JP2004147557A - スピニングリールのロータ - Google Patents

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誠治 明上
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Abstract

【課題】スピニングリールのロータにおいて、ロータの大きさに関わらず、ベール反転装置を共通化して組み付けることができるようにする。
【解決手段】スピニングリールのロータ3は、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向してそれぞれ設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32と、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端に揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するベールアーム44と、第1ロータアーム31の外周側に着脱自在に取り付けられる装着部材49とを有している。装着部材49は、第1ロータアーム31に形成された凹部31eに着脱自在に取り付けられ、ベール反転装置48が内部に装着されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピニングリールのロータ、特に、リール本体に回転自在に装着されスプールに釣り糸を案内して巻き付けるスピニングリールのロータに関する。
【0002】
【従来の技術】
スピニングリールは、一般に、釣竿に装着されるリール本体と、リール本体に回転自在に装着された釣り糸案内用のロータと、ロータにより案内された釣り糸を巻き取るスプールとを有している。ロータは、ロータ本体と、ロータ本体に揺動自在に装着されたベールアームとを有している。ロータ本体は、リール本体に回転自在に装着された円筒部と、円筒部の後端部から径方向外方に延びる対向して配置された第1ロータアーム及び第2ロータアームとを有している。
【0003】
ベールアームは、釣り糸をスプールに案内するものであり、第1ロータアームの先端に揺動自在に装着された第1ベール支持部材と、第2ロータアームの先端に揺動自在に装着された第2ベール支持部材と、第1ベール支持部材の先端に回動自在に装着されたラインローラと、ラインローラと第2ベール支持部材とを連結する線材製のベールとを有している。このようなベールアームを糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに維持するとともに、ロータの糸巻取方向の回転に連動して糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻すために、第1ロータアームにはベール反転装置が設けられている。
【0004】
従来のベール反転装置は、ベールアームの揺動中心の近傍に先端が係止され、ロータに装着されたトグルばねと、ベールアームの揺動中心の近傍に先端が係止され、基端がリール本体に向けて前後移動する移動部材と、移動部材に接触するようにリール本体に設けられた切換突起とを有している(たとえば、特許文献1参照)。トグルばねは、ベールアームを2つの姿勢に振り分けて付勢し、ベールアームを2つの姿勢で保持する。これらのトグルばね及び移動部材は、第1ロータアームに設けられた内部空間にそれぞれ収納されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−4839号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、ベール反転装置のトグルばね及び移動部材は、第1ロータアームの内部空間にそれぞれ収納されている。このため、たとえばロータの大きさが異なるリールについては、第1ロータアームの内部空間の形状がそれぞれ異なっているので、共通のベール反転装置を組み付けることが困難である。
【0007】
本発明の課題は、スピニングリールのロータにおいて、ロータの大きさに関わらず、ベール反転装置を共通化して組み付けることができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係るスピニングリールのロータは、リール本体に回転自在に装着されスプールに釣り糸を案内して巻き付けるスピニングリールのロータであって、リール本体に回転自在に装着される円筒部と円筒部の後端部の外周面の対向する位置から円筒部と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる1対のロータアームとを有するロータ本体と、1対のロータアームの先端に糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのベールアームと、1対のロータアームの一側に着脱自在に取り付けられる装着部材と、装着部材に設けられベールアームをロータの糸巻取方向の回転に連動して糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻すスピニングリールのベール反転装置とを備えている。
【0009】
このロータでは、アーム部の一側にはベール反転装置が装着される装着部材が着脱自在に取り付けられている。ここでは、装着部材にベール反転装置をあらかじ組み込んでユニット化しておくことにより、ロータの大きさが異なるリールに共通のベール反転装置をユニット化された装着部材ごと組み付けることができる。
【0010】
発明2に係るロータは、発明1のロータにおいて、装着部材は1対のロータアームの一側の外周側に取り付けられる。この場合、たとえばベールアームがロータアーム外周側に装着されている場合、装着部材を外周側から取り付けることにより、装着部材の取り付けが容易になる。
発明3に係るロータは、発明1のロータにおいて、装着部材は1対のロータアームの一側の内周側に取り付けられる。この場合、たとえばベールアームがロータアーム内周側に装着されている場合、装着部材を内周側から取り付けることにより、装着部材が外周側に露出しにくいので、意匠性を向上できる。
【0011】
発明4に係るロータは、発明1から3のいずれかのロータにおいて、円筒部は、後端部の外周面に他の部分より大径に設けられた大径部と、大径部の前端部に着脱自在に設けられた筒状部とを有している。この場合、たとえば筒状部を大径部と異なる材質で形成できる。特に、装着部材がロータアーム内周側に装着されている場合、筒状部を取り外すことによって、装着部材の着脱が容易になる。
【0012】
発明5に係るロータは、発明1から4のいずれかのロータにおいて、ベール反転装置は、基端がベールアームに係止されベールアームの揺動に連動して糸巻取姿勢に対応するリール本体から離反した第1位置と糸開放姿勢に対応するリール本体に接近した第2位置とに先端が少なくとも前後移動自在に装着部材に設けられた移動部材と、ベールアームの移動部材の係止位置と異なる位置に先端が回動自在に係止されベールアームを糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢しかつその付勢方向がベールアームの揺動に応じて変化するトグルばね機構と、リール本体の前部に設けられロータアームが糸巻取方向に回転したとき第2位置に移動した移動部材の突出した先端に接触して移動部材を第1位置に向けて移動させる切換部とを有している。このベール反転装置では、ベールアームが糸巻取姿勢から糸開放姿勢に反転すると、移動部材の後端が第2位置に移動する。このとき、トグルばね機構は、いったん死点まで収縮した後伸長してベールアームを糸開放姿勢側に付勢する。この糸開放姿勢に配置されているとき、ベールアームと糸開放姿勢に戻るのを規制されている。この結果、糸開放姿勢にあるときにキャスティングしてもベールアームが糸巻取姿勢に向けて反転しにくくなる。この状態でロータが糸巻取方向に回転すると、第2位置に移動した移動部材の後端が切換部に接触して徐々に突出端に向けて移動して移動部材が第1位置側に押圧され、ベールアームを糸巻取姿勢側に押圧する。この移動中において、移動部材の先端が突出端に到達するまでに規制手段による規制は解除される。そして、トグルばね機構の死点を超えると、トグルばね機構が伸長してベールアームを糸巻取姿勢側に押圧するとともに、ベールアームは突出端に到達するまでは切換部によっても押圧される。この結果、規制を解除されたベールアームが糸開放姿勢に反転しかつその姿勢で保持される。ここでは、簡単な構成でベールアームを反転させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔全体構成及びリール本体の構成〕
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1及び図2に示すように、ハンドル1を回転自在に支持し釣竿に装着されるリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、スプール4に釣り糸を巻き付けるものであり、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、外周面に釣り糸を巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、図1に示すリール本体2の左側と、図2に示すリール本体2の右側とのいずれにも装着可能である。
【0014】
リール本体2は、ロータ3やスプール4を支持する本体部材2aと、本体部材2aに着脱自在にねじ止めされた蓋部材2bとを主に有している。
本体部材2aはたとえばガラス繊維で強化されたポリアミド系合成樹脂製であり、射出成形により製造された部材である。本体部材2aは開口25を有し、内部には機構収納空間26が形成されている。機構収納空間26には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、スプール4を前後移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6と、ハンドル1の回転をオシレーティング機構6に伝達する図示しない動力伝達機構とが設けられている。本体部材2aの前部には、ロータを回転自在に支持するための略円形の回転支持部27が設けられている。
【0015】
蓋部材2bはたとえばアルミニウム合金製であり、たとえばダイキャスト成形により製造された部材である。蓋部材2bは、図2及び図3に示すように、本体部材2aの開口25を覆う薄肉のカバー部35と、カバー部35から上方に延びる竿取付脚部36とを有している。
〔ロータの構成〕
ロータ3は、図2及び図3に示すように、たとえば合成樹脂製であり、後端が開口した凹陥部3aが形成されリール本体2の一端に回転自在に装着された円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向してそれぞれ設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32と、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端に揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するベールアーム44と、第1ロータアーム31の外周側に着脱自在に取り付けられる装着部材49と、第2ロータアーム32の外方を覆うカバー部材47とを有している。
【0016】
円筒部30は、本体部材2aの回転支持部27の外周側に配置されている。円筒部30は、図2及び図3に示すように、後端部の外周面に他の部分より大径に設けられた大径部30bと、大径部30bの前端部に着脱自在に設けられた筒状部30aとを有している。大径部30bは、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32と一体成形された環状部材であり、内周側に複数の係合孔30dが形成されている。筒状部30aは、図3に示すように、筒状部30a後端部外周に形成された複数の係合突起30cbを大径部30bに形成された係合孔30dに係合させることにより、位置決め及び回り止めをしている。筒状部30aの前部には、図2に示すように、前壁33が形成されており、前壁33の中央部にはボス33aが形成されている。このボス33aの貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前方側にはナット34が配置されており、このナット34がピニオンギア12の前部12aに形成された雄ねじ部に螺合してロータ3をピニオンギア12に固定している。
【0017】
第1ロータアーム31は、図3及び図4に示すように、円筒部30と間隔を隔てて円筒部30の後部から前方に延びる部材である。第1ロータアーム31は、図3に示すように、大径部30bと周方向に滑らかに連続して形成されている。第1ロータアーム31には、図3及び図4に示すように、外周側の一部が凹んだ凹部31eが形成されている。凹部31eには、後述するベール反転装置48が装着される装着部材49が着脱自在に取り付けられている。第1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。
【0018】
装着部材49は、図3及び図4に示すように、外周が凹部31eの内周に沿って形成されたケース部材である。装着部材49は、凹部31eの内周に沿って形成された板状部材49cと、板状部材49cの後端部外方を覆うように形成され後述するベール反転装置48が装着されるケース部材49dとを備えている。
板状部材49cは、図3及び図4に示すように、後端部が突出した突出部49aと、前端部に形成された貫通孔49bとを有している。突出部49aは、凹部31eの後端面に形成された溝部31fに係止され、装着部材49を凹部31eに装着した際の浮き止めとして機能している。貫通孔49bは、凹部31eの前部外方に突出して形成されたボス部31iに挿通可能である。装着部材49は、溝部31fに突出部49aを係止し、ボス部31iに貫通孔49bを挿通することにより、凹部31eに装着固定される。ここでは、装着部材49を凹部31eに装着固定した後、後述する第1ベール支持部材40をボス部31iに挿入し、後述する取付ピン37(図2参照)によって、第1ベール支持部材40及び装着部材49を第1ロータアーム31に固定している。
【0019】
ケース部材49dは、図3及び図4に示すように、板状部材49cの後端部外方を覆うように形成され、前方に開口49eを有する部材である。この開口49eから後述するベール反転装置48である移動部材55及びトグルばね機構56が装着されている。
第1ベール支持部材40は、図2に示すように、第1ロータアーム31にねじ込まれた取付ピン37(図2参照)により、装着部材49とともに第1ロータアーム31に取り付けられる。この取付ピン37は引っかかりが少ない六角孔付きボルトからなり、その頭部に釣り糸が引っかかりにくくなっている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41と、ラインローラ41を挟んで第1ベール支持部材40に固定された固定軸カバー45とが装着されている。ラインローラ41は、第1ベール支持部材40の先端に回転自在に装着されている。固定軸カバー45は、先端が尖った変形円錐形状であり、固定軸カバー45にはラインローラ41を回転自在に支持するための固定軸45a(図3参照)が一体成形されている。固定軸45aの先端は、第1ベール支持部材40に固定されている。
【0020】
第2ロータアーム32は、図3及び図5に示すように、円筒部30と間隔を隔てて円筒部30の後部から前方に延びる部材である。第2ロータアーム32は、第1ロータアーム31と対向する位置の配置されている。第2ロータアーム32は、図3に示すように、大径部30bと周方向に滑らかに連続して形成されている。第2ロータアーム32の根元側には略三角形状の開口32cが形成されており、この開口32cは後述するカバー部材47によって閉塞される。また、第2ロータアーム32の先端外周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。
【0021】
固定軸カバー45の先端部と第2ベール支持部材42との間には、図3に示すように線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定されている。これらの第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材42、ラインローラ41、ベール43及び固定軸カバー45により釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
【0022】
カバー部材47は、図3に示すように、第2ロータアーム32の外周側にビスにより着脱自在に装着されている。カバー部材47は、第2ロータアーム32の径方向外側を覆う形状である。第2カバー部材47には、第2ロータアーム32の開口32cの一部を露出するように3つの長円形の貫通孔65a、65b、65cが形成されている。
【0023】
ベール反転機構48は、図2から図4に示すように、先端が第1ベール支持部材40に係止され、装着部材49内を前後に移動する移動部材55と、ベールアーム44を糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに振り分けて付勢するトグルばね機構56と、回転支持部27(図2参照)の前面に設けられた切換突起57(図2参照)とを有している。
【0024】
トグルばね機構56は、図3及び図4に示すように、先端が第1ベール支持部材40に係止されたガイド軸56aと、ガイド軸56aの周囲に配置された先細りのコイルばね56bとを有している。コイルばね56bは、図4に示すように、ケース部材49dの内部に断面略鉤状に立設された壁部49iに収納されている。トグルばね機構56は死点を挟んでベールアーム44を糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに振り分けて付勢する。トグルばね機構56の死点は、糸開放姿勢側に近い位置に設定されている。
【0025】
移動部材55は、両端が逆方向に折り曲げられた線材製の部材である。移動部材55は、図4に示すように、リール本体2と接離する前後方向に移動自在に装着部材49に形成された案内溝49fにより案内される。案内溝49fのリール本体2側端部には、図4に示すように、先端が半円形に突出する突出部49hが形成され、突出部49hには貫通孔49gが形成されている。突出部49hは、図3に示すように、第1ロータアーム31の後端部の一部が略半円形に切り欠かれた切り欠き部31hと外形が一致するように形成されている。また、切り欠き部31hには貫通孔31gが形成されており、貫通孔31gは貫通孔49gと連通している。ここでは、移動部材55の折れ曲がった端部が、貫通孔49g及び貫通孔31gに挿入され、切換突起57(図2参照)に接触する。
【0026】
切換突起57は、図2に示すように、回転支持部27の前部に前方に突出し周方向に傾斜して形成され傾斜面により構成されている。ハンドル1が糸巻取姿勢に回転すると、糸開放姿勢に揺動して後退した移動部材55の基端部が切換突起57に接触してベールアーム44を糸案内姿勢に戻す。
また、ロータ3には、図2に示すように、ベール反転機構48を利用してロータ3を制動するロータ制動機構58が設けられている。ロータ制動機構58は、前述した移動部材55と、糸開放姿勢のとき移動部材55の基端面に接触するゴム製の制動部材59とを備えている。ロータ制動機構58では、糸開放姿勢に揺動したとき、移動部材55が後退すると制動部材59に接触してロータ3が制動される。この制動部材59は、回転支持部27に設けられた環状溝に装着されている。
【0027】
凹陥部3a内には、図2に示すように、ロータ3の逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、ローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態及び非作動状態に切り換える操作機構52とを有している。ワンウェイクラッチ51は、外輪が本体部材2aに固定され、内輪がピニオンギア12に回転不能に装着されている。操作機構52は、本体部材2aの後部に配置された操作レバー53を有しており、操作レバー53を揺動させることでワンウェイクラッチが2つの状態に切り換られ、作動状態のときにロータ3が逆転不能になり、非作動状態のときロータ3が逆転可能になる。
【0028】
〔スプールの構成〕
スプール4は、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して固定されている。スプール4は、たとえばアルミニウム合金製の部材であり、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻胴部4aの前部に固定された前フランジ部4cとを有している。糸巻胴部4aはロータ3の円筒部30の外周側まで延びる円筒状の部材である。
【0029】
〔ロータ駆動機構の構成〕
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が回転不能に装着されたメインギア軸10と、メインギア軸10とともに回転するメインギア11と、このメインギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は、ハンドルの回転に連動して回転する筒状の部材であり、前後に延びるスプール軸15が内部を貫通している。ピニオンギア12は、金属製の中空筒状部材であり、内部をスプール軸15が貫通している。ピニオンギア12は、中間部と後部とで本体部材2aに軸受14a、14bを介して回転自在に支持されている。ピニオンギア12の前部12aにロータ3が回転不能に装着されている。前側の軸受14aは、回転支持部27の内部に装着された玉軸受である。後側の軸受14bは、鍔付きのブッシュである。
【0030】
〔オシレーティング機構の構成〕
オシレーティング機構6は、ハンドル1の回転に連動してスプール軸15を介してスプール3を前後に往復移動させる機構である。オシレーティング機構6には動力伝達機構を介してハンドル1の回転が伝達される。オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール軸15と平行に配置された螺軸21と、螺軸21の回転により螺軸21に沿って前後方向に往復移動するスライダ22と、螺軸21の先端側に装着された従動ギア23とを備えている。この従動ギア23にピニオンギア12の回転が動力伝達機構を介して減速して伝達される。スライダ22にはスプール軸15が回転不能に連結されており、これによりハンドル1の回転に連動して、スライダ22が前後に移動し、スプール4が前後に往復移動する。
【0031】
〔リールの操作及び動作〕
このスピニングリールでは、キャスティング時には、ベールアーム44を糸巻取姿勢から糸開放姿勢に倒す。そして、釣竿を振って仕掛けをキャスティングする。すると、スプール4の先端から釣り糸が螺旋状に放出される。
釣り糸巻き取り時には、ベールアーム44を糸巻取姿勢に倒す。これは、ハンドル1を糸巻取方向に回転させるとベール反転機構48により自動的に行われる。ハンドル1を糸巻取方向に回転させると、この回転力はメインギア軸10及びメインギア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部12aを介してロータ3に伝達され、ロータ3が糸巻取方向に回転する。
【0032】
一方、ピニオンギア12に動力伝達機構を介して噛み合う従動ドア23によって螺軸21が回転する。そして、螺軸21の回転により螺軸21に噛み合うスライダ22が前後方向に往復移動する。そして、ベールアーム44によってスプール4に案内された釣り糸はスプール4の糸巻胴部4aに巻き付けられ、スプール4に釣り糸が巻き付けられる。
【0033】
このロータ3では、第1ロータアーム31にはベール反転装置48が装着される装着部材49が着脱自在に取り付けられている。ここでは、装着部材49にベール反転装置48をあらかじ組み込んでユニット化しておくことにより、ロータ3の大きさが異なるリールに共通のベール反転装置48をユニット化された装着部材49ごと組み付けることができる。
【0034】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、フロントドラグ型のスピニングリールを例に説明したが、リアドラグ型やレバーブレーキ型のスピニングリールのロータにも本発明を適用できる。
(b) 前記実施形態では、筒状部30aは大径部30bに着脱自在に設けられていたが、筒状部30aと大径部30bとを一体的に設けてもよい。
【0035】
(c) 前記実施形態では、装着部材49は第1ロータアーム31の外周側に取り付けられていたが、第1ロータアーム31の内周側に装着部材49を取り付ける構成にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、スピニングリールのロータにおいて、ロータアームの一側にはベール反転装置が装着される装着部材が着脱自在に取り付けられているので、ロータの大きさに関わらず、ベール反転装置を共通化して組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの左側面断面図。
【図2】その左側面断面図。
【図3】ロータの分解斜視図。
【図4】第1ロータアームの平面図。
【図5】第2ロータアームの平面図。
【符号の説明】
2 リール本体
3 ロータ
4 スプール
30 円筒部
30a 筒状部
30b 大径部
31 第1ロータアーム
32 第2ロータアーム
44 ベールアーム
48 ベール反転機構
49 装着部材

Claims (5)

  1. リール本体に回転自在に装着され、スプールに釣り糸を案内して巻き付けるスピニングリールのロータであって、
    前記リール本体に回転自在に装着される円筒部と、前記円筒部の後端部の外周面の対向する位置から前記円筒部と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる1対のロータアームとを有するロータ本体と、
    前記1対のロータアームの先端に糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され、釣り糸を前記スプールに案内するためのベールアームと、
    前記1対のロータアームの一側に着脱自在に取り付けられる装着部材と、
    前記装着部材に設けられ、前記ベールアームを前記ロータの糸巻取方向の回転に連動して前記糸開放姿勢から前記糸巻取姿勢に戻すスピニングリールのベール反転装置と、
    を備えたスピニングリールのロータ。
  2. 前記装着部材は前記1対のロータアームの一側の外周側に取り付けられる、請求項1に記載のスピニングリールのロータ。
  3. 前記装着部材は前記1対のロータアームの一側の内周側に取り付けられる、請求項1に記載のスピニングリールのロータ。
  4. 前記円筒部は、後端部の外周面に他の部分より大径に設けられた大径部と、前記大径部の前端部に着脱自在に設けられた筒状部とを有している、請求項1から3のいずれかに記載のスピニングリールのロータ。
  5. 前記ベール反転装置は、基端が前記ベールアームに係止され前記ベールアームの揺動に連動して前記糸巻取姿勢に対応する前記リール本体から離反した第1位置と前記糸開放姿勢に対応する前記リール本体に接近した第2位置とに先端が少なくとも前後移動自在に前記装着部材に設けられた移動部材と、前記ベールアームの前記移動部材の係止位置と異なる位置に先端が回動自在に係止され前記ベールアームを前記糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢しかつその付勢方向が前記ベールアームの揺動に応じて変化するトグルばね機構と、前記リール本体の前部に設けられ前記ロータアームが糸巻取方向に回転したとき前記第2位置に移動した前記移動部材の突出した先端に接触して前記移動部材を前記第1位置に向けて移動させる切換部とを有している、請求項1から4のいずれかに記載のスピニングリールのロータ。
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