JPH08294713A - ペアクロス圧延機のクロスポイント修正装置及びクロスポイント修正方法 - Google Patents
ペアクロス圧延機のクロスポイント修正装置及びクロスポイント修正方法Info
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
ドとロールチョック間の摩耗起因による蛇行、絞り現象
を抑制することができるクロスポイント修正装置及び修
正方法を提供する。 【構成】 上作業ロール、上控ロールの対と下作業ロー
ル、下控ロールの対をそれぞれセットで、水平方向にク
ロスして圧延形状を制御するペアクロス圧延機に、前記
上下ロールの中心軸が水平方向で交差する点(クロスポ
イント)が圧延ラインの幅方向のセンターに常にくるよ
うに、圧延出側方向に作業ロールチョックと控ロールチ
ョックを押し付けてクロス装置のクロスヘッドとロール
チョック間に発生する間隙(遊び)を吸収するアクチュ
エーターと、前記ロールチョックの位置検出器とを配設
することを特徴とするペアクロス圧延機のクロスポイン
ト修正装置、及び、それによるクロスポイント修正方
法。
Description
の対をセットとして、上下の対をクロスさせて板形状を
制御するペアクロス圧延機に関するものであり、特に、
経年劣化したペアクロス圧延機のクロスヘッドとロール
チョック間の摩耗起因による蛇行、絞り現象を抑制する
ことができるクロスポイント修正装置及び修正方法に関
するものである。
687号公報で開示されているように、入,出側、駆
動,作業側、各上下計8箇所のクロスヘッドにて作業ロ
ールチョック、控ロールチョックを同時にクロス駆動装
置で動かし、控ロール、作業ロールを対として上下ペア
でクロス(交差)し、熱間帯板のクラウン形状を矯正す
る4Hi圧延機である。
置でクロスヘッドを追い込むことで通常の4Hiミルと
異なりクロスヘッドとチョックの隙間(遊び)を吸収で
きる。また、クロスポイントの異常が発生した時は、ク
ロス角を零の状態にして、直接上下作業ロールを接触さ
せ、軽負荷でロール回転する時に、作業ロールの軸方向
に作用するスラスト荷重を測定することでクロスポイン
トの異常の検出が可能と考えられていた。経年劣化の摩
耗等で発生する遊びについては、ロールチョックとクロ
スヘッドの定期摩耗測定を行い補修して隙間の傾向管理
を行ってきた。しかし、測定項目、対象スタンド数も多
く、各部で摩耗状況も異なり、圧延材品質への影響も不
明確であり、傾向管理だけでは十分ではなかった。
年劣化に伴いクロスヘッドと作業ロールチョック、控ロ
ールチョックの当たり面に発生する腐食摩耗、叩かれ摩
耗には、上下、入出側、作業側/駆動側のそれぞれでバ
ラツキがあり、この影響で上下作業ロールの軸芯のクロ
スポイントがズレる。作業ロールチョックは、パスライ
ンに近いため、圧延時のロール冷却水の飛散、高温の圧
延材の輻射熱等で厳しい腐食環境にあるだけでなく、熱
間帯鋼板の噛込み時には控ロールチョックよりも強い衝
撃を受ける。そして、控ロールチョックの腐食環境は、
作業ロールチョックより穏やかで、噛込み時の衝撃荷重
も弱いので、控ロールチョック、作業ロールチョックの
それぞれとクロスヘッドの間の摩耗量に差が生じてい
る。この場合、クロスヘッド駆動装置がチョックを移動
させる時に、例えば、クロスヘッドが控ロールチョック
に接触しても、作業ロールチョックとの間に隙間が残る
ことになる。この隙間が、図1のように上下作業ロール
間の作業側、駆動側における腐食摩耗による作業ロール
とクロスヘッド間の相対的な遊びになると、上下作業ロ
ール軸のクロスポイントのズレとなって現れる。例え
ば、この上下相対的な作業ロールチョックとクロスヘッ
ド間遊び量δは、数年稼働したペアクロスミルでは、式
(1)より数mmとなる。その結果、当該ペアクロスミル
の圧延では熱間帯鋼板に曲がり、蛇行等の影響が出る。 δ=初期隙間の差+チョック摩耗差+クロスヘッド両側摩耗差 …(1)
板の圧延ラインセンターからのクロスポイントのズレ量
Lc は、クロス角をθとすると、次式(2)で換算でき
る。 Lc =δ/(2 tanθ) ……………………(2) このLc は、δが2〜3mmの場合でも最大クロス圧延時
(最大クロス角1.2度)では40〜50mmにもなる。
この状態でペアクロス圧延機の上下作業ロール面間の間
隔における熱間帯鋼板の板幅方向の変化Cr (クラウ
ン)量は、図2のように、ロールセンターからのロール
軸方向の距離をY、作業ロールの径をDw 、上下の作業
ロール面間の間隔をSo とすると、一般の次式(3)で
換算できる。 Cr =Y2 ・ tanθ2 /(Dw +So ) ……………………(3)
下軸芯距離をLb 、熱間帯鋼板の板幅をLB とすると、
板幅1600mmで、式(3)で試算すると約400μm
相当のウェッジ(=ΔCr )が発生する。該ウェッジを
吸収するためには、作業側、駆動側の圧下量を調整する
必要がある。作業側、駆動側の圧下偏差(=Δh)は、
式(4)の関係により調整することが必要であるが、熱
間帯鋼板を圧延機に噛込んだ数秒間に、遊びの範囲、作
業ロールチョックが動くことにより、ウェッジ圧延とな
り、蛇行、絞りとなるが、作業ロールチョックの動き量
が一定でないため、圧下量の調整が不可能である。 Δh=ΔCr ・Lb /LB ……………………(4) ΔCr :ウェッジ量 Lb :作業側、駆動側の圧下軸芯距離 LB :板幅
て、上、下の作業ロール、控ロールを対として、駆動側
と作業側の両側をクロスする方式と、片側のみクロスす
る方式があるが、いずれの場合も作業ロール、控ロール
それぞれのチョックとクロスヘッドのギャップは上下、
駆動側、作業側で偏差が生じ、これらの条件を全て織り
込み、制御に反映する必要がある。
有する問題点を解決するために提案したもので、その目
的とするところは、経年劣化したペアクロスミルのクロ
スポイント異常を修正することができる装置と方法を提
供することにある。
である。 (1)上作業ロール、上控ロールの対と下作業ロール、
下控ロールの対をそれぞれセットで水平方向にクロスし
て圧延形状を制御するペアクロス圧延機において、前記
上下ロールの中心軸が水平面(投影面)で交差する点
(クロスポイント)が圧延ラインの幅センターに常にく
るように、圧延出側方向に作業ロールチョックと控ロー
ルチョックを押し付けてクロス装置のクロスヘッドとロ
ールチョック間に発生する隙間(遊び)を吸収するクロ
スポイント修正用油圧アクチュエーターと前記ロールチ
ョックの位置を検出するクロスポイント修正用位置検出
器とを配設することを特徴とするペアクロス圧延機のク
ロスポイント修正装置。
位置検出器の検出値を用いて、上または下の一対の作業
ロールと控ロールの各ロール軸芯の水平面(投影面)内
の平行度を演算する装置を有することを特徴とするペア
クロス圧延機のロール間クロス検出装置。
帯鋼板の噛込みの際、AGC板厚制御及びベンダー制御
を停止させ、上記アクチュエーターを用いて作業ロール
チョックを圧延出側方向へ押し付け、ロールアセンブリ
ーの噛込み時の過度揺動現象を抑え、その後、前記アク
チュエーターを戻して、クロスポイント修正を停止し、
AGC板厚制御及びベンダー制御を行うことを特徴とす
る、ペアクロス圧延機のクロスポイント修正方法。
それぞれセットとして、上対のロールセットと上クロス
ヘッド間の遊びをロールチョックの位置検出器で測定し
計算されるクロス角の変動量と下対のロールセットと下
クロスヘッド間の遊びをロールチョックの位置検出器で
測定し計算されるクロス角の変動量とをクロスヘッド位
置制御にフィードバックして、クロス角設定を補正する
ことを特徴とするペアクロス圧延機のクロスポイント修
正方法。
ック及び控ロールチョックとクロスヘッドとのそれぞれ
の遊びを駆動側と作業側で検出比較し、各対内の作業ロ
ールと控ロールのロール間水平面(投影面)でのクロス
を検出するペアクロス圧延機のロール間クロス検出方
法。
に、クロスヘッド3と作業ロールチョック2、控ロール
チョック1間に発生する腐食・叩かれ摩耗によって生じ
る遊びを吸収するために、圧延機の熱間帯鋼板出側方向
にクロスヘッド3に内蔵されたクロスポイント修正用油
圧アクチュエーター5にてロールチョック1,2を押し
付ける。これにより、熱間帯鋼板が圧延機の作業ロール
に噛込む時の熱間帯鋼板から受ける水平力により発生す
る、作業ロールチョック2の遊びの過度揺動現象を防止
できる。すなわち、クロスポイント4のズレもなく、板
の蛇行、ウェッジも発生しない。片クロスミルのピボッ
ト側についても、図6で示すようにクロスポイント修正
用油圧アクチュエーター5にて出側に押し付けて吸収す
る機構を持つ。
動現象を防止するため、クロスヘッド3間をクロスポイ
ント修正用油圧アクチュエーター5で押し付けるが、板
厚制御圧延で常に押し付けていると、図9で示すように
AGC板厚制御(一対の作業ロール9と控ロール8をA
GC油圧アクチュエーター13で上下に動かし圧延材の
板厚変動を平坦にする装置)の作業ロールチョック2の
動きを拘束する。作業ロールチョックとクロスポイント
修正用油圧アクチュエーターの摩耗係数にも差があり、
入側・出側また、作業側・駆動側のAGC油圧圧下力が
アンバランスとなったり、ヒステリシスが発生し熱間帯
鋼板が蛇行する。これを避けるために熱間帯板の噛込み
前にクロスポイント修正用アクチュエーター5を押し付
けAGC板厚制御を作用させる前に、クロスポイント修
正用アクチュエーター5の押し付け力を抜き、作業ロー
ルチョックの拘束力を開放する。また、同時にベンダー
(ロールをベンディングして圧延材の形状を矯正する油
圧装置)による作業ロール推力にも影響するため、該ベ
ンダーが作用していない状態でクロスポイントを修正す
る方式である。
よる振動がおさまれば、圧延荷重により、作業ロール9
と控ロール8の軸芯間で生じるオフセット分力により、
通板方向出側ハウジングに押し付けられるため、クロス
ポイントがズレることはない。従って、圧延荷重検出器
28により、過度揺動圧延荷重変動信号が、定常圧延荷
重の±5〜10%以下におさまった後、クロスポイント
修正を止めるクロスポイント起動インターロック19を
制御回路に組み込んでいる。
し、常時クロスポイント修正用油圧アクチュエーターが
作用する場合、設備破損、圧延ミスの恐れがある。これ
に対して、クロスポイント修正用油圧アクチュエーター
の先端に、図8のように回転コマ11を設けたローラー
ベア型アクチュエーター10を用いれば、AGC板厚制
御作動時の上下チョックの摺動時の拘束力を転がり力
(スプリング12はコマ11の揺動機能を持つ)にして
揺動抵抗をなくし、常時クロスポイントの修正を作用さ
せても、制御系にトラブルが発生しても設備故障に至ら
ず、好ましい実施形態である。
業側、それぞれの作業ロールチョック2、控ロールチョ
ック1とクロスヘッド3間のギャップの量24,25を
位置検出器6で測定した値を用いて図11で示すよう
に、クロスヘッド3の初期設定値を補正して、クロスポ
イントのズレ、ウェッジを補正するようにクロスヘッド
3を調整移動できる。また、式(3)で示すように、検
出されたクロスポイントのズレ量から、発生するウェッ
ジ量を吸収するために、作業側、駆動側の圧下量を式
(4)の値に応じて調整できる。
ール9間の位置検出器6の測定値で、作業側、駆動側
で、控ロールチョック1とクロスヘッド3間の遊び量
と、作業ロールチョックとクロスヘッド間の遊び量に偏
差が検出され、作業ロールと控ロール間で各ロール軸芯
の水平面内の平行度の狂いが演算された時、図7に示す
ようにそれぞれ上下対になっている控ロール8と作業ロ
ール9間にロール間クロスが発生し作業ロールの異常摩
耗、作業ロール軸に異常なスラスト荷重が働き、設備ト
ラブルにつながる。これを防止するため、位置検出器6
の測定値で控ロール8と作業ロール9間でロール間クロ
スが検出された時、警報を出すことができる。
クロスヘッド3の遊びΔdと作業側の作業ロールチョッ
ク2とクロスヘッド3の遊びΔwに差が発生すればクロ
スポイント4のズレLc が発生することを示す。
置を示す。本発明は、ペアクロス圧延機のクロスヘッド
3に内蔵した油圧アクチュエーター5にて作業ロールチ
ョック2と控ロールチョック1を圧延機の熱間帯鋼板出
側方向に押し付け、作業ロールチョック2とクロスヘッ
ド3間の遊びを吸収する。ギャップ量は、クロスポイン
ト修正用位置検出器6をクロスヘッド3の油圧アクチュ
エーター5に取り付け、その大きさを検出する。
ー・バランスアクチュエーター16を内蔵した型であ
る。クロスポイント修正用油圧アクチュエーター5は、
図8に示すように、位置検出器6をクロスヘッド3に内
蔵している。
ック1内に、作業ロールチョック2を抱えた型について
は、図4に示すように、控ロールチョック1にベンダー
・バランスアクチュエーター16を内蔵させている。図
8で示すように、クロスポイント修正用油圧アクチュエ
ーター5には位置検出器6を内蔵している。
チョック2を抱えた型については、クロクポイント修正
用油圧アクチュエーターを設置するスペースのないチョ
ックに対して、図5に示すように、テーパーウェッジ式
クロスポイント修正装置7を配置する。
用可能なようにした機構を示す。常に、クロスポイント
修正用油圧アクチュエーター5が使用できるように、シ
リンダーロッドの先端部に、半円の回転コマ11を配置
し、チョックの相対的な上下運動を、転がり運動に変え
て摺動抵抗を下げ、圧下力のアンバランスやヒステリシ
スの影響を除くことができるローラーベア型アクチュエ
ーターを設ける。
ローを示す。これは、上記図3から図6の構造を持つク
ロスポイント修正装置に適用する。熱間帯鋼板の圧延機
の噛込み前に作業ロールチョック2とクロスヘッド3
は、クロスポイント修正用油圧アクチュエーター5で出
側に作業ロールチョック2を押さえ付ける。これによっ
て熱間帯鋼板が、圧延機に噛込み時の作業ロールチョッ
ク2、控ロールチョック1の過度揺動を抑える。
る前に、クロスポイント修正を止める。噛込みの信号は
圧延機の圧延荷重検出器28で検出し、クロスポイント
修正用制御装置20で噛込み時の過度揺動時間だけクロ
スポイント修正用油圧アクチュエーター5を働かせ、そ
の後開放してからAGC板厚制御、ベンダー機能を作用
させる。
を検出し、クロス角の設定を補正する制御ブロックを示
す。控ロールチョック1と作業ロールチョック2とクロ
スヘッド3の位置検出器の検出値をクロスポイントのズ
レ演算装置26でクロスヘッド駆動制御装置23の初期
設定信号に、式(5),(6)により求められたΔ
θu ,Δθb を補正することで、図11に示すようにク
ロスポイント4のズレLc を補償するとともに、クロス
角を補正することができる。 Δθu = tan-1((δwu−δdu)/Lb ) ……………(5) Δθb = tan-1((δwb−δdb)/Lb ) ……………(6) δwu:作業側上作業ロールチョックとクロスヘッド間の
遊び δdu:駆動側上作業ロールチョックとクロスヘッド間の
遊び δwb:作業側下作業ロールチョックとクロスヘッド間の
遊び δdb:駆動側下作業ロールチョックとクロスヘッド間の
遊び Δθu :上作業ロール軸のクロス角変化量 Δθb :下作業ロール軸のクロス角変化量
の位置検出器により作業ロールチョック2、控ロールチ
ョック1とクロスヘッド3間の遊びが作業側、駆動側で
偏差を生じれば、図7に示すように、作業ロール9、控
ロール8間のロール間クロスとなる。そこで位置検出器
6により計測し異常値を検出すれば、すなわち式
(7),式(8)の値が0.05°以上の場合は、ロー
ル軸に異常なスラスト荷重が働き、設備事故となる恐れ
があるため警報を出すことが可能である。 Δθu R = tan-1〔{(δ1 −δ2 )−(δ5 −δ6 )}/Lb 〕…(7) Δθb R = tan-1〔{(δ3 −δ4 )−(δ7 −δ8 )}/Lb 〕…(8) Δθu R :上の控ロールと作業ロール間のロール間クロ
ス角度 Δθb R :下の控ロールと作業ロール間のロール間クロ
ス角度 δ1 :上の作業ロール、作業側の作業ロールチョックと
クロスヘッド間の遊び δ2 :上の作業ロール、駆動側の作業ロールチョックと
クロスヘッド間の遊び δ3 :下の作業ロール、作業側の作業ロールチョックと
クロスヘッド間の遊び δ4 :下の作業ロール、駆動側の作業ロールチョックと
クロスヘッド間の遊び δ5 :上の控ロール、作業側の作業ロールチョックとク
ロスヘッド間の遊び δ6 :上の控ロール、駆動側の作業ロールチョックとク
ロスヘッド間の遊び δ7 :下の控ロール、作業側の作業ロールチョックとク
ロスヘッド間の遊び δ8 :下の控ロール、駆動側の作業ロールチョックとク
ロスヘッド間の遊び
ル、控ロール間で発生したガタを吸収し、検出された遊
びに伴うクロスポイントのズレを補償する量だけ、クロ
スヘッドに位置を補正して、熱間帯鋼板の噛込み時に発
生する板曲がり、蛇行・ウェッジの発生を防止すること
ができる。また、クロスポイント修正装置の起動インタ
ーロックを使うことにより、AGC板厚制御、ベンダー
制御への影響はなく、作業ロール、控ロール間のクロス
発生も未然に検出することができ設備事故及び品質事故
を防止することができる。
レの説明図である。
業ロール軸方向垂直断面図による説明図である。
ロスポイント修正装置を示す。
スポイント修正装置を示す。
置を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図であ
る。
説明図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
エーターの説明図である。
る。
ドの位置補正の制御ブロック図である。
(δ5 ,δ6 ,δ7 ,δ8 ) 25 作業ロールのクロスヘッドの遊び検出値
(δ1 ,δ2 ,δ3 ,δ4 ) 26 上または下の作業ロールと控ロールを対とし
て、上と下の対のクロスポイントのズレを演算し、且
つ、上または下の対内の作業ロールと控ロールとのロー
ル間クロスを演算する装置 27 ハウジング 28 圧延荷重検出器 29 警報装置 30 圧延ラインセンター 31 上作業ロール軸芯 31′ 上作業ロール軸芯(遊びのない状態) 32 下作業ロール軸芯 32′ 下作業ロール軸芯(遊びのない状態) 33 上控ロール軸芯 34 上作業ロールプロフィール 35 クロス初期設定量:θo
Claims (5)
- 【請求項1】 上作業ロール、上控ロールの対と下作業
ロール、下控ロールの対をそれぞれセットで水平方向に
クロスして圧延形状を制御するペアクロス圧延機におい
て、前記上下ロールの中心軸が水平面(投影面)で交差
する点(クロスポイント)が圧延ラインの幅センターに
常にくるように、圧延出側方向に作業ロールチョックと
控ロールチョックを押し付けてクロス装置のクロスヘッ
ドとロールチョック間に発生する隙間(遊び)を吸収す
るクロスポイント修正用油圧アクチュエーターと、前記
ロールチョックの位置を検出するクロスポイント修正用
位置検出器とを配設することを特徴とするペアクロス圧
延機のクロスポイント修正装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のクロスポイント修正用位
置検出器の検出値を用いて、上または下の一対の作業ロ
ールと控ロールの各ロール軸芯の水平面(投影面)内の
平行度を演算する装置を有することを特徴とするペアク
ロス圧延機のロール間クロス検出装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の圧延機への熱間帯鋼板の
噛込みの際、AGC板厚制御及びベンダー制御を停止さ
せ、上記アクチュエーターを用いて作業ロールチョック
を圧延出側方向へ押し付け、ロールアセンブリーの噛込
み時の過度揺動現象を抑え、その後、前記アクチュエー
ターを戻して、クロスポイント修正を停止し、AGC板
厚制御及びベンダー制御を行うことを特徴とする、ペア
クロス圧延機のクロスポイント修正方法。 - 【請求項4】 上下の作業ロール、控ロールの対をそれ
ぞれセットとして、上対のロールセットと上クロスヘッ
ド間の遊びをロールチョックの位置検出器で測定し計算
されるクロス角の変動量と、下対のロールセットと下ク
ロスヘッド間の遊びをロールチョックの位置検出器で測
定し計算されるクロス角の変動量とをクロスヘッド位置
制御にフィードバックして、クロス角設定を補正するこ
とを特徴とするペアクロス圧延機のクロスポイント修正
方法。 - 【請求項5】 上または下の一対の作業ロールチョック
及び控ロールチョックとクロスヘッドとのそれぞれの遊
びを駆動側と作業側で検出比較し、各対内の作業ロール
と控ロールのロール間水平面(投影面)でのクロスを検
出するペアクロス圧延機のロール間クロス検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09692395A JP3426398B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | ペアクロス圧延機のクロスポイント修正装置及びクロスポイント修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09692395A JP3426398B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | ペアクロス圧延機のクロスポイント修正装置及びクロスポイント修正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08294713A true JPH08294713A (ja) | 1996-11-12 |
JP3426398B2 JP3426398B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=14177882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09692395A Expired - Fee Related JP3426398B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | ペアクロス圧延機のクロスポイント修正装置及びクロスポイント修正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3426398B2 (ja) |
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