JPH0736833Y2 - 車両用リフタのロック機構 - Google Patents

車両用リフタのロック機構

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JPH0736833Y2
JPH0736833Y2 JP9704689U JP9704689U JPH0736833Y2 JP H0736833 Y2 JPH0736833 Y2 JP H0736833Y2 JP 9704689 U JP9704689 U JP 9704689U JP 9704689 U JP9704689 U JP 9704689U JP H0736833 Y2 JPH0736833 Y2 JP H0736833Y2
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和生 青山
雅樹 久野
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばバン型車両に装置されることにより、
車椅子に座した身障者の乗降、あるいは荷物の積み下し
等に利用される車両用リフタに係り、詳しくは車両用リ
フタのロック機構に関するものである。
[従来の技術およびその解決課題] 従来、この種の車両用リフタのプラットフォームのロッ
ク・アンロック動作はプラットフォームの引き出し、格
納動作とは独立して行なわれるもので、ロックを外して
引き出し、ロックを外して格納とそれぞれ2動作で行な
われることから、その操作回数に問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、第1の目的はプラットフォームのロック・アンロッ
ク動作とプラットフォームの引き出し、格納動作とを略
同時に操作可能とするロック機構を提供することであ
り、第2の目的はプラットフォームがアンロック状態で
は昇降動作を不能とし、ロック状態でのみ昇降動作し得
るロック機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記技術課題を解決するため、車室のフロア
上に、車室の開口部に向けて進退移動可能に設けた可動
部材と、該可動部材を進退移動させる進退移動用アクチ
ュエータと、前記可動部材に2本の連結アームを含んで
四節リンク機構を構成するように連結されてプラットフ
ォームを前記開口部側へ水平状にスライド可能に支持し
たスライド支持部材と、可動部材の進退移動に伴う四節
リンク機構の動作を案内することによってプラットフォ
ームをほぼ水平状態に保ちつつ前記フロア上と接地面上
との間を移動させるガイドとを備えた車両用リフタに設
けたロック機構であって、 前記プラットフォームの基部下面に装着したロック機構
はプラットフォームをフロア内へ格納した場合に同フロ
アに設けた左右のストライカとロック・アンロックする
左右の格納用ロックと、プラットフォームを引き出した
場合にプラットフォームのスライド支持部材に取付けた
ストライカとロック・アンロックする固定用ロックと、
これら各ロックを連繋してプラットフォームの一側に設
けた手摺に取付けたハンドルレバーを介して各ロックを
アンロックする解除機構とより構成したことであり、 また、前記固定用ロックは、該固定用ロックと係脱可能
に設けられたプラットフォーム側のストライカに近接し
てリミットスイッチが配設され、該リミットスイッチは
前記進退移動用アクチュエータを作動する昇降操作スイ
ッチに導電され、前記固定用ロックがストライカとロッ
クすることでリミットスイッチを作動して昇降操作スイ
ッチに通電して進退移動用アクチュエータを作動可能と
し、同固定用ロックのアンロック状態で通電を断って進
退移動用アクチュエータを作動不能とする安全回路を組
込む構成とした車両用リフタのロック機構である。
[作用] 上記のように構成されたロック機構により、プラットフ
ォームのロックを解除する動作と引き出し動作および格
納動作とをほぼ同時に作動し得るように機能するととも
に、プラットフォームの昇降動作を安全に機能する。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。
なお、本実施例において例示する車両用リフトは本出願
人が先に提出した実願昭63-92764号に基くもので、以下
にその概略を説明する。
車両用リフタは、大別すると、後部ドア(図示省略)を
有するバン型車両1の車室のフロア2上に配置される左
右一対のコラム3と、コラム3に沿って移動される可動
部材9と、可動部材9を進退移動させるための作動シリ
ンダ16と、可動部材9に上下2本の連結アーム18,19を
含んで四節リンク機構Rを構成するように連繋されるプ
ラットフォーム31のスライド支持部材21と、前記可動部
材9の進退移動に伴う四節リンク機構Rの動作を案内す
ることによって、プラットフォーム31をほぼ水平状態に
保ちつつ前記フロア2上と接地面上との間を移動させる
ガイド手段とから構成され、このスライド支持部材21に
水平方向へスライド可能に設けられたプラットフォーム
31には本考案に係るロック機構40が装備されている。
この左右のコラム3は、ほぼ四角形筒状をなし、車両1
のフロア2上に左右対称状にかつ車両前後方向に沿って
平行状に設置され、第2図に示すように、その開口部を
内方へ向けた状態でフロア2上に固定された案内フレー
ム4と、この案内フレーム4に立上り状に取付けられる
逆L字状に折曲された支持プレート5と、この支持プレ
ート5の所定高さ位置にその開口部を上向きにした状態
で水平状に固着された案内枠6と、この案内枠6と案内
フレーム4との間に介装される補強プレート7と、前記
支持プレート5の上端部に垂下状に取付けられたカバー
プレート8とから構成されている。
また、可動部材9は前記各コラム3内にそれぞれ起立状
にして移動可能に配置されるほぼ四角板状の可動プレー
ト10と、その両可動プレート10を一体的に連結したサポ
ートプレート11とからなり、可動プレート10の下部外側
には、前記コラム3の案内フレーム4の開口部内を転動
する前後一対の転動ローラ12がローラ軸13を介して枢着
され、また、可動プレート10の上部外側には、前後一対
のL型ブラケット14を介して前記コラム3の案内枠6の
開口部内を転動する転動ローラ15が枢着され、この左右
の可動プレート10は、サポートプレート11で連結され
て、サポートプレート11の前後方向の移動に伴って同時
に移動される。
また、作動シリンダ16は、前記フロア2の前部中央部
に、作動ロッド17を車両後方に指向させた状態で前後方
向に沿って配設され、同シリンダ16のボトム端部は、フ
ロア2上の所定の位置に回動可能に取付けられ、また、
作動ロッド17の先端部は、前記可動部材9のサポートプ
レート11の中央部にほぼ水平状に連結されている。この
作動シリンダ16の伸長作動によって、可動部材9が車両
の後部開口部に向けて前進され、また、その短縮作動に
よって同開口部に対して後退される。
このように設けられた可動部材9の左右の可動プレート
10には、その後部上端に上側の連結アーム18の一端部が
枢支ピン20を介して回動可能に取付けられ、また、前記
後側の転動ローラ12bのローラ軸13に下側の連結アーム1
9の一端部が回動可能に取付けられている。なお、上側
の連結アーム18は、ほぼ直線状をなし、また下側の連結
アーム19は、中央部を高くするほぼ円弧状に形成されて
いるとともに、下側の連結アーム19は、上側の連結アー
ム18よりも外側に位置され、動作時の相互干渉が回避さ
れている。このように設けられた左右の上下連結アーム
18,19間にはスライド支持部材21が取付けられている。
このスライド支持部材21は左右の略三角形状の側面プレ
ート22と、この左右の側面プレート22の下部を相互に連
結する複数本の連結プレート23とより構成され、この略
三角形状の側面プレート22の上端部には枢支ピン24を介
して上側の連結アーム18の他端部が回動可能に取付けら
れ、また、側面プレート22の下部外側には案内フレーム
4を転動可能とする転動ローラ25がローラ軸26を介して
枢着され、同ローラ軸26には下側の連結アーム19の他端
部が回動可能に取付けられている。また、この左右の側
面プレート22の対向面の下部側には、前後一対のローラ
軸27が突出され、このローラ軸27にはプラットフォーム
31の案内ローラ28がそれぞれ回転可能に設けられ、この
左右の対をなす案内ローラ28間にはプラットフォーム31
が水平方向へスライド可能に装着されている。
このプラットフォーム31は左右の摺動枠32と両摺動枠32
を連結する複数本の連結プレート33とにより所定のスペ
ースに枠組みされてプレート34が取付けられ、この摺動
枠32はスライド支持部材21の案内ローラ28に対し摺動可
能に嵌込む断面略コ字形状に形成され、その引き出し先
端側にはステッププレート35がロックハンドル36を介し
てプラットフォーム31の先端部に対し水平展開位置と、
上方の起立位置と、プラットフォーム31上への折畳み位
置とに設定可能に設けられている。また、一方の摺動枠
31(図示左側)上にはパイプ材等を折曲成形してなるプ
ラットフォーム31の引き押し用の手摺37が立設されると
ともに、同手摺37の操作握り部38にはプラットフォーム
31の基部(車体側)下面側に装着したロック機構40をア
ンロック操作するハンドルレバー39が取付けられてい
る。
次に、ロック機構40について説明すると、このロック機
構40はプラットフォーム31をフロア2側へ格納した場合
に同フロア2に設けた左右のストライカ72とロック・ア
ンロックする左右の格納用ロック41と、プラットフォー
ム31を引き出した場合にスライド支持部材21側に取付け
たストライカ73とロック・アンロックする固定用ロック
42と、これら各ロック41,42を連繋してハンドルレバー3
9を介して各ロック41,42をアンロックする解除機構61と
より構成されている。なお、左右の格納用ロック41と固
定用ロック42とは同じ構成に設けられている。
43はロックベースであって、略変形四辺形状の板状に形
成され、その基部43a側の両側には取付孔43b,43cが貫設
され、また、基部43aの反対側の先端部側には略水平方
向に開口するロック凹部44が形成されている。また、46
はロック凹部44に近接して設けられた軸ピン45に回動可
能に取付けられたロック体であって、同ロック体46には
ロック溝47が凹設されて、その両側にはロック爪48と作
動凸部49が形成され、この作動凸部49と連続して係合レ
バー54と係合する係合面50と円弧状の摺接面51が形成さ
れ、また、ロック凹部44と軸ピン45を結ぶ線上にはレバ
ー片52が突出形成されている。また、54は係合レバーで
あって、軸ピン45より所定の距離を隔てた位置に設けた
軸53にその一端部が枢着されてロック体46と対設され、
同係合レバー54の一部にはロック体46の係合面50と係合
する係止爪55が形成されている。また、軸53には係合レ
バー54と所定の角度で一体的に回動されるばね用レバー
56が設けられ、同ばね用レバー56とロック体46のレバー
片52との間には所定のばね圧を有する引張りコイルばね
57が弾着されて、ロック体46は軸ピン45を中心として図
示反時計方向へ、また、係合レバー54は軸53を中心とし
て時計方向へ付勢されている。また、軸53には略扇形状
で円弧状の長溝孔59を貫設した作動レバー58が取付けら
れている。このように設けられた左右の格納用ロック41
はプラットフォーム31の基部側下面の所定位置に設けら
れた取付ベース板60a,60bの上側にそのロック凹部44を
フロア2に設けたストライカ72に指向してそれぞれ取付
けられ、また固定用ロック42は同様に取付ベース板60c
の下側にそのロック凹部44をスライド支持部材21に取付
けられた後述のストライカ73に指向して取付けられてい
る。かくして取付けられた各ロック41,42の作動レバー5
8にはロック解除機構61のリンクロッド69a,69b,69cが掛
着されている。
62は解除機構61のコントロール部材であって、格納用ロ
ック41を取付けた取付ベース板60a,60b間の所定位置に
設けられた取付ベース板60dの垂設された軸63に回動可
能に取付られるもので、このコントロール部材62は軸63
に回動可能に嵌合される筒体64の下部に略方形状のコン
トロールプレート65が熔着手段等により止着され、ま
た、筒体64の上部には略長方形条のコントロールプレー
ト66が下部コントロールプレート65のコーナー部65aに
向って延出状に取付けられている。このように設けられ
た下部コントロールプレート65のコーナー部65aには一
端部がハンドルレバー39に取付けられたコントロールワ
イヤケーブル67の他端が継ぎ金具68を介して連繋され、
また、同コーナー部65aには一端部が一方の格納用ロッ
ク41aの作動レバー58の長溝孔59に掛着されたリンクロ
ッド69aの他端部が掛着されている。また、下部コント
ロールプレート65のコーナー部65bには一端部が他方の
格納用ロック41bの作動レバー58の長孔溝59に掛着され
たリンクロッド69bの他端部が掛着されている。また、
上部コントロールプレート66の端部には固定用ロック42
の作動レバー58の長溝孔59に一端部を掛着したリンクロ
ッド69cの他端部が掛着されている。また、下部コント
ロールプレート65のコーナー部65cにはピン70が立設さ
れ、同ピン70には取付ベース板60dに一端部を掛着した
ばね71が掛着されて、コントロール部材62は軸63を中心
として図示反時計方向へ付勢されている。このように構
成されたロック機構40を装着したプラットフォーム31を
フロア2側に格納した状態では左右の格納用ロック41は
フロア2に設けたストライカ72にロックされている。こ
のロック状態よりアンロックしてプラットフォーム31を
引き出すには、プラットフォーム31に設けた手摺37の操
作握り部38を把持し、かつハンドルレバー39を引くと、
コントロールワイヤケーブル67を介して連繋されたコン
トロール部材62は軸63を中心として時計方向へ回動さ
れ、この回動により各リンクロッド60a,60b,60cは図示
矢印方向へ移動される。これにより、第9図に示すよう
に作動レバー58は軸53を中心として反時計方向へ回動さ
れ、同軸53に取付けられた係合レバー54も引張りコイル
ばね57に抗してばね用レバー56とともに一体的に図示反
時計方向へ回動されて、係合レバー54の係止爪55がロッ
ク体46の係合面50より離脱すると、ロック体46は引張り
コイルばね57の復元力により軸ピン45を中心として時計
方向へ回動されて、その円弧状の摺接面51は係合レバー
54の係止爪55の凹面55aに摺接されるとともに、このロ
ック体46の回動によりロックベース43のロック凹部44に
位置したストライカ72に作動凸部49の円弧面49aが摺接
してストライカ72をロック凹部44より押出し状に作用
し、これによりプラットフォーム31は若干引き出し側へ
移動され、アンロックされる。この状態でロック体46の
作動凸部49はロック凹部44に位置され、同ロック体46の
摺接面51と係合レバー54の係止爪55の凹面55aとは当接
されて係合レバー54は保持されている。なお、固定用ロ
ック42は上記と同様のロック体46の作動凸部49がロック
凹部44に位置され、同ロック体46の摺接面51と係合レバ
ー54の係止爪55の凹面55aとが当接されて係合レバー54
は保持された状態にあり、コントロール部材62によるリ
ンクロッド69cの端部は作動レバー58の長溝孔59に沿っ
てスライドするのみである。そして、この左右の格納用
ロック41のアンロック状態でプラットフォーム31を手摺
37の操作握り部38を把持してスライド支持部材21の案内
ローラ28を介して引き出すことができ、この引き出し操
作により格納用ロック41とは逆向きに設けた固定用ロッ
ク42はスライド支持部材21に設けたストライカ73にロッ
クされる。
このストライカ73はスライド支持部材21の連結プレート
23の固定用ロック42の移動線上に設けられるもので、断
面略L形状のストライカベース74に熔着手段等により取
付けられ、このストライカベース74の水平片74a上には
プラットフォーム31の昇降機構である作動シリンダ16の
操作回路の安全回路を構成するリミットスイッチ75が取
付けられ、このリミットスイッチ75は一方のコラム3側
に取付けられたワイヤハーネス巻取り装置76にプラット
フォーム31の引き出し・格納操作により繰り出し・巻取
りされるワイヤハーネス77に接続され、同ワイヤハーネ
ス77は図示のようにスライド支持部材21の側面プレート
22、上側連結アーム18、可動プレート10およびカバープ
レート8に添設されて他部材との干渉を避けるためプロ
テクター78a,78b,78c,78dによりそれぞれ保護されて、
各部材の動作に追従して繰り出し・巻取りが行ない得る
ように構成され、同ワイヤハーネス77は昇降操作スイッ
チ79に接続されている。
このように安全回路のリミットスイッチ75を近設された
ストライカ73に対し、プラットフォーム31が引き出され
て固定用ロック42のロックベース43のロック凹部44に位
置したロック体46の作動凸部49の円弧面49aが当接さ
れ、さらに引き出されるとロック体46は円弧面49aを介
して軸ピン45を中心として時計方向へ回動されるととも
に、ストライカ73にはロック体46のロック溝47がすくい
上げ状にして係合され、摺動面51が係合レバー54の凹面
55aとの摺接から離脱すると、引張りコイルばね57の復
元力により係合レバー54は軸53を中心として時計方向へ
回動されて係止爪55は係合面50と係合されてプラットフ
ォーム31はスライド支持部材21にロックされる。このロ
ック体46のロック溝47がストライカ73にすくい上げ状に
係合する過程で、第12図に示すようにロック体46のロッ
ク爪48は近接状に設けたリミットスイッチ75の接点75a
を変位し、この変位によりリミットスイッチは導通し、
さらに、ワイヤハーネス77、ワイヤハーネス巻取り装置
76を介して電源が導通して昇降操作スイッチ79が操作可
能となる。すなわち、固定用ロック42がスライド支持部
材21のストライカ73とロックして状態においてのみプラ
ットフォーム31の昇降操作が可能となるように構成され
ている。
また、プラットフォーム31をフロア2側へ格納すると左
右の格納用ロック41その係合レバー54の係止爪55の凹面
55aはロック本体46の摺接面51と係合された状態にあっ
て、上記固定用ロック42と同様に作用してストライカ72
にロックされる。
次に、前記四節リンク機構Rの動作を案内するガイド手
段は、下側の連結アーム19のほぼ中央部外側に設けた案
内ローラ80と、前記コラム3の後端部に設けられ前記案
内ローラ80を案内するローラガイド81と、車両1の後部
バンパー1aの左右端部の適宜のカット改造を伴って車両
ボデーに設けた左右のアームガイド82とからなり、その
案内作用によって、前記スライド支持部材21をほぼ水平
状態を保ったままフロア2上から接地面上へ、あるいは
接地面上からフロア2上へとほぼ円弧状の移動軌跡を描
くように昇降移動させるように構成されている。
上記のように構成された車両用リフタは、そのプラット
フォーム31を格納する水平状態においては、コラム3内
に四節リンク機構Rおよびスライド支持部材21の側面プ
レート22等が格納され、スライド支持部材21は車両1の
フロア2上の格納位置におかれるとともに、プラットフ
ォーム31はその固定用ロック42がスライド支持部材21の
ストライカ73とロックされて格納位置に水平状に保持さ
れ、この状態で手摺37のハンドルレバー39を引くとロッ
ク解除機構61のコントロール部材62およびリンクロッド
69cを介して固定用ロック42とストライカ73とのロック
状態をアンロックすることができ、この固定用ロック42
のアンロック操作とほぼ同時に格納側へ押送することが
できてプラットフォーム31を格納することで、左右の格
納用ロック41はフロア2側のストライカ72とロックされ
て格納固定される。また、このプラットフォーム31の格
納固定状態より引き出す場合には同様にして手摺37のハ
ンドルレバー39を引くとロック解除機構61のコントロー
ル部材62およびリンクロッド69a,69bを介して格納用ロ
ック41a,41bとストライカ72とのロック状態をアンロッ
クすることができ、この格納用ロック41a,41bのアンロ
ック操作とほぼ同時にプラットフォーム31を引き出し操
作することができる。
[考案の効果] さて、本考案は上記のように構成したことにより、プラ
ットフォームをフロア上に引き入れて格納する際の格納
用ロックと、同プラットフォームを引き出して昇降部材
に固定する固定用ロックとの係脱操作を1個の操作手段
により行なうことができるとともに、この各ロックの係
脱操作とほぼ同時にプラットフォームを引き出し・格納
することができて、その操作性を向上することができ、
また、固定用ロックの昇降部材のストライカとのロック
状態のみにおいてプラットフォームの昇降機構の安全回
路を導通して昇降作動を可能としてのでプラットフォー
ムの昇降機構の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は車両用
リフタの展開状態の斜視図、第2図は可動部材およびコ
ラムの断面図、第3図は可動部材の可動プレートの側面
図、第4図はスライド支持部材およびコラムの断面図、
第5図はスライド支持部材の側面プレートの側面図、第
6図はプラットフォームの平面図、第7図は同じく側面
図、第8図はプラットフォームにロック機構を配設した
平面図、第9図はロックの平面図、第10図および第11図
はロック解除機構の側面図、第12図は固定用ロックとリ
ミットスイッチとの関係を示す平面図、第13図は同じく
側面図、第14図は車両用リフタを展開した状態での安全
回路の配線を示す斜視図、第15図および第16図は配線の
保護を示す斜視図、第17図はプラットフォームの引き出
し・格納を説明する斜視図である。 1……車両 2……フロア 9……可動部材 16……作動シリンダ 18,19……連結アーム 21……スライド支持部材 31……プラットフォーム 37……手摺 39……ハンドルレバー 40……ロック機構 41……格納用ロック 42……固定用ロック 61……ロック解除機構 72,73……ストライカ 74……ストライカベース 75……リミットスイッチ 76……ワイヤハーネス巻取り装置 77……ワイヤハーネス 79……昇降操作スイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室のフロア上に、車室の開口部に向けて
    進退移動可能に設けた可動部材と、該可動部材を進退移
    動させる進退移動用アクチュエータと、前記可動部材に
    2本の連結アームを含んで四節リンク機構を構成するよ
    うに連結されてプラットフォームを前記開口部側へ水平
    状にスライド可能に支持したスライド支持部材と、可動
    部材の進退移動に伴う四節リンク機構の動作を案内する
    ことによってプラットフォームをほぼ水平状態に保ちつ
    つ前記フロア上と接地面上との間を移動させるガイドと
    を備えた車両用リフタに設けたロック機構であって、 前記プラットフォームの基部下面に装着したロック機構
    はプラットフォームをフロア内へ格納した場合に同フロ
    アに設けた左右のストライカとロック・アンロックする
    左右の格納用ロックと、プラットフォームを引き出した
    場合にプラットフォームのスライド支持部材に取付けた
    ストライカとロック・アンロックする固定用ロックと、
    これら各ロックを連繋してプラットフォームの一側に設
    けた手摺に取付けたハンドルレバーを介して各ロックを
    アンロックする解除機構とより構成した車両用リフタの
    ロック機構。
  2. 【請求項2】前記固定用ロックは、該固定用ロックと係
    脱可能に設けられたプラットフォーム側のストライカに
    近接してリミットスイッチが配設され、該リミットスイ
    ッチは前記進退移動用アクチュエータを作動する昇降操
    作スイッチに導電され、前記固定用ロックがストライカ
    とロックすることでリミットスイッチを作動して昇降操
    作スイッチに通電して進退移動用アクチュエータを作動
    可能とし、同固定用ロックのアンロック状態で通電を断
    って進退移動用アクチュエータを作動不能とする安全回
    路を組込む構成とした請求項1の車両用リフタのロック
    機構。
JP9704689U 1989-08-19 1989-08-19 車両用リフタのロック機構 Expired - Lifetime JPH0736833Y2 (ja)

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