JPH10330649A - 白色高反射性塗料及びこの塗料を用いたポインター - Google Patents
白色高反射性塗料及びこの塗料を用いたポインターInfo
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- JPH10330649A JPH10330649A JP9146794A JP14679497A JPH10330649A JP H10330649 A JPH10330649 A JP H10330649A JP 9146794 A JP9146794 A JP 9146794A JP 14679497 A JP14679497 A JP 14679497A JP H10330649 A JPH10330649 A JP H10330649A
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Abstract
として使用したとき十分な輝度が得られるような白色高
反射性塗料を提供するにある。 【解決手段】 屈折率が1.48以下の結着剤樹脂中に
平均粒径が0.1〜0.9μmで屈折率が2以上の白色
顔料を分散させて成ることを特徴とする白色高反射性塗
料。
Description
及びこの塗料を用いたポインターに関する。
使用されている。例えば、自動車等の計器類において
は、夜間やトンネル内において、指針自体が発光して、
視認性をよくする必要があり、この目的のために、光入
射部と光出射部と光出射部の背面に設けられた白色反射
性皮膜とから成るポインターが一般に使用されている
(特開昭56−4011号公報)。
に酸化チタン等の白色顔料を分散させたものを、反射塗
料として塗装或いは印刷したり、また白色箔としてホッ
トスタンプして使用されている。
白色反射皮膜では未だ反射率が低く、ポインターとして
使用したとき、十分な輝度が得られないという問題があ
る。
示し、特に計器用ポインターとして使用したとき十分な
輝度が得られるような白色高反射性塗料を提供するにあ
る。
が1.48以下の結着剤樹脂中に平均粒径が0.1〜
0.9μmで屈折率が2以上の白色顔料を分散させて成
ることを特徴とする白色高反射性塗料が提供される。本
発明によればまた、光入射部と光出射部と少なくとも光
出射部の背面に設けられた白色反射性塗膜とから成るポ
インターにおいて、前記白色反射性塗膜が屈折率が1.
48以下の結着剤樹脂中に平均粒径が0.1〜0.9μ
mで屈折率が2以上の白色顔料を分散させて成る白色高
反射性塗料から形成されていることを特徴とするポイン
ターが提供される。本発明においては、 1.結着剤樹脂がフッ素樹脂或いは変性フッ素樹脂であ
ること、 2.白色顔料がルチル型二酸化チタンであること、 3.白色顔料と結着剤樹脂とが1:2乃至5:1の重量
比で存在すること、が好ましい。
8以下、好適には1.46以下の低屈折率の結着剤樹脂
を選択し、白色顔料として平均粒径が0.1〜0.9μ
mで屈折率が2以上、好適には2.5以上の高屈折率の
白色顔料を選択し、この樹脂中に白色顔料を分散させた
ことが特徴であり、これにより、形成される塗膜は高い
反射性を示し、この白色高反射性塗料を設けたポインタ
ーは高い輝度を示す。
は必須不可欠であるが、用いる白色顔料の屈折率が高
く、結着剤樹脂の屈折率が低い方が反射性が向上するこ
とが分かった。
のエポキシ樹脂に分散させた塗料を反射塗膜としたポイ
ンターは22.6(相対値)の輝度を示すにすぎないの
に対して、この樹脂を屈折率が1.44の変性フッ素樹
脂に置き換えた以外は同様の塗料を反射塗膜としたポイ
ンターは37.1(相対値)と、50%以上増加した輝
度を示すのであって、樹脂の屈折率の僅かの低下による
反射性能の増大が著しいものであることが了解される
(詳細は後述する実施例1及び比較例1参照)。
以上、特に2.5以上であることも反射性能の増大に重
要であり、屈折率が上記範囲を下回る白色顔料を使用し
たのでは、本発明の塗料のような高反射性能は得られな
い。
9μmのごく限られた狭い範囲の平均粒径を有すること
も反射性能の向上に重要である。一般に、白色顔料の重
要な物性として隠蔽力があり、この隠蔽力は粒径が微細
になると小さくなることが知られている。これに対し
て、本発明の白色高反射性塗料においては、白色顔料の
粒径が上記の微細な範囲となることにより、意外なこと
に反射性能が向上しているのである。これは、後述する
顔料/結着剤樹脂比(P/B)にも依存するが、塗膜表
面に存在する白色顔料微細粒子が入射光線の散乱に寄与
し、塗膜内での光線の吸収を少なくしているためと思わ
れる。
料/結着剤樹脂の重量比(P/B)が、0.5乃至5の
範囲にあることが、反射性と塗膜強度或いは密着性の点
で好ましい。このP/B比が上記範囲を下回ると、塗膜
の反射性が低下し、一方、上記範囲を上回ると、塗膜強
度や密着性が低下するようになる。
性塗料は、屈折率が1.48以下、好適には1.46以
下の低屈折率の結着剤樹脂中に、平均粒径が0.1〜
0.9μm、好適には0.2〜0.3μmで、屈折率が
2以上、好適には2.5以上の高屈折率の白色顔料を分
散させて成るものである。
リル樹脂、変性エポキシ樹脂、変性シリコーン樹脂或い
はこれらの2種以上の組み合わせの内、前述した屈折率
を満足するものが使用される。これらの内、フッ素樹脂
或いは変性フッ素樹脂は、屈折率が低く、本発明の目的
に特に適している。尚、通常のアクリル樹脂やエポキシ
樹脂は、屈折率が上記範囲よりも高く、本発明の目的に
適しない。
塑性フッ素樹脂塗料と呼ばれるものでも、熱硬化性フッ
素樹脂塗料と呼ばれるものでも使用される。
フッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ
クロロトリフルオロエチレン等のホモポリマーや、テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、エチ
レン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、テトラフ
ルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニル共重合
体、フッ化ビニリデン−ペルフルオロアルキルビニル共
重合体等が挙げられる。
体への密着性の点で、水酸基、エーテル基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、アミド基、アミノ基、
エポキシ基等の官能基を有していてもよく、このような
官能基含有共重合体は、官能基含有エチレン系不飽和単
量体を共重合させることにより得られる。
は、たとえばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シ−3−フェノキシ−プロピル(メタ)アクリレート、
3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンモノ(メタ)アクリレート、テトラメチロー
ルエタンモノ(メタ)アクリレート、ブタンジオールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、2−(6−ヒドロキシヘキサノ
イルオキシ)エチルアクリレートなどの(メタ)アクリ
ル酸エステル、10−ウンデセン−1−オール、1−オ
クテン−3−オール、2−メタノールノルボルネン、ヒ
ドロキシスチレン、ヒドロキシエチルビニルエーテル、
ヒドロキシブチルビニルエーテル、α−メチロールアク
リルアミド、2−(メタ)アクロイルオキシエチルアシ
ッドフォスフェート、グリセリンモノアリルエーテル、
アリルアルコール、アリロキシエタノール、2−ブテン
−1,4−ジオール、グリセリンモノアルコールなとが
挙げられる。
しては、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエー
テル、ブチルビニルエーテル、アリルビニルエーテル、
へキシルビニルエーテル、2−エチルへキシルビニルエ
ーテル、エチレングリコールジビニルエーテルなどが挙
げられる。
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、テト
ラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロト
ン酸、イソクロトン酸、ノルボルネンジカルボン酸、ビ
シクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカ
ルボン酸などの不飽和カルボン酸またはこれらの誘導体
(たとえば酸無水物、酸ハライド、ハーフエステルな
ど)が挙げられる。この誘導体としては、たとえば、塩
化マレニル、マレニルイミド、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、無水シトラコン酸、テトラヒドロ無水フタル
酸、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−5,6
−ジカルボン酸無水物、マレイン酸ジメチル、マレイン
酸モノメチル、フマル酸エチル、イタコン酸メチル、シ
トラコン酸エチル、テトラヒドロフタル酸メチル、ビシ
クロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカル
ボン酸メチル等が挙げられる。
て、アクリル酸やメタクリル酸のエステルが挙げられ、
このようなエステル単量体としては、例えば、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アク
リル酸n−アミル、(メタ)アクリル酸イソアミル、
(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル
等がある。ただし上記の(メタ)アクリル酸とはアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸を示す。上記(メタ)アクリ
ル酸エステルは単独でも組み合わせても使用でき、また
他の単量体との共重合体でもよい。好適なエステルは、
メタクリル酸メチル(MMA)である。
エステル化合物であり、たとえば酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、n−酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ピバリ
ン酸ビニル、カプロン酸ビニル、パーサティック酸ビニ
ル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸
ビニル、p−t−ブチル安息香酸ビニル、サリチル酸ビ
ニル、クロヘキサンカルボン酸ビニルなどが挙げられ
る。
アミド、メタクリル酸アミド、ビスマレイミド等があ
る。
ては、窒素原子が置換乃至未置換のものであってよく、
ここで置換基としては、炭素数1〜12、好ましくは炭
素数1〜8のアルキル基や炭素数6〜12、好ましくは
6〜8のシクロアルキル基であるようなビニル系単量体
を挙げることができる。このようなアミノ基含有エチレ
ン性不飽和化合物としては、たとえば(メタ)アクリル
酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸プロピルアミノエ
チル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸アミノプロピル、メタクリル酸フェニルアミノ
エチル、メタクリル酸シクロヘキシルアミノエチルなど
のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル系
誘導体類、N−ビニルジエチルアミン、N−アセチルビ
ニルアミンなどのビニルアミン系誘導体類、アリルアミ
ン、メタクリルアミン、N−メチルアクリルアミン、
N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルア
ミノプロピルアクリルアミドなどのアリルアミン系誘導
体、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミドなどの
アクリルアミド系誘導体、p−アミノスチレンなどのア
ミノスチレン類、6−アミノヘキシルコハク酸イミド、
2−アミノエチルコハク酸イミドなどが挙げられる。
しては、1分子中に重合可能な不飽和結合およびエポキ
シ基を少なくとも1個以上有するモノマーが用いられ
る。このようなエポキシ基含有エチレン性不飽和化合物
としては、たとえば、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレートなど、マレイン酸のモノおよびジグ
リシジルエステル、フマル酸のモノおよびジグリシジル
エステル、クロトン酸のモノおよびジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸のモノおよびジグリシジルエ
ステル、イタコン酸のモノおよびグシジルエステル、ブ
テントリカルボン酸のモノおよびジグリシジルエステ
ル、シトラコン酸のモノおよびジグリシジルエステル、
エンド−シス−ビシクロ[2,2,1]ヘプト5−エン
−2,3−ジカルボン酸(ナジック酸TM)のモノおよび
ジグリシジルエステル、エンド−シス−ビシクロ[2,
2,1]ヘプト−5−エン−2−メチル−2,3−ジカ
ルボン酸(メチルナジック酸TM)のモノおよびジグリシ
ジルエステル、アリルコハク酸のモノおよびグリシジル
エステルなどのジカルボン酸モノおよびジグリシジルエ
ステル(モノグリシジルエステルの場合のアルキル基の
炭素数1〜12)、p−スチレンカルボン酸のアルキル
グリシジルエステル、アリルグリシジルエーテル、2−
メチルアリルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリ
シジルエーテル、3,4−エポキシ−1−ブテン、3,
4−エポキシ−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポ
キシ−1−ペンテン、3,4−エポキシ−3−メチル−
1−ペンテン、5,6−エポキシ−1−ヘキセン、ビニ
ルシクロヘキセンモノオキシドなどが挙げられる。
ロオロ単量体、例えば、下記式(1) 式中、Xは水酸基、エーテル基、カルボキシル基、スル
ホン酸基、アルコキシカルボニル基、アミド基、アミノ
基、エポキシ基等の官能基であり、nは1乃至5の数で
ある、で表される単量体を用いることもできる。
基の量は、極性基の種類によっても変化するが、一般
に、100g当たり1乃至300ミリモル、特に5乃至
200ミリモルの範囲にあるのが望ましい。極性基の濃
度があまり高いと樹脂の屈折率が高くなる傾向があり、
一方あまりに低いと溶媒への溶解性や基体への密着性が
低下する傾向がある。
法で製造されたものでよく、前述したフッ素系単量体、
或いは更に共単量体を、溶液重合法、乳化重合法、懸濁
重合法等で開始剤の存在下に重合させるのがよい。
されないが、フッ素系溶媒が好ましく、例えば、ペルフ
ルオロアルカン類、ペルフルオロシクロアルカン類、ペ
ルフルオロエーテル類、ペルフルオロ3級アミン類等を
用いることができる。乳化重合や懸濁重合の場合は、媒
体として水を使用するのが一般的である。
で使用され、溶液重合乃至懸濁重合では、有機過酸化
物、特にフッ素系のジアシルペルオキシドが使用され、
乳化重合では、過硫酸鉛が使用される。
種類や、開始剤の種類に応じて、0乃至100℃の温
度、1乃至40kg/cm2 の圧力下に行うのがよい。
りに、他の樹脂、例えばフェノール樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミドイミド、ポリイミド、ウ
レタン樹脂、ポリフェニレンスルフィド等の少なくとも
1種をブレンドして、変性樹脂として用いることもでき
る。これらの変性樹脂は、一般に50重量%よりも少な
い量、特に30重量%以下の量で用いるのが好適であ
る。
は、前述した極性基(官能基)含有フッ素樹脂共重合
体、特に水酸基含有フッ素樹脂共重合体を基体樹脂と
し、これに、硬化剤樹脂、特にメラミン樹脂、ウレタン
等を配合したものである。この樹脂は溶液での塗布が可
能であると共に、耐久性に優れた白色高反射性塗膜を形
成できるので特に有利である。硬化剤樹脂は、基体樹脂
に対して、0.1乃至20重量部配合するのがよい。
0.2乃至0.3μmの平均粒径と2以上、特に2.5
以上の屈折率とを有するものである。白色顔料として
は、二酸化チタン(TiO2 )、酸化亜鉛(ZnO)、
三酸化二アンチモン(Sb2 O3 )、二酸化ハフニウム
(HfO2 )、二酸化セリウム(CeO2)硫化亜鉛
(ZnS)等が知られており、これらの内上記条件を満
足するものが使用される。
る。二酸化チタンには、アナターゼ型(屈折率 2.5
5)とルチル型(屈折率 2.70)の2種類がある
が、これらの内では、屈折率が高い点でルチル型が優れ
ている。
は表面処理されたものでもよい。表面処理には、シラン
系カップリング剤、チタン系カップリング剤、ジルコニ
ウム系カップリング剤、樹脂酸、金属石鹸、樹脂の初期
縮合物等が使用される。
1:2乃至5:1の重量比で使用する。
できるが、一般には有機溶媒系の塗料として用いること
が好ましい。有機溶剤としては、前述したフッ素系溶媒
の他に、汎用の塗料用有機溶媒、例えばウンデカン、ド
デカン等の炭化水素系溶剤、ブチルセロソルブ等のセロ
ソルブ系溶剤、イソホロン等のケトン系溶剤、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶剤、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルフォキシド等のアミド系溶剤等が単独
或いは2種以上の組み合わせで使用される。
剤、例えば、レベリング剤、消泡剤、原減粘剤等をそれ
自体公知の処方に従って配合することができる。
特にポリアルキレンオキシ基を有するオルガノポリシロ
キサンが使用される。消泡剤としては、上記オルガノポ
リシロキサンの他に、各種界面活性剤が使用される。
イドミル、ボールミル、サンドミル、ホモジナイザー、
超音波分散等のそれ自体公知の分散手段を用いて行うこ
とができる。
明基体の背面に塗装して、反射を行わせる用途に使用で
きる。
ネート、アクリル樹脂、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート樹脂、ポリ4−メチル−1−ペンテン系
重合体等が挙げられ、これらは、シート、小球状成形
体、レンズ、その他の成形体であってよい。
乃至印刷方法、例えば、スプレー塗り・ロールコート・
フローコート・バーコート・デップコート・パッド印刷
等を用いることができる。
計器類においては、夜間やトンネル内において、指針自
体が発光して、視認性をよくするためのポインターの反
射性塗膜として特に有用である。
図)及び図2(側断面図)において、このポインター1
は、前述した透明性樹脂から形成されており、ボス2、
指針本体3、及び指針本体の反対側に位置するバランス
ウェイト4から成っている。
が指針本体の長手方向に延びており、光出射部以外の前
面及び側面は遮光膜6で覆われている。指針本体3の背
面側には、ボス2に近接して光入射部7がある。指針本
体背面には、この光入射部を除いて、本発明の白色高反
射性塗料から成る反射膜8を設ける。白色高反射性塗料
の塗布はパッド印刷により行うことができる。遮光膜6
の内面にもこの白色高反射性塗料を設けうることは勿論
である。
陰極管(図示せず)からの光は、光入射部7を経て指針
本体3内に入射され、反射膜8で反射された光と共に、
光射出部5を経て光が射出され、ポインターに優れた輝
度を与えることができる。
する。
(CR−95:石原産業(株)製)と、フッ素樹脂とア
クリル樹脂との共重合体(屈折率 nd=1.44)の
ワニスとを、固形分重量比(P:B)で15:10で調
合し、白色塗料1を調製した。
ドに含浸させて、図1及び図2に示すポインターの背面
に、パッド印刷により施した。乾燥後の膜厚は24μm
であった。
(CR−95:石原産業(株)製)と、フッ素樹脂(屈
折率 nd=1.34)とを固形分布量比(P:B)で
1:1で調合し、白色塗料2を調製した。
ドに含浸させて、図1及び図2に示すポインターの背面
に、パッド印刷により施した。乾燥後の膜厚は24μm
であった。
に、実施例1の二酸化チタンを実施例1と同様に配合し
て、白色塗料3を製造した。この白色塗料3を用いて、
実施例1と同様にして、ポインターの反射膜を形成し
た。
させ、ポインターの輝度を光電計で測定した。得られた
結果を下記表1に示す。
率が1.48以下、好適には1.46以下の低屈折率の
結着剤樹脂を選択し、白色顔料として平均粒径が0.1
〜0.9μmで屈折率が2以上、好適には2.5以上の
高屈折率の白色顔料を選択し、この樹脂中に白色顔料を
分散させたことにより、形成される塗膜は高い反射性を
示し、この白色高反射性塗料を設けたポインターは高い
輝度を示す。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 屈折率が1.48以下の結着剤樹脂中に
平均粒径が0.1〜0.9μmで屈折率が2以上の白色
顔料を分散させて成ることを特徴とする白色高反射性塗
料。 - 【請求項2】 結着剤樹脂がフッ素樹脂或いは変性フッ
素樹脂である請求項1記載の白色高反射性塗料。 - 【請求項3】 白色顔料がルチル型二酸化チタンである
請求項1または2記載の白色高反射性塗料。 - 【請求項4】 白色顔料と結着剤樹脂とが1:2乃至
5:1の重量比で存在する請求項1乃至3の何れかに記
載の白色高反射性塗料。 - 【請求項5】 光入射部と光出射部と少なくとも光出射
部の背面に設けられた白色反射性塗膜とから成るポイン
ターにおいて、前記白色反射性塗膜が請求項1乃至4の
何れかに記載の白色高反射性塗料から形成されているこ
とを特徴とするポインター。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14679497A JP3922761B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 白色高反射性塗料を用いた計器用ポインター |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10330649A true JPH10330649A (ja) | 1998-12-15 |
JP3922761B2 JP3922761B2 (ja) | 2007-05-30 |
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ID=15415695
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14679497A Expired - Fee Related JP3922761B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 白色高反射性塗料を用いた計器用ポインター |
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JP (1) | JP3922761B2 (ja) |
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