JPH08298902A - スピニングリールのベール姿勢切り換え装置 - Google Patents

スピニングリールのベール姿勢切り換え装置

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JPH08298902A
JPH08298902A JP7110928A JP11092895A JPH08298902A JP H08298902 A JPH08298902 A JP H08298902A JP 7110928 A JP7110928 A JP 7110928A JP 11092895 A JP11092895 A JP 11092895A JP H08298902 A JPH08298902 A JP H08298902A
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bale
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Yuzo Kawabe
雄三 川辺
Yasuhiro Hitomi
康弘 人見
Seiichi Aratake
清一 荒武
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベールの姿勢切り換え動作を確実に知らせ
る。 【構成】 スピニングリールに設けられるベール姿勢切
り換え装置であり、ベールを糸巻き取り姿勢及び糸開放
姿勢に維持するとともに両姿勢間で反転させて姿勢を切
り換えるトグル機構40、41などからなる姿勢切り換
え機構と、切り換え機構による切り換え動作で発音して
切り換え動作を報知するトグル機構40、41に備えた
レバー50と筒状部材46との間の隙間などからなる発
音報知手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピニングリールのベ
ールを糸巻き取り姿勢及び糸開放姿勢に維持するととも
に両姿勢間で反転させるためのベール姿勢切り換え装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、外周
に釣り糸が巻かれるスプールとを有している。ロータ
は、回転軸を挟むように対向して配置された一対のアー
ム部を有しており、両アーム部の先端にはベール支持部
材を介してベールが設けられている。
【0003】ベールを支持するベール支持部材は、各ア
ーム部に揺動自在に取り付けられており、釣り糸を巻き
取る際に釣り糸をスプール外周に導く糸巻き取り姿勢
と、スプールから釣り糸を繰り出す際に邪魔にならない
ように糸巻き取り姿勢から倒された糸開放姿勢とをとり
得る。ベールを糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに維持す
るとともに、両姿勢間で反転させるために、ロータ内部
にはベール姿勢切り換え装置が設けられている。このベ
ール姿勢切り換え装置は、ベールを糸開放姿勢に維持し
たままロータをハンドルにより回転させたときに、ベー
ルを糸巻き取り姿勢に自動的に戻すために、トグルばね
機構などを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなベールの
姿勢切り換えは、釣り竿やスピニングリールの他の操作
と同時に行われることが多いので、使用者がベールの姿
勢を目で確認しながら切り換え操作を行うのは面倒であ
る。特に、目で見ただけではベールの姿勢が完全に切り
換わったかのか否かが判り難いこともある。
【0005】本発明の目的は、ベールの姿勢の切り換え
動作が開始されたこと、あるいは、切り換え動作が完了
することなどベールの姿勢切り換え動作を使用者に確実
に知らせるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのベール姿勢切り換え装置は、対向する一対のア
ーム部を有しリール本体に回転自在に支持されたロータ
と、両アーム部先端にそれぞれ揺動自在に装着されたベ
ール支持部材と、両ベール支持部材の間に糸巻き取り姿
勢と糸開放姿勢とを取り得るように設けられたベールと
を備えたスピニングリールに設けられるベール姿勢切り
換え装置である。そして、この装置は、ベールを糸巻き
取り姿勢及び糸開放姿勢に維持するとともに両姿勢間で
反転させて姿勢を切り換える姿勢切り換え機構と、切り
換え機構による切り換え動作で発音して切り換え動作を
報知する発音報知手段とを備える。
【0007】発明2のベール姿勢切り換え装置は、発明
1において、切り換え動作の際に、切り換え動作の途中
から動作完了までベールを付勢して動作させる付勢切り
換え手段をさらに備える。発明3のベール姿勢切り換え
装置は、発明1または2において、発音報知手段が、切
り換え動作が完了するときに発音する。
【0008】発明4のベール姿勢切り換え装置は、発明
1〜3の何れかにおいて、発音報知手段が、付勢切り換
え手段によるベールの付勢動作が開始されたときに発音
する。発明5のベール姿勢切り換え装置は、発明4にお
いて、発音報知手段が、切り換え動作が完了するときと
付勢切り換え手段による付勢動作が開始されたときの何
れにも発音する発明6のベール姿勢切り換え装置は、発
明1〜5の何れかにおいて、発音報知手段が、姿勢切り
換え機構の一部を構成する。
【0009】発明7のベール姿勢切り換え装置は、発明
1〜6の何れかにおいて、発音報知手段が、切り換え動
作により揺動する能動部材と、能動部材の揺動経路に配
置された受動部材と、能動部材と受動部材とに配置さ
れ、能動部材の揺動により互いに接触および離反し、接
触時または離反時に発音する発音部と、能動部材および
受動部材に配置された発音部のうち何れか一方の発音部
を他方の発音部に向かって付勢する付勢手段とを備え
る。
【0010】発明8のベール姿勢切り換え装置は、発明
2〜7の何れかにおいて、付勢切り換え手段が、ベール
支持部材に連動して、ベールが糸巻き取り姿勢となる第
1位置と糸開放姿勢となる第2位置とを取り得るように
アーム部内またはロータ内に配置されたトグルばね機構
を有し、発音報知手段がトグルばね機構に備えられてい
る。
【0011】発明9のベール姿勢切り換え装置は、発明
8において、トグルばね機構が、アーム部内に配置され
切り換え動作により揺動する筒状部材が、ベールの糸巻
き取り姿勢となる第1位置と糸開放姿勢となる第2位置
とを取り得るように設けられた第1トグルばね機構と、
筒状部材の揺動経路に筒状部材との間に隙間をあけて対
向して配置され筒状部材に押動されて揺動するレバー
が、ベールの糸巻き取り姿勢となる第1位置と糸開放姿
勢となる第2位置とを取り得るように設けられた第2ト
グルばね機構とを備える。
【0012】
【作用】発明1のベール姿勢切り換え装置は、ベールの
姿勢を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢との間で切り換え動
作させたときに、発音報知手段が発音して切り換え動作
を報知するので、スピニングリールの操作者がベールの
姿勢切り換えを確実に知ることができる。音による報知
であれば、操作者がベールの姿勢切り換えをいちいち目
で確かめなくても良いので、釣りの動作が中断されな
い。
【0013】発明2のベール姿勢切り換え装置は、ベー
ルの姿勢切り換え動作を行ったときに、ベールが確実に
目的の姿勢まで動作する。このような付勢切り換え手段
と発音報知手段とを備えていれば、ベールの姿勢切り換
えが確実に行われ、切り換え動作の確認も確実に行える
ので、操作者がベールの姿勢切り換えに余計な神経を使
わなくてもよい。
【0014】発明3のベール姿勢切り換え装置は、切り
換え動作の完了を確実に知らせることができる。発明4
のベール姿勢切り換え装置は、付勢切り換え手段による
ベールの付勢動作が開始されれば、その後の切り換え動
作は自動的に進行するので、付勢動作が開始されたとき
に発音すれば、切り換え動作を確実に知らせることがで
きる。
【0015】発明5のベール姿勢切り換え装置は、切り
換え動作の完了と付勢動作の開始との両方で発音するの
で、姿勢切り換え動作を確実に知らせることができる。
片方の発音報知を聞き逃しても、もう一方の発音報知で
確認することができる。短い時間で2度にわたって発音
するので、他の操作音等と聞き違うおそれが少なくな
る。
【0016】発明6のベール姿勢切り換え装置は、発音
報知手段が姿勢切り換え機構の一部を構成するので、発
音報知手段を組み込んだことによる装置の大型化を防ぐ
ことができる。発音報知手段を作動させるための作動力
に姿勢切り換え機構の作動力を利用することができるの
で、発音報知手段の作動のために特別な作動力の伝達機
構などが不要になる。
【0017】発明7のベール姿勢切り換え装置は、能動
部材と受動部材との発音部の接離による機械的な動作に
よって発音するので、簡単な機構で確実に発音させるこ
とができる。前記した姿勢切り換え機構の一部に組み込
むことも容易である。付勢手段を備えているので、発音
部同士の接触時に大きな音を確実に発生させることがで
き、姿勢切り換え動作を使用者に確実に知らせることが
できる。
【0018】発明8のベール姿勢切り換え装置は、アー
ム部内またはロータ内に配置されたトグルばね機構に発
音報知手段を備えているので、トグルばね機構の付勢力
を発音報知手段を動作させるための作動力に利用でき
る。また、トグルばね機構は、ベールの姿勢切り換えと
確実に連動して作動するので、発音報知手段の作動もベ
ールの姿勢切り換えと確実に連動する。発音報知手段を
設置するための余分の場所をとらないので、リール全体
の嵩が増えるのを防ぐことができる。
【0019】発明9のベール姿勢切り換え装置は、前記
第1トグル機構の筒状部材と第2トグル機構のレバーと
の間に隙間があいているので、切り換え動作に伴って筒
状部材でレバーを押動したときに、切り換え動作中に第
1または第2のトグル機構で発生する付勢力で、筒状部
材とレバーとの動きにずれが生じる。その結果、レバー
と筒状部材との対向個所に隙間があき、そのあと再び、
レバーと筒状部材が衝突することになり、レバーおよび
筒状部材の対面個所が発音部となって発音する。前記第
1および第2のトグル機構は付勢切り換え機構を構成す
る部材であり、発音報知のために追加された構成は、レ
バーと筒状部材との間に隙間をあけておくことだけであ
るから、簡単な構造で確実な発音報知ができる。
【0020】
【実施例】図1に示すスピニングリールは、ハンドル1
を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に回転自
在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置され
釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。リール本
体2はボディ2aを有しており、その上部にはスピニン
グリールを釣り竿に取り付けるための取付部2bが形成
されている。ボディ2aの内部には、ロータ3を回転さ
せるためのロータ駆動機構5と、スプール4を回転軸心
Xに沿って前後方向に移動させてスプール4に釣り糸を
均一に巻き取るためのレベルワインド機構6とが設けら
れている。
【0021】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れた軸10とともに回転するフェースギア11と、この
フェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有し
ている。ピニオンギア12は筒状に形成されており、そ
の前部12aはロータ3の中心部を貫通してスプール4
側に延びている。そして、その先端にはねじ部が形成さ
れている。このような構造では、ハンドルによってフェ
ースギア11及びピニオンギア12が回転させられ、こ
のピニオンギア12に固定されたロータ3が回転する。
【0022】ロータ3は、円筒部20と、円筒部20の
側方に互いに対向して設けられた第1アーム部21及び
第2アーム部22とを有している。円筒部20と両アー
ム部21,22とは一体成形されている。円筒部20の
前部には前壁23が形成されており、前壁23の中央部
にはボス23aが形成されている。ボス23aの中心部
には貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギ
ア12の前部12a及びスプール軸15が貫通してい
る。前壁23の前方側にはナット24が配置されてお
り、このナット24がピニオンギア12の先端ねじ部に
螺合している。ナット24の内周部にはスプール軸15
を回転自在に支持する軸受が配置されている。
【0023】第1アーム部21の先端の内周側には、第
1ベール支持部材30が揺動自在に取り付けられてい
る。第1ベール支持部材30の先端には、釣り糸をスプ
ール4に案内するためのラインローラ31が装着されて
いる。また、第2アーム部22の先端の外周側には、第
2ベール支持部材32が揺動自在に装着されている。第
1ベール支持部材30先端のラインローラ31と第2ベ
ール支持部材32との間にはベール33が設けられてい
る。
【0024】なお、両ベール支持部材30,32は、回
転軸心Xに対して直交せずに所定角度傾いた揺動軸Mを
中心に揺動し、釣り糸をスプール4外周に導く糸巻き取
り姿勢(図2参照)と、スプール4から釣り糸が繰り出
すのを許す糸開放姿勢(図3参照)とをとり得る。次
に、ベール姿勢切換装置について説明する。
【0025】図2〜図5に示すように、ベール姿勢切換
装置は、第1アーム部21内に配置された第1トグルば
ね機構40と、ロータ3の底面部に配置された第2トグ
ルばね機構41と、リール本体に固定された切り換え部
材42とを有している。第1トグルばね機構40は、第
1アーム部21に沿って前後方向に延びるロッド45
と、ロッド45の後端部が摺動自在に挿入された筒状部
材46と、ロッド45を前方側に付勢するばね47とを
有している。ロッド45は、図4に示すように、その先
端部45aが内周側に折曲げられ、第1ベール支持部材
30に形成された孔30aに係合している。またロッド
45には鍔部45bが形成されており、ばね47の前端
がこの鍔部45bに当接している。筒状部材46は図2
に示す揺動中心Aを中心に第1アーム部21に揺動自在
に取り付けられている。一方、第1アーム部21の前端
部にはストッパー部21aが形成されている。
【0026】このような構成の第1トグルばね機構40
は、図2に示すような第1位置と、図3に示すような第
2位置とをとることが可能である。第1位置は、ベール
の糸巻き取り姿勢に対応し、第2位置はベールの糸開放
姿勢に対応している。また、図3に示す第2位置は、こ
の第1トグルばね機構40の死点とほぼ同じ位置であ
る。
【0027】第2トグルばね機構41は、ロータ底面に
ロータ回転平面と平行な面内で揺動自在に取り付けられ
たレバー50と、一端がこのレバー50に係止されたロ
ッド51と、ロッド51が収納され一端が揺動自在にロ
ータに取り付けられた筒状部材52と、ロッド51をレ
バー50側に付勢するばね53とを有している。なお、
ロッド51及びばね53は、ロータ回転平面と平行な面
内で移動する。レバー50は、図6に拡大して示すよう
に、第1トグルばね機構40の筒状部材46の下端と係
止する係止用切欠き50aと、ばね係止用の孔50b
と、回転軸心側に突出する突出部50cとを有してい
る。
【0028】このような第2トグルばね機構41の構成
では、ロッド51及びばね53によって、レバー50は
図5の一点鎖線で示す第1位置と実線で示す第2位置と
をとり得る。第1位置は第1トグルばね機構40の第1
位置及びベール33の糸巻き取り姿勢に対応し、第2位
置は第1トグルばね機構40の第2位置及びベール33
の糸開放姿勢に対応している。
【0029】なお、レバー50の係止用切欠き50aと
筒状部材46の下端との係合部分には隙間が形成されて
いるので、両者の位置が切り換えられた際に両者による
衝突音が発生し、これにより、位置が切り換えられたこ
とを操作者に報知することができる。リール本体に固定
された切り換え部材42は、図5に示すように外周側に
突出する突出部42aを有している。この突出部42a
は、第2トグルばね機構41のレバー50がロータ3と
ともに回転してきた際に、レバー50の突出部50cに
当接可能である。なお、切り換え部材42の突出部42
aは、レバー50の突出部50cと滑らかに衝突し、レ
バー50のスムーズな回動を促すように曲面形状となっ
ている。
【0030】次にベール姿勢切換動作について説明す
る。釣り糸をスプール4に巻き取る際には、ベール33
を糸巻き取り姿勢とする。この場合には、第1ベール支
持部材30及び第2ベール支持部材32は、図1及び図
2で示すように、それぞれ前方側に起立している。この
状態では、第1トグルばね機構40では、筒状部材46
は図2に示すようにばね47によって時計方向に揺動
し、ロッド45は進出した状態となっている。また第2
トグルばね機構41では、レバー50は一点鎖線で示す
第1位置に位置しており、この状態がロッド51及びば
ね53によって保持されている。なおこの状態では、レ
バー50の突出部50cは外周側に退避しており、ロー
タ3が回転しても突出部50cが切り換え部材42の突
出部42aに当接することはない。
【0031】この状態からベール33を倒すと、第1ベ
ール支持部材30及び第2ベール支持部材32は後方側
に倒れ、図3に示すような糸開放姿勢となる。ベールが
糸開放姿勢に倒れた状態では、スプール4からの釣り糸
を容易に繰り出すことが可能である。この状態におい
て、第1トグルばね機構40では、第1ベール支持部材
30の回転によってロッド45が図3において時計方向
に回転し、第2位置に位置させられる。これに伴って筒
状部材46は揺動中心Aを中心に反時計方向に揺動す
る。また第2トグルばね機構41では、筒状部材46の
揺動に伴ってレバー50が図5において時計方向に揺動
し、実線で示す第2位置となる。レバー50は、この状
態においてもロッド51及びばね53によって保持され
ている。
【0032】ベール33を糸開放姿勢に維持したままハ
ンドル操作によってロータ3を釣り糸巻き取り方向に回
転させると、図5において、第1トグルばね機構41の
レバー50がロータ3とともに反時計方向に回転する。
すると、レバー50の突出部50cがリール本体側に固
定された切り換え部材42の突出部42aに衝突する。
これにより、レバー50は蹴り上げられて一点鎖線で示
す第1位置に切り換えられる。これに伴って第1トグル
ばね機構40の筒状部材46が図3に示す第2位置から
図2に示す第1位置に切り換えられる。これにより、ば
ね47の付勢力も手伝って第1ベール支持部材30及び
第2ベール支持部材32が糸巻き取り姿勢側に切り換え
られる。
【0033】このとき、第1トグルばね機構40の第2
位置では、ロッド45はほぼ死点に位置しているので、
第2トグルばね機構41から少しの力を与えるだけで第
1位置側に移行する。また、第2トグルばね機構41は
ロータ回転平面内で回転するレバー50によってその位
置が切り換えられるようになっているので、ロータ回転
の力がそのまま効率良くレバー50に伝えられる。した
がって、ハンドル操作時には小さい力でベールを糸開放
姿勢から糸巻き取り姿勢側に切り換えることが可能とな
る。
【0034】次に、発音動作について説明する。隙間を
あけて対向する筒状部材46とレバー50を備えた第1
および第2のトグルばね機構40、41のばね47、5
3は、切り換え動作の途中までは切り換え方向と逆方向
に付勢力を作用させるので筒状部材46およびレバー5
0の揺動を妨げる抵抗力となる。しかし、切り換え動作
の途中からは、各トグルばね機構40、41のばね4
7、53が筒状部材46またはレバー50を切り換え方
向に付勢することになる。
【0035】そのために、筒状部材46でレバー50を
押動する間に、第1トグルばね機構40の付勢力が加わ
る筒状部材46の動作と、第2トグルばね機構41の付
勢力が加わるレバー50の動作との間にずれが生じる。
筒状部材46の動きとレバー50の動きが完全には一致
しないのである。その結果、筒状部材46とレバー50
との間に隙間ができたり、できた隙間が再びなくなって
両者が衝突したりする。この衝突の際に、筒状部材46
とレバー50の当接部分で発音することになる。例え
ば、レバー50に切り換え方向への付勢力が加わると、
押動する筒状部材46の揺動よりも先にレバー50が切
り換え方向に動いて、筒状部材46とレバー50との間
に隙間があく。その後、筒状部材46が追いついてくれ
ば、レバー50に筒状部材46が衝突する。
【0036】筒状部材46とレバー50とが強く衝突す
るのは、切り換え動作の最終段階で、第1および第2ト
グルばね機構40、41の付勢力によって大きな速度で
動いている筒状部材46とレバー50とが衝突するとき
である。したがって、切り換え動作の完了時に大きな発
音が得られる。 〔別の実施例1〕図7に第2トグルばね機構41の変形
例を示す。
【0037】この実施例では、レバー50に設けられた
揺動中心ピン50dの係合するロータ側の溝が、ロッド
51の設けられた方向に長く形成された長溝3aとなっ
ている。この場合は、ロータ3の回転による姿勢の切り
換え動作については前記と全く同様である。しかし、ベ
ール33自体を持って糸開放姿勢から糸巻き取り姿勢に
切り換える場合の動作が異なる。すなわち、ベール33
を持って姿勢を切り換えようとすると、レバー50には
筒状部材46から力が作用する。この場合は、揺動中心
ピン50dが長溝3aを図7の矢印方向に移動する。そ
して、揺動中心ピン5dが長溝3aの端部に当接し、さ
らに力が作用すると、レバー50が揺動する。そして第
2位置から第1位置に切り換わる。
【0038】ここでは、糸開放姿勢のベールが他のもの
に衝突しても、すぐに糸巻き取り姿勢に切り換わること
はない。したがって、安定した糸開放姿勢が維持され
る。しかも、ロータの回転による場合は、少ない力で姿
勢の切り換えが行われる。 〔別の実施例2〕図8に示す実施例では、第1トグル機
構40に発音報知手段を備えている。
【0039】筒状部材46の下端がL字形に屈曲してい
て、その先端に発音ピン106を備えている。発音ピン
106は軸棒状をなし、先端が半球状に膨出している。
発音ピン106の軸棒状部分は筒状部材46に設けられ
た収容穴102に収容されている。収容穴102の内部
には発音ピン106を収容穴102から突出する方向に
付勢するコイルばね104を備えている。
【0040】第1アーム部21のうち、発音ピン106
と対向する内壁面には、発音ピン106の頭部形状に対
応する半球状の発音穴108が2個所設けられている。
一方の発音穴108は、ベールの姿勢が糸巻き取り姿勢
になったときに発音ピン106の頭部が配置される場所
に設けられている。他方の発音穴108は、ベールの姿
勢が糸開放姿勢になったときに発音ピン106の頭部が
配置される場所に設けられている。
【0041】ベールの姿勢切換動作に伴って、筒状部材
46が揺動すると、発音ピン106の頭部が第1アーム
部21の一方の発音穴108から出て壁面に沿って移動
し他方の発音穴108に落ち込む。発音ピン106が発
音穴108に落ち込む際に、コイルばね104で付勢さ
れた発音ピン106の頭部が発音穴108の内壁面に衝
突して発音する。すなわち、ベールの姿勢切り換え完了
時点で発音することになる。
【0042】ベールの姿勢が糸巻き取り姿勢と糸開放姿
勢の間に切り換えられる毎に、発音ピン106と発音穴
108の内壁面とが衝突して発音し、前記姿勢の切り換
えが行われたことを音で報知することができる。 〔別の実施例3〕図9に示す実施例も、上記実施例と同
様に、筒状部材46の先端と第1アーム部21との間に
発音報知手段を備えている。
【0043】筒状部材46の下端に発音突起112を有
し、第1アーム部21の内壁面には発音板ばね114を
有する。発音板ばね114は、L字形に屈曲しており、
その先端が発音突起112の揺動経路に配置されてい
る。ベールの姿勢切換動作に伴って筒状部材46が揺動
すると、発音突起112が発音板ばね114に当たって
発音板ばね114を変形させる。筒状部材46がさらに
揺動すると、発音板ばね114と発音突起112との係
合が外れる。発音板ばね114は自らの弾力的な復元力
によって元に戻るが、このときに発音板ばね114が振
動して音を発生する。
【0044】ベールの姿勢切換動作が開始されて筒状部
材46がある程度揺動した段階で発音板ばね114が発
音するので、この実施例では、ベールの姿勢切換動作の
開始を発音報知することができる。 〔別の実施例4〕図10に示す実施例も、上記実施例と
同様に、筒状部材46の先端と第1アーム部21との間
に発音報知手段を備えている。
【0045】筒状部材46の下端面が緩やかな曲面をな
し、2個所に半円球状の発音穴122、122が設けら
れている。第1アーム部21の内壁面には発音ピン12
4が設けられている。発音ピン124は、前記実施例と
同様に、軸棒状をなし先端に半球状の頭部を有し、第1
アーム部21の内壁面に形成された収容穴125に収容
され、コイルばね126で付勢されている。
【0046】ベールの姿勢切換動作に伴って筒状部材4
6が揺動すると、発音ピン124の頭部が発音穴12
2、122に落ち込む際に、コイルばね126で付勢さ
れた発音ピン124の頭部が発音穴122の内壁面に衝
突することで発音する。ベールの糸巻き取り姿勢および
糸開放姿勢への切り換えが行われる毎に発音報知するこ
とができる。
【0047】〔別の実施例5〕図11に示す実施例は、
第1アーム部21と第1ベール支持部材30との対面個
所に発音報知手段を備えている。第1ベール支持部材3
0には、前記実施例と同様の構造からなる発音ピン13
6、収容穴137、コイルばね138を有する。発音ピ
ン136の頭部は第1アーム部21に向かって突出して
付勢されている。
【0048】第1アーム部21には、第1アーム部21
と第1ベール支持部材30とが揺動する周方向に沿って
円弧溝132が凹入されている。円弧溝132の両端近
くにはそれぞれ半球状の発音穴134、134が設けら
れている。第1アーム部21に対して第1ベール支持部
材30が揺動すると、発音ピン136が円弧溝132の
内部を移動して、両端の発音穴134、134に落ち込
む。このときに、発音ピン136の頭部が発音穴134
の内壁面に衝突して発音する。
【0049】〔別の実施例6〕図12に示す実施例も、
上記実施例と同様に、第1アーム部21と第1ベール支
持部材30との対面個所に発音報知手段を備えている。
第1ベール支持部材30には、揺動回転する際の中心側
から外周側に半径方向に延びる発音板ばね144を備え
ている。
【0050】第1アーム部21には、発音板ばね144
の先端が通過する経路に沿った内側壁の2個所に発音穴
142、142を有する。発音板ばね144の先端が発
音穴142、142の内部に配置されるように、発音板
ばね144と発音穴142の配置形状が設定されてい
る。第1アーム部21に対して第1ベール支持部材30
が揺動すると、発音板ばね144が第1アーム部21の
内側壁に沿って移動し、両側の発音穴142、142に
入り込む。このときに、発音板ばね144が自らの弾性
的復元力によって振動したり発音穴142の内壁面に衝
突したりして、発音板ばね144および発音穴142が
発音する。
【0051】〔別の実施例7〕図13に示す実施例は、
第1アーム部21と第1ベール支持部材30との周方向
の対面個所に発音報知手段を備えている。第1ベール支
持部材30には、周面の2個所に半球状の発音穴15
2、152を備えている。
【0052】第1アーム部21のうち、第1ベール支持
部材30の周面と対面する個所に、前記実施例と同様の
構造からなる発音ピン154、収容穴155、コイルば
ね156を有する。発音ピン154の頭部は第1ベール
支持部材30に向かって突出して付勢されている。第1
アーム部21に対して第1ベール支持部材30が揺動す
ると、発音ピン154が第1ベール支持部材30の周面
に沿って移動し、各発音穴152、152に落ち込む。
このときに、発音ピン154の頭部が発音穴152の内
壁面に衝突して発音する。
【0053】〔別の実施例8〕図14に示す実施例は、
レバー50に発音報知手段を備えている。レバー50の
円弧状外周面の一部に発音穴162、162が設けられ
ている。レバー50が旋回動作したときに、発音穴16
2、162が通過する位置に、発音ピン164、発音ピ
ン164を付勢するコイルばね166、および、発音ピ
ン164とコイルばね166を収容する保持筒168が
配置されている。保持筒168は、レバー50を収容す
るロータ壁面などに固定されている。
【0054】レバー50が作動すると、発音ピン164
の頭部が左右の発音穴162に嵌まり込んで発音する。 〔その他の実施例〕 (a) 発音報知手段は、ベールの姿勢切り換え動作によっ
て作動されるようになっていれば、スピニングリールの
何れの場所および機構に備えていてもよい。前記したア
ーム部20、21とベール支持部材30、31のよう
に、切り換え機構の一部を構成して、互いに位置や姿勢
を変える部材の間に発音報知手段を備えておけば、切り
換え動作に伴って自動的に発音報知手段が作動する。
【0055】但し、切り換え機構とは別に、発音報知手
段のための機構部材を備えていてもよい。 (b) 発音報知手段における能動部材と受動部材の配置構
造、付勢手段を能動部材と受動部材の何れ側に設けてお
くかなどの構成は、前記実施例に示した以外にも変更可
能である。前記図8の実施例と図9の実施例のように、
揺動する能動部材側に備える構造(発音ピンおよびコイ
ルばね等)と揺動しない受動部材側に備える構造(発音
穴など)とを入れ換えることが可能である。例えば、図
9の実施例で、発音板ばね114を筒状部材46に備
え、第1アーム部21の内壁には発音板ばね114に係
合する突起を備えておくことができる。図11の実施例
で、発音ピン136等を第1アーム部21側に、発音穴
134等を第1ベール支持部材30側に設けておくこと
ができる。
【0056】(c) 発音報知手段には、発生した音を共鳴
させたり増幅させたりする機構を備えておくことができ
る。例えば、発音部分に共鳴し易い材料をもちいたり、
発音を外部に放出し易い構造にしておいたり、共鳴空間
を設けておいたりすることができる。 (d) 前記図5および図7において、第2トグルばね機構
41のロッド51およびばね53を長く延ばしておけ
ば、耐久性が向上する。
【0057】(e) 前記図5および図7において、第2ト
グルばね機構41の筒状部材52の回転中心をレバー5
0に近い位置に配置し、レバー50が揺動する際の筒状
部材52の回転角度を大きくしておくと、安定した動作
を行え、ばね53の耐久性も向上する。 (f) 前記図7において、レバー50に有するばね係止用
の孔50bを、ばね51が係合される切欠き凹溝に変更
すれば、前記孔50bの外周に存在する細幅部分を無く
せるので、レバー50の成形加工が行い易く製造不良の
発生が少なくなり重量も軽減される。
【0058】(g) ベールの姿勢切り換え機構としては、
前記実施例のような第1トグル機構40および第2トグ
ル機構41を備えておくほか、既知のベール姿勢切り換
え機構が有する機構構造を任意に組み合わせることがで
きる。例えば、前記実施例のように第1ベール支持部材
30および第1アーム部22側に回転式のレバー50を
含む姿勢切り換え機構を備えておくとともに、第2ベー
ル支持部材32および第2アーム部22側に公知のスラ
イド式の切り換え機構を備えておけば、異なる機構を組
み合わせることで、スムーズな切り換えが行える。
【0059】
【発明の効果】発明1のベール姿勢切り換え装置は、発
音報知手段を備えているので、ベールの姿勢切り換えを
音で確実に知らせることができるので、スピニングリー
ルの操作性が向上する。発明2のベール姿勢切り換え装
置は、ベールの姿勢切り換えとその報知が確実に行われ
るので、スピニングリールの操作性が向上する。
【0060】発明3のベール姿勢切り換え装置は、切り
換え動作の完了を確実に報知することができ、スピニン
グリールの操作性が向上する。発明4のベール姿勢切り
換え装置は、ベールの付勢動作の開始を確実に報知する
ことができ、スピニングリールの操作性が向上する。発
明5のベール姿勢切り換え装置は、姿勢換え動作の完了
と付勢動作の開始との両方で発音して姿勢切り換え動作
を確実に報知することができ、スピニングリールの操作
性が向上する。
【0061】発明6のベール姿勢切り換え装置は、発音
報知手段が姿勢切り換え機構に組み込まれるので、発音
報知手段の動作が確実になるとともに装置の構造を簡単
かつ小型化できる。発明7のベール姿勢切り換え装置
は、簡単な機構で確実に姿勢切り換え動作を音で報知す
ることができ、装置の簡略化、小型化に有効である。
【0062】発明8のベール姿勢切り換え装置は、姿勢
切り換え機構であるトグルばね機構に発音報知手段が組
み込まれるので、動作が確実で装置構造も簡単になる。
発明9のベール姿勢切り換え装置は、トグルばね機構の
筒状部材とレバーとの間に隙間をあけておくだけで発音
報知手段が構成されるので、動作が確実に行えるととも
に装置構造も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベール姿勢切換装置を有するスピニン
グリールの全体構造を表す断面図。
【図2】前記スピニングリールの第1アーム部内部の正
面図。
【図3】前記スピニングリールの第1アーム部内部の正
面図。
【図4】第1トグル機構の正面部分図。
【図5】ロータの底面断面部分図。
【図6】第2トグル機構のレバーの拡大図。
【図7】本発明の他の実施例による第2トグルばね機構
の図5に相当する図。
【図8】発音報知手段の別の実施例を表す第1トグルば
ね機構部分の要部断面図。
【図9】発音報知手段の別の実施例を表す第1トグルば
ね機構部分の要部断面図。
【図10】発音報知手段の別の実施例を表す第1トグル
ばね機構部分の要部断面図。
【図11】発音報知手段の別の実施例を表す第1アーム
部と第1ベール支持部材との連結部分の要部正面図(a)
および一部断面側面図(b) 。
【図12】発音報知手段の別の実施例を表す第1アーム
部と第1ベール支持部材との連結部分の一部切断正面
図。
【図13】発音報知手段の別の実施例を表す第1アーム
部と第1ベール支持部材との連結部分の一部断面正面
図。
【図14】発音報知手段の別の実施例を表すレバー部分
の正面図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 21 第1アーム部 22 第2アーム部 30 第1ベール支持部材 32 第2ベール支持部材 33 ベール 40 第1トグルばね機構 41 第2トグルばね機構 42 切り換え部材 45 ロッド 46 筒状部材 47 ばね 50 レバー 53 ばね 104 コイルばね 106 発音ピン 108 発音穴 112 発音突起 114 発音板ばね

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する一対のアーム部を有しリール本体
    に回転自在に支持されたロータと、前記両アーム部先端
    にそれぞれ揺動自在に装着されたベール支持部材と、前
    記両ベール支持部材の間に糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢
    とを取り得るように設けられたベールとを備えたスピニ
    ングリールに設けられるベール姿勢切り換え装置であっ
    て、 前記ベールを糸巻き取り姿勢及び糸開放姿勢に維持する
    とともに両姿勢間で反転させて姿勢を切り換える姿勢切
    り換え機構と、 前記切り換え機構による切り換え動作で発音して切り換
    え動作を報知する発音報知手段とを備えるスピニングリ
    ールのベール姿勢切り換え装置。
  2. 【請求項2】前記切り換え動作の際に、切り換え動作の
    途中から動作完了まで前記ベールを付勢して動作させる
    付勢切り換え手段をさらに備える請求項1に記載のベー
    ル姿勢切り換え装置。
  3. 【請求項3】前記発音報知手段が、前記切り換え動作が
    完了するときに発音する請求項1または2に記載のベー
    ル姿勢切り換え装置。
  4. 【請求項4】前記発音報知手段が、前記付勢切り換え手
    段による前記ベールの付勢動作が開始されたときに発音
    する請求項1〜3の何れかに記載のベール姿勢切り換え
    装置。
  5. 【請求項5】前記発音報知手段が、前記切り換え動作が
    完了するときと前記付勢切り換え手段による付勢動作が
    開始されたときの何れにも発音する請求項4に記載のベ
    ール姿勢切り換え装置。
  6. 【請求項6】前記発音報知手段が、前記姿勢切り換え機
    構の一部を構成する請求項1〜5の何れかに記載のベー
    ル姿勢切り換え装置。
  7. 【請求項7】前記発音報知手段が、 前記切り換え動作により揺動する能動部材と、 前記能動部材の揺動経路に配置された受動部材と、 前記能動部材と前記受動部材とに配置され、前記能動部
    材の揺動により互いに接触および離反し、接触時または
    離反時に発音する発音部と、 前記能動部材および受動部材に配置された発音部のうち
    何れか一方の発音部を他方の発音部に向かって付勢する
    付勢手段とを備える請求項1〜7の何れかに記載のベー
    ル姿勢切り換え装置。
  8. 【請求項8】前記付勢切り換え手段が、前記ベール支持
    部材に連動して、前記ベールが糸巻き取り姿勢となる第
    1位置と糸開放姿勢となる第2位置とを取り得るように
    前記アーム部内または前記ロータ内に配置されたトグル
    ばね機構を有し、 前記発音報知手段が前記トグルばね機構に備えられてい
    る請求項2〜7の何れかに記載のベール姿勢切り換え装
    置。
  9. 【請求項9】前記トグルばね機構が、 前記アーム部内に配置され前記切り換え動作により揺動
    する筒状部材が、前記ベールの糸巻き取り姿勢となる第
    1位置と糸開放姿勢となる第2位置とを取り得るように
    設けられた第1トグルばね機構と、 前記筒状部材の揺動経路に前記筒状部材との間に隙間を
    あけて対向して配置され前記筒状部材に押動されて揺動
    するレバーが、前記ベールの糸巻き取り姿勢となる第1
    位置と糸開放姿勢となる第2位置とを取り得るように設
    けられた第2トグルばね機構とを備える請求項8に記載
    のベール姿勢切り換え装置。
JP7110928A 1995-05-09 1995-05-09 スピニングリールのベール姿勢切り換え装置 Pending JPH08298902A (ja)

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