JPH08282292A - モード切換式車両用ドア装置 - Google Patents

モード切換式車両用ドア装置

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JPH08282292A
JPH08282292A JP11777895A JP11777895A JPH08282292A JP H08282292 A JPH08282292 A JP H08282292A JP 11777895 A JP11777895 A JP 11777895A JP 11777895 A JP11777895 A JP 11777895A JP H08282292 A JPH08282292 A JP H08282292A
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bracket
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hinge
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Kiyoshi Kumagai
喜義 熊谷
Masayuki Mukai
雅之 向井
Makoto Takehara
誠 竹原
Kiyoshi Aikawa
喜吉 相川
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Mitsubishi Motors Corp
Hitachi Astemo Nasu KK
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイングドア及びスライドドアの両方のモー
ドに対応できるようにする。 【構成】 ピラー66側に取付けられるヒンジブラケッ
ト16と、ドア4側に取付けられるドアブラケット17
との間に、固定リンク13及び作動リンク11からなる
ドアヒンジ装置1を設ける。ドアヒンジ装置1の作動リ
ンク11をスイングドアモードあるいはスライドドアモ
ードに切換える電動モータ81等からなる作動装置8を
設ける。スライドドアモードになったときに、固定リン
ク13をスライドドアモードに保持(固定)する電磁ロ
ック装置6、7を設ける。作動装置8及び電磁ロック装
置6、7の作動等を制御する制御手段21を設ける。ス
イングドアモードあるいはスライドドアモードに切換え
るためのトリガ信号を発信するトリガスイッチ33等、
及びスイングドアモードあるいはスライドドアモードに
保持するための信号を発信するリミットスイッチ31等
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ドア装置に関す
るものであり、特に、当該ドアの開閉方式を、スイング
方式(スイングドアモード)あるいはスライド方式(ス
ライドドアモード)のいずれかの方式に随時切換えるこ
とのできるようにしたモード切換式ドア装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ドアは、例えば自動車用ド
ア等においては、ピラーに対して回転可能なように取付
けられたヒンジ機構を有するスイング方式のものか、あ
るいはワゴン車の第二列等に設けられているスライド方
式のものかの、いずれかの方式からなるものが主であ
る。そして、これらの各ドア開閉方式(ドア開閉モー
ド)は、それぞれの目的に応じて各車両に採用されてい
る。すなわち、ドア開閉操作の容易性等を考慮して、ス
イングドアが採用されている場合もあるし、また、狭い
スペース内においての乗降性、あるいは積荷の積降ろし
作業性等を考慮して、スライドドアが採用されている場
合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ドア装置は、スイングドアは終始スイングドアとして、
また、スライドドアは終始スライドドアとして、のみ機
能するものである。しかしながら、上記スイングドアを
有する車両において、狭い駐車場等に駐車したような場
合、スイングドアを開くことができないと言うような場
合がある。このような場合、上記スイングドアをスライ
ドドアに切換えて乗降ができれば、より便利である。す
なわち、通常は、開閉操作の簡単なスイングドア方式
(スイングドアモード)としておき、狭いスペースに駐
車した場合等、必要に応じてスライドドア方式(スライ
ドドアモード)に切換えることのできるドア装置が要請
されている。このような要請に応えるために、スイング
機能とスライド機能との両方の機能を備え、必要に応じ
て、いずれかのモードに切換えることのできるモード切
換式車両用ドア装置を提供しようとするのが、本発明の
目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、通常はスイングドアを形成するととも
に、必要に応じてスライドドアを形成することのできる
モード切換式車両用ドア装置に関して、車体側に取り付
けられるヒンジブラケット、ドア側に設けられるドアブ
ラケット、及びこれら両ブラケットの間を連結する連結
機構からなるとともに、当該連結機構を、上記ドアブラ
ケットが上記ヒンジブラケットに対してスイング運動を
する第一モード、及び上記ドアブラケットが上記ヒンジ
ブラケットに対して平行移動をする第二モードのうちの
いずれか一方のモードを採ることができるようにしたド
アヒンジ装置と、上記連結機構を上記第一モード及び第
二モードのうちのいずれか一方のモードに切り換えるモ
ード切換装置と、上記ドアブラケットに設けられるもの
であって、ドアを上記ドアブラケットに対してスライド
不能な状態に固定するスライド禁止手段と、を備えてな
る構成を採ることとした。
【0005】また、上記構成に加えて、上記モード切換
装置を、上記連結機構がいずれか一方のモードに切り換
えられるための信号を発信する操作装置と、駆動源を有
し、かつ、上記連結機構のモードを切り換えるための作
動を行なう作動装置と、上記操作装置からの信号に基づ
き、上記連結機構を上記いずれかのモードに設定するよ
うに、上記作動装置を作動させるための信号を出力する
制御手段と、からなるようにした構成を採ることとし
た。
【0006】また、上記操作装置を、車室内及び車室外
のそれぞれに設けるようにした構成を採ることとした。
【0007】また、上記構成に加えて、ドアの開閉状態
を検出するドア状態検出手段を設けるとともに、当該ド
ア状態検出手段からの信号により、上記ドアが閉状態に
ないことを検出したときには、上記操作装置の操作の如
何にかかわらず、上記作動装置を非作動状態にするよう
に制御を行なう制御手段を設けるようにした構成を採る
こととした。
【0008】また、上記操作装置が第一モードを選択す
べく操作されたときには、上記連結機構を第一モードに
切り換えるように上記作動装置を作動させるとともにド
アのドアブラケットに対するスライド運動を禁止するよ
うに上記スライド禁止手段を作動させ、一方、上記操作
装置が第二モードを選択すべく操作されたときには、上
記連結機構を同第二モードへの切り換えを行なわせるよ
うに上記作動装置を作動させるとともに上記ドアの上記
ドアブラケットに対するスライド運動を許容するように
上記スライド禁止手段を作動させるよう、これら各種の
制御を行なう制御手段を設けるようにした構成を採るこ
ととした。
【0009】また、ドアヒンジ装置の状態を検出するヒ
ンジ状態検出手段を設けるとともに、当該ヒンジ状態検
出手段によって、上記ドアヒンジ装置が第二モードにあ
り、かつ、ドアブラケットがヒンジブラケットに対して
ドア開の状態にあることが検出されたときには、ドアの
上記ドアブラケットに対するスライド運動を許容するよ
うにスライド禁止手段を作動させ、一方、上記ドアヒン
ジ装置が上記第二モードにあり、かつ、上記ドアブラケ
ットが上記ヒンジブラケットに対してドア開の状態であ
ることが検出されないときには、上記ドアの上記ドアブ
ラケットに対するスライド運動を禁止するように上記ス
ライド禁止手段を作動させるよう、これら各種の制御を
行なう制御手段を設けるようにした構成を採ることとし
た。
【0010】また、ドアヒンジ装置が第二モード状態に
あり、かつ、ドアブラケットがヒンジブラケットに対し
てドア開の位置にあるときには、上記ドアブラケットを
上記ヒンジブラケットに対して固定するように作動する
ブラケット固定手段、及び上記ドアの上記ドアブラケッ
トに対するスライド位置を検出するスライド位置検出手
段を設けるとともに、上記ドアヒンジ装置が上記第二モ
ードにあり、かつ、上記ヒンジ状態検出手段によって、
上記ドアブラケットが上記ヒンジブラケットに対してド
ア開の状態になったことが検出されたときには、上記ド
アの上記ドアブラケットに対するスライド禁止状態を解
除するように上記スライド禁止手段を作動させるよう、
これら各種の制御を行なう制御手段を設けるようにした
構成を採ることとした。
【0011】
【作用】上記構成を採ることにより、本発明において
は、次のような作用を呈することとなる。まず、請求項
1記載の発明においては、上記モード切換装置により上
記連結機構を上記第一モードに切り換えるとともに、上
記ドアの上記ドアブラケットに対するスライドを禁止す
るように上記スライド禁止手段を作動させることによっ
て、本ドアは上記非平行リンク機構に従うスイング運動
をすることができるようになる。また、上記モード切換
装置により上記連結機構を上記第二モードに切り換える
とともに、上記ドアの上記ドアブラケットに対するスラ
イド運動を許容するように上記スライド禁止手段を作動
させることによって、本ドアを上記平行リンク機構に従
う平行移動(迫り出し)をさせるとともに、その後、本
ドアを上記ドアブラケットに対してスライド移動させる
ことができるようになる。
【0012】また、請求項2記載の発明においては、上
記操作装置を操作することによって、上記制御手段が、
上記連結機構を、上記操作装置にて選択されたいずれか
のモードに設定するよう、上記作動装置を作動させるこ
ととなる。
【0013】また、請求項3記載の発明においては、車
室内または車室外から上記操作装置を操作することによ
って、上記制御手段が、上記連結機構を上記操作装置に
て選択されたいずれかのモードに設定するよう、上記作
動装置を作動させることとなる。
【0014】また、請求項4記載の発明においては、上
記ドア状態検出手段の作動により、上記ドアが閉状態に
ないことが検出されたときには、上記制御手段が、上記
操作装置の操作の如何にかかわらず、上記作動装置を非
作動状態とするよう、制御作用をすることとなる。
【0015】また、請求項5記載の発明においては、上
記制御手段は、上記操作装置が第一モードを選択すべく
操作されたときには、上記連結機構が同第一モード状態
となるように上記作動装置を作動させるとともに、上記
ドアのドアブラケットに対するスライド運動を禁止する
ように上記スライド禁止手段を作動させることとなる。
一方、上記制御手段は、上記操作装置が第二モードを選
択すべく操作されたときには、上記連結機構を第二モー
ド状態にするとともに、スライド運動を許容するように
上記スライド禁止手段を作動させることとなる。
【0016】また、請求項6記載の発明においては、上
記制御手段は、上記ヒンジ状態検出手段により、上記ド
アヒンジ装置が第二モード状態にあり、かつ、上記ドア
ブラケットが上記ヒンジブラケットに対してドア開の状
態にあることが検出されたときには、上記ドアの上記ド
アブラケットに対するスライド運動を許容するように上
記スライド禁止手段を作動させることとなる。一方、上
記制御手段は、上記ドアヒンジ装置が第二モード状態に
あり、かつ、上記ドアブラケットが上記ヒンジブラケッ
トに対して上記ドア開の状態であることが検出されない
ときには、上記ドアの上記ドアブラケットに対するスラ
イド運動を禁止するように上記スライド禁止手段を作動
させることとなる。
【0017】また、請求項7記載の発明においては、上
記制御手段は、上記ドアヒンジ装置が第二モード状態に
あり、かつ、上記ヒンジ状態検出手段により上記ドアブ
ラケットが上記ヒンジブラケットに対してドア閉の状態
からドア開の状態になったことが検出されたときには、
上記ドアブラケットを上記ヒンジブラケットに対して固
定するように上記固定手段を作動させ、更に、上記ドア
ヒンジ装置が第二モード状態にあり、かつ、上記スライ
ド位置検出手段により上記ドアブラケットが上記ヒンジ
ブラケットに対してドア開の状態になったことが検出さ
れたときには、上記ドアの上記ドアブラケットに対する
スライド禁止状態を解除するように上記スライド禁止手
段を作動させることとなる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について、図1ないし図6を
基に説明する。本実施例の構成は、図1に示す如く、作
動リンク11、アイドルリンク12、固定リンク13等
のリンク機構を主として形成される連結機構を、上下に
対の状態で有するドアヒンジ装置1と、当該ドアヒンジ
装置1の上記リンク機構を平行リンク機構の状態、また
は、有限位置内(無限遠でないこと)で瞬間中心を有す
る非平行リンク機構の状態に切り換える作動装置8、及
び当該作動装置8の作動を制御する制御手段21等から
なるモード切換装置2と、からなることを基本とするも
のである。
【0019】このような基本構成において、上記3本の
リンクのうちの一つである固定リンク13は、一端がヒ
ンジブラケット16に回転自在に連結されるとともに、
他端がドアブラケット17に回転自在に連結され、これ
ら両連結点(O63、O73)の位置が、図5及び図6に示
す如く、それぞれヒンジブラケット16及びドアブラケ
ット17において、常に一定位置、すなわち定点となる
ように形成されているものである。次に、アイドルリン
ク12は、一端が上記ヒンジブラケット16に連結点
(O62)を介して回転自在に連結されるとともに、他端
(O72)がドアブラケット17に設けられたガイド溝7
2内を移動できるように連結されているものである。ま
た、作動リンク11は、一端が上記ヒンジブラケット1
6に連結点(O61)を介して連結されるとともに、他端
(O71)は、ドアブラケット17に設けられたガイド溝
19内を移動することができるように、その先端部に設
けられたローラ111を介して、上記ドアブラケット1
7に連結されているものである。なお、詳しくは、上記
固定リンク13の両連結点(O63、O73)間の距離、上
記アイドルリンク12の両連結点(O62、O72)間の距
離、及び上記作動リンク11の両連結点(O61、O71
間の距離は、互いに等しくなるように設定されている。
また、ガイド溝19は、図5に示されるドア閉の状態に
おけるドアブラケット17の位置において、上記ヒンジ
ブラケット16における上記作動リンク11の連結点
(O61)を中心とした円弧に沿って形成されるようにな
っているものである。
【0020】そして、このような構成からなるガイド溝
19内を、その一端(O71)が移動する作動リンク11
は、通常は、図5に示す如く、ドア4の閉状態におい
て、上記固定リンク13の軸線に対して、本作動リンク
11のヒンジブラケット16への連結点であるO61点と
ドアブラケット17への連結点であるO71点との間を結
ぶ直線が、有限位置内(無限遠でない範囲)で交わり、
しかも、その位置(O13点)が車体外側面よりも外側に
形成されるようになっているものである。従って、この
ような状態においては、当該作動リンク11は上記固定
リンク13とともに非平行リンク機構を形成するように
なっている。また、本作動リンク11は、図6に示す如
く、必要に応じて上記固定リンク13に対して平行に保
持されるようにもなっているものである。従って、この
状態においては、本作動リンク11は上記固定リンク1
3とともに、平行リンク機構を形成するようになってい
る。
【0021】また、ガイド溝72は、図5に示す如く、
ドア4が上記非平行リンク機構に従ってスイング運動を
する際に、上記アイドルリンク12がこのスイング運動
を阻害することの無いよう、アイドルリンク12のドア
ブラケット17に対する連結点であるO72が自由に移動
できるように形成されているものである。そして、更
に、当該ガイド溝72は、必要に応じて上記アイドルリ
ンク12を上記固定リンク13に対して平行に保持する
ことができるようになっているものでもある。従って、
このようなガイド溝72内に、その一端が設置される上
記アイドルリンク12は、上記固定リンク13とともに
平行リンク機構をも形成するようになっているものであ
る。なお、本実施例においては、上記リンク機構は作動
リンク11、アイドルリンク12、固定リンク13の3
本のリンクにて形成されるようになっているが、このリ
ンク機構は、必ずしも3本のリンクにて形成されること
を必要とするものではなく、場合によっては、上記アイ
ドルリンク12を省略した2本のリンクにて上記リンク
機構を形成させることも可能である。
【0022】このようにして、各リンクにより、ドアブ
ラケット17がヒンジブラケット16に対してスイング
運動をするスイングドアモード(第一モード)と、ドア
ブラケット17が上記ヒンジブラケット16に対して平
行移動をするスライドドアモード(第二モード)とを得
ることができるが、これらモードを選択的に切り換える
モード切換装置2は、次のような構成からなるものであ
る。すなわち、作動装置8と、上記ドアヒンジ装置1を
形成するリンク機構を固定(保持)する電磁ロック装置
6、7と、上記作動装置8等を作動させるトリガスイッ
チ等の各種スイッチ機構31、32、33、34、35
と、これらスイッチ機構からの信号に基づき上記作動装
置8の作動を制御するとともに、各種電磁ロック装置
6、7の作動を制御する制御手段21と、からなるもの
である。
【0023】そして、これら構成からなるモード切換装
置2のうちの上記作動装置8は、ドアブラケット17に
装着されるモータ(電動モータ)81と、当該電動モー
タ81の駆動軸に連結されるピニオンギヤ82と、当該
ピニオンギヤ82とかみ合うセクタギヤ83と、当該セ
クタギヤ83と同軸上に設けられるフォーク84等から
なるものである。そして、当該フォーク84に、上記作
動リンク11の先端部に設けられたローラ111が係合
するようになっているものである。そして更に、当該ロ
ーラ111は、上記作動リンク11のヒンジブラケット
16側への連結点(O61)を中心にして同心円状に形成
されたガイド溝19内を移動することができるようにな
っているものである。なお、本作動装置8は、本実施例
においては、ピニオンギヤ82、セクタギヤ83等から
なるギヤ装置にて形成されているが、この外に、電動モ
ータ81あるいは電磁ソレノイド等にて直接駆動される
カム等からなるカム機構にて形成されるものであっても
良い。なお、このカム機構からなるものである場合に
は、上記作動リンク11の先端部等が、直接上記カムに
よって駆動(移動)されることとなる。
【0024】次に、上記アイドルリンク12を上記固定
リンク13に対して平行な状態に保持し、これによっ
て、リンク機構全体を平行リンク機構状態にするストッ
パ装置79は、一端が作動リンク11の先端部の連結点
(O71)と同軸上に連結されるストッパリンク75と、
一端が当該ストッパリンク75の他端部側に回転可能に
連結され、他端が固定リンクの連結点(O73)の同軸上
に連結されるストッパレバー76と、当該ストッパレバ
ー76の先端部に設けられ、上記アイドルリンク12に
当接して当該アイドルリンク12を上記固定リンク13
に対して平行な状態に保持するとともに、当該アイドル
リンク12の一端(O72)を、上記ドアブラケット17
に対して回転可能なように保持するストッパ77と、か
らなるものである。そして、これら構成からなる上記ス
トッパリンク75とストッパレバー76とでトッグルジ
ョイントを形成するようになっているものである。
【0025】従って、上記作動リンク11を上記固定リ
ンク13に対して平行な状態に維持するよう上記作動装
置8が作動すると、上記ストッパリンク75及びストッ
パレバー76は、上記作動装置8のフォーク84及び上
記作動リンク11のローラ111等と連動して作動する
ようになっているものである。その結果、上記作動リン
ク11等と連動して作動するストッパレバー76の作動
により、当該ストッパレバー76の先端部に設けられて
いるストッパ77は、上記アイドルリンク12の上記ド
アブラケット側連結点(O72)を強く押付けることとな
る。このような作動によって、上記アイドルリンク12
の上記ドアブラケット側連結点(O72)は、図6に示す
如く、上記固定リンク13と平行な状態に保持されるこ
ととなる。
【0026】このような構成からなるドアヒンジ装置1
において、図1に示す如く、ヒンジブラケット16はピ
ラー66側に取り付けられ、また、ドアブラケット17
はスライド装置5を介してドア4側に取り付けられるよ
うになっている。従って、ヒンジブラケット16は車体
側に固定されることとなり、このヒンジブラケット16
をベースにして、上記各リンク11、12、13を介し
てドアブラケット17が平行移動あるいはスイング運動
をするようになっているものである。また、上記ドアブ
ラケット17にはスライド装置5が設けられている構成
となっている。そして、当該スライド装置5は、ドアブ
ラケット17に取り付けられたスライダ55と、当該ス
ライダ55に対してスライド運動をするように装着され
たスライドレール51とからなるものであり、当該スラ
イドレール51の両端はドア4に取り付けられる構成と
なっている。
【0027】なお、このような構成からなるスライド装
置5は、図1に示す如く、ドア4の上下に設けられてお
り、これらスライド装置5を形成するスライダ55には
ドアブラケット17が取り付けられているとともに、こ
れらドアブラケット17に対応するピラー66側には、
上記の如く、ヒンジブラケット16が設けられている構
成となっている。そして更に、これらヒンジブラケット
16とドアブラケット17との間を連結する上下の固定
リンク13及びアイドルリンク12の間には、ヒンジ装
置全体の剛性を向上させるため、更には、上下ヒンジ装
置の連動を助けるために、ステイ91、92、93、9
4が設けられている構成となっている。
【0028】また、上記作動装置8を形成する電動モー
タ81等の作動を制御する制御手段21は、マイクロプ
ロセッサユニット(MPU)等の演算手段を基礎に形成
されるマイクロコンピュータ等からなるものであり、各
種スイッチ機構31、32、33、34、35からの入
力信号を受けて、上記電動モータ81の作動あるいは後
記各電磁ロック装置6、7等の作動を制御するようにな
っているものである。なお、当該制御手段21内には、
上記電動モータ81等の作動を制御するに当って、当該
電動モータ81等の作動を一定モードに保持する役目を
果たすインタロック機構(インタロック回路)が組み込
まれている構成となっている。
【0029】このような構成からなる制御手段21にト
リガ信号を入力するスイッチ機構は、図1ないし図4に
示すような構成からなるものである。すなわち、ドアラ
ッチスイッチ35は、ドアラッチに設けられ、ドア4が
閉じられている状態にあるときには常に閉状態(ON状
態)となるようになっているものである。そして、当該
ドアラッチスイッチ35は、このON状態を基に、上記
制御手段21に、上記リンク機構(特に作動リンク1
1)をスイングドアモードに切換えるように制御作用を
行なわせる、そのトリガの役目を果たすようになってい
るものである。次に、スライドドアモードトリガスイッ
チ33、34は、それぞれドア4の内側及び外側の適宜
箇所に乗員等が操作できるように設けられているもので
ある。そして、これらスライドドアモードトリガスイッ
チ33、34は、上記制御手段21に、上記リンク機構
(特に作動リンク11)をスライドドアモードに切換え
るように制御作用を行なわせる、そのトリガの役目を果
たすようになっているものである。次に、スイングドア
モードリミットスイッチス31は、上記ドアヒンジ装置
1のリンク機構、特に作動リンク11がスイングドアモ
ードにあるときに閉状態(ON状態)となるようになっ
ているものである。また、スライドドアモードリミット
スイッチ32は、上記作動リンク11がスライドドアモ
ードにあるときに閉状態(ON状態)となるようになっ
ているものである。
【0030】そして、このような構成からなるモード切
換装置2には、この外に、図4に示すような電磁ロック
装置6、7及びリミットスイッチ61、71が設けられ
ている。この電磁ロック装置6、7は、それぞれ電磁石
を駆動源としてカム等のロック部材を作動させるように
なっているものである。また、電磁ロック装置6は、ヒ
ンジブラケット16に取り付けられるとともに、スライ
ドドアモード時において固定リンク13がドア閉の状態
からほぼ90度回転変位したときに、当該固定リンク1
3をその位置にロックするようになっているものであ
る。また、電磁ロック装置7は、スライド装置5のスラ
イダ55に取り付けられるとともに、スイングドアモー
ド時においてドア4をその位置(スイングドア状態)に
ロックするようになっているものである。
【0031】また、リミットスイッチ61はヒンジブラ
ケット16に取り付けられた常開型(常時はOFF状
態)のスイッチであって、スライドドアモードにある固
定リンク13が、ドア閉の状態からほぼ90度回転運動
したときに閉状態(ON状態)となるように形成されて
いるものである。また、リミットスイッチ71はスライ
ダ55に取り付けられた常開型(常時はOFF状態)の
スイッチであって、ドア4がスライダ55に対して完全
に閉じた状態にあるときに閉状態(ON状態)となるよ
うに形成されているものである。
【0032】次に、制御手段21は、スイングドアモー
ドにあるとき、すなわち、スライドドアモードスイッチ
33、34のいずれによっても、スライドドアモードが
選択されていない場合、上記電磁ロック装置6が非ロッ
ク状態となるように制御するとともに、上記電磁ロック
装置7がロック状態となるように、それぞれ制御信号を
出力するようになっているものである。更に、制御手段
21は、スライドドアモードスイッチ33、34の少な
くともいずれか一方によってスライドドアモードが選択
されている場合であって、上記リミットスイッチ61が
OFF状態からON状態に変化したことを検出した場合
には、上記電磁ロック装置6をロック状態にするととも
に電磁ロック装置7を非ロック状態にするように、それ
ぞれ制御信号を出力するようになっているものである。
そして、上記両ロック装置6、7をその状態に保持する
ようになっているものである。また、リミットスイッチ
71がOFF状態からON状態に変化したことを検出し
た場合には、ドア4は閉じられねばならない状態にある
ので、上記制御手段21は、上記電磁ロック装置7をロ
ック状態にするとともに上記電磁ロック装置6を非ロッ
ク状態にするように、それぞれの制御信号を出力するよ
うになっているものである。そして、上記両電磁ロック
装置6、7を、それぞれの状態に保持するよう、制御を
行なうようになっているものである。
【0033】これら構成からなる本実施例の作動態様等
について説明する。まず、スイングドアとして利用され
る場合、すなわち、スイングドアモードの場合について
説明する。この場合には、図2に示す如く、ドア4が必
ず閉じられている状態を基点にしてモード切換装置2が
作動するようになっている。すなわち、ドア4が閉じら
れており、ドアラッチスイッチ35が閉状態(ON状
態)になっている場合においては、このドアラッチスイ
ッチ35からの信号に基づき、制御手段21は、図2に
示す如く、作動リンク11の軸線方向の延長線が、固定
リンク13の軸線との間にO13点にて交わるように、作
動装置8の電動モータ81を作動させる。これによっ
て、ドアヒンジ装置1を形成する連結機構、すなわちリ
ンク機構は、図2に示す如く、O13点を瞬間中心(回転
中心)とするスイングドアモードの形態になる。そし
て、この状態において、スイングドアモードリミットス
イッチ31がONされると、スイングドアモードに保持
される。なお、このスイングドアモードに設置された状
態にあっては、制御手段21は、図4に示す電磁ロック
装置7を駆動して、ドア4をスライダ55に対してスラ
イド禁止状態にする。そして、この状態が保持される。
従って、ドア4は、図2の二点鎖線図示の如く、O13
を回転中心として回転運動を行なうこととなる。
【0034】次に、スライドドアとして利用される場
合、すなわち、スライドドアモードの場合について説明
する。この場合には、図3に示す如く、まず、ドア4の
内側及び外側に設けられたスライドドアモードトリガス
イッチ33、34のうちのいずれか一方のスイッチをO
Nする必要がある。これらスライドドアモードトリガス
イッチ33、34のうちのいずれか一方がONされるこ
とによって、その信号が制御手段21に導入され、この
信号を受けて、上記制御手段21は、図3に示す如く、
作動装置8の電動モータ81を作動させ、作動リンク1
1が固定リンク13と平行な状態となるように作動させ
る。そして、図3に示す如く、作動リンク11と固定リ
ンク13とが平行リンク機構を形成するようになるまで
作動すると、スライドドアモードリミットスイッチ32
が作動し、この平行リンク機構が維持(保持)される。
なお、このスライドドアモードリミットスイッチ32が
ONしている状態においては、上記制御手段21に組込
まれたインタロック機構(インタロック回路)の作用に
より、上記リンク機構は、平行リンク機構を形成した状
態のままに保持され、これらリンク機構によって形成さ
れるドアヒンジ装置1は、スライドドアモードに保持さ
れることとなる。従って、ドア4は、このようなリンク
機構(ドアヒンジ形態)を基礎にして、図3の二点鎖線
図示の如く、車体外側面の外側に迫り出されることとな
る。
【0035】なお、このようなスライドドアモードの状
態にあっては、図4に示す如く、制御手段21は、ドア
4とスライド装置5との間に設けられた電磁ロック装置
7及びヒンジブラケット16と固定リンク13との間に
設けられた電磁ロック装置6を、リミットスイッチ71
及びリミットスイッチ61からの信号に基づいて制御作
用をするようになっている。従って、ドア4が、平行リ
ンク機構を形成するように設置されたドアヒンジ装置1
を基礎にして、車体外側面の外側への迫り出し作動をす
る場合、この迫り出し作動の間は、上記ドア4のストッ
パ45とスライダ55との間に設けられた電磁ロック装
置7の作動により、ドア4はスライダ55に対して勝手
に作動(スライド移動)しないように保持(ロック)さ
れることとなる。なお、このようなロック状態は、上記
スイングドアモードの状態においても維持されることは
もちろんのことである。
【0036】このような状態に保持されて、迫り出し作
動(作業)が完了し、固定リンク13が車体外側面に対
してほぼ直角の状態になったときに、リミットスイッチ
61がOFF状態からON状態へと変化することによ
り、制御手段21は上記ヒンジブラケット16に設けら
れた電磁ロック装置6を作動させる。これによって、上
記固定リンク13は直角の状態に保持されることとな
る。そして、これと同時に、上記制御手段21は、上記
ドア4のストッパ45とスライド装置5のスライダ55
との間を保持(ロック)していた電磁ロック装置7のロ
ック状態を解除させる。その結果、ドア4は、自由な状
態となるので、上記スライダ55に対してスライドレー
ル51等を介して、図4に示す如く、車体の前後方向に
スライド運動をすることが可能となる。また、このスラ
イドドアモード時において、ドア4を開状態から閉状態
にすると、上記リミットスイッチ71はOFFからON
に変化する。これによって制御手段21は、電磁ロック
装置7をロック状態にするとともに、電磁ロック装置6
をロック解除状態に制御する。これによって、ドア4の
完全な閉状態への移行が可能となる。なお、このような
電磁ロック装置6、7の制御機能は、上述のように上記
モード切換機能と連動して同時に行なわせることもでき
るし、または、別操作にて単独に行なわせることもでき
る。
【0037】また、車体側のヒンジブラケット16とド
ア側のドアブラケット17との間を連結する連結機構を
形成するリンク機構としては、上述の実施例に示される
ものに限定されることなく、他のリンク機構を採用する
ことも可能である。要は、ドアブラケット17がヒンジ
ブラケット16に対してスイング運動をする第一モード
(スイングドアモード)と、ドアブラケット17がヒン
ジブラケット16に対して平行移動をする第二モード
(スライドドアモード)とに切り換えられるリンク機構
であれば良い。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、通常はスイングドアを
形成するとともに、必要に応じてスライドドアを形成す
ることのできるモード切換式車両用ドア装置に関して、
車体側に取り付けられるヒンジブラケット、ドア側に設
けられるドアブラケット、及びこれら両ブラケットの間
を連結する連結機構からなるとともに、当該連結機構
を、上記ドアブラケットが上記ヒンジブラケットに対し
てスイング運動をする第一モード、及び上記ドアブラケ
ットが上記ヒンジブラケットに対して平行移動をする第
二モードのうちのいずれか一方のモードを採ることがで
きるようにしたドアヒンジ装置と、上記連結機構を上記
第一モード及び第二モードのうちのいずれか一方のモー
ドに切り換えるモード切換装置と、上記ドアブラケット
に設けられるものであって、ドアを上記ドアブラケット
に対してスライド不能な状態に固定するスライド禁止手
段と、を備えてなる構成を採ることとしたので、上記切
換装置により上記ドアヒンジ装置の上記連結機構を上記
第一モードに切り換えるとともに、上記ドアの上記ドア
ブラケットに対するスライド運動を禁止するように上記
スライド禁止手段を作動させることによって、上記ドア
を上記非平行リンク機構に従ってスイング運動をさせる
ことができるようになった。また一方、上記切換装置に
より上記ドアヒンジ装置の上記連結機構を上記第二モー
ドに切り換えるとともに、上記ドアの上記ドアブラケッ
トに対するスライド運動を許容するように上記スライド
禁止手段を作動させることによって、上記ドアを上記平
行リンク機構に従って平行移動させることができるよう
になった。すなわち、モード切換方式のドアヒンジ装置
を介してドアを取り付けることによって、通常はスイン
グドアとして作動させるとともに、狭いスペース等にお
いてドアの開閉を行なわせる際には、スライドドアとし
て作動させることができるようになった。
【0039】また、上記操作装置を操作することによっ
て、制御手段を介して上記連結機構を同操作装置にて選
択されたいずれかのモードに設定することができるよう
になったので、例えば運転席からの遠隔操作等により、
上記の如くモード切換を行なわせることができるように
なった。
【0040】また、車室内または車室外から上記操作装
置を操作することにより、上記制御手段が、上記連結機
構を上記操作装置にて選択されたいずれかのモードに設
定するよう、上記作動装置を作動させるようにしたの
で、車室内及び車室外のどちらからでも、遠隔操作によ
り、上述のモード切換を行なわせることができるように
なった。
【0041】また、上記制御手段の制御方式を、上記ド
ア状態検出手段の作動により上記ドアが閉状態にないこ
とが検出されたときには、上記操作装置の操作の如何に
かかわらず、上記作動装置を非作動状態とすることがで
きるようにしたので、上記ドアが閉状態にないときに誤
って上記操作装置が操作されても、ドアが勝手にスライ
ド運動をすることが無くなり、安全性の確保が図られる
ようになった。
【0042】また、上記操作装置が上記第一モードを選
択すべく操作されたときには上記連結機構を第一モード
に切り換えるように上記作動装置を作動させるととも
に、上記ドアの上記ドアブラケットに対するスライド運
動を禁止するように上記スライド禁止手段を作動させ、
一方、上記第二モードを選択すべく操作されたときには
上記連結機構を第二モードに切り換えるように上記作動
装置を作動させるとともに、上記ドアの上記ドアブラケ
ットに対するスライド運動を許容するように上記スライ
ド禁止手段を作動させるよう、上記制御手段に各種制御
を行なわせるようにしたので、上記操作装置の操作に応
じて、上記スライド禁止手段の切り換え作動も同時に行
なわれるようになり、安全性の確保が図られるようにな
った。
【0043】また、上記ヒンジ状態検出手段により、上
記ドアヒンジ装置が上記第二モードにあり、かつ、上記
ドアブラケットが上記ヒンジブラケットに対してドア開
の状態にあることが検出されたときには、上記ドアの上
記ドアブラケットに対するスライド運動を許容するよう
に上記スライド禁止手段を作動させ、一方、上記ドアヒ
ンジ装置が上記第二モードにあり、かつ、上記ドアブラ
ケットが上記ヒンジブラケットに対してドア開の状態で
あることが検出されないときには、上記ドアの上記ドア
ブラケットに対するスライド運動を禁止するように上記
スライド禁止手段を作動させるよう、上記制御手段に各
種制御を行なわせるようにしたので、上記ドアヒンジ装
置が上記第二モードにあっても、ドアブラケットがヒン
ジブラケットに対してドア開の状態にないときには、誤
って上記操作装置が操作されても、ドアが勝手にスライ
ド運動等をすると言うような不都合の生じることが無い
ようになった。
【0044】また、上記ドアヒンジ装置が第二モードに
あり、かつ、上記ヒンジ状態検出手段によって上記ドア
ブラケットが上記ヒンジブラケットに対してドア閉の状
態からドア開の状態になったことが検出されたときに
は、上記ドアブラケットを上記ヒンジブラケットに対し
て固定するように上記固定手段を作動させ、更に、上記
ドアヒンジ装置が第二モードにあり、かつ、上記スライ
ド位置検出手段によって上記ドアブラケットが上記ヒン
ジブラケットに対してドア開の状態になったことが検出
されたときには、上記ドアの上記ドアブラケットに対す
るスライド禁止状態を解除するように上記スライド禁止
手段を作動させるよう、上記制御手段に各種制御作用を
行なわせるようにしたので、上記ドアヒンジ装置が第二
モードにあって、ドアブラケットがヒンジブラケットに
対してドア開の状態になったときに、その開状態を保持
することによって、上記ドアの上記ドアブラケットに対
するスライド運動を行なわせることができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかるドア装置がスイングドアモード
になっている場合の作動状態を示すスケルトン図であ
る。
【図3】本発明にかかるドア装置がスライドドアモード
になっている場合の作動状態を示すスケルトン図であ
る。
【図4】本発明にかかるドア装置がスライドドアモード
になっている場合のリンク機構及び電磁ロック装置の作
動状態を示すスケルトン図である。
【図5】本発明にかかるドア装置がスイングドアモード
になっている場合のヒンジ装置周りの構成を示す平面図
である。
【図6】本発明にかかるドア装置がスライドドアモード
になっている場合のヒンジ装置周りの構成を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 ドアヒンジ装置 11 作動リンク 12 アイドルリンク 13 固定リンク 16 ヒンジブラケット 17 ドアブラケット 19 ガイド溝 2 モード切換装置 21 制御手段 31 スイングドアモードリミットスイッチ 32 スライドドアモードリミットスイッチ 33 スライドドアモードトリガスイッチ 34 スライドドアモードトリガスイッチ 35 スイングドアモードトリガスイッチ(ドアラッチ
スイッチ) 4 ドア 45 ストッパ 5 スライド装置 51 スライドレール 55 スライダ 6 電磁ロック装置 61 リミットスイッチ 66 ピラー 7 電磁ロック装置 71 リミットスイッチ 72 ガイド溝 75 ストッパリンク 76 ストッパレバー 77 ストッパ 79 ストッパ装置 8 作動装置 81 電動モータ 82 ピニオンギヤ 83 セクタギヤ 84 フォーク 91 ステイ 92 ステイ 93 ステイ 94 ステイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹原 誠 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 相川 喜吉 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常はスイングドアを形成するととも
    に、必要に応じてスライドドアを形成することのできる
    モード切換式車両用ドア装置において、車体側に取り付
    けられるヒンジブラケット、ドア側に設けられるドアブ
    ラケット、及びこれら両ブラケットの間を連結する連結
    機構からなるとともに、当該連結機構を、上記ドアブラ
    ケットが上記ヒンジブラケットに対してスイング運動を
    する第一モード、及び上記ドアブラケットが上記ヒンジ
    ブラケットに対して平行移動をする第二モードのうちの
    いずれか一方のモードを採ることができるようにしたド
    アヒンジ装置と、上記連結機構を上記第一モード及び第
    二モードのうちのいずれか一方のモードに切り換えるモ
    ード切換装置と、上記ドアブラケットに設けられるもの
    であって、ドアを上記ドアブラケットに対してスライド
    不能な状態に固定するスライド禁止手段と、を備えた構
    成からなることを特徴とするモード切換式車両用ドア装
    置。
  2. 【請求項2】 上記モード切換装置を、上記連結機構
    が、いずれか一方のモードに切り換えられるための信号
    を発信する操作装置と、駆動源を有し、かつ、上記連結
    機構のモードを切り換えるための作動を行なう作動装置
    と、上記操作装置からの信号に基づき、上記連結機構を
    上記いずれかのモードに設定するように、上記作動装置
    を作動させるための信号を出力する制御手段と、からな
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のモード切
    換式車両用ドア装置。
  3. 【請求項3】 上記操作装置を、車室内及び車室外のそ
    れぞれに設けるようにしたことを特徴とする請求項2記
    載のモード切換式車両用ドア装置。
  4. 【請求項4】 ドアの開閉状態を検出するドア状態検出
    手段を設けるとともに、当該ドア状態検出手段からの信
    号により、上記ドアが閉状態にないことを検出したとき
    には、上記操作装置の操作の如何にかかわらず、上記作
    動装置を非作動状態にするように制御を行なう制御手段
    を設けることとした構成からなることを特徴とする請求
    項2記載のモード切換式車両用ドア装置。
  5. 【請求項5】 上記操作装置が第一モードを選択すべく
    操作されたときには、上記連結機構を第一モードに切り
    換えるように上記作動装置を作動させるとともにドアの
    ドアブラケットに対するスライド運動を禁止するように
    上記スライド禁止手段を作動させ、一方、上記操作装置
    が第二モードを選択すべく操作されたときには、上記連
    結機構を同第二モードへの切り換えを行なわせるように
    上記作動装置を作動させるとともに上記ドアの上記ドア
    ブラケットに対するスライド運動を許容するように上記
    スライド禁止手段を作動させるよう、これら制御を行な
    う制御手段を設けることとしたことを特徴とする請求項
    2記載のモード切換式車両用ドア装置。
  6. 【請求項6】 ドアヒンジ装置の状態を検出するヒンジ
    状態検出手段を設けるとともに、当該ヒンジ状態検出手
    段によって、上記ドアヒンジ装置が第二モードにあり、
    かつ、ドアブラケットがヒンジブラケットに対してドア
    開の状態にあることが検出されたときには、ドアの上記
    ドアブラケットに対するスライド運動を許容するように
    スライド禁止手段を作動させ、一方、上記ドアヒンジ装
    置が上記第二モードにあり、かつ、上記ドアブラケット
    が上記ヒンジブラケットに対してドア開の状態であるこ
    とが検出されないときには、上記ドアの上記ドアブラケ
    ットに対するスライド運動を禁止するように上記スライ
    ド禁止手段を作動させるよう、これら制御を行なう制御
    手段を設けることとしたことを特徴とする請求項2記載
    のモード切換式車両用ドア装置。
  7. 【請求項7】 ドアヒンジ装置が第二モード状態にあ
    り、かつ、ドアブラケットがヒンジブラケットに対して
    ドア開の位置にあるときには、上記ドアブラケットを上
    記ヒンジブラケットに対して固定するように作動するブ
    ラケット固定手段、及び上記ドアの上記ドアブラケット
    に対するスライド位置を検出するスライド位置検出手段
    を設けるとともに、上記ドアヒンジ装置が上記第二モー
    ドにあり、かつ、上記ヒンジ状態検出手段によって、上
    記ドアブラケットが上記ヒンジブラケットに対してドア
    閉の状態からドア開の状態になったことが検出されたと
    きには、上記ドアブラケットを上記ヒンジブラケットに
    対して固定するように上記固定手段を作動させ、更に、
    上記ドアヒンジ装置が上記第二モードにあり、かつ、上
    記スライド位置検出手段によって、上記ドアブラケット
    が上記ヒンジブラケットに対してドア開の状態になった
    ことが検出されたときには、上記ドアの上記ドアブラケ
    ットに対するスライド禁止状態を解除するように上記ス
    ライド禁止手段を作動させるよう、これら制御を行なう
    制御手段を設けることとしたことを特徴とする請求項6
    記載のモード切換式車両用ドア装置。
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