JP2002253855A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002253855A
JP2002253855A JP2002020020A JP2002020020A JP2002253855A JP 2002253855 A JP2002253855 A JP 2002253855A JP 2002020020 A JP2002020020 A JP 2002020020A JP 2002020020 A JP2002020020 A JP 2002020020A JP 2002253855 A JP2002253855 A JP 2002253855A
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Yasuhiro Otori
康宏 鳳
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦置き状態でケーブルを引っ張っても、倒れ
にくい電子機器の提供。 【解決手段】 縦置き状態および横置き状態で使用可能
なビデオゲーム装置1は、コントローラ接続部62がア
ッパーケース5の前面の高さ方向下側で露出するように
構成されている。また、電源ケーブル103が接続され
るACインレットも、背面部の高さ方向下側で露出する
ように構成されている。これらに接続する電源ケーブル
103やコントローラケーブル102等に足を引っかけ
て引っ張っても、当該装置1に作用する回転モーメント
が小さく、これにより、装置1を従来より倒れにくくで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅寸法、高さ寸
法、および奥行き寸法のうちのいずれかの寸法が最小寸
法とされ、他のいずれかの寸法が最大寸法とされ、内部
に機器本体が収納される筐体を有し、前記最小寸法を高
さ寸法とする横置き状態、および最大寸法を高さ寸法と
する縦置き状態で使用可能な電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】従来より、ビデオゲーム装置等の電子機器
には、外部電源と電子機器とを接続する電源ケーブル
や、コントローラと電子機器とを接続するコントローラ
ケーブル等の種々のケーブルが接続されている。このよ
うなケーブルは、各接続を、余裕を持って行えるように
するために、長尺化されている。ここで、ケーブルが接
続される端子は、電子機器を構成する部品の位置に応じ
て様々な位置に取り付けられている。このため、電子機
器を縦置き状態で使用すると、例えば、機器の上部で外
部出力用のケーブルが接続され、このケーブルに誤って
足が引っ掛かり、当該ケーブルを引っ張ってしまった場
合、電子機器に大きな回転モーメントが作用し、倒れる
おそれがある。このようなことから、電子機器は、通
常、横置き状態で使用され、これに伴い、当該電子機器
も横置き状態で使用することを前提に設計されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電子機器
は、近年、単にビデオゲーム装置として使用するだけで
なく、CDプレーヤや、DVDプレーヤ、その他の種々
の機能を有し、居室内に常設される電子機器となりつつ
ある。従って、縦置き状態および横置き状態のどちらの
置き方にも対応でき、室内のレイアウトに応じて自由に
設置できるものが要望されている。また、縦置き状態お
よび横置き状態のどちらの置き方にも対応できる電子機
器を設計する際、当該電子機器を制御するためのスイッ
チ等を、操作性を勘案して配置する必要がある。
【0004】本発明の目的は、縦置き状態でケーブルを
引っ張っても、倒れにくい電子機器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、幅寸法、高さ
寸法、および奥行き寸法のうちのいずれかの寸法が最小
寸法とされ、他のいずれかの寸法が最大寸法とされ、内
部に機器本体が収納される筐体を有し、前記最小寸法を
高さ寸法とする横置き状態、および最大寸法を高さ寸法
とする縦置き状態で使用可能な電子機器であって、前記
筐体は、横置き状態における幅寸法が異なる2つのケー
スを含み、一方のケースの側面が他方のケースの側面と
揃えられた非対称に構成され、この揃えられた側面が前
記縦置き状態における下面とされ、外部電源から前記機
器本体に電力を供給する電力供給用の電源ケーブルが接
続される端子は、前記縦置き状態の高さ方向に沿って延
びる前記筐体を構成する大きなケースの側面の下方で露
出していることを特徴とする。
【0006】以上において、前記2つのケースのうち、
横置き状態における下側のケースの前面が上側のケース
の前面よりも内側に奥まって構成されている場合、上側
のケースの前面には、信号の入出力を行うための入出力
端子が設けられているのが好ましい。ここで、入出力端
子としては、例えば、キーボード等の入力装置や、マウ
ス等のポインティングデバイスが接続されるUSB(Un
iversal Serial Bus)規格に準拠した端子や、電子機器
がビデオゲーム装置であれば、コントローラ接続端子が
採用できる。このような本発明によれば、電子機器を縦
置き状態にした際に、端子が下方に配置されるので、こ
の端子に接続した電源ケーブルに足を引っかけて、ケー
ブルを引っ張っても、当該電子機器に作用する回転モー
メントが小さいことから、当該電子機器が従来より倒れ
にくくなる。また、電子機器がビデオゲーム装置であれ
ば、格闘ゲームやシューティングゲーム等の進行中で
は、コントローラケーブルを強い力で引っ張ることがあ
るので、端子を下方に配置することは特に有効である。
【0007】また、前述の上側ケースの前面には、機器
本体を操作するための操作手段が設けられているのが好
ましい。このような本発明によれば、電子機器を縦置き
状態にした際に、スイッチ等の操作手段が当該電子機器
の前面に配置されるので、視認性が向上し、操作手段を
操作する際の操作性を向上させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (1)装置の全体構成 図1〜図5には、本実施形態に係る電子機器であるビデ
オゲーム装置1の概略図が示され、図1は、装置1を上
方から見た斜視図、図2は、装置1を正面から見た正面
図、図3は、装置1を背面から見た斜視図、図4は、筐
体3の分解斜視図、図5は、装置1の内部を上方から見
た斜視図である。ビデオゲーム装置1は、例えば、光デ
ィスク等に記録されているゲームプログラムを読み出し
て、使用者(ゲームプレーヤ)からの指示に応じて実行
するものである。なお、ゲームの実行とは、主としてゲ
ームの進行、および表示や音声を制御することをいう。
【0009】ビデオゲーム装置1は、装置本体2と、こ
の装置本体2を収容する筐体3とを備えて構成されてい
る。筐体3は、図4に示されるように、装置本体2が設
けられるセンターシャーシ4と、このセンターシャーシ
4を挟持するとともに、装置本体2を収容するアッパー
ケース5およびロアーケース6とを備え、平面四角形
状、かつ、正面略L字形状に形成されている。
【0010】アッパーケース5の前面右側(正面から見
て右側)には、ビデオゲームのアプリケーションプログ
ラムが記録された記録媒体であるCD−ROMやDVD
−ROM等の光ディスクの動作制御を行うディスク装置
11が設けられ、このディスク装置11のディスクトレ
ー11Bが露出している。また、ディスクトレー11B
の右側(正面から見て右側)には、操作手段である電源
スイッチ16と、ディスクトレー11Bをアッパーケー
ス5から出し入れする操作を行うためのトレー操作スイ
ッチ17とが上下に配置されている。
【0011】アッパーケース5の前面左側(正面から見
て左側)には、2つのスロット部18が露出している。
各スロット部18は、上段に配置されたメモリーカード
挿入部61と、下段に配置されたコントローラ接続部6
2とを備えている。メモリーカード挿入部61は、メモ
リーカード等の外部補助記憶装置が挿着されるものであ
り、その挿入孔61Aは、横方向に長い長方形状に形成
されている。このメモリーカード挿入部61には、その
内部に設けられている接続端子を保護するためのシャッ
タ61Bが設けられている。
【0012】コントローラ接続部62は、信号の入出力
を行うための入出力端子であり、操作装置であるコント
ローラ101(後述)から延びるコントローラケーブル
102(後述)の先端に形成されている接続端子が接続
される。その挿入孔62Aは、横方向に長い略長方形状
に形成されているとともに、下側の角部分が上側の角部
分に比べて丸みを帯びた形状となっている。このように
挿入孔62Aを形成することで、コントローラ101の
接続端子が誤った向きに接続されないようになってい
る。また、挿入孔62Aの形状を、メモリーカード挿入
部61の挿入孔61Aの形状と異なる構造にしたので、
外部補助記憶装置を挿入孔62Aに誤挿入するおそれが
ない。このコントローラ接続部62を2つ備えることに
よって、2つのコントローラ101を接続することが可
能となり、2人の使用者が対戦ゲーム等を行うことが可
能となっている。また、各コントローラ接続部62に接
続されるコントローラ101で操作した結果は、それぞ
れの上部に配置されるメモリーカード挿入部61に挿着
される外部補助記憶装置に記録されるようになってい
る。
【0013】ロアーケース6は、その前面および右側面
(正面から見て右側の側面)が、これに対応する上方の
アッパーケース5の前面および右側面よりも内側に奥ま
っている。言い換えると、ロアーケース6の幅寸法およ
び奥行き寸法は、アッパーケース5の幅寸法および奥行
き寸法よりも小さくなっていて、ロアーケース6の容積
は、アッパーケース5の容積よりも小さくなっている。
一方、ロアーケース6の左側面(正面から見て左側の側
面)は、これに対応するアッパーケース5の面に揃って
いる。これらにより、筐体3は、センターシャーシ4を
中心として非対称に構成されている(図2、図6)。
【0014】ロアーケース6の前面左側(正面から見て
左側)には、データ転送端子19および外部機器を接続
するための2つの外部機器接続端子20が露出してい
る。データ転送端子19は、IEEE1394規格に準
拠したものであり、この端子に接続されたケーブルをデ
ジタルカメラやビデオデッキ等に接続することで、デジ
タルカメラやビデオデッキで記録した映像や音声等をビ
デオゲーム装置1に取り込むことが可能となっている。
【0015】2つの外部機器接続端子20は、USB
(Universal Serial Bus)規格に準拠したものであり、
キーボード等の入力装置や、マウス等のポインティング
デバイス、プリンタ等の印刷装置、光磁気ディスク等の
磁気メディアを用いた外部記憶装置等が接続可能となっ
ている。また、ロアーケース6の前面には、その長手方
向に沿って、外部から取り入れた空気を装置1内部へ冷
却空気として導入するためのスリット状の開口6Aが形
成されている。
【0016】センターシャーシ4は、図3および図4に
示されるように、ビデオゲーム装置1の背面を形成する
背面部41と、この背面部41の高さ方向の中間部分に
直交するように設けられる板状の中敷部42とを備えて
一体に形成されている。背面部41は、アッパーケース
5の背面部分を塞ぐ程度の長さ寸法を有する略長方形状
に形成されたアッパー背面部43と、ロアーケース6の
背面部分を塞ぐ程度の長さ寸法を有する略長方形状に形
成されたロアー背面部44とから構成されている。
【0017】アッパー背面部43の図3中右端縁近傍に
は、図4に示されるように、矩形状の切欠部43Aが形
成されている。この切欠部43Aには、外部電源から装
置本体2に電力を供給するための電力供給用端子である
ACインレット32Aと、外部電源からの電力の供給を
操作する主電源スイッチ32Bとが配置されている。ま
た、この切欠部43Aの下方となるロアー背面部44の
図中右端縁近傍には、光ディスクに記録されている映像
信号、音声信号等の各種信号を、テレビ等の表示装置に
出力するための映像音声出力端子21が露出している。
映像音声出力端子21の隣には、外部機器との通信を行
うための通信端子22が露出している。この通信端子
は、赤外線を使ったデータ通信の規格であるIrDA
(Infrared Data Association)規格に準拠したもので
あり、外部機器にこの端子が設けられていれば、装置1
と外部機器との間をケーブル等で接続する必要がなく、
赤外線通信でデータの受け渡しが可能となる。
【0018】ロアー背面部44の図3中左端縁近傍に
は、PCMCIA規格に準拠したメモリーカードや、モ
デムカード等の各種カード型周辺装置が挿着されるPC
MCIAスロット23が露出している。このPCMCI
Aスロット23に挿着されたカード型周辺装置は、当該
PCMCIAスロット23の横で露出している取出ボタ
ン23Aを押すことによって取り外し可能となってい
る。さらに、背面部41の略中央には、装置1内部の空
気を排出する排気口41Aが設けられている。
【0019】中敷部42は、アッパーケース5の幅寸法
と略同じ幅寸法を有するとともに、当該アッパーケース
5の奥行き寸法と略同じ寸法を有して板状に形成され、
アッパー背面部43とロアー背面部44との境界部分に
直交して設けられている。この中敷部42の、背面部4
1に設けられている排気口41Aに対応する部分には、
排気ファン15を配置するための切欠部42Aが形成さ
れている。
【0020】(2)装置の内部構造 図5〜図7には、ビデオゲーム装置1の内部構造が示さ
れている。図5は、装置1内部の概略斜視図、図6は、
ビデオゲーム装置1の垂直断面図、図7は、要部を示す
拡大断面図である。これらの図において、アッパーケー
ス5およびロアーケース6で覆われた内部には、センタ
ーシャーシ4に設けられた装置本体2が内蔵されてい
る。装置本体2は、ディスク装置11、電源ユニット1
2、主制御回路基板であるメインボード13、入出力信
号制御基板14等を備えて構成されている。ここで、デ
ィスク装置11および電源ユニット12は、センターシ
ャーシ4の中敷部42上に配置され、メインボード13
および入出力信号制御基板14は、中敷部42とロアー
ケース6とで形成された空間に層状に配置されている。
【0021】電源ユニット12は、センターシャーシ4
の中敷部42上に載置された電源回路基板31と、外部
電源からの電力が入力される電源部32とを備えてい
る。電源部32は、前記ACインレット32Aおよび主
電源スイッチ32Bを備え、コネクタ31Bを介して電
源回路基板31に接続されている。つまり、外部電源の
電力は、主電源スイッチ32Bをオンすることで、AC
インレット32Aを通して電源回路基板31に供給され
るようになっている。電源回路基板31は、中敷部42
の略半分の平面積を有し、当該電源回路基板31を構成
するコンデンサやコイル、変圧器等の回路素子31Aに
より、外部電源から供給された電力を、変換および所定
電圧に変圧するものである。ここで、電源回路基板31
上には、前記ロアーケース6の前面に形成されている開
口6Aから導入された冷却空気の流れを、所定の方向に
導くための平面L字形状の案内板31Cが設けられてい
る。これにより、電源ユニット12は、電源回路基板3
1によって得られた電力を、ディスク装置11や各ボー
ド13、14等に供給している。
【0022】この電源ユニット12の排気口41A側に
は、当該排気口41Aに応じた位置に排気ファン15が
取り付けられている。この排気ファン15も電源ユニッ
ト12からの電力で駆動される。また、電源ユニット1
2の排気口41A側と反対側の開口6A近傍には、後述
する矩形ヒートシンク54およびスロット部18が配置
されている。
【0023】ディスク装置11は、CD−ROMやDV
D−ROM等の光ディスクを再生するものであり、内部
に光ピックアップ部(図示略)が収納される装置本体1
1Aと、この装置本体11Aに光ディスクをローディン
グする前記ディスクトレー11Bとを含んで構成され、
電源ユニット12の隣に空いている部分の中敷部42上
に載置されている。
【0024】メインボード13は、中央演算処理装置5
1(CPU:Central Processing Unit)およびその周
辺装置等からなる制御系(図示略)と、描画を行う画像
処理装置等からなるグラフィックシステム(図示略)
と、音楽、効果音等を発生する音声処理装置等からなる
サウンドシステム(図示略)とを備え、中敷部42の下
面に対向する最も近接した位置に設けられている。
【0025】制御系は、CPU51と、割り込み制御や
ダイレクトメモリアクセス(DMA:Direct Memory Ac
cess)転送の制御等を行う周辺装置制御部と、ランダム
アクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)から
なるメインメモリ(主記憶装置)と、メインメモリ、グ
ラフィックスシステム、サウンドシステム等の管理を行
ういわゆるオペレーティングシステム等のプログラムが
格納されたリードオンリーメモリ(ROM:Read Only
Memory)とを備えている。なお、ここでいうメインメモ
リは、そのメモリ上でプログラムを実行できるものをい
う。
【0026】CPU51は、ROMに記憶されているオ
ペレーティングシステムを実行することにより、ビデオ
ゲーム装置1全体を制御するもので、例えば、128ビ
ットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)
−CPUからなる。グラフィックシステムは、CPU5
1からの描画指示に従って描画を行う画像処理装置と、
この画像処理装置により描画された画像を記憶するフレ
ームバッファとを備えている。画像処理装置は、CPU
51からの描画命令に従って、フレームバッファに対し
て多角形(ポリゴン)等の描画を行う。この画像処理装
置は、1秒間に最大7500万程度のポリゴンの描画を
行うことが可能となっている。サウンドシステムは、C
PU51からの指示に基づいて、BGM、効果音等を発
生する音声処理装置と、この音声処理装置により波形デ
ータ等が記録されるサウンドバッファとを備えている。
【0027】このようなCPU51の上面には、熱伝導
率の高いアルミニウム製の熱伝導部材52が接着剤52
Bで取り付けられている。この熱伝導部材52の上面に
は、T字形状のピン52Aが所定間隔毎に複数立設され
ている。
【0028】これらCPU51および熱伝導部材52
は、金属製の遮蔽部材53で覆われている。詳しくは、
遮蔽部材53は、熱伝導部材52の上面に当接される平
面遮蔽部55と、この平面遮蔽部55の両端縁からメイ
ンボード13の上面に向かって延びる断面L字形状の側
面遮蔽部56とを含んで構成されている。平面遮蔽部5
5には、熱伝導部材52の上面に設けられているピン5
2Aに応じた位置に孔55Bが形成されている。つま
り、この孔55Bにピン52Aを挿通させ、ピン52A
の上部を平面遮蔽部55の上面に突出させることで、平
面遮蔽部55がピン52Aで係止され、熱伝導部材52
上に固定されるようになっている。側面遮蔽部56は、
平面遮蔽部55の端縁から下方に延びる鉛直部56A
と、この鉛直部56Aの先端から外側に向かって水平に
延びるとともに、下面がメインボード13の上面に当接
している水平部56Bとを備えている。この遮蔽部材5
3を設けることにより、入出力信号制御基板14や電源
ユニット12から発生するノイズ等の外乱がCPU51
に侵入するのを容易に防ぐことが可能となり、CPU5
1の安定な動作を確実に維持することが可能となる。
【0029】熱伝導部材52の端部上面には、矩形状の
矩形ヒートシンク54が設けられている。この矩形ヒー
トシンク54は、熱伝導部材52の上面からアッパーケ
ース5の上部近傍まで延びている。このため、図4およ
び図7に示されるように、中敷部42および平面遮蔽部
55には、矩形ヒートシンク54が設けられる位置に応
じた位置に開口42B、55Aが形成されている。これ
により、CPU51で発生する熱を、熱伝導部材52お
よび矩形ヒートシンク54を伝って装置1内部に放出す
ることで、当該CPU51を簡単に冷却することが可能
となっている。さらに、開口6Aから冷却空気を取り入
れ、装置1内部に溜まった熱を排気ファン15によって
装置1外部に排気することで、CPU51の冷却効率を
向上させることが容易に可能となっている。
【0030】入出力信号制御基板14は、アプリケーシ
ョンプログラムが記録されている光ディスクの制御を行
う光ディスク制御部(図示略)と、使用者からの指示が
入力されるコントローラ101からの信号や、コントロ
ーラ101に出力される信号、およびビデオゲームの設
定等を記憶する外部補助記憶装置からのデータの入出力
等を制御する通信制御部(図示略)とを備え、前記メイ
ンボード13の下方に配置されている。
【0031】光ディスク制御部は、例えば、エラー訂正
符号(ECC:Error Correction Code)が付加されて
記録されているプログラムやデータ等を復号するデコー
ダと、ディスク装置11からのデータを一時的に記憶す
ることにより、光ディスクからのデータの読み出しを高
速化するバッファとを備えている。通信制御部には、コ
ントローラ接続部62およびメモリーカード挿入部61
からなる前記各スロット部18の一端が電気的に接続さ
れている(図示略)。これにより、使用者からの指示が
入力されるコントローラ101からの信号や、コントロ
ーラ101に出力される信号、およびビデオゲームの設
定等を記憶する外部補助記憶装置からのデータの入出力
等の制御が行われるようになっている。また、この通信
制御部には、各スロット部18の他、データ転送端子1
9や、外部機器接続端子20、通信端子22、PCMC
IAスロット23等も電気的に接続され、当該通信制御
部は、これら端子等に接続および挿着される外部機器等
との信号の入出力制御も行うようになっている。
【0032】以上の内部構造を有するビデオゲーム装置
1としては、主電源スイッチ32Bが投入され、電源ス
イッチ16が押されると、前記制御系のCPU51がR
OMに記憶されているオペレーティングシステムを実行
することにより制御される。その後、当該CPU51が
前記グラフィックシステム、サウンドシステム等の制御
を行うようになっている。また、オペレーティングシス
テムが実行されると、CPU51は、動作確認等のビデ
オゲーム装置1全体の初期化を行った後、前記ディスク
装置11を制御して光ディスクに記録されているゲーム
等のアプリケーションプログラムを実行する。このゲー
ム等のプログラムの実行により、CPU51は、使用者
からの入力に応じてグラフィックシステム、サウンドシ
ステム等を制御し、画像の表示、効果音、BGMの発生
を制御する。
【0033】この際、CPU51で発生した熱は、熱伝
導部材52および矩形ヒートシンク54を伝って装置1
内部に放出される。放出された熱は、電源ユニット12
から発生する熱や、ディスク装置11から発生する熱と
共に、排気ファン15によって装置1外部に排気され
る。また、開口6Aから装置1内部に吸引された冷却空
気によって、矩形ヒートシンク54やCPU51、電源
ユニット12等が冷却される。これにより、当該装置1
内部の冷却効率が向上する。なお、冷却空気は、装置1
内部を冷却した後、案内板31C等に導かれて排気ファ
ン15によって排気口41Aから装置1の背面側に排気
される。
【0034】(3)筐体の組立構造 図8〜図11には、筐体3の組立構造が示されている。
図8は、アッパーケース5、センターシャーシ4、ロア
ーケース6の概略接続図、図9、図10は、右側面側か
らみた断面図、図11は、左側面側から見た断面図であ
る。アッパーケース5の内面には、センターシャーシ4
に向かって突出する棒状の突出部5Aが設けられてい
る。この突出部5Aの先端は、センターシャーシ4の上
面に固定されている受部42Cに嵌合されている(図8
の円Dで示される箇所)。また、センターシャーシ4の
下面には、ねじ10Dを挿入するためのねじ孔42Eが
複数形成されている。このねじ孔42Eの上方には、ア
ッパーケースの内面から下方に突出するスペーサ5Cが
配置されている。このスペーサ5Cには、内部にねじ溝
が形成されている(図8の円Aで示される箇所)。つま
り、突出部5Aと受部42Cとを嵌合するとともに、ね
じ孔42Eにねじ10Dを挿通し、当該ねじ10Dをス
ペーサ5Cのねじ溝に螺合することで、アッパーケース
5とセンターシャーシ4とが一体化される。
【0035】また、ロアーケース6の下面には、図10
に示されるように、ねじ10A、10Bを挿入するため
のねじ孔6Bが複数形成されている。このねじ孔6Bの
上方には、センターシャーシ4の下面から下方に突出す
るスペーサ42Dが配置されている。このスペーサ42
Dには、内部にねじ溝が形成されている。従って、ねじ
孔6Bにねじ10A、10Bを挿通し、当該ねじ10
A、10Bをスペーサ42Dのねじ溝に螺合すること
で、ロアーケース6とセンターシャーシ4とが一体化さ
れる(図8の円Bで示される箇所)。
【0036】さらに、これらねじ孔6Bのうち、一部の
ねじ孔6Cの上方には、図11に示されるように、アッ
パーケース5の内面からセンターシャーシ4を貫通し、
当該ねじ孔6Cに向かって突出する貫通スペーサ5Bが
設けられている。つまり、このねじ孔6Cにねじ10C
を挿通し、当該ねじ10Cを貫通スペーサ5Bのねじ溝
に螺合することで、ロアーケース6、センターシャーシ
4、およびアッパーケース5が一体的に接続(一体化)
されるようになっている(図8の円Cで示される箇
所)。
【0037】(4)装置の設置 図12および図13には、ビデオゲーム装置1の設置構
造が示されている。図12は、横置き状態を示す正面
図、図13は、縦置き状態を示す正面図である。横置き
状態としては、図12に示されるように、幅寸法をW、
高さ寸法をHとすると、幅寸法Wが最大寸法とされ、高
さ寸法Hが最小寸法とされて床100に設置されている
状態を示す。同様に、縦置き状態としては、図13に示
されるように、幅寸法をW、高さ寸法をHとすると、幅
寸法Wが最小寸法とされ、高さ寸法Hが最大寸法とされ
て床100に設置されている状態を示す。この際、横置
き状態に、アッパーケース5およびロアーケース6の面
が揃っている側面が、床に当接される下面となってい
る。このように設置することで、ビデオゲーム装置1
は、横置き状態および縦置き状態で使用可能となってい
る。
【0038】横置き状態でアッパーケース5の前面左側
で露出しているコントローラ接続部62は、装置1を縦
置き状態にすると、高さ方向に沿って延びる筐体3の側
面となる前面の下方、つまり、アッパーケース5の前面
の高さ方向下側で露出するようになっている。また、電
源ケーブルが接続されるACインレット32Aも、装置
1を縦置き状態にすると、高さ方向に沿って延びる筐体
3の背面の下方、つまり、背面部41の高さ方向下側で
露出するようになっている(図3)。一方、横置き状態
でアッパーケース5の前面右側で露出している電源スイ
ッチ16およびトレー操作スイッチ17は、装置1を縦
置き状態にすると、筐体3の上方、つまり、アッパーケ
ース5の前面の高さ方向上側で露出するようになってい
る。
【0039】装置1を縦置き状態にした際に、コントロ
ーラ接続部62およびACインレット32Aが装置1の
下方に配置されているので、図14に示されるように、
これらに接続されるコントローラ101から延びるコン
トローラケーブル102や、電源ケーブル103等は、
這うように床100上に置かれる。
【0040】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、ビデオゲーム装置1は、
縦置き状態にした際に、コントローラ接続部62や、A
Cインレット32Aを当該装置1の下方に配置される位
置に設けたので、これらに接続する電源ケーブル103
やコントローラケーブル102等に足を引っかけて引っ
張っても、当該装置1に作用する回転モーメントが小さ
く、これにより、装置1を従来より倒れにくくできる。
【0041】また、ビデオゲーム装置1は、縦置き状態
にした際に、コントローラ接続部62を当該装置1の下
方に配置される位置に設けたので、格闘ゲームやシュー
ティングゲーム等の遊戯中に、コントローラケーブル1
02を強い力で引っ張っても、当該装置1に作用する回
転モーメントが小さく、この点からも、当該装置1を従
来より倒れにくくできる。
【0042】さらに、ビデオゲーム装置1は、縦置き状
態にした際に、電源スイッチ16およびトレー操作スイ
ッチ17を当該装置1の上方に配置される位置に設けた
ので、下方に配置される場合に比べて視認性を向上で
き、当該電源スイッチ16およびトレー操作スイッチ1
7を操作する際の操作性を向上させることができる。
【0043】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、操作手段としては、アッパーケース5の前面上
方で露出させるに限らず、例えば、縦置き状態にした際
に、アッパーケース5の上面で露出させてもよく、要す
るに、縦置き状態における筐体3の上方で露出していれ
ばよい。
【0044】また、コントローラ接続部62や、ACイ
ンレット32Aとしては、縦置き状態にした際の高さ方
向に沿って延びる筐体3の前面の下方に限らず、前面に
直交する側面の下方でもよい。
【0045】さらに、端子としては、コントローラ接続
部62や、ACインレット32Aに限らず、データ転送
端子19や外部機器接続端子20等のケーブルが接続さ
れるものであればよい。
【0046】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の電子機器
によれば、縦置き状態でケーブルを引っ張っても、倒れ
にくいという効果がある。また、本発明の電子機器によ
れば、縦置き状態でも操作性を向上させることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるビデオゲーム装置を
示す概略斜視図である。
【図2】前記ビデオゲーム装置の正面図である。
【図3】前記ビデオゲーム装置の斜視図である。
【図4】前記筐体を示す分解斜視図である。
【図5】前記ビデオゲーム装置の内部構造を示す斜視図
である。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】前記CPUの放熱および遮蔽構造を示す断面図
である。
【図8】前記筐体を構成するアッパーケース、センター
シャーシ、ロアーケースの接続位置を示す概略平面図で
ある。
【図9】図8のIX−IX線に沿った装置上部の断面図であ
る。
【図10】図8のX−X線に沿った装置下部の断面図であ
る。
【図11】図8のXI−XI線に沿った断面図である。
【図12】前記ビデオゲーム装置の横置き状態を示す正
面図である。
【図13】前記ビデオゲーム装置の縦置き状態を示す正
面図である。
【図14】前記ビデオゲーム装置の縦置き状態での使用
方法を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 電子機器であるビデオゲーム装置 2 装置本体 3 筐体 16 操作手段である電源スイッチ 17 操作手段であるトレー操作スイッチ 32A 端子であるACインレット 62 端子であるコントローラ接続部 W 幅寸法 H 高さ寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅寸法、高さ寸法、および奥行き寸法のう
    ちのいずれかの寸法が最小寸法とされ、他のいずれかの
    寸法が最大寸法とされ、内部に機器本体が収納される筐
    体を有し、前記最小寸法を高さ寸法とする横置き状態、
    および最大寸法を高さ寸法とする縦置き状態で使用可能
    な電子機器であって、 前記筐体は、横置き状態における幅寸法が異なる2つの
    ケースを含み、一方のケースの側面が他方のケースの側
    面と揃えられた非対称に構成され、この揃えられた側面
    が前記縦置き状態における下面とされ、 外部電源から前記機器本体に電力を供給する電力供給用
    の電源ケーブルが接続される端子は、前記縦置き状態の
    高さ方向に沿って延びる前記筐体を構成する大きなケー
    スの側面の下方で露出していることを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子機器において、 前記2つのケースのうち、横置き状態における下側のケ
    ースの前面が上側のケースの前面よりも内側に奥まって
    構成され、 上側のケースの前面には、信号の入出力を行うための入
    出力端子が設けられていることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電子機器において、 前記上側のケースの前面には、前記機器本体を操作する
    ための操作手段が設けられていることを特徴とする電子
    機器。
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