の周縁部3よりやや下側には、ジッパー4が構成されている。
このジッパー4は、図2に示すように、2枚のシート状材料2の内側面(対向する内周面)において、一方のシート状材料2には長手方向に突条を設けた突条部材5を接着し、他方のシート状材料2には長手方向に溝を設けた溝部材6を接着したものである。これらの突条部材5と溝部材6は樹脂製であって、突条を溝に圧入させることにより、ジッパー4が封鎖される。
上記のように、収納袋1の開口部においてヒートシール部(上端側の周縁部3)とジッパー4が2重に設けられている理由は、ジッパー4は開閉が容易であるが。高度な気密性を確保する程の密封が難しい点にある。
即ち、収納袋1に内容物を収納して商品とした後、その収納袋商品の保管・流通期間中はヒートシール部で気密性を確保して内容物の劣化を防止すると共に、消費者が購入した後は切り取り線aに沿ってヒートシール部を切り離し、ジッパー4の開閉で収納袋1の開口部を開閉するようになっている。
しかしながら、上記の図1及び図2に示す従来技術では、切り取り線a沿いにハサミ等を用いてヒートシール部を切り離した後、ジッパー4の開閉操作において、2枚のシート状材料2の開口端縁部7をそれぞれ両手の指で摘んで操作する必要がある。ところが、これらの開口端縁部7が、上記の切り離し操作の関係で同じ高さで揃っているため、指で摘み難いと言う問題があった。
図2では、図示の便宜上、2枚のシート状材料2の開口端縁部7が互いに開いているように図示しているが、実際にはこれらは互いに密着している状態に近く、両手の指でそれぞれの開口端縁部7を摘むのはかなり面倒であった。
そして、このような問題は、収納袋1の開口部において、ヒートシール部の下方にジッパー4を設定すると言う構造上、避けることができなかった。
そこで本発明は、従来技術における上記の問題を解消することを、解決すべき技術的課題とする。
(第1発明の構成)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋であって、袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けた、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋であって、袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けた、収納袋である。
(第2発明の構成)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係る摘まみが、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けることによって形成されている、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係る摘まみが、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けることによって形成されている、収納袋である。
(第3発明の構成)
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第2発明に係る袋の上端開口部における高低差が、上端開口部の一方の片側と他方の片側とで逆転している、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第2発明に係る袋の上端開口部における高低差が、上端開口部の一方の片側と他方の片側とで逆転している、収納袋である。
(第4発明の構成)
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第1発明に係る摘まみが、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に設けた突出片である、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第1発明に係る摘まみが、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に設けた突出片である、収納袋である。
(第5発明の構成)
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、前記第4発明に係る突出片を袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに設ける場合において、これらの突出片を互いに重複しない位置に設けた、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、前記第4発明に係る突出片を袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに設ける場合において、これらの突出片を互いに重複しない位置に設けた、収納袋である。
(第6発明の構成)
上記課題を解決するための本願第6発明の構成は、前記第1発明〜第5発明のいずれかに係るジッパーの下部には線状又は帯状の気密接着部を設けた、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第6発明の構成は、前記第1発明〜第5発明のいずれかに係るジッパーの下部には線状又は帯状の気密接着部を設けた、収納袋である。
(第7発明の構成)
上記課題を解決するための本願第7発明の構成は、前記第6発明に係る気密接着部を、引張り力による剥離が可能な強度に接着した、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第7発明の構成は、前記第6発明に係る気密接着部を、引張り力による剥離が可能な強度に接着した、収納袋である。
(第8発明の構成)
上記課題を解決するための本願第8発明の構成は、前記第6発明又は第7発明に係る気密接着部の全体又は中央部を下向きのV字形ないしはU字形に形成した、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第8発明の構成は、前記第6発明又は第7発明に係る気密接着部の全体又は中央部を下向きのV字形ないしはU字形に形成した、収納袋である。
(第9発明の構成)
上記課題を解決するための本願第9発明の構成は、前記第6発明〜第8発明のいずれかに係る気密接着部をヒートシールにより形成した、収納袋である。
上記課題を解決するための本願第9発明の構成は、前記第6発明〜第8発明のいずれかに係る気密接着部をヒートシールにより形成した、収納袋である。
(第1発明の効果)
第1発明の収納袋においては、袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設けると共に、袋の上端開口部にジッパー開封用の摘まみを設けたので、この摘まみを指で摘んで、ジッパーの開閉操作を容易に行うことができる。
第1発明の収納袋においては、袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設けると共に、袋の上端開口部にジッパー開封用の摘まみを設けたので、この摘まみを指で摘んで、ジッパーの開閉操作を容易に行うことができる。
前記従来技術においては、ジッパーの上方にヒートシール部を設定し、ハサミ等を用いてヒートシール部を切り離した後にジッパーを開閉操作する方式であるため、袋の上端開口部に第1発明のようなジッパー開封用の摘まみを設定することができない。
なお、収納袋の内容物たる商品が、その流通・保管時において高い気密性を要求されるものである場合には、第6発明〜第9発明のように、ジッパーの下部に線状又は帯状の気密な接着部、例えばヒートシール部を設ければ良い。
(第2発明の効果)
前記の第1発明に係る摘まみの形態は、指で摘まみ易いものである限りにおいて任意に選択することができるが、例えば第2発明のように、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けることによって、結果的に摘まみとして利用できるものであっても良い。
前記の第1発明に係る摘まみの形態は、指で摘まみ易いものである限りにおいて任意に選択することができるが、例えば第2発明のように、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けることによって、結果的に摘まみとして利用できるものであっても良い。
(第3発明の効果)
摘まみは、両手の指でそれぞれに摘まむことができる形態で1対に設けると、ジッーの開封操作が特に容易である。その意味で、第3発明のように、袋の上端開口部における高低差が上端開口部の一方の片側と他方の片側とで逆転している形態は、好ましい一例である。
摘まみは、両手の指でそれぞれに摘まむことができる形態で1対に設けると、ジッーの開封操作が特に容易である。その意味で、第3発明のように、袋の上端開口部における高低差が上端開口部の一方の片側と他方の片側とで逆転している形態は、好ましい一例である。
(第4発明の効果)
前記の第1発明に係る摘まみの形態として、第4発明のように、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に突出片を設けた形態も、指で摘まみ易い
(第5発明の効果)
袋の上端開口部に摘まみとしての突出片を設ける場合においては、第5発明のように、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに1対に設け、これらの突出片を互いに重複しない位置に設けることが、特に好ましい。
前記の第1発明に係る摘まみの形態として、第4発明のように、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に突出片を設けた形態も、指で摘まみ易い
(第5発明の効果)
袋の上端開口部に摘まみとしての突出片を設ける場合においては、第5発明のように、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに1対に設け、これらの突出片を互いに重複しない位置に設けることが、特に好ましい。
(第6発明の効果)
ジッパーの下部には、第6発明のように、線状又は帯状の気密接着部を設けることができる。前記したように、収納袋の内容物たる商品が空気等に触れて劣化や吸湿を起こし、商品価値を減じ易いものである場合、ジッパーの下部に設けた気密接着部が有効である。
ジッパーの下部には、第6発明のように、線状又は帯状の気密接着部を設けることができる。前記したように、収納袋の内容物たる商品が空気等に触れて劣化や吸湿を起こし、商品価値を減じ易いものである場合、ジッパーの下部に設けた気密接着部が有効である。
(第7発明の効果)
上記した第6発明に係る気密接着部は、前記従来技術のような切り離し形式ではないため、ジッパー開封時等の引張り力による剥離が可能な強度に接着されていることが好ましい。
上記した第6発明に係る気密接着部は、前記従来技術のような切り離し形式ではないため、ジッパー開封時等の引張り力による剥離が可能な強度に接着されていることが好ましい。
(第8発明の効果)
ジッパー開封時等の引張り力によって気密接着部を剥離させるためには、第8発明のように、線状又は帯状の気密接着部全体又は少なくともその中央部を下向きのV字形ないしはU字形に形成すると、構造的に剥離が容易になる。
ジッパー開封時等の引張り力によって気密接着部を剥離させるためには、第8発明のように、線状又は帯状の気密接着部全体又は少なくともその中央部を下向きのV字形ないしはU字形に形成すると、構造的に剥離が容易になる。
(第9発明の効果)
気密接着部の形成方法は任意に選択することができるが、例えば第9発明のように、気密接着部をヒートシールにより形成することも、好ましい。
気密接着部の形成方法は任意に選択することができるが、例えば第9発明のように、気密接着部をヒートシールにより形成することも、好ましい。
次に、本願の第1発明〜第9発明の実施形態を、その最良の形態を含めて説明する。以下において単に「本発明」と言うときは、上記の各発明を一括して指している。
〔収納袋〕
本発明に係る収納袋は、シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋である。そして、収納袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けている。
本発明に係る収納袋は、シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋である。そして、収納袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けている。
シート状材料の材質は限定されないが、好ましくは柔軟な材質のシート状材料、例えばビニールシート等の各種合成樹脂製のフィルム材料を用いる。ある程度の強度を期待できるなら、紙製等のシート状材料も利用できる。シート状材料の透明性、通気性等は、使用目的に応じて任意に決定することができる。
収納袋は、開口部が設定されている限りにおいて、そのサイズ、内部構造あるいは平面形状を限定されない。収納袋の平面形状としては、例えば正方形や長方形に限らず、円形、楕円形とすることもできるし、デザイン上の観点からアルファベット文字の形状や動物の姿等を真似た形状としても良い。
〔収納袋の用途・内容物〕
収納袋の用途は、任意の内容物を収納する目的を持つ限りにおいて、全く限定されない。内容物の種類も全く任意に選択することができるが、ごく一部の例示として、化粧品、湿布薬、菓子類、加工調味品等を例示することができる。
収納袋の用途は、任意の内容物を収納する目的を持つ限りにおいて、全く限定されない。内容物の種類も全く任意に選択することができるが、ごく一部の例示として、化粧品、湿布薬、菓子類、加工調味品等を例示することができる。
〔開閉用ジッパー〕
収納袋の開閉用ジッパーは、収納袋の開口部付近の内周部において、通常は開口部とほぼ平行に、突条部材と溝部材とを互いに対向する位置に設けることによって構成される。突条部材と溝部材とは、弾性的に変形し得る合成樹脂材料等からなる。
収納袋の開閉用ジッパーは、収納袋の開口部付近の内周部において、通常は開口部とほぼ平行に、突条部材と溝部材とを互いに対向する位置に設けることによって構成される。突条部材と溝部材とは、弾性的に変形し得る合成樹脂材料等からなる。
「突条部材」とは、ベルト状の部材であって、その中央線に沿って突条が形成されたものを言う。一方、「溝部材」とは、ベルト状の部材であって、その中央線に沿って、突条部材の突条を圧入できる形状の溝が形成されたものを言う。開閉用ジッパーは、突条が溝に圧入された時に「閉」状態となり、突条が溝から離脱した時に「開」状態となる。
〔摘まみ〕
ジッパー開封用の摘まみは、袋の上端開口部、即ちジッパーのすぐ上の部位に設けられる。この摘まみは、指で摘まみ易い形状であれば、形状あるいは形態を限定されないが、一例として、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けて、高い側を摘まみとして利用するものを挙げることができる。他の一例として、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に突出片を設けたものも、挙げることができる。
ジッパー開封用の摘まみは、袋の上端開口部、即ちジッパーのすぐ上の部位に設けられる。この摘まみは、指で摘まみ易い形状であれば、形状あるいは形態を限定されないが、一例として、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けて、高い側を摘まみとして利用するものを挙げることができる。他の一例として、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に突出片を設けたものも、挙げることができる。
これらの摘まみは、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに一対に設けると、両手の指でそれぞれの摘まみを把持してジッパーの開封操作ができるので、特に好ましい。同じ見地から、これらの一対の摘まみを、収納袋の平面視において互いに重複しない位置に設けることが、とりわけ好ましい。
〔気密接着部〕
本発明の収納袋において、気密接着部は不可欠ではないが、収納袋の内容物の流通・保管時における気密な収納により、その劣化や吸湿を防止する上では、非常に好ましい。内容物を収納した収納袋を消費者が購入し、ジッパー及び気密接着部を開封した後は、ジッパーのみによって収納袋が封鎖されるので高度の気密は期待できない。しかし、このような際には内容物は比較的短期間に消費されるため、ジッパーによる収納袋の封鎖のみで十分である。
本発明の収納袋において、気密接着部は不可欠ではないが、収納袋の内容物の流通・保管時における気密な収納により、その劣化や吸湿を防止する上では、非常に好ましい。内容物を収納した収納袋を消費者が購入し、ジッパー及び気密接着部を開封した後は、ジッパーのみによって収納袋が封鎖されるので高度の気密は期待できない。しかし、このような際には内容物は比較的短期間に消費されるため、ジッパーによる収納袋の封鎖のみで十分である。
気密接着部を設ける場合は、ジッパーの下部に線状又は帯状に設ける。気密接着部は、収納袋を構成するシート状材料の内周面同士を適宜な手段で気密に接着させることによって形成される。シート状材料の内周面同士を接着させる手段としては、人体に無害な接着剤を用いても良いし、シート状材料が合成樹脂性である場合にはヒートシール(熱融着)によっても良い。これらの場合、引張り力による剥離が可能な強度に接着させることが好ましい。
又、線状又は帯状の気密接着部は、その全体又は少なくとも中央部を下向きのV字形ないしはU字形に形成すると、引張り力によって剥離させ易い。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明の技術的範囲がこれらの実施例によって限定されないことは、もちろんである。
図3に示す収納袋8は、2枚のビニール製のシート状材料9を用いて形成されている。シート状材料9の周縁部10は互いに気密にヒートシールされている。そして、収納袋1の開口部である上端部のやや下側には、ジッパー11が構成されている。
このジッパー11は、図4に示すように、2枚のシート状材料9の内側面において、一方のシート状材料9には長手方向に突条を設けた突条部材12を接着し、他方のシート状材料9には長手方向に溝を設けた溝部材13を接着したものである。これらの突条部材12と溝部材13は樹脂製であって、突条を溝に圧入させることにより、ジッパー11が封鎖される。
収納袋8の開口部である上端部(ジッパー11の上方部)には、ジッパー開封用の1対の摘まみ14を設けている。これらの摘まみ14は、図4(a)及び図4(b)に示すように、収納袋8の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けることによって形成されている。しかも、この高低差は、上端開口部の一方の片側と他方の片側とで逆転している。
従って、図5に示すように、片手の指で一方の摘まみ14を、他の片手の指で他方の摘まみ14を、それぞれ容易に摘むことができ、これらの摘まみ14を反対方向へ引張ることにより、ジッパー11を容易に開封することができる。
図6に示す収納袋15においては、ジッパー16の下部に細い帯状の気密接着部17を設けている。この気密接着部17は、収納袋15を構成するビニール製のシート状材料を、ジッパー16を開く引張り力によって剥離が可能な程度の接着力を以てヒートシールしたものである。この収納袋15におけるその他の点の構成は、図1〜図5に示す実施例と同様である。
図7に示す収納袋18においては、収納袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とのいずれか一方に、上方への突出片である摘まみ19を設けている。この収納袋18におけるその他の点の構成は、図1〜図5に示す実施例と同様である。
図8に示す収納袋20においては、収納袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とのそれぞれに、上方への突出片である摘まみ21を設け、かつ、これらの摘まみ21は互いに重複しない位置に設けられている。この収納袋20におけるその他の点の構成は、図1〜図5に示す実施例と同様である。
図9に示す収納袋22においては、ジッパー11の下部に設けた細い帯状の気密接着部23が、その中央部において、下向きのV字形に屈曲して形成されている。この収納袋22におけるその他の点の構成は、図1〜図5に示す実施例と同様である。
本発明によって、開閉用ジッパーの開封操作が行い易い収納袋が提供される。収納袋の内部の気密性を高く維持したい場合には、ジッパーのの下部に気密接着部が形成される。
8,15,18,20,22 収納袋
9 シート状材料
10 周縁部
11,16 ジッパー
12 突条部材
13 溝部材
14,19,21 摘まみ
17,23 気密接着部
9 シート状材料
10 周縁部
11,16 ジッパー
12 突条部材
13 溝部材
14,19,21 摘まみ
17,23 気密接着部
Claims (9)
- シート状材料からなる袋の上端側に突条部材と溝部材からなる嵌め込み式の開閉用ジッパーを設け、このジッパーにより袋を開閉可能とした収納袋であって、袋の上端開口部にはジッパー開封用の摘まみを設けたことを特徴とする収納袋。
- 前記摘まみが、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに高低差を設けることによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納袋。
- 前記袋の上端開口部における高低差が上端開口部の一方の片側と他方の片側とで逆転していることを特徴とする請求項2に記載の収納袋。
- 前記摘まみが、袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側との少なくとも一方に設けた突出片であることを特徴とする請求項1に記載の収納袋。
- 前記突出片を袋の上端開口部における突条部材設定側と溝部材設定側とに設ける場合において、これらの突出片を互いに重複しない位置に設けたことを特徴とする請求項4に記載の収納袋。
- 前記ジッパーの下部には線状又は帯状の気密接着部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の収納袋。
- 前記気密接着部を、引張り力による剥離が可能な強度に接着したことを特徴とする請求項6に記載の収納袋。
- 前記気密接着部の全体又は中央部を下向きのV字形ないしはU字形に形成したことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の収納袋。
- 前記気密接着部をヒートシールにより形成したことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の収納袋。
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Publication Number | Publication Date |
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