JPH08282401A - カウル部の遮音構造 - Google Patents

カウル部の遮音構造

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JPH08282401A
JPH08282401A JP8704595A JP8704595A JPH08282401A JP H08282401 A JPH08282401 A JP H08282401A JP 8704595 A JP8704595 A JP 8704595A JP 8704595 A JP8704595 A JP 8704595A JP H08282401 A JPH08282401 A JP H08282401A
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JP
Japan
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cowl
flange
welding flange
seal
sound insulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8704595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Hidaka
司 日高
Tomomi Yoshida
知身 吉田
Junichi Uto
淳一 宇都
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音性能を低下させることなく、生産性を向
上する。 【構成】 カウル溶接フランジ24にはシール部材26
が取付けられている。シール部材26は、カウル溶接フ
ランジ24に挟着し、カウル溶接フランジ24を挟んで
対向する2片を有する断面U字形のウエルト部28を備
えている。ウエルト部28の上片28Aには第1シール
部36が一体形成されており、カウルアウタパネル18
とインストルメントパネル25とに弾接する。ウエルト
部28の下片28Cには第2シール部38が一体成形さ
れており、ダッシュサイレンサ27の上端縁部近傍27
Aに弾接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカウル部の遮音構造に係
り、特に、自動車におけるカウル部の遮音構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車におけるカウル部の遮音構
造としては、例えば、実開平1−77546号公報のも
のが知られている。
【0003】図4に示される如く、このカウル部の遮音
構造では、カウルトップ(カウルアウタパネルともい
う)70の上面に段部等を形成することでウインドシー
ルドガラス72の接着面70Aを形成すると共に、カウ
ルトップ70を下側に延設し、取付部70Aよりも下方
位置に離間して接合用のフランジ70Bを形成してい
る。このフランジ70Bには、ダッシュアッパ(カウル
インナパネルともいう)76のフランジ76Aが接合さ
れており、フランジ70Bとフランジ76Aとでカウル
溶接フランジ78を構成している。また、カウルトップ
70の接着面70Aの下側には、遮音材としてのダッシ
ュサイレンサ80の上端部80Aが取付けられており、
このダッシュサイレンサ80は、カウル溶接フランジ7
8を跨ぎダッシュアッパ76及びダッシュロア82に沿
って配置されている。
【0004】この様に、このカウル部の遮音構造では、
カウル溶接フランジ78とその上下の部位をダッシュサ
イレンサ80で覆うことによって、カウルボックス84
からカウル溶接フランジ78のフランジ70Bとフラン
ジ76Aとの間を通って車室に侵入しようとする騒音を
ダッシュサイレンサ80により遮音するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ウル部の遮音構造においては、ダッシュサイレンサ80
でカウル溶接フランジ78を覆うため、ダッシュサイレ
ンサ80の形状が複雑化すると共に大型化するので、組
付け作業性が悪く、生産性が良くない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、遮音性能を低
下させることなく、生産性を向上することができるカウ
ル部の遮音構造を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ウインドシールドガラス接着面付近にカウル溶接フ
ランジが設けられたカウル部の遮音構造において、前記
カウル溶接フランジに挟着し前記カウル溶接フランジを
挟んで対向する2片を有する断面U字形のウエルト部
と、前記2片の一方に一体成形されインストルメントパ
ネルとカウルに弾接する第1シール部と、前記2片の他
方に一体成形されダッシュサイレンサの上端縁部近傍に
弾接する第2シール部と、を有するシール部材を備えた
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載のカウル部の遮音構造において
は、シール部材の断面U字形のウエルト部をカウル溶接
フランジに挟着することで、ウエルト部がカウル溶接フ
ランジを覆い、カウル溶接フランジの板合わせからの音
漏れを防止すると共に、シール部材の第1シール部がイ
ンストルメントパネルとカウルに弾接し、インストルメ
ントパネルとカウルとの隙間からの音漏れを防止する。
且つ、シール部材の第2シール部がダッシュサイレンサ
の上端縁部近傍に弾接し、カウル溶接フランジとダッシ
ュサイレンサの上端縁部近傍との隙間からの音漏れを防
止する。即ち、ダッシュサイレンサと別部材とされたシ
ール部材でカウル溶接フランジとその上下を遮音する。
【0009】
【実施例】本発明に係るカウル部の遮音構造の一実施例
を図1〜図3に従って説明する。
【0010】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図3に示される如く、車
体10のフロントボデー12とメインボデー14との結
合部には車幅方向に沿ってカウル16が配設されてい
る。
【0011】図2に示される如く、カウル16はカウル
アウタパネル18とカウルインナパネル20とを備えて
おり、車幅方向へ延びる閉断面構造とされている。
【0012】図1に示される如く、カウルアウタパネル
18の上部には、ウインドシールドガラス22の下端部
近傍を接着するウインドシールドガラス接着面18Aが
形成されている。また、カウルアウタパネル18は、ウ
インドシールドガラス接着面18Aの後側で略下方へ向
けて屈曲されており、後壁面18Bが形成されている。
この後壁面18Bの下端部は略後方へ向けて屈曲されて
おり、フランジ18Cが形成されている。
【0013】一方、カウルインナパネル20の後壁面2
0Aの上端部は略後方へ向けて屈曲され、フランジ20
Bが形成されており、このフランジ20Bがカウルアウ
タパネル18のフランジ18Cと接合され、カウル溶接
フランジ24を構成している。
【0014】なお、フランジ20Bはフランジ18Cよ
り後方へ延設されており、フランジ18Cの先端部とフ
ランジ20Bの接合部には、塗装シーラ17が塗布され
ている。また、カウル溶接フランジ24の上方にはイン
ストルメントパネル25が延設されており、カウルイン
ナパネル20の後壁面20Aにはダッシュサイレンサ2
7が取付けられている。
【0015】カウル溶接フランジ24にはシール部材2
6が取付けられている。このシール部材26は、カウル
溶接フランジ24に挟着しカウル溶接フランジ24を挟
んで対向する2片を有する断面U字形のウエルト部28
を有している。ウエルト部28の上片28Aの開口端部
内側には、ウエルト部28の底部28B方向へ傾斜し弾
性変形可能な舌部30が形成されている。また、ウエル
ト部28の下片28Cの開口端部内側には、ウエルト部
28の底部28B方向へ傾斜し弾性変形可能な舌部32
が形成されており、この舌部32から底部28B方向へ
所定距離隔てた所にも底部28B方向へ傾斜し弾性変形
可能な舌部34が形成されている。
【0016】従って、ウエルト部28は舌部30と舌部
32、34との付勢力によってカウル溶接フランジ24
に挟着している。
【0017】ウエルト部28の上片28Aの先端上面側
には、中空とされたパイプ状の第1シール部36が車幅
方向(図1の紙面垂直方向)に沿って一体成形されてい
る。この第1シール部36は弾性変形可能になってお
り、シール部材26をカウル溶接フランジ24に挟着す
る前の形状(図1の想像線の形状)から、シール部材2
6をカウル溶接フランジ24に挟着した後の、カウルア
ウタパネル18の後壁面18Bとインストルメントパネ
ル25の下面25Aとに当接した取付形状(図1の実線
の形状)に弾性変形するようになっている。
【0018】ウエルト部28の下片28Cの中間部の下
面側には、舌状の第2シール部38が車幅方向(図1の
紙面垂直方向)に沿って一体成形されている。この第2
シール部38は弾性変形可能になっており、シール部材
26をカウル溶接フランジ24に挟着する前の傾斜した
状態(図1の想像線の形状)から、シール部材26をカ
ウル溶接フランジ24に挟着した後の、ダッシュサイレ
ンサ27の上端縁部近傍27Aに当接した取付形状(図
1の実線の形状)に弾性変形するようになっている。な
お、ダッシュサイレンサ27の上端面27Bの後部が、
ウエルト部28の下片28Cの先端部の下面に対向して
いる。
【0019】次に、本実施例の作用に付いて説明する。
本実施例のカウル部の遮音構造においては、シール部材
26の断面U字形のウエルト部28をカウル溶接フラン
ジ24に挟着することで、ウエルト部28がカウル溶接
フランジ24を覆い、カウル溶接フランジ24の板合わ
せからの音漏れを防止する。これと共に、シール部材2
6の第1シール部36が、カウルアウタパネル18の後
壁面18Bとインストルメントパネル25の下面25と
に弾接し、カウルアウタパネル18の後壁面18Bとイ
ンストルメントパネル25の下面25との隙間からの音
漏れを防止する。且つ、シール部材26の第2シール部
38がダッシュサイレンサ27の上端縁部近傍27Aに
に弾接し、カウル溶接フランジ24とダッシュサイレン
サ27の上端縁部近傍27Aとの隙間からの音漏れを防
止する。
【0020】即ち、本実施例のカウル部の遮音構造にお
いては、ダッシュサイレンサ27と別部材とされたシー
ル部材26でカウル溶接フランジ24とその上下を遮音
する。
【0021】従って、ダッシュサイレンサでカウル溶接
フランジとその上下を遮音する場合に比べて、ダッシュ
サイレンサの形状が簡単になると共に小型化するので、
組付け作業性が良い。このため、遮音性能を低下させる
ことなく、生産性を向上することができる。
【0022】なお、本実施例のカウル部の遮音構造にお
いては、シール部材26の第1シール部36を中空のパ
イプ状としたが、第1シール部36は中空のパイプ状に
限定されず、カウルアウタパネル18の後壁面18Bと
インストルメントパネル25の下面25とに弾接すれ
ば、他の形状でも良い。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、ウインドシー
ルドガラス接着面付近にカウル溶接フランジが設けられ
たカウル部の遮音構造において、カウル溶接フランジに
挟着しカウル溶接フランジを挟んで対向する2片を有す
る断面U字形のウエルト部と、2片の一方に一体成形さ
れインストルメントパネルとカウルに弾接する第1シー
ル部と、2片の他方に一体成形されダッシュサイレンサ
の上端縁部に弾接する第2シール部と、を有するシール
部材を備えた構成としたので、遮音性能を低下させるこ
となく、生産性を向上することができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカウル部の遮音構造を
示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るカウル部の遮音構造を
示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係るカウル部の遮音構造が
適用された車両のボデーを示す車両斜め前方から見た斜
視図である。
【図4】従来例に係るカウル部の遮音構造を示す側断面
図である。
【符号の説明】
16 カウル 18 カウルアウタパネル 18A ウインドシールドガラス接着面 20 カウルインナパネル 24 カウル溶接フランジ 25 インストルメントパネル 26 シール部材 27 ダッシュサイレンサ 28 ウエルト部 28A 上片 36 第1シール部 28C 下片 38 第2シール部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドシールドガラス接着面付近にカ
    ウル溶接フランジが設けられたカウル部の遮音構造にお
    いて、前記カウル溶接フランジに挟着し前記カウル溶接
    フランジを挟んで対向する2片を有する断面U字形のウ
    エルト部と、前記2片の一方に一体成形されインストル
    メントパネルとカウルに弾接する第1シール部と、前記
    2片の他方に一体成形されダッシュサイレンサの上端縁
    部近傍に弾接する第2シール部と、を有するシール部材
    を備えたことを特徴とするカウル部の遮音構造。
JP8704595A 1995-04-12 1995-04-12 カウル部の遮音構造 Pending JPH08282401A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006168405A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Mazda Motor Corp 自動車のカウル部遮音構造
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CN115195869A (zh) * 2022-07-20 2022-10-18 岚图汽车科技有限公司 一种前围总成

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