JPH08294765A - 定湯面溶解保持炉 - Google Patents

定湯面溶解保持炉

Info

Publication number
JPH08294765A
JPH08294765A JP7102636A JP10263695A JPH08294765A JP H08294765 A JPH08294765 A JP H08294765A JP 7102636 A JP7102636 A JP 7102636A JP 10263695 A JP10263695 A JP 10263695A JP H08294765 A JPH08294765 A JP H08294765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
chamber
level
holding
tap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7102636A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Noda
田 三 郎 野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP7102636A priority Critical patent/JPH08294765A/ja
Priority to US08/639,276 priority patent/US5662859A/en
Priority to KR1019960013045A priority patent/KR100201366B1/ko
Publication of JPH08294765A publication Critical patent/JPH08294765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B21/00Open or uncovered sintering apparatus; Other heat-treatment apparatus of like construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/14Charging or discharging liquid or molten material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/30Accessories for supplying molten metal, e.g. in rations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D21/00Arrangements of monitoring devices; Arrangements of safety devices
    • F27D21/0028Devices for monitoring the level of the melt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D19/00Arrangements of controlling devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/15Tapping equipment; Equipment for removing or retaining slag
    • F27D3/1509Tapping equipment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の省スペース化を図るとともに、溶湯移
送を効率化する定湯面溶解保持炉を提供する。 【構成】 鋳造材料を加熱する加熱装置16と、溶解さ
れた溶湯を貯溜する溶湯溶解室18と、鋳造機に供給す
る溶湯を貯溜する溶湯保持室20とが区画された炉本体
10と、溶湯保持室20の溶湯の湯面を一定のレベルに
制御する湯面レベル制御手段と、溶湯保持室20の溶湯
を鋳造機に供給する溶湯圧送装置40とを備え、溶湯溶
解室18と溶湯保持室20とを連通する移送通路24を
炉本体10に形成し、移送通路24を開閉する湯中タッ
プ26と、湯中タップ26を開閉駆動するアクチュエー
タ27とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶解部と、湯面を一定
に保ちながらダイカストマシンなどの鋳造機に供給する
溶湯を貯溜する保持部とを一体構造にした定湯面溶解保
持炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイカストマシンなどの鋳造機に
供給する溶湯は、保持炉に貯溜して一定温度に保ち、電
磁ポンプなどにより鋳造機に供給している。
【0003】この種の保持炉には、湯面のレベルを一体
に保つ定湯面保持機能を有した保持炉が用いられてい
る。このような保持炉には、湯面レベルの下降に応じて
フロートを昇降させて湯面レベルを一定に保つフロート
式ものや(特公平2−30787号公報)、保持炉内の
加圧室に圧力ガスを供給して湯面を一定にするガス加圧
式のもの(特開平2−127962号公報)などが知ら
れている。
【0004】一般に、ダイカスト合金の場合、このよう
な溶湯保持炉には集中溶解炉で一箇所でまとめて材料を
溶解しておき、配湯車等により各ダイカストマシンの保
持炉に供給される。
【0005】これに対して、アルミニウム合金を用いる
高品質ダイカスト鋳造では、集中溶解炉を利用できない
場合が多く、ダイカストマシンごとに専用の溶解炉を設
けている。
【0006】この種の溶解炉としては、炉を傾けて保持
炉に湯を注ぐ傾注式のものや、といを使って湯を保持炉
に供給するものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、溶湯保
持炉と専用の溶解炉を各々ダイカストマシン単位に設け
る場合、設置スペースの問題や、溶湯を溶解炉から保持
炉への移送効率の低さに伴って生じる溶湯の質の劣化と
いう問題があり、特に、高品質ダイカスト鋳造では、後
者の問題点が顕在化する。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、装置の省スペース化を図るとと
もに、溶湯移送を効率化する定湯面溶解保持炉を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、鋳造材料を加熱する加熱装置と、溶解
された溶湯を貯溜する溶湯溶解室と、鋳造機に供給する
溶湯を貯溜する溶湯保持室とが区画された炉本体と、前
記溶湯保持室の溶湯の湯面を一定のレベルに制御する湯
面レベル制御手段と、前記溶湯保持室の溶湯を鋳造機に
供給する溶湯圧送装置とを備え、前記溶湯溶解室と溶湯
保持室とを連通する移送通路を炉本体に形成し、前記移
送通路を開閉する湯中タップと、前記湯中タップを開閉
駆動するアクチュエータとを設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】前記湯面レベル制御手段は、溶湯保持室の
溶湯に昇降自在に浸漬される浸漬体と、前記浸漬体を昇
降する昇降装置と、溶湯保持室の溶湯の湯面が設定レベ
ルにあるか否かを検出する湯面検出器と、前記浸漬体の
昇降位置を検出する浸漬体位置検出手段と、前記湯面を
一定に保ちつつ前記浸漬体が沈下するように前記湯面検
出器の出力に基づき前記昇降装置を制御するとともに、
前記浸漬体位置検出手段の検出信号に基づき前記浸漬体
が所定位置に下降したときに前記湯中タップが開くよう
にアクチュエータを制御する制御装置とから構成するこ
とができる。
【0011】また、前記湯面レベル制御手段は、溶湯保
持室に閉空間として区画され圧力ガスが導入される加圧
室と、溶湯保持室の溶湯の湯面が設定レベルにあること
を検出する湯面検出器と、前記加圧室の湯面の高さ位置
を検出する湯面レベル検出手段と、前記加圧室の湯面レ
ベルが所定位置に下降したときに前記湯中タップが開く
ようにアクチュエータを制御する制御装置とから構成す
ることもできる。
【0012】溶湯圧送装置は、電磁ポンプが好適である
が、これに代え、溶湯保持室の溶湯が導入される加圧室
と、前記加圧室と溶湯保持室とを連通する通路を開閉す
る湯中タップと、前記湯中タップを開閉駆動するアクチ
ュエータとから構成し、加圧ガスにより加圧室の溶湯面
を押圧して鋳造機への溶湯の定量供給を行うようにして
もよい。
【0013】また、炉本体には移動装置を設け、前記溶
湯圧送装置の溶湯吐出部が鋳造機と着脱可能にすること
もできる。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、炉本体内に溶
湯溶解室と溶湯保持室が区画され、従来の溶解炉と定湯
面式保持炉とが一体化した構造となっている。溶湯保持
炉の溶湯が溶湯圧送装置によって鋳造機に供給される
と、湯面レベル制御手段が作動して湯面は一定に保持さ
れる。溶湯溶解室の溶湯は、湯中タップが開いたとき
に、炉本体に設けた移送炉を通して直接溶湯保持室に移
送される。このような溶湯保持室への溶湯の補給の間も
湯面レベル制御手段によって湯面レベルに一定に保たれ
る。
【0015】請求項2に記載の発明では、溶湯保持室の
湯面の下降が、湯面検出器により検出されると、昇降装
置が作動して浸漬体が溶湯中に沈降する、浸漬体が下降
した分の排出体積だけ湯面のレベルが上昇するので、湯
面は一定に保たれる。また、浸漬体が所定の位置まで下
降すると、これが検知されて湯中タップが開き、溶湯溶
解室から溶湯が溶湯保持室に移送されるので、溶湯を一
定レベルに保ちながらの効率的な溶湯移送が自動的に行
われる。
【0016】請求項3に記載の発明では、溶湯保持室の
湯面の下降が、湯面検出器により検出されると、加圧室
内に圧力ガスが供給されて加圧室の湯面は押し下げられ
る結果、溶湯保持室の湯面レベルが復帰する。加圧室の
湯面がさらに下降し、ある位置を越えると、これが検知
されて湯中タップが開き、溶湯溶解室から溶湯が溶湯保
持室に移送されるので、請求項2の発明と同じように効
率的な溶湯移送が行われる。
【0017】また、請求項6に記載の発明によれば、溶
湯溶解室と溶湯保持炉の一体構造による装置の設置スペ
ースの省スペース化に加えて、炉本体を移動できるの
で、設置取り付け作業が容易となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による定湯面溶解保持炉の一実
施例について添付の図面を参照して説明する。図1にお
いて、10は、本発明の一実施例による定湯面溶解保持
炉の炉本体を示し、12はベースを示す。
【0019】この実施例では、炉本体10は、ベース1
2上に敷設されたレール13を転動する車輪11によっ
て支持されており、前記車輪11とともに移動装置を構
成する移動シリンダ14の作動により、図示されない鋳
造機との連結が行われるようになっている。
【0020】炉本体10は、その内部に溶湯溶解室18
と、溶湯保持室20とが隔壁22によって区画された一
体構造の炉で、溶解バーナ16により加熱されて鋳造材
料から溶解した溶湯50は、溶湯溶解室18に貯溜され
て脱ガス、脱滓などの処理が施される。溶湯溶解室18
と溶湯保持室20とを仕切る隔壁22には、溶湯溶解室
18と、溶湯保持室20とを連通する移送通路24が設
けられている。溶湯保持室20では、溶湯50は一定の
湯面レベルLに保たれつつ貯溜される。
【0021】移送通路24の入口には、シート25が取
り付けられており、このシート25に湯中タップ26が
着座できるようになっている。湯中タップ26は、開閉
用のアクチュエータ27とロッド28を介して連結さ
れ、アクチュエータ27の駆動により湯中タップ26が
上下動し、これにより、移送通路24の入口が開閉され
る構成となっている。
【0022】他方、溶湯保持室20には、浸漬体として
のフロート30が溶湯50中に浸漬しながら昇降自在に
設けられている。このフロート30は、その表面が溶融
金属に浸食されない材質で形成され、また、その浸漬体
積は汲出限界溶湯量以下に設定されているもので、ブラ
ケット31を介して取り付けられた昇降装置32によっ
て炉の直上から溶湯50中に浸漬するように支持されて
いる。この昇降装置32は、雄ねじの加工された支持棹
33と、この支持竿33の雄ねじに噛み合う雌ねじと、
この雌ねじを駆動するモータを備えている。
【0023】溶湯保持室20には、湯面検出器35が配
設されており、この湯面検出器35の先端の位置は、湯
面の設定レベルLに調整されている。また、湯面検出器
35は、制御装置36に接続されている。この制御装置
36は、後述するように、湯面のレベルが設定レベルL
に保たれるようにフロート30を沈下させるため、前述
の昇降装置32のモータを制御するとともに、フロート
30の位置に応じて溶湯溶解室18の湯中タップ26の
開閉を制御する。
【0024】フロート30の位置を検出する手段として
は、鉛直方向に間をおいて配設した複数のリミットスイ
ッチLS0 、LS1 、LS2 、LS3 が用いられる。こ
のうち、リミットスイッチLS1 は、溶解保持室20に
溶湯50が満杯に貯溜されているときのフロート30の
位置に対応し、リミットスイッチLS2 は、溶湯溶解室
18から溶湯50を補給するために湯中タップ26を開
く位置に対応し、リミットスイッチLS3 は、フロート
30の下限位置に対応している。なお、最上位に設けら
れているリミットスイッチLS0 は、フロート30を上
限位置で停止させるためのスイッチである。
【0025】一方、フロート30とともに昇降する支持
棹33には、リミットスイッチLS0 、LS1 、LS2
、LS3 のレバーを倒してON/OFFするためのド
グ43が取り付けられている。これらリミットスイッチ
LS0 、LS1 、LS2 、LS3 のON/OFF信号
は、制御装置36に導入され、制御装置36は、リミッ
トスイッチLS1 がONのときに湯中タップ26を閉
じ、リミットスイッチLS2がONのときに湯中タップ
26が開くようにアクチュエータ27を制御する。
【0026】なお、溶湯保持室20側の炉本体10の側
壁部には、電磁ポンプ40の吸込口と接続されるパイプ
38が取り付けられている。電磁ポンプ40の吐出管4
2には図示されないノズルが取付けられ、鋳造機の射出
スリーブと着脱自在に接続され、シリンダ14が前進す
ると炉本体全体がレール13に沿って鋳造機側に移動
し、図中二点鎖線で示す位置で、吐出管42の先に取付
けたノズルは鋳造機の射出スリーブに連結されるように
なっている。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】まず、電磁ポンプ40によって溶湯保持室
20の溶湯50が鋳造機に供給され始めると、溶湯保持
室20の溶湯50の湯面は設定レベルLから下がろうと
する。このとき、溶湯50は、湯面検出器35に接触し
なくなるので、制御部36は、湯面の低下を検出し、フ
ロート30が沈下するように昇降装置32のモータを制
御する。フロート30が徐々に下がるにしたがって、フ
ロート30の溶湯排除量が増える結果、湯面のレベルは
復帰する。
【0029】こうして、湯面は一定の設定レベルLに保
たれる一方で、フロート30の位置が図1に二点鎖線で
示す所定の位置まで下降した時点で、リミットスイッチ
LS2 がONになると、制御部35は、フロート30を
初期位置に復帰させる指令信号を昇降装置32に送ると
ともに、アクチュエータ27を作動させて湯中タップ2
6を上昇させる。この結果、移送通路24の入口が開い
て、溶湯溶解室18の溶湯が移送通路24を通して溶湯
保持室20に供給されるので、フロート30の上昇復帰
する間、湯面が低下することなく溶湯50が補給され
る。フロート30が初期位置に復帰すると、リミットス
イッチLS1 がONになるので、制御部35は、湯中タ
ップ26を閉じる指令をアクチュエータ27に出力し、
これにより、湯中タップ26が下降してシート25に着
座して移送通路24が閉じられる。
【0030】このように溶湯保持室20には、フロート
30が所定の位置に下がった時点で自動的に溶湯溶解室
18から直接溶湯50が効率的に自動補給されるととも
に、その間湯面のレベルも保たれるので、溶湯50を鋳
造機に安定して供給でき、また、溶湯移送に伴う溶湯品
質の劣化を防止できる。
【0031】なお、鋳造作業終了時には、フロート30
は、底に近い最下限位置まで下がり、溶湯保持室20お
よび溶湯溶解室18の溶湯残量ができるだけ少なくなる
ようになっている。フロート30がこの位置にあること
は、リミットスイッチLS3がONになることによって
検出されて表示器に表示される。
【0032】次に、図2は、本発明の他の実施例を示
す。この実施例は、図1の第1実施例の電磁ポンプ40
に代えて、溶湯圧送装置を加圧室46を用いて構成した
もので、この加圧室46に圧縮空気を導入して溶湯が鋳
造機に供給されるようになっている。
【0033】この実施例では、加圧室46には、圧力ガ
ス供給配管44から所定の圧力に加圧された不活性のガ
スが供給される。また、加圧室46を形成する区画壁4
7の底部には、通路48が貫通するように形成されてお
り、この通路48の開閉は、シート60に対して第2湯
中タップ49を着座させ、またシート60から離間させ
て行うようになっている。第2湯中タップ49は、ロッ
ド51を介してアクチュエータ52に連結されている。
【0034】このように構成される第2実施例では、溶
湯保持室20の加圧室46へ溶湯50を供給するときに
だけ、第2タップ49が上昇して通路48が開くように
なっている。加圧室46への溶湯50の補給が終了する
までは、第1実施例と同様にフロート30が沈下して湯
面のレベルが設定レベルLに保たれる。フロート30が
2点鎖線で示す所定の位置に下がったところで、リミッ
トスイッチLS2 がONになり、湯中タップ26が開い
て、用途溶解室18から移送通路24を通して溶湯50
が補給されるのは、第1実施例の場合と同様である。
【0035】鋳造機への溶湯の供給は、第2湯中タップ
49が下降して通路48を閉じた状態で行われる。第2
湯中タップ49が閉じられると、圧力ガス供給配管44
から圧力ガスが加圧室47に導入され、その圧力で加圧
室の溶湯の湯面が押されるので、溶湯はパイプ38から
鋳造機に供給される。この溶湯の供給量は、タイマある
いは溶湯のレベルの変化から一定量が鋳造機に送られる
ように制御される。
【0036】次に、図3に、さらに他の実施例を示す。
この第3実施例は、電磁ポンプ40により鋳造機に溶湯
50を供給したときに、下がろうとする湯面を設定レベ
ルLに保つ手段として、図1の第1実施例におけるフロ
ート30の代りに加圧室55を設け、この加圧室55内
部の湯面を圧力ガスにより加圧して押し下げるようにし
たものである。
【0037】この第3実施例では、加圧室55は、溶湯
50中に浸漬するように垂下される区画壁54によって
閉じた空間として形成されており、圧力ガスが導入され
ていない状態では、湯面はこの区画壁54の内外で同じ
レベルになるようになっている。また、加圧室55に
は、溶湯に対して不活性の圧力ガスが供給配管56から
制御バルブ57を介して供給されており、鋳造工程中で
は、溶湯保持室20の湯面レベルは設定レベルLに保た
れる。電磁ポンプ40が運転されて、溶湯保持室20の
溶湯が鋳造機に供給され始めると、加圧室55内の湯面
がさらに押し下げられて、電磁ポンプ40のサクション
側では、湯面レベルが低下しないように保たれる。
【0038】また、この実施例では、湯中タップ26を
開くタイミングをとるため加圧室55内部の湯面の位置
を検出する手段として、レーザ、超音波等を応用した非
接触式の変位センサ58が設けられている。この変位セ
ンサ58の検出信号は、制御装置36に導入され、制御
装置36は、加圧室55内の湯面がL2 まで下がったこ
とを検知したところで、アクチュエータ27を作動させ
て湯中タップ26を開くようになっている。従って、溶
湯溶解室18の溶湯50が通路24を通して溶湯保持部
20に補給されて、電磁ポンプ40のサクション側の湯
面の低下が防止されるとともに、効率的に溶湯の移送が
行われる。溶湯の移送が行われている間は、制御装置3
6によって制御バルブ57を介して加圧ガスの圧力が調
整される。
【0039】次に、図4は、前記第3実施例の電磁ポン
プ40に代えて第2実施例の加圧室46によって溶湯5
0を鋳造装置に圧送するように構成した例である。その
他の構成要素については、図2、図3と同一の構成要素
には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。この第4実施例では、鋳造機への溶湯50の供給
は、第2湯中タップ49が通路48を閉じた状態で行わ
れ、圧力ガス供給配管44から圧力ガスが加圧室46に
導入され、その圧力で加圧室46の溶湯の湯面が押され
て溶湯はパイプ38から鋳造機に供給されるのは第2実
施例と同様である。
【0040】一方、第2湯中タップ49を開いて加圧室
46へ溶湯50を補給をする間は、溶解保持室20の湯
面は第3実施例と同様に加圧室55内部の湯面を加圧ガ
スで押し下げることで一定に保たれ、さらに、加圧室5
5内の湯面がL2 まで下がったところで、湯中タップ2
6が開き、溶湯溶解室18の溶湯50が通路24を通し
て溶湯保持部20に補給される。
【0041】この実施例では、加圧室55の湯面の位置
を検出する手段として、非接触式の変位センサを用いて
いるが、これ以外にも、湯面上にフロートを浮かべ、そ
のフロートの位置の変化に応じて変位する遮光板を光電
センサで検出して、図1の実施例のリミットスイッチと
同様の検出手段を構成するようにしてもよい。
【0042】なお鋳造機への他の溶湯の供給方法とし
て、図2、図4の加圧室46の代わりに専用の浸漬体の
沈下により溶湯を供給するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、炉本体が溶湯溶解室と定湯面式の溶湯保持室
を有する一体構造であるから、装置の大幅な省スペース
化を実現できるとともに、湯中タップを開閉して溶湯を
直接溶湯保持室に移送できるので、溶湯の品質劣化を防
止できる。また、溶解保持室の湯面を一定に保ちながら
溶湯が移送されるので、効率的にかつ安定して溶湯が移
送される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 炉本体 14 移動シリンダ 16 溶解バーナ 18 溶湯溶解室 20 溶湯保持室 22 隔壁 24 移送通路 26 湯中タップ 27 アクチュエータ 30 フロート 32 昇降装置 35 湯面検出器 36 制御装置 40 電磁ポンプ 46 加圧室 49 第2湯中タップ 50 溶湯 55 加圧室 57 制御バルブ 58 変位センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造材料を加熱する加熱装置と、溶解され
    た溶湯を貯溜する溶湯溶解室と、鋳造機に供給する溶湯
    を貯溜する溶湯保持室とが区画された炉本体と、前記溶
    湯保持室の溶湯の湯面を一定のレベルに制御する湯面レ
    ベル制御手段と、前記溶湯保持室の溶湯を鋳造機に供給
    する溶湯圧送装置とを備え、前記溶湯溶解室と溶湯保持
    室とを連通する移送通路を炉本体に形成し、前記移送通
    路を開閉する湯中タップと、前記湯中タップを開閉駆動
    するアクチュエータとを設けたことを特徴とする定湯面
    溶解保持炉。
  2. 【請求項2】前記湯面レベル制御手段は、溶湯保持室の
    溶湯に昇降自在に浸漬される浸漬体と、前記昇降体を昇
    降する昇降装置と、溶湯保持室の溶湯の湯面が設定レベ
    ルにあるか否かを検出する湯面検出器と、前記浸漬体の
    昇降位置を検出する浸漬体位置検出手段と、前記湯面を
    一定に保ちつつ前記浸漬体が沈下するように前記湯面検
    出器の出力に基づき前記昇降装置を制御するとともに、
    前記浸漬体位置検出手段の検出信号に基づき前記浸漬体
    が所定位置に下降したときに前記湯中タップが開くよう
    にアクチュエータを制御する制御装置とからなることを
    特徴とする請求項1に記載の定湯面溶解保持炉。
  3. 【請求項3】前記湯面レベル制御手段は、溶湯保持室に
    閉空間として区画され圧力ガスが導入される加圧室と、
    溶湯保持室の溶湯の湯面が設定レベルにあることを検出
    する湯面検出器と、前記加圧室の湯面の高さ位置を検出
    する湯面レベル検出手段と、前記加圧室の湯面レベルが
    所定位置に下降したときに前記湯中タップが開くように
    アクチュエータを制御する制御装置とからなることを特
    徴とする請求項1に記載の定湯面溶解保持炉。
  4. 【請求項4】前記溶湯圧送装置は、電磁ポンプからなる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の定湯面溶解
    保持炉。
  5. 【請求項5】前記溶湯圧送装置は、前記溶湯保持室の溶
    湯が導入される加圧室と、前記加圧室と溶湯保持室とを
    連通する通路を開閉する湯中タップと、前記湯中タップ
    を開閉駆動するアクチュエータとを備え、加圧ガスによ
    り加圧室の溶湯面を押圧して鋳造機への溶湯の定量供給
    を行うようにしたことを特徴とする請求項2または3に
    記載の定湯面溶解保持炉。
  6. 【請求項6】前記炉本体を移動させる移動装置を備え、
    前記溶湯圧送装置の溶湯吐出部が鋳造機と着脱可能であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5に記載の定湯面溶解
    保持炉。
JP7102636A 1995-04-26 1995-04-26 定湯面溶解保持炉 Pending JPH08294765A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7102636A JPH08294765A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 定湯面溶解保持炉
US08/639,276 US5662859A (en) 1995-04-26 1996-04-25 Constant molten metal surface level retaining furnace integrally provided with melting unit
KR1019960013045A KR100201366B1 (ko) 1995-04-26 1996-04-26 용해장치가 일체로 구비된 일정용해금속표면레벨유지노

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7102636A JPH08294765A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 定湯面溶解保持炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08294765A true JPH08294765A (ja) 1996-11-12

Family

ID=14332737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7102636A Pending JPH08294765A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 定湯面溶解保持炉

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5662859A (ja)
JP (1) JPH08294765A (ja)
KR (1) KR100201366B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004528989A (ja) * 2001-06-11 2004-09-24 アルコア インコーポレーテツド 金属処理および液面レベル制御を備えた溶融金属配湯炉
JP2007015011A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Denso Corp 溶湯供給装置
CN105149550A (zh) * 2015-09-23 2015-12-16 东莞市宏幸工业炉制造有限公司 一种镁合金自动定量炉
JP2016011792A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社広築 非鉄金属の溶解保持炉及び溶解炉の耐火物の張替、補修方法
KR20160106343A (ko) * 2015-03-02 2016-09-12 주식회사 포스코 용액 레벨 제어 장치

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5948352A (en) * 1996-12-05 1999-09-07 General Motors Corporation Two-chamber furnace for countergravity casting
US6684934B1 (en) 2000-05-24 2004-02-03 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Countergravity casting method and apparatus
US6627146B1 (en) * 2000-12-28 2003-09-30 Hayes Lemmerz International, Inc. Stopper module device for a casting machine furnace apparatus
US6503292B2 (en) * 2001-06-11 2003-01-07 Alcoa Inc. Molten metal treatment furnace with level control and method
US20080202644A1 (en) * 2007-02-23 2008-08-28 Alotech Ltd. Llc Quiescent transfer of melts
US8303890B2 (en) * 2007-02-23 2012-11-06 Alotech Ltd. Llc Integrated quiescent processing of melts
KR101499753B1 (ko) * 2013-09-10 2015-03-09 핸즈식스주식회사 용탕 정량 공급시스템
TWI583459B (zh) * 2015-05-25 2017-05-21 jia-long You Furnace material for long melting furnace
CN105364056A (zh) * 2015-12-22 2016-03-02 江苏天宏机械工业有限公司 连续熔解炉配套定量重力浇注炉
CN107470586A (zh) * 2017-08-31 2017-12-15 江苏天宏机械工业有限公司 一种具有铝液悬浮功能的低压铸造三室保温炉
JP6638158B1 (ja) * 2018-10-19 2020-01-29 株式会社トウネツ 溶解保持炉
CN117651618A (zh) * 2022-12-23 2024-03-05 浙江海亮股份有限公司 一种浸入式机械控制液面铸造炉及双工位替换阀

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3675911A (en) * 1968-11-11 1972-07-11 Wiener Schwachstromwerke Gmbh Arrangement for discharging predetermined amounts of molten metal from a vessel
US3844453A (en) * 1973-01-05 1974-10-29 Modern Equipment Co Apparatus and method for melting and pouring metal
CH645284A5 (de) * 1980-01-24 1984-09-28 Stopinc Ag Anlage zum vergiessen abgemessener mengen von metallschmelzen, insbesondere nichteisenmetallschmelzen.
JPS63119966A (ja) * 1986-11-10 1988-05-24 Toshiba Mach Co Ltd 加圧式溶湯保温炉における溶湯供給系内溶湯の急速排湯方法
CA2086879A1 (en) * 1993-01-07 1994-07-08 Henry Meyer Process and apparatus for delivering a metered shot

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004528989A (ja) * 2001-06-11 2004-09-24 アルコア インコーポレーテツド 金属処理および液面レベル制御を備えた溶融金属配湯炉
JP4731810B2 (ja) * 2001-06-11 2011-07-27 アルコア インコーポレーテツド 金属処理および液面レベル制御を備えた溶融金属配湯炉
JP2007015011A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Denso Corp 溶湯供給装置
JP4609212B2 (ja) * 2005-07-11 2011-01-12 株式会社デンソー 溶湯供給装置
JP2016011792A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社広築 非鉄金属の溶解保持炉及び溶解炉の耐火物の張替、補修方法
KR20160106343A (ko) * 2015-03-02 2016-09-12 주식회사 포스코 용액 레벨 제어 장치
CN105149550A (zh) * 2015-09-23 2015-12-16 东莞市宏幸工业炉制造有限公司 一种镁合金自动定量炉
CN105149550B (zh) * 2015-09-23 2018-04-13 东莞市宏幸工业炉制造有限公司 一种镁合金自动定量炉

Also Published As

Publication number Publication date
KR100201366B1 (ko) 1999-06-15
US5662859A (en) 1997-09-02
KR960038335A (ko) 1996-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08294765A (ja) 定湯面溶解保持炉
KR101132930B1 (ko) 용탕 정량 공급용 유지로
EP0777844B1 (en) Apparatus and method for the supply of molten metal
JPH0711396B2 (ja) 溶融金属撹拌装置
JP3370863B2 (ja) 定湯面溶解保持炉および溶湯排湯方法
GB2057937A (en) Casting metals using bottom pouring
US6892791B1 (en) Trajectory compensation for tiltable stopper-poured molten metal casting vessel
AU691339B2 (en) Apparatus and method for the supply of molten metal
JPH0995395A (ja) 生ビールディスペンサ
WO1998033612A1 (fr) Dispositif d'alimentation de metal en fusion a une vitesse determinee
JPH10272550A (ja) 溶湯給湯方法及び溶湯給湯装置
JP3617946B2 (ja) 軽金属溶解自動給湯システム
JPH0539818Y2 (ja)
JP2001138033A (ja) 注湯装置
JPH0622528Y2 (ja) 定湯面保持炉
JPH09216042A (ja) 密閉式給湯装置の給湯方法
JP3527628B2 (ja) 給湯量制御装置
JPH10175050A (ja) 定湯面溶解保持炉
JP2000107850A (ja) 縦型高圧鋳造機用給湯炉
JP3570931B2 (ja) 溶融金属給湯装置
JPH03264155A (ja) 溶融金属ポンプおよびその制御方法
JPS601111B2 (ja) 加圧式自動注湯炉の注湯制御方法及び装置
JP2002336947A (ja) 軽金属自動給湯装置
JPH02241650A (ja) 溶湯注湯装置
JPH0542358A (ja) 給湯装置