JPH08279689A - 半導体素子のシールド装置 - Google Patents

半導体素子のシールド装置

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JPH08279689A
JPH08279689A JP8388595A JP8388595A JPH08279689A JP H08279689 A JPH08279689 A JP H08279689A JP 8388595 A JP8388595 A JP 8388595A JP 8388595 A JP8388595 A JP 8388595A JP H08279689 A JPH08279689 A JP H08279689A
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JP
Japan
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shield
semiconductor element
shield member
heat
circuit board
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Application number
JP8388595A
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English (en)
Inventor
Akio Nakatani
昭男 中谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプリント基板上に実装された発熱の
著しい半導体素子のシールド装置に関するものであり、
シールド装置の組み立ての簡略化と、冷却効率の向上を
目的としている。 【構成】 プリント基板25に実装された半導体素子2
8の表面に、底面に接触した伝熱シート29を持つ放熱
フィン30を載置し、その上方からシールド部材A20
をかぶせ、シールド部材A20とプリント基板25によ
って放熱フィン30の一部をシールドケースから露出す
る状態で挟持したシールド装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板上に実装さ
れた発熱の著しい半導体素子のシールド装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体素子シールド装置の
構成を図4に基づいて説明する。
【0003】1はプリント基板2を固定するための固定
用ツメ3を設けたシールドケース本体、4はシールドケ
ースに設けた多数の小孔で、放熱のため空気流を通す働
きをする。5はプリント基板2にハンダ付けした半導体
素子、6は放熱フィンの固定器具7に係着した放熱フィ
ンで、その固定器具7は、プリント基板2に設けられた
固定支柱8に固定用ビス9によって固定し、更にプリン
ト基板2の裏面に実装している半導体素子の表面に、放
熱フィン(図示せず)を同様な方法で実装する。10は
ハンダ付け部11をシールド本体1によってハンダ付け
固定を行うシールドケースフタである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシールド装置の
構成は、放熱フィン固定器具7により放熱フィン6を半
導体素子表面5に密着固定し、シールドケースフタ10
をシールド本体1にハンダ付け固定していた。したがっ
て従来の構成では組み立て工数が多く、また放熱フィン
6がシールド装置内部へ位置していたため、シールド内
部に熱がこもりやすく放熱効果が充分ではなかった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、冷却
効率を向上させ、また組み立ての簡略化を図った半導体
素子のシールド装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、放熱フィンの羽をシールドケース外部へ露出
させた。更に放熱フィン固定器具の役割をシールド部材
に持たせて、放熱フィンを固定した構成である。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、シールドケース
外部に放熱フィンが露出しているため冷却効率の向上が
図られた。また、シールド部材によって放熱フィンの固
定を行っているので、部品の少量化、組み立ての簡略化
が図られている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照に
しながら説明する。図2において20は組み合せ固定部
A21a、組み合せ固定部B22aを持ち、放熱フィン
露出孔23を設けたシールド部材Aである。なお図3に
その固定部A21aの拡大した状態を示す。24はシー
ルド部材A20およびシールド部材B31にそれぞれに
多数ある放熱用の小孔である。25は組み合せ固定穴A
26a,26b、組み合せ固定穴B27a,27bを設
け、半導体素子28を載置したプリント基板である。3
1は組み合せ固定部A21b、組み合せ固定部B22b
を持つシールド部材Bである。
【0009】次に上記構成を有する実施例の組み立て方
法を説明する。プリント基板25に載置された半導体素
子28の表面に伝熱シート29を介挿して放熱フィンを
載置する。更に、前記放熱フィン30の上方から、放熱
フィン羽30aが放熱フィン露出孔23を貫通するよう
はめ込み、組み合せ固定部A21aの弾性部を組み合せ
固定穴A26aに嵌挿してシールド部材A20を固定す
る。この時、シールド部材A20によって放熱フィン3
0は伝熱シート29をはさんだ状態で半導体素子28表
面に圧着する。すなわちシールド部材A20は組み合せ
固定部B22aを組み合せ固定穴B27aに咬合し、組
み合せ固定部A21aを組み合せ固定穴A26aに嵌挿
し、プリント基板25に固定する。同様にシールド部材
B31も、組み合せ固定部A21b、B22bと組み合
せ固定穴A26b、B27bを用いて固定する。このよ
うにして、図1に示すようなシールド装置を組み立てる
ことができる。
【0010】なお上記実施例では、シールド装置の放熱
用小孔を示したが、半導体素子28の発熱が少ない場合
は放熱用小孔24を設けなくてもよい。
【0011】また、シールド部材の形状を放熱フィン露
出孔23近傍が落ち込んだ凹型、つまり放熱フィン30
をシールド部材A20によって固定するため、プリント
基板25とシールド部材A20の間隙を小さく設定して
いるが、放熱フィン露出孔23の近傍部分の間隙だけを
小さく設定し、他の部分の間隙を充分に大きくとること
により、シールド装置内部にコンデンサー、電子部品を
実装することもできる。
【0012】また、放熱フィン露出孔23の形状は放熱
フィン30の羽30aの部分だけを露出するような形状
になっているが、放熱フィンの土台部30bの周辺だけ
がシールド部材A20にかかるように放熱フィン露出孔
を設けてもよい。
【0013】また、実施例ではシールド装置に、半導体
素子(28)1個、放熱フィン(30)1個しか取り付
けていないが、複数の半導体素子に対応した複数の放熱
フィンを設けるか、あるいはそれぞれの複数個の半導体
素子に共通の放熱フィンを設けることもできる。さらに
半導体素子をプリント基板の両面に設けたものにおいて
も、同様にそれぞれ対応する放熱フィンを設けるとき
に、その放熱フィンの一部をシールドケースから延出さ
せるようにしたものも同様の効果を得ることができる。
【0014】また、実施例では放熱フィン30と半導体
素子28の間に伝熱シート29を挟持しているが、熱伝
導率が良ければ放熱フィン30と半導体素子28を直接
密着させてもよい、また伝熱シート29の代りに熱伝導
性の良い、その他の物質を介しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、放熱フィンをシールドケース外部へ露出して
いるため、冷却効率が良い。また放熱フィンの固定をシ
ールド部材によって行っているため、部品の少量化、組
み立ての簡略化が図られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体素子のシールド装置
の外観斜視図
【図2】同シールド装置の分解斜視図
【図3】同シールド装置の要部の拡大斜視図
【図4】従来のシールド装置の分解斜視図
【符号の説明】
20 シールド部材A 23 放熱フィン露出孔 25 プリント基板 28 半導体素子 29 伝熱シート 30 放熱フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を実装したプリント基板と、
    前記半導体素子に熱的結合した放熱板と、前記放熱板の
    少なくとも一部を延出するための孔を設けたシールド部
    材を備えたことを特徴とする半導体素子のシールド装
    置。
  2. 【請求項2】 放熱板の土台部をシールド部材と、プリ
    ント基板に実装した半導体素子の間に挟持したことを特
    徴とする請求項1記載の半導体素子のシールド装置。
  3. 【請求項3】 半導体素子と放熱板の間に熱伝導性の良
    好な物質を介在させたことを特徴とする請求項1記載の
    半導体素子のシールド装置。
JP8388595A 1995-04-10 1995-04-10 半導体素子のシールド装置 Pending JPH08279689A (ja)

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