JPH09213848A - 電子部品のヒートシンク - Google Patents

電子部品のヒートシンク

Info

Publication number
JPH09213848A
JPH09213848A JP8017602A JP1760296A JPH09213848A JP H09213848 A JPH09213848 A JP H09213848A JP 8017602 A JP8017602 A JP 8017602A JP 1760296 A JP1760296 A JP 1760296A JP H09213848 A JPH09213848 A JP H09213848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat sink
electronic component
substrate
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8017602A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Tsubota
哲朗 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8017602A priority Critical patent/JPH09213848A/ja
Publication of JPH09213848A publication Critical patent/JPH09213848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で放熱効果の高い電子部品の放熱
構造を提供する。 【解決手段】 電子部品を搭載する基板と、電子部品か
ら発生する熱量を放散するヒートシンクとからなり、基
板に所定大きさの貫通孔を設け、ヒートシンクを貫通孔
を挟むようにして取り付け、電子部品で発生した熱を貫
通孔を介して基板の下側に逃がすようにして、基板及び
空気中への放熱をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器を構成す
る印刷基板に取り付けられた所定熱量を発生する電子部
品のヒートシンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器を構成する印刷基板に取
り付けられている電子部品から発生する熱を放散させる
放熱構造として、一般に、印刷基板に設けられた電子部
品にアルミダイキャスト等の金属板からなるヒートシン
クを取り付け、電子部品から発生する熱をヒートシンク
を介して空気中に発散させる。
【0003】このようなヒートシンクの構造は、種々考
案され、例えは、図13に示すように、平板状に形成し
たヒートシンク2を、印刷基板4に搭載したIC(inte
grated circuit)チップやLSI(large scale integr
ated circuit)チップ等である電子部品6の上面に図示
しないネジ等で取り付け、電子部品6から発生する熱を
自然空冷やファンFによる強制空冷によって空気中へ放
散するようにしている。
【0004】また、図14に示すように、ヒートシンク
8を、熱放散面積を増加させるために複数の溝を有する
平板状に形成し、印刷基板4に搭載した電子部品6の上
面に熱伝導シート9を介して取り付け、電子部品6で発
生する熱を放散する。
【0005】このような構造をしたヒートシンクの組み
立ては、図13及び図14に示すように、電子部品6の
接続線Pを印刷基板4に設けた端子孔に挿入した後、印
刷基板4を溶融半田槽に浸漬して、接続線Pと端子孔周
辺で印刷基板4の下面に配置した端子Tとを一斉に半田
付けする。
【0006】ところで、電子部品を基板に取り付ける方
法としては、両面マウント方式と片面マウント方式とが
ある。両面マウント方式は、基板の両面に電子部品を配
置する方法であり、片面マウント方式は、基板の片面の
みに電子部品を配置する方法である。
【0007】これとは別に、両面にパターンが設けられ
ている基板を両面プリント基板といい、片面のみにパタ
ーンが設けられている基板を片面プリント基板という。
【0008】電子部品の半田付け方法としては、基板に
開けた穴に部品の足を通してディップ槽に通して基板の
裏側から半田付けする方法と、基板に穴を開けないで電
子部品を載せた基板面を高温の槽の中に通し、電子部品
を載せた面だけで半田付けする方法(リフロー方式)と
がある。リフロー方式は、主にチップ部品に使用されて
いる。
【0009】ディップ槽に通す方法は、両面プリント基
板、若しくは、電子部品が搭載される面の裏面がパター
ンになっている片面プリント基板に使用される。リフロ
ー方式は、電子部品の搭載面、若しくは、両面がパター
ンになっている基板に使用される。
【0010】両面プリント基板によるディップ槽に通す
方式の場合は、図13及び図14に示すように、電子部
品6の下面は印刷基板4の上面より僅かに浮いた形とな
り、電子部品6から印刷基板4へ熱が直接伝導すること
は無い。リフロー方式の場合は、電子部品の下面が印刷
基板の上面に密着することがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷基
板4に搭載した電子部品6の上面にヒートシンク2、8
を取り付ける場合、取付用の部品等を用いなければなら
ない。
【0012】また、電子部品6の上面にヒートシンク
2、8を取り付けても放熱能力が充分でないため、使用
環境によっては電子部品6の性能に支障を来す場合があ
る。
【0013】特に、電子部品6は、下面(印刷基板4
側)からの発熱量が上面からよりも多く、電子機器6の
上面にヒートシンクを取り付けても十分な放熱効果が得
られずに印刷基板4との間に蓄熱して、電子部品6の性
能低下を起こす原因となる。
【0014】さらに、電子部品6の上面にヒートシンク
2、8を取り付けるので、電子部品6及びヒートシンク
2、8を備えた印刷基板4は、全体的に厚くなる。印刷
基板4を電子機器に取り付けるには、ある程度のスペー
スが必要となっていた。
【0015】このように、ヒートシンク2、8を電子部
品6の上面に取り付けた場合、部品数が増加して構造が
複雑になると共に十分な放熱効果が得られないとう問題
がある。さらに、省スペースが図れないという問題があ
る。
【0016】従って、本発明は、簡単な構造で十分な放
熱効果を得ることができると共に省スペースを図ること
ができる電子部品の放熱構造に課題を有する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電子部品のヒートシンクは、所定の熱
量が発生する電子部品と、この電子部品を所定位置に搭
載できる基板と、電子部品から発生する熱量を放散する
ヒートシンクとからなり、基板には、電子部品を搭載す
る位置に所定大きさの貫通孔を設け、この貫通孔を介し
て基板の下側方向に電子部品の熱量を放散するようにヒ
ートシンクを配設したことである。
【0018】そしてこのヒートシンクは、半田の付着し
ない材質で形成し、基板の上面側に配置する平板形状の
第1の放熱板と、基板の下面側に配置する平板形状の第
2の放熱板とからなり、基板の所定大きさの貫通孔を挟
むようにして第1及び第2の放熱板を配設したことであ
る。
【0019】更に、電子部品は、第1の放熱板の上部に
位置するように配設し、第2の放熱板には、貫通孔に係
合又は嵌合する大きさの係合部材を設け、この係合部材
には、第1の放熱板との位置決めをするダボを設け、第
2の放熱板は、基板と接する反対側に複数の放熱用突起
を設けたことである。
【0020】上記構成により、ヒートシンクの係合部材
を基板の貫通孔に嵌合させれば、電子部品の熱は、係合
部材を介して基板に逃げ、且つ第2の放熱板を介して空
気中へ逃げる。これにより、複雑な取付部品を用いるこ
となくヒートシンクを基板に取り付け、電子部品をヒー
トシンクの上方に取り付けることができるので、効率的
に電子部品の熱を放散させることができると共に、高さ
を制限した省スペースを図ることができる。
【0021】又、ヒートシンクを構成する第1の放熱板
および第2の放熱板は、基板を挟むように取り付け、電
子部品を第1の放熱板の上方に取り付けることにより、
電子部品から発生した熱は、電子部品の下面から第1の
放熱板、基板、及び第2の放熱板を介して放散するの
で、スペースを取らずに効率的に放熱することができ
る。
【0022】更に、ヒートシンクは、電子部品を基板に
結合させる半田が付着しない材質から形成されているの
で、ヒートシンクを印刷基板に取り付けた状態で、電子
部品を基板に搭載して半田漕に流すことができるので、
作業工程を簡略にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子部品のヒートシ
ンクについて以下、図面を参照にして説明する。
【0024】電子部品の発熱を放散するヒートシンクの
第1実施例は、図1及び図2に示すように、基板14の
上側に配置する第1の放熱板10と基板の下側に配置す
る第2の放熱板12とから構成され、電子部品を所定位
置に搭載できる基板、即ち、印刷基板14を挟んでネジ
16によって固定する。所定熱量を発生する電子部品、
即ち、ICチップ18は、第1の放熱板10を覆うよう
に印刷基板14に取り付ける構造となっている。
【0025】第1の放熱板10は、図3に示すように、
アルミニウム等の半田の付かない材質で、平板部材をプ
レス加工して、ほぼ四角形に形成されている。
【0026】この第1の放熱板10の中央には、印刷基
板14を挟んで第2の放熱板12を固定するネジ16を
差し込むネジ孔20が設けられている。また、第1の放
熱板1のネジ孔20を通る対角線上のネジ孔20の両側
の対称位置には、第2の放熱板12に対して位置決めす
るための第1のダボ孔22a、22bを設けた構造とな
っている。
【0027】更に、第1の放熱板10の上記対角線上の
第1のダボ孔22a、22bの外側には、印刷基板14
に対して位置決めするために、ボスである第1のダボ2
4a、24bが印刷基板14側に突出するようにプレス
加工により一体成形した構造となっている。
【0028】第2の放熱板12は、図4に示すように、
アルミニウムをフリクションプレス加工して形成し、上
部中央には、略正方形の係合部材26が一体に形成され
た構造となっている。係合部材26の上面には、第1の
放熱板10の第1のダボ孔22a、22bに嵌合する第
2のダボ28a、28bが一体成形されている。
【0029】そして、第2の放熱板12の中央には、ネ
ジ16(図1又は図2参照)を通すネジ孔30が第1の
放熱板10のネジ孔20と対応する位置に設けた構造と
なっている。第2の放熱板12の下面には、複数の放熱
用突起、例えば72本の放熱用ピン32を突設形成した
構造となっている。この放熱用ピン32は、放熱効果が
あればどのような形状でもよく、例えば、フィン状のも
のでもよい。
【0030】基板14には、図1に示すように、第2の
放熱板12の係合部材26と係合又は嵌合する四角形の
所定大きさの貫通孔34と、第1の放熱板10の第1の
ダボ24a、24bと対応する第2のダボ孔36a、3
6bが設けられている。
【0031】また、基板14には、ICチップ18の多
数の接続線18aを通す多数の端子孔38が設けられて
いる。即ち、図2に示すように、基板14の下面の各端
子孔38の周囲には、ICチップ18の接続線18aの
先端と半田付けによって連結する端子40が設けられて
いる。
【0032】このような構造をした基板14に第1及び
第2の放熱板10、12及びICチップ18を組み立て
るには、先ず、組み立てる前に、第1の放熱板10と第
2の放熱板12との接触面及び第1の放熱板10とIC
チップ18との接触面に熱伝導性の良いシリコンオイル
を塗布する。
【0033】そして、組み立てる時には、第2の放熱板
12の係合部材26を基板14の貫通孔34に嵌合し
て、第2の放熱板12を基板14に結合する。第1の放
熱板10の第1のダボ24a、24bを基板14の第2
のダボ孔36a、36bに夫々嵌合させて、第1の放熱
板10と第2の放熱板12とで基板14を挟み込むよう
にして位置決めする。
【0034】そして、第2の放熱板12の第1のダボ2
8a、28bを第1の放熱板10の第1のダボ孔22
a、22bに夫々嵌合させて、第1の放熱板10と第2
の放熱板12とを相対的に位置決めする。位置決め後、
ネジ16を第1の放熱板10のネジ孔20と第2の放熱
板12のネジ孔30に通してネジ止めする。
【0035】次に、第1の放熱板10を覆うようにIC
チップ18を上部から装着し、接続線18aの下端を基
板14の端子孔38に夫々通してICチップ18を基板
14に搭載する。そして、第2の放熱板12を装着した
まま基板14の下面を半田槽に浸漬し、ICチップ18
の各接続線18aの先端を基板14の下面に配列されて
いる端子40に半田付けする。この時、第2の放熱板1
2は半田の付着しない材質であるので端子40と接続線
18aのみが半田付けされることになる。
【0036】このようにして基板14を挟むように取り
付けたヒートシンクによって、図2に示すように、IC
チップ18の発熱部18bで発生した熱量の放散は、図
2の矢印で示すように、一部は基板14の貫通孔34を
介して下部側方向の第2の放熱板12の放熱用ピン32
から空気中に放熱し、一部は基板14の貫通孔34に係
合している第2の放熱板12の係合部材26を介して基
板14に放熱する。
【0037】ICチップ18の発熱量が大きい場合は、
基板14の下方にファン42を設置し、第2の放熱板1
2の放熱用ピン32に向かって送風すれば、放熱効果は
更に向上する。
【0038】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第2の実施例を説明する。
【0039】図5に示すように、第2の実施例の電子部
品のヒートシンクは、第1の放熱板と第2の放熱板とを
一体形成したヒートシンク44を使用する。ヒートシン
ク44の上部44aはICチップ18と略同じ面積を有
し基板14に設けた貫通孔34よりも大きく、下部44
bは基板14の貫通孔34に係合又は嵌合し、且つ上部
44aより小さく形成されている。
【0040】このような構造からなるヒートシンク44
を組み立てるには、先ず、ヒートシンク44の下部44
bを基板14の貫通孔34に上方から嵌め込み、ICチ
ップ18を取り付ける。
【0041】ヒートシンク44が一体形成されているた
め、貫通孔34に嵌め込むだけで容易に位置決めするこ
とができ、かつ、ネジ止めする必要が無いため、部品数
を削減し組み立て工程を削減することができる。このヒ
ートシンク44は、放熱部(下部44b)の大きさが基
板14の貫通孔34の大きさによって決まり、特に発熱
量が小さいICチップの放熱に適している。
【0042】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第3の実施例を説明する。
【0043】図6に示すように、第3の実施例の電子部
品のヒートシンク46は、図5のヒートシンク44と同
様に、第1の放熱板と第2の放熱板とが一体成形した構
造となっている。そして、ヒートシンク46は、その上
部46aが基板14の貫通孔34に嵌め込むことができ
るように形成され、下部46bは上部46aより大きく
形成されている。
【0044】そして、ヒートシンク46の上部46aと
ICチップ18の下部側との間には接着剤付き熱伝導シ
ート19を設けた構造となっている。
【0045】このような構造をしたヒートシンク46を
組み立てるには、ヒートシンク46を基板14の下方か
ら嵌め込み、ヒートシンク46が落ちないようにICチ
ップ18と接着剤付き熱伝導シート19で接合する。
尚、実施例においては接着剤付き熱伝導シート19を使
用したがこれに限定されず、例えばネジで固定してもよ
い。
【0046】このようにして組み立てられたヒートシン
ク46は、第1及び第2放熱板が一体形成されているた
め貫通孔34に嵌め込むだけで容易に位置決めすること
ができる。
【0047】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第4の実施例を説明する。
【0048】図7に示すように、第4の実施例の電子部
品のヒートシンクは、第1の実施例と同様に第1の放熱
板10と第2の放熱板12とから構成されている。第1
の放熱板10と第2の放熱板12とをネジで結合せず、
接着剤付き熱伝導シート50で接合する構造となってい
る。
【0049】このような構造をしたヒートシンクを組み
立てるには、基板14を挟んで第1の放熱板10と第2
の放熱板12とを熱伝導シート50で接合し、ICチッ
プ18を取り付ける。
【0050】このようにして組み立てられたヒートシン
クは、ネジで結合しないので、部品数を減らし、ネジ孔
を開けてネジ止めする等の組立工程を削減することがで
きる。
【0051】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第5の実施例を説明する。
【0052】図8に示すように、第5の実施例の電子部
品のヒートシンクは、ICチップ18の上面に更にヒー
トシンク52を装着する構造となっている。この場合、
ICチップ18の下面に配置したヒートシンクは、第1
の放熱板と第2の放熱板とからなるヒートシンク(図2
又は図7参照)であっても、一体形成したヒートシンク
(図5又は図6参照)であってもいずれの形状でもよ
い。
【0053】このような構造をしたヒートシンクは、ヒ
ートシンク52からも放熱するので、放熱効果を高める
ことができる。特に、発熱量の大きいICチップに使用
することができる。
【0054】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第6の実施例を説明する。
【0055】図9に示すように、第6の実施例の電子部
品のヒートシンクは、ヒートシンクを第1の放熱板10
と図4に示す第2の放熱板12よりも放熱面積を大きく
した第2の放熱板54とで構成した構造となっている。
第2の放熱板54の面積をICチップ18の面積より大
きく広げて放熱量を大きくする。
【0056】このような構造をしたヒートシンクの組み
立ては、先ず、第1の放熱板10を取り付け、その上か
らICチップ18を搭載し、溶融半田槽に浸漬する。I
Cチップ18の接続線18aの先端と端子とを半田付け
した後、第2の放熱板54を取り付ける。このように取
り付けるのは、半田付けする部分が第2の放熱板54に
よって覆われて半田付けが不完全になるおそれがあるた
めである。
【0057】これにより、放熱面積を大きくすることが
できるので、放熱効果を高めることができる。
【0058】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第7の実施例を説明する。
【0059】図10に示すように、第7の実施例の電子
部品のヒートシンクは、図5に示すヒートシンク44か
ら放熱用ピン又はフィンを除去して形成したヒートシン
ク56に放熱板58を取り付け、放熱用ピン又はフィン
の代わりにヒートシンク56と放熱板58とからICチ
ップ18で発熱した熱を放散させる構造となっている。
この放熱板58は、外ケース等を利用したものである。
【0060】このような構造からなるヒートシンクは、
ヒートシンクに放熱用ピン又はフィンを取り付ける必要
がないのでヒートシンク自体の構造が簡単になる。
【0061】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第8の実施例を説明する。
【0062】図11に示すように、第8の実施例の電子
部品のヒートシンクは、ヒートシンク62を基板14の
表面に設けた端子に接続するリフロー方式のICチップ
60に使用する。この場合、ICチップ60の接続線6
0aは基板14の表面に配置された端子に接続するの
で、半田付けのために半田槽に浸漬する必要がない。こ
のため、ヒートシンク62の上面は、基板14の下面及
びICチップ60の下面に接着剤付き熱伝導シート48
で接合することができる構造となっている。
【0063】このような構造をしたヒートシンクは、ヒ
ートシンク62の放熱用ピンを配置する放熱部分の面積
を大きくすることができるので、放熱効果を高めること
ができる。
【0064】次に、本発明に係る電子部品のヒートシン
クの第9の実施例を説明する。
【0065】図12に示すように、第9の実施例の電子
部品のヒートシンクは、複数の片面マウント方式のIC
チップ64を基板14の表面に搭載し、基板14の下面
から共通のヒートシンク66を取り付けた構造となって
いる。
【0066】このような構造からなるヒートシンクは、
複数の片面マウント方式ICチップ64に対して、一個
のヒートシンク66のみで放熱させることができる。こ
れにより、部品数を削減して製造工数を少なくすること
ができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
部品のヒートシンクは、基板の電子部品を配設する位置
に所定大きさの貫通孔を設け、この貫通孔を介して電子
部品を配置した基板の反対側方向に電子部品から発生す
る熱を放散させるようにしたことにより、基板への放熱
及び空気中への放熱をすることができ放熱効果を大きく
とることができるという効果がある。
【0068】又、ヒートシンクを基板を挟む構造にして
取り付けるため、放熱効果を小さくすることなく基板上
への高さを制限して省スペースを図ることができる。
【0069】更に、ヒートシンクは、電子部品を印刷基
板に結合させる半田が付着しない材質から形成されてい
るので、ヒートシンクを印刷基板に取り付けた状態で、
電子部品を印刷基板に搭載して半田漕に流すことがで
き、作業工程の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第1の
実施例の分解斜視図である。
【図2】同実施例の断面図である。
【図3】同実施例を構成する第1の放熱板の説明図であ
る。
【図4】同実施例を構成する第2の放熱板の説明図であ
る。
【図5】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第2の
実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第3の
実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第4の
実施例を示す断面図である。
【図8】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第5の
実施例を示す断面図である。
【図9】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第6の
実施例を示す断面図である。
【図10】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第7
の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第8
の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明に係る電子部品のヒートシンクの第9
の実施例を示す断面図である。
【図13】従来技術による電子部品のヒートシンクを示
した断面図である。
【図14】従来技術による他の電子部品のヒートシンク
を示した説明図である。
【符号の説明】
10 第1の放熱板 12 第2の放熱板 14 基板
16 ネジ 18、60、64 ICチップ 18a、60a IC
チップの接続線 20 ネジ孔 22a、22b ダボ孔 28a、28
b ダボ 26 係合部材 28a、28b ダボ 30 ネジ孔
32 放熱用ピン 34 貫通孔 36a、36b ダボ孔 38 端子孔
42 ファン 44、46、52、54、56、62、64 ヒートシ
ンク 48、50 接着剤付き熱伝導シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の熱量が発生する電子部品と、該電子
    部品を所定位置に搭載できる基板と、前記電子部品から
    発生する熱量を放散するヒートシンクとからなり、前記
    基板には、前記電子部品を搭載する位置に所定大きさの
    貫通孔を設け、該貫通孔を介して前記基板の下部側方向
    に前記電子部品から発生する熱量を放散するように前記
    ヒートシンクを配設したことを特徴とする電子部品のヒ
    ートシンク。
  2. 【請求項2】前記ヒートシンクは、半田の付着しない材
    質で形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子部
    品のヒートシンク。
  3. 【請求項3】前記ヒートシンクは、前記基板の上面側に
    配置する平板形状の第1の放熱板と、前記基板の下面側
    に配置する平板形状の第2の放熱板とからなり、前記基
    板の所定大きさの貫通孔を挟むようにして前記第1及び
    第2の放熱板を配設したことを特徴とする請求項1に記
    載の電子部品のヒートシンク。
  4. 【請求項4】前記電子部品は、前記第1の放熱板の上部
    に位置するように配設したことを特徴とする請求項3に
    記載の電子部品のヒートシンク。
  5. 【請求項5】前記第2の放熱板には、前記貫通孔に係合
    又は嵌合する大きさの係合部材を設けたことを特徴とす
    る請求項3に記載の電子部品のヒートシンク。
  6. 【請求項6】前記第1の放熱板には、前記基板との位置
    決めをする第1のダボを設け、前記第2の放熱板の係合
    部材には、前記第1の放熱板との位置決めをする第2の
    ダボを設けたことを特徴とする請求項5に記載の電子部
    品のヒートシンク。
  7. 【請求項7】前記第2の放熱板は、前記基板と接する反
    対側に複数の放熱用突起を設けたことを特徴とする請求
    項3に記載の電子部品のヒートシンク。
JP8017602A 1996-02-02 1996-02-02 電子部品のヒートシンク Pending JPH09213848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8017602A JPH09213848A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 電子部品のヒートシンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8017602A JPH09213848A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 電子部品のヒートシンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09213848A true JPH09213848A (ja) 1997-08-15

Family

ID=11948440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8017602A Pending JPH09213848A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 電子部品のヒートシンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09213848A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11340382A (ja) * 1998-05-27 1999-12-10 Nippon Light Metal Co Ltd 集積回路モジュール用放熱板及びその製造方法
JP2003115681A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Denso Corp 電子部品の実装構造
WO2005006434A1 (ja) * 2003-07-15 2005-01-20 Fujitsu Limited 情報処理装置の機能性部品
JP2010114121A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Daikin Ind Ltd 電装部品の放熱器
JP2011049381A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Furukawa-Sky Aluminum Corp ヒートシンク
JP2014181682A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co Ltd モータファン
JP2016039213A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 ローム株式会社 基板内蔵パッケージ、半導体装置およびモジュール
JP2018142565A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置
WO2019069709A1 (ja) * 2017-10-05 2019-04-11 ソニー株式会社 基板、製造方法、及び、電子機器
CN113690691A (zh) * 2020-05-18 2021-11-23 矢崎总业株式会社 电路连接模块

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11340382A (ja) * 1998-05-27 1999-12-10 Nippon Light Metal Co Ltd 集積回路モジュール用放熱板及びその製造方法
JP2003115681A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Denso Corp 電子部品の実装構造
WO2005006434A1 (ja) * 2003-07-15 2005-01-20 Fujitsu Limited 情報処理装置の機能性部品
JP2010114121A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Daikin Ind Ltd 電装部品の放熱器
JP2011049381A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Furukawa-Sky Aluminum Corp ヒートシンク
JP2014181682A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co Ltd モータファン
JP2016039213A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 ローム株式会社 基板内蔵パッケージ、半導体装置およびモジュール
JP2018142565A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置
WO2019069709A1 (ja) * 2017-10-05 2019-04-11 ソニー株式会社 基板、製造方法、及び、電子機器
US11757053B2 (en) 2017-10-05 2023-09-12 Sony Corporation Package substrate having a sacrificial region for heat sink attachment
CN113690691A (zh) * 2020-05-18 2021-11-23 矢崎总业株式会社 电路连接模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0926939B1 (en) Electronic circuit apparatus and method for assembling the same
KR100416980B1 (ko) 볼 그리드 어레이 칩 고정장치
JPH09213848A (ja) 電子部品のヒートシンク
JPH06309532A (ja) Icカード
JP2000332171A (ja) 発熱素子の放熱構造およびその放熱構造を有するモジュール
JP2002171087A (ja) 電子機器
JPH0736468U (ja) 電子部品の放熱構造
JPH11266090A (ja) 半導体装置
JP2001196514A (ja) ヒートシンク付き表面実装パワートランジスタを製造する方法および装置
JPH11312770A (ja) 薄型icの放熱フィン
JP2779537B2 (ja) フィン付き電子部品搭載用基板
JP3192245B2 (ja) 放熱フィン取り付け方法
JPH07336009A (ja) 半導体素子の放熱構造
JP2008124099A (ja) 放熱器付き回路基板
JP4193618B2 (ja) 放熱構造
JPH0888303A (ja) Icの放熱装置
JPH11186479A (ja) 放熱板付き表面実装部品
JPH0376795B2 (ja)
JPH0559894U (ja) 発熱電子部品の放熱構造
JPH09321467A (ja) 発熱電子部品の放熱構造
JPH11186687A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH06181395A (ja) 放熱形プリント配線板
JP2888192B2 (ja) 表面実装部品の放熱構造
JPH02214146A (ja) ヒートシンクの取付構造
JPH1117371A (ja) プリント基板の放熱構造