JPH08297036A - 輝光型表示指針 - Google Patents

輝光型表示指針

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JPH08297036A
JPH08297036A JP12298195A JP12298195A JPH08297036A JP H08297036 A JPH08297036 A JP H08297036A JP 12298195 A JP12298195 A JP 12298195A JP 12298195 A JP12298195 A JP 12298195A JP H08297036 A JPH08297036 A JP H08297036A
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JP
Japan
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light
display panel
moving needle
needle portion
scattering
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Withdrawn
Application number
JP12298195A
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English (en)
Inventor
Naoaki Nonoyama
直明 野々山
Yukitoshi Hattori
幸年 服部
Takeya Sakai
丈也 酒井
Jun Izuhara
潤 出原
Yasuhiro Koike
康博 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Telempu Corp
Original Assignee
Hayashi Telempu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 明るく且つ均一な輝光面が形成されるととも
に、視覚感の柔らかい表示が可能な輝光型表示指針の提
供。 【構成】 表示指針20は、キャップ部21と、光散乱
導光体からなる動針部22’と透明材料からなる回転軸
部23を有する。回転軸部23は、透明導光体11、光
拡散シート、マスキング層等からなる表示パネル本体1
0の中央部に設けられた開口19を貫通している。被駆
動部26は、伝動機構31を介して駆動部30に結合さ
れる。光源素子L2 から放射された光が回転軸部23の
末端の光入射面25から導入され、光転向面24で全反
射され、結合部50を経て、動針部22’の内部へ導入
される。末端部29への導光過程で光の伝播方向を拡げ
ながら、背面28を被覆する光拡散性の蛍光塗料層40
へまんべんなく入射され、傾斜面27から均一に出射さ
れる拡散光となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、例えば自動車、航空
機、船舶等の乗物に装備される諸計器の表示指針に関
し、更に詳しく言えば、表示パネルに付設される輝光型
の前記表示指針に関する。
【0002】
【従来技術】自動車、航空機、船舶等には、速度メー
タ、高度計、エアコンディショナの温度調節操作部、ラ
ジオの同調操作部等には、速度、温度、周波数などを表
示する為の表示指針を備えた表示装置が装備されてい
る。これら表示装置は表示パネルを備え、その前面で表
示指針が回転あるいは並進移動し、表示指針の位置で速
度、温度、周波数等を表示するようになっている。
【0003】そして、夜間、トンネル内等の走行時の表
示をより鮮明に行なう為に、照明機構を用いて、表示パ
ネルだけでなく、表示指針にも輝光部を形成する手法が
採用されている。そこで、速度メータを例にとり、輝光
部を備えた表示指針の構造と特性について簡単に説明す
る。
【0004】図1、図2は、従来より使用されている速
度メータの概略構造を描いたもので、図1は速度メータ
を表側(観察側)から見た見取図(但し、光源素子の一
部を併記)であり、図2は図1における面A(破線で表
示)に沿った部分断面図である。
【0005】先ず図1を参照すると、符号10で全体を
指示された速度メータの表示パネルの本体部は、アクリ
ル樹脂等からなる透明導光体11と、透明導光体11の
表側に重ねて配置された光拡散シート12と、輝光部1
3に対応した切欠部を有するマスキング14で構成され
る。透明導光体11の左右端部には奥行き方向張り出し
部11A(一方のみ図示)が形成され、そこから左右2
個の光源素子L1 (一方のみを図示)によって導光体1
内に光が送り込まれる。
【0006】マスキング14は、通常、光拡散シート1
2に印刷された遮光性のインキ層で構成されている。マ
スキング14は切欠部を有し、その形状は速度目盛、数
字、文字等の表示内容に応じて定められる。また、この
切欠部に対応して、光拡散シート12には所望色の透光
性インキ層が印刷されている。光源素子L1 から導光体
1内に送り込まれた光は、マスキング14の切欠部か
ら、光拡散シート12を経て外界へ出射される。これに
より、マスキング14の切欠部に対応した輝光部13が
形成され、情報が鮮明に表示される。
【0007】図2を参照図に加えると、符号20で表示
指針の全体が指示されている。表示指針20は、一体に
成形されたアクリル樹脂、エポキシ樹脂等の透明材料か
らなる動針部22並びに回転軸部23を有している。回
転軸部23は、表示パネル本体10の中央部に設けられ
た開口19を背面側から前面側へ貫通し、そこから回転
軸と直交する方向(径方向)へ向けて動針部22が延び
ている。
【0008】回転軸部23は表示パネル本体10の背面
側に被駆動部26を有し、この被駆動部26には、適当
な伝動機構(歯車、プーリ等)31を介して駆動部30
が結合されている。駆動部30は、小型モータ等の駆動
源を有するとともに走行速度を表わす信号を供給する駆
動信号源に接続されている。
【0009】動針部22と回転軸部23を繋ぐ屈曲部と
その近傍は、キャップ部21で覆われており、速度メー
タの観察者の眼には入らなくなっている。また、屈曲部
の外側部分には、動針部22と回転軸部23の各延在方
向に対してほぼ45度をなす傾斜が与えられた光転向面
24が形成されている。動針部22は、一般に、末端部
29へ向かって厚さを減ずるテーパ形状とされる。ここ
では、前面側は緩やかな傾斜面27とされ、背面側が回
転軸部23と垂直(表示パネル本体10と平行)な方向
に延在する面28とされている。この面を背面と呼ぶこ
ととする。背面28は光拡散性の蛍光塗料層40で被覆
されている。
【0010】回転軸部23の末端は光導入部を形成する
光入射面25とされ、その近傍に光源素子L2 (白熱ラ
ンプ、発光ダイオード等)が配置される。
【0011】駆動信号源から駆動部30へ走行速度の変
化を表わす信号が送られると、伝動機構31を介して被
駆動部26へ回転力が伝えられ、回転軸部23が回転す
る。その結果、動針部22は表示パネル本体部10の前
面で走行速度に応じた回転位置をとる。速度メータの観
察者は、この動針部22の回転位置と、表示パネル本体
10の輝光部13で与えられた目盛りとを対照し、走行
速度を読み取る。
【0012】夜間、トンネル内等における読み取りを容
易とする為に、動針部22の前面側となる傾斜面27
は、少なくともその一部が輝光面とされる。光源素子L
2 から放射された光が動針部22へ伝えられ、傾斜面2
7から外界に向けて出射されるまでの光の経路は次のよ
うなものである。
【0013】先ず、光源素子L2 から放射された光の一
部が回転軸部23の末端の光入射面25から回転軸部2
3の内部へ導入される。回転軸部23の内部へ導入され
た光の大部分は、ほぼ回転軸方向に沿って導光され光転
向面24へ向かい、そこで全反射される。光転向面24
への入射角にはある程度の拡がりがあるので、光転向面
24から動針部22へ向かう光の伝播方向もある程度の
拡がりを持つ(図中θで表示)。
【0014】従って、動針部22内には全体として末端
部29へ向かう多数の導光経路が形成される。これら導
光経路の多くのものは、傾斜面27と背面28による繰
り返し反射を伴うものである。背面28が光拡散性の蛍
光塗料層40で被覆されている為に、背面28における
反射時には多方向への反射光が生じる。この反射光が動
針部22内部を経て傾斜面27から出射され(破線矢印
で例示)、傾斜面27に輝光部が形成される。なお、一
部の光は蛍光塗料層40による蛍光変換を受けてから、
動針部22内部を経て傾斜面27から出射される。ま
た、拡散反射光及び蛍光変換される光には、外界から傾
斜面27を通して動針部22へ入射した光も含まれる。
【0015】ところが、このようなメカニズムによって
輝光部が形成される従来構造の表示指針には、次のよう
な問題点がある。 (1)動針部22を構成する導光体が透明である為に、
蛍光塗料層40へ入射する光の入射角度に拡がりがな
く、傾斜面27へ向かう光の強さ、方向特性を動針22
の根元側から末端まで均等化することが困難である。そ
の結果、ある方向(例えば、正面方向)から動針部22
を見た時に輝度むらが観察されることになる。
【0016】(2)動針部22内で導入された光の伝播
方向を転換して傾斜面27から出射させる作用の大部分
を蛍光塗料層40の光拡散能に依存しているので、傾斜
面27からの光出射効率を高めることが困難である。
【0017】(3)観察者が動針部22を見た時、輝光
面にぎらつき感があり、マイルドな視覚感が得られない
こと。これは、光源素子L2 から動針部22内の傾斜面
27の光出射位置に至る経路に、視覚感をやわらげるに
十分な光拡散性が与えられていないことによるものと考
えられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明の目
的は、乗り物等に装備される諸計器あるいは機器類の表
示指針の輝光特性を改善することにある。即ち、本願発
明は、明るく且つ均一な輝光面を形成することが出来る
とともに、視覚感の柔らかい表示が可能な表示指針を提
供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決する為の手段】本願発明は、表示パネルに
付設される輝光型表示指針のテーパ状の動針部に透明体
に代えて光散乱導光体を用いることにより、上記技術課
題を解決したものである。表示指針の光導入部から導か
れた光を受け入れるこの光散乱導光体の背面は、光拡散
層で被覆される。
【0020】表示指針が回転型のものである場合には、
光導入部は導光体からなる回転軸部に設けられる。光散
乱導光体からなる動針部は、導光体からなる回転軸部に
機械的且つ光学的に結合される。そして、回転軸部は表
示パネル本体に設けられた開口部を貫通し、動針部は回
転軸部の回転に応じて表示パネル本体前面で回動可能と
される。
【0021】回転軸部は透明な導光体または光散乱導光
体から構成される。回転軸部を透明な導光体で構成した
場合には、回転軸部と動針部の間に両者を機械的且つ光
学的に結合する為の結合部が設けられる。また、回転軸
部を光散乱導光体で構成する場合には、回転軸部と動針
部を構成する光散乱導光体を一体のものとすることが好
ましい。動針部と回転軸部の光学的結合には、全反射作
用を有する光転向面を利用することが出来る。表示パネ
ルが乗り物の速度を表示する為のものである場合には、
動針部はその位置で乗り物の速度を表示する。
【0022】
【作用】本願発明の表示指針は、表示パネルに付設され
る輝光型のものである。表示指針は、テーパ状の動針部
に輝光部を形成する為の光を指針本体内に導入する光導
入部を有している。この光導入部から指針本体内に導入
された光は、透明導体あるいは光散乱導光体からなる回
転軸部を通り、光散乱導光体からなる動針部へ導かれ
る。その経路に、全反射作用を有する光転向面を設けれ
ば、光の伝播方向がほぼ直角に変換され、動針部へ向け
て効率的に光が導かれる。
【0023】動針部に光散乱導光体を使用したことによ
り、動針部内部の多重的な散乱過程を通して、光散乱導
光体の背面を被覆する光拡散層へ入射する光の入射角度
に拡がりが生じる。その結果、動針部に均一で明るい輝
光部が形成される。また、光散乱導光体からの出射光を
表示光としているので、ぎらつき感のないマイルドな視
覚感が得られる。
【0024】
【実施例】図3は、本願発明の実施例に係る輝光型表示
指針の概略構造を、図2と同様の断面図で示したもので
ある。動針部を構成する材料並びに動針部と回転軸部の
結合部分を除けば、本実施例の表示指針の構造は、図
1、図2に示したものと同様である。従って、各要素に
はこれらの図に準じた符号が付されている。
【0025】図3に示したように、表示指針20は動針
部22’並びに回転軸部23を有している。回転軸部2
3はアクリル樹脂、エポキシ樹脂等の透明材料から構成
され、表示パネル本体10の中央部に設けられた開口1
9を貫通している。そして、回転軸部23は表示パネル
本体10の背面側に被駆動部26を有し、この被駆動部
26には、適当な伝動機構(歯車、プーリ等)31を介
して駆動部30が結合されている。駆動部30は、小型
モータ等の駆動源を有するとともに走行速度を表わす信
号を供給する駆動信号源に接続されている。
【0026】回転軸部23の表示パネル本体10の背面
側の先端部には、動針部22’と回転軸部23の各延在
方向に対してほぼ45度をなす傾斜が与えられた光転向
面24が形成されている。また、その周辺部分はキャッ
プ部21で覆われており、速度メータの観察者の眼には
入らなくなっている。
【0027】動針部22’は本願発明の特徴部分をなす
ものであるが、その形状については図1、図2に示した
従来のもの(符号22で指示)と基本的には変わるとこ
ろはない。即ち、動針部22’の全体形状は末端部29
へ向かって厚さを減ずるテーパとされる。ここでは、前
面側は緩やかな傾斜面27とされ、背面側が回転軸部2
3と垂直(表示パネル本体10と平行)な方向に延在す
る背面28とされている。背面28は光拡散性の蛍光塗
料層40で被覆されている。
【0028】本願発明の基本的な特徴は、この動針部2
2’を構成する材料として、透明導光体ではなく、光散
乱導光体を採用した点にある。光散乱導光体とは、光の
導光機能と内部的な散乱機能を兼ね備えた光学要素であ
る。光散乱導光体は、例えば、透明樹脂材料からなるマ
トリックス中に該マトリックスと異なる屈折率を有する
微粒子を均一分散させることによって製造される。マト
リックス材料、微粒子の材料については後述する。
【0029】光散乱導光体で構成された動針部22’と
透明導光体で構成された回転軸部23は、両者の境界を
なす結合部50によって機械的且つ光学的に結合され
る。結合部50における光結合効率を高める上で、動針
部22’に使用される透明導光体のマトリックスの屈折
率と回転軸部23を構成する透明導光体の屈折率は等し
くし(例えば、同材料)、結合部50はこれらの材料と
できるだけ屈折率差の小さな透明材料からなる接着剤層
で構成されることが好ましい。
【0030】回転軸部23の末端は光導入部を形成する
光入射面25とされ、その近傍に光源素子L2 (白熱ラ
ンプ、発光ダイオード等)が配置される。駆動信号源か
ら駆動部30へ走行速度の変化を表わす信号が送られる
と、伝動機構31を介して被駆動部26へ回転力が伝え
られ、回転軸部23が回転する。その結果、動針部2
2’は表示パネル本体部10の前面で走行速度に応じた
回転位置をとる。速度メータの観察者は、この動針部2
2’の回転位置と、表示パネル本体10の輝光部13で
与えられた目盛りとを対照し、走行速度を読み取る。
【0031】光散乱導光体で構成された動針部22’に
光を導く経路は、図1、図2に示した従来のものとほぼ
同様である。ここでは、光源素子L2 から放射された光
を符号B0 で示した光線で代表させることにする。この
代表光線B0 は、光入射面25から回転軸部23の内部
へ進入し、ほぼ回転軸方向に沿って導光され光転向面2
4へ向かい、そこで全反射され、結合部50を経て、動
針部22’の内部へ入射する。なお、光転向面24への
入射角にはある程度の拡がりがあるので、動針部22’
へ導入される光の伝播方向にもある程度の拡がりがある
ことは、図2に示した従来例と同様である。
【0032】光散乱導光体から構成された動針部22’
内に進入した代表光線B0 は、多重的な散乱作用を受け
て、徐々にその伝播方向に拡がりが生じて来る。符号B
1 〜B4 はこの様子を概念的に表わしたものである。伝
播方向にこのような拡がりが生じる結果、背面28全体
へまんべんなく光が入射するようになるとともに、背面
28の各位置における入射角に拡がりが生じる。
【0033】従って、動針部に透明導光体を使用した場
合と比べて、傾斜面27上に形成される輝光部の輝度の
均一性が向上する。なお、動針部22’に光散乱導光体
を使用したことは、蛍光変換される光を傾斜面27から
むらなく出射させる上で有利に作用することは明らかで
ある。
【0034】また、光散乱導光体内に分散させる微粒子
の径を極端に小さく(例えば、0.01μm以下)とし
ない限り、光散乱導光体内部における光散乱は前方散乱
性を失わないから、後方散乱に伴う光損失(散乱光が結
合部50へ向けて戻ってしまうこと)は大きくならな
い。そして、動針部22’内における多重的な散乱過程
を通して光の方向転換が無理なく行なわれるので、傾斜
面27からの光出射効率を高めることが出来る。更に、
散乱導光体からの出射光を表示光としているので、ぎら
つき感のないマイルドな視覚感が得られる。
【0035】以上、本願発明を回転表示指針を持つ速度
メータに適用した事例について説明したが、本願発明は
上記事例に限定されるものではない。可能な変形の例を
列挙すれば次のようになる。
【0036】(1)図3において、動針部22’と回転
軸部23を同じ光散乱導光体で構成する。この場合に
は、両者を一体成形で製造されることが極めて好まし
い。両者を一体のものとすれば機械的結合と光学的結合
は自動的に達成されるから、結合部50は不要になる。
回転軸部23に光散乱導光体を用いることで若干の光損
失が発生するが、結合部50が不要となり、回転軸部と
動針部の主要部を一体成形で製造で出来ることは、工業
的に極めて大きなメリットをもたらす。
【0037】(2)光導入部の形成方法には、多様な自
由度がある。例えば、光源素子L2を回転軸部23の側
方、内部等に配置することも出来る。また、光転向部2
4を設ける代わりに、キャップ21内に光源素子を配置
することも考えられる。
【0038】(3)水平移動式の動針部を用いる機器
(例えば、ラジオの表示パネル)の場合には、回転軸部
は不要となる。その場合、表示指針は表示パネル本体
(例えば、周波数目盛り板)の前面で並進移動する動針
部で構成されることになるから、例えば、動針部の端単
が光導入部とされる。
【0039】(4)動針部22の背面28側に蛍光塗料
層40を設けず、例えば、単なる白色塗料層とする。
【0040】(5)本願発明は、表示パネル本体10の
構成には限定を課すものではない。例えば、透明導光体
11と光拡散シート12の組合せに代えて、本願発明の
表示指針と同様の光散乱導光体を使用しても構わない。
また、表示パネル本体10自身には必ずしも輝光能力が
ある必要はなく、例えば、単なる目盛り表示板であって
も良い。
【0041】最後に、動針部あるいは他の部分に併せて
使用される光散乱導光体の組成と製造法の例について簡
単に記す。
【0042】[例1] 樹脂マトリックス;ポリメチルメタクリレート(PMM
A) 混入微粒子の種類;シリコーン系微粒子 混入微粒子の粒径と存在割合;2μm、0.07wt% 成形方法;注型重合(キャスト重合)、押出成形 [例2]; 樹脂マトリックス;ポリメチルメタクリレート(PMM
A) 混入微粒子の種類;ガラスビーズ 混入微粒子の粒径と存在割合;8μm、0.06wt% 成形方法;注型重合(キャスト重合)、押出成形 [例3]; 樹脂マトリックス;ポリメチルメタクリレート(PMM
A) 混入微粒子の種類;スチレン(St)架橋微粒子 混入微粒子の粒径と存在割合;8μm、0.005wt
% 成形方法;注型重合(キャスト重合)、押出成形 [例4]; 樹脂マトリックス;ポリカーボネート(PC) 混入微粒子の種類;シリコーン系微粒子 混入微粒子の粒径と存在割合;2μm、0.01wt% 成形方法;ポリマーと微粒子を混練、押出成形 [例5]; 樹脂マトリックス;ポリカーボネート(PC) 混入微粒子の種類;ポリメチルメタクリレート(PMM
A)架橋微粒子 混入微粒子の粒径と存在割合;8μm、0.03wt% 成形方法;ポリマーと微粒子を混練、押出成形 [例6]; 樹脂マトリックス;ポリカーボネート(PC) 混入微粒子の種類;スチレン(St)架橋微粒子 混入微粒子の粒径と存在割合;8μm、1.7wt% 成形方法;ポリマーと微粒子を混練、押出成形 [例7]; 樹脂マトリックス;ポリカーボネート(PC) 混入微粒子の種類;ガラスビーズ 混入微粒子の粒径と存在割合;8μm、0.02wt% 成形方法;ポリマーと微粒子を混練、押出成形
【0043】
【発明の効果】本願発明によれば、乗り物等に装備され
る諸計器あるいは機器類の輝光型の表示指針について、
明るく且つ均一な輝光面が形成されるとともに、視覚感
の柔らかい表示が可能な表示指針が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来より使用されている速度メータを表側(観
察側)から見た見取図である。
【図2】図1における面A(破線で表示)に沿った部分
断面図である。
【図3】本願発明の実施例に係る輝光型表示指針の概略
構造を、図2と同様の断面図で示したものである。
【符号の説明】
10 速度メータの表示パネル 11 透明導光体 11A 奥行き方向張り出し部 12 光拡散シート 13 輝光部 14 マスキング 20 表示指針 21 キャップ部 22 動針部(透明導光体) 22’ 動針部(光散乱導光体) 23 回転軸部 24 光転向面 25 光入射面 26 被駆動部 27 傾斜面 28 背面 29 末端部 30 駆動部 31 伝動機構 40 蛍光層(反射層) 50 結合部 L1 ,L2 光源素子
フロントページの続き (72)発明者 酒井 丈也 愛知県名古屋市中区上前津一丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 (72)発明者 出原 潤 愛知県名古屋市中区上前津一丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 (72)発明者 小池 康博 神奈川県横浜市緑区市が尾町534の23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示パネルに付設される輝光型表示指針
    であって、 光導入部と、前記表示パネル本体の前面に沿って可動に
    配置された動針部を備え、 前記動針部は、前記光導入部から導かれた光を受け入れ
    るテーパ状の光散乱導光体と、前記光散乱導光体の背面
    を被覆する光拡散層を有する前記輝光型表示指針。
  2. 【請求項2】 表示パネルに付設される輝光型表示指針
    であって、 前記表示パネル本体に設けられた開口部を貫通して配置
    されるとともに光導入部を有する導光体からなる回転軸
    部と、前記表示パネル本体の前面に沿って回動に配置さ
    れた動針部を備え、 前記動針部は、前記回転軸部に機械的且つ光学的に結合
    されたテーパ状の光散乱導光体と、前記光散乱導光体の
    背面を被覆する光拡散層を備えている前記輝光型表示指
    針。
  3. 【請求項3】 表示パネルに付設される輝光型表示指針
    であって、 前記表示パネル本体に設けられた開口部を貫通して配置
    されるとともに光導入部を有する光散乱導光体からなる
    回転軸部と、前記表示パネル本体の前面に沿って回動に
    配置された動針部を備え、 前記動針部は、前記回転軸部を構成する光散乱導光体と
    一体をなすテーパ状の光散乱導光体と、前記光散乱導光
    体の背面を被覆する光拡散層を備えている前記輝光型表
    示指針。
  4. 【請求項4】 表示パネルに付設される輝光型表示指針
    であって、 前記表示パネル本体に設けられた開口部を貫通して配置
    されるとともに光導入部を有する透明導光体からなる回
    転軸部と、前記表示パネル本体の前面に沿って回動に配
    置された動針部を備え、 前記動針部は、テーパ状の光散乱導光体と、前記光散乱
    導光体の背面を被覆する光拡散層を備え、 前記回転軸部と前記動針部の間には、両者を機械的且つ
    光学的に結合される結合部が設けられている前記輝光型
    表示指針。
  5. 【請求項5】 前記表示パネルが乗り物の速度を表示す
    る為のものであり、前記動針部はその位置で前記乗り物
    の速度を表示する、請求項1〜請求項4のいずれか1項
    に記載された輝光型表示指針。
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