JP2001291562A - コネクタおよびその製造方法 - Google Patents

コネクタおよびその製造方法

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JP2001291562A
JP2001291562A JP2001027519A JP2001027519A JP2001291562A JP 2001291562 A JP2001291562 A JP 2001291562A JP 2001027519 A JP2001027519 A JP 2001027519A JP 2001027519 A JP2001027519 A JP 2001027519A JP 2001291562 A JP2001291562 A JP 2001291562A
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connector
signal transmission
transmission members
insulating housing
filter
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Application number
JP2001027519A
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English (en)
Inventor
Osamu Murasawa
修 村澤
Shinichi Aihara
慎一 相原
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Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線を流れる電気信号に応じてEMIフィ
ルタを配置してEMI対策が行われ、かつ、製造作業が
容易となるコネクタを提供すること。 【解決手段】 絶縁性ハウジング81に、4本の信号伝
達部材82A〜82Dの挿通方向および配置方向により
規定される面を切り欠いて形成され、かつ、信号伝達部
材82A、82Bが貫通するEMIフィルタ83が挿入
される凹部81Eを形成する。EMIフィルタ83を絶
縁性ハウジング81の凹部81Eに挿入するだけで、当
該EMIフィルタ83を絶縁性ハウジング81内に簡単
に配設でき、コネクタ80の製造作業を容易にできる。
2本の信号伝達部材82A、82BのみをEMIフィル
タア83に貫通させたので、電圧が印可される部分のみ
EMI対策を施すことができる。信号伝達部材82C、
82DにEMIフィルタ83を介在させないことで、基
準電位を揃えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性ハウジング
と、この絶縁性ハウジングに挿通され、導体同士を電気
的に接続する複数の信号伝達部材を備えたコネクタおよ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、絶縁性ハウジングと、この絶縁
性ハウジングに挿通され、導体同士を電気的に接続する
信号伝達部材とを備えたコネクタにおいて、信号伝達部
材をフェライトコア等に貫通させることにより、EMI
(ElectroMagnetic Interference)対策を施したコネク
タが利用され、例えば、実開平1−140786号公報
等に示されるコネクタが知られている。ここで、前記公
報等に示されるコネクタは、通常、ハウジングとフェラ
イトコアとを一体成形で形成することが非常に困難なの
で、それぞれ別々に製造し、組み立てる際に、ハウジン
グ内にフェライトコアを挿入・装着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなコネクタで
は、フェライトコアをハウジング内に挿入・装着する
際、フェライトコアをハウジング内に無理矢理押し込ん
で挿入しなければならないので、フェライトコアのハウ
ジング内への配設に手間がかかり、コネクタの製造作業
が繁雑になるという問題がある。
【0004】一方、ハウジング自体をフェライトコアで
形成し、このハウジング内部に信号伝達部材となるコネ
クタピンを複数本挿入して構成したコネクタが考えられ
る(特公平7−48427号公報等参照)。このような
コネクタによれば、ハウジング自体がフェライトコアか
ら構成されているので、別途フェライトビーズ等のフィ
ルタ素子を設ける必要がなく、EMI対策が施されたコ
ネクタを簡素な構造で構成できるという利点がある。そ
して、前記公報に開示されるコネクタは、EMI対策を
十分に施すことができるという点で電源線用のコネクタ
として好適である。
【0005】しかしながら、前記公報に開示されるコネ
クタでは、信号伝達部材となるコネクタピンがすべてフ
ェライトコアを貫通する構成となるため、フェライトコ
アが各コネクタピン上に設けられるインピーダンス素子
として作用することとなる。従って、このようなコネク
タを電圧印加線および接地線からなる直流電源用のコネ
クタとして使用する場合、本来EMI対策を施す必要の
ない接地線部分にもフェライトコアが設けられることと
なり、このフェライトコアがインピーダンス素子として
作用することにより、接地線で接続される導体間の基準
電位に差が生じ、接地線で接続されるすべての導体の基
準電位を揃えることが困難であるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、信号線を流れる電気信号
に応じてEMI対策が行われ、かつ、製造作業が容易と
なるコネクタおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、絶縁
性ハウジングと、この絶縁性ハウジングに挿通され、導
体同士を電気的に接続する複数の信号伝達部材を備えた
コネクタであって、複数の信号伝達部材は、絶縁性ハウ
ジングに挿通する方向と直交する方向に平行に配置さ
れ、絶縁性ハウジングには、複数の信号伝達部材の挿通
方向および配置方向により規定される面を切り欠いて形
成され、かつ、複数の信号伝達部材のうち、少なくとも
一部の信号伝達部材が貫通するEMIフィルタが挿入さ
れるフィルタ挿入部が形成されていることを特徴とす
る。ここで、EMIフィルタを貫通する一部の信号伝達
部材は、実際に電気信号が流れる信号線とし、EMIフ
ィルタを貫通しない他の部分の信号伝達部材は、接地線
等とすることができ、この場合、接地線となる信号伝達
部材には、EMIフィルタを配置させないのが好まし
く、例えば、一部の信号伝達部材が電圧印加線とされ、
他の一部が接地線とされる直流電源用コネクタとして構
成することができる。
【0008】このような本発明によれば、コネクタを製
造する際、EMIフィルタを、絶縁性ハウジングのフィ
ルタ挿入部に挿入することで、当該EMIフィルタを絶
縁性ハウジング内に簡単に配設することが可能となる。
これにより、従来のハウジング内にEMIフィルタを無
理矢理押し込んで挿入していた場合に比べて、コネクタ
の製造作業が容易となる。また、複数の信号伝達部材の
うち、一部の信号伝達部材のみEMIフィルタを貫通さ
せることができるので、電気信号が流れる部分のみEM
I対策を施すことが可能となる。つまり、接地線を構成
する信号伝達部材にEMIフィルタを介在させないこと
で、EMIフィルタが接地線上のインピーダンス素子と
して作用することも防止され、接地線で接続される導体
同士の基準電位を揃えることが可能となる。
【0009】以上において、前述のフィルタ挿入部は、
複数の信号伝達部材の挿通方向に沿った断面が凹状に形
成されていることが好ましい。このように、フィルタ挿
入部を断面凹状に形成すれば、当該フィルタ挿入部の内
部底面をEMIフィルタの支持面とすることができるの
で、EMIフィルタをフィルタ挿入部に落とし込むだけ
で、当該EMIフィルタを所定位置に配設することが可
能となる。従って、コネクタの製造作業が一層容易とな
る。
【0010】また、前述のコネクタは、互いに対向配置
される一対の回路基板を物理的に接続し、かつ各回路基
板上に形成される導体同士を電気的に接続する基板間接
続用コネクタ、すなわち、いわゆるボードツーボードコ
ネクタとされ、絶縁性ハウジングの少なくとも一方の回
路基板側の端縁には、当該コネクタを回路基板に固定す
るための固定部が設けられていることが望ましい。この
ようにすれば、コネクタが回路基板に固定されるので、
回路基板とコネクタとの接続部分に大きな振動等が加わ
っても、コネクタがぐらつくことがなく、その接続を強
固にすることが可能となる。これにより、コネクタと回
路基板との電気的接続を確実に行うことが可能となる。
また、コネクタが直流電源用コネクタであれば、各回路
基板に形成される接地線のプリントパターンを、EMI
フィルタを配置しない信号伝達部材で接続することが可
能となるので、回路基板間の基準電位を揃えることが可
能となる。
【0011】さらに、前述のEMIフィルタとしては、
要するに、EMIを遮断できるあらゆる材料を採用でき
るが、フェライトコアから構成されているのが好まし
い。すなわち、フェライトコアは、背景技術で説明した
ように、EMI対策の用途に広く供給され、低コストで
EMI対策を施すことができるからである。
【0012】本願の第2発明は、絶縁性ハウジングと、
この絶縁性ハウジングに挿通され、導体同士を電気的に
接続する複数の信号伝達部材を備えたコネクタの製造方
法であって、複数の信号伝達部材は、絶縁性ハウジング
に挿通する方向と直交する方向に平行に配置され、絶縁
性ハウジングには、複数の信号伝達部材の挿通方向およ
び配置方向により規定される面を切り欠いて形成され、
かつ、複数の信号伝達部材のうち、少なくとも一部の信
号伝達部材が貫通するEMIフィルタが挿入されるフィ
ルタ挿入部が形成され、EMIフィルタをフィルタ挿入
部に挿入した後、絶縁性ハウジングに複数の信号伝達部
材を挿通し、コネクタを組み立てることを特徴とする。
【0013】このような本発明によれば、コネクタを製
造する際、EMIフィルタを、絶縁性ハウジングのフィ
ルタ挿入部に挿入することで、当該EMIフィルタを絶
縁性ハウジング内に簡単に配設することが可能となる。
これにより、従来のハウジング内にEMIフィルタを無
理矢理押し込んで挿入していた場合に比べて、コネクタ
の製造作業が容易となる。さらに、フィルタ挿入部にE
MIフィルタを挿入した後、絶縁性ハウジングに複数の
信号伝達部材を挿通する、つまり、信号伝達部材をEM
Iフィルタに貫通させることで、当該EMIフィルタを
所定位置に固定することが可能になるとともに、EMI
フィルタがフィルタ挿入部から外れることがない。これ
により、製造作業が容易な上、外力が加わっても分解さ
れにくいコネクタを得ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5には、本発明の一実施
形態に係るエンタテインメント装置1が示されている。
エンタテインメント装置1は、例えば、光ディスク等に
記録されているゲームプログラム等を読み出して、使用
者(ゲームプレーヤ)からの指示に応じて実行するもの
である。なお、ゲームの実行とは、主としてゲームの進
行、および表示や音声を制御することをいう。
【0015】エンタテインメント装置1は、電子部品等
を有する装置本体2と、この装置本体2を収容するエン
タテインメント装置用筐体3(以下、筐体という)とを
備えて構成されている。筐体3は、装置本体2が設けら
れるセンターシャーシ4と、このセンターシャーシ4を
挟持するとともに、装置本体2を収容する収納部材であ
るアッパーケース5およびロアーケース6とを備え、平
面四角形状、かつ、正面略L字形状に形成されている。
【0016】アッパーケース5の前面右側(正面から見
て右側)には、エンタテインメントのアプリケーション
プログラムが記録された記録媒体であるCD−ROMや
DVD−ROM等の光ディスクの動作制御を行うディス
ク装置11が設けられ、このディスク装置11のディス
クトレー11Bが露出している。また、ディスクトレー
11Bの右側(正面から見て右側)には、電源スイッチ
16と、ディスクトレー11Bをアッパーケース5から
出し入れ(ローディング)する操作を行うためのトレー
操作スイッチ17とが上下に配置されている。電源スイ
ッチ16の表面中央部分には、当該エンタテインメント
装置1への電力供給状態を表示する状態表示手段として
の発光体である赤色発光ダイオード(以下、赤色LE
D)71、および緑色発光ダイオード(以下、緑色LE
D)72が設けられている。これら赤色LED71およ
び緑色LED72は、ユニット化されており、いずれか
一方のみが発光するようになっている。また、トレー操
作スイッチ17の表面中央部分には、ディスク装置11
の動作状態を表示する発光体である青色発光ダイオード
(以下、青色LED)73が設けられている。
【0017】アッパーケース5の前面左側(正面から見
て左側)には、2つのスロット部18が露出している。
各スロット部18は、上段に配置されたメモリーカード
挿入部61と、下段に配置されたコントローラ接続部6
2とを備えている。メモリーカード挿入部61は、メモ
リーカード等の外部補助記憶装置が挿着されるものであ
り、その挿入孔61Aは、横方向に長い長方形状に形成
されている。このメモリーカード挿入部61には、その
内部に設けられている接続端子を保護するためのシャッ
タ61Bが設けられている。
【0018】コントローラ接続部62は、信号の入出力
を行うための入出力端子であり、操作装置であるコント
ローラから延びるコントローラケーブルの先端に形成さ
れている接続端子が接続される。その挿入孔62Aは、
横方向に長い略長方形状に形成されているとともに、下
側の角部分が上側の角部分に比べて丸みを帯びた形状と
なっている。このように挿入孔62Aを形成すること
で、コントローラの接続端子が誤った向きに接続されな
いようになっている。また、挿入孔62Aの形状を、メ
モリーカード挿入部61の挿入孔61Aの形状と異なる
構造にしたので、外部補助記憶装置を挿入孔62Aに誤
挿入するおそれがない。このコントローラ接続部62を
2つ備えることによって、2つのコントローラを接続す
ることが可能となり、2人の使用者が対戦ゲーム等を行
うことが可能となっている。また、各コントローラ接続
部62に接続されるコントローラで操作した結果は、そ
れぞれの上部に配置されるメモリーカード挿入部61に
挿着される外部補助記憶装置に記録されるようになって
いる。
【0019】ロアーケース6は、その前面および右側面
(正面から見て右側の側面)が、これに対応する上方の
アッパーケース5の前面および右側面よりも内側に奥ま
っている。言い換えると、ロアーケース6の幅寸法およ
び奥行き寸法は、アッパーケース5の幅寸法および奥行
き寸法よりも小さくなっていて、ロアーケース6の容積
は、アッパーケース5の容積よりも小さくなっている。
一方、ロアーケース6の左側面(正面から見て左側の側
面)は、これに対応するアッパーケース5の面に揃って
いる。これらにより、筐体3は、センターシャーシ4を
中心として非対称に構成されている(図2、図5)。ま
た、ロアーケース6の前面および側面に囲まれた平面
は、床面上(図示略)に当接される下面となっている。
つまり、エンタテインメント装置1は、ロアーケース6
の下面を床面上に当接して、水平方向に延びる横置き状
態で設置することができる。さらに、横置き状態におけ
る、アッパーケース5およびロアーケース6の面が揃っ
ている側面を床面上に当接すれば、垂直方向に延びる縦
置き状態で設置することができる。つまり、エンタテイ
ンメント装置1は、横置き状態および縦置き状態の両方
で使用可能となっている。
【0020】ロアーケース6の前面左側(正面から見て
左側)には、データ転送端子19および外部機器を接続
するための2つの外部機器接続端子20が露出してい
る。データ転送端子19は、IEEE1394規格に準
拠したものであり、この端子に接続されたケーブルをデ
ジタルカメラやビデオデッキ等に接続することで、デジ
タルカメラやビデオデッキで記録した映像や音声等をエ
ンタテインメント装置1に取り込むことが可能となって
いる。
【0021】2つの外部機器接続端子20は、USB
(Universal Serial Bus)規格に準拠したものであり、
キーボード等の入力装置や、マウス等のポインティング
デバイス、プリンタ等の印刷装置、光磁気ディスク等の
磁気メディアを用いた外部記憶装置等が接続可能となっ
ている。また、ロアーケース6の前面には、その長手方
向に沿って、外部から取り入れた空気を装置1内部へ冷
却空気として導入するためのスリット状の開口6Aが形
成されている。
【0022】センターシャーシ4は、図4に示されるよ
うに、エンタテインメント装置1の背面を形成する背面
部41と、この背面部41の高さ方向の中間部分に直交
するように設けられる板状の中敷部42とを備えて一体
に形成されている。背面部41は、筐体3の背面を覆う
ものであり、アッパーケース5の背面部分を塞ぐ程度の
長さ寸法を有する略長方形状に形成されたアッパー背面
部43と、ロアーケース6の背面部分を塞ぐ程度の長さ
寸法を有する略長方形状に形成されたロアー背面部44
とから構成されている。
【0023】アッパー背面部43の図4中右端縁近傍に
は、矩形状の切欠部43Aが形成されている。この切欠
部43Aには、外部電源から装置本体2に電力を供給す
るための電力供給用端子であるACインレット32A
と、外部電源からの電力の供給を操作する主電源スイッ
チ32Bとが配置されている。また、この切欠部43A
の下方となるロアー背面部44の図4中右端縁近傍に
は、光ディスクに記録されている映像信号、音声信号等
の各種信号を、テレビ等の表示装置に出力するための映
像音声出力端子21が露出している。映像音声出力端子
21の隣には、外部機器にデジタル信号を出力するため
の光出力端子22が露出している。例えば、この光出力
端子22に、MDレコーダー等を接続すれば、光ディス
クに記録されているデジタル音楽信号等を劣化させるこ
となく当該MDレコーダーに録音することが可能となっ
ている。
【0024】ロアー背面部44の図4中左端縁近傍に
は、PCMCIA規格に準拠したメモリーカードや、モ
デムカード等の各種カード型周辺装置が挿着されるPC
MCIAスロット23が露出している。このPCMCI
Aスロット23に挿着されたカード型周辺装置は、当該
PCMCIAスロット23の横に露出している取出ボタ
ン23Aを押すことによって取り外し可能となってい
る。さらに、背面部41の略中央には、装置1内部の空
気を排出する排気口41Aが設けられている。
【0025】中敷部42は、アッパーケース5の幅寸法
と略同じ幅寸法を有するとともに、当該アッパーケース
5の奥行き寸法と略同じ寸法を有して板状に形成され、
アッパー背面部43とロアー背面部44との境界部分に
直交して設けられている。この中敷部42の、背面部4
1に設けられている排気口41Aに対応する部分には、
排気ファン15を配置するための図示しない切欠部が形
成されている。
【0026】装置本体2は、図3および図5に示される
ように、ディスク装置11、電源装置である電源ユニッ
ト12、演算処理装置が搭載されるメインボード13等
を備えて構成されている。ここで、ディスク装置11お
よび電源ユニット12は、センターシャーシ4の中敷部
42上に配置され、メインボード13は、中敷部42と
ロアーケース6とで形成された空間に配置されている。
つまり、ディスク装置11および電源ユニット12と、
メインボード13とは、センターシャーシ4を介して互
いに反対側に配置されている。
【0027】電源ユニット12は、センターシャーシ4
の中敷部42上に載置された電源回路基板31と、外部
電源からの電力が入力される電源部32とを備えてい
る。電源部32は、前記ACインレット32Aおよび主
電源スイッチ32Bを備え、コネクタ31Bを介して電
源回路基板31に接続されている。つまり、外部電源の
電力は、主電源スイッチ32Bをオンすることで、AC
インレット32Aを通して電源回路基板31に供給され
るようになっている。
【0028】電源回路基板31は、中敷部42の略半分
の平面積を有し、当該電源回路基板31を構成するコン
デンサやコイル、変圧器等の回路素子31Aにより、外
部電源から供給された交流電力を、直流電力に変換およ
び所定電圧に変圧するものである。ここで、電源回路基
板31上には、前記ロアーケース6の前面に形成されて
いる開口6Aから導入された冷却空気の流れを、所定の
方向に導くための平面L字形状の案内板31Cが設けら
れている。また、電源回路基板31上には、図示しない
直流電圧が印加される電圧印加線および接地線等のプリ
ントパターン(導体)が形成されている。これにより、
電源ユニット12は、電源回路基板31によって得られ
た電力を、ディスク装置11やメインボード13等に供
給している。
【0029】この電源ユニット12の前記排気口41A
側には、当該排気口41Aに応じた位置に排気ファン1
5が取り付けられている。この排気ファン15も電源ユ
ニット12からの電力で駆動される。また、電源ユニッ
ト12の排気口41A側と反対側の開口6A近傍には、
後述する放熱手段である矩形ヒートシンク54およびス
ロット部18が配置されている。
【0030】ディスク装置11は、CD−ROMやDV
D−ROM等の光ディスクを再生するものであり、内部
に光ピックアップ部(図示略)が収納される装置本体1
1Aと、この装置本体11Aに光ディスクをローディン
グする前記ディスクトレー11Bとを含んで構成され、
電源ユニット12の隣に空いている部分の中敷部42上
に載置されている。
【0031】メインボード13は、演算処理ユニットで
あるCPU(Central Processing Unit)51およびそ
の周辺装置等からなる制御系(図示略)と、CPU51
からの信号に基づいて出力画像を形成する画像処理ユニ
ット等を含むグラフィックシステム(図示略)と、音
楽、効果音等を発生する音声処理ユニット等を含むサウ
ンドシステム(図示略)と、これら制御系、グラフィッ
クシステム、サウンドシステム等への電源ユニット12
からの電力の供給を制御する電力制御手段であるマイク
ロプロセッサユニット(図示略)と、アプリケーション
プログラムが記録されている光ディスクの制御を行う光
ディスク制御部(図示略)と、使用者からの指示が入力
されるコントローラからの信号や、コントローラに出力
される信号、およびビデオゲームの設定等を記憶する外
部補助記憶装置からのデータの入出力等を制御する通信
制御部(図示略)とを備え、中敷部42の下面に対向す
るように設けられている。このようなメインボード13
上にも、電源回路基板31と同様に、図示しない直流電
圧が印加される電圧印加線および接地線等のプリントパ
ターン(導体)が形成されている。
【0032】制御系は、CPU51と、割り込み制御や
ダイレクトメモリアクセス(DMA:Direct Memory Ac
cess)転送の制御等を行う周辺装置制御部と、ランダム
アクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)から
なるメインメモリ(主記憶装置)と、メインメモリ、グ
ラフィックスシステム、サウンドシステム等の管理を行
ういわゆるオペレーティングシステム等のプログラムが
格納されたリードオンリーメモリ(ROM:Read Only
Memory)とを備えている。なお、ここでいうメインメモ
リは、そのメモリ上でプログラムを実行できるものをい
う。
【0033】CPU51は、ROMに記憶されているソ
フトウェア情報であるオペレーティングシステムを実行
(演算処理)することにより、エンタテインメント装置
1全体を制御するもので、例えば、128ビットのRI
SC(Reduced InstructionSet Computer)−CPUか
らなる。グラフィックシステムは、CPU51からの描
画指示に従って描画を行う画像処理ユニットと、この画
像処理ユニットにより描画された画像を記憶するフレー
ムバッファとを備えている。画像処理ユニットは、CP
U51からの描画命令に従って、フレームバッファに対
して多角形(ポリゴン)等の描画を行う。この画像処理
ユニットは、1秒間に最大7500万程度のポリゴンの
描画を行うことが可能となっている。サウンドシステム
は、CPU51からの指示に基づいて、BGM、効果音
等を発生する音声処理ユニットと、この音声処理ユニッ
トにより波形データ等が記録されるサウンドバッファと
を備えている。
【0034】このようなCPU51および画像処理ユニ
ットの上面には、放熱手段である熱伝導率の高いアルミ
ニウム製の熱伝導部材52が、当該CPU51および画
像処理ユニットに跨って接着剤で取り付けられている。
これらCPU51、画像処理ユニットおよび熱伝導部材
52は、金属製の遮蔽部材53で覆われている。
【0035】遮蔽部材53は、熱伝導部材52の上面に
当接される平面遮蔽部55と、この平面遮蔽部55の両
端縁からメインボード13の上面に向かって延びる断面
L字形状の側面遮蔽部56とを含んで構成されているこ
の遮蔽部材53を設けることにより、電源ユニット12
等から発生するノイズ等の外乱がCPU51等に侵入す
るのを容易に防ぐことが可能となり、CPU51等の安
定な動作を確実に維持することが可能となる。
【0036】ここで、熱伝導部材52には、CPU51
および画像処理ユニットの温度を検出する温度検出手段
である図示しない温度センサが設けられている。この温
度センサは、熱伝導部材52の温度を検出するセンサ部
と、検出した温度を温度検出信号に変換する信号変換部
とを備えたセンサ一体型のIC(Integrated Circuit)
であり、この出力は、マイクロプロセッサユニットに接
続されている。マイクロプロセッサユニットは、前記温
度センサからの温度異常検出信号に基づいて電源ユニッ
ト12からメインボード13のCPU51および画像処
理ユニットへの電力の供給を制御するようになってい
る。
【0037】熱伝導部材52の端部上面には、放熱手段
である矩形状の矩形ヒートシンク54が設けられてい
る。つまり、矩形ヒートシンク54は、熱伝導部材52
を介してCPU51および画像処理ユニットに跨って配
置されている。この矩形ヒートシンク54は、熱伝導部
材52の上面からアッパーケース5の上部近傍まで延び
ている。このため、図5に示されるように、中敷部42
および平面遮蔽部55には、矩形ヒートシンク54が設
けられる位置に応じた位置に開口42B、55Aが形成
されている。
【0038】光ディスク制御部は、例えば、エラー訂正
符号(ECC:Error Correction Code)が付加されて
記録されているプログラムやデータ等を復号するデコー
ダと、ディスク装置11からのデータを一時的に記憶す
ることにより、光ディスクからのデータの読み出しを高
速化するバッファとを備えている。通信制御部には、コ
ントローラ接続部62およびメモリーカード挿入部61
からなる前記各スロット部18の一端が電気的に接続さ
れている(図示略)。これにより、使用者からの指示が
入力されるコントローラからの信号や、コントローラに
出力される信号、およびビデオゲームの設定等を記憶す
る外部補助記憶装置からのデータの入出力等の制御が行
われるようになっている。また、この通信制御部には、
各スロット部18の他、データ転送端子19や、外部機
器接続端子20、光出力端子22、PCMCIAスロッ
ト23等も電気的に接続され、当該通信制御部は、これ
ら端子等に接続および挿着される外部機器等との信号の
入出力制御も行うようになっている。
【0039】このようなメインボード13には、図6に
示されるように、電源回路基板31で所定電圧に変圧さ
れた直流電力がコネクタ80を介して供給されている。
このコネクタ80は、一端が電源回路基板31の下面に
取り付けられている第1接続部31Dに接続され、他端
がメインボード13上に取り付けられている第2接続部
13Aに接続されている。これにより、電源回路基板3
1とメインボード13とは相互に連結されている。な
お、第1接続部31Dおよび第2接続部13Aには、そ
れぞれ電源回路基板31上およびメインボード13上に
形成されるプリントパターン(図示略)に接続されてい
る図示しない端子が設けられている。
【0040】詳しくは、コネクタ80は、図7および図
8にも示されるように、可撓性を有する樹脂成型品で形
成された略箱状の絶縁性ハウジング81と、この絶縁性
ハウジング81に挿通され、電源回路基板31上および
メインボード13上に形成されるプリントパターン同士
を電気的に接続する4本の信号伝達部材82A〜82D
と、絶縁性ハウジング81内に設けられているEMIフ
ィルタであるフェライトコア83とを備えて構成されて
いる。
【0041】4本の信号伝達部材82A〜82Dは、絶
縁性ハウジング81に挿通する方向と直交する方向に平
行に配置されている。そして、電源回路基板31で所定
電圧に変圧された直流電力を流すために、4本の信号伝
達部材82A〜82Dのうち、2本の信号伝達部材82
A、82Bは、直流電圧が印加される電圧印加線とさ
れ、他の2本の信号伝達部材82C、82Dは、接地線
とされている。つまり、コネクタ80は、直流電源用の
コネクタとなっている。
【0042】絶縁性ハウジング81には、前記4本の信
号伝達部材82A〜82Dが挿通される挿通孔81Aが
形成されているとともに、信号伝達部材82A〜82D
の挿通方向および配置方向により規定される絶縁性ハウ
ジング81表面を切り欠いて形成され、かつ、フェライ
トコア83が挿入される、フィルタ挿入部である凹部8
1Eが2本の信号伝達部材82A、82B側に形成され
ている。この凹部81Eは、信号伝達部材82A〜82
Dの挿通方向に沿って断面が凹状に形成されている。従
って、凹部81Eの内部底面は、挿入されたフェライト
コア83の支持面となっている。
【0043】また、絶縁性ハウジング81の一端縁に
は、孔81Dが形成されるとともに、上面が中敷部42
の下面に当接する固定部81Cが形成されている。さら
に、絶縁性ハウジング81の他端の端面には、第2接続
部13Aに嵌合される2つの嵌合部81Bが信号伝達部
材82A〜82Dを挟んで筋交いとなる位置に形成され
ている。ここで、中敷部42および電源回路基板31の
前記孔81Dに対応した位置には、それぞれ図示しない
挿通孔および雌ねじ部が形成されている。これにより、
固定部81Cの下面側からボルトを挿通し、電源回路基
板31の雌ねじ部に当該ボルトを螺合することで、コネ
クタ80が中敷部42を介して電源回路基板31に固定
されるようになっている。
【0044】フェライトコア83は、外形を形成する外
殻部83Aと、外殻部83Aの内部に形成されている2
つの挿通部83B、83Cとを備えて多層構造とされる
とともに、絶縁性ハウジング81の幅寸法の略半分程度
の幅寸法を有して略円柱状に形成され、前記凹部81E
に挿入されている。
【0045】これら挿通部83B、83Cには、絶縁性
ハウジング81の挿通孔81Aを挿通する2本の信号伝
達部材82A、82Bが貫通するようになっている。こ
の際、凹部81Eの深さ寸法は、信号伝達部材82A、
82Bが露出するような寸法に設定され、この部分で当
該信号伝達部材82A、82Bをフェライトコア83に
貫通させる。このため、信号伝達部材82A、82Bの
挿通孔81Aおよび挿通部83B、83Cへの挿通が簡
単に行えるようになっている。ここで、2本の信号伝達
部材82A、82Bは、それぞれフェライトコア83の
各挿通部83B、83Cに挿通されていることから、当
該挿通部83B、83Cを介して一つずつ区画されてい
る。
【0046】このように、電圧印加線を構成する2本の
信号伝達部材82A、82Bをフェライトコア83に貫
通させることで、当該信号伝達部材82A、82BにE
MI対策を施している。一方、接地線を構成する信号伝
達部材82C、82Dにフェライトコア83を介在させ
ないことで、信号伝達部材82C、82Dで接続される
電源回路基板31およびメインボード13上に形成され
た接地線のプリントパターン同士の基準電位を揃えてい
る。
【0047】次に、このようなコネクタ80の製造手順
を以下に説明する。まず、挿通孔81Aおよび凹部81
E等が形成された絶縁性ハウジング81を製造してお
く。そして、この絶縁性ハウジング81の凹部81Eに
フェライトコア83を落とし込んで挿入した後、当該絶
縁性ハウジング81の挿通孔81Aに信号伝達部材82
A〜82Dを挿通する。このようにして、コネクタ80
を製造する。
【0048】このように製造されたコネクタ80の両端
をそれぞれ第1接続部31Dおよび第2接続部13Aに
接続し、信号伝達部材82A〜82Dの両端部を、各接
続部31D、13A内の端子に接触させることで、電源
回路基板31で所定電圧に変圧された直流電力がメイン
ボード13に供給されるようになっている。つまり、コ
ネクタ80は、互いに対向配置される一対のメインボー
ド13および電源回路基板31を物理的に接続し、か
つ、メインボード13上および電源回路基板31上に形
成されるプリントパターン同士を電気的に接続する基板
間接続用コネクタ(ボードツーボードコネクタ)であ
る。
【0049】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、コネクタ80を製造する
際、フェライトコア83を、絶縁性ハウジング81の凹
部81Eに挿入するだけで、当該フェライトコア83を
絶縁性ハウジング81内に簡単に配設することができる
ので、従来に比べて、コネクタ80の製造作業を容易に
行うことができる。
【0050】また、4本の信号伝達部材82A〜82D
のうち、電圧印加線とされた2本の信号伝達部材82
A、82Bのみをフェライトコア83に貫通させたの
で、電圧が印可される部分のみEMI対策を施すことが
できる。つまり、他の接地線を構成する信号伝達部材8
2C、82Dにフェライトコア83を介在させないこと
で、フェライトコア83が接地線上のインピーダンス素
子として作用することも防止でき、メインボード13上
および電源回路基板31上に形成される接地線のプリン
トパターンをこの信号伝達部材82C、82Dで接続す
ることで、基準電位を揃えることができる。
【0051】さらに、絶縁性ハウジング81を、可撓性
を有する樹脂成型品で形成したので、信号伝達部材82
A〜82Dを当該絶縁性ハウジング81に挿通する際、
簡単に挿通させることができ、これにより、コネクタ8
0の製造を容易に行うことができる。
【0052】また、凹部81Eを、4本の信号伝達部材
82A〜82Dの挿通方向に沿って断面凹状に形成し、
当該凹部81Eの内部底面をフェライトコア83の支持
面としたので、フェライトコア83を凹部81Eに落と
し込むだけで、当該フェライトコア83を所定位置に配
設することができる。従って、コネクタ80の製造作業
を一層容易に行うことができる。
【0053】さらに、絶縁性ハウジング81に、固定部
81Cを設けたので、当該コネクタ80が電源回路基板
31に固定され、電源回路基板31とコネクタ80との
接続部分に大きな振動等が加わっても、コネクタ80が
ぐらつくことがなく、その接続を強固にすることができ
る。これにより、コネクタ80と電源回路基板31との
電気的接続を確実に行うことができる。
【0054】また、コネクタ80が直流電源用コネクタ
であるので、メインボード13上および電源回路基板3
1上に形成される接地線のプリントパターンを、フェラ
イトコア83を配置しない信号伝達部材82C、82D
で接続することで、メインボード13および電源回路基
板31間の基準電位を揃えることができる。
【0055】さらに、絶縁性ハウジング81に4本の信
号伝達部材82A〜82Dを挿通させる際、信号伝達部
材82A、82Bをフェライトコア83に貫通させたの
で、当該フェライトコア83を所定位置に固定すること
ができるとともに、フェライトコア83が凹部81Eか
ら外れることがない。これにより、製造作業が容易な
上、外力が加わっても分解されにくいコネクタ80を得
ることができる。
【0056】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、固定部としては、絶縁性ハウジング81の電源
回路基板31側にだけ設けるに限らず、例えば、メイン
ボード13側にも設けてもよい。また、電源回路基板3
1とコネクタ80との接続部分に大きな振動等が加わっ
ても、コネクタ80がぐらつくことがなければ、固定部
を設けなくてもよい。
【0057】さらに、フィルタ挿入部としては、信号伝
達部材82A〜82Dの配置方向に沿って、2本の信号
伝達部材82A、82Bを露出させるように形成してい
たが、これに限らず、例えば、4本の信号伝達部材82
A〜82Dを露出させるように形成してもよい。このよ
うにすれば、交流電源用のコネクタとしても利用するこ
とができる。
【0058】また、フィルタ挿入部としては、断面凹状
に限らず、例えば、絶縁性ハウジング81の一方の面か
ら他方の面に貫通させてもよい。要するに、複数の信号
伝達部材の挿通方向および配置方向により規定される面
を切り欠いて形成され、かつ、複数の信号伝達部材のう
ち、少なくとも一部の信号伝達部材が貫通するフェライ
トコアが挿入されるようになっていればよく、その形状
等は実施に当たって適宜決めればよい。
【0059】また、コネクタとしては、基板間を接続す
るものに限らず、例えば、プリントパターン同士や回路
素子同士を直接接続するものでもよい。
【0060】さらに、信号伝達部材としては、電圧印加
線および接地線から構成するに限らず、例えば、電圧印
加線、接地線、制御信号線から構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のコネクタ
およびその製造方法によれば、信号線を流れる電気信号
に応じてフェライトコアを配置してEMI対策が行わ
れ、かつ、製造作業を容易に行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエンタテインメン
ト装置を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態におけるエンタテインメント装置
を示す正面図である。
【図3】前記実施形態におけるエンタテインメント装置
の内部構造を示す斜視図である。
【図4】前記実施形態におけるエンタテインメント装置
の背面部分を示す斜視図である。
【図5】図3のV−V線に沿った断面図である。
【図6】前記実施形態における電源回路基板とメインボ
ードとの接続部分を示す拡大図である。
【図7】前記実施形態におけるコネクタを示す(a)正
面図、(b)平面図、(c)断面図である。
【図8】前記実施形態におけるコネクタを示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
13 メインボード 31 電源回路基板 80 コネクタ 81 絶縁性ハウジング 81C 固定部 81E フィルタ挿入部である凹部 82A〜82D 信号伝達部材 83 フェライトコア(EMIフィルタ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性ハウジングと、この絶縁性ハウジン
    グに挿通され、導体同士を電気的に接続する複数の信号
    伝達部材を備えたコネクタであって、 前記複数の信号伝達部材は、前記絶縁性ハウジングに挿
    通する方向と直交する方向に平行に配置され、 前記絶縁性ハウジングには、前記複数の信号伝達部材の
    挿通方向および配置方向により規定される面を切り欠い
    て形成され、かつ、前記複数の信号伝達部材のうち、少
    なくとも一部の信号伝達部材が貫通するEMI(Electr
    oMagnetic Interference)フィルタが挿入されるフィル
    タ挿入部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のコネクタにおいて、 前記フィルタ挿入部は、前記複数の信号伝達部材の挿通
    方向に沿った断面が凹状に形成されていることを特徴と
    するコネクタ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のコネクタ
    において、 互いに対向配置される一対の回路基板を物理的に接続
    し、かつ各回路基板上に形成される導体同士を電気的に
    接続する基板間接続用コネクタとされ、 前記絶縁性ハウジングの少なくとも一方の回路基板側の
    端縁には、当該コネクタを前記回路基板に固定するため
    の固定部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載のコ
    ネクタにおいて、 前記EMIフィルタは、フェライトコアから構成されて
    いることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】絶縁性ハウジングと、この絶縁性ハウジン
    グに挿通され、導体同士を電気的に接続する複数の信号
    伝達部材を備えたコネクタの製造方法であって、 前記複数の信号伝達部材は、前記絶縁性ハウジングに挿
    通する方向と直交する方向に平行に配置され、 前記絶縁性ハウジングには、前記複数の信号伝達部材の
    挿通方向および配置方向により規定される面を切り欠い
    て形成され、かつ、前記複数の信号伝達部材のうち、少
    なくとも一部の信号伝達部材が貫通するEMIフィルタ
    が挿入されるフィルタ挿入部が形成され、 前記EMI
    フィルタを前記フィルタ挿入部に挿入した後、前記絶縁
    性ハウジングに前記複数の信号伝達部材を挿通し、前記
    コネクタを組み立てることを特徴とするコネクタの製造
    方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のコネクタの製造方法にお
    いて、 前記EMIフィルタは、フェライトコアから構成されて
    いることを特徴とするコネクタの製造方法。
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