JPH08300999A - 車両用リフタのリンクガイド機構 - Google Patents

車両用リフタのリンクガイド機構

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JPH08300999A
JPH08300999A JP10953795A JP10953795A JPH08300999A JP H08300999 A JPH08300999 A JP H08300999A JP 10953795 A JP10953795 A JP 10953795A JP 10953795 A JP10953795 A JP 10953795A JP H08300999 A JPH08300999 A JP H08300999A
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JP
Japan
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guide
platform
link
movable member
column
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JP10953795A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Miura
芳幸 三浦
隆文 ▲ひじ▼方
Takafumi Hijikata
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右のコラム内にリンクガイド機構を組込む
ことにより、従来のアームガイドローラを排除してボデ
ーの改造施工を排除して経費の低減を図ることができ、
見栄えも標準車と同等になし得るとともに、キット販売
にも適する。 【構成】 フロア2 上の左右に配設されたコラム22に沿
って進退移動可能に設けた可動部材31と、該可動部材の
進退移動用アクチュエータ38と、可動部材に上下の連結
アーム43,45 を含んで4節リンク機構R を構成するよう
に連結したプラットフォーム55と、プラットフォームを
ほぼ水平に保ちつつフロア上と接地面上との間を移動さ
せる車両用リフタのリンクガイド機構75であって、コラ
ム内にはプラットフォームを水平方向に引込み・引出し
する水平ガイド部78と同プラットフォームを昇降作動す
る昇降ガイド部77とからなる昇降ガイドレール76を配設
し、4節リンク機構R 側には昇降ガイドレール76を転動
するガイドローラ51を有する作動部材48を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばバン型車両の
リヤ開口部側に装備されて、車椅子に着座した身体障害
者の昇降、あるいは荷物の積み下ろし等に利用される車
両用リフタに係り、詳しくは車両用リフタのリンクガイ
ド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用リフタのリンクガ
イド機構としては例えば実願昭63−92764号のも
のがある。この車両用リフタは図16に示すようにバン
型車両1の車室のフロア2上に配設される左右一対のコ
ラム3と、このコラム3に沿って前後方向に移動される
可動部材4と、この可動部材4を進退移動させる作動シ
リンダ5と、可動部材4に上下2本の連結アーム7,8
を含んで4節リンク機構6を構成するように連繋したプ
ラットフォーム9とからなり、プラットフォーム9をほ
ぼ水平状に保ちつつフロア2上と接地面上との間を移動
させるため、下側の連結アーム8の所定の位置にはアー
ムローラ10が枢着され、また、この下側連結アーム8
の移動軌跡と対応するバンパ部11の所定の位置にはア
ームガイドローラ12が取付けられ、また、コラム3側
にはアームローラ10を転動案内するローラガイド13
が設けられている。
【0003】このように設けられた車両用リフタは図1
7(a)(b)(c)(d)に示すように作動シリンダ5の伸長作動
により可動部材4はリヤ開口側へ移動され、これにとも
ないフロア2上に格納されたプラットフォーム9は図1
7(b) に示すように車外に移動される。この状態で下部
側の連結アーム8のアームローラ10はローラガイド1
3に転動されていく。さらに、作動シリンダ5の伸長作
動によりアームガイドローラ10がローラガイド13を
転動するにしたがい下部側の連結アーム8は降下され、
これに追従して上部側の連結アーム7も降下されてプラ
ットフォーム9は水平状を維持し、さらに、降下するこ
とで下部連結アーム8の直線部分がバンパ部11に設け
られたアームガイドローラ12と転接しながら降下され
(図17(c) 参照)、同プラットフォーム9は水平状態
を維持して接地面上に降下される(図17(d) 参照) 。
また、プラットフォーム9を格納する場合には作動シリ
ンダ5の短縮作動により上記と逆の経過を辿ってプラッ
トフォーム9は車室内に格納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の車両用リフタにおいてはプラットフォーム9を水平
状に維持しながら格納・引出しするために、リフタ本体
とは別体にバンパ部11に取付けて下部連結アーム8を
ガイドするアームガイドローラ12が必要であり、この
ためアームガイドローラ12の取付けのためにボデーの
改造を必要として経費が大となる問題があり、また、通
常時、このアームガイドローラ12が露出されて見栄え
が悪くなる問題があり、さらに、アームガイドローラ1
2はリフタ本体とは別体のためキット販売に適さないと
いう問題があった。本発明は、上記従来の問題点を解決
するためになされたもので、左右のコラム内にリンクガ
イド機構を組込むことにより、従来のアームガイドロー
ラを排除してボデーの改造施工を排除して経費の低減を
図ることができ、見栄えも標準車と同等になし得るとと
もに、キット販売にも適する車両用リフタのリンクガイ
ド機構を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、車室のフロア上の左右に、車室のリヤ
開口部に向けて配設されたコラムに沿って進退移動可能
に設けた可動部材と、該可動部材を進退移動させる進退
移動用アクチュエータと、前記可動部材に上下の連結ア
ームを含んで4節リンク機構を構成するように連結した
プラットフォームと、可動部材の進退移動に伴う4節リ
ンク機構の動作を案内することによってプラットフォー
ムをほぼ水平に保ちつつ前記フロア上と接地面上との間
を移動させる車両用リフタのリンクガイド機構であっ
て、前記左右のコラム内には前記プラットフォームを水
平方向に引込み・引出しする水平ガイド部と同プラット
フォームを昇降作動する昇降ガイド部とからなる昇降ガ
イドレールを配設するとともに、前記4節リンク機構側
には前記昇降ガイドレールを転動するガイドローラを有
する作動部材を設ける構成としたことであり、また、前
記昇降ガイドレールは前記コラムのリヤ開口端側の上部
位置より奥行きに向って所定の角度で下傾する昇降ガイ
ド部とこの昇降ガイド部に連続して前記コラムの下部側
と平行に延出される水平ガイド部とからなり、また、前
記作動部材は前記下側連結アームの端部より所定の角度
で延出されて、先端部に前記昇降ガイドレールの下面側
を転動するガイドローラを枢着した作動アームを一体に
設ける構成としたことであり、さらに、前記昇降ガイド
レールは前記コラムのリヤ開口端側の下部位置より奥行
きに向って略円弧状に上反り状の昇降ガイド部とこの昇
降ガイド部に連続して前記コラムの上部側と平行に延出
される水平ガイド部とからなり、また、前記作動部材は
前記下側連結アームに一端部を枢着した長片リンクと可
動部材側に一端部が枢着された短片リンクとが支持軸に
より開縮可能に枢着連結されて同支持軸に昇降ガイドレ
ールの上面側を転動するガイドローラを枢着した作動リ
ンクを設ける構成とした車両用リフタのリンクガイド機
構である。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、車体のリヤ側に格
別のガイド部材を設けることなく、プラットフォームを
水平状の格納(引込み)・引出し作動と昇降動を1アク
チュエータにより一連に行うことができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面にしたがって説
明すると、図1ないし図9は本発明の第1実施例を示
し、図1は車両用リフタ21のプラットフォーム55を
接地面に降下した状態の斜視図、図2はコラム22の断
面図を示すもので、この車両用リフタ21は従来と同様
にバン型車両1のリヤ開口部側に装備されるもので、車
室のフロア2上のホイールハウス2aの内側に配設され
る左右対をなすコラム22と、このコラム22に沿って
移動される可動部材31と、この可動部材31を進退移
動させるための作動シリンダ38と、この可動部材31
に上下の連結アーム43,45を含んで4節リンク機構
Rを構成するように連繋されるプラットフォーム55
と、この4節リンク機構Rと連繋してプラットフォーム
55を昇降、出入れ案内する昇降ガイドレール76とか
らなるリンクガイド機構75が形成されている。
【0008】この左右のコラム22は、図1および図2
に示すように略四角形筒状に形成されてホイールハウス
2aの内側に近接されて車両の前後方向に沿って平行状
に配置されて、断面略コ字形状に形成され、その開口側
を内側に向けてフロア2に取付けられた案内フレーム2
3と、この案内フレーム23に立上り状に取付けられる
逆L字形状の支持プレート24が取付けられ、また、支
持プレート24の上側先端には垂下状にカバープレート
25が取付けられて略四角形筒状に形成されている。ま
た、このコラム22の支持プレート24側にはリンクガ
イド機構75の昇降ガイドレール76が溶着手段により
止着されている。
【0009】次に、可動部材31について説明すると、
この可動部材31は図1に示すように左右のコラム22
内を起立状に移動可能に配設されるランナプレート32
とこの両ランナプレート32を連結するサポートプレー
ト35とからなり、このランナプレート32はリヤ開口
側が略平行四辺形状に形成される支持部33と、その下
端部側は所定の幅を有しフロント側へ所定の長さで延出
するガイド部34とより形成され、この支持部33の下
部間にはサポートプレート35により連結されている。
また、このランナプレート32の下部側とガイド部34
の端部寄りの同一線上の所定の位置には外側に突出する
ローラ軸36が突出され、このローラ軸36にはコラム
22に配設した案内フレーム23を転動するローラ37
が枢着されている。
【0010】また、作動シリンダ38は、フロア2の前
部中央部に取付けられたシリンダブラケット40を介し
て作動ロッド39をリヤ開口側に指向して前後方向に沿
って配設され、この作動シリンダ38のボトム側はシリ
ンダブラケット40に水平軸41を介して回動可能に取
付けられている。また、作動ロッド39の先端側は可動
部材31のサポートプレート35の中央部に連結部材4
2を介してほぼ水平状に連結されたいる。この作動シリ
ンダ38の伸長作動により可動部材31はリヤ開口側へ
前進され、短縮作動によりリヤ開口部に対して後退され
る。
【0011】次に、この可動部材31にプラットフォー
ム55を連繋する左右の4節リンク機構Rは、それぞれ
可動部材31のランナプレート32と上下2本の連結ア
ーム43,45と、プラットフォーム55を構成する側
面プレート56とで構成されている。このランナプレー
ト32には図1に示すように、その支持部33の後部上
端の内側に上側連結アーム43の一端部に枢支ピン44
aに回動可能に取付けられ、この上側連結アーム43は
所定の長さを有する直線状に形成されてその他端部は図
1および図6に示すように略三角形状の側面プレート5
6の頂部に枢支ピン44bにより枢着されている。ま
た、下側連結アーム45は長片アーム46と短片で湾曲
状の湾曲アーム47とにより略へ字形状に形成されると
ともに、この湾曲アーム47の端部には所定の角度で所
定の長さを有する作動アーム48が一体に形成されてい
る。このように形成された下側連結アーム45は作動ア
ーム48と湾曲アーム47との接続部がランナプレート
32の外側面の所定位置に設けられた支持軸49を支持
点Pとして回動可能に枢着され、長片アーム46の端部
はプラットフォーム55の側面プレート56に取付けら
れたローラ59を枢着したローラ軸58に枢着されてい
る。また、作動アーム48の端部にはローラ軸50を介
して後述する昇降ガイドレール76の下面側を転動する
ガイドローラ51が枢着されている。
【0012】このようにランナプレート32の支持部3
3とプラットフォーム55の側面プレート56と上下の
連結アーム43,45と枢支ピン44aおよび支持軸4
9と側面プレート56側の枢支ピン44bとローラ軸5
8によりそれぞれ回動可能に連繋されて4節リンクRが
構成されている。
【0013】次に、プラットフォーム55は図6,図7
および図8に示すように左右一対の側面プレート56
と、この両側面プレート56の下部側を相互に連結する
例えば複数枚の連結プレート57(一体のプレートでも
よい)と、両側面プレート56間に前後方向にスライド
可能に設けられたプラットフォームプレート62とプラ
ットフォームプレート62の先端縁に設けたステッププ
レート72とより構成されている。
【0014】この側面プレート56の下部後端の外側に
突出した軸ピン58にはローラ59が回転可能に取り付
けられるとともに、同軸ピン58には下側連結アーム4
5の下端部が枢着され、同ローラ59はコラム22の案
内フレーム23内に出入り可能に転動するように設けら
れている。
【0015】また、側面プレート56の下部内側には、
前後一対のローラ軸60が突出され、同ローラ軸60に
はローラ61が回転可能に取付けられている。この左右
のローラ61対間にはプラットフォームプレート62の
左右に溶着手段等で取付けられた断面略コ字形状のスラ
イドレール63が嵌込み係合されて、プラットフォーム
プレート62はスライドレール63を介してローラ61
により前後方向に水平姿勢でスライド可能に設けられ、
このプラットフォームプレート62の下面側のスライド
レール63間には複数本の補強材64(図5参照)が設
けられて同プレート62は受承されている。なお、この
プラットフォームプレート62は介添者等の人力により
スライドさせるため、スライドレール63の先端部にグ
リップ65が設けられている。
【0016】また、側面プレート56の内側には、同側
面プレート56に対しプラットフォームプレート62を
車両前方への押込み位置と、同プレート62を車両後方
への引出し位置で仮止め固定するためのチェック機構6
6が配設されている。このチェック機構66は、側面プ
レート56に中央部がボルト67により取付けられ、か
つ両端がスライドレール63側に折曲された板ばね68
と、この板ばね68の両端部に点対称状に突出された前
後の支軸69と、支軸69に回転可能に取付けた落し込
みローラ70とからなる。また、プラットフォームプレ
ート62のスライドレール63の前後の端部にはプレー
ト62の押込み位置と引出し位置とにおいて、落し込み
ローラ70の外周の一部が落ち込むチェック孔71が開
設されている(図1,図6参照)。したがって、プラッ
トフォームプレート62は、押込み位置および引出し位
置において、スライドレール63のチェック孔71に落
し込みローラ70の一部が板ばね68の弾性により落ち
込むことにより仮止め固定される。そしてプラットフォ
ームプレート62が他方位置にスライドされるときに、
落し込みローラ70は板ばね68の弾性に抗してチェッ
ク孔71からスライドレール63面に乗り上げて同レー
ル面上を転動する。
【0017】また、プラットフォームプレート62の先
端側に設けられるステッププレート72は、傾倒および
起立可能に設けられるとともに、ロック機構(図示せ
ず)を介して先端側に水平展開して接地する位置と、プ
レート62上に折り畳む位置と、ロック機構を介して起
立位置に保持してプラットフォームプレート62上に乗
車した車椅子の転落防止の位置とに設定可能に設けられ
ている。
【0018】次に、4節リンク機構Rとによりリンクガ
イド機構75を構成して、プラットフォーム55をほぼ
水平状態に保持した状態でフロア2上から接地面上へ、
あるいは接地面上からフロア2上へほぼ円弧状の軌跡線
Kに沿って移動案内する昇降ガイドレール76について
説明する。
【0019】この昇降ガイドレール76は、図2および
図5に示すようにフロア2の左右に配設されたコラム2
2内の案内フレーム23の上部側で、支持プレート24
の垂直プレート24aの内側面にブラケット79を介し
て溶着手段等により配設されて4節リンク機構Rの下側
連結アーム45の作動アーム48に枢着したガイドロー
ラ51を転動案内するもので、この昇降ガイドレール7
6は所定の幅を有する帯状に形成され、コラム22の後
部開口側上部の所定の位置より所定の角度で下方に傾斜
する昇降ガイド部77と、この昇降ガイド部77に連続
して案内フレーム23と所定の間隔を有してプラットフ
ォーム55を引込み・引出し案内する水平ガイド部78
が設けられて、作動アーム48のガイドローラ51はこ
の昇降ガイドレール76の下面側を転動するように設け
られている。
【0020】このように設けられた車両用リフタ21
は、その格納状態で図5および図9に示すように上下の
連結アーム43,45はコラム22内に引込まれるとと
もに、下側連結アーム45の作動アーム48はほぼ水平
状で水平ガイド部78の下部に位置され、また、上部連
結アーム43はコラム22に上部側にほぼ水平状に位置
されて、プラットフォーム55に側面プレート56の後
部外側に設けたローラ59は案内フレーム23を転動し
て側面プレート56はコラム22内に納められて、プラ
ットフォーム55はフロア2上の格納位置におかれ、さ
らに、プラットフォームプレート62は押込み位置に押
送されることで、リヤドアが閉止可能となる。
【0021】次に、上記のように構成された車両用リフ
タ21によるプラットフォーム55の昇降動作について
図9を参照して説明する。先ず、プラットフォーム55
を格納位置から接地位置に操作する場合には、先ず、車
両1のリヤドアを開き、車室の後部開口部を開放した
後、プラットフォームプレート62を引出し位置にチェ
ック機構66により位置決めする。
【0022】そして、作動シリンダ38を伸長作動す
る。これにより可動部材31はリヤ開口部に向けて移動
されるとともに、この可動部材31の左右のランナプレ
ート32に取付けられた下側連結アーム45の作動アー
ム48に枢着したガイドローラ51は昇降ガイドレール
76の水平ガイド部78の下面に沿ってその格納始端a
より水平端bへ転動案内される。この水平ガイド部78
の移動で、プラットフォーム55は格納高さで水平に保
持された状態でリヤ開口部より車室外へ移動される。こ
のガイドローラ51が水平端bの位置でプラットフォー
ム55の下側連結アーム45の長片アーム46を枢着し
たローラ軸58のローラ59は案内フレーム23より離
脱されて、同ローラ59は図示のように、リヤ開口部の
下部側の車体フレームに取付けられたリヤバンパ80の
上部でかつ外側の位置k1 に位置保持され、また、上側
連結アーム43は水平状に位置されてプラットフォーム
55は水平状に保持され、側面プレート56のローラ5
9側の端部56aはリヤバンパ80の上部の外側に位置
されている。
【0023】そして、作動シリンダ38が、さらに伸長
作動されることで可動部材31はリヤ開口部側へ移動さ
れることで作動アーム48のガイドローラ51は水平ガ
イド部78の水平端bより傾斜状の昇降ガイド部77へ
移動され、同昇降ガイド部77の下面に沿って上昇転動
される。このガイドローラ51の上昇転動は下側連結ア
ーム45の支持点Pの支持軸49を中心とする作動アー
ム48は図示時計方向へ回動されて転動されるととも
に、4節リンク機構Rを構成する支持部33,上側連結
アーム43、下側連結アーム45の湾曲アーム47およ
び長片アーム46により側面プレート56側であるプラ
ットフォーム55は水平状態を維持しながら、長片アー
ム46を枢着したローラ軸58は位置k1 より、ガイド
ローラ51の昇降ガイド部77の転動位置c,dと対応
する略円弧状の軌跡線K上の位置k2,k3 を辿る。そし
て、ガイドローラ51が昇降ガイド部77の上昇端近傍
の位置eに達するとプラットフォーム55は接地面上に
接地される。なお、プラットフォーム55の側面プレー
ト56の端部56aは円弧状の軌跡線Kとほぼ同様の軌
跡線Ka 上を辿る。
【0024】この接地状態でランナプレート32の支持
部33の上側連結アーム43を枢着した枢支ピン44側
はコラム22より外側に位置し、上側連結アーム43は
所定の角度で傾斜支持され、また、下側連結アーム45
の支持軸49(支持点P)はコラム22内に位置し、同
連結アームの長片アーム46と湾曲アーム47との部分
はリヤバンパ80に干渉することなく外側に位置され、
この支持軸49とローラ軸58を結ぶ線(49)(58)は上側
連結アーム43の枢支ピン44a,44bを結ぶ線(44
a)(44b)は常時平行を維持した状態で移動される。
【0025】このプラットフォーム55が接地面上に位
置した状態で、プラットフォーム55に対する車椅子あ
るいは荷物の搬入および搬出がなされる。
【0026】次に、接地した状態のプラットフォーム5
5を格納する場合には、作動シリンダ38を短縮作動さ
せることにより、可動部材31が後退作動され、この後
退作動により4節リンク機構Rの下側連結アーム45の
作動アーム48に枢着してガイドローラ51は昇降ガイ
ドレール76の傾斜状の昇降ガイド部77に沿って降下
転動される。この降下にともない作動アーム48の端部
には作動力を受けながら支持軸49を中心Pとして図示
反時計方向へ回動される。この可動部材31の後退動作
と作動アーム48の昇降ガイド部77による反時計方向
への回動により、上側連結アーム43と下側連結アーム
45の長片アーム46および湾曲アーム47は支持部3
3の枢支ピン44aおよび支持軸49を中心として反時
計方向へ回動されてプラットフォーム55側のローラ軸
58は円弧状の軌跡線Kをk3,k2 を辿り、また、プラ
ットフォーム55の側面プレート56の端部56aも軌
跡線Ka 上を辿る。そして、プラットフォーム55は水
平姿勢で上昇され、ガイドローラ51が水平ガイド部7
8の水平端bでプラットフォーム55は位置k1 で引込
みが開始される。
【0027】この引込みは作動シリンダ38の短縮作動
とガイドローラ51のガイドレール76の水平ガイド部
78の転動により、可動部材31に連繋された上下の連
結アーム43,45はコラム22内に引込まれていき、
プラットフォーム55は水平姿勢を維持した状態で引込
まれるとともに、側面プレート56の外側のローラ59
はコラム22の案内フレーム23を転動するとともに、
側面プレート56もコラム22内に収納され、プラット
フォーム55が車室内に一部格納される。そしてプラッ
トフォームプレート62を押込み位置に移動させること
でリヤドアを閉じることができる。
【0028】本例車両用リフタ21は上記したように、
車室の左右のフロア2上にリヤ開口部に指向して配設さ
れたコラム22内を作動シリンダ38により進退動可能
に設けられた可動部材31と、この可動部材31の左右
のランナプレート32の上下に連結アーム43,45を
含んで4節リンク機構Rを構成するように連結されてプ
ラットフォームプレート62をリヤ開口部側へ水平状に
スライド可能に支持した側面プレート56と、可動部材
31の進退移動に伴う4節リンク機構Rの動作によって
プラットフォームプレート62をほぼ水平状に保ちつつ
フロア2と接地面との間を移動させる車両用リフタ21
のリンクガイド機構75であって、4節リンク機構Rを
構成する下側連結アーム45は長片アーム46と湾曲ア
ーム47とが略へ字形状に形成されるとともに、湾曲ア
ーム47の端部には所定の角度で延出する作動アーム4
8が設けられて同先端にはガイドローラ51が枢着さ
れ、この下側連結アーム45はその作動アーム48の基
部側屈曲部がランナプレート32の所定の位置Pに支持
軸49により枢着される一方、コラム22内にはリヤ側
開口端より奥行に向けて所定の角度で下傾する昇降ガイ
ド部77と、この昇降ガイド部77の端部より水平に伸
びる水平ガイド部78とからなる昇降ガイドレール76
を配設して、同ガイドレール76の下面をガイドローラ
51が転動することにより、4節リンク機構Rを介して
プラットフォームプレート62を水平状に昇降動する動
作と、水平状に引込み・引出しする動作とを一連に作動
可能に構成したものである。
【0029】このように、本例車両用リフタ21におい
ては、4節リンク機構Rを介してプラットフォームプレ
ート62をほぼ水平状に昇降動する動作と、水平状に引
込み・引出しする動作とを一連に作動させるため、コラ
ム22内に昇降ガイド部77と水平ガイド部78とから
なる昇降ガイドレール76を配設するとともに、4節リ
ンク機構Rを構成する下側連結アーム45に作動アーム
48を一体に設け、この作動アーム48の先端に昇降ガ
イドレール76の下面側を転動するガイドローラ51を
設ける構成としたものであるから、従来のように下側連
結アーム8をガイドするためのアームローラガイド12
は不要となり、したがって、これに伴うボデーの改造施
工を省略することができて車両用リフタ21の組付け工
数を短縮することができるとともに、標準車両と同様の
見栄えを保つことができる。また、コラム22内にリン
クガイド機構75を組込む構成としたのでキット販売に
適したリフタ21を得ることができる。
【0030】次に、図10ないし図15は本発明の第2
実施例の車両用リフタ85を示すもので、この車両用リ
フタ85は従来と同様にバン型車両1のリヤ開口部側に
装備されるもので、車室のフロア2上のホイールハウス
2aの内側に配設される左右対をなすコラム86と、こ
のコラム86に沿って移動される可動部材91と、この
可動部材91を進退移動させるための作動シリンダ38
と、この可動部材91に上下の連結アーム98,99を
含んで4節リンク機構Rを構成するように連繋されるプ
ラットフォーム55と、この4節リンク機構Rと連繋し
てプラットフォーム55を昇降、出入れ案内する昇降ガ
イドレール111 とからなるリンクガイド機構110 が形成
されている。なお、プラットフォーム55は上記実施例
と同様に設けられているので同符号を付してその説明は
省略する。
【0031】この左右のコラム86は上記実施例のコラ
ム22とほぼ同様に形成されるもので、図11に示すよ
うに断面略コ字形状に形成され、その開口側を内側に向
けてフロア2に取付けられる案内フレーム87と、この
案内フレーム87に立上り状に取付けられる逆L形状の
支持プレート88が取付けられ、また、案内フレーム8
7の上側先端には垂下状にカバープレート89が取付け
られて略四角形筒状に形成されている。また、このコラ
ム86の支持プレート88側にはリンクガイド機構110
の昇降ガイドレール111 が溶着手段により止着されてい
る。なお、このコラム86の幅は上記実施例のコラム2
2の幅より若干大きく形成されている。
【0032】また、可動部材91は上記実施例の可動部
材31とほぼ同様に形成されるもので、この可動部材9
1は左右のコラム86内を起立状に移動可能に配設され
るランナプレート92とこの両ランナプレート92を連
結するサポートプレート95とからなり、このランナプ
レート92はリヤ側が略平行四辺形状に形成される支持
部93と、その下端部側は所定の幅を有しフロント側へ
所定の長さで延出するガイド部94とより形成され、こ
の支持部93の下部間にはサポートプレート95により
連結されている。また、この支持部93の下部側とガイ
ド部94の端部寄りの同一線上の所定の位置には外側に
突出するローラ軸96が突出され、このローラ軸96に
はコラム86に配設した案内フレーム87を転動するロ
ーラ97が枢着されている。
【0033】また、作動シリンダ38は上記実施例と同
種のもので、フロア2の前部中央部に取付けられたシリ
ンダブラケット40を介して作動ロッド39をリヤ開口
側に指向して前後方向に沿って配設され、この作動シリ
ンダ38のボトム側はシリンダブラケット40に水平軸
41を介して回動可能に取付けられている。また、作動
ロッド39の先端側は可動部材91のサポートプレート
95の中央部に連結部材42を介してほぼ水平状に連結
されたいる。この作動シリンダ38の伸長作動により可
動部材91はリヤ開口側へ前進され、短縮作動によりリ
ヤ開口部に対して後退される。
【0034】また、この可動部材91にプラットフォー
ム55を連繋する左右の4節リンク機構Rは、それぞれ
可動部材91のランナプレート92と上下2本の連結ア
ーム98,99と、プラットフォーム55を構成する側
面プレート56とで構成されている。このランナプレー
ト92には図10に示すように、その支持部93の後部
上端の内側に上側連結アーム98(上記実施例の上側連
結アーム43と同種のもの)の一端部が枢支ピン44a
により回動可能に取付けられ、この上側連結アーム98
は所定の長さを有する直線状に形成されてその他端部は
図示のように略三角形状の側面プレート56の頂部に枢
支ピン44bにより枢着されている。また、下側連結ア
ーム99は長片アーム100 と短片で湾曲状の湾曲アーム
101 とにより略へ字形状に形成されている。このように
形成された下側連結アーム99はその湾曲アーム101 の
端部がランナプレート32の外側面の所定位置に設けら
れた支持軸102 を支持点Pとして回動可能に枢着され、
長片アーム100 の他端部は上記と同様にプラットフォー
ム55の側面プレート56に取付けられたローラ59を
枢着したローラ軸58に枢着されている。このようにラ
ンナプレート92の支持部93とプラットフォーム55
の側面プレート56と上下の連結アーム98,99と枢
支ピン44aおよび支持軸102 と側面プレート56側の
枢支ピン44bとローラ軸58によりそれぞれ回動可能
に連繋されて4節リンク機構Rが構成されている。
【0035】また、この下側連結アーム99とランナプ
レート92との間には図12および図13に示すように
作動リンク103 が介装されている。この作動リンク103
は下側連結アーム99側に取付けられる長片リンク104
とランナプレート92のガイド部94側に取付けられる
長片リンク104 より若干短尺の短尺リンク105 とからな
り、この長片リンク104 の一端部は下側連結アーム99の
長片アーム100 と湾曲アーム101 との変曲部の所定の位
置に外側に突出された枢支ピン106 に枢着され、また、
短片リンク105 の一端部はランナプレート92のガイド
部94の所定の位置に突出した枢支ピン107 に回動可能
に枢着され、この短尺リンク105 の他端には外側に突出
される支持軸108 が取付けられて、同支持軸108 には長
片リンク100 の他端部が回動可能に枢着され、同支持軸
108 にはリンクガイド機構110 の昇降ガイドレール111
の上面側を転動するガイドローラ109 が枢着されてラン
ナプレート92と下側連結アーム99は作動リンク103
により連繋されている。
【0036】次に、4節リンク機構Rとによりリンクガ
イド機構110 を構成して、プラットフォーム55をほぼ
水平状態に保持した状態でフロア2上から接地面上へ、
あるいは接地面上からフロア2上へほぼ円弧状の軌跡線
Kに沿って移動案内する昇降ガイドレール111 について
説明する。
【0037】この昇降ガイドレール111 は、図11,図
14および図15に示すようにフロア2の左右に配設さ
れたコラム86内の案内フレーム87の上部側で、支持
プレート88の垂直プレート88aの内側面にブラケッ
ト79を介して溶着手段等により配設されて4節リンク
機構Rの下側連結アーム99とランナプレト92とに連
繋した作動リンク103 に枢着したガイドローラ109 を転
動案内するもので、この昇降ガイドレール111 は所定の
幅を有する帯状に形成され、コラム86の後部開口側の
所定の高さ位置より奥行き上方に向けて湾曲状に上反り
する昇降ガイド部112 とこの昇降ガイド部112 に連続し
て支持プレート88の上部プレート88bと所定の間隔
を有してプラットフォーム55を引込み・引出し案内す
る水平ガイド部113 が設けられて、作動リンク103 のガ
イドローラ109 はこの昇降ガイドレール111 の上面側を
転動するように設けられている。
【0038】このように設けられた車両用リフタ85
は、その格納状態で図14および図15に示すように上
下の連結アーム98,99はコラム86内に引込まれる
とともに、作動リンク103 の短片リンク105 は所定の角
度で位置され、長片リンク104はほぼ水平状に位置して
ガイドローラ109 は水平ガイド部113 の格納始端aに位
置され、また、上部連結アーム98はコラム86に上部
側にほぼ水平状に保持されている。また、上記と同様に
プラットフォーム55はフロア2上の格納位置におか
れ、さらに、プラットフォームプレート62は押込み位
置に押送され、リヤドアが閉止されている。
【0039】次に、上記のように構成された車両用リフ
タ85によるプラットフォーム55の昇降動作について
説明する。先ず、プラットフォーム55を格納位置から
接地位置に操作する場合には、先ず、上記と同様にプラ
ットフォームプレート62を引出し位置にチェック機構
66により位置決めする。
【0040】そして、作動シリンダ38を伸長作動す
る。これにより可動部材91はリヤ開口部に向けて移動
されるとともに、この可動部材91の左右のランナプレ
ート92と下側連結アーム99を連繋した作動リンク10
3 に枢着したガイドローラ109は昇降ガイドレール111
の水平ガイド部113 の上面に沿ってその格納始端aより
水平端bへ転動案内される。この水平ガイド部78の移
動では上側連結アーム98および長片リンク104 は水平
状に保持されて移動されるとともに、プラットフォーム
55は格納高さで水平に保持された状態でリヤ開口部よ
り車室外へ移動される。このガイドローラ109 が水平ガ
イド部113 の水平端bの位置でプラットフォーム55の
下側連結アーム99の長片アーム100 を枢着したローラ
軸58のローラ59は案内フレーム87より離脱され
て、同ローラ59中心は図示のように、リヤ開口部の下
部側の車体フレームに取付けられたリヤバンパ80の上
部でかつ外側の位置k1 に位置保持され、また、上側連
結アーム98は水平状に位置されてプラットフォーム5
5は水平状に保持され、側面プレート56のローラ59
側の端部56aはリヤバンパ80の上部の外側に位置さ
れている。
【0041】そして、作動シリンダ38が、さらに伸長
作動されることで可動部材91はリヤ開口部側へ移動さ
れることで作動リンク103 のガイドローラ109 は水平ガ
イド部113 の水平端bより湾曲状の昇降ガイド部112 へ
移動され、同昇降ガイド部112 の上面に沿って降下転動
される。このガイドローラ109 の降下転動により作動リ
ンク103 の長片リンク104 と短片リンク105 のガイドロ
ーラ109 を中心とする角度が順次開拡されて下側連結ア
ーム99は支持点Pの支持軸102 を中心して時計方向へ
回動されて転動されるとともに、下側連結アーム99を
含む4節リンク機構Rを構成する支持部93,上側連結
アーム98により側面プレート56側であるプラットフ
ォーム55は水平状態を維持しながら、下側連結アーム
99を枢着したローラ軸58のローラ59は位置k1 よ
り、ガイドローラ109 の昇降ガイド部112 の転動位置
c,dと対応する略円弧状の軌跡線K上の位置k2,k3
と辿る。そして、ガイドローラ109 が昇降ガイド部112
の降下端近傍の位置eに達するとプラットフォーム55
は接地面上に接地される。なお、プラットフォーム55
の側面プレート56の端部56aは円弧状の軌跡線Kと
ほぼ同様の軌跡線Ka上を辿る。
【0042】この接地状態でランナプレート92の支持
部93の上側連結アーム98を枢着した枢支ピン44a
側はコラム86より外側に位置し、上側連結アーム98
は所定の角度で傾斜支持され、また、下側連結アーム9
9の支持軸102 (支持点P)はコラム86内に位置し、
同下側連結アーム99の長片アーム100 と湾曲アーム10
1 との変曲部分はリヤバンパ80に干渉することなく外
側に位置され、この支持軸102 とローラ軸58を結ぶ線
(102)(58) は上側連結アーム98の枢支ピン44a,4
4bを結ぶ線(44a)(44b)は常時平行を維持した状態で移
動される。
【0043】次に、接地した状態のプラットフォーム5
5を格納する場合には、作動シリンダ38を短縮作動さ
せることにより、可動部材91が後退作動され、この後
退作動により4節リンク機構Rの下側連結アーム99と
連繋した作動リンク103 に枢着してガイドローラ109 は
昇降ガイドレール111 の湾曲状の昇降ガイド部112 の上
面に沿って上昇転動される。この上昇にともない作動リ
ンク103 の長片リンク104 と短片リンク105 との角度は
ガイドローラ109 を中心として閉縮しながら移動され、
この閉縮移動により長片リンク104 の枢支ピン106 には
支持軸102 を中心Pとして引上げ力が作用して下側連結
アーム99は図示反時計方向へ回動される。この可動部
材91の後退動作と作動リンク103 の上昇と閉縮動作に
より、上側連結アーム98と下側連結アーム99は支持
部93の枢支ピン44aおよび支持軸102 を中心として
反時計方向へ回動されてプラットフォーム55側のロー
ラ59中心は円弧状の軌跡線Kをk3,k2 と辿り、ま
た、プラットフォーム55の側面プレート56の端部5
6aも軌跡線Ka 上を辿る。そして、プラットフォーム
55は水平姿勢で上昇され、ガイドローラ109 が水平ガ
イド部113 の水平端bでプラットフォーム55は位置k
1 で引込みが開始される。この引込み位置k1で短片リ
ンク105 は所定の角度に位置するとともに、長片リンク
104 と上側連結アーム98は水平状に保持されている。
【0044】この引込みは作動シリンダ38の短縮作動
とガイドローラ109 の水平ガイド部113 の転動により、
可動部材91に連繋された上下の連結アーム98,99
はコラム86内に引込まれていき、プラットフォーム5
5は水平姿勢を維持した状態で引込まれるとともに、側
面プレート56の外側のローラ59はコラム86の案内
フレーム87に入るとともに、側面プレート56もコラ
ム86内に収納され、プラットフォーム55が車室内に
一部格納される。そしてプラットフォームプレート62
を押込み位置に移動させることでリヤドアを閉じること
ができる。
【0045】このように、上記車両用リフタ85におい
ては、4節リンク機構Rを介してプラットフォームプレ
ート62を水平状に昇降動する動作と、水平状に引込み
・引出しする動作とを一連に作動させるため、コラム8
6内に昇降ガイド部112 と水平ガイド部113 とからなる
昇降ガイドレール111 を配設するとともに、4節リンク
機構Rを構成する下側連結アーム99とランナプレート
92との間に作動リンク103 を介装し、この作動リンク
103 の支持軸に108 に昇降ガイドレール111 の上面側を
転動するガイドローラ109 を設ける構成としたものであ
るから、上記車両用リフタ21とほぼ同等の作用効果を
奏するものである。
【0046】なお、上記した車両用リフタ21,85の
4節リンク機構Rを構成する下側連結アーム45,99
の長片アーム46,100 の端部を側面プレート56に取
付けたローラ59のローラ軸58に同軸に枢着するよう
に例示したが、これに限定するものではなく、例えばこ
のローラ59の位置を若干位置ずれした位置に他の軸部
材により枢着する構成としてもよく、この場合ローラ5
9の径を小さくする事ができ、これに関連してランナー
プレート32,92のローラ37,97の径を同径とす
ることで案内フレーム23,87の高さを低くすること
ができて、コラム22,86の全高を低くすることがで
きる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上記したようの4節リンク機
構を介してプラットフォームプレートを水平状に昇降動
する動作と、水平状に引込み・引出しする動作とを一連
に作動させるため、コラム内に昇降ガイド部と水平ガイ
ド部とからなる昇降ガイドレールを配設したので、従来
のように下側連結アームをガイドするためのアームロー
ラガイドは不要となり、したがって、これに伴うボデー
の改造施工を省略することができて車両用リフタの組付
け工数を短縮することができるとともに、標準車両と同
様の見栄えを保つことができる。また、コラム内にリン
クガイド機構を組込む構成としたのでキット販売に適し
たリフタ21を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車両用リフタの斜視図で
ある。
【図2】同可動部材およびコラムの断面図である。
【図3】同可動部材のランナプレートの側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】同コラムおよびプラットフォームの断面図であ
る。
【図6】同プラットフォームの側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6のA−A線断面図である。
【図9】第1実施例の車両用リフタの作用説明図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例の車両用リフタの斜視図
である。
【図11】同可動部材およびコラムの断面図である。
【図12】同可動部材のランナプレートの側面図であ
る。
【図13】図12の平面図である。
【図14】同コラムおよびプラットフォームの断面図で
ある。
【図15】第2実施例の車両用リフタの作用説明図であ
る。
【図16】従来の車両用リフタの斜視図である。
【図17】(a)(b)(c)(d)従来の車両用リフタの作用説明
図である。
【符号の説明】
2 フロア 21,85 車両用リフタ 22,86 コラム 31,91 可動部材 38 作動シリンダ(アクチュエータ) 43,98 上側連結アーム 45,99 下側連結アーム 49 作動アーム(作動部材) 51,109 ガイドローラ 55 プラットフォーム 75,110 リンクガイド機構 76,111 昇降ガイドレール 77,112 昇降ガイド部 78,113 水平ガイド部 103 作動リンク(作動部材) 104 長片リンク 105 短片リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室のフロア上の左右に、車室のリヤ開
    口部に向けて配設されたコラムに沿って進退移動可能に
    設けた可動部材と、該可動部材を進退移動させる進退移
    動用アクチュエータと、前記可動部材に上下の連結アー
    ムを含んで4節リンク機構を構成するように連結したプ
    ラットフォームと、可動部材の進退移動に伴う4節リン
    ク機構の動作を案内することによってプラットフォーム
    をほぼ水平に保ちつつ前記フロア上と接地面上との間を
    移動させる車両用リフタのリンクガイド機構であって、 前記左右のコラム内には前記プラットフォームを水平方
    向に引込み・引出しする水平ガイド部と同プラットフォ
    ームを昇降作動する昇降ガイド部とからなる昇降ガイド
    レールを配設するとともに、前記4節リンク機構側には
    前記昇降ガイドレールを転動するガイドローラを有する
    作動部材を設ける構成とした車両用リフタのリンクガイ
    ド機構。
  2. 【請求項2】 前記昇降ガイドレールは前記コラムのリ
    ヤ開口端側の上部位置より奥行きに向って所定の角度で
    下傾する昇降ガイド部とこの昇降ガイド部に連続して前
    記コラムの下部側と平行に延出される水平ガイド部とか
    らなり、また、前記作動部材は前記下側連結アームの端
    部より所定の角度で延出されて、先端部に前記昇降ガイ
    ドレールの下面側を転動するガイドローラを枢着した作
    動アームを一体に設ける構成とした請求項1の車両用リ
    フタのリンクガイド機構。
  3. 【請求項3】 前記昇降ガイドレールは前記コラムのリ
    ヤ開口端側の下部位置より奥行きに向って略円弧状に上
    反り状の昇降ガイド部とこの昇降ガイド部に連続して前
    記コラムの上部側と平行に延出される水平ガイド部とか
    らなり、また、前記作動部材は前記下側連結アームに一
    端部を枢着した長片リンクと可動部材側に一端部が枢着
    された短片リンクとが支持軸により開縮可能に枢着連結
    されて同支持軸に昇降ガイドレールの上面側を転動する
    ガイドローラを枢着した作動リンクを設ける構成とした
    請求項1の車両用リフタのリンクガイド機構。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1178660A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Shinmeiwa Auto Eng Ltd 格納式荷受台昇降装置のスライドフレーム支持機構
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