JPH08276735A - 自動車用ドアのシーリングスクリーン - Google Patents

自動車用ドアのシーリングスクリーン

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JPH08276735A
JPH08276735A JP10066195A JP10066195A JPH08276735A JP H08276735 A JPH08276735 A JP H08276735A JP 10066195 A JP10066195 A JP 10066195A JP 10066195 A JP10066195 A JP 10066195A JP H08276735 A JPH08276735 A JP H08276735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
inner panel
door inner
screen
sealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10066195A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Haruhara
昭 春原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP10066195A priority Critical patent/JPH08276735A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ドアの内部から車室内への水の侵入
を防止するシーリングスクリーンのにおいて、取付作業
性を向上させ、かつ整備作業の効率化、低コスト化を図
れるようにする。 【構成】 シーリングスクリーン5に、ドアインナパネ
ル3に存在する作業用穴4に対応して膨出部6を設け
る。膨出部6は、シーリングスクリーン5に小片7の全
周を溶着させ、その際内部に空気を封入することにより
形成する。クリップ等によりドアインナパネル3に取り
付けたシーリングスクリーン5の上からドアトリム8を
装着する。ドアトリム8によって、膨出部6を作業用穴
4の内部に膨出させるとともに、作業用穴4の全周縁4
aに密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアインナパネルに開
口する作業用穴等から車室内への水の侵入を防止する、
自動車用ドアのシーリングスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシーリングスクリーンに
は、例えば図4に示したものが知られている(平成5年
7月 日産自動車株式会社発行 「整備要領書 NIS
SANクルー」 OC−11頁〜15頁)。すなわち、
自動車のドア21の車室内側を形成するドアインナパネ
ル22には、ドア21内部にドアロック装置等を取り付
ける際に用いられる複数の作業用穴23・・・が設けら
れている。ドアインナパネル22の車室内側には、その
全域に、0.05mm〜0.1mm程度の厚さを有する
膜状のシーリングスクリーン24が貼設されており、こ
のシーリングスクリーン24によって、雨天時や洗車時
にドア21内部に流入した水が、ドアインナパネル22
の作業用穴23・・・から車室内へ侵入することが防止
されている。また、かかるシーリングスクリーン24
は、一般にその全周をドアインナパネル22側に塗布さ
れるとともにシーリングを兼ねた接着剤25(又はブチ
ブルゴム)によりドアインナパネル22に接着されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシーリングスクリーン24にあっては、シー
ル性を確保するため、その貼設作業時には接着剤25に
厚みを付ける必要があり、取付作業性が悪かった。一
方、ドア21内部のドアロック装置等の整備時には、そ
れを剥がすことを余儀なくされるが、シーリングスクリ
ーン24は、その全周をドアインナパネル22に接着さ
れているため、整備前に剥がす時点で破れてしまい、整
備後にはまた新たなシーリングスクリーンが必要となる
場合が多い。しかも新たなシーリングスクリーンを貼設
する際には、ドアインナパネル22側に残った残骸や、
接着剤25等をある程度きれいに剥がす養生が要求され
るため、整備作業の効率化、低コスト化を阻害する要因
ともなっていた。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、取付作業性を向上させ、かつ整備
作業の効率化、低コスト化を図ることができるシーリン
グスクリーンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、自動車用ドアの車室内側を形成す
るドアインナパネルと、該ドアインナパネルの車室内側
を覆うドアトリムとの間に設けられ、前記ドアインナパ
ネルに設けられた開口部から車室内への水の侵入を防止
する膜状のシーリングスクリーンにおいて、前記開口部
に対応した位置に設けられ、内部に封入された気体によ
り車室内側から前記開口部の内部に膨出するとともに、
前記開口部の全周縁に密着する膨出部が設けられたもの
とした。また、好ましくは、前記膨出部が、前記ドアト
リムに設けられているものとした。
【0006】
【作用】前記構成において、シーリングスクリーンをド
アインナパネルに取り付ける際、シーリングスクリーン
の膨出部は、内部に封入された気体により車室内側から
ドアインナパネルの開口部の内部に膨出するとともに、
膨出部は開口部で保持される。そして、ドアトリムを車
室内側からドアインナパネルに取り付けることによって
ドアトリムに押圧され開口部の全周縁に密着し開口部を
閉鎖する。したがって、シーリングスクリーンは、ドア
インナパネルに接着されなくとも膨出部により充分なシ
ール性を確保しつつドアインナパネルの開口部を閉鎖す
ることができる。一方、シーリングスクリーンは膜状で
あるとともに、膨出部の内部には気体が封入されている
ため、膨出部は常時適当な弾力性を保有しつつドア内部
に膨出する。したがって、膨出部によってドアトリムの
ガタツキが防止される。
【0007】また、膨出部が、ドアトリムに設けられて
いるものでは、膨出部をドアインナパネルの開口部に車
室内側から膨出させてドアトリムをドアインナパネルに
取り付ける。したがって、ドアトリムの取付作業が容易
となるとともに、前述と同様の作用が得られる。したが
って、膨出部のクッション作用によってドア内部に配設
されたトリム部品やドアトリムのガタツキが防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち図1に示すように、自動車用のドア1
は、車体側部を形成するドアアウタパネル2と、車室内
の側部を形成するドアインナパネル3とによって構成さ
れている。ドアインナパネル3には、ドア1内部にドア
ロック装置等を取り付ける際に用いられる作業用穴4が
設けられており、作業用穴4は、本発明にかかるシーリ
ングスクリーン5によって閉鎖されている。
【0009】シーリングスクリーン5は膜状であるとと
もに、図2に示すように、前記ドアインナパネル3に開
口する複数の作業用穴4やスピーカーの取付穴等に対応
する部位には、それぞれ膨出部6・・・が設けられてい
る。各々の膨出部6・・・は、ドアインナパネル3側に
位置するシーリングスクリーン5の裏面5aに、同様の
材質からなる膜状の小片7を全周に亙って高周波溶着し
て袋体を形成し、その際、袋体の内部6aに空気を封入
することによって形成されている。なお、複数の膨出部
6・・・は、対応する作業用穴4等の形状に対応してお
り互いに異なっている。
【0010】一方、シーリングスクリーン5は、従来と
同様に略中央部に設けたマークMをドアインナパネル側
の所定部位に位置決めした後、外周部の複数箇所をクリ
ップ(図示せず)にてドアインナパネル3に取り付けら
れている。また、ドアインナパネル3には、シーリング
スクリーン5の上からドアトリム8が装着されている。
ドアトリム8は、板状の基材8aの車室内側の表面に表
皮8bが被覆されたものであって、シーリングスクリー
ン5の前記膨出部6・・・をドアインナパネル3側へ押
圧している。これにより、膨出部6は、図1に示したよ
うに前記作業用穴4の内部に膨出するとともに、作業用
穴4の全周縁4aに密着している。
【0011】以上の構成からなる本実施例において、シ
ーリングスクリーン5の膨出部6・・・は、前述したよ
うに内部6aに封入された空気により車室内側からドア
インナパネル3の作業用穴4等の内部に膨出するととも
に、その全周縁4aに密着することにより作業用穴4等
を閉鎖する。これにより、雨天時や洗車時にドア1内部
に流入した水が、図1に矢印で示したように、ドアイン
ナパネル3の作業用穴4等から車室内へ侵入することが
防止されている。
【0012】一方、シーリングスクリーン5が膜状であ
るとともに、膨出部6・・・の内部6aには気体が封入
されているため、膨出部6・・・は常時適当な弾力性を
保有しつつ作業用穴4等の全周縁4aに密着する。した
がって、シーリングスクリーン5は、ドアインナパネル
3に接着されなくとも膨出部6・・・により充分なシー
ル性を確保しつつドアインナパネル3の作業用穴4等を
閉鎖することができる。よって、従来のようにその全周
をドアインナパネル3へ接着させるものに比べて、ドア
インナパネル3への取付作業性が向上するとともに、整
備作業に伴い取り外す際の作業性がよい。また、いった
ん取り外した後の再使用が可能であるとともに、その際
には、従来必要であったドアインナパネル3の養生が不
要である。したがって、整備作業の効率化および低コス
ト化を図ることが可能である。
【0013】また、膨出部6・・・が、ドアインナパネ
ル3の車室内側を覆うドアトリム8に押圧され作業用穴
4等の全周縁4aに密着するものであることから、膨出
部6・・・の弾性力によってドアトリム8のガタツキが
防止される。また、膨出部6・・・がドア内部に膨出し
てドア内部に配設されたトリム部品、例えばドアロック
装置のリンケージ等のクッション材として作用すること
から、トリム部品のガタツキが防止される。よって、こ
れらトリム部品のガタツキやドアトリム8のガタツキに
よる低級音の発生を防止することが可能となる。
【0014】なお、ドアトリム8以外の他の部材により
シーリングスクリーン5をドアインナパネル3側へ押圧
するようにしても構わない。或は、シーリングスクリー
ン5の必要箇所をドアインナパネル3に取り付ける等の
他の方法によって、膨出部6・・・を作業用穴4等の全
周縁4aに密着させる構成としてもよい。
【0015】また、図3に示すように、ドアトリム11
の裏面11aの複数箇所に、前述した実施例で述べた小
片7を高周波溶着して袋体12を形成し、その内部12
aに空気を封入して膨出部13を形成するようにしても
よい。かかる構成においては、膨出部13をドアインナ
パネル側の作業用穴等に車室内側から膨出させてドアト
リム11をドアインナパネルに取り付ける。したがっ
て、図1及び図2に示したものと同様の効果に加え、ド
アスクリーンの取付作業が不要となるため、ドアトリム
11のドアインナパネルへの取付作業が容易となる。ま
た膨出部13のクッション作用によってドア内部に配設
されたトリム部品やドアトリムのガタツキが防止され
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシーリン
グスクリーンにあっては、内部に封入された気体により
車室内側からドアインナパネルの開口部の内部に膨出す
るとともに、開口部の全周縁に密着する膨出部を設け、
シーリングスクリーンをドアインナパネルに接着しなく
とも、膨出部によって充分なシール性を確保しつつ前記
開口部を閉鎖できるようにした。よって、ドアインナパ
ネルへの取付作業性が向上するとともに、整備作業に伴
い取り外す際の作業性がよい。また、いったん取り外し
た後の再使用が可能であるとともに、その際には、従来
必要であったドアインナパネルの養生が不要である。し
たがって、整備作業の効率化および低コスト化を図るこ
とが可能となる。
【0017】また、膨出部の弾性力によってドア内部の
トリム部品やドアトリムのガタツキが防止できる。よっ
て、ガタツキによる低級音の発生を低下を防止すること
が可能となる。さらに、膨出部をドアトリムに設けたも
のでは、ドアスクリーンの取付作業が不要となり、ドア
トリムのドアインナパネルへの取付作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシーリングスクリー
ンの取付状態を示す図2のA−A断面に相当する模式断
面図である。
【図2】同実施例のシーリングスクリーンを示す外観図
である。
【図3】他の実施例を示す模式断面図である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 ドアインナパネル 4 作業用穴(開口部) 4a 全周縁 5 シーリングスクリーン 6 膨出部 6a 内部 8 ドアトリム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ドアの車室内側を形成するドア
    インナパネルと、該ドアインナパネルの車室内側を覆う
    ドアトリムとの間に設けられ、前記ドアインナパネルに
    設けられた開口部から車室内への水の侵入を防止する膜
    状のシーリングスクリーンにおいて、前記開口部に対応
    した位置に設けられ、内部に封入された気体により車室
    内側から前記開口部の内部に膨出するとともに、前記開
    口部の全周縁に密着する膨出部が設けられたことを特徴
    とする自動車用ドアのシーリングスクリーン。
  2. 【請求項2】 前記膨出部が、前記ドアトリムに設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のシーリングス
    クリーン。
JP10066195A 1995-03-31 1995-03-31 自動車用ドアのシーリングスクリーン Pending JPH08276735A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10066195A JPH08276735A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 自動車用ドアのシーリングスクリーン

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JP10066195A JPH08276735A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 自動車用ドアのシーリングスクリーン

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JPH08276735A true JPH08276735A (ja) 1996-10-22

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JP (1) JPH08276735A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002130A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Fuji Heavy Ind Ltd シール機能を持った内装材
JP2007290684A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Nissan Motor Co Ltd シーリングスクリーン、ドア及びシーリングスクリーンの取付方法
JP2013067257A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Honda Motor Co Ltd 車両用ドア
JP2014091431A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Ts Tech Co Ltd ドアホールシール構造

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