JPH09112106A - 遠隔操作式チャイルドロック装置 - Google Patents

遠隔操作式チャイルドロック装置

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JPH09112106A
JPH09112106A JP27256895A JP27256895A JPH09112106A JP H09112106 A JPH09112106 A JP H09112106A JP 27256895 A JP27256895 A JP 27256895A JP 27256895 A JP27256895 A JP 27256895A JP H09112106 A JPH09112106 A JP H09112106A
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JP
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door
lock
switch
child lock
child
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Application number
JP27256895A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ito
友一 伊藤
Masaya Ota
雅也 太田
Yuji Maeda
祐司 前田
Yoshitaka Sumita
芳孝 住田
Takeji Ito
武治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで遠隔操作のできる電気式のチャイ
ルドロックを提供する。 【解決手段】 ドアコントロールスイッチ1と各ドア2
0A,20B,21A,21Bの従来のパワードアロッ
クに使用している電動式のアクチュエータ3とを接続し
たマイクロプロセッサ2’にチャイルドロックスイッチ
10を接続し、そのマイクロプロセッサ2’に接続した
チャイルドロックスイッチ10を運転席に取付る。そし
て、マイクロプロセッサ2’によって後部ドア21A,
21Bの前記アクチュエータ3がロックとアンロックと
を行なうように制御し、専用部品を用いずに、チャイル
ドロックを行なえるようにすることにより、低コストで
遠隔操作のできる電気式のチャイルドロックを提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のチャイ
ルドロックのロックとアンロックとを運転席に座ったま
まで行なえるようにした遠隔操作式チャイルドロックに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のパワードアロックは、例えば図
16に示すように、運転席側のドアのキーに設けられた
アウタードアロックスイッチと、運転席に設けられたイ
ンナードアロックスイッチとからなるドアコントロール
スイッチ1と、ドアロックコントローラ2と、各ドアに
設けられた電動式のアクチュエータ3を内蔵したドアロ
ック装置とで構成されており、前記ドアロックコントロ
ーラ2が、ドアコントロールスイッチ2の作動によるロ
ック及びアンロック信号の入力に基づいて電動式のアク
チュエータ3のドアロック用モータ4を正転あるいは逆
転してドアのロックとアンロックを行なうようになって
いる。このとき、電動式のアクチュエータ3には、ドア
ロック装置の作動状態を検出するポジションスイッチ5
を設けて、その検出出力をドアロックコントローラ2に
入力することにより、前記アクチュエータ3がドアロッ
ク装置をロックあるいはアンロックできるように出力信
号の制御を行なっている。
【0003】ところで、このようなパワードアロックに
備えられるチャイルドロック装置は、ドアロックの補助
的な機能と考えられていることもあり、例えば図17に
示すように、後部ドアの側部にドアのロック用ノブ6と
別にリリースレバ−7を設け、そのリリースレバ−7の
操作により、ドアのロック用ノブ6によるドアロック装
置に対する解錠操作と、ドアのインナーハンドル8によ
るドアの開閉機構とを機械的に無効にし、ドアのアウタ
ーハンドルの操作によって外からしか開けることができ
ないようにしている。
【0004】そのため、このチャイルドロックを使用す
る場合は、まず、ドアを開け、その開けたドアの側部の
リリースレバ−7をチャイルドロックを有効にする方向
に動かし、ロック用ノブ6でドアを施錠してドアを閉め
る。一方、このようにロックされたチャイルドロックを
解除するには、ドアのロック用ノブ6を解錠してからド
アのアウターハンドルを操作してドアを開け、ドアの側
部のリリースレバ−7をチャイルドロックを解除する方
向に動かしてチャイルドロックを解除する。その各操作
のタイミングを図18のタイミングチャートに示す。
【0005】したがって、この操作をドライバーが行う
ためには、その都度運転席から降りて操作を行なわなけ
ればならず不便であった。
【0006】また、このようにして一度チャイルドロッ
クをロックしてしまうと、事故時など緊急に車外にでる
必要のあるときでも後部座席に乗車している者は自ら車
外にでられないという問題もある。
【0007】そのため、それらの問題を解決する一つの
方法として例えば、特開昭58−218561号公報や
実開平1−107787号公報に、運転席にチャイルド
ロック操作用のレバ−あるいはスイッチを設けて遠隔操
作を行なえるようにしたものが記載されている。
【0008】すなわち、特開昭58−218561号公
報の遠隔操作式のチャイルドロックは、運転席に設けた
チャイルドロック操作用のレバ−と、後部ドアにリリー
スレバ−7に代えて設けた機械式のアクチュエータとを
牽引用のワイヤーで連結し、その牽引用のワイヤーによ
って操作用のレバ−の操作を前記アクチュエータに伝え
ることにより、チャイルドロックのロックとそのロック
の解除とを行えるようにしたものである。
【0009】一方、実開平1−107787号公報に記
載された遠隔操作式のチャイルドロックは、運転席に設
けたチャイルドロック操作用のスイッチと後部ドアにリ
リースレバ−7に代えて設けた電動式のアクチュエータ
とを電気ケーブルでもって接続し、操作用のスイッチを
操作して前記アクチュエータでチャイルドロックのロッ
クとそのロックの解除とが行えるようにしたものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
遠隔操作式のチャイルドロックでは、チャイルドロック
の遠隔操作を実現するためには、ドアのロック用ノブに
よるロック機構の解除操作とインナーハンドルによる開
閉機構の係止解除操作を機構的に無効にできるようにし
た専用の機械式のアクチュエータや電動式のアクチュエ
ータを追加する必要があり、それらのアクチュエータの
追加により部品点数の増加を生じたり、また、その部品
点数増に伴うコストアップやアッセンブリ工程の増加に
よるコストアップなどが生じる問題がある。
【0011】そこで、この発明の課題は、チャイルドロ
ックのロック及びアンロックを行うための専用部品、例
えばチャイルドロック専用のアクチュエータなどを用い
ないで、低コストで遠隔操作のできる電気式のチャイル
ドロックを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1に係る発明では、従来のパワー
ドアロック、すなわち、ドアロック装置とそのロック装
置をロック及びアンロックするロック用ノブを作動する
ドアロック用モータとそのモータが作動したドアロック
装置の作動状態を検出するポジションスイッチとを備え
た電動式のアクチュエータをドアに設け、そのドアに設
けたアクチュエータを運転席に設けたドアコントロール
スイッチを操作することによりドアロックを行なうよう
にした自動車のパワードアロック機構を用いて、そのド
アのドアロック機構のドアコントロールスイッチが設け
られた上記運転席に上記アクチュエータがドアロック装
置をロック状態に保持することを設定するためのチャイ
ルドロックスイッチ手段を設けるとともに、前記チャイ
ルドロックスイッチ手段の設定信号と上記ポジションス
イッチの検出出力とに基づいて上記アクチュエータを制
御するコントロール手段を備えた構成を採用したのであ
る。
【0013】このとき、請求項2に係る発明では、上記
ドアにドアのアウターハンドルが操作されたことを検出
する検出手段を設けるとともに、上記コントロール手段
が前記検出手段の検出出力と上記チャイルドロックスイ
ッチ手段の設定信号と上記ポジションスイッチの検出出
力とに基づいて上記アクチュエータを制御するという構
成を採用したのである。
【0014】また、請求項3に係る発明では、上記コン
トロール手段に、予め車体に設けられ、ドアの開閉を検
出するドア開閉スイッチの検出出力を接続し、そのドア
開閉スイッチの検出出力と上記アウターハンドルの検出
出力と上記チャイルドロックスイッチ手段の設定信号と
上記ポジションスイッチの検出出力とに基づいて上記コ
ントロール手段が上記アクチュエータを制御するという
構成を採用したのである。
【0015】さらに、請求項4に係る発明では、上記チ
ャイルドロック手段として、上記コントロール手段に上
記ドアコントロールスイッチの作動回数を弁別する手段
を設け、その弁別手段で、上記コントロール手段が上記
ドアロック用スイッチの作動回数を弁別してコントロー
ル手段に入力されるチャイルドロックの設定信号を作成
するという構成を採用したのである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明することにする。
【0017】なお、その際、従来例で説明した部分につ
いては図面に同一符号を付してその説明を省略すること
にする。
【0018】図1に第1実施形態として請求項1の発明
に係る遠隔操作式チャイルドロック装置の一実施形態を
示す。
【0019】この形態では、遠隔操作式チャイルドロッ
ク装置は、従来例で述べたパワードアロックに付加され
るもので、図1に示すように、コントロール手段として
設けられ、ドアコントロールスイッチ5(この形態では
説明を容易にするため、アウターキードアスイッチは省
略してある)と各ドアのパワードアロックの電動式のア
クチュエータ3とが接続されたマイクロプロセッサ2’
に、チャイルドロックスイッチ10をチャイルドロック
スイッチ手段として接続した構成とされている。
【0020】チャイルドロックスイッチ10は、前記ア
クチュエータ3がドアロック装置11をロック状態に保
持することを設定するためのスイッチで、図2及び図3
に示すように、集中ドアロックシステムのドアコントロ
ールスイッチ1やパワーウインド用の操作スイッチなど
が配置された運転席のドアのスイッチパネルに設けられ
ている。
【0021】また、前記チャイルドロックスイッチ10
やドアコントロールスイッチ1及び各ドアの電動式のア
クチュエータ3と接続されたマイクロプロセッサ2’
は、図1に示すように、前記電動式のアクチュエータ3
に設けられたポジションスイッチ5とも接続されてい
る。
【0022】このポジションスイッチ5については、上
記アクチュエータ3に付いて述べることにより、説明す
ることにする。
【0023】すなわち、上記アクチュエータ3は、図4
に示すように、ドアロック用モータ4とホイールギヤー
12及びポジションスイッチ5とからなり、ドアロック
用モータ4はウォームギャーを介してホイールギヤー1
2と接続され、ホイルーギヤー12を回転させるように
なっている。
【0024】また、ホイールギヤー12には突部13が
設けられており、この突部13がホイルーギヤー12が
回転した際、ドアロック装置11のロッキングレバー1
4を押してロック側またはアンロック側へ回動すること
により、ドアロック装置11をロックまたはアンロック
にするようになっている。
【0025】このロッキングレバー14はドアロック装
置11をロック及びアンロックするロック用ノブ6と連
結されると同時に、レバー14位置を検出できるように
ブラシとスイッチベースからなるポジションスイッチ5
が取り付けられており、図5に示すように、ポジション
スイッチ5の出力がドアロック装置11のロック及びア
ンロックに応じて変わるようになっているため、ロック
装置11のロック及びアンロック状態を出力できるよう
になっている。
【0026】そのため、マイクロプロセッサ2’は、ポ
ジションスイッチ5の出力を検出することにより、ドア
ロック装置11がロックされた状態か、あるいは、ロッ
クされていないアンロックの状態かを検出することがで
きる。
【0027】また、マイクロプロセッサ2’は、上述し
たように、左右の前部ドア20A,20Bと左右の後部
ドア21A,21Bの各ドアの電動式のアクチュエータ
3のドアロック用モータ4とドライブ回路を介して接続
することにより、前部ドア20A,20Bと後部ドア2
1A,21Bとを区別してドアロック用モータ4を駆動
することのできる駆動回路構成している。
【0028】この実施形態は以上のように構成され、こ
の遠隔操作式チャイルドロック装置では、マイクロコン
ピュータ2’が前記チャイルドロックスイッチ10の設
定信号と前記ポジションスイッチ5の検出出力とに基づ
いて以下に説明するように上記アクチュエータ3を制御
する。
【0029】すなわち、マイクロコンピュータ2’は、
図6のフローチャートの処理に従い、チャイルドスイッ
チ10を読み込んで、ONされたかどうかを検出する。
【0030】このとき、チャイルドスイッチ10がON
されていないと、ドアコントロールスイッチ1によるロ
ック、アンロックの操作に基づいて前記アクチュエータ
3を制御する(「処理」)。一方、チャイルドロック
スイッチ10がONされていると、ドライブ回路を作動
し、後部ドア21A,21Bのロック装置11のドアロ
ックモータ4を作動して後部ドア21A,21Bを強制
的にロックする()。
【0031】このとき、ドアコントロールスイッチ1を
アンロック側にしてアンロック信号を入力すると、マイ
クロコンピュータ2’は、その信号を無視してロック状
態を保持する()。また、この際、マイクロコンピュ
ータ2’は、前記アクチュエータ3の作動を検出するポ
ジションスイッチ5の検出出力を検出することにより、
後部ドア21A,21Bのドアロック装置11がロック
された状態か、あるいはロックされていないアンロック
の状態かを検出し、アンロックの状態であれば、繰り返
しドアロック装置11のドアロック用モータ4を作動し
て後部ドア21A,21Bをロックする。一方、ロック
されている状態であれば、チャイルドロックスイッチ1
0がOFFされていないかを読み取る。そして、チャイ
ルドロックスイッチ10がOFFされていない状態であ
れば、繰り返しポジションスイッチ5の検出出力を検出
して後部ドア21A,21Bのロック状態を検出し、検
出した結果がアンロックの場合は繰り返しドアロック装
置11のドアロック用モータ4を作動して後部ドアをロ
ックする()。このため、後部席に乗車中の者が、チ
ャイルドロックのロック中に誤ってドア21A,21B
のロック用ノブ6を解除した場合でも、直ちにマイクロ
コンピュータ2’がその解除をポジションスイッチ5の
検出出力から読み取り、ドアロック用モータ4を繰り返
し作動して、後部ドア21A,21Bを強制的にロック
し、ドア21A,21Bが開放されることを防ぐことが
できる。
【0032】また、このようにチャイルドロックされた
後部ドア21A,21Bを開放する際には、チャイルド
ロックスイッチ10をOFFすると、そのスイッチ10
の状態をマイクロコンピュータ2’が読み込んで、ドア
ロック用モータ4を作動し、ドアロック装置11を解除
してドアコントロールスイッチ1によるロック、アンロ
ックの操作に基づいて前記アクチュエータ3を制御す
る。このような処理により、チャイルドロックが何時で
も行えるようになっている()。
【0033】このときの各スイッチ1,10の操作状態
に対するドアロックのロック状態を図7のタイミングチ
ャートに示し、理解を深めることにする。
【0034】このように、このチャイルドロック装置で
は、従来から装備されていたドアロック装置11の電動
アクチュエータ3と前記アクチュエータ3に設けられた
ポジションスイッチ5とを利用することにより、チャイ
ルドロックの遠隔操作をできるようにすることができ
る。
【0035】なお、上記マイクロコンピュータ2’は、
スイッチ操作を検出することから処理速度が低くくても
よく、そのため、割り込み処理などを用いることによ
り、他の車の制御に使われているマイクロコンピュータ
を併用することもできる。そのため、そのようにした場
合には、運転席にチャイルドロックスイッチ10を設け
るだけでチャイルドロックの遠隔操作をできるようにす
ることができる。
【0036】次に、第2実施形態として第1実施形態に
請求項4の発明を適用したものについて説明する。
【0037】このものの場合、第1実施形態で運転席に
設けたチャイルドロックスイッチ10に代えて、ドアコ
ントロールスイッチ1を用いるようにしたもので、その
ため、チャイルドロック手段として上記コントロール手
段に上記ドアロック用スイッチの作動回数を弁別するソ
フトウエアによるカウンタからなる弁別手段を設け、そ
のカウンタによる弁別手段で、ドアコントロールスイッ
チ1の作動回数を弁別してチャイルドロック信号を作成
するようになっている。
【0038】このため、この信号を用いて第1実施形態
と同様の処理を行うことにより、第1実施形態と同様に
運転席でチャイルドロックの遠隔操作をできるようにす
るというものであり、部品点数を削減できるという作用
効果を奏することができる。
【0039】また、他の作用効果は第1実施形態と同様
なので、図8にタイミングチャートを示してその説明は
省略することにする。
【0040】図9に第3実施形態として請求項2に係る
チャイルドロック装置を示す。
【0041】このチャイルドロック装置は、第1実施形
態のものに、後部ドア21A,21Bのアウターハンド
ル17A,17Bが操作されたことを検出する検出手段
として図2の符号16A,16Bで示す検出スイッチを
設けたものである。
【0042】他の構成については、第1実施形態と同じ
であるので、次に、このチャイルドロック装置によるロ
ック動作を図10に示すフローチャートに基づいて説明
することにする。
【0043】この形態では、チャイルドロックによるロ
ック動作は、マイクロコンピュータ2’によって、第1
実施形態と同様に行われる。
【0044】すなわち、チャイルドロックスイッチ10
がOFFのときには、従来のパワードアロックと同様の
動作となる()。
【0045】チャイルドロックスイッチ10がONのと
きには、全ドア20A,20B,21A,21Bは強制
的にロックされる()。この状態のときには、ドアコ
ントロールスイッチ1をアンロック側にしてアンロック
信号を入力してもその信号を無視してロック状態を保持
する()。
【0046】また、後部座席のものがロックを解除しよ
うとして誤ってロック用ノブ6を解除した場合でも、直
ちにマイクロコンピュータ2’がその解除をポジション
スイッチ5の検出出力から読み取り、ロック状態にする
ようにドアロック用モータ4を作動し、後部ドア21
A,21Bがロックされるまでドアロック用モータ4の
作動を繰り返すことにより、強制的にロックを行なっ
て、ドアが開放されることを防ぐ()。
【0047】このようにロックされた後部ドア21A,
21Bを開けるには、マイクロコンピュータ2’がポジ
ションスイッチ5により検出することのできる少なくと
も左右いずれかの前部ドア20A,20Bのロック状態
がアンロック状態であり、かつ、前記検出スイッチ16
A,16Bで解除しようとする後部ドア21A,21B
のアウターハンドル17A,17Bが操作されたことが
検出されたときにのみ、ドアロック用モータ4を作動し
て後部ドア21A,21Bのロックを解除する。
【0048】また、このとき、アウターハンドル17
A,17Bの操作が終わったことを前記検出スイッチ1
6A,16Bが検出すると、後部ドア21A,21Bの
開閉状態に係わらずドアロックモータ4を作動して後部
ドアをロックする()。
【0049】このようにマイクロコンピュータ2’がド
アロック装置11を制御することにより、チャイルドロ
ックスイッチ10をONにしておけば、アウターハンド
ル17A,17Bの操作だけで、チャイルドロックを意
識せずに後部ドア21A,21Bの開閉を行えるので、
チャイルドロックの掛け忘れを防止することができる。
【0050】一方、チャイルドロックを解除するには、
チャイルドロックスイッチ10をOFFにし、ドアコン
トロールスイッチ1をアンロック側にしてアンロック信
号を入力すれば、強制的にドアロック状態を解除して、
後部ドア21A,21Bがアンロック状態となるように
すればよい()。
【0051】このときの各スイッチ1,10,16A,
16Bの状態におけるドアロックの状態を図11のタイ
ミングチャートに示し、理解を深めることにする。
【0052】このように、このチャイルドロック装置で
は、従来から装備されていたドアロック装置11の電動
アクチュエータ3と前記アクチュエータ3に設けられた
ポジションスイッチ5とを利用することにより、チャイ
ルドロックの遠隔操作をできるようにすることができ
る。
【0053】また、従来と同様に後部ドア21A,21
Bのアウターハンドル17A,17Bでチャイルドロッ
クの解除が行えるようにもできる。
【0054】次に、第4実施形態として第3実施形態に
請求項4の発明を適用したものについて説明する。
【0055】このものの場合、第2実施形態と同様に、
運転席に設けたチャイルドロックスイッチ10に代え
て、運転席のドアコントロールスイッチ1を用いるよう
にしたもので、そのため、チャイルドロック手段として
上記マイクロコンピュータ2’に上記ドアコントロール
スイッチ1の作動回数を弁別する手段としてソフトウエ
アによるカウンタを設け、そのカウンタによる弁別手段
で、ドアコントロールスイッチ1の作動回数を弁別して
チャイルドロック信号を作成するようになっている。
【0056】このため、この信号を用いて第3実施形態
と同様の処理を行えば、第3実施形態と同様に、運転席
でチャイルドロックの遠隔操作ができるというものであ
り、部品点数を削減できるという作用効果を奏すること
ができる。
【0057】また、このとき、他の作用効果は第3実施
形態と同様なので、図12にタイミングチャートを示し
てその説明は省略することにする。
【0058】図13に第5の実施形態として請求項3に
係るチャイルドロック装置のブロック図を示す。
【0059】このチャイルドロック装置は第3実施形態
のチャイルドロック装置に、図13に示すように、後部
ドア21A,21Bに設けられたドア開閉スイッチ18
A、18Bを接続したものである。
【0060】ここで、ドア開閉スイッチ18A、18B
は、ドア20A,20B,21A,21Bの係合機構に
備えられ、ルームライトの点灯などに用いられるドアス
イッチで、ドアが開閉に応じた検出出力を出力する。
【0061】他の構成については第2実施形態のものと
同じであるので、以下にそのロック動作を説明すること
にする。
【0062】このチャイルドロック装置では、チャイル
ドロックスイッチ10がOFFの場合は、マイクロコン
ピュータ2’はドアコントロールスイッチ1が操作され
ると、その操作に応じて全てのドア20A,20B,2
1A,21Bのドアロック用モータ4を作動し、全部の
ドア20A,20B,21A,21Bのロックとアンロ
ックとを行なう。
【0063】また、チャイルドロックスイッチ10がO
Nの場合は、後部ドア21A,21Bのドアロック用モ
ータ4を作動させロックして車内側のインナーハンドル
8による後部ドア21A,21Bの開放を不能とする。
【0064】一方、このとき、マイクロコンピュータ
2’は後部ドア21A,21Bのアウターハンドル17
A,17Bの検出手段16A,16Bの検出出力を読み
込み、前記アウターハンドル17A,17Bが操作され
たことを検出すると、該当するドア21A,21Bのド
アロック用モータ4を作動させて、ドアロック装置11
をアンロック状態にし、ドア21A,21Bの開放を許
可する。その後、ドア開閉スイッチ18A,18Bによ
って後部ドア21A,21Bが閉められたことを検出す
ると、再度ドアロック用モータ4を作動してドア21
A,21Bをロックする。
【0065】なお、ドアコントロールスイッチ1にてド
ア20A,20B,21A,21Bがロックされたとき
には、アウターハンドル17A,17Bの操作でドア2
1A,21Bが開くと困るので、アウターハンドル17
A,17Bの検出スイッチ16A,16Bの検出出力を
無視するようにして、事故を防ぐ。その状態を図14の
タイミングチャートに示す。
【0066】このようにこのチャイルドロック装置で
は、従来から装備されていたドアロック装置11の電動
アクチュエータ3と前記アクチュエータ3に設けられた
ポジションスイッチ5とを利用することにより、チャイ
ルドロックの遠隔操作をできるようにすることができ
る。
【0067】また、従来と同様に後部ドア21A,21
Bのアウターハンドル17A,17Bでチャイルドロッ
クの解除も行える。
【0068】図15に第6実施形態として第5実施形態
の他の態様を示す。
【0069】この態様では、各ドア20A,20B,2
1A,21Bにコントロール手段として例えば、マイク
ロコンピュータ2’を配置し、そのマイクロコンピュー
タ2’をメタルワイヤーやオプチカルファイバで接続
し、多重通信にてデータの送受を行なって制御を行なお
うとするもので、他の構成及び作用効果は第5実施形態
と同じなので、その説明は省略することにする。
【0070】また、これらのチャイルドロック装置も、
第2実施形態や第4実施形態と同様に、運転席に設けた
チャイルドロックスイッチ10に代えて、ドアコントロ
ールスイッチ10を用いて、そのドアコントロールスイ
ッチ10の作動回数を弁別することにより、チャイルド
ロックを行なうことができることは言うまでもないの
で、その説明は省略することにする。
【0071】なお、以上のように実施形態では、後部ド
アにチャイルドロックを設けた場合について説明した
が、このチャイルドロックは安全のため、助手席にも設
けるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る発明は、以上
のように構成し、従来から装備されていたドアロック装
置の電動アクチュエータと前記アクチュエータに設けら
れたポジションスイッチとを利用することにより、チャ
イルドロックの遠隔操作をできるようしたので、低コス
トで、遠隔操作のできるチャイルドロック装置を提供す
ることができる。
【0073】請求項2に係る発明では、アウターハンド
ルスイッチの操作を検出する検出手段を設けたことによ
り、アウターハンドルの操作だけで、チャイルドロック
を解除してドアの開閉を行える。このため、従来と同様
の操作によりチャイルドロックの解除を行え、しかも、
遠隔操作のできるチャイルドロック装置を提供すること
ができる。また、チャイルドロックスイッチをONにし
ておけば、アウターハンドルによってチャイルドロック
を意識せずにドアの開閉が行え、ドアを閉じたときに自
動的にチャイルドロックが掛かるようにできるので、チ
ャイルドロックの掛け忘れを防止することができる。
【0074】請求項3に係る発明では、ドアの開閉を検
出するドア開閉スイッチの検出出力を用いてチャイルド
ロックを行なうようにしたので、請求項2の発明と同様
に、従来と同じ操作によりチャイルドロックの解除が行
え、しかも遠隔操作のできるチャイルドロック装置を提
供することができる。
【0075】請求項4に係る発明では、チャイルドロッ
クスイッチとしてドア用ロックスイッチを用いるように
したので、部品点数を削減できる。そのため、部品点数
増に伴うコストアップやアッセンブリ工程の増加による
コストアップなどを押さえる効果がより一層期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブロック図
【図2】本発明を説明するための斜視図
【図3】本発明を説明するための要部拡大図
【図4】本発明を説明するための一部切欠斜視図
【図5】本発明を説明するための作用説明図
【図6】第1実施形態のフローチャート
【図7】第1実施形態のタイミングチャート
【図8】第2実施形態のタイミングチャート
【図9】第3実施形態のブロック図
【図10】第3実施形態のフローチャート
【図11】第3実施形態のタイミングチャート
【図12】第4実施形態のタイミングチャート
【図13】第5実施形態のブロック図
【図14】第5実施形態のタイミングチャート
【図15】第5実施形態の他の態様を示すブロック図
【図16】従来のパワードアロックを示すブロック図
【図17】従来のチャイルドロックを説明するための作
用説明図
【図18】従来のパワードアロックのタイミングチャー
【符号の説明】
1 ドアコントロールスイッチ 2 ドアロックコントローラ 2’ マイクロコンピュータ 3 電気式のアクチュエータ 4 ドアロックモータ 5 ポジションスイッチ 6 ロック用ノブ 8 リリースレバ− 10 チャイルドロックスイッチ 11 ドアロック装置 16A,16B 検出スイッチ 17A,17B アウターハンドル 18A,18B ドア開閉スイッチ 20A,20B 前部ドア 21A,21B 後部ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 雅也 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 前田 祐司 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 住田 芳孝 四日市市西末広町1番14号 住友電装株式 会社内 (72)発明者 伊藤 武治 四日市市西末広町1番14号 住友電装株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロック装置とそのロック装置をロッ
    ク及びアンロックするロック用ノブを作動するドアロッ
    ク用モータとそのモータが作動した前記ロック装置の作
    動状態を検出するポジションスイッチとを備えた電動式
    のアクチュエータをドアに設け、そのドアに設けたアク
    チュエータを運転席に設けたドアコントロールスイッチ
    で操作することによりドアロックを行なうようにした自
    動車のパワードアロック機構を用いた遠隔操作式チャイ
    ルドロック装置であって、 上記運転席に上記アクチュエータがドアロック装置をロ
    ック状態に保持することを設定するためのチャイルドロ
    ックスイッチ手段を設けるとともに、前記チャイルドロ
    ックスイッチ手段の設定信号と上記ポジションスイッチ
    の検出出力とに基づいて上記アクチュエータを制御する
    コントロール手段を備えた遠隔操作式チャイルドロック
    装置。
  2. 【請求項2】 上記ドアにドアのアウターハンドルが操
    作されたことを検出する検出手段を設けるとともに、上
    記コントロール手段が前記検出手段の検出出力と上記チ
    ャイルドロックスイッチ手段の設定信号と上記ポジショ
    ンスイッチの検出出力とに基づいて上記アクチュエータ
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作
    式チャイルドロック装置。
  3. 【請求項3】 上記コントロール手段に、予め車体に設
    けられ、ドアの開閉を検出するドア開閉スイッチの検出
    出力を接続し、そのドア開閉スイッチの検出出力と上記
    アウターハンドルの検出出力及び上記チャイルドロック
    スイッチ手段の設定信号と上記ポジションスイッチの検
    出出力とに基づいて上記コントロール手段が上記アクチ
    ュエータを制御することを特徴とする請求項2に記載の
    遠隔操作式チャイルドロック装置。
  4. 【請求項4】 上記チャイルドロック手段として、上記
    コントロール手段に上記ドアコントロールスイッチの作
    動回数を弁別する手段を設け、その弁別手段で、上記コ
    ントロール手段が上記ドアロック用スイッチの作動回数
    を弁別してコントロール手段に入力されるチャイルドロ
    ックの設定信号を作成することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかの項に記載の遠隔操作式チャイルドロッ
    ク装置。
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