JP2001352179A - 電子機器の付属装置 - Google Patents

電子機器の付属装置

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JP2001352179A
JP2001352179A JP2000171096A JP2000171096A JP2001352179A JP 2001352179 A JP2001352179 A JP 2001352179A JP 2000171096 A JP2000171096 A JP 2000171096A JP 2000171096 A JP2000171096 A JP 2000171096A JP 2001352179 A JP2001352179 A JP 2001352179A
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casing
vibration
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electronic equipment
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Sadasuke Goto
禎祐 後藤
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/02Details
    • H05K5/0217Mechanical details of casings
    • H05K5/0234Feet; Stands; Pedestals, e.g. wheels for moving casing on floor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】設置場所に合わせて横置き縦置きとが可能な電
子機器の付属装置を提供すること。 【解決手段】ケーシング101の長さ寸法がL1である
外面101Bが横置きに際して被接地面と対向する底面
とされ、長さ寸法がL2(L1>L2)であり外面10
1Bと交差する外面101Fが縦置きに際して被載置面
と対向する底面とされたから、設置場所に応じて縦横い
ずれの設置も可能となる。外面101Bおよび外面10
1Fにそれぞれ防振用突起103,106が設けられて
いるので、外部から被接地面を通じて伝達されようとす
る振動は防振用突起103,106で吸収され、ケーシ
ング101内に伝達されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に機器本体が
収納された電子機器に設けられる付属装置に関するもの
である。
【0002】
【背景技術】従来より、ビデオゲーム装置、その他のエ
ンタテイメント装置等の電子機器が利用されている。こ
の電子機器には、略平板状の筐体の内部に中央演算処理
装置、その他の電子部品からなる装置本体が設けられ、
かつ、この装置本体に接続されたコントローラで操作さ
れるものがある。このタイプの電子機器では、フラッシ
ュメモリ等を用いた記憶装置が使用されており、この記
憶装置はカード式とされて機器本体またはコントローラ
に取り付けられる。しかしながら、最近使用される電子
機器では情報量が多く、より多くの容量を有する記憶装
置を設けることが求められている。そのため、カード式
記憶装置では、記憶容量に限界があるため、大きな記憶
容量の記憶装置を付属装置として電子機器に外付けする
ことが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の電子
機器には、設置場所に応じて収まりがよくなるように、
略平板状の筐体を水平にする横置き状態と垂直にする縦
置き状態とで使用可能なものがあり(特願平11-251654
号)、この電子機器と同様に、設置場所に合わせて横置
き状態と縦置き状態とで設置可能な付属装置が望まれて
いる。特に、電子機器では、設置後に、外部からの振動
が電子部品に伝達されることが好ましくないため、付属
装置においても、同様に、外部からの振動を伝達しない
ことが望まれる。
【0004】本発明の目的は、設置場所に合わせて横置
き縦置きとが可能な電子機器の付属装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、ケ
ーシングの互いに交差する2外面をそれぞれ縦置き用の
底面と横置き用底面とし、ケーシング内部に電子部品を
組み込んでも不具合が生じないように各底面に防振用突
起を設けて前記目的を達成しようとするものである。具
体的には、本発明の電子機器の付属装置は、内部に機器
本体が収納された電子機器に設けられる付属装置であっ
て、互いに交差し長さ寸法が異なる2外面が形成される
とともにこれらの2外面のうち一方が縦置きに際して被
載置面と対向する底面とされ、他方が横置きに際して被
接地面と対向する底面とされるケーシングを備え、前記
2外面にそれぞれ防振用突起が設けられていることを特
徴とする。
【0006】このような本発明によれば、ケーシングに
形成される2外面のうち、長さ寸法が長い外面が横置き
用の底面となり、長さ寸法が短い外面が縦置き用の底面
となるので、設置場所に応じて縦横いずれの設置も可能
となる。しかも、縦横いずれに配置した場合でも、底面
を構成する2外面には防振用突起がそれぞれ設けられて
いるため、外部から被接地面を通じて伝達されようとす
る振動は防振用突起で吸収されることになり、ケーシン
グ内に伝達されることを防止できる。従って、ケーシン
グ内に収納される電子部品が保護されることになる。
【0007】ここで、本発明では、前記機器本体は中央
演算処理装置を備えた構成でもよく、前記ケーシングに
は、前記中央演算処理装置(CPU)に電気的に接続さ
れる記憶装置が設けられている構成でもよい。付属装置
に設けられた記憶装置を電子機器とは別に設けること
で、従来のカード式記憶装置に比べて記憶容量を格段に
大きくすることができる。そのため、多くの情報量が必
要とされる通信端末として電子機器を利用することがで
きる。また、前記2外面のうち少なくとも一方には長さ
方向に伸びる溝が形成され、この溝の互いに対向する面
の間に前記防振用突起が設けられている構成が好まし
い。この構成では、長さ方向に伸びる溝に防振用突起が
設けられているため、視覚上、防振用突起が整列配置さ
れて目立つことがなくなり、外観上良好となる。
【0008】さらに、前記ケーシングの奥行き寸法は前
記電子機器の奥行き寸法と同じである構成が好ましい。
この構成では、電子機器と付属装置とを並べて設置する
際に、両者の奥行き寸法が同じであるので、設置する際
に両者の間に奥行き方向での段差がなくなり、外観上良
好であるだけでなく、両者を並べて設置した際の収まり
がよい。また、前記ケーシングの正面には前記記憶装置
に前記中央演算処理装置からの信号のアクセスを表示す
るアクセス表示部と、電源のオン・オフを表示する電源
表示部とが設けられている構成が好ましい。この構成で
は、ケーシング内の記憶装置の作動状態がアクセス表示
部や電源表示部で確認することができるので、取扱性が
良好となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (1)全体構成 図1から図2には、電子機器であるエンタテイメント装
置1と本実施形態にかかる付属装置100の概略図が示
され、図1は、エンタテイメント装置1および付属装置
100を横置きにして上方から見た斜視図、図2は、エ
ンタテイメント装置1および付属装置100を縦置きに
して正面から見た正面図である。エンタテイメント装置
1は、例えば、光ディスク等に記録されているゲームプ
ログラムを読み出して、使用者(ゲームプレーヤ)から
の指示に応じて実行するものである。なお、ゲームの実
行とは、主としてゲームの進行、および表示や音声を制
御することをいう。
【0010】(2)エンタテイメント装置(電子機器)
の構成 エンタテイメント装置1は、機器本体2と、この機器本
体2を収容する筐体3とを備えて構成されている。機器
本体2は、ディスク装置11、電源ユニット(図示せ
ず)、メインボード(図示せず)および入出力信号制御
板(図示せず)を備え、メインボードは、中央演算処理
装置(CPU:Central Processing Unit)およびその
周辺装置等からなる制御系と、描画を行う画像処理装置
等からなるグラフィックシステムと、音楽、効果音等を
発生する音声処理装置等からなるサウンドシステムとを
備えている。
【0011】筐体3は、機器本体2が設けられるセンタ
ーシャーシ4と、このセンターシャーシ4を挟持すると
ともに、機器本体2を収容するアッパーケース5および
ロアーケース6とを備え、平面四角形状、かつ、正面略
L字形状に形成されている。図1において、アッパーケ
ース5の前面右側(正面から見て右側)には前記ディス
ク装置11が設けられ、このディスク装置11は、ビデ
オゲームのアプリケーションプログラムが記録された記
録媒体であるCD−ROMやDVD−ROM等の光ディ
スクの動作制御を行うものである。このディスク装置1
1のディスクトレー11Bが露出している。ディスクト
レー11Bの右側(正面から見て右側)には、操作手段
である電源スイッチ16と、ディスクトレー11Bをア
ッパーケース5から出し入れする操作を行うためのトレ
ー操作スイッチ17とが並んで配置されている。
【0012】アッパーケース5の前面左側(正面から見
て左側)には、2つのスロット部18が露出している。
各スロット部18は、上段に配置されたメモリーカード
挿入部61と、下段に配置されたコントローラ接続部6
2とを備えている。メモリーカード挿入部61は、メモ
リーカード等の外部補助記憶装置が挿着されるものであ
り、その挿入孔61Aは、横方向に長い長方形状に形成
されている。このメモリーカード挿入部61には、その
内部に設けられている接続端子を保護するためのシャッ
タ61Bが設けられている。
【0013】コントローラ接続部62は、信号の入出力
を行うための入出力端子であり、操作装置であるコント
ローラ401(後述)から延びるコントローラケーブル
402(後述)の先端に形成されている接続端子が接続
される。その挿入孔62Aは、横方向に長い略長方形状
に形成されているとともに、下側の角部分が上側の角部
分に比べて丸みを帯びた形状となっている。このように
挿入孔62Aを形成することで、コントローラ401の
接続端子が誤った向きに接続されないようになってい
る。また、挿入孔62Aの形状を、メモリーカード挿入
部61の挿入孔61Aの形状と異なる構造にしたので、
外部補助記憶装置を挿入孔62Aに誤挿入するおそれが
ない。
【0014】このコントローラ接続部62を2つ備える
ことによって、2つのコントローラ401を接続するこ
とが可能となり、2人の使用者が対戦ゲーム等を行うこ
とが可能となっている。また、各コントローラ接続部6
2に接続されるコントローラ401で操作した結果は、
それぞれの上部に配置されるメモリーカード挿入部61
に挿着される外部補助記憶装置に記録されるようになっ
ている。
【0015】ロアーケース6は、その前面および右側面
(正面から見て右側の側面)が、これに対応する上方の
アッパーケース5の前面および右側面よりも内側に奥ま
っている。言い換えると、ロアーケース6の幅寸法およ
び奥行き寸法は、アッパーケース5の幅寸法および奥行
き寸法よりも小さくなっていて、ロアーケース6の容積
は、アッパーケース5の容積よりも小さくなっている。
一方、ロアーケース6の左側面(正面から見て左側の側
面)は、これに対応するアッパーケース5の面に揃って
いる。これらにより、筐体3は、センターシャーシ4を
中心として非対称に構成されている(図2)。
【0016】ロアーケース6の前面左側(正面から見て
左側)には、データ転送端子19および外部機器を接続
するための2つの外部機器接続端子20が露出してい
る。データ転送端子19は、IEEE1394規格に準
拠したものであり、この端子に接続されたケーブルをデ
ジタルカメラやビデオデッキ等に接続することで、デジ
タルカメラやビデオデッキで記録した映像や音声等をエ
ンタテイメント装置1に取り込むことが可能となってい
る。
【0017】2つの外部機器接続端子20は、USB
(Universal Serial Bus)規格に準拠したものであり、
キーボード等の入力装置や、マウス等のポインティング
デバイス、プリンタ等の印刷装置、光磁気ディスク等の
磁気メディアを用いた外部記憶装置等が接続可能となっ
ている。また、ロアーケース6の前面には、その長手方
向に沿って、外部から取り入れた空気をエンタテイメン
ト装置1内部へ冷却空気として導入するためのスリット
状の開口6Aが形成されている。
【0018】図1に示される通り、エンタテイメント装
置1の横置き状態としては、ロアーケース6の最も大き
な面積を有する下面が被設置面(図示せず)と対向する
底面とされる。この場合、被設置面からの振動がエンタ
テイメント装置1の内部に伝達されないようにするた
め、ロアーケース6の下面の所定箇所にはゴム製の防振
部材6Bが取り付けられている。図2に示される通り、
エンタテイメント装置1の縦置き状態としては、ロアー
ケース6の側面が被設置面400と対向する底面とされ
る。この場合、被設置面からの振動がエンタテイメント
装置1の内部に伝達されないようにするため、ロアーケ
ース6の側面の所定箇所にはゴム製の防振部材6Cが取
り付けられている。このように設置することで、エンタ
テイメント装置1は、横置き状態および縦置き状態で使
用可能となっている。エンタテイメント装置1を縦置き
状態にした際に、コントローラ接続部62およびACイ
ンレット32Aがエンタテイメント装置1の下方に配置
されているので、図8に示されるように、これらに接続
されるコントローラ401から延びるコントローラケー
ブル402や、電源ケーブル403等は、這うように被
設置面400上に置かれる。
【0019】(3)付属装置の構成 付属装置100は、横置き状態のエンタテイメント装置
1のアッパーケース5の上面に横置き状態で配置され
(図1参照)、縦置き状態のエンタテイメント装置1の
アッパーケース5に隣接して縦置き状態で配置される
(図2参照)。付属装置100の具体的な構成が図3か
ら図7に示されている。図3は縦置き状態の付属装置1
00の正面図、図4は縦置き状態の付属装置100の平
面図、図5は縦置き状態の付属装置100の底面図、図
6は縦置き状態の付属装置100の背面図、図7は縦置
き状態の付属装置100の右側面図である。
【0020】これらの図において、付属装置100は、
略箱状のケーシング101と、このケーシング101の
内部に収納された記憶装置(ハードディスク装置)10
2とを備えて構成される。記憶装置102はエンタテイ
メント装置1の中央演算処理装置に電気的に接続されて
いる。ケーシング101は、互いに対向した平面矩形状
の第1外面部101Aおよび第2外面部101Bと、こ
れらの第1外面部101Aと第2外面部101Bとの端
縁間を連結する第3外面部101C、第4外面部101
D、第5外面部101Eおよび第6外面部101Fとを
備えて構成されており、これらの外面部101Aから1
01Fは、それぞれ外面を構成するものであって、取付
ねじ(図示せず)で互いに固定されている。
【0021】付属装置100がエンタテイメント装置1
の上に設置された状態では、付属装置100の第1外面
部101Aは、エンタテイメント装置1のアッパーケー
ス5の平面と平行である。第1外面部101Aは、その
奥行き寸法L1がアッパーケース5の奥行き寸法M1と
同じであり、正面幅寸法L2がアッパーケース5の長さ
寸法M2より短い(図1参照)。第1外面部101Aで
は、奥行き寸法L1は幅寸法L2より長い。
【0022】第1外面部101Aと対向配置された第2
外面部101Bは、付属装置100の横置きに際して被
接地面(図1ではアッパーケース5の平面)と対向する
底面とされる。第2外面部101Bは、図3から図7に
示される通り、第1外面部101Aと同様に、奥行き寸
法L1と幅寸法L2とを有する平面形状であって、浅い
角皿状に形成されている。
【0023】第2外面部101Bの底面四隅には防振用
突起103がそれぞれ設けられている。この防振用突起
103は、ゴム等の防振性能を有する部材を薄肉平板状
に形成したものであり、第2外面部101Bに形成され
た凹部101Baに嵌合されている。本実施形態では、
防振用突起103の第2外面部101Bへの取付構造は
種々の手段を採用することができる。例えば、第2外面
部101Bの平面に防振用突起103を接着固定するも
の、あるいは、ねじ固定するものでもよい。さらに、各
外面部101Aから101Fをねじで固定する際に、そ
のねじの頭を防振用突起103で覆うものでもよい。防
振用突起103でねじの頭を覆うことで、ねじの頭が露
出することがなくなり、外観が向上する。さらに、本実
施形態では、防振用突起103の形状は、平面矩形状に
限定されるものではなく、例えば、平面円形、楕円形、
三角形等の多角形でもよい。また、防振用突起103
は、中空構造でもよく、中実構造(中空ではなく内部が
詰まっている構造)でもよい。
【0024】第3外面部101Cから第6外面部101
Fは第2外面部101Bおよび第1平面部101Aとそ
れぞれ直交配置されている。第3外面部101Cは、ケ
ーシング101の正面を構成するものであり、その幅寸
法がL3であり、その長さ寸法がL2である。長さ寸法
L2は幅寸法L3より長い。第3外面部101Cには、
表面部10に長さ方向に沿って伸びる複数の溝10Aが
形成されている。
【0025】第3外面部101Cには記憶装置102に
エンタテイメント装置1の中央演算処理装置からの信号
のアクセスを表示するアクセス表示部104と、電源の
オン・オフを表示する電源表示部105とが並んで設け
られている。アクセス表示部104は、その記号を示す
記号部104Aが表面部10に形成され、点灯部104
Bが溝10Aに形成されている。この点灯部104B
は、溝10Aの底部に埋設された透明アクリル部材10
4B1と、ケーシング101の内部に配置され透明アク
リル部材104B1に光を照射する発光ダイオード等か
らなる点灯部材とから構成される。電源表示部105
は、その記号を示す記号部105Aが表面部10に形成
され、点灯部105Bが溝10Aに形成されている。こ
の点灯部105Bは、点灯部104Bと同様に、透明ア
クリル部材および点灯部材とから構成される。
【0026】第4外面部101Dは、第3外面部101
Cと直交しており、第3外面部101Cの溝10Aと連
続した溝10Aが表面部10に形成されている。第4外
面部101Dは、その幅寸法がL3であり、その長さ寸
法がL1である。長さ寸法L1は幅寸法L3より長い。
第5外面部101Eは、第4外面部101Dと直交する
とともに第3外面部101Cと平行とされている。第5
外面部101Eは、その幅寸法がL3であり、その長さ
寸法がL2である平板状に形成されている。
【0027】第5外面部101Eには、電源スイッチ1
3と、直流電力を供給する電力供給用端子14と、コネ
クタ15とがそれぞれ設けられている。電源スイッチ1
3をオンすると、ケーシング101の内部の記憶装置に
通電されたことを電源表示部105で表示される。ま
た、この記憶装置にアクセスされたことをアクセス表示
部104で表示される。電力供給用端子14は、図示し
ないケーブルに接続されており、このケーブルには図示
しないACアダプタが接続される。コネクタ15にはコ
ード15Aの一端が接続されており、このコード15A
の他端はエンタテイメント装置1に接続されている。
【0028】第6外面部101Fは、第4外面部101
Dに平行とされるとともに、第4外面部101Dを除く
各外面部101A,101B,101C,101Eとそ
れぞれ直交配置されており、縦置きに際して被載置面
(図2では床面400)と対向する底面とされる。第6
外面部101Fは、その幅寸法がL3であり、その長さ
寸法がL1である。第6外面部101Fは、第3外面部
101Cの溝10Aと連続した溝10Aが長さ方向に伸
びて表面部10に形成されている。
【0029】第6外面部101Fの四隅近傍において、
溝10Aの互いに対向する面10Bの間に防振用突起1
06が4カ所設けられている(図5参照)。この防振用
突起106は、溝10Aの互いに対向する面10Bの幅
寸法と略同じ幅寸法と、所定の長さ寸法と、溝10Aの
深さ寸法より大きい高さ寸法とを有する直方体に形成さ
れており、溝10Aに嵌合固定されている。本実施形態
では、防振用突起106の第6外面部101Fへの取付
構造は防振用突起103と同様に、種々の手段を採用す
ることができる。例えば、第6外面部101Fに防振用
突起103を接着固定するもの、あるいは、ねじ固定す
るものでもよい。さらに、各外面部101Aから101
Fをねじで固定する際に、そのねじの頭を防振用突起1
06で覆うものでもよい。防振用突起106でねじの頭
を覆うことで、ねじの頭が露出することがなくなる。さ
らに、本実施形態では、防振用突起106の形状は、直
方体に限定されるものではなく、例えば、円柱状、三角
柱等の多角柱形でもよい。また、防振用突起106は、
防振用突起103と同様、中空構造でもよく、中実構造
でもよい。
【0030】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、本実施形態の電子機器の
付属装置100は、略直方体に形成されたケーシング1
01を備え、このケーシング101の長さ寸法がL1で
ある第2外面部101Bが横置きに際して被接地面と対
向する底面とされ、長さ寸法がL2(L1>L2)であ
り第2外面部101Bと直交する第6外面部101Fが
縦置きに際して被載置面と対向する底面とされたから、
設置場所に応じて縦横いずれの設置も可能となる。しか
も、第2外面部101Bおよび第6外面部101Fにそ
れぞれ防振用突起103,106が設けられているの
で、外部から被接地面を通じて伝達されようとする振動
はこれらの防振用突起103,106で吸収されること
になり、ケーシング101内に伝達されることを防止で
きる。そのため、ケーシング101内に収納される記憶
装置102が振動から保護されることになる。
【0031】防振用突起103は、第2外面部101B
の四隅にそれぞれ配置され、防振用突起106は第6外
面部101Fの四隅近傍にそれぞれ配置された構造であ
るから、付属装置100を横置きまたは縦置きにして
も、安定支持を図ることができる。これらの防振用突起
103,106を略直方体形状とすれば、防振用突起1
03,106の構造を簡単なものにできる。また、第6
外面部101Fには長さ方向に伸びる溝10Aが形成さ
れ、この溝10Aの互いに対向する面10Bの間に防振
用突起106が設けられているので、視覚上、防振用突
起106が整列配置されているように見えるため、この
防振用突起106が目立つことがなくなり、外観上良好
となる。
【0032】また、本実施形態では、エンタテイメント
装置1は中央演算処理装置を備え、この電気的に接続さ
れる記憶装置102を付属装置100のケーシング10
1に設けたから、付属装置100に設けられた記憶装置
102をエンタテイメント装置1とは別に設けること
で、従来のカード式記憶装置に比べて記憶容量を格段に
大きくすることができる。そのため、多くの情報量が必
要とされる通信端末としてエンタテイメント装置1を利
用できる。
【0033】さらに、付属装置100のケーシング10
1の奥行き寸法L1はエンタテイメント装置1の奥行き
寸法M1と同じであるため、エンタテイメント装置1と
付属装置100とを並べて設置する際に、両者の奥行き
方向の位置を揃えることで、段差がなくなって正面が一
致することになり、外観上良好となるとともに、両者を
並べて設置した際の収まりがよい。
【0034】また、ケーシング101の正面を構成する
第3外面部101Cには記憶装置102に中央演算処理
装置からの信号のアクセスを表示するアクセス表示部1
04と、電源のオン・オフを表示する電源表示部105
とが設けられているので、ケーシング101内の記憶装
置102の作動状態がアクセス表示部104や電源表示
部105で確認することができるので、取扱性が良好と
なる。さらに、エンタテイメント装置1自体を縦置きと
横置きとに設置可能としたので、置場所に応じて収まり
がよくなる。さらにまた、エンタテイメント装置1自体
にも防振部材6B,6Cが設けられているため、被設置
面からの振動をこれらの防振部材6B,6Cで阻止する
ことができる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、ケーシング101の互いに
直交する2外面である第2外面部101Bと第6外面部
101Fとに防振用突起103,106を設けたが、本
発明では、隣り合う外面であれば、防振用突起を設ける
のは2外面であることに限定されることはなく、隣り合
う3外面、例えば、前記第2外面部101Bと第6外面
部101Fとに加えて、第2外面部101Bと直交する
第4外面部101Dに防振用突起を設けるものでもよ
い。
【0036】さらに、第6外面部101Fに設けられる
防振用突起106は溝10Aに設けられた構造とした
が、第6外面部101Fを平板状とし、この平板状の表
面に防振用突起を接着等で固定するものでもよい。ま
た、本発明では、付属装置100は、その内部に電子部
品が収納された構造であればよく、必ずしも、記憶装置
が収納された構造であることを要しない。さらに、付属
装置100のケーシング101の奥行き寸法とL1とエ
ンタテイメント装置1の奥行き寸法M1とは相違するも
のでもよい。
【0037】さらに、ケーシング101の第3外面部1
01Cに必ずしもアクセス表示部104および電源表示
部105を設けることを要せず、第3外面部101Cを
単に、平板状に形成するものでもよい。また、付属装置
100のケーシング101は直方体形状としたが、三角
柱形状のものであってもよい。三角柱形状とする場合で
は、端面を直角三角形とすることで、隣り合う2外面を
直交させることができる。さらに、防振用突起がそれぞ
れ設けられる2外面がなす角度は必ずしも直角である必
要はなく、90度以外の角度で交差するものでもよい。
また、防振用突起の数は各外面に4個に限定されるもの
ではなく、1個、2個、3個、あるいは、5個以上でも
よい。さらに、本発明は付属装置100が縦置きと横置
きとに対応できればよいため、エンタテイメント装置1
自体を縦置きまたは横置きに固定するものでもよい。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の電子機器
の付属装置によれば、互いに交差し長さ寸法が異なる2
外面が形成されるとともにこれらの2外面のうち一方が
縦置きに際して被載置面と対向する底面とされ、他方が
横置きに際して被接地面と対向する底面とされるケーシ
ングを備え、前記2外面にそれぞれ防振用突起が設けら
れているから、設置場所に応じて縦横いずれの設置も可
能であるとともに、外部から被接地面を通じてケーシン
グ内に伝達されようとする振動が防振用突起で吸収され
ることで、ケーシング内に収納される電子部品を保護す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子機器であるエンタテイメント装置と本発明
の一実施形態にかかる付属装置とを横置きにして上方か
ら見た斜視図である。
【図2】エンタテイメント装置および付属装置を縦置き
にして正面から見た正面図である。
【図3】縦置き状態の付属装置の正面図である。
【図4】縦置き状態の付属装置の平面図である。
【図5】縦置き状態の付属装置の底面図である。
【図6】縦置き状態の付属装置の背面図である。
【図7】縦置き状態の付属装置の右側面図である。
【図8】前記エンタテイメント装置の縦置き状態での使
用方法を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 電子機器であるエンタテイメント装置 2 機器本体 10A 溝 10B 対向する面 100 付属装置 101 ケーシング 102 記憶装置 101A 第1外面部 101B 第2外面部 101C 第3外面部 101D 第4外面部 101E 第5外面部 101F 第6外面部 103,106 防振用突起 104 アクセス表示部 105 電源表示部 400 被設置面(床面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に機器本体が収納された電子機器に
    設けられる付属装置であって、 互いに交差し長さ寸法が異なる2外面が形成されるとと
    もにこれらの2外面のうち一方が縦置きに際して被載置
    面と対向する底面とされ、他方が横置きに際して被接地
    面と対向する底面とされるケーシングを備え、前記2外
    面にそれぞれ防振用突起が設けられていることを特徴と
    する電子機器の付属装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器の付属装置に
    おいて、 前記機器本体は中央演算処理装置を備え、前記ケーシン
    グには、前記中央演算処理装置に電気的に接続される記
    憶装置が設けられていることを特徴とする電子機器の付
    属装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子機器の付
    属装置において、 前記2外面のうち少なくとも一方には長さ方向に伸びる
    溝が形成され、この溝の互いに対向する面の間に前記防
    振用突起が設けられていることを特徴とする電子機器の
    付属装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の電子
    機器の付属装置において、 前記ケーシングの奥行き寸法は前記電子機器の奥行き寸
    法と同じであることを特徴とする電子機器の付属装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれかに記載の電子
    機器の付属装置において、 前記ケーシングの正面には前記記憶装置に前記中央演算
    処理装置からの信号のアクセスを表示するアクセス表示
    部と、電源のオン・オフを表示する電源表示部とが設け
    られていることを特徴とする電子機器の付属装置。
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