JP3425144B2 - 圧延鋼板の平坦度検出装置 - Google Patents

圧延鋼板の平坦度検出装置

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JP3425144B2 JP2001510603A JP2001510603A JP3425144B2 JP 3425144 B2 JP3425144 B2 JP 3425144B2 JP 2001510603 A JP2001510603 A JP 2001510603A JP 2001510603 A JP2001510603 A JP 2001510603A JP 3425144 B2 JP3425144 B2 JP 3425144B2
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ポハン アイアン アンド スチール カンパニー リミテッド
リサーチ インスティチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/02Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring flatness or profile of strips

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧延機によって生産
される圧延鋼板の平坦度を検出する平坦度検出装置に係
り、より詳しくはルーパー装置の高温及び衝撃から荷重
センサーを保護し、分割ロールの表点を上下左右に調節
することができる接触式圧延鋼板の平坦度検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スラブを熱間圧延して生産され
る熱延鋼板は幅方向に均一な平坦度を維持しなければな
らない。圧延されている熱延鋼板の平坦度を制御する装
置には形状測定機を利用した自動形状制御(ASC、Au
tomatic Shape Control)装置がある。図1のように、
このような自動形状制御装置は、まず形状測定機1から
発生するレーザーを用いて熱延鋼板Sの変形を測定した
後、測定された変形値を用いて熱延鋼板の平坦度を検出
し、検出された平坦度を計算機4に入力して制御値を計
算した後、ベンダー制御計5によって仕上圧延機の最後
のスタンドに設置されたベンダー2の圧力を調節する方
法で熱延鋼板Sの平坦度を制御している。
【0003】しかし、このような方法は、根本的に熱延
鋼板の変形値を基準にして平坦度を制御するので、熱延
鋼板Sの実際の平坦度の程度とは大きな差異があって熱
延鋼板Sの平坦度を正確に測定することができないとい
う問題点がある。また、ローラーテーブル3の上部に移
送される熱延鋼板Sの先端部が巻取機6に巻き取られる
瞬間からは、仕上圧延機の最後のスタンドBと巻取機6
との間の相対速度差異によって熱延鋼板Sには張力が付
与されて平坦に伸びるようになるので、形状測定機1は
熱延鋼板Sの平坦度を測定することができない。このよ
うな現象によって、熱延鋼板Sの平坦度は巻取機6に巻
き取られる前までだけ制御が可能で、それ以降からは不
可能である。
【0004】このような問題点を改善するために、圧延
鋼板と直接接触して圧延鋼板の圧下力を測定して圧延鋼
板の平坦度を検出する接触式平坦度検出装置が提案され
た。このような接触式平坦度検出装置は既存のルーパー
ロールを幅方向に多数に分割し、それぞれの分割ロール
に荷重センサーを付着して熱延鋼板の幅方向に荷重分布
を検出し、検出された荷重分布を利用して平坦度に換算
した後に制御システムにフィードバックすることで熱延
鋼板の長さ全体にかけて平坦度を制御する方法である。
【0005】このような平坦度検出装置からの荷重分布
信号を応用して制御システムにフィードバックしてオン
ライン(ON−LINE)に適用すると、熱延鋼板の長さ全体
にかけて平坦度を維持することができる。
【0006】しかし、このような接触式荷重分布検出装
置は、高温、多湿、高振動状態など圧延現場の劣悪な環
境下でもスタンド間のルーパー設備の固有の機能である
通板補助機能を遂行しなければならないだけでなく、装
置の充分な安定性及び信頼度を付与することができ、荷
重分布信号を安定的に検出しなければならない必要があ
る。
【0007】現在まで知られている接触式検出装置の例
を添付図面を参照して説明すると、次の通りである。
【0008】図2は接触式検出装置の一例を示した断面
図で、この装置はドイツのホイシュ(Hoesch)製鉄所に
設置されている平坦度検出装置である(Herman J.Kopi
neck,“Rolling of hot strips with controlled Tens
ion and flatness”,Hot strip profile and flatness
seminar,Nov.2-3,1988,Pittsburg Penssylvani
a)。この装置は、熱延鋼板Sが進むのに従って分割ロ
ール10に作用する荷重を検出するために、分割ロール
10が設置された支持台11の端部に引張・圧縮される
量を測定することができる荷重センサー12を設置し
て、分割ロール10に加えられる荷重を検出し熱延鋼板
Sの平坦度を測定している。
【0009】しかし、このような形態の荷重センサー1
2は引張時の最大荷重と圧縮時の最大荷重との間の格差
(以下“ピーク(peak)荷重”と称する)が大きいた
め、反復的なセンシングを遂行すると荷重センサー12
が破損して精密度が低下すると共に、設備の寿命を低下
させるようになるなどの問題点がある。
【0010】また、他の接触式検出装置としてはジョー
ジ.エフ.ケルク(George.F.kelk)(“New Develop
ments improve hot strip:Shapemeter-Looper and Sha
pe Actimeter”,Iron and Steel Eng.,August,198
6,p48-56)が提示した方法がある。図3に示されてい
るこの装置は、分割ロール20が設置された軸支持台2
1の下部に圧縮型荷重センサー22を設置しているた
め、前記分割ロール20に引張荷重が作用する場合には
荷重センサー22に影響を与えないのでピーク荷重を減
少させることはできるが、熱延鋼板Sの平坦度を検出す
る検出装置は基本的に熱延鋼板Sの幅方向荷重を検出す
る前にルーパー設備の固有の機能を維持しなければなら
ないので、隣接するスタンド間に過度な相対速度偏差が
発生するとスタンド間の素材の質量に不均衡が発生して
ルーパーは過度に上昇・下降する。
【0011】この時、過度に上昇・下降したルーパーは
上部・下部ダンパーにぶつかるようになり、その結果平
坦度検出装置に過度な衝撃を伝達するので、瞬間的な衝
撃によって荷重センサー22の寿命が短縮するという問
題点がある。
【0012】これを防止するために、前記検出装置は過
度な圧縮が作用した場合にこれを防止する役割を果たす
装置として、一定以上の荷重が荷重センサー22に加え
られないように一定の間隔を維持するストッパー23が
設置されている。
【0013】しかし、荷重センサー22に最大荷重が加
えられる時には、圧縮される変位が非常に小さいため、
ストッパー23を利用する機械的な方法では一定の荷重
に比例する間隔を常に一定に維持することができない。
【0014】即ち、図3に提示したように、可変型スト
ッパー23を利用してその間隔を合せても、設備が設置
された現場の劣悪な環境により装置に多少でも変形が発
生するとその微細な間隔によってストッパー23を一定
に維持することができなくなるので、頻繁な調節を要す
るようになる。
【0015】また、図2と図3に提示した検出装置は
圧延スタンド間に設置されており、前記荷重センサー
は温度に非常に敏感に作用するものであって熱延鋼板S
の温度が800〜1200℃程度であるので、荷重セン
サー12、22を高温から保護しない場合には測定値に
誤差が発生する。
【0016】このような周囲の高温から荷重センサー2
2を保護するために、冷却ノズル24を付着して冷却水
を荷重センサー22に噴射することによって一定の温度
を維持するようにしたが、冷却ノズル24の破損または
異物質によって冷却水の噴射が不良である場合にこれに
対する対策はないという問題点がある。
【0017】また、熱延鋼板Sは形状によって幅方向荷
重分布が異なるため、分割ロール10、20はそれぞれ
異なる荷重を受けるようになり、長時間平坦度検出装置
を使用した場合、多数の分割ロール10、20は各々異
なって摩耗されて分割ロール10、20間の水平方向の
高低が異なるようになって荷重センサー12、22に検
出された荷重に誤差が発生する。
【0018】このような問題点を解決するために、図2
では高低調節ボルト13を用いて回転軸14を中心に接
線方向への調節が可能であるようにし、図3では楔型の
調節片25を用いて接線方向への調節が可能であるよう
にした。
【0019】しかし、このように調節する場合には、図
4Aに示したように、分割ロール10、20間の摩耗偏
差dRが発生し、これを調節しても図4Bに示したよう
に調節偏差dR’が発生するため、熱延鋼板Sに作用す
る荷重を検出する荷重センサー12、22は実際とは相
異する荷重を検出するようになるので、平坦度検出信号
には大きな誤差が発生する。即ち、一方向への調節方法
では水平の高低を調節することができないという問題点
がある。
【0020】また、他の問題点としては、平坦度検出装
置を長期間作動したために分割ロール間の相対摩耗偏差
が激しかったり、緊急状況の発生で分割ロールを交替し
なければならない場合に、短時間内に分割ロールを交替
する方法がないので整備時間が過多にかかり、生産性が
低下するという問題点がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
前記のような従来の問題点を解決するために発明したも
のであって、瞬間的な衝撃荷重と高温などの外部要因か
ら荷重センサーを保護することができ、分割ロール間の
高低を適切に調節することができるようにして平坦度検
出装置の寿命を延長し、平坦度検出信号の歪曲を防止す
ることができるようにする高精密度の圧延スタンド間平
坦度検出装置を提供することにその目的がある。
【0022】また、複数の分割ロールを各々分離が容易
なように支持ハウジングに結合することによって、分割
ロールの交替による整備時間を減らして生産性の向上に
寄与することができるようにする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するための本発明の圧延スタンド間の熱延鋼板の平坦度
検出装置は、熱間仕上圧延工程で生産される熱延鋼板S
の幅方向に分割された複数個の分割ロールを通した荷重
を検出して平坦度を検出する接触式平坦度検出装置にお
いて、前記複数個の分割ロールを各々分離可能に支持ブ
ラケットに結合し、前記分割ロールを支持するブラケッ
トの一側には前記分割ロールを法線方向に移動させる法
線方向調節手段と、接線方向に移動させる接線方向調節
手段とを設置し、前記接線方向調節手段の一側に旋回可
能に結合された支持台には衝撃吸収装置を設置し、前記
支持台の一面に設置されて前記荷重センサーを加圧する
センサーキャップの間をあらかじめ圧縮させて互いに離
脱するのを防止するために予圧印加手段を前記支持台と
ルーパー装置のベースとの間に設置したことを特徴とす
る。
【0024】また、本発明は、分割ロールを軸支持固定
板から分離可能に結合することにより、分割ロールの交
換及び修理作業を迅速で簡便に遂行して整備時間を最小
化することができる。
【0025】このように、本発明は、分割ロール間の摩
耗偏差が発生する場合に接線方向及び法線方向の両方向
に調節することにより、各分割ロールの表面摩耗差異が
発生しても水平ライン全体の高低を精密に調節すること
ができる。
【0026】また、ルーパー装置の本体に設置される平
坦度検出装置が急激な上昇、下降による衝撃から荷重セ
ンサーを保護するために衝撃吸収手段及び予圧印加手段
を設置するので、安定した信号を検出することができ、
荷重センサーを高温から保護するための遮蔽リングを設
置するので、荷重センサーの寿命を画期的に延長するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による構成
を添付の例示図面に基づいてより具体的に説明する。
【0028】図5は本発明による接触式平坦度検出装置
を示した断面図である。本発明の接触式平坦度検出装置
は図1の仕上圧延機AとBとの間に設置されるルーパー
装置30に設置される。ルーパー装置30全体は旋回軸
31を中心に上下方向に90度の範囲内で旋回して圧延
中の熱延鋼板Sに張力を付与する。ルーパー装置30の
端部にはルーパーロール33が固定されていて圧延中の
熱延鋼板Sと直接接触する。ルーパーロール33は5つ
に分割されており、両側端部にはダミーロールが固定さ
れていて、ダミーロールの間に圧延中の熱延鋼板Sの荷
重を測定するための測定ロールが3つ設置される。以下
では荷重を測定する測定ロールを分割ロール35と称す
る。
【0029】図5に示された本発明の接触式平坦度検出
装置は、大きく、荷重センサー37に印加される衝撃を
吸収するための衝撃吸収部40と、センサーキャップ4
6に圧力を印加する予圧印加部50と、分割ロール35
を上下方向に移動させることができる接線方向調節部6
0と、分割ロール35を前後方向に移動させることがで
きる法線方向調節部70と、分割ロール35を固定させ
る分割ロール固定部80とからなる。
【0030】衝撃吸収部40は衝撃吸収支持台軸41を
中心に旋回する支持台42の内部溝に設置される。ブラ
ケットの内部溝には円筒形のゴムパッド43がワッシャ
44を媒介としてボルト45で固定される。ここで、ワ
ッシャ44は内側面に突起が形成されていてセンサーキ
ャップ46を固定させる。一方、分割ロール35に印加
された荷重を測定するセンサー37はセンサーブロック
47に固定されている。このようなセンサーブロック4
7は円形に形成されていてベース39に固定される。
【0031】センサーブロック47の外部には800〜
1200℃の熱間圧延作業条件から荷重センサー37を
保護するための熱遮断遮蔽リング48がねじ結合されて
いる。このような熱遮断遮蔽リング48はセンサーブロ
ック47とセンサーキャップ46との間に形成される空
間を外部と遮断することによって荷重センサー37を保
護する。本発明では遮蔽リング48を設置するととも
に、本検出装置には検出装置に一般に装着され冷却水を
噴射して検出装置を冷却させる冷却装置が選択的に設置
され得る。検出装置に設置される冷却装置は公知の技術
であるのでその詳細な説明を省略する。
【0032】予圧印加部50は旋回する支持台42の旋
回間隔を一定に制限する役割を果たす。予圧印加部は、
支持台42の端部とベース39の端部とを締結するボル
ト51と、ボルトをベース39に固定させる球面ナット
52と、ボルトヘッド53と支持台42との間に挿入さ
れたディスクスプリング54とからなる。ディスクスプ
リング54と接触する支持台42の側面には球面溝55
が形成されている。また、ボルトヘッド53にはストッ
パー56が締結されていて支持台42の旋回間隔を調節
することができる。
【0033】接線方向調節部60は分割ロール軸を固定
させるブラケット71をブラケット軸72を中心に上下
に旋回させる役割を果たす。接線方向調節部60は、ブ
ラケット71と旋回可能に締結された左側クレビス61
と、支持台42と回転可能に締結された右側クレビス6
2と、両側ねじが形成された両方向調節ボルト63とか
らなる。従って、調節ボルト63を締めたりゆるめたり
すると両側のクレビス61、62が互いに遠くなったり
近接したりする。
【0034】法線方向調節部70は分割ロール軸を固定
させるブラケット71を左右に移動させる役割を果た
す。法線方向調節部70は、ルーパーロールの本体に固
定されたスライドベース74と、ブラケット71と結合
されたブラケットスライド75と、ブラケットスライド
75の左右移動間隔を調整する調節ボルト76とからな
る。ここでブラケット71及びブラケットスライド75
は、ブラケット軸72に回動可能に固定されていて二つ
の部品は一体に動く。即ち、ブラケットスライド75が
左右に移動するとブラケット71も共に左右に移動する
が、ブラケット71が旋回する場合にはブラケットスラ
イド75は旋回しない。
【0035】分割ロール固定部80は分割ロール35の
締結及び分離を容易にする役割を果たす。分割ロール固
定部80は分割ロール35を固定させる固定板81を二
つに分離することができるように製作し、分離される固
定板81を固定ボルト82でブラケット固定板83に締
結する。
【0036】以下、本発明の作動過程を説明する。熱延
鋼板Sが分割ロール35上を通過すると分割ロール35
に作用する荷重の合力がこの分割ロール35を圧縮す
る。この圧縮力はブラケット71と接線方向調節部60
と支持台42とを通じて荷重センサー37に伝達され
る。
【0037】ここで、複数個の分割ロール35はそれぞ
れの固定ボルト82によって容易に締結及び分離が可能
である。従って、いずれか一つの分割ロール35が摩耗
または緊急整備を必要とする場合に迅速に交替させるこ
とができる。
【0038】熱間圧延中に圧延スタンドA、B間に質量
不均衡が発生すると、ルーパー装置30は軸31を中心
に全体が上昇または下降する。このようにルーパー装置
30が過度に下降すると下部ダンパーに衝突して平坦度
検出装置に衝撃を伝達する。このような状況では、平坦
度検出装置自体はもちろん、荷重センサー37に瞬間的
な衝撃が作用する。
【0039】本発明による検出装置は、このような状況
が発生すると支持台の内側溝に設置された衝撃吸収部4
0によって伝達された衝撃を吸収する。従って、本発明
はこのような急激な衝撃状況でもセンサーキャップ46
まで伝達された熱延鋼板Sの圧下力を荷重センサー37
によって正確に測定することができる。
【0040】一方、ルーパー装置30が過度に上昇して
上部ダンパーにぶつかった場合には、図6Aに示したよ
うに、荷重センサー37がセンサーキャップ46から離
脱する。このような状況が反復されると、荷重センサー
37及びセンサーキャップ46は図6A及び図6Bのよ
うに挿入と離脱が反復される。この場合には荷重センサ
ー37に瞬間的に力を伝達するようになり、荷重センサ
ー37の寿命が短縮される。
【0041】本発明では予圧印加部50によってこのよ
うな短所を防止することができる。即ち、予圧印加部5
0によって支持台42をベース39にあらかじめ圧縮さ
せておくことによって、ルーパー装置30自体の上昇衝
撃によって荷重センサー37がセンサーキャップ46か
ら離脱するのを防止することができるようにする。この
ように、本発明は支持台42をベース39にあらかじめ
圧縮させておくことによって、支持台42に瞬間的な衝
撃が伝達されてもセンサーキャップ46から荷重センサ
ー37が離脱せずに正確に印加された荷重を検出するこ
とができる。
【0042】熱間圧延された鋼板Sは通常800〜12
00℃の範囲でルーパー装置30の上部を通過する。こ
のように本検出装置は高温の作業環境下で作動するので
温度に敏感な荷重センサー37はその寿命が短縮され
る。従って、本発明では支持台42とセンサーブロック
47との間に遮蔽リング48を設置することで、荷重セ
ンサー37に直接伝達される高温を遮断する。この遮蔽
リング48は2個1組に構成され、周囲の温度から荷重
センサー37を保護する機能を果たすだけでなく、可変
型ストッパーとしての機能も果たす。
【0043】ルーパーロールは熱間圧延を行うのに伴っ
て鋼板Sとの摩擦によって摩耗される。従って、周期的
に各分割ロール35間の高低を正確に調節する必要があ
る。
【0044】本発明では接線方向調節部40によって分
割ロール35の高低を調節し、法線方向調節部32によ
って分割ロール35の左右間隔を調節する。
【0045】図7Aに示したように摩耗が小さい分割ロ
ール35と摩耗が大きい分割ロール35'との間に摩耗
偏差dRが発生した場合には、図7Bのように接線方向
調節部60の両方向調節ボルト63を用いて分割ロール
の表面を接線方向に調節し、法線方向調節部70の調節
ボルト76を用いて法線方向に偏差を調節する。即ち、
両方向調節ボルト63を調節すると分割ロールの表面が
図7BのC1点に移動し、調節ボルト76を調節すると
C3点に移動する。もし、両方向調節ボルト63のみで
分割ロールの表点を調節するならば、最大調節点はC2
となる。従って、摩耗された分割ロール35’と摩耗さ
れていない分割ロール35との相互表点を正確に調節す
るためには、接線方向調節部60と法線方向調節部70
とを全て使用しなければならない。
【0046】一方、本発明は熱延鋼板Sが分割ロール3
5と分離された状態で移動して荷重センサー37を加圧
するセンサーキャップ46が初期状態に復元されると、
荷重センサー37は熱延鋼板Sが上部に変形するのを感
知するので、前記熱延鋼板Sの平坦度を正確に検出する
ことができる。
【0047】以上のような本発明の平坦度検出装置を用
いて分割ロール35の各々に印加された正確な荷重分布
信号を検出し、平坦度制御システムにフィードバックし
て圧延される熱延鋼板の平坦度を制御した結果を下記の
表1と表2に示した。
【表1】
【表2】
【0048】表1と表2に示されているように、本発明
による平坦度検出装置を用いて圧延鋼板の平坦度を制御
した結果、熱延鋼板全体長さにわたった均一な平坦度を
維持することができるのを確認した。
【0049】以上に説明したものは本発明による接触式
平坦度検出装置を実施するための一つの実施例に過ぎな
いもので、本発明は前記実施例に限定されず、当該技術
分野における通常の知識を有する者ならば誰でも以下の
特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を外れずに多様
な変更実施が可能である。 [図面の簡単な説明]
【図1】平坦度測定装置が設置される仕上圧延機の一部
を示した構成図である。
【図2】従来の接触式平坦度検出装置の一例を示した側
面図である。
【図3】従来の他の接触式平坦度検出装置を示した側面
図である。
【図4】図4A及び図4Bは従来の平坦度検出装置で分
割ロールに発生した偏差を補正する状態を説明するため
の図面である。
【図5】本発明による接触式平坦度検出装置を示した側
面図である。
【図6】図6A及び図6Bは本発明による荷重センサー
部を拡大した断面図である。
【図7】図7A及び図7Bは本発明による平坦度検出装
置で分割ロールに発生した偏差を補正する状態を説明す
るための図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホン, ワン−キー 大韓民国, キュンジュ−シティ 780 −800, キュンサンブク−ド, アン ガン−イウプ, サンダエ−リ, アン ガン ウバン アパートメント 101− 805 (72)発明者 イ, ジューン−ジョン 大韓民国, ポハン−シティ 790− 390, キュンサンブク−ド, ナム− ク, ジゴク−ドン, ギョスースーク ソ ビー−504 (56)参考文献 特開 平10−314821(JP,A) 特開2001−206601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 38/02 B21C 51/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を生産する仕上圧延工程でルーパー
    装置の分割ロールに印加される熱間圧延鋼板の接触荷重
    を利用して熱間圧延鋼板の平坦度を検出する接触式平坦
    度検出装置において、 分割ロールの表点を上下に旋回させて調節する接線方向
    調節手段と、 分割ロールに印加された衝撃が荷重センサーに伝達され
    るのを防止するための荷重センサー衝撃吸収手段と、 荷重センサーを固定させ、ルーパー装置に固定されたベ
    ース及びセンサーキャップを収容し、固定軸を中心に旋
    回可能な支持台を相互締結し、前記支持台をベースに規
    定された圧力で加圧する予圧印加手段とを含む熱間圧延
    鋼板の平坦度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記接線方向調節手段は、ブラケットと
    旋回可能に締結された左側クレビスと、支持台と回転可
    能に締結された右側クレビスと、両側ねじが形成され前
    記左側及び右側クレビスにねじ結合された両方向調節ボ
    ルトとからなることを特徴とする請求項1記載の熱間
    延鋼板の平坦度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収手段は、前記支持台の内部
    溝に挿入された衝撃吸収材と、前記衝撃吸収材をワッシ
    ャを媒介にして前記支持台に固定させるボルトと、ワッ
    シャによって固定されたセンサーキャップとからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱間圧延鋼板の平坦度検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記予圧印加手段は、支持台の端部とベ
    ースの端部とを締結するボルトと、前記ボルトをベース
    に固定させる球面ナットと、ボルトヘッドと支持台との
    間に挿入されたディスクスプリングとからなることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱間圧延鋼板
    の平坦度検出装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスクスプリングと接触する支持
    台の側面には球面溝が形成されており、前記ボルトヘッ
    ドにはストッパーが締結されていることを特徴とする請
    求項4記載の熱間圧延鋼板の平坦度検出装置。
  6. 【請求項6】 前記熱間圧延鋼板の平坦度検出装置は、
    分割ロールを左右方向に調節するための法線方向調節手
    段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の熱間
    延鋼板の平坦度検出装置。
  7. 【請求項7】 前記法線方向調節手段は、ルーパー装置
    本体に固定されたスライドベースと、ブラケットと結合
    されたブラケットスライドと、ブラケットスライドの左
    右移動間隔を調整する調節ボルトとからなることを特徴
    とする請求項6記載の熱間圧延鋼板の平坦度検出装置。
  8. 【請求項8】 前記熱間圧延鋼板の平坦度検出装置は、
    熱間圧延鋼板から荷重センサーに伝達される高温を遮断
    するための荷重センサー断熱手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項1記載の熱間圧延鋼板の平坦度検出装
    置。
  9. 【請求項9】 前記断熱手段は、ベースに固定され、前
    記荷重センサーを結合するセンサーブロックの外部に締
    結されて、前記支持台とセンサーブロックとの間に形成
    された空間を遮断する遮蔽リングからなることを特徴と
    する請求項8記載の熱間圧延鋼板の平坦度検出装置。
  10. 【請求項10】 前記熱間圧延鋼板の平坦度検出装置
    は、分割ロールを固定させる分離可能な固定板と、ブラ
    ケット固定板と、前記分離可能な固定板をブラケット固
    定板に締結する固定ボルトとからなる分割ロール固定部
    をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の熱間圧延
    鋼板の平坦度検出装置。
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