JP2003222541A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2003222541A
JP2003222541A JP2002132365A JP2002132365A JP2003222541A JP 2003222541 A JP2003222541 A JP 2003222541A JP 2002132365 A JP2002132365 A JP 2002132365A JP 2002132365 A JP2002132365 A JP 2002132365A JP 2003222541 A JP2003222541 A JP 2003222541A
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light
emitting device
light guide
light emitting
design surface
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JP2002132365A
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English (en)
Inventor
Tokuhito Kino
徳人 木野
Toshinori Takahashi
利典 高橋
Mitsuhiro Naeshiro
光博 苗代
Tadaoki Ichikawa
忠沖 市川
Hiroshi Ito
浩史 伊藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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    • B60K35/60
    • B60K2360/6985

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メータ部の意匠性を効果的に高めることがで
きる、発光ムラの少ない発光装置を提供する。 【解決手段】 リング形状の意匠面、意匠面の外周に等
間隔に形成される複数の光導入面、及び光導入面の各々
から導入される光をそれぞれ反射可能な外周の一部に形
成される複数の反射面を有する導光体と、光導入面の各
々にそれぞれ対向して配置される複数の光源と、を備え
て発光装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光装置に関する。詳し
くは、リング状の発光が得られる発光装置に関する。本
発明の発光装置は、自動車、電車等の車両、航空機等の
スピードメータ、及びタコメータ等の意匠性を高めるた
めに利用できる。
【0002】
【従来の技術】車両におけるメータ部の視認性、意匠性
を向上させる様々な試みがなされている。例えば、メー
タ部を構成する目盛や数字あるいは各種インジケータ等
を光源からの光によって特定の色に表示することが行わ
れる。また、バックグラウンド部を照明して目盛等の視
認性を高めるとともにメータ部の意匠性を向上させるこ
とも行われている。一方で、主に夜間等の車室内の照度
が低下する環境におけるメータ部の視認性、意匠性を向
上させる目的から、メータ部の周りをリング状に発光さ
せることが行われている。例えば、スピードメータやタ
コメータの周りにリング状の導光体を配し、これに背面
側に設置した光源からの光を導入して、これらメータの
周囲を特定の色に発光させるといった構成が用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に導光体の背面から直接光を導入すれば、導光作用によ
って導光体表面からリング状の発光が得られるものの、
光源が直接観察されることによる点状の光が視認され、
意匠性が低下するといった問題がある。また、いくら導
光作用によって光の拡散が行われるといっても、光源近
傍の意匠面から発光する光と、光源から離れて位置する
意匠面から発光する光との間には輝度差が生じ、意匠面
全体から均一な輝度の光を発光することはできず、即ち
発光ムラが生ずる。導光体の外周面に対向して光源を配
置し、意匠面側より光源が直接観察されないようにすれ
ば前者の問題は解消されるが、発光ムラの問題は依然と
して残る。
【0004】一方、意匠性向上という目的ないし作用効
果に鑑みれば、導光体における意匠面(発光面)の大き
さをある程度大きくすることが望まれるが、大きな発光
面積を得ようとすればそれだけ発光ムラの問題が顕著な
ものとなる。本発明は以上の課題を解決すべくなされた
ものであり、メータ部の意匠性を効果的に高めることが
できる、発光ムラの少ない発光装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは以上の目的
の下鋭意検討を行い、以下の構成に想到した。即ち、本
発明は、意匠面がリング形状であって、前記意匠面の外
周に等間隔に形成される複数の光導入面、及び該光導入
面の各々から導入される光をそれぞれ反射可能な外周の
一部に形成される複数の反射面、を有する導光体と、前
記光導入面の各々にそれぞれ対向して配置される複数の
光源と、を備える発光装置、である。
【0006】以上の構成によれば、意匠面の外周に沿う
ようにして形成された複数の光導入面を介して導光体内
へと光が導入される。即ち、より多くの光導入面から光
が導入し、そして導光体内で光の拡散が行われる。これ
により、導光体意匠面における任意の二点間の輝度差が
低減され、意匠面全体における発光輝度の均一性が向上
する。しかも、各光導入面が等間隔に形成されているこ
と、即ち隣り合う光導入面間の距離が導光体全体に渡っ
て等しくなっていることから、隣り合う光導入面間に位
置する意匠面からの発光態様が導光体全体に均一化され
る。また、各光導入面に対応して光反射面をそれぞれ形
成したことから、光源からの光の一部は反射面に反射さ
れた後、導光体内に導光することとなる。したがって、
より一層の光の拡散、乱反射が促進され、導光体意匠面
から発光される光が意匠面全体に渡ってより均一化され
る。このように、上記の構成では意匠面から発光する光
の輝度が効果的に均一化され、発光ムラの少ないリング
状の発光が得られる。その結果、意匠性に優れた発光装
置となり、メータ部に適用されればメータ部の意匠性を
効果的に向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各要素について、
実施の態様の一例(発光装置10)を概念的に示した図
1を参照しながら説明する。図1は発光装置10を導光
体11の意匠面12側から観察した平面図である。導光
体11はリング形状の意匠面12を有する。意匠面12
がリング形状である限り、導光体11全体の形状は特に
限定されるものではない。ここでのリング形状は、円、
楕円及びこれらの形状の一部を変形したものを含む。意
匠面12をテーパー状に加工して光の発光方向、発光角
度、発光面の大きさ等を変化させることができる。ま
た、意匠面12に所望の凹凸を形成して発光態様を変化
させることもできる。例えば、文字、記号、目盛などの
形状の凹凸を設け、これらの情報を表示することができ
る。
【0008】導光体11には、意匠面12の外周13に
沿うようにして等間隔に複数の光導入面14が形成され
る。この各光導入面14を介して後述の光源17からの
光が導光体11内に導入される。図示されるように、導
光体11の外周面に凸部又は凹部を設け、これにより形
成される面を光導入面14とすることができる。意匠面
12側から平面視したときに、各光導入面14と意匠面
12の外周13とが45°〜135°の角度をなすこと
が好ましい。図1ではここでの角度が符号αで示され
る。このような角度範囲を採用することにより、光源1
7をその光軸が光導入面14に垂直となるように配置し
た際、光源17の光軸が当該光導入面14近傍の意匠面
12方向(例えば矢印βで示す方向)に向かわず、これ
により高輝度の光が当該意匠面部分(例えばハッチング
で示した領域16)より発光して発光ムラの原因となる
ことを防止できる。光導入面14と意匠面12の外周1
3とがなす角度の更に好ましい範囲は、80°〜120
°である。このような範囲にすれば、一層上記の効果が
奏される。更に更に好ましくは、光導入面14と意匠面
12の外周13との角度が図1で示すような90°〜1
10°となるように両者を設計する。このようにすれば
光源17の光軸方向の光、即ち最も高輝度の光が光導入
面の近傍に直接向かうことを防止でき、より一層の発光
輝度の均一化が図られる。
【0009】光導入面14の数は二以上であれば特に限
定されず、導光体11の大きさ(特に意匠面の大き
さ)、後述の光源の輝度などを考慮して定めることがで
きる。光導入面14の数があまり少ないと意匠面12に
おける発光ムラの低減が効率的に行われず、逆に光導入
面14の数が多くなればそれに応じて必要な光源の数が
増加して製造コストが上昇し、また導光体自体の設計が
複雑化し、加えて光源のアライメントが困難となるとい
った問題が生ずる。このような観点から、好ましい光導
入面14の数は3〜20であり、更に好ましくは4〜1
2、更に更に好ましくは6〜8である。
【0010】導光体11は、光導入面14の各々から導
入される光をそれぞれ反射可能な位置に形成される複数
の反射面15を備える。これにより、各光導入面14を
介して導光体11内に導入された光の一部は各光導入面
14に対応する反射面15に反射されて再び導光体11
内を導光する。このように、反射面15の反射を利用す
ることにより導光体11内での光の拡散が促進される。
【0011】反射面15を、導光体11の表面の一部を
利用して形成することが好ましい。即ち、光導入面14
から導光体11内へと導入された光の一部が照射する位
置の導光体表面を所望の形状とし、これを反射面15と
することが好ましい。図1の例では、導光体11の外周
の一部に反射面15が形成される。このような構成で
は、光導入面14から導入された光の一部が導光体表面
(界面)によって反射され、再び導光体11内を導光す
る光となる。反射面15の形状は意匠面11全体から発
光する光の均一化という観点を考慮して設計される。本
発明者らの検討によれば、図1に示すような、対応する
光導入面14に近づくにしたがって徐々に外側に湾曲す
る形状の反射面15を採用することによって、隣り合う
光導入面14によって挟まれる意匠面領域にバランスよ
く光を分配でき当該部分から発光する光の輝度の均一化
を図ることができた。したがって、このような形状の反
射面を採用することが好ましい。
【0012】反射面15に到達した光を効率的に反射さ
せるため、反射面15が形成される導光体の表面部分
は、しぼ加工等の光拡散処理を施さず、全反射面とする
ことが好ましい。このような構成とすることにより、光
源からの光の一部は導光体11に導入された後、その多
くが反射面15により全反射されて導光体11内を導光
することとなる。
【0013】以上のような導光体11は、光透過性材料
を所望の形状となるような型成形等により作製すること
ができる。光透過性材料としてはポリカーボネート、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂、ガラス等の無
機材料を用いることができる。
【0014】導光体11に蛍光体を含有させることがで
きる。この場合には、後述の光源として蛍光体を励起可
能な波長を放出するものを採用し、蛍光作用による照明
効果を得ることができる。蛍光体の種類は特に限定され
ず、公知のものを適宜選択して用いることができる。導
光体11に光の拡散を促進すべく酸化チタンなどの光拡
散材を含有させることもできる。
【0015】導光体11において、意匠面12及び光導
入面14以外の表面の少なくとも一部に光反射性の層を
形成することが好ましい。光反射性の層を設けることに
より、導光体11内に一端導入された光が導光体表面か
ら漏洩することを抑制でき、その結果意匠面12から発
光する光の輝度がアップする。例えば、反射面15が形
成される導光体外周面、意匠面12と反対側に位置する
導光体裏面、及び/又は意匠面の外周及び内周に連続す
る導光体側面などの表面に光反射性の層を形成する。意
匠面12から高輝度の発光を得ようとすれば、導光体1
1表面のできるだけ多くの部分を光反射性の層で被覆す
ることが好ましい。したがって、最も好ましい態様の一
つとして意匠面12及び光導入面14以外の表面の全体
に光反射性の層を形成することが挙げられる。
【0016】光反射性の層は、当該層を形成する導光体
表面に光反射性のインク(例えば、白色系のインク)を
用いた印刷、蒸着、スパッタリングを施すことにより、
又は光反射率の高いテープ(白色テープ等)の貼着をす
ることにより形成することができる。また、光反射率の
高い樹脂(例えば白色の樹脂)からなる部材を、光反射
性の層を形成する導光体表面に密着させることによって
も光反射性の層を形成することができる。尚、光反射性
の層は、導光体表面と間隔(間隙)を置かずに形成され
ることが好ましい。即ち、導光体表面と光反射性の層と
が密着した状態にあることが好ましい。このようにすれ
ば、導光体表面に到達した光を当該表面から一旦放射さ
れた後ではなく、当該表面と光反射性の層との界面にお
いて直接的に反射できるため、光のロスが少なくなるか
らである。
【0017】光源17は、導光体11の光導入面14に
対向する位置に配置される。光源17から放出された光
を効率的に導光体11に導入するために、光源17を光
導入面14に近接して配置することが好ましい。また、
光軸が光導入面14に対して垂直となるように光源17
を配置することが好ましい。
【0018】光源17の種類は特に限定されるものでは
なく、LED、バルブ等を用いることができる。LED
を光源として用いることが好ましい。LEDは小型であ
るため装置全体の小型化が図れるからである。また、発
熱量が小さいため、周囲の部材(例えば導光体や、メー
タ類、取り付け枠など)への熱の影響を少なくすること
ができるといった利点も有する。さらには、駆動電力が
小さく、また長寿命であるといった利点も有する。LE
Dの種類は特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々
のタイプのLEDを採用できる。指向性の高いLEDを
用いることが好ましい。指向性の高いLEDを用いるこ
とにより、光源近傍の意匠面部分が偏って高輝度に発光
することが防止され、発光ムラの少ない良好な発光が得
られるからである。例えば、指向角が20°〜40°の
範囲にあるLEDを好適に用いることができる。光源1
7の色は任意に選択できる。複数の光源を用い、これら
を制御することにより発光色を変化させることも可能で
ある。例えば、赤、緑、青の各色の発光素子を一つの基
板上にマウントしたLEDを用い、各発光素子の発光態
様を制御すれば、所望の色を発光させることができる。
これにより、様々な色が発光する発光装置を構成するこ
とができる。
【0019】本発明の発光装置は自動車、電車等の車
両、航空機等のスピードメータ及びタコメータ等に適用
できる。この場合、スピードメータなどを構成する文字
盤の外周やメータ装置の外枠に沿って本発明の発光装置
を配置することができる。これによりスピードメータ等
の意匠性を向上させることができる。また、本発明の発
光装置を化粧鏡、携帯鏡などに適用することもできる。
この場合にはその鏡部の外周又は外枠に沿うように本発
明の発光装置を配置することができる。ここで、白色系
などの照明効果の高い色の光を発光する光源を選択すれ
ば、発光装置からの光によって意匠性の向上のみならず
照明効果をも得ることができる。さらに、本発明の発光
装置を時計(置時計、壁掛け時計、腕時計を含む)等の
文字盤の外周や外枠に沿うように配置し、意匠性の付与
及び/又は照明効果の付与に利用してもよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一の実施例である発光装置1
を用いて本発明の構成をより詳細に説明する。図2に発
光装置1の平面図を、図3に図2におけるA−A線断面
図をそれぞれ示す。発光装置1は自動車のメータ部に取
り付けられて使用されるリング状発光装置であって、リ
ング状導光体20、8個のLED光源30〜37、及び
ケース60より概略構成される。リング状導光体20は
概略視リング形状であって、リング状の意匠面21、光
導入面40〜47、反射面50〜57を備える。図3に
示されるように、リング状導光体20の上面は意匠面2
1部分が一段高くなっており、エッジ面23が形成され
る。光導入面40〜47は、意匠面21の外周に沿って
等間隔となるように形成される。図2に示されるよう
に、各光導入面40〜47は意匠面21の外周と約11
0°の角度をなしている。
【0021】リング状導光体20の外周部分には、光導
入面40〜47にそれぞれ対応する反射面50〜57が
形成されている。反射面50〜57は、リング状導光体
20の外周の一部を利用して形成され、LED光源30
〜37からリング状導光体20に導入された光を反射
し、外部に漏洩することを防止するとともに、導光体2
0内での光の分散ないしは拡散を促す。各反射面50〜
57は、隣り合う光導入面の間に形成され、一の光導入
面(例えば光導入面41)の内径側のエッジ部と、他の
光導入面(例えば光導入面40)の外径側のエッジ部と
を連結する緩やかな曲面(円弧形状)からなる。別の見
方をすれば、各反射面はそれに対応する光導入面(例え
ば反射面50には光導入面40が対応し、反射面51に
は光導入面41が対応する)に近づくにしたがって徐々
に外側に湾曲する形状である。以上のような形状のリン
グ状導光体20を、本実施例ではポリカーボネートを材
料として型成型により作製した。
【0022】LED光源30〜37は青色系の発光色を
有する砲弾型のLEDである。このLEDの指向角は約
15°である。LED光源30〜37はそれぞれ対応す
る光導入面40〜47に対して対向し且つ光軸が対応す
る光導入面40〜47と垂直をなすように設置される。
尚、LED光源30〜37は図示しない配線によって電
源及び制御回路に接続され、その点灯状態が制御され
る。本実施例では、車幅灯のオンオフに連動して全ての
LED光源の点灯・消灯が行われる。尚、ヘッドランプ
のオンオフに連動させてLED光源を点灯・消灯させる
こともでき、また、別個に設けたスイッチによってLE
D光源のオンオフを行うこともできる。
【0023】ケース60は白色系顔料を練り込んだシリ
コーン樹脂からなり、リング状導光体20の側面及び裏
面をカバーできる形状に成型された部材である。ケース
60内にリング状導光体20を嵌め込むことにより、リ
ング状導光体20の側面及び裏面はケース60に密接す
る(図2及び図3を参照)。
【0024】図4に発光装置1の使用状態の一例を示
す。この例は、発光装置1を乗用車のコンビネーション
メータに適用したものである。発光装置1は、メータ装
置70の外枠100に組みつけられる。
【0025】次に、発光装置1の発光態様について説明
する。まず、補助灯の点灯に同期してLED光源30〜
37が点灯する。各LED光源30〜37から放射され
た光は、それぞれに対向する光導入面40〜47を介し
て導光体20内に導入される。LED光源30〜37の
光軸がそれぞれに対応する光導入面40〜47に対して
垂直となるように設計してあるため、LED光源30〜
37から放射された光は高い効率でリング状導光体20
に導入される。光導入面40〜47から取り込まれた光
はリング状導光体20内に導光し、一部の光は直接意匠
面21より外部放射されるが、多くの光は反射面50〜
57、反射面以外の導光体20側面、あるいは導光体2
0の底面などによる反射、拡散を経て最終的に意匠面2
1より外部放射される。ここで、意匠面21の外周に沿
うように、かつ等間隔に形成された8つの光導入面40
〜47より光の導入が行われることから、リング状導光
体20全体に渡って光の拡散が良好に行われ、意匠面2
1における発光ムラが低減される。しかも、光導入面4
0〜47が意匠面21の外周となす角度、及び反射面5
0〜57の形状を上述のように設計したことにより、各
LED光源30〜37から放射された光が、そのLED
に対応する意匠面領域(例えばLED光源30では、光
導入面40と光導入面41に挟まれるように存在する意
匠面21領域)にバランスよく配光され、当該領域にお
ける発光ムラが低減される。
【0026】一方、リング状導光体20側面(各反射面
を含む)及び底面は光反射率の高い白色系の樹脂からな
るケース60で被覆された状態であるから、当該部分を
介してリング状導光体20外部に放射しようとする光を
効率的にリング状導光体20内へと反射できる。即ち、
リング状導光体20の側面等からの光の漏洩が効果的に
防止される。これにより、意匠面21から発光する光の
量が増加し、高輝度の発光が得られる。以上のように、
照明装置1では発光ムラが極めて少なく、かつ高輝度の
リング状の光が発光される。その結果、意匠性に優れた
発光装置となる。
【0027】LED光源として発光色の異なる発光素子
を複数内蔵するもの(例えばRGBタイプのLED)を
用い、併せて発光色の制御機構を設ければ、スイッチ操
作などによって好みの発光色で発光させることも可能で
ある。このような発光態様を可能とする照明装置は、一
つの光導入面に対して発光色の異なる複数のLED光源
を用いることによっても構成可能である。また、走行ス
ピードと連動させてLED光源の発光色を制御すること
もできる。このようにすれば、メータ部の意匠性を向上
させる目的のみならず、走行安全性を高める目的にも本
発明を利用できる。
【0028】次に、発光装置1を化粧鏡80に適用した
例を図5に示す。この例では発光装置1が平面視円形状
の鏡部81の外周に沿うようにして取り付けられる。そ
の結果、発光装置1の意匠面21が鏡部81を縁取るよ
うに配置される。また発光装置1におけるLED光源3
0〜37などは化粧鏡80の枠82内に収納される。こ
の枠82内には図示しない制御回路、及び電池が収納さ
れており、各LED光源30〜37は制御回路を介して
電池に接続される。化粧鏡80の把持部83には発光装
置1のLED光源30〜37のオンオフを切り換えるプ
ッシュ式のスイッチ84が備えられる。このスイッチ8
4の操作によってLED光源30〜37が点灯された状
態では発光装置1の意匠面21から青色系の光が放射
し、この光によって化粧鏡の意匠性が向上する。ここ
で、各LED光源の発光色は任意に選択できるものであ
り、例えば照明効果の高い白色系の色を選択すれば意匠
面21から放射する光を照明として利用することもでき
る。また、複数色を発光可能なLED光源(例えばRG
BタイプのLED)を用い、併せて発光色の制御機構を
設ければ、スイッチ操作などによって好みの発光色で発
光させることも可能である。
【0029】次に、発光装置1を時計90に適用した例
を図6に示す。この例では発光装置1が平面視円形状の
文字盤91の外周に沿うようにして取り付けられる。そ
の結果、発光装置1の意匠面21が文字盤91を縁取る
ように配置される。また発光装置1におけるLED光源
30〜37などは時計90の外枠92内に収納される。
この枠92内には図示しない制御回路、及び電池が収納
されており、各LED光源30〜37は制御回路を介し
て電池に接続される。時計90の背面側には図示しない
スイッチが備えられており、このスイッチの操作によっ
てLED光源30〜37のオンオフが切り換えられる。
LED光源30〜37が点灯されると発光装置1の意匠
面21から青色系の光が放射し、この光によって時計9
0の意匠性が向上する。ここで、LED光源の発光色は
任意に選択できるものであり、上記の実施例と同様に照
明効果を得ることができ、また発光色を選択可能として
バリエーション豊かな発光態様を実現することもでき
る。
【0030】この発明は、上記発明の実施の形態の説明
に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載
を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変
形態様もこの発明に含まれる。
【0031】以下、次の事項を開示する。 (11)請求項1〜9のいずれかに記載の発光装置をそ
の外枠又はその文字盤の外周に沿うように配置したこと
を特徴とするメータ装置。 (12)請求項1〜9のいずれかに記載の発光装置をそ
の外枠又はその鏡部の外周に沿うように配置したことを
特徴とする鏡。 (13)請求項1〜9のいずれかに記載の発光装置をそ
の外枠又はその文字盤の外周に沿うように配置したこと
を特徴とする時計。 (14)請求項1〜9のいずれかに記載の発光装置をそ
の外枠又はその表示部の外周に沿って配置したことを特
徴とする情報表示装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態を模式的に示した
図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例である発光装置1を
示す図である。
【図3】図3は、図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図4は、発光装置1の使用態様を示す図であ
る。
【図5】図5は、発光装置1を化粧鏡80に適用した例
を示す平面図である。
【図6】図6は、発光装置1を時計90に適用した例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 10 発光装置 11 20 リング状導光体 12 21 意匠面 14 40〜47 光導入面 15 50〜57 反射面 17 光源 30〜37 LED光源 60 ケース 80 化粧鏡 81 鏡部 90 時計 91 文字盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 101:02 F21S 1/02 G (72)発明者 苗代 光博 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 市川 忠沖 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 伊藤 浩史 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 2F074 AA01 BB06 CC02 DD02 EE02 FF01 GG06 GG08 GG09 3K040 CA05 EB02 GC05 HA01 HB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 意匠面がリング形状であって、前記意匠
    面の外周に等間隔に形成される複数の光導入面、及び該
    光導入面の各々から導入される光をそれぞれ反射可能な
    外周の一部に形成される複数の反射面、を有する導光体
    と、 前記光導入面の各々にそれぞれ対向して配置される複数
    の光源と、 を備える発光装置。
  2. 【請求項2】 前記各反射面が、それに対応する前記光
    導入面に近づくにしたがって徐々に外側に湾曲する形状
    である、請求項1に記載の発光装置。
  3. 【請求項3】 前記意匠面側から平面視したときに、前
    記各光導入面と前記意匠面の外周とが45°〜135°
    の角度をなす、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 【請求項4】 前記導光体において、前記意匠面及び前
    記光導入面以外の表面の少なくとも一部に光反射性の層
    が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の発
    光装置。
  5. 【請求項5】 前記光源がLEDからなる、請求項1〜
    4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 【請求項6】 前記LEDの指向角が20°〜40°の
    範囲にある、請求項5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】 意匠面がリング形状であって、前記意匠
    面の外周に等間隔に形成される複数の光導入面、及び該
    光導入面の各々から導入される光をそれぞれ反射可能な
    外周の一部に形成される複数の反射面、を有する導光
    体。
  8. 【請求項8】 前記各反射面が、それに対応する前記光
    導入面に近づくにしたがって徐々に外側に湾曲する形状
    である、請求項7に記載の導光体。
  9. 【請求項9】 前記意匠面側から平面視したときに、前
    記各光導入面と前記意匠面の外周とが45°〜135°
    の角度をなす、請求項7又は8に記載の導光体。
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