JP2001320192A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001320192A
JP2001320192A JP2001059183A JP2001059183A JP2001320192A JP 2001320192 A JP2001320192 A JP 2001320192A JP 2001059183 A JP2001059183 A JP 2001059183A JP 2001059183 A JP2001059183 A JP 2001059183A JP 2001320192 A JP2001320192 A JP 2001320192A
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processing unit
arithmetic processing
elastic sheet
heat
shielding member
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JP2001059183A
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Osamu Murasawa
修 村澤
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Sony Computer Entertainment Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算処理装置から発生する電磁波を確実、か
つ、完全に遮断することができる電子機器を提供するこ
と。 【解決手段】 エンタテインメント装置に、CPU51
および画像処理ユニット75を覆う金属製の遮蔽部材5
3と、このCPU51および画像処理ユニット75およ
び遮蔽部材53の間に介装され、金属酸化物磁性体粒子
を含む弾性シート80とを備える。CPU51および画
像処理ユニット75から発生する電磁波を確実、かつ、
完全に遮断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたソフト
ウェア情報を演算処理する演算処理装置を備えた電子機
器に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、エンタテインメント装置、パー
ソナルコンピュータ等の電子機器には、入力される膨大
なマルチメディア情報等のソフトウェア情報を高速に処
理するための演算処理ユニット(CPU:Central Proc
essing Unit)等の演算処理装置が内蔵されている。こ
こで、演算処理装置は、多くの高周波の電磁波ノイズ等
の電磁波を発生するため、電子機器にEMI対策を施す
ことが重要となっている。このため、特開平11−33
5472号公報等に示されるように、CPUとヒートシ
ンクとの間に電磁波吸収体を介装したEMI対策が施さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなEMI対策では、電磁波を完全に遮断することがで
きないという問題がある。また、特に、CPUの高速化
に伴い、より確実、かつ、完全に電磁波を遮断できる電
子機器が望まれている。
【0004】本発明の目的は、演算処理装置から発生す
る電磁波を確実、かつ、完全に遮断することができ、か
つ演算処理可能な電子機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力されたソ
フトウェア情報を演算処理する演算処理装置を備えた電
子機器であって、演算処理装置を覆う金属製の遮蔽部材
と、この演算処理装置および遮蔽部材の間に介装され、
金属酸化物磁性体粒子を含む弾性シートとを備えている
ことを特徴とする。ここで、弾性シートは、シリコーン
ゲルと金属酸化物磁性体粒子とを混合させることで構成
される。このシリコーンゲルは、その耐熱温度が他の有
機合成樹脂と比較して高く、耐熱性に優れているため、
当該弾性シートは、演算処理装置の加熱にも十分耐えら
れるようになっている。また、金属酸化物磁性体粒子と
しては、Mn−Znフェライトや、Ni−Znフェライ
ト、およびこれらの混合物等の磁性材料を採用できる。
このような本発明によれば、金属製の遮蔽部材と、金属
酸化物磁性体粒子を含む弾性シートとを備えているの
で、演算処理装置から発生する電磁波を確実、かつ、完
全に遮断することが可能となる。
【0006】以上において、前述の弾性シートには、熱
伝導性材料が含まれているとともに、遮蔽部材の外側に
は、演算処理装置から発生する熱を、弾性シートを介し
て外部に放出する放熱手段が設けられていることが好ま
しい。ここで、熱伝導性材料は、熱伝導性を有する充填
剤とすることができ、金属酸化物、窒化アルミニウム、
窒化ホウ素、窒化ケイ素、および炭化ケイ素、およびこ
れらの混合物等が採用できる。この中で特に好ましく
は、低コストの金属酸化物である。この金属酸化物とし
ては、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化チタン等が採用でき、特に好ましくは、酸化ア
ルミニウムである。このようにすれば、弾性シートに熱
伝導性材料が含まれるため、演算処理装置から発生する
熱を、弾性シートを介して速やかに遮蔽部材の外に放出
することが可能となり、当該演算処理装置の温度上昇を
未然に防止することが容易に可能となる。
【0007】また、前述の演算処理装置は、ソフトウェ
ア情報を演算処理する演算処理ユニットと、この演算処
理ユニットの演算結果に基づいて出力画像を形成する画
像処理ユニットとを備え、遮蔽部材は、演算処理ユニッ
トおよび画像処理ユニットを覆う大きさに形成されてい
ることが望ましい。ここで、演算処理ユニットおよび画
像処理ユニットは、電子機器で用いられる処理ユニット
のなかで、最も高速に動作し、発熱量および電磁波の発
生量が最も大きい部類に分けられるものである。このよ
うにすれば、発熱量および電磁波の発生量の大きい処理
ユニットが複数設けられていても、各処理ユニット毎に
遮蔽部材を設ける場合に比べて手間がかかることがな
く、これにより、電子機器の製造を容易に行うことが可
能となる。
【0008】さらに、前述の弾性シートは、演算処理ユ
ニットおよび画像処理ユニットに跨って配置されている
ことが好ましい。このようにすれば、弾性シートを各処
理ユニット毎に個別に配置する場合に比べて、一枚の弾
性シートを演算処理ユニットおよび画像処理ユニットに
跨らせて配置するだけでよいので、弾性シートの配置作
業が容易となる。
【0009】そして、前述の電子機器において、弾性シ
ートおよび遮蔽部材の間に演算処理装置の熱を機器内部
に設けられる冷却用の放熱手段に導く熱伝導部材がされ
に介装されている場合、熱伝導部材には、遮蔽部材に形
成される孔から外側に突出する突起が形成されているの
が好ましい。この突起は、熱伝導部材の表面積を大きく
するために形成されるものであり、例えば、電子機器内
部の冷却空気の流れに直交する方向に延びる複数の凸条
部として構成することができる。このように熱伝導部材
に遮蔽部材から外側に突出する突起が形成され、この突
起を遮蔽部材の外側に突出させることにより、熱伝導部
材自身に放熱機能を持たせることができるため、演算処
理装置の冷却効率を一層向上することができる。
【0010】また、演算処理装置が回路基板上に実装さ
れる複数の演算処理ユニットを含んで構成され、いずれ
かの演算処理ユニットが他の演算処理ユニットの実装面
とは反対側に実装されている場合、前述の遮蔽部材の他
に、この演算処理ユニットを覆う第2遮蔽部材を備え、
これらの間にも弾性シートが介装されるのが好ましい。
このように第2遮蔽部材を備えることにより、回路基板
の表裏面に演算処理ユニットが実装されている場合で
も、各面に実装された演算処理ユニットを遮蔽部材で覆
い、さらに弾性シートを介装させることができるため、
回路基板に実装されるすべての演算処理ユニットのEM
I対策を行うことができるうえ、弾性シートが熱伝導性
材料を含むことにより、各演算処理ユニットの温度上昇
を未然に防止することができる。
【0011】さらに、前述の第2遮蔽部材は、演算処理
装置および第2遮蔽部材の間に熱伝導材料を含む弾性シ
ートを介装することにより、演算処理装置から発生した
熱を外部に放出する放熱手段として機能させることもで
きる。すなわち、本発明の電子機器は、入力されたソフ
トウェア情報を演算処理する演算処理装置を備えた電子
機器であって、前記演算処理装置から発生する熱を伝え
て外部に放出するための金属製の熱伝導部材と、この熱
伝導部材および前記演算処理装置の間に介装され、熱伝
導材料を含む弾性シートとを備えていることを特徴とす
る。
【0012】ここで、熱伝導部材は、要するに演算処理
装置で発生した熱を、ヒートシンクに効率的に導くこと
のできる部材のみならず、それ自身が放熱効果を具備す
るものとして構成することができる。そして、例えば、
熱伝導部材は、前記の第2遮蔽部材のように、演算処理
装置を覆う箱状に構成することができる。このような本
発明によれば、演算処理装置で発生した熱を弾性シート
および熱伝導部材を介して、外部に効率的に放出するこ
とができるため、演算処理装置の温度上昇を確実に防止
することができる。また、熱伝導部材を金属製とするこ
とで、演算処理装置のEMI対策も確保することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5には、本発明の一実施
形態に係る電子機器であるエンタテインメント装置1が
示されている。エンタテインメント装置1は、例えば、
光ディスク等に記録されているゲームプログラム等を読
み出して、使用者(ゲームプレーヤ)からの指示に応じ
て実行するものである。なお、ゲームの実行とは、主と
してゲームの進行、および表示や音声を制御することを
いう。
【0014】エンタテインメント装置1は、電子部品等
を有する装置本体2と、この装置本体2を収容するエン
タテインメント装置用筐体3(以下、筐体という)とを
備えて構成されている。筐体3は、装置本体2が設けら
れるセンターシャーシ4と、このセンターシャーシ4を
挟持するとともに、装置本体2を収容する収納部材であ
るアッパーケース5およびロアーケース6とを備え、平
面四角形状、かつ、正面略L字形状に形成されている。
【0015】アッパーケース5の前面右側(正面から見
て右側)には、エンタテインメントのアプリケーション
プログラムが記録された記録媒体であるCD−ROMや
DVD−ROM等の光ディスクの動作制御を行うディス
ク装置11が設けられ、このディスク装置11のディス
クトレー11Bが露出している。また、ディスクトレー
11Bの右側(正面から見て右側)には、電源スイッチ
16と、ディスクトレー11Bをアッパーケース5から
出し入れ(ローディング)する操作を行うためのトレー
操作スイッチ17とが上下に配置されている。電源スイ
ッチ16の表面中央部分には、当該エンタテインメント
装置1への電力供給状態を表示する状態表示手段として
の発光体である赤色発光ダイオード(以下、赤色LE
D)71、および緑色発光ダイオード(以下、緑色LE
D)72が設けられている。これら赤色LED71およ
び緑色LED72は、ユニット化されており、いずれか
一方のみが発光するようになっている。また、トレー操
作スイッチ17の表面中央部分には、ディスク装置11
の動作状態を表示する発光体である青色発光ダイオード
(以下、青色LED)73が設けられている。
【0016】アッパーケース5の前面左側(正面から見
て左側)には、2つのスロット部18が露出している。
各スロット部18は、上段に配置されたメモリーカード
挿入部61と、下段に配置されたコントローラ接続部6
2とを備えている。メモリーカード挿入部61は、メモ
リーカード等の外部補助記憶装置が挿着されるものであ
り、その挿入孔61Aは、横方向に長い長方形状に形成
されている。このメモリーカード挿入部61には、その
内部に設けられている接続端子を保護するためのシャッ
タ61Bが設けられている。
【0017】コントローラ接続部62は、信号の入出力
を行うための入出力端子であり、操作装置であるコント
ローラから延びるコントローラケーブルの先端に形成さ
れている接続端子が接続される。その挿入孔62Aは、
横方向に長い略長方形状に形成されているとともに、下
側の角部分が上側の角部分に比べて丸みを帯びた形状と
なっている。このように挿入孔62Aを形成すること
で、コントローラの接続端子が誤った向きに接続されな
いようになっている。また、挿入孔62Aの形状を、メ
モリーカード挿入部61の挿入孔61Aの形状と異なる
構造にしたので、外部補助記憶装置を挿入孔62Aに誤
挿入するおそれがない。このコントローラ接続部62を
2つ備えることによって、2つのコントローラを接続す
ることが可能となり、2人の使用者が対戦ゲーム等を行
うことが可能となっている。また、各コントローラ接続
部62に接続されるコントローラで操作した結果は、そ
れぞれの上部に配置されるメモリーカード挿入部61に
挿着される外部補助記憶装置に記録されるようになって
いる。
【0018】ロアーケース6は、その前面および右側面
(正面から見て右側の側面)が、これに対応する上方の
アッパーケース5の前面および右側面よりも内側に奥ま
っている。言い換えると、ロアーケース6の幅寸法およ
び奥行き寸法は、アッパーケース5の幅寸法および奥行
き寸法よりも小さくなっていて、ロアーケース6の容積
は、アッパーケース5の容積よりも小さくなっている。
一方、ロアーケース6の左側面(正面から見て左側の側
面)は、これに対応するアッパーケース5の面に揃って
いる。これらにより、筐体3は、センターシャーシ4を
中心として非対称に構成されている(図2、図5)。ま
た、ロアーケース6の前面および側面に囲まれた平面
は、床面上(図示略)に当接される下面となっている。
つまり、エンタテインメント装置1は、ロアーケース6
の下面を床面上に当接して、水平方向に延びる横置き状
態で設置することができる。さらに、横置き状態におけ
る、アッパーケース5およびロアーケース6の面が揃っ
ている側面を床面上に当接すれば、垂直方向に延びる縦
置き状態で設置することができる。つまり、エンタテイ
ンメント装置1は、横置き状態および縦置き状態の両方
で使用可能となっている。
【0019】ロアーケース6の前面左側(正面から見て
左側)には、データ転送端子19および外部機器を接続
するための2つの外部機器接続端子20が露出してい
る。データ転送端子19は、IEEE1394規格に準
拠したものであり、この端子に接続されたケーブルをデ
ジタルカメラやビデオデッキ等に接続することで、デジ
タルカメラやビデオデッキで記録した映像や音声等をエ
ンタテインメント装置1に取り込むことが可能となって
いる。
【0020】2つの外部機器接続端子20は、USB
(Universal Serial Bus)規格に準拠したものであり、
キーボード等の入力装置や、マウス等のポインティング
デバイス、プリンタ等の印刷装置、光磁気ディスク等の
磁気メディアを用いた外部記憶装置等が接続可能となっ
ている。また、ロアーケース6の前面には、その長手方
向に沿って、外部から取り入れた空気を装置1内部へ冷
却空気として導入するためのスリット状の開口6Aが形
成されている。
【0021】センターシャーシ4は、図4に示されるよ
うに、エンタテインメント装置1の背面を形成する背面
部41と、この背面部41の高さ方向の中間部分に直交
するように設けられる板状の中敷部42とを備えて一体
に形成されている。背面部41は、筐体3の背面を覆う
ものであり、アッパーケース5の背面部分を塞ぐ程度の
長さ寸法を有する略長方形状に形成されたアッパー背面
部43と、ロアーケース6の背面部分を塞ぐ程度の長さ
寸法を有する略長方形状に形成されたロアー背面部44
とから構成されている。
【0022】アッパー背面部43の図4中右端縁近傍に
は、矩形状の切欠部43Aが形成されている。この切欠
部43Aには、外部電源から装置本体2に電力を供給す
るための電力供給用端子であるACインレット32A
と、外部電源からの電力の供給を操作する主電源スイッ
チ32Bとが配置されている。また、この切欠部43A
の下方となるロアー背面部44の図4中右端縁近傍に
は、光ディスクに記録されている映像信号、音声信号等
の各種信号を、テレビ等の表示装置に出力するための映
像音声出力端子21が露出している。映像音声出力端子
21の隣には、外部機器にデジタル信号を出力するため
の光出力端子22が露出している。例えば、この光出力
端子22に、MDレコーダー等を接続すれば、光ディス
クに記録されているデジタル音楽信号等を劣化させるこ
となく当該MDレコーダーに録音することが可能となっ
ている。
【0023】ロアー背面部44の図4中左端縁近傍に
は、PCMCIA規格に準拠したメモリーカードや、モ
デムカード等の各種カード型周辺装置が挿着されるPC
MCIAスロット23が露出している。このPCMCI
Aスロット23に挿着されたカード型周辺装置は、当該
PCMCIAスロット23の横に露出している取出ボタ
ン23Aを押すことによって取り外し可能となってい
る。さらに、背面部41の略中央には、装置1内部の空
気を排出する排気口41Aが設けられている。
【0024】中敷部42は、アッパーケース5の幅寸法
と略同じ幅寸法を有するとともに、当該アッパーケース
5の奥行き寸法と略同じ寸法を有して板状に形成され、
アッパー背面部43とロアー背面部44との境界部分に
直交して設けられている。この中敷部42の、背面部4
1に設けられている排気口41Aに対応する部分には、
排気ファン15を配置するための図示しない切欠部が形
成されている。
【0025】装置本体2は、図3および図5に示される
ように、ディスク装置11、電源装置である電源ユニッ
ト12、演算処理装置が搭載されるメインボード13等
を備えて構成されている。ここで、ディスク装置11お
よび電源ユニット12は、センターシャーシ4の中敷部
42上に配置され、メインボード13は、中敷部42と
ロアーケース6とで形成された空間に配置されている。
つまり、ディスク装置11および電源ユニット12と、
メインボード13とは、センターシャーシ4を介して互
いに反対側に配置されている。
【0026】電源ユニット12は、センターシャーシ4
の中敷部42上に載置された電源回路基板31と、外部
電源からの電力が入力される電源部32とを備えてい
る。電源部32は、前記ACインレット32Aおよび主
電源スイッチ32Bを備え、コネクタ31Bを介して電
源回路基板31に接続されている。つまり、外部電源の
電力は、主電源スイッチ32Bをオンすることで、AC
インレット32Aを通して電源回路基板31に供給され
るようになっている。
【0027】電源回路基板31は、中敷部42の略半分
の平面積を有し、当該電源回路基板31を構成するコン
デンサやコイル、変圧器等の回路素子31Aにより、外
部電源から供給された交流電力を、直流電力に変換およ
び所定電圧に変圧するものである。ここで、電源回路基
板31上には、前記ロアーケース6の前面に形成されて
いる開口6Aから導入された冷却空気の流れを、所定の
方向に導くための平面L字形状の案内板31Cが設けら
れている。これにより、電源ユニット12は、電源回路
基板31によって得られた電力を、ディスク装置11や
メインボード13等に供給している。
【0028】この電源ユニット12の前記排気口41A
側には、当該排気口41Aに応じた位置に排気ファン1
5が取り付けられている。この排気ファン15も電源ユ
ニット12からの電力で駆動される。また、電源ユニッ
ト12の排気口41A側と反対側の開口6A近傍には、
後述する放熱手段である矩形ヒートシンク54およびス
ロット部18が配置されている。
【0029】ディスク装置11は、CD−ROMやDV
D−ROM等の光ディスクを再生するものであり、内部
に光ピックアップ部(図示略)が収納される装置本体1
1Aと、この装置本体11Aに光ディスクをローディン
グする前記ディスクトレー11Bとを含んで構成され、
電源ユニット12の隣に空いている部分の中敷部42上
に載置されている。
【0030】メインボード13は、演算処理ユニットで
あるCPU(Central Processing Unit)51およびそ
の周辺装置等からなる制御系(図示略)と、CPU51
からの信号に基づいて出力画像を形成する画像処理ユニ
ット75等を含むグラフィックシステム(図示略)と、
音楽、効果音等を発生する音声処理ユニット等を含むサ
ウンドシステム(図示略)と、これら制御系、グラフィ
ックシステム、サウンドシステム等への電源ユニット1
2からの電力の供給を制御する電力制御手段であるマイ
クロプロセッサユニット(図示略)と、アプリケーショ
ンプログラムが記録されている光ディスクの制御を行う
光ディスク制御部(図示略)と、使用者からの指示が入
力されるコントローラからの信号や、コントローラに出
力される信号、およびビデオゲームの設定等を記憶する
外部補助記憶装置からのデータの入出力等を制御する通
信制御部(図示略)とを備え、中敷部42の下面に対向
するように設けられている。
【0031】光ディスク制御部は、例えば、エラー訂正
符号(ECC:Error Correction Code)が付加されて
記録されているプログラムやデータ等を復号するデコー
ダと、ディスク装置11からのデータを一時的に記憶す
ることにより、光ディスクからのデータの読み出しを高
速化するバッファとを備えている。通信制御部には、コ
ントローラ接続部62およびメモリーカード挿入部61
からなる前記各スロット部18の一端が電気的に接続さ
れている(図示略)。これにより、使用者からの指示が
入力されるコントローラからの信号や、コントローラに
出力される信号、およびビデオゲームの設定等を記憶す
る外部補助記憶装置からのデータの入出力等の制御が行
われるようになっている。また、この通信制御部には、
各スロット部18の他、データ転送端子19や、外部機
器接続端子20、光出力端子22、PCMCIAスロッ
ト23等も電気的に接続され、当該通信制御部は、これ
ら端子等に接続および挿着される外部機器等との信号の
入出力制御も行うようになっている。
【0032】制御系は、CPU51と、割り込み制御や
ダイレクトメモリアクセス(DMA:Direct Memory Ac
cess)転送の制御等を行う周辺装置制御部と、ランダム
アクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)から
なるメインメモリ(主記憶装置)と、メインメモリ、グ
ラフィックスシステム、サウンドシステム等の管理を行
ういわゆるオペレーティングシステム等のプログラムが
格納されたリードオンリーメモリ(ROM:Read Only
Memory)とを備えている。なお、ここでいうメインメモ
リは、そのメモリ上でプログラムを実行できるものをい
う。
【0033】CPU51は、ROMに記憶されているソ
フトウェア情報であるオペレーティングシステムを実行
(演算処理)することにより、エンタテインメント装置
1全体を制御するもので、例えば、128ビットのRI
SC(Reduced InstructionSet Computer)−CPUか
らなる。グラフィックシステムは、CPU51からの描
画指示に従って描画を行う画像処理ユニット75と、こ
の画像処理ユニット75により描画された画像を記憶す
るフレームバッファとを備えている。画像処理ユニット
75は、CPU51からの描画命令に従って、フレーム
バッファに対して多角形(ポリゴン)等の描画を行う。
この画像処理ユニット75は、1秒間に最大7500万
程度のポリゴンの描画を行うことが可能となっている。
サウンドシステムは、CPU51からの指示に基づい
て、BGM、効果音等を発生する音声処理ユニットと、
この音声処理ユニットにより波形データ等が記録される
サウンドバッファとを備えている。
【0034】このようなCPU51および画像処理ユニ
ット75の上面には、熱伝導率の高いアルミニウム製の
熱伝導部材52が、当該CPU51および画像処理ユニ
ット75に跨って設けられている。この熱伝導部材52
の上面には、T字形状のピン52Aが所定間隔毎に複数
立設されている。この熱伝導部材52は、図6に示され
るように、CPU51の一端から画像処理ユニット75
の一端までの幅寸法W、およびCPU51の他端から矩
形ヒートシンク54の一端付近までの長さ寸法Lを有
し、四角板状に形成されている。これにより、CPU5
1および画像処理ユニット75の上面が熱伝導部材52
で覆われている。
【0035】熱伝導部材52と、CPU51および画像
処理ユニット75との間には、図7および図8にも示さ
れるように、弾性シート80が介装されている。この弾
性シート80は、CPU51および画像処理ユニット7
5の上面を覆う程度の寸法、正確には、図中、幅寸法
W、長さ寸法L1を有して四角板状に形成され、当該C
PU51および画像処理ユニット75に跨って配置され
ている。なお、弾性シート80の厚さ寸法は、0.2〜
5mmの範囲であるのが好ましく、本実施形態では、1
mmとなっている。
【0036】弾性シート80は、シリコーンゲルと、C
PU51および画像処理ユニット75から発生する電磁
波を吸収する金属酸化物磁性体粒子と、当該CPU51
および画像処理ユニット75の放熱を促進させる熱伝導
性充填剤である金属酸化物としての酸化アルミニウムと
の混合により構成されている。ここで、金属酸化物磁性
体粒子は、Mn−Znフェライトであり、その平均粒子
径は、1〜50μmの範囲となっている。
【0037】さらに、弾性シート80の両面は、粘着性
を有している。これにより、弾性シート80は、熱伝導
部材52と、CPU51および画像処理ユニット75と
のそれぞれに密着して設けられている。これにより、弾
性シート80の電磁波吸収性および熱吸収性を向上させ
ている。
【0038】これらCPU51、画像処理ユニット7
5、弾性シート80および熱伝導部材52は、1つの金
属製の遮蔽部材53で覆われている。遮蔽部材53は、
熱伝導部材52の上面に当接される平面遮蔽部55と、
この平面遮蔽部55の両端縁からメインボード13の上
面に向かって延びる断面L字形状の側面遮蔽部56とを
含んで構成されている
【0039】平面遮蔽部55には、熱伝導部材52の上
面に設けられているピン52Aに応じた位置に孔55B
が形成されている。つまり、この孔55Bにピン52A
を挿通させ、ピン52Aの上部を平面遮蔽部55の上面
に突出させることで、平面遮蔽部55がピン52Aで係
止され、熱伝導部材52上に固定されるようになってい
る。側面遮蔽部56は、平面遮蔽部55の端縁から下方
に延びる鉛直部56Aと、この鉛直部56Aの先端から
外側に向かって水平に延びるとともに、下面がメインボ
ード13の上面に当接している水平部56Bとを備えて
いる。
【0040】すなわち、弾性シート80および遮蔽部材
53によって、CPU51および画像処理ユニット75
から発生する電磁波を確実、かつ、完全に遮断すること
が可能となっているとともに、電源ユニット12等から
発生するノイズ等の外乱がCPU51等に侵入するのを
容易に防ぐことが可能となり、CPU51や画像処理ユ
ニット75等の安定な動作を確実に維持することが可能
となる。また、弾性シート80によって、CPU51お
よび画像処理ユニット75から発生する熱を速やかに吸
収することが可能となっている。
【0041】ここで、熱伝導部材52には、CPU51
および画像処理ユニット75の温度を検出する温度検出
手段である図示しない温度センサが設けられている。こ
の温度センサは、熱伝導部材52の温度を検出するセン
サ部と、検出した温度を温度検出信号に変換する信号変
換部とを備えたセンサ一体型のIC(Integrated Circu
it)であり、この出力は、マイクロプロセッサユニット
に接続されている。マイクロプロセッサユニットは、前
記温度センサからの温度異常検出信号に基づいて電源ユ
ニット12からメインボード13のCPU51および画
像処理ユニット75への電力の供給を制御するようにな
っている。
【0042】熱伝導部材52の端部上面、つまり、遮蔽
部材53の外側には、放熱手段である矩形状の矩形ヒー
トシンク54が設けられている。つまり、矩形ヒートシ
ンク54は、熱伝導部材52を介してCPU51および
画像処理ユニット75に跨って配置されている。この矩
形ヒートシンク54は、熱伝導部材52の上面からアッ
パーケース5の上部近傍まで延びている。このため、図
5に示されるように、中敷部42および平面遮蔽部55
には、矩形ヒートシンク54が設けられる位置に応じた
位置に開口42B、55Aが形成されている。これによ
り、CPU51および画像処理ユニット75から発生す
る熱は、弾性シート80によって速やかに吸収されると
ともに、当該弾性シート80および熱伝導部材52を介
して遮蔽部材53の外側に配置されている矩形ヒートシ
ンク54に伝わり、この矩形ヒートシンク54から外部
に放出されるようになっている。
【0043】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、CPU51および画像処
理ユニット75を覆う金属製の遮蔽部材53と、このC
PU51および画像処理ユニット75および遮蔽部材5
3の間に介装され、金属酸化物磁性体粒子を含む弾性シ
ート80とを備えているので、CPU51および画像処
理ユニット75から発生する電磁波を確実、かつ、完全
に遮断することができる。
【0044】また、弾性シート80に酸化アルミニウム
を含ませ、CPU51および画像処理ユニット75から
発生する熱を当該弾性シート80で速やかに吸収させ、
弾性シート80を介して矩形ヒートシンク54から遮蔽
部材53の外に放出するようにしたので、CPU51お
よび画像処理ユニット75の温度上昇を未然に防止する
ことが容易にできる。
【0045】さらに、遮蔽部材53をCPU51および
画像処理ユニット75を覆う大きさに形成したので、各
CPU51および画像処理ユニット75毎に遮蔽部材を
設ける場合に比べて手間がかかることがなく、これによ
り、エンタテインメント装置1の製造を容易に行うこと
ができる。
【0046】また、弾性シート80をCPU51および
画像処理ユニット75に跨って配置したので、例えば、
弾性シート80を各CPU51および画像処理ユニット
75毎に個別に配置する場合に比べて、一枚の弾性シー
ト80をCPU51および画像処理ユニット75に跨ら
せて配置するだけでよく、弾性シート80の配置作業を
容易に行うことができる。
【0047】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。尚、以下の説明では、既に説明した部分または部材
と同一の部分等については、同一符号を付してその説明
を省略または簡略する。前記第1実施形態では、図5に
示すように、メインボード13の上面側にCPU51、
画像処理ユニット75が実装され、遮蔽部材53は、こ
れらのCPU51および画像処理ユニット75を覆うた
めに、メインボード13の上面側のみに設けられ、この
遮蔽部材53と、CPU51および画像処理ユニット7
5の間に弾性シート80が介装される構成であった。
【0048】これに対して、第2実施形態に係るエンタ
テインメント装置101は、図9に示すように、メイン
ボード13の上面側のみならず、下面側にもMPU(Mi
croProcessing Unit)151を備え、メインボード13
の下面側には、このMPU151を覆うように配置され
る第2遮蔽部材253が設けられ、MPU151および
第2遮蔽部材153の間にも、弾性シート180が介装
されている点が相違する。
【0049】また、前記第1実施形態では、端部が矩形
ヒートシンク54と接続される熱伝導部材52は、遮蔽
部材53の内側に収納され、CPU51、画像処理ユニ
ット75、および弾性シート80とともに、遮蔽部材5
3で覆われていた。これに対して、第2実施形態に係る
エンタテインメント装置101では、図9に示すよう
に、熱伝導部材152の表面に凸条部152Aが形成さ
れ、この凸条部152Aが遮蔽部材153に形成された
孔153Aから外側に突出している点が相違する。
【0050】遮蔽部材153および第2遮蔽部材253
は箱状の金属製部材から構成され、メインボード13の
外側部分でその側面部分同士が接合されている。メイン
ボード13の下面側に実装されるMPU151の表面に
は、弾性シート180が設けられ、この弾性シート18
0は、第2遮蔽部材253の内面側と密着している。
尚、弾性シート180は、弾性シート80の材質と同様
のものを用いている。
【0051】ここで、第2遮蔽部材253は、主として
MPU151から発する熱を逃がす役割を負担してい
て、補足的に電磁波の遮蔽を行うものであり、MPU1
51から発した熱は、弾性シート180を介して第2遮
蔽部材253の表面から放出される。このため、ロアー
ケース6の内面には、さらにシールド板106が設けら
れ、MPU151に対するEMI対策に万全を期してい
る。すなわち、この第2遮蔽部材253は、本発明の遮
蔽部材としてのみならず、熱伝導部材としても機能する
部材である。
【0052】熱伝導部材152は、第1実施形態の熱伝
導部材52と同様にアルミニウム材から構成されてい
て、熱伝導部材152の幅方向(紙面奥行き方向)に延
びる複数の凸条部が152Aが一体的に形成されてい
る。各凸条部152Aは、エンタテインメント装置10
1の冷却空気の流れに対して直交する方向に延びてい
て、遮蔽部材153の表面に形成される孔153Aから
外側に突出し、ロアーケース6内を流れる冷却空気によ
って、効率的に熱を放出できる構造とされている。
【0053】このような第2実施形態によれば、前述の
第1実施形態に加えて、次のような効果がある。遮蔽部
材153のみならず、メインボード13の下面側にも第
2遮蔽部材253が設けられているため、遮蔽部材15
3、253によってメインボード13の表裏面に実装さ
れるCPU51、画像処理ユニット75、MPU151
等の回路素子に対するEMI対策をより完全にすること
ができる。
【0054】また、メインボード13裏面側に実装され
たMPU151および第2遮蔽部材253の間にも弾性
シート180が介装されているため、MPU151から
発生する熱も効率的に放出することができ、メインボー
ド13に実装された回路素子の冷却効率を向上させるこ
とができる。さらに、熱伝導部材152に凸条部153
Aが複数形成されることにより、熱伝導部材152の表
面積が大きくなり、さらに各凸条部153Aが遮蔽部材
153から外側に突出しているため、熱伝導部材152
自身でCPU51、画像処理ユニット75から発する熱
を放出することができ、CPU51、画像処理ユニット
75の冷却効率を一層向上させることができる。
【0055】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第1実施形態では、弾性シート80をCP
U51および画像処理ユニット75に跨って配置した
が、これに限らず、例えば、各CPU51および画像処
理ユニット75毎の大きさに形成し、個別に配置しても
よく、実施に当たって適宜決めればよい。
【0056】また、前記第1実施形態では、遮蔽部材5
3をCPU51および画像処理ユニット75を覆う大き
さに形成したが、これに限らず、例えば、各CPU51
および画像処理ユニット75をそれぞれ覆う程度の大き
さに形成してもよい。
【0057】さらに、前記第1実施形態では、弾性シー
ト80には、酸化アルミニウムが含まれていたが、これ
に限らず、例えば、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化
チタン等の金属酸化物や、窒化アルミニウム、窒化ホウ
素、窒化ケイ素、炭化ケイ素等を含んでいてもよいし、
CPU51および画像処理ユニット75の放熱を促進さ
せる他の部材があれば、含めなくてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の電子機器
によれば、演算処理装置を覆う金属製の遮蔽部材と、こ
の演算処理装置および遮蔽部材の間に介装され、金属酸
化物磁性体粒子を含む弾性シートとを備えたので、演算
処理装置から発生する電磁波を確実、かつ、完全に遮断
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエンタテインメン
ト装置を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態におけるエンタテインメント装置
を示す正面図である。
【図3】前記実施形態におけるエンタテインメント装置
の内部構造を示す斜視図である。
【図4】前記実施形態におけるエンタテインメント装置
の背面部分を示す斜視図である。
【図5】図3のV−V線に沿った断面図である。
【図6】前記実施形態におけるメインボードを示す概略
平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るエンタテインメン
ト装置の構造を表す断面図である。
【符号の説明】
1、101 電子機器であるエンタテインメント装置 51、151 演算処理ユニットであるCPU 52、152、253 熱伝導部材 53、153、253 遮蔽部材 54 放熱手段である矩形ヒートシンク 75 画像処理ユニット 80、180 弾性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/20 G06F 1/00 360B 360C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたソフトウェア情報を演算処理す
    る演算処理装置を備えた電子機器であって、 前記演算処理装置を覆う金属製の遮蔽部材と、この演算
    処理装置および遮蔽部材の間に介装され、金属酸化物磁
    性体粒子を含む弾性シートとを備えていることを特徴と
    する電子機器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子機器において、 前記弾性シートには、熱伝導性材料が含まれているとと
    もに、前記遮蔽部材の外側には、前記演算処理装置から
    発生する熱を、前記弾性シートを介して外部に放出する
    放熱手段が設けられていることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電子機器
    において、 前記演算処理装置は、ソフトウェア情報を演算処理する
    演算処理ユニットと、この演算処理ユニットの演算結果
    に基づいて出力画像を形成する画像処理ユニットとを備
    え、 前記遮蔽部材は、前記演算処理ユニットおよび画像処理
    ユニットを覆う大きさに形成されていることを特徴とす
    る電子機器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電子機器において、 前記弾性シートは、前記演算処理ユニットおよび画像処
    理ユニットに跨って配置されていることを特徴とする電
    子機器。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電
    子機器において、 前記弾性シートおよび前記遮蔽部材の間には、前記演算
    処理装置の熱を、機器内部に設けられる冷却用の放熱手
    段に導く熱伝導部材がさらに介装され、 この熱伝導部材には、前記遮蔽部材に形成される孔から
    外側に突出する突起が形成されていることを特徴とする
    電子機器。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電
    子機器において、 前記演算処理装置は、回路基板上に実装される複数の演
    算処理ユニットを含んで構成され、 いずれかの演算処理ユニットは、他の演算処理ユニット
    の実装面とは反対側に実装され、 この演算処理ユニットを覆う第2遮蔽部材を備え、これ
    らの間にも弾性シートが介装されていることを特徴とす
    る電子機器。
  7. 【請求項7】入力されたソフトウェア情報を演算処理す
    る演算処理装置を備えた電子機器であって、 前記演算処理装置から発生する熱を伝えて外部に放出す
    るための金属製の熱伝導部材と、この熱伝導部材および
    前記演算処理装置の間に介装され、熱伝導材料を含む弾
    性シートとを含んで構成される電子機器。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の電子機器において、 前記熱伝導部材は、前記演算処理装置を覆う金属製の箱
    状部材を含んで構成されていることを特徴とする電子機
    器。
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Effective date: 20040106