JP2545947B2 - 多段鋼管圧延機の芯出し方法 - Google Patents

多段鋼管圧延機の芯出し方法

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JP2545947B2
JP2545947B2 JP63217191A JP21719188A JP2545947B2 JP 2545947 B2 JP2545947 B2 JP 2545947B2 JP 63217191 A JP63217191 A JP 63217191A JP 21719188 A JP21719188 A JP 21719188A JP 2545947 B2 JP2545947 B2 JP 2545947B2
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寿一 和南城
孝雄 宮本
清隆 河野
正教 松永
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B17/00Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は継目無鋼管の圧延工程において延伸圧延機と
して用いられるマンドレルミル等の多段鋼管圧延機にお
いて、スタンドに組込まれたハウジング内のロールの通
し芯を精度良く調整する方法に関する。
〔従来の技術〕
継目無鋼管の圧延工程においては、各種の圧延機(多
スタンドパイプミル、定径機等)が使用されているが、
これら圧延機の圧延ロールは、常時高温の加工材料に圧
接されているため比較的消耗が早く、また表面に傷が発
生することもあるので時々交換する必要がある。また圧
延機によっては、加工材料の大きさに応じて圧延ロール
を交換することもあり、このように圧延ロールを組み替
えた場合、圧延機を構成する複数台のハウジングに組み
込まれた各圧延ロールの間で材料が通過すべきパスセン
タの芯は、すべて同一線上にあることが必要である。従
来圧延ロールを組み替える場合は、ロールショップで予
備のハウジングに予備の圧延ロールを組み込み、各ハウ
ジング毎にハウジングと圧延ロールの芯との相対位置を
調整して芯出しを行っていた。この為、全部のハウジン
グをスタンドに据え付けたあと、即ち圧延機の組み替え
が完了した後では、圧延可能の状態で全スタンドにわた
る通し芯出しは行わないのが普通であった。しかしなが
ら、ハウジングに対する圧延ロールの芯出しをいかに正
確に行なっても、圧延ロールはベアリング、ねじ棒等の
ギャップを持つ部品を用いてハウジングに組込まれるた
め、これをスタンドに取付けて圧延すると前記ギャップ
のために通し芯が狂い、また仮に前記ギャップを殺した
状態でハウジングに対して芯出ししても、スタンドとハ
ウジングとの取付関係位置が全スタンドにわたって同一
でないため、スタンドに据え付けると若干の芯ずれが生
じることがあり、通し芯出しを行わないため芯ずれのま
まで圧延作業を行うことになる。この結果、鋼管の肉厚
や外径、形状など圧延精度上問題が生じていた。このよ
うに鋼管の品質管理上、全スタンドにわたる圧延ロール
の芯出しはきわめて重要であるが、ハウジングを圧延ロ
ールの軸が水平面に対して45°傾斜するように据え付け
た複数台(例えば8台)のスタンドを、前記圧延ロール
の軸が互いに90°交差するように並設してなる多段鋼管
圧延機においては、圧延ロールの芯出しは各スタンド毎
に圧延ロールを軸方向(45°方向)に移動して微調整を
行わなければならない。
このような問題を解決する技術としては特公昭60-672
1号公報に開示された多段鋼管圧延機の芯出し方法があ
る。この特公昭60-6721号公報に開示される技術は、各
スタンドのロールカリバーの基準寸法に対応した基準外
径部を備えたダミーバーを前記ロールカリバーに挿通し
て各チョックを調整機構で圧下し、前記各スタンド毎に
該調整機構に設けたロードセルで圧延ロールの圧下力を
検出して該圧下力がほぼ等しくなるように調整する方法
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記の技術ではダミーバーをロールの
カリバー面で圧下して調整するので、調整時の荷重をロ
ールのカリバー面だけで受けることになり、圧延ロール
のカリバー面に傷が入ることがあるという問題があっ
た。本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは芯ずれが大きくても圧延ロ
ールのカリバー面に傷が入らない多段鋼管圧延機の芯出
し方法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は一対のロールを支持するチョックを備えたハ
ウジングを有する複数台のスタンドを並設した多段鋼管
圧延機において、各スタンドの対向ロールのフランジ部
が当接した時のロールカリバー溝底間寸法と同一直径の
基準外径部を備えたダミーバーを前記ロールカリバー間
に挿通設置して前記フランジ部を当接させた対向ロール
に所定の圧下力を加えて4つのチョックの圧下力が等し
くなるように各スタンド毎に調整することを特徴とする
多段鋼管圧延機の芯出し方法である。
〔作用〕
本発明の方法では各スタンドの対向ロールのフランジ
部が当接した時のロールカリバー溝底間寸法と同一直径
の基準外径部を備えたダミーバーを前記ロールカリバー
間に挿通設置して前記フランジ部を当接させた対向ロー
ルに所定の圧下力を加えて4つのチョックの圧下力が等
しくなるように各スタンド毎に調整することによって芯
出しを行っている。従って、実際の圧下荷重の殆どは圧
延ロールのフランジ部で受けており、圧延ロールのカリ
バー面には芯ずれに応じた荷重だけしか加わらず、芯ず
れが無ければ、荷重は全くかからない。従って、圧延ロ
ールのカリバー面に傷が入ることを防止することができ
る。
〔実施例〕
以下本発明の多段鋼管圧延機の芯出し方法の一実施例
を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明を説明するための多段鋼管圧延機の1
例を示す正面図、第2図は側面図である。第1図におい
て、(2)は各スタンドのハウジング(1)におけるロ
ール支持枠であって、該ロール支持枠(2)内にはチョ
ック(4)が上下2対設けられている。該チョック
(4)間には各々両軸端にフランジ部(6)を備え、チ
ョック(4)間に対向配置された圧延ロール(8)が回
転可能に軸支されている。対向配置された圧延ロール
(8)間には被圧延鋼管が通過する円形のロールカリバ
ー(10)が形成されている。前記チョック(4)の圧延
ロール(8)軸に垂直で、且つ、反中心方向には該チョ
ック(4)を圧下する受座(12)が設けられ、該受座
(12)にはねじ棒(14)の一端が回動自在に連結されて
おり、該ねじ棒(14)の他端はねじ棒(14)を回転させ
る調整機構(20)に連結されている。
また、ねじ棒(14)にはハウジング(1)内に設けた
雌ねじ(16)が螺合されており、該雌ねじ(16)とハウ
ジング(1)との間にはチョック(4)の圧下力を検出
するためのロードセル(18)が設けてある。したがっ
て、調整機構(20)によりねじ棒(14)を回転させる
と、ねじ棒(14)、受座(12)、チョック(4)を介し
て圧延ロール(8)を圧下して、ロールカリバー(10)
を調整すると共にチョック(4)を所定の位置に保持す
るようになっている。
また、圧延ロール(8)に加わる圧力はチョック
(4)、受座(12)、ねじ棒(14)、雌ねじ(16)に伝
わり、ロードセル(18)で検出される。前記圧延ロール
(8)は、駆動軸(22)に接続され、図示しない減速機
を介してモータに連結され、駆動される。
以上で1台のスタンド(S1)の構造を説明したが、第
2図に示す他の隣接されたスタンド(S2〜S8)も同様の
構造であり、隣接されたスタンドの圧延ロール(8)の
軸は互いに90°交差するように並設されている。以下本
発明に使用するダミーバーの説明を第3図を用いて説明
する。第3図は本発明に使用するダミーバーの1実施例
の側面図である。一般に被圧延鋼管は多段鋼管圧延機の
入り側から出側に行くに従って、細くなるように圧延さ
れ、出側において、ほぼ所定の寸法に仕上げられる。従
って、ダミーバー(24)は各スタンド(S1〜S8)の圧延
ロール(8)に対応した位置に、各圧延ロール(8)の
フランジ部(6)が当接した時の溝底間寸法(d=d1
d8)(第4図参照)と同一直径(D1〜D8)の外径部(25
1〜258)が設けられており、一端には把持部(26)を備
えている。以下上記の多段鋼管圧延機とダミーバー(2
4)を用いて各スタンド内の圧延ロール(8)の通し芯
を精度良く調整する方法について説明する。まず、フラ
ンジ部(6)が当接しない状態で各スタンド内に対向配
置した圧延ロール(8)のロールカリバー(10)間にダ
ミーバー(24)を挿通し、各外径部(251〜258)を各ス
タンド(S1〜S8)のロールカリバー(101〜108)間に対
応させる。次いで、各スタンド毎に対向配置された圧延
ロール(8)を第4図に示すようにそのフランジ部
(6)が当接し、更に所定の圧下力が加わるまで調整機
構(20)により圧下する。この状態でロードセル(18)
の検出値を見ながら、4つのチョック(4)の圧下力が
同一に成るように各スタンド毎に調整機構(20)により
調整する。なお、前記所定の圧下力とは各スタンドのミ
ル剛性曲線が直線となる領域の圧下力である。このと
き、圧下荷重はほとんど圧延ロール(8)のフランジ部
(6)に加わっており、芯ずれがあればその芯ずれ量に
応じてダミーバー(24)に荷重が加わり、それが、4つ
のチョック(4)の圧下力を検出するロードセル(18)
の検出値の不均一となって検出される。従って、この圧
下力の不均一が無くなるように、調整機構(20)を作動
させ、4つのチョック(4)の圧下力が等しくなるよう
に各スタンド毎に調整する。ついで、チョック(4)の
圧下を緩めてダミーバー(24)を引き抜き、圧延ロール
(8)の通し芯出しを完了する。以上の説明から明らか
なように本発明の多段鋼管圧延機の芯出し方法であれば
芯出し調整時の圧下力の殆どを圧延ロール(8)のフラ
ンジ部(6)で受け、芯ずれに応じた荷重だけが、ダミ
ーバー(24)と圧延ロール(8)のロールカリバー(1
0)間に加わるので、ロールカリバー(10)に傷をつけ
ることを防止することができる。
〔発明の効果〕
上述した如く、本発明の多段鋼管圧延機の芯出し方法
であれば圧延時に被圧延鋼管の円周方向の肉厚が均一に
なり、肉厚や外径、形状など圧延精度が向上することは
勿論であり、更に芯出し調整時の圧下力の殆どを圧延ロ
ールのフランジ部で受け、芯ずれに応じた荷重だけがダ
ミーバーと圧延ロールのロールカリバー間に加わるの
で、ロールカリバーに傷をつけることなく、簡単、かつ
短時間に全スタンドにわたる通し芯出しを行うことがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するための多段鋼管圧延機の1例
を示す正面図、第2図は側面図、第3図は本発明の実施
例を説明するためのダミーバーの1例を示す正面図、第
4図はダミーバーを圧延ロール間に挿通した後、圧延ロ
ールのフランジ部を当接した状況を示す正面図である。 4……チョック、6……フランジ部 8……圧延ロール、10……ロールカリバー 14……ねじ棒、16……雌ねじ 18……ロードセル、20……調整機構 24……ダミーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 正教 兵庫県尼崎市東向島西之町1番地 住友 金属工業株式会社鋼管製造所内 (56)参考文献 特開 昭58−13403(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のロールを支持するチョックを備えた
    ハウジングを有する複数台のスタンドを並設した多段鋼
    管圧延機において、各スタンドの対向ロールのフランジ
    部が当接した時のロールカリバー溝底間寸法と同一直径
    の基準外径部を備えたダミーバーを前記ロールカリバー
    間に挿通設置して前記フランジ部を当接させた対向ロー
    ルに所定の圧下力を加えて4つのチョックの圧下力が等
    しくなるように各スタンド毎に調整することを特徴とす
    る多段鋼管圧延機の芯出し方法。
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