JP2005163397A - チャイルドロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャイルドロック機能のオン操作を怠っても自動的にチャイルドロック機能をオンにすることが可能なチャイルドロック装置を提供する。
【解決手段】自動車のチャイルドロックをオンすることが可能なチャイルドロック制御部35と、自動車の状態情報を収集し、当該状態情報が予め設定された判定条件に合致する場合に、チャイルドロック制御部35にチャイルドロックのオンを指示する処理装置36とを備える。判定条件としては、チャイルドシートにおいてシートベルトが外れていることや、エンジンが作動していること、またはシフトレバーがパーキング状態でないこと、等の判定条件の論理積または論理和を適用可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車内からのドアロックの解除及びドアのインナーハンドルを無効にするためのチャイルドロック装置に関するものである。
従来、自動車の走行中に、ドアを車内から開ける際に操作するドアのインナーハンドルを児童等が不用意に操作してドアが開く事態を防止するため、チャイルドロック装置が利用されている。
このチャイルドロック装置は、一般に図4の如く、後部ドア1の内側に設置されたドアロック用ノブ2とは別に、チャイルドロック機能をオン/オフするためのリリースレバ−3を設け、このリリースレバ−3の操作により、ドアロック用ノブ2によるアンロック(解錠)操作と、ドア1のインナーハンドル(図示省略)によるドア開操作とを機械的に無効にし、ドアの外側のアウターハンドル4の操作によってしかドア1を開けることができないようにしている。
また、例えば図5に示した特許文献1のように、運転席近くにチャイルドロックスイッチ7を配置したものもある。この特許文献1では、各ドアのロック/アンロックを切替操作するためのドアロックスイッチ8からドアロックコントロールユニット9に信号を与え、このドアロックコントロールユニット9からドアロック駆動ユニット10a〜10dのアクチュエータ11a〜11dを駆動するパワーロックシステムにおいて、ドアロックスイッチ8とは別のチャイルドロックスイッチ7を上述のように運転席近傍に設置している。
ここで、ドアロックコントロールユニット9は、図示しないROM及びRAMが接続されて所定のソフトウェアプログラムに従って動作するCPU12を備え、入力回路13〜15を介して入力されたドアロックスイッチ8及びチャイルドロックスイッチ7からの信号に基づいて、ドライバ回路16〜19を通じてドアロック駆動ユニット10a〜10dのアクチュエータ11a〜11dを駆動するようになっており、特にCPU12は、チャイルドロックスイッチ7がオンとなった場合に、後部ドアのドアロック駆動ユニット10c,10dのアクチュエータ11c,11dを制御して、そのドアロック用ノブとインナーハンドルによるドア開操作とを無効にする。
尚、図5中の符号21は各ドアのロック/アンロック状態を検出するためのセンススイッチ、符号22はセンススイッチ21からの信号を受信してCPU12に入力する入力回路をそれぞれ示している。
特開平9−112106公報
図4に示したチャイルドロック装置では、ドア1を開けた状態でしかリリースレバ−3を操作することができないため、搭乗時点でリリースレバ−3を操作し忘れて、チャイルドロック機能をオフにした状態で自動車が走行している途中に、児童等がドアをアンロックした場合、ドアが開いてしまうおそれがある。
これに対して、図5に示した特許文献1では、走行前にチャイルドロック機能をオンにし忘れても、運転席近傍のチャイルドロックスイッチ7を操作するだけで、いつでもチャイルドロック機能をオンにできる利点がある。
しかしながら、この場合においても、運転者がチャイルドロックスイッチ7を手操作でオンにする必要があるため、運転者がチャイルドロックスイッチ7のオン操作を怠った場合には、自動的にチャイルドロック機能をオンにすることができなかった。
そこで、本発明の課題は、チャイルドロック機能のオン操作を怠っても自動的にチャイルドロック機能をオンにすることが可能なチャイルドロック装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車のチャイルドロックをオンすることが可能なチャイルドロック制御部と、自動車の状態情報を収集し、当該状態情報が予め設定された判定条件に合致する場合に、前記チャイルドロック制御部にチャイルドロックのオンを指示する処理装置とを備えるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチャイルドロック装置であって、前記判定条件を入力するためのチャイルドロック判定条件入力手段をさらに備えるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のチャイルドロック装置であって、前記判定条件が、チャイルドシートにおいてシートベルトが外れていることを含むものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のチャイルドロック装置であって、前記判定条件が、エンジンが作動していること、またはシフトレバーがパーキング状態でないことを含むものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のチャイルドロック装置であって、前記判定条件として、複数の条件の論理積が適用可能とされるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のチャイルドロック装置であって、前記判定条件として、複数の条件の論理和が適用可能とされるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載のチャイルドロック装置であって、前記判定条件が、エンジンが停止状態である場合に当該エンジンの停止が所定の条件を満たした場合に自動的に停止されたこと、をさらに含むものである。
請求項1に記載の発明のチャイルドロック装置は、自動車の状態情報を収集し、当該状態情報が予め設定された判定条件に合致する場合に、チャイルドロックをオンにすることができるので、運転者がチャイルドロック機能のオン操作を怠っても、チャイルドロックが自動的にオンとなり、したがって自動車の安全な走行を行うことができる。
請求項2に記載の発明のチャイルドロック装置は、判定条件を入力するためのチャイルドロック判定条件入力手段を備えるので、出荷前に車種や車格に合わせて判定条件を容易に設定できるとともに、使用者においても自己の使用方法に合わせてフレキシブルに判定条件を設定できる。
この場合、請求項3のように、判定条件として、チャイルドシートにおいてシートベルトが外れていることを含み、あるいは請求項4のように、判定条件が、エンジンが作動していること、またはシフトレバーがパーキング状態でないことを含むので、これらの場合にチャイルドロックが自動的にオンとなり、したがって自動車の安全な走行を行うことができる。
また、請求項5のように、判定条件として、複数の条件の論理積が適用可能とされ、あるいは請求項6のように、判定条件として、複数の条件の論理和が適用可能とされることにより、判定条件の調整を行えて自動車のより安全な走行を行うことができる。
さらに、請求項7のように、判定条件が、エンジンが停止状態である場合に当該エンジンの停止が所定の条件を満たした場合に自動的に停止されたことをさらに含むので、例えば信号待ち等での比較的長時間のアイドリングが行われる場合にエンジンが自動的に停止された場合にも、チャイルドロックを自動的にオンにすることができる。したがって、信号待ち等の一次的なエンジン停止時においても、自動車の安全な走行開始を行うことができる。
<構成>
本発明の一の実施形態に係るチャイルドロック装置は、自動車の種々の状態情報を収集し、これらの状態情報に基づいて、自動車の状態が予め設定しておいた判定条件(チャイルドロック条件)を満たしているか否かを判断し、この判定条件を満たしている場合に、各ドアのチャイルドロックを自動的に作動させるものである。
図1は、この実施形態に係るチャイルドロック装置の一例を示すブロック図である。このチャイルドロック装置は、図1の如く、判定条件を入力するためのチャイルドロック判定条件入力手段31と、ドアのロック/アンロック状態を検出するドアロック状態検出部32と、シートベルトの着脱状態を検出するシートベルト着脱状態検出部33と、エンジンの作動状態を検出するエンジン作動状態検出部34と、自動車の所定のドアのチャイルドロック機能のオンオフ制御を行うチャイルドロック制御部35と、シートベルト着脱状態検出部33及びエンジン作動状態検出部34から与えられた情報とチャイルドロック判定条件入力手段31で予め入力された判定条件とを比較してチャイルドロック制御部35を制御処理する処理装置36と、処理装置36でのチャイルドロック制御部35に対する制御状態を表示する表示装置37とを備える。
チャイルドロック判定条件入力手段31は、予め用意しておいた複数の判定条件のなかから、単数または複数の判定条件を選択するものであり、また、判定条件を複数(例えば2つ)入力する場合に、これらの複数の条件の論理積をとるか論理和をとるかを選択できるようになっている。このチャイルドロック判定条件入力手段31としては、例えば、タッチパネル式ディスプレイ装置、ジョイスティック、ファンクションスイッチ、音声認識を利用した音声入力装置等が使用される。また、判定条件の例としては、例えば、シートベルトが外れたことと、エンジン作動が作動していること等が予め用意されており、これらの判定条件が、例えば当該チャイルドロック判定条件入力手段31に内蔵されたフラッシュROM等の所定の書き換え可能な不揮発性装置に格納される。また、これらの判定条件が複数の場合は、それらの判定条件の論理積をとるか論理和をとるかの情報も、上記の書き換え可能な不揮発性装置に格納される。このチャイルドロック判定条件入力手段31は、走行中などに児童によって勝手に入力変更が行われるのを防止するよう、運転席の近傍に設置するのが望ましい。
ドアロック状態検出部32は、ドアロック機構(図示省略)でドアロックがなされているか否かを検出するもので、例えば、ドアロックがなされている時にオンする接触スイッチや、パワードアロックにおいてドアロックのための制御が行われている旨を示すデータ上のフラグの数値判断のサブルーチンを動作させるCPU等が適用される。
シートベルト着脱状態検出部33は、例えばリア席等の児童が座すと想定される所定の座席に設置されたチャイルドシートにおいて、シートベルトが装着されているか否かを検出するもので、例えば、ISOに対応したシートベルトの固定専用アンカーの装着/非装着の状態を電気信号で出力するようになっており、例えばシートベルトが装着されている時にオンする接触スイッチ等が適用される。
エンジン作動状態検出部34は、例えばエンジンスイッチが利用され、エンジンキーの所定のキースロットへの装着及び回転操作等によりエンジン始動が指示されたかどうかを検出する。また、例えば信号待ち等での比較的長時間のアイドリングが行われる場合に、所定のエンジン一時停止処理プログラム(図示省略)を実行することで自動的にエンジンを一時的に停止する機能が搭載された自動車があるが、この場合は、エンジン一時停止処理プログラムがエンジンを自動的に停止させた旨の信号(以下「自動エンジン停止信号」と称す)がエンジン作動状態検出部34に出力され、この自動エンジン停止信号が与えられた場合に、エンジン作動状態検出部34は、エンジンが自動的に停止された旨を検出する。エンジン作動状態検出部34での検出結果は処理装置36に出力される。尚、エンジン一時停止処理プログラムの処理としては、例えば、アイドリング時間をCPU等におけるタイマーでの計時に基づいて計測し、このアイドリング時間を所定の基準時間と比較し、アイドリング時間が基準時間を超えた時点で、エンジン一時停止処理プログラムがアイドリング状態から自動的にエンジンを停止するとともに、自動エンジン停止信号をエンジン作動状態検出部34に対して出力するようになっている。
チャイルドロック制御部35は、パワードアロックが採用されており、処理装置36からの信号に基づいて、各ドアのドアロック用ノブによるアンロック(解錠)操作と、ドアのインナーハンドルによるドア開操作とを機械的に無効にし、ドアの外側のアウターハンドルの操作によってしかドアを開けることができない状態(チャイルドロックのオン状態)になるよう制御する(図4参照)。
処理装置36は、ROMおよびRAM等が接続された一般的なコンピュータのCPU(マイクプロセッサ)内において所定のソフトウェアプログラムによって動作する機能要素であって、チャイルドロック判定条件入力手段31で入力されて格納された判定条件を満たしているか否かを判断し、この判定条件を満たしている場合に、各ドアのチャイルドロックを作動させる。この処理装置36での動作は後述する。
表示装置37は、液晶ディスプレイ装置等が使用され、処理装置36からチャイルドロック制御部35に出力される信号に基づいて、チャイルドロックオンオフ状態と処理装置36での判定処理に適用されている判定条件とを表示する。
尚、これらの各要素31〜37は、図2に示すように、通信可能な自動車の各配置位置に適宜設置された電子制御ユニット41〜43を介して車内LAN44に接続され、この車内LAN44を通じて相互に信号の送受信を行うようになっている。
<動作>
上記構成のチャイルドロック装置の動作を、図3に示したフローチャートに沿って説明する。まず、図3の如く、運転者等の操作者が、チャイルドロック判定条件入力手段31を操作し、予め用意しておいた複数の判定条件のなかから、単数または複数の判定条件を選択する。判定条件は、表示装置37に表示されるため、この表示装置37に設定されている判定条件を見ながら選択入力を行う。この場合において、判定条件を複数(例えば2つ)入力する場合には、これらの複数の条件の論理積をとるか論理和をとるかを選択する。この作業は、例えば自動車を購入した時点で設定されている。また、自動車を購入する前の時点で、予め所定の判定条件をデフォルトとして設定しておくことが望ましい。ここでは、判定条件の設定例として、シートベルトが外れたことと、エンジンが作動していること等の論理積を予め設定している場合について説明する。これらの判定条件と、論理積をとる旨の情報は、書き換え可能な不揮発性装置に格納される。
そして、運転手を含む全ての乗員が自動車に搭乗し、またチャイルドシートに児童が座した後、各ドアを閉めた状態で、運転者がエンジンキーをキースロットに装着して回転させ、自動車の電気系統のメインスイッチをオンにした時点で、ドアロック状態検出部32、シートベルト着脱状態検出部33及びエンジン作動状態検出部34が作動を開始する。具体的には、ドアロック状態検出部32がドアロック機構(図示省略)でドアロックがなされているか否かを検出し、シートベルト着脱状態検出部33がチャイルドシートにおいてシートベルトが装着されているか否かを検出し、エンジン作動状態検出部34がエンジン始動済みであるかどうかを検出する。また、エンジン作動状態検出部34は、エンジンが停止されている場合に、そのエンジン停止が自動的になされたものかどうかを、エンジン一時停止処理プログラム(図示省略)から与えられる自動エンジン停止信号に基づいて検出する。そして、処理装置36が、チャイルドロック判定条件入力手段31に格納された判定条件の情報を読み出し、ドアロック状態検出部32、シートベルト着脱状態検出部33及びエンジン作動状態検出部34から与えられる情報を判定条件と比較判断する。
具体的に、処理装置36は、図3中のステップS1において、チャイルドロック判定条件入力手段31からの信号に基づいて、判定条件(チャイルドロック条件)の設定がなされてているかどうかを判断する。この際、チャイルドロック条件の設定がなされている場合は、次のステップS2に進む一方、このステップS1において、チャイルドロック条件が全く設定されていない場合は、ステップS4に進み、チャイルドロックをオフのまま維持する。
ステップS2に進んだ場合には、処理装置36は、シートベルト着脱状態検出部33からの信号に基づいて、チャイルドシートのシートベルトが装着されているか否かを判断する。このステップS2で、チャイルドシートのシートベルトが外れていると判断した場合は、次のステップS3に進む。一方、このステップS2において、チャイルドシートのシートベルトが装着状態である場合は、エンジンが作動中か否かに拘わらず、チャイルドシートに座した児童が車外に出る可能性がないため、チャイルドロックをオフのまま維持する(ステップS4)。
ステップS3に進んだ場合には、処理装置36は、エンジン作動状態検出部34からの信号に基づいて、エンジンがかかっているかどうか、あるいは、エンジンが停止されている場合にそのエンジン停止が自動的になされたものかどうかを判断する。
例えば、この時点で、自動車の電気系統のメインスイッチがオンではあるが、まだエンジンがかかっていない状態であり、且つエンジンが自動的に停止された状態ではない場合は、エンジン作動状態検出部34からの信号に基づいて、処理装置36がエンジンの非作動状態を判断し、ステップS4に進む。この場合は、エンジンがかかっておらず且つ自動的に停止した状態ではないことから、ドアが開状態になっても差し支えない状態であるため、処理装置36は、ステップS4でチャイルドロックのオフ状態をチャイルドロック制御部35に指示し、この指示に応じて、チャイルドロック制御部35がチャイルドロックをオフのまま維持する。
一方、このステップS3において、エンジン作動状態検出部34からの信号に基づいて、エンジンがかかっていると判断した場合、及び、例えば信号待ち等での長時間のアイドリング時のような場合にエンジンが自動的に停止した状態である場合には、処理装置36はステップS5に進み、チャイルドロックをオンにする。この場合において、処理装置36は、ドアロックをしているかどうかを、ドアロック状態検出部32からの信号に基づいて判断する。そして、ドアロックがオフになっている場合は、処理装置36は、ドアロックをオンにするようチャイルドロック制御部35に指示を与え、その指示に従って、チャイルドロック制御部35がドアのインナーハンドルによるドア開操作をも無効にする。しかる後、処理装置36からの指示に従って、チャイルドロック制御部35は、ドアロック用ノブ(図4中に示した符号2参照)を操作してもドアロックがオフとならないようにドアロック機構を駆動制御する。一方、ステップS3からステップS5に進んだ時点で、既にドアロックがオンになっている場合は、処理装置36はその旨をドアロック状態検出部32からの信号に基づいて判断し、処理装置36からの指示に従って、チャイルドロック制御部35は、ドアロック用ノブ(図4中に示した符号2参照)を操作してもドアロックがオフとならないようにドアロック機構を駆動制御する。これにより、自動車は、チャイルドロックがオンされた状態に設定される。尚、この場合は、車速がゼロであっても、エンジンがかかっているだけで、チャイルドロックがオンとなることがあるため、アイドリング状態の場合もチャイルドロックが自動的にオンになることになる。
以上の動作において、チャイルドロックのオンオフの状態及び判定条件は、実時間(リアルタイム)で表示装置37に表示される。
尚、上記のように、チャイルドシートのシートベルトの着脱状態を判定条件とする場合、これだけではチャイルドシートに児童が座しているかどうかに関係なく、チャイルドシートが外れている場合にチャイルドロックがオンになってしまうことがある。そこで、望ましくは、チャイルドシートに児童等が座しているかどうかを検出し、チャイルドシートに児童等が座しているときに限って、チャイルドシートのシートベルトの着脱状態に基づいてチャイルドロックをオンにする。チャイルドシートに児童等が座しているか否かを検出する手段としては、例えば、チャイルドシートの座面等に設置された重量センサー(図示省略)または体温センサー等(図示省略)を使用すればよい。
以上のように、ドアロック状態検出部32、シートベルト着脱状態検出部33及びエンジン作動状態検出部34で自動車の状態情報を収集し、ここで得られた情報を、チャイルドロック判定条件入力手段31で予め入力しておいた判定条件(チャイルドロック条件)に合致しているか否かを判定し、この判定結果に基づいてチャイルドロックのオンオフを自動的に設定することができるので、運転者がチャイルドロック機能のオン操作を怠っても、予め設定した判定条件を満たした場合に自動的にチャイルドロック機能をオンにすることが可能となり、自動車のより安全な走行を行うことができる。
また、チャイルドロックのオンオフ状態を表示装置37に設定しているので、運転者等がチャイルドロックのオンオフ状態を常に把握できるため、便利である。そして、処理装置36におけるチャイルドロックのオンオフ状態の設定基準となる判定条件をも表示装置37に表示するので、例えばアイドリング状態(エンジンはかかっているが自動車が停車している状態)で児童が車外に出たいような場合に、チャイルドロックがオンとなってしまって車外に出られないような場合に、自動車のどの状態が原因でチャイルドロックがオンとなっているのを容易に認識することができ、例えばエンジンを切るなどして、チャイルドロックのオン状態を容易に解除することが可能となる。
さらに、判定条件を入力するためのチャイルドロック判定条件入力手段31を備えるので、出荷前に車種や車格に合わせて判定条件を容易に設定できるとともに、使用者においても自己の使用方法に合わせてフレキシブルに判定条件を設定できる。
さらにまた、例えば信号待ち等での比較的長時間のアイドリングが行われる場合に、エンジン一時停止処理プログラム(図示省略)を実行することで自動的にエンジンを一時的に停止する機能が搭載された自動車があるが、この場合は、エンジン一時停止処理プログラムがエンジンを自動的に停止させた旨の自動エンジン停止信号がエンジン作動状態検出部34に出力され、この自動エンジン停止信号が与えられた場合に、エンジン作動状態検出部34が、エンジンの自動的な停止を検出して、これに基づいてチャイルドロックを自動的にオンにするので、信号待ち等においても自動車の安全な走行開始を行うことができる。
尚、上記の説明では、判定条件の設定例として、シートベルトが外れたことと、エンジン作動が作動していること等の論理積を予め設定している場合について説明したが、判定条件として、これらの論理和を設定でもよく、あるいは、判定条件としていずれか一方のみを設定しても差し支えない。
また、上記実施形態では、エンジン作動状態を判定条件のひとつとしているが、代わりに、車速情報やパーキング状態等の他の自動車の状態情報を収集して判断することとしてもよい。例えば、判定条件として、自動車のシフトレバーがパーキング状態でないこと、及び車速が所定の値(例えば、10km/h)以上であることとして使用者の判断でチャイルドロック判定条件入力手段31で設定入力し、またこれらの論理積または論理和等を指定してもよい。この場合は、アイドリング状態のときに、エンジン作動を判定条件としていた上記実施形態とは異なり、チャイルドロックがオンすることはない。
本発明の一の実施形態に係るチャイルドロック装置を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係るチャイルドロック装置を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係るチャイルドロック装置の動作を示すフローチャートである。 従来のチャイルドロック装置が備えられたドアを示す斜視図である。 従来のチャイルドロック装置を示すブロック図である。
符号の説明
31 チャイルドロック判定条件入力手段
32 ドアロック状態検出部
33 シートベルト着脱状態検出部
34 エンジン作動状態検出部
35 チャイルドロック制御部
36 処理装置
37 表示装置

Claims (7)

  1. 自動車のチャイルドロックをオンすることが可能なチャイルドロック制御部と、
    自動車の状態情報を収集し、当該状態情報が予め設定された判定条件に合致する場合に、前記チャイルドロック制御部にチャイルドロックのオンを指示する処理装置と
    を備えるチャイルドロック装置。
  2. 請求項1に記載のチャイルドロック装置であって、
    前記判定条件を入力するためのチャイルドロック判定条件入力手段をさらに備える、チャイルドロック装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のチャイルドロック装置であって、
    前記判定条件が、チャイルドシートにおいてシートベルトが外れていることを含む、チャイルドロック装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のチャイルドロック装置であって、
    前記判定条件が、エンジンが作動していること、またはシフトレバーがパーキング状態でないこと、を含む、チャイルドロック装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のチャイルドロック装置であって、
    前記判定条件として、複数の条件の論理積が適用可能とされる、チャイルドロック装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のチャイルドロック装置であって、
    前記判定条件として、複数の条件の論理和が適用可能とされる、チャイルドロック装置。
  7. 請求項4に記載のチャイルドロック装置であって、
    前記判定条件が、エンジンが停止状態である場合に当該エンジンの停止が所定の条件を満たした場合に自動的に停止されたこと、をさらに含む、チャイルドロック装置。
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