JP2003210082A - 釣り用リールの発音装置 - Google Patents

釣り用リールの発音装置

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JP2003210082A
JP2003210082A JP2002013292A JP2002013292A JP2003210082A JP 2003210082 A JP2003210082 A JP 2003210082A JP 2002013292 A JP2002013292 A JP 2002013292A JP 2002013292 A JP2002013292 A JP 2002013292A JP 2003210082 A JP2003210082 A JP 2003210082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 爪部材を有するスピニングリールの発音装置
において、スプールの回転方向による音色の変動抑え
る。 【解決手段】 第1発音機構63は、スプール4がスプ
ール軸15と相対回転したときに発音する装置であっ
て、音出し部材81と、爪部材82と、板ばね83とを
備えている、音出し部材は、スプール軸に回転不能に装
着され外周に径方向に突出する多数の凹凸部81bを有
する部材である。爪部材は、スプールに揺動自在に装着
された本体部82aと、揺動中心を挟んでスプール軸側
に形成され音出し部材の凹凸部に衝突する爪部82b
と、揺動中心SCを挟んでスプール軸15と逆側に円弧
状に形成されかつ揺動中心と爪部とを結ぶ直線を境に第
1側の半径R1が第2側の半径R2より小さい接触面8
2cとを有する部材ある。板ばねは、スプールに接触面
の第1側に近い一端が装着され、一端から延びて接触面
に接触し、爪部材の爪部を衝突姿勢に付勢する部材であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発音装置、特に、
釣り用リールの第1部品と第1部品に対して相対回転す
る第2部品との相対回転により発音する釣り用リールの
発音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロントドラグ形のスピニングリールで
は、スプール軸の先端に装着されたスプール内にドラグ
機構が装着されている。ドラグ機構は釣り糸に過度な張
力が作用して糸切れを起こすのを防止するために設けら
れている。ドラグ機構は、スプール内に収納された1又
は複数枚のドラグディスクと、ドラグディスクを押圧す
るドラグつまみと、ドラグ作動時に発音するドラグ発音
機構とを備えている。
【0003】このようなドラグ機構が装着されたスプー
ルでは、設定されたドラグ力を超える過度な張力が釣り
糸に作用すると、スプールが糸繰り出し方向に回転して
釣り糸を繰り出し、張力の増加を抑え糸切れを抑えるこ
とができる。ドラグ発音機構は、このドラグ作動時、つ
まりスプール(第2部品の一例)がスプール軸(第1部
品の一例)に対して相対回転すると発音する。
【0004】従来のドラグ発音機構として、スプール軸
に回転不能に装着された音出し部材と、スプール軸と平
行な軸回りに揺動自在にスプールに装着された爪部材
と、爪部材を接触姿勢に付勢する板ばねとを有するコン
パクトな構成のドラグ発音機構が知られている。音出し
部材は、外周にギア歯状の多数の凹凸が形成された円板
状の部材である。爪部材は、二等辺三角形状の板状部材
であり、等辺で挟まれた角部が音出し部材に接触し、他
の2つの角部間の底辺に板ばねが接触している。その接
触面となる底辺は揺動中心を結ぶ半径より大きな半径で
円弧状に僅かに湾曲している。そして、爪部材を接触姿
勢に付勢している。板ばねは、基端がスプールに装着さ
れ、装着端から爪部材の底辺に向けて折り曲げられてお
り、爪部材の底辺の一側から他側に延びている。
【0005】このような構成の従来のドラグ発音機構で
は、ドラグ作動時などスプールがスプール軸に対して相
対回転すると、音出し部材により押圧されて爪部材が揺
動する。爪部材が揺動すると爪部材の一側又は他側が板
ばねを押圧し、板ばねが爪部材を付勢して元の接触姿勢
に戻す。これにより、凹凸部への衝突を繰り返し、発音
機構が発音する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
揺動する爪部材を音出し部材に衝突させて発音させてい
るので、歯切れのよいクリック音を得やすい。しかし、
爪部材の底辺の一側から他側に延びる板ばねを爪部材の
底辺に接触させて付勢しているので、スプールの回転方
向によって付勢力が変化し音色が変化するという問題が
ある。具体的には、板ばねの装着側に近い一側が板ばね
を押圧する場合と、装着側から遠い他側が板ばねを押圧
する場合とでは、一側が押圧する方が板ばねの変位が大
きくなりそれにより付勢力も大きくなる。したがって一
側が押圧するようにスプールが回転する場合と他側を押
圧するようにスプールが回転する場合とで付勢力が変化
し音色が変化するのである。
【0007】本発明の課題は、爪部材を有する釣り用リ
ールの発音装置において、スプールの回転方向による音
色の変動抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り用リー
ルの発音装置は、釣り用リールの第1部品と第1部品に
対して相対回転する第2部品との相対回転により発音す
る装置であって、音出し部材と、爪部材と、付勢部材と
を備えている。音出し部材は、第1部品に回転不能に装
着され外周に径方向に突出する多数の凹凸部を有する部
材である。爪部材は、第2部品に揺動自在に装着された
本体部と、本体部の揺動中心より第1部品側に形成され
音出し部材の凹凸部に衝突する爪部と、揺動中心を挟ん
で第1部品と逆側に円弧状に本体部に形成されかつ揺動
中心と爪部とを結ぶ直線を境に第1側の半径が第2側の
半径より小さい接触面とを有している。付勢部材は、接
触面の第1側に近い一端が第1部品に装着され、一端か
ら延びて接触面に接触し、爪部材の爪部を音出し部材に
衝突する衝突姿勢に付勢する部材である。
【0009】この発音装置では、第1部品が第2部品に
対して相対回転すると、音出し部材により押圧されて爪
部材が揺動する。爪部材が揺動すると爪部材の一側又は
他側が付勢部材を押圧し、付勢部材が爪部材を付勢して
元の衝突姿勢に戻す。これにより、凹凸部への衝突を繰
り返し発音装置が発音する。この接触面の一側又は他側
が付勢部材を押圧する際に、爪部材の接触面の半径が付
勢部材の装着側(一端)に近い一側の方が他側より小さ
いので、揺動して一側が押圧する際の付勢部材の変位と
他側が押圧する際の付勢部材の変位との差を少なくする
ことができる。このため、付勢力の差が少なくなり音色
の変動を抑えることができる。
【0010】発明2に係る釣り用リールの発音装置は、
発明1に装置において、釣り用リールは、リール本体に
回転不能かつ前後移動自在に装着された第1部品として
のスプール軸と、スプール軸にドラグ機構を介して装着
された第2部品としてのスプールとを有するスピニング
リールであり、スプール軸とスプールとの相対回転によ
り発音する。この場合には、スピニングリールにおい
て、スプール軸とスプールとの相対回転により発音する
ドラグ作動認識用の発音装置の音色の変動を抑えること
ができる。
【0011】発明3に係る釣り用リールの発音装置は、
発明2に記載の装置において、爪部は、他の部分よりス
プールの回転軸方向の長さが長く形成されている。この
場合には、音出し部材に接触する爪部のスプール軸方向
長さが長いので、爪部のスプール軸方向の接触範囲が広
くなる。このため、たとえば糸巻形状を変更するために
スプールの前後位置を調整しても確実に発音する。
【0012】発明4に係る釣り用リールの発音装置は、
発明1から3のいずれかに記載の装置において、爪部材
は角がそれぞれ丸められた略三角形状であり、第1角に
爪部が形成され、第2角及び第3角とを結ぶ円弧状の曲
線部に接触部が形成されている。この場合には、簡素な
形状で爪部材を構成できる。発明5に係る釣り用リール
の発音装置は、発明うに記載の装置において、第2角は
第1側に位置し第3角は第2側に位置するとともに、そ
れぞれ丸められており、その丸め半径は第2角が第1角
より大きい。この場合には、角でばね部材を押圧した場
合に、第1側にある第1角の丸め半径が大きいので第1
側で押圧するときの付勢部材の変位をさらに少なくする
ことができる。
【0013】発明6に係る釣り用リールの発音装置は、
発明1から5のいずれかに記載の装置において、付勢部
材は、ばね板材を折り曲げて形成された板ばねである。
この場合には、板ばねを用いることにより装置の設置面
積を小さくすることができ、狭い空間にも発音装置を収
納できる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔全体構成及びリール本体の構
成〕図1及び図2において、本発明の一実施形態を採用
したスピニングリールは、ハンドル1を回転自在に支持
するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備え
ている。ロータ3は、スプール4に釣り糸を巻き付ける
ものであり、リール本体2の前部に回転自在に支持され
ている。スプール4は、外周面に釣り糸を巻き取るもの
であり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されてい
る。なお、ハンドル1は、図1に示すリール本体2の左
側と、図2に示すリール本体2の右側とのいずれにも装
着可能である。
【0015】リール本体2は、開口を有するリールボデ
ィ2aと、開口を塞ぐようにリールボディ2aに着脱自
在に装着された蓋部材2bと、蓋部材2bから斜め上前
方に延びる竿取付脚2cとを有している。リールボディ
2aは、内部に空間を有しており、その空間内には、ロ
ータ3をハンドル1の回転に連動して回転させるロータ
駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を
均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設け
られている。
【0016】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するフェースギア11
と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されて
おり、その前部12aはロータ3の中心部を貫通してお
り、ナット13によりロータ3と固定されている。ピニ
オンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、そ
れぞれ軸受14a,14bを介してリール本体2に回転
自在に支持されている。
【0017】オシレーティング機構6は、スプール4の
中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸
15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動
させるための機構である。オシレーティング機構6は、
スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、
螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、
螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有してい
る。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能
に固定されている。中間ギア23は、図示しない減速機
構を介してピニオンギア12に噛み合っている。このた
め、オシレーティング機構6の前後移動速度が遅くな
り、釣り糸をスプール4に緻密に巻き付ける密巻を実現
できる。
【0018】〔ロータの構成〕ロータ3は、図2に示す
ように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向
して設けられた第1及び第2ロータアーム31,32と
を有している。円筒部30と両ロータアーム31,32
とは、たとえば合成樹脂製であり一体成形されている。
【0019】円筒部30の前部には前壁33が形成され
ており、前壁33の中央部にはボス部33aが形成され
ている。ボス部33aの中心部には貫通孔が形成されて
おり、この貫通孔をピニオンギアの前部12a及びスプ
ール軸15が貫通している。前壁33の前部にナット1
3が配置されており、ナット13の内部にスプール軸1
5を回転自在に支持する軸受35が配置されている。
【0020】第1ロータアーム31は、円筒部30から
外方に凸に湾曲して前方に延びており、円筒部30との
接続部は円筒部30の周方向に広がり湾曲している。第
1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支
持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支
持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内する
ためのラインローラ41が装着されている。
【0021】第2ロータアーム32は、円筒部30から
外方に凸に湾曲して前方に延びている。第2ロータアー
ム32は、先端部から円筒部30との接続部分に向けて
2股に分岐しており、円筒部30と周方向に間隔を隔て
た2カ所で接続されている。第2ロータアーム32の先
端外周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装
着されている。
【0022】ラインローラ41と第2ベール支持部材4
2との間には線材を略U状に湾曲させた形状のベール4
3が固定されている。これらの第1及び第2ベール支持
部材40,42、ラインローラ41及びベール43によ
り釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が構
成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢
とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在であ
る。
【0023】ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3
の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置
されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するロー
ラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ
51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許
可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
【0024】〔スプールの構成〕スプール4は、ロータ
3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との
間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機
構60を介して装着されている。スプール4は、図3及
び図4に示すように、スプール本体53と、スプール本
体53の前端部に取り付けられた前フランジ部54とを
有している。
【0025】スプール本体53は、外周に釣り糸が巻か
れる筒状の糸巻胴部55と、糸巻胴部55の後端部に一
体成形された大径筒状のスカート部56と、糸巻胴部5
5の内周側に挿入された挿入部材57と、糸巻胴部55
を挿入部材57に固定するための固定部材58とを有し
ている。糸巻胴部55及びスカート部56は、たとえば
アルミニウム合金の薄板をプレス加工により一体成形し
て得られた大小2段の筒状の部材である。糸巻胴部55
は、スカート部に連なる径方向外方に延びる後フランジ
部55aを有している。後フランジ部55aの後面に固
定部材58が配置されている。
【0026】スカート部56は、後端が折り曲げられて
補強されており、その前部外周面には、糸止め90を装
着するための装着凹部56aが形成されている。装着凹
部56aには、糸止め90が貫通する貫通孔56bが形
成されている。糸止め90は、合成樹脂製の部材であ
り、釣り糸を係止する板状の糸止め部90aと、糸止め
部の下面から径方向内方に延びる取付部90bとを有し
ている。取付部90bは、固定部材58に形成された糸
止め装着部58aに取り付けられている。糸止め装着部
58aは、固定部材58の前面及び外周面に僅かに凹ん
で形成されており、糸止め装着部58aには、糸止め9
0が装着される円錐台形状の突起部58bが形成されて
いる。
【0027】挿入部材57は、図3〜図6に示すよう
に、糸巻胴部55の内周側に挿入され、ドラグ機構60
が収納される合成樹脂製の筒状部材であり、たとえばイ
ンジェクション成形により形成されている。挿入部材5
7は、糸巻胴部55が装着される外筒部57aと、外筒
部57aの前端部に大径に形成されたフランジ固定部5
7bと、外筒部57aの内周部に形成された壁面部57
cと、外筒部57aの内周側で壁面部57cから前方に
突出する内筒部57dと、壁面部57cの内周部に後方
に突出して形成された筒状の軸支持部57eとを有して
いる。
【0028】外筒部57aの前端部のフランジ固定部5
7aの根元部分には、周方向に間隔を隔てて前フランジ
部54を回り止めするための4つの回り止め突起57f
が形成されている。この回り止め突起57fに係止され
る切欠き54aが前フランジ部54の先端内周面に形成
されている。また、外筒部57aの前端外周面は、図7
に示すように、前方に行くに連れて拡径するテーパ面と
なっている。この拡がり角度αはたとえば1度から5度
の範囲である。このような範囲でテーパ面を形成する
と、薄肉金属製の糸巻胴部55を外筒部57aにはめ込
むときに圧入することができ、糸巻胴部55と外筒部5
7aとの隙間をなくし、その間での糸噛みを防止するこ
とができる。
【0029】フランジ固定部57bは、前フランジ部5
4を糸巻胴部55とで挟持するために設けられている。
フランジ固定部57bは前フランジ部54の前面と所定
の交差角βで接触するように、後面にテーパ面57nが
形成されている。このようなテーパ面57nを形成する
ことにより前フランジ部54との間に隙間が生じにくく
なり、糸噛みを防止できるとともに外観を向上させるこ
とができる。
【0030】壁面部57cの後面外周側には、外筒部5
7aとにまたがって後方に突出する4つの取付ボス57
gが形成されている。この取付ボス57gに取付ボルト
59がねじ込まれて糸巻胴部55及びスカート部56が
挿入部材57に固定されている。また、壁面部57cに
は、ドラグ機構60の第1発音機構63(後述)を装着
するための装着ボス57kやばね止め部57mなども形
成されている。
【0031】内筒部57dの内周側は、ドラグ機構60
を収納する凹部64となっており、その内周面には、ド
ラグ機構60を回り止めするための1対の第1係止溝5
7hが形成されている。第1係止溝57hは、矩形断面
の溝であり、径方向に対向する位置にスプール軸15に
沿って形成されている。また、内筒部57dの内周面に
は、ドラグ機構60を抜け止めするために周方向に間隔
を隔てて4つの第2係止溝57iが形成されている。第
2係止溝57iは、壁面部57c側からスプール軸15
に沿って壁面部57cを貫通する丸穴を内周面(凹部6
4の外縁部)を通って形成することにより略半円形の断
面になるように形成されている。第2係止溝57iは、
内筒部57dの前端面より手前側までしか形成されてい
ない。この前端面側の形成端57jで抜け止めばね70
(後述)を係止する。
【0032】固定部材58は、円板状の合成樹脂製の部
材であり、取付ボルト59が貫通する4つの貫通孔58
cが形成されている。また、挿入部材57の後端面に芯
出しされる段差凹部58dが形成されている。さらに前
面側に後フランジ部55aの傾斜に合わせて僅かに前方
に凸に傾斜した押圧面58eが形成されている。固定部
材58は、取付ボルト59により挿入部材57の後面に
芯出しされた状態で装着され、押圧面58eで後フラン
ジ部55aを押圧して糸巻胴部55を挿入部材57に固
定している。また、糸巻胴部55により前フランジ部5
4をフランジ固定部57aに向けて押圧して前フランジ
部54を固定している。
【0033】前フランジ部54は、たとえば,アルミニ
ウム合金製の環状部材であり、板状の金属薄板を打ち抜
きプレス加工後に切削加工して形成されたものである。
図7に示すように、前フランジ部54の外周面54cは
機械加工により断面視円形に丸められている。前フラン
ジ部54の内周面には、前述した切欠き54aと、切欠
き54aの後面側に糸巻胴部55の前端面が当接するよ
うに形成された環状の当接凹部54bとが形成されてい
る。これらの切欠き54a及び当接凹部54bは、打ち
抜き加工時に同時に形成されている。前フランジ部54
は、糸巻胴部55及びスカート部56を挿入部材57に
固定することにより挿入部材57に固定されている。す
なわち、前フランジ部54に向けして押圧した状態で糸
巻胴部55を挿入部材57に固定することにより糸巻胴
部55とフランジ固定部57bとで前フランジ部54を
挟持して固定している。
【0034】〔ドラグ機構の構成〕ドラグ機構60は、
図3及び図4に示すように、挿入部材57の内筒部57
dの凹部64内に配置され、スプール4の糸繰り出し方
向への回転を制動してスプール4にドラグ力を作用させ
るための機構である。ドラグ機構60は、スプール軸1
5の先端に螺合するドラグつまみ61と、ドラグつまみ
により押圧される、たとえば4枚のドラグディスク62
a〜62dと、ドラグ作動時に発音する第1発音機構6
3とを備えている。
【0035】ドラグつまみ61は、図8から図10に示
すように、ドラグ力を手で調整する操作を行うためのつ
まみ本体65と、つまみ本体65により押圧される押圧
体66と、つまみ本体65と押圧体66との間に配置さ
れたコイルバネ67と、押圧体66をつまみ本体65に
対して抜け止めするための抜け止め部材68と、ドラグ
操作時に発音する第2発音機構75とを有している。
【0036】つまみ本体65は、後端面に開口して形成
された円形の凹部65aと、前端面から凹部65aの外
縁部を通って後端面の手前側まで周方向に間隔を隔てか
つスプール軸方向に沿って形成されたたとえば4つのの
係止溝65bとを有し、合成樹脂製のたとえばインジェ
クション成形された鍔付き円筒状の部材である。係止溝
65bは、前端面から形成された丸穴により凹部65a
の外縁に半円状に形成されかつ凹部65aの後端部より
手前側まで形成されている。この係止溝65bの形成端
65fに抜け止めばね68が係止される。係止溝65b
を形成するための丸穴はつまみ本体65の前面に貼られ
たシール71により隠されている。このようにシール7
1を貼って丸孔を塞ぐことにより、型成形するために丸
穴により係止溝65b形成しても、水などの異物が内部
に入りにくくなる。
【0037】つまみ本体65の中心部には、四角形のナ
ット69が回転不能かつ軸方向移動自在に装着されるナ
ット装着部65cが形成されている。つまみ本体65の
前部には、略台形状に形成されたつまみ突起65dが直
径に沿って形成されている。つまみ本体65の後面に
は、第2発音機構75を収納するための装着穴65eが
形成されている。ナット69は、スプール軸15の先端
に形成された雄ねじ部15aに螺合している。コイルバ
ネ67は、ナット69と押圧体66との間に圧縮状態に
装着されている。
【0038】押圧体66は、つまみ本体65に回転自在
かつ軸方向に抜け止めされた状態で連結され、スプール
軸15に対して回転不能な部材である。押圧体66は、
コイルバネ67の後端に接触してコイルバネ67のばね
力の変化によりドラグディスク62a〜62dへの押圧
力が変化する。押圧体66は、円筒部66aと円筒部6
6aより大径のリング状の鍔部66bとを有する鍔付き
有底筒状の部材である。円筒部66aの内周部には、ス
プール軸15の先端に形成された互いに平行な面取り部
15bに回転不能に係止する長溝形状の係止孔66cが
形成されている。この円筒部66a内にコイルバネ67
が収納されている。鍔部66bの前端面には周方向に多
数の半球状の音出し穴76が並べて形成されている。押
圧体66は、抜け止めばね68によりつまみ本体65と
連結されている。
【0039】コイルバネ67は、ナット69と押圧体6
6との間に圧縮状態に装着されている。具体的には、コ
イルバネ67は、押圧体の円筒部66aにガイドされた
状態でナット69と円筒部66aの底部とに接触して配
置されている。抜け止めばね68は、弾性を有する金属
線材を折り曲げて形成された部材である。抜け止めばね
68は、装着時に圧縮して四角形になるように形成さ
れ、非装着時に僅かに拡がるように形成されている。こ
の四角形の角部68aが係止溝65bの形成端65fに
係止され、角部68aを連結する接触部68bが押圧体
66の鍔部66bの後面側に接触する。これにより押圧
体66が凹部65aに抜け止めされた状態で収納され
る。
【0040】第2発音機構75は、押圧体66に音出し
穴76と、装着穴65eに装着された音出しピン77
と、音出しピン77を音出し穴76に向けて付勢するコ
イルバネ78とを有している。音出し穴76は、装着穴
65eと対向可能な位置に周方向に間隔を隔てて多数形
成されている。音出しピン77は、中央部分が大径で先
端及び後端が小径でさらに先端が半球状に丸められたピ
ンであり、ドラグ操作時につまみ本体65と押圧体66
とが相対回転すると、音出し穴76との衝突を繰り返し
て発音する。
【0041】ドラグディスク62aは、図4に示すよう
に、押圧体66に接触し、かつスプール軸15に対して
回転不能な金属製の円板部材である。ドラグディスク6
2bは、スプール4及びスプール軸15に対して回転自
在なたとえばフェルト製の円板部材である。ドラグディ
スク62cは、スプール4に対して回転不能な金属製の
円板部材である。ドラグディスク62dは、スプール4
及びスプール軸15に対して回転自在なたとえばフェル
ト製の円板部材である。ドラグディスク62aの中心部
には、スプール軸15の面取り部15bに係合する長溝
形状の係止孔62eが形成されている。ドラグディスク
62cの外周面には、径方向外方に突出する一対の耳部
62fが形成されているこの耳部62fは、スプール4
の第1係止溝57hに係止されている。これにより、ド
ラグディスク62cは、スプール4に対して回転不能に
なっている。
【0042】ドラグディスク62の前面には、抜け止め
ばね70が接触している。抜け止めばね70は、抜け止
めばね68と同様な4角形状であり、それぞれの角部7
0aが第2係止溝57iの形成端57jに係止され、接
触部70bがドラグディスク62a〜62dに接触して
ドラグディスク62a〜62dが抜け止めされている。
これにより、ドラグつまみ61を外してもドラグディス
ク62a〜62dが脱落しない。
【0043】第1発音機構63は、ドラグの作動により
スプール軸15とスプール4とが相対回転すると発音す
る機構である。第1発音機構63は、図3、図4及び図
11に示すようにスプール軸15に回転不能に装着され
た音出し部材81と、挿入部材57に揺動自在に装着さ
れ音出し部材81と衝突を繰り返す爪部材82と、爪部
材82を付勢する板ばね83とを有している。
【0044】音出し部材81は、内周部に面取り部15
bに係止される長溝形状の係止孔81aを有し、外周部
に径方向に突出し、周方向に間隔を隔てて配置された多
数の凹凸部81bを有するギア形状の円板部材である。
音出し部材81の両側には、スプール4の前後位置を調
整するためのスプールワッシャ84が装着されている。
スプールワッシャ84は、スプール軸15に回転不能に
装着されており、スプールワッシャ84の枚数を変えて
スプール4の前後位置を変化させることによりスプール
4における糸巻形状を任意に調整することができる。
【0045】爪部材82は、図12に示すように、スプ
ール4の挿入部材57に揺動自在に装着された本体部8
2aと、音出し部材81の凹凸部81bに衝突する爪部
82bと、板ばね83に接触する接触面82cとを有し
ている。爪部82bは、本体部82aの揺動中心SCよ
りスプール軸15側に形成されている。爪部82bは、
他の部分よりスプール軸方向の長さが長く形成されてい
る。接触面82cは、揺動中心SCを挟んでスプール軸
15と逆側に円弧状に本体部82aに形成され形成され
た円弧は、揺動中心SCと爪部82bとを結ぶ直線L1
を境に第1側(図12右側)の半径R1が第2側(図1
2左側)の半径R2より小さい。接触面82cの両側の
角部は丸められており、その第1側の丸め半径R3は第
2側の丸め半径R4より大きい。
【0046】ばね止め部57mと取付ボス57gのひと
つとに挟持されて挿入部材57に装着されている。板ば
ね83は、本体部82aの異なる半径で僅かに湾曲した
部分に接触して爪部材82を音出し部材81に最も接触
する方向に付勢している。具体的には、爪部材82は、
板ばね83の装着部分に大きな半径の角部が位置するよ
うに配置されている。板ばね83は、3箇所でジグザグ
に逆側に折り曲げられた金属製の板状部材であり、接触
面82cの第1側に近い一端がスプール4の挿入部材5
7に装着されている。具体的には、ばね止め部57mと
装着ボス57gとの境界部分に挟まれた状態で装着ボス
57gに形成された突起部57pで折り曲げられさらに
逆側に折り曲げられて接触面82cに第1側から接触し
ている。そして、爪部材82の爪部82bを音出し部材
81に衝突する衝突姿勢に付勢している。すなわち、接
触面82cにおいて、揺動中心SCから最も距離が短い
のは直線L1状の境界部分であり、それから第1側及び
第2側に行くに連れて距離が長くなる。その長くなる割
合は、半径R1が半径R2より短くかつ半径R3が半券
R4より大きいので、第1側が第2側に比べて小さくな
っている。このため、板ばね83は、爪部材82の接触
面82cで押圧されると、爪部82bが音出し部材81
に接触する境界部分で接触面に接触するように爪部材8
2を付勢し、爪部材82を衝突姿勢にする。
【0047】このように爪部材82及び板ばね83を配
置すると、爪部材82の押圧力がスプールの回転方向に
関わらず変動しにくくなる。なぜなら、板ばね83は、
突起部57pとの接触部分から変位するので、もし爪部
材82の接触部分の半径が同じであると、爪部材82が
図13に示すように時計回りに揺動する場合と図12に
示すように反時計回りに揺動する場合とで、板ばね83
の装着部分に近い第1側で板ばね83を押圧する時計回
りに揺動する場合の方が板ばね83の変位が大きくな
る。そこで、時計回りに揺動する際の板ばね83の変位
を小さくするために、板ばね83の装着部分に近い第1
側の半径R1を第2側に比べて小さくするとともに丸め
半径R3を大きくしているのである。これにより、回転
方向による音の変化が生じにくくなる。また、爪部82
bをスプール軸方向に延ばしているので、スプール4の
位置をスプールワッシャ84により調整しても爪部82
bが常に音出し部材81に接触する。
【0048】〔リールの操作及び動作〕釣りを行う前に
魚の大きさや種類に合わせてドラグ力を調整する。ドラ
グ力を調整するには、ドラグつまみ61を回す。ドラグ
つまみ61をたとえば時計回りに回すとスプール軸15
に螺合するナット69によりコイルばね67を介して押
圧体66がドラグディスク62aを押圧する。これによ
りドラグ力が大きくなる。このとき、押圧体66とつま
み本体65との相対回転により第2発音機構75の音出
しピン77が音出し穴76への衝突を所定間隔で繰り返
し、歯切れがよい軽快なクリック音を発生する。
【0049】キャスティング時にはベールアーム44を
糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部
材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状
態で釣り竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけなが
ら釣り竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛け
の重さにより勢いよく放出される。この状態でハンドル
1を糸巻取方向に回転させると、ロータ駆動機構5によ
りロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44が
ベール反転機構により糸巻取位置に復帰し釣り糸がスプ
ール4に巻き付けられる。
【0050】この状態で魚がかかってドラグが作動する
と、スプール4がスプール軸15に対して回転する。す
ると、第1発音機構63が発音してそのことを釣り人に
報知する。そして、設定されたドラグ力でスプール4が
糸繰り出し方向に回転する。ドラグ作動時の第1発音機
構63による発音の際には、図12に示すように、スプ
ール4は後方から見て反時計回りに回転するので、板ば
ね83は接触面82cの第2側に接触する。また、スプ
ール4を手で糸巻取方向に回転させたときには、図13
に示すようにスプール4は、後方から見て時計回りに回
転する。このようにスプール4の回転方向が異なる場
合、爪部材82の揺動方向によって従来は板ばね83の
変位が変化し音色が異なっている。しかし、本願発明で
は、板ばね83の装着側に近い第1側の半径R1を小さ
くしかつ丸め半径R3を大きくしたので、ばね装着側に
近く少ない押圧量でばねが大きく変位する第1側が第2
側に比べて揺動量に対して押圧量が小さくなる。このた
め、第1側と第2側とで同じ揺動量に対して板ばね83
の変位の変動が少なくなり、付勢力が変動しにくくな
る。このため、スプールの回転方向にかかわらず音色が
安定する。
【0051】釣りを行う前などに、予め複数種の釣り糸
を巻き付けたスプール4を用意し、スプール4を釣りに
合わせて交換することがある。この場合には、ドラグつ
まみ61を緩めてスプール軸15から外す。このとき、
抜け止めばね68により押圧体66がつまみ本体65に
連結されているので、押圧体66がつまみ本体65から
脱落することがない。また、ドラグディスク62a〜6
2dも抜け止めばね70により抜け止めされているので
スプール4から脱落することがない。
【0052】このような抜け止めばね68,70を、従
来は機械加工により形成された環状の溝部で係止してい
たので、溝部を形成するために機械加工が必要になる。
しかし、本実施形態では、挿入部材57又はつまみ本体
65の成形時に型により形成された係止溝57i,65
bにより抜け止めばね70,68を係止しているので、
係止のための機械加工が不要になる。このため、加工コ
ストを削減できる。
【0053】〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、付勢手段としてコンパクトに
収納できる板ばねを例示したが、付勢手段は板ばね以外
のコイルバネや捩じりコイルバネなど他の形態のばねで
もよい。 (b)前記実施形態では、スピニングリールの発音機構
を例示したが、釣り用リールはスピニングリールに限定
されず、両軸受リールや片軸受リールの発音機構にも本
発明を適用できる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、接触面の一側又は他側
が付勢部材を押圧する際に、爪部材の接触面の半径が付
勢部材の装着側(一端)に近い一側の方が他側より小さ
いので、揺動して一側が押圧する際の付勢部材の変位と
他側が押圧する際の付勢部材の変位との差を少なくする
ことができる。このため、付勢力の差が少なくなり音色
の変動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの側面図。
【図2】その側面断面図。
【図3】そのスプール部分の断面拡大図。
【図4】スプールの分解斜視図。
【図5】スプールの正面図。
【図6】図5のVI−VI断面図。
【図7】スプール先端部分の断面拡大図。
【図8】ドラグつまみの分解斜視図。
【図9】ドラグつまみの正面図。
【図10】図9のX−X断面図。
【図11】スプールの背面側に配置された第1発音機構
の全体図。
【図12】その拡大部分図。
【図13】その拡大部分図。
【符号の説明】
4 スプール 15 スプール軸 60 ドラグ機構 63 第1発音装置 81 音出し部材 82 爪部材 82a 本体部 82b 爪部 82c 接触面 83 板ばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り用リールの第1部品と関前記第1部品
    に対して相対回転する第2部品との相対回転により発音
    する釣り用リールの発音装置であって、 前記第1部品に回転不能に装着され外周に径方向に突出
    する多数の凹凸部を有する音出し部材と、 前記第2部品に揺動自在に装着された本体部と、前記本
    体部の揺動中心より前記第1部品側に形成され前記音出
    し部材の凹凸部に衝突する爪部と、前記揺動中心を挟ん
    で前記第1部品と逆側に円弧状に前記本体部に形成され
    かつ前記揺動中心と前記爪部とを結ぶ直線を境に第1側
    の半径が第2側の半径より小さい接触面とを有する爪部
    材と、 前記接触面の前記第1側に近い一端が前記第1部品に装
    着され、前記一端から延びて前記接触面に接触し、前記
    爪部材の爪部を前記音出し部材に衝突する衝突姿勢に付
    勢する付勢部材と、を備えた釣り用リールの発音装置。
  2. 【請求項2】前記釣り用リールは、リール本体に回転不
    能かつ前後移動自在に装着された前記第1部品としての
    スプール軸と、前記スプール軸にドラグ機構を介して装
    着された前記第2部品としてのスプールとを有するスピ
    ニングリールであり、 前記スプール軸と前記スプールとの相対回転により発音
    する、請求項1に記載の釣り用リールの発音機構。
  3. 【請求項3】前記爪部は、他の部分より前記スプールの
    回転軸方向の長さが長く形成されている、請求項2に記
    載の釣り用リールの発音装置。
  4. 【請求項4】前記爪部材は角がそれぞれ丸められた略三
    角形状であり、第1角に前記爪部が形成され、第2角及
    び第3角とを結ぶ円弧状の曲線部に前記接触部が形成さ
    れている、請求項1から3のいずれかに記載の釣り用リ
    ールの発音装置。
  5. 【請求項5】前記第2角は前記第1側に位置し前記第3
    角は前記第2側に位置するとともに、それぞれ丸められ
    ており、その丸め半径は第2角が第1角より大きい、請
    求項4に記載の釣り用リールの発音装置。
  6. 【請求項6】前記付勢部材は、ばね板材を折り曲げて形
    成された板ばねである、請求項1から5のいずれかに記
    載の釣り用リールの発音装置。
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CN110012877A (zh) * 2017-12-28 2019-07-16 株式会社岛野 纺车式卷线器线卡止装置及具有其的纺车式卷线器卷线筒

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