JPH08280898A - 遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】遊技者が特別状態の発生する確率を変更させる
ことができ、変更した各特別状態発生確率に応じた曲を
流して遊技者の興趣を増すことができる遊技機の提供。 【構成】遊技盤面１１上に絵柄を可変表示可能な可変表
示手段１５を有し、遊技盤面１１上に打ち出された球の
特定入賞口１８への入賞に基づき可変表示手段１５の絵
柄を変化させ、変化後の結果が所定条件を満たす場合に
遊技者に有利な特別状態を発生させる遊技機１０におい
て、音楽を流すための音楽発生手段２０と、特別状態を
発生させる特別状態発生確率が複数設定され、該複数の
特別状態発生確率ごとに定まった曲を音楽発生手段２０
から流すことが可能な制御手段４０と、遊技者が特別状
態発生確率を変更し得る確率変更手段３０とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤面上に絵柄を可
変表示可能な可変表示手段を有し、前記遊技盤面上に打
ち出された球の特定入賞口への入賞に基づき可変表示手
段の絵柄を変化させ、変化後の結果が所定条件を満たす
場合に遊技者に有利な特別状態を発生させる遊技機に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来この種の遊技機としては遊技盤面上
に絵柄の表示を変えることのできる可変表示装置、特定
入賞口その他を有し、特定入賞口への球の入賞に基づき
可変表示装置の絵柄を変化させ、変化後の絵柄の組合せ
が所定の組合せとなった場合に遊技者に有利な特別状態
を発生させるものがあった。

【０００３】すなわち、特定入賞口への球の入賞に基づ
く可変表示装置の絵柄の変化後の組合せを一定の確率
で、特別状態を発生させる所定の組合せとなるようにし
たものである。

【０００４】更に、遊技中に一定条件を満たすと、特別
状態を発生させる所定の組合せの出る確率が高くなる所
謂確率変動型の遊技機もあった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ような従来の遊技機においては、可変表示装置の絵柄の
変化後の組合せが特別状態を発生させる所定の組合せと
なる確率が一定であるため面白味に欠けるという問題点
があった。

【０００６】それに対し後者は、可変表示装置の絵柄の
変化後の組合せが特別状態を発生させる所定の組合せと
なる確率を所定条件に従って変動させることによってゲ
ームに変化を持たせている。しかしながら、この確率の
変動は一方的に遊技機まかせであり遊技者の介在する余
地が無いという点でやはり面白味に欠けるという傾向が
あった。

【０００７】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、遊技者が特別状態が発生する確率
の変更をすることができ、さらに、確率ごとに定まった
音楽が流れることにより、ゲームへの遊技者の介在感を
増すとともにムード面でも遊技者の遊技への興趣を増す
ことができる遊技機を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。

【０００９】１ 遊技盤面（１１）上に絵柄を可変表示
可能な可変表示手段（１５）を有し、前記遊技盤面（１
１）上に打ち出された球の特定入賞口（１８）への入賞
に基づき前記可変表示手段（１５）の絵柄を変化させ、
変化後の結果が所定条件を満たす場合に遊技者に有利な
特別状態を発生させる遊技機（１０）において、音楽を
流すための音楽発生手段（２０）と、前記特別状態を発
生させる特別状態発生確率が複数設定され、該複数の特
別状態発生確率ごとに定まった曲を前記音楽発生手段
（２０）から流すことが可能な制御手段（４０）と、遊
技者が前記特別状態発生確率を変更し得る確率変更手段
（３０）と、を有することを特徴とする遊技機（１
０）。

【００１０】２ 前記制御手段（４０）は、前記特別状
態発生確率の変更があったとき、特別状態が発生するま
で変更後の前記特別状態発生確率を固定するように設定
されたことを特徴とする請求項１に記載の遊技機（１
０）。

【００１１】３ 前記制御手段（４０）は、前記特別状
態発生確率の変更があったとき、特別状態が発生する
か、又は変更後に打ち出した球が所定数に達すると前記
特別状態発生確率を再度変更可能に設定されたことを特
徴とする請求項１に記載の遊技機（１０）。

【００１２】

【作用】遊技機（１０）の遊技盤面（１１）上に打ち出
された球が特定入賞口（１８）へ入賞すると、制御手段
（４０）が絵柄の可変表示が可能な可変表示手段（１
５）の絵柄を変化させる。変化後の結果が所定条件を満
たす場合には制御手段（４０）が遊技者に有利な特別状
態を発生させる。このとき、絵柄が所定条件を満たして
特別状態が発生する特別状態発生確率は所定の値に定ま
っている。

【００１３】前記特別状態発生確率は複数の値が用意さ
れており、遊技者が確率変更手段（３０）の操作する
と、制御手段（４０）が無作為に一つの特別状態発生確
率を選択し変更する。遊技機（１０）は音楽を流すため
の音楽発生手段（２０）を具備しており、一つの特別状
態発生確率が選択されると制御手段（４０）が特別状態
発生確率ごとに定められた曲を前記音楽発生手段（２
０）から流す。

【００１４】前記特別状態発生確率の選択変更があった
ときは、以後特別状態発生確率が固定される。特別状態
発生確率が固定された状態で特別状態が発生すると、特
別状態発生確率の変更が可能になる。それ同時に前記音
楽発生手段（２０）から流される各特別状態発生確率に
固有の曲は、下記の通常確率時の曲となる。

【００１５】遊技者が確率変更手段（３０）の操作をせ
ず、したがって、特別状態発生確率の選択変更が行われ
ずに遊技が続行されているときは、前記制御手段（４
０）が前記複数の特別状態発生確率のうち定められた一
の確率（以下、「通常確率」と記す。）を自動的に設定
する。このとき、その設定値に固有の曲が前記音楽発生
手段（２０）から流れる。遊技者は特別状態発生確率が
前記通常確率状態であるときにはいつでも確率変更手段
（３０）の操作により前記特別状態発生確率の変更をさ
せることができる。

【００１６】なお、前記特別状態発生確率の変更を上記
のように特別状態発生確率が固定されている状態で特別
状態が発生した後とする他、変更後に打ち出した球が所
定数に達すると固定された特別状態発生確率を再度変更
可能に設定しすることで、遊技者が特別状態発生確率を
変更し得る機会を増やしてもよい。

【００１７】このようにして、遊技者に特別状態の発生
する確率を変更させる機会を与えることができるととも
に、各特別状態発生確率に応じた曲を流すことにより遊
技者の興趣を増すことができるものである。

【００１８】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。

【００１９】本実施例に係る遊技機１０は、遊技者がハ
ンドル１２を回転操作することにより遊技盤面１１上に
球を打ち出し、かかる打球の入賞を競うパチンコ機であ
る。なお、本発明に係る遊技機はパチンコ機の他に、各
種ゲーム機にも適用できるものである。

【００２０】遊技機１０としてのパチンコ機は、遊技盤
面１１上の特別入賞口１８への入賞に基づき遊技盤面１
１上に設けられた各種絵柄を表示可能な可変表示手段１
５における表示内容を変化させ、変化後の表示結果が所
定条件を満たすと遊技者に有利な特別状態（一般に大当
たりと称する。）が発生するように制御手段４０（図１
参照）により制御される機種である。

【００２１】遊技盤面１１の略中央部には特別入賞口１
８が配置され、その上方には各種絵柄を表示可能な可変
表示手段１５が配置され、特別入賞口１８の下方には可
変入賞口１７が配置されている。また、遊技盤面１１の
適所には、球を弾く多数の釘、各種役物、それに各種入
賞口やアウト口等が配置されている。制御手段４０は遊
技盤面１１の裏側等の機体内に取り付けられている。ま
た、遊技盤面１１の下側には、遊技に供する球を入れる
前皿１３や、該前皿１３から溢れる球を受ける下皿１４
が設けられている。

【００２２】可変表示手段１５は、特別入賞口１８への
入賞に基づき例えば、スロットマシンのように絵柄が回
転表示され、回転表示が停止した後、それらの絵柄の組
み合わせにより特別状態の発生の有無を決定する中央役
物である。

【００２３】かかる可変表示手段１５は液晶ディスプレ
イ、蛍光表示管、ブラウン管（ＣＲＴ）等を用いて構成
されている。

【００２４】特別入賞口１８は、いわゆるチャッカーと
称されるものであり、球の入賞を検知する入賞検知スイ
ッチ１８ａ（図１参照）を備えている。かかる入賞検知
スイッチ１９は入賞球を検知してＯＮになると、その入
賞信号を後に説明する制御手段４０の遊技制御部５０に
出力すべく該制御手段４０に接続されている。入賞検知
スイッチ１８ａとしては、例えば光センサ、近接セン
サ、或いは磁気センサとうの各センサにより構成すれば
よい。

【００２５】可変入賞口１７は、絵柄の組み合わせの結
果が当たりの場合、遊技者に有利な特別状態を発生させ
るものである。具体的には所定時間内に一定回数だけ開
閉を繰り返すアタッカー１７ａとその駆動手段たるソレ
ノイド１７ｂ（図１参照）を備える。可変入賞口１７
は、遊技制御部５０からの特別状態発生信号に基づき、
アタッカー１７ａが所定時間（例えば２９秒）にわたっ
て開いた後、短時間（例えば２〜３秒）だけ閉じるよう
な特別状態の発生動作を所定ラウンド回数（例えば１６
回）まで続けるよう設定されている。

【００２６】また、可変入賞口１７内には各種センサ等
から成る入賞球計数器１７ｃが設けられている。かかる
入賞球計数器１７ｃも制御手段４０の遊技制御部５０に
接続され、各ラウンド毎に可変入賞口１７へ入賞した球
数表示（図示せず）が可変表示手段１５に表示されるよ
うになっている。なを、特別状態の発生しているラウン
ド中において、その所定時間が経過する前であっても、
入賞球計数器１７ｃにより所定数（例えば１０個）の入
賞球が計数された時点でアタッカー１７ａは閉じるよう
設定されている。

【００２７】また、遊技盤面１１上には保留表示手段１
９も設けられている。この保留表示手段１９は、前記中
央役物の動作中から特別状態の発生終了までの間に、新
たに特別入賞口１８に球が入賞した際、未実行となる中
央役物の動作の権利保留回数を表示するものである。か
かる保留表示手段１９は、制御手段４０の遊技制御部５
０からの保留表示信号に基づき、遊技制御部５０に記憶
された権利保留回数を表示するように設定されている。

【００２８】図２に示すように、保留表示手段１９は具
体的には４個の表示ランプ１９ａ、１９ａ…を有し、未
実行の中央役物の動作の権利は４つまで保留可能となっ
ている。すなわち、権利保留回数に相当する数の表示ラ
ンプ１９ａが点灯すべく制御されるものである。なお、
保留されてい中央役物の動作が実行された場合、その実
行回数が権利保留回数から減算されて遊技制御部５０に
更新記憶され、その回数が保留表示手段１９に新たに表
示されるようになっている。また、権利が最高４つまで
保留されている状態では、再度、特別入賞口１８に球が
入っても、この入賞により発生すべき権利は破棄される
ように設定されている。

【００２９】図１に示す制御手段４０は可変入賞口１
７、保留表示手段１９の動作制御及び大当たりの発生す
る確率（以下、「特別状態発生確率」と記す。）の選択
変更等の制御を行う遊技制御部５０と、可変表示手段１
５の表示内容及び音楽発生手段２０の制御を行う表示・
音楽制御部６０とから成る。遊技制御部５０はＣＰＵ５
１、ＲＯＭ５２、ＲＡＭ５３等を少なくとも含むマイク
ロコンピュータから成り、表示・音楽制御部６０はＣＰ
Ｕ６１、ＲＯＭ６２、ＲＡＭ６３等を少なくとも含むマ
イクロコンピュータから成る。

【００３０】遊技制御部５０と表示・音楽制御部６０は
各々のＣＰＵ５１とＣＰＵ６１が接続されており、音楽
制御部６０は遊技制御部５０からの指令に従って表示・
音楽制御部６０が可変表示手段１５による絵柄等の表示
内容の変化及び音楽発生手段２０による音楽の選択、発
生、変更等の制御を行っている。

【００３１】表示・音楽制御部６０のＣＰＵ６１には、
可変表示手段１５と音楽発生手段２０が接続されてい
る。ＣＰＵ６１はＲＯＭ６２に格納された表示制御プロ
グラムデータや音楽データ、各種役物への入賞を演出す
る音声の発声パターン等の固定データに従って可変表示
手段１５の表示内容、音楽発生手段２０により流す曲及
び演出音声の制御を行うものである。ＲＡＭ６３は、Ｃ
ＰＵ６１により制御された可変表示手段１５の表示内容
に関する表示データや音楽発生手段２０により流す曲に
関するデータを一時的に記憶するものである。尚、ＲＡ
Ｍ６３の表示データや曲に関するデータは、次に説明す
るＣＰＵ５１や前記のＣＰＵ６１からの指令に基づき読
み出され、それぞれ可変表示手段１５と音楽発生手段２
０に出力されるように設定されている。音楽発生手段２
０はスピーカー２０ｂとスピーカー制御回路２０ａから
成り、ＣＰＵ６１からの指令に従ってスピーカーから音
楽を流すものである。

【００３２】一方、遊技制御部５０のＣＰＵ５１は、Ｒ
ＯＭ５２に格納された遊技制御プログラムデータに従っ
て、可変入賞口１７を含む各種役物の動作制御を行うも
のである。また、ＣＰＵ５１には、前記の入賞検知スイ
ッチ１８ａが接続されており、該スイッチ１８ａからの
入賞信号が入力されると乱数を生成し、その乱数に基づ
いて無作為に選択を行って当たりや外れの情報を生成す
る手段が含まれている。更に、ＣＰＵ５１には前記の確
率変更手段３０が接続されており、該確率変更手段３０
からの確率変更信号が入力されると所定の複数の特別状
態発生確率から無作為に選択を行って特別状態発生確率
の変更と設定をする手段も含まれている。また更に、Ｃ
ＰＵ５１には、前記の入賞球計数器１７ｃ等も接続され
ている。確率発生手段３０は図２に示されるように遊技
機１０の前面に設けられたボタン様のものであり、タッ
チセンサーであってもよいし、通常の切り替えスイッチ
等でもよい。

【００３３】ＲＯＭ５２は、可変入賞口１７等を制御す
る遊技制御プログラムデータや、各種役物への入賞を演
出する装飾ランプの点灯パターン等の固定データが格納
されている。ＲＡＭ５３は入賞検知スイッチ１８ａ、入
賞球計数器１７ｃ、確率変更手段３０等からの信号を含
む遊技に関する各種データを一時的に記憶するものであ
る。

【００３４】次に作用を説明する。

【００３５】図２において、遊技機１０の遊技盤面１１
上に打ち出された球が特定入賞口１８へ入賞すると、図
１に示した入賞検知スイッチ１８ａが球を検知し、図１
に示した制御手段４０の遊技制御部５０を構成するＣＰ
Ｕ５１へ検知信号を出力する。ＣＰＵ５１は無作為の抽
選を行い当たり外れを決定した後、表示制御部６０のＣ
ＰＵ６１に指令を出力する。該指令の信号を入力したＣ
ＰＵ６１はＲＯＭ６２に格納された表示制御プログラム
データに従って可変表示手段１５の絵柄を変化させる。
所定時間変化した後の結果が所定条件を満たす場合、即
ち当たりの場合には制御手段４０が遊技者に有利な特別
状態を発生させるとともに、音楽発生手段２０がＣＰＵ
６１からの指令に従ってその特別状態に固有の演出音声
を発生させる。

【００３６】特別状態発生確率としては複数の値が用意
されている。特別状態発生確率が変更された後は、特別
状態が発生するまで特別状態発生確率は変更された値に
固定されている。特別状態が発生した後、遊技が続行さ
れているときは遊技制御部５０が前記の複数の特別状態
発生確率のうち定められた一の確率である通常確率を特
別状態発生確率として自動的に設定する。このとき、そ
の設定値に固有の曲が音楽発生手段２０から流される。
遊技者は特別状態発生確率が通常確率状態である間はい
つでも確率変更手段３０の操作により特別状態発生確率
の変更をさせることができる。ここで、通常確率は例え
ば１／２５０とし、通常確率よりも確率の高い特別状態
発生確率を１／１７５と１／１００とし、通常確率より
も確率の低い特別状態発生確率を１／３２５と１／４０
０とするが、確率の値、及び選択される特別状態発生確
率の数はこれに限られることはない。

【００３７】尚、特別状態発生確率は遊技店の全遊技機
を管理する管理コンピュータ（図示せず）、或いは、遊
技機毎に遊技機の内部に設けた設定手段（図示せず）に
よって各遊技機毎に通常確率に変更することが可能であ
り、通常は、遊技店の一日の営業の開始前に全遊技機を
通常確率状態にセットしておく。一旦遊技が開始され選
択変更された特別状態発生確率は、遊技者がハンドル１
２を戻して一旦ゲームを中断したり、或いは、遊技者が
ゲームを終了し、他の遊技者が同一遊技機でゲームを開
始しても変更されない。

【００３８】次に図３に示したフローチャートに従って
特別状態発生確率が変更される過程を説明する。

【００３９】遊技者がゲームを開始し、特別状態発生確
率の変更をするために遊技機１０の前面に設けられたボ
タン様の確率変更手段３０を操作する（ステップ１；以
下、「ステップ」を「Ｓ」と略記する。）と、そのとき
の遊技機１０の特別状態発生確率が通常確率状態でない
とき（Ｓ２において「ＮＯ」の場合）は一つの特別状態
発生確率値が固定されているので特別状態が発生した後
でなければ特別状態発生確率の選択変更をすることがで
きない（Ｓ５において「ＮＯ」の場合）。

【００４０】特別状態が発生した後（Ｓ５において「Ｙ
ＥＳ」の場合）、特別状態発生確率は通常確率状態とな
り、特別状態発生確率の選択変更が可能になり、確率変
更手段３０の操作を行えば（Ｓ３において「ＹＥＳ」の
場合）、特別状態発生確率が固定される（Ｓ４）。以下
上記のような過程に入る。

【００４１】特別状態発生確率の選択変更が可能な場合
において選択変更を行わない場合（Ｓ３において「Ｎ
Ｏ」の場合）は特別状態が発生しても（Ｓ６において
「ＹＥＳ」の場合）しなくても（Ｓ６において「ＮＯ」
の場合）、いつでも特別状態発生確率の選択変更が可能
である。

【００４２】上記過程において、特別状態発生確率が選
択され、変更されると遊技制御部５０のＣＰＵ５１から
表示・音楽制御部６０のＣＰＵ６１へ変更信号が出力さ
れ、ＣＰＵ６１は変更された特別状態発生確率に固有の
曲を音楽発生手段２０から流す。

【００４３】このようにして、遊技者に特別状態の発生
する確率を変更させる機会を与えることができるととも
に、各特別状態発生確率に応じた曲を流すことにより遊
技者の興趣を増すことができるものである。

【００４４】なお、前記実施例においては特別状態発生
確率の変更が可能なのは特別状態発生確率が固定されて
いる状態で特別状態が発生した後としたが、、一旦、特
別状態発生確率を選択変更した後に、打ち出した球が所
定数、例えば１００発に達すると固定された特別状態発
生確率を再度変更可能に設定してもよい。この場合、前
記の通常確率を特別に設定せず、打ち出した球が前記所
定数に達して特別状態発生確率の選択変更が可能となる
のは、通常確率に該等する確率よりも低い確率の特別状
態発生確率が選択変更されたときのみとする。或いはま
た、特別状態が発生した後又は打ち出した球が所定数に
達した場合に特別状態発生確率の選択変更が可能とする
場合は、上記のような通常確率も設定しておけばよい。

【００４５】このようにして、遊技者に特別状態の発生
する確率変更させる機会を更に増やすことができる。

【００４６】

【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、遊技者
に特別状態の発生する確率を変更させる機会を与えるこ
とができるとともに、各特別状態発生確率に応じた曲を
流すことにより遊技者の興趣を増すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかる遊技機の機能ブロッ
ク図である。

【図２】本発明の一実施例にかかる遊技機を示す正面図
である。

【図３】本発明の一実施例にかかる遊技機における特別
状態発生確率を変更する過程を説明するフローチャート
である。

【符号の説明】

１０…遊技機 １１…遊技盤面 １５…可変表示手段 １８…特定入賞口 ２０…音楽発生手段 ３０…確率変更手段 ４０…制御手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技盤面上に絵柄を可変表示可能な可変表
   示手段を有し、前記遊技盤面上に打ち出された球の特定
   入賞口への入賞に基づき前記可変表示手段の絵柄を変化
   させ、変化後の結果が所定条件を満たす場合に遊技者に
   有利な特別状態を発生させる遊技機において、 音楽を流すための音楽発生手段と、 前記特別状態を発生させる特別状態発生確率が複数設定
   され、該複数の特別状態発生確率ごとに定まった曲を前
   記音楽発生手段から流すことが可能な制御手段と、 遊技者が前記特別状態発生確率を変更し得る確率変更手
   段と、を有することを特徴とする遊技機。
2. 【請求項２】前記制御手段は、前記特別状態発生確率の
   変更があったとき、特別状態が発生するまで変更後の前
   記特別状態発生確率を固定するように設定されたことを
   特徴とする請求項１に記載の遊技機。
3. 【請求項３】前記制御手段は、前記特別状態発生確率の
   変更があったとき、特別状態が発生するか、又は変更後
   に打ち出した球が所定数に達すると前記特別状態発生確
   率を再度変更可能に設定されたことを特徴とする請求項
   １に記載の遊技機。