JPH08272861A - 診療情報システム - Google Patents

診療情報システム

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JPH08272861A
JPH08272861A JP7278895A JP7278895A JPH08272861A JP H08272861 A JPH08272861 A JP H08272861A JP 7278895 A JP7278895 A JP 7278895A JP 7278895 A JP7278895 A JP 7278895A JP H08272861 A JPH08272861 A JP H08272861A
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一夫 相坂
Akihide Hashizume
明英 橋詰
Yoshiki Murakami
芳樹 村上
Kumiko Tsutsui
久美子 筒井
Hitoshi Matsuo
仁司 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者の知る権利の向上を図る電子化された診
療情報システムを提供する。 【構成】 診療内容等を記憶手段43から読み出し診療
データを端末に表示するさいに、診療用形式で表示する
第1の表示手段、説明用形式で表示する第2の表示手段
を配置する。第1の表示手段は第1の出力制御手段30
0により、第2の表示手段は第2の出力制御手段400
により制御され、端末の利用者・利用目的・設置場所等
に応じて、いずれの表示手段を用いるかを選択する自動
選択手段200を設ける。第2の表示手段は待合室に設
置され、患者が自由に参照できる。 【効果】患者が自由に診療内容の説明を受けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機関において診療
情報を電子的に伝送・保管するための、診療情報システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機技術の発達により、病院等の医療
機関で扱う診療情報を電子的に扱うシステムが普及しつ
つあり、「電子カルテシステム」等と呼称されている。
このようなシステムでは、病院内の様々な部門に配置さ
れたパソコンがネットワークで接続されており、情報を
電子的に送受することが可能である。従って医師から他
部門への診療の指示(オーダ)を伝達する際に、これま
で紙の伝票を記入・発行していたのに代って、パソコン
の画面へ所定の情報を入力し、伝送は電子的に行なう方
法が普及しつつある。
【0003】このようなシステムとして、例えば、特開
平6−223089号公報に示されているシステムがあ
る。以下、この従来技術によるシステムの機能例を、図
11及び図14を用いて説明する。
【0004】図11は、医師が薬剤部門に対して、投薬
の指示即ち処方オーダを発行する画面1100を示す。
この画面は、医師が処方箋に記載する項目を、画面左側
の処方表示領域1130にまとめたものであり、投薬す
る薬品の名称及び用量(投与量)を表示する行113
1、用法(投与方法)・投与日数及び開始日を表示する
行1132からなる。なお、用法及び投与開始日が共通
の薬品は、用法区分と通称されるグループ1133にま
とめられ、間は区切り線1134で区分されている。
【0005】また画面の右側には、薬品名を入力する領
域1120が配置されている。医師が処方箋を発行する
時は、入力領域1120に薬品名の頭文字を入力した後
検索ボタン1121をクリックすることにより、領域1
122に薬品リストが表示される。医師がこの中から所
望の薬品をカーソル1123により選択すると、当該薬
品は表示領域1130にコピーされ、同時に用量・用法
等のデフォルト値が設定される。用量・用法等を変更す
る場合には、当該項目をクリックすると変更用サブウィ
ンドウ1135が表示されるので、所望の内容を選択す
る。更に複雑な変更(ある薬を別の用法区分に移す、な
ど)が必要な場合は、領域1110のボタン群を用いて
編集作業をおこなう。以上により入力が終了すると、領
域1110右端の発行ボタンにより処方箋を薬剤部へ電
送する。
【0006】次に図14は、医師が検査部門に対して検
査オーダを発行する画面1400を示す。この画面は下
半分が検査項目一覧表1401となっており、医師が多
数の検査の中から患者に必要な検査項目1402をクリ
ックすると、当該項目がオーダ項目リスト1403内に
入力項目1404としてコピーされる。必要な項目を全
てコピーした後、発行ボタン1405により検査オーダ
を検査部へ電送する。以上のシステムによりオーダの伝
達高速化による業務効率向上が図れる。これに加えて、
電子情報は複製が容易なため、診療情報を複製して患者
に供与することが簡単に行なえる、というメリットが生
れる。これは近年重要視されつつある「患者の知る権
利」(インフォームドコンセント)を改善する為の有効
な手段となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のシ
ステムでは、医療従事者(医師や看護婦等)が情報を扱
うことを前提として、システム機能が設計されていた。
この結果、システムをインフォームドコンセント向上に
役立てる為には、以下の課題があった。
【0008】(1)情報の内容が、医療の専門知識のな
い一般の患者には理解し難い。
【0009】例えば、図11の画面を用いて患者に処方
内容を説明しようとする場合、画面上には薬の名前のみ
が表示されており、その薬の成分、投与目的、使用上の
注意等は一般の患者にはわからない。この結果、医師や
看護婦による説明が必要となり、患者が自らの要望によ
り自由に診療情報を知ることの妨げとなっていた。
【0010】(2)診療の必要上患者に知らせない方が
よい内容まで、患者に見えてしまうことがある。例え
ば、図11の2つ目に表示されている薬品は著名な抗ガ
ン剤であり、医師が治療上の利益から患者に病名を秘匿
する必要があると判断した場合には、表示されないこと
が望ましい。
【0011】以上の様に、医療従事者向きの情報をその
まま患者に開示すると、様々な問題が生じる。本発明の
目的は、これらの課題を解決し、医療従事者のみならず
患者にも有益な診療情報システムを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の診療情報システ
ムは、以下に説明する特徴を有する本発明の第1の特徴
は、患者の疾病を診断、治療又は予防する為のデータ
を、電子的手段を用いて短期的又は長期的に記憶する記
憶手段を有する診療情報システムであって、上記データ
を出力する出力手段と、上記データを出力手段に出力す
る際に当該データの出力形式を制御する出力制御手段
と、を備えるシステムにおいて、出力制御手段として、
医師の診療行為に用いる診療用形式によりデータを出力
する第1の出力手段を制御する第1の出力制御手段と、
患者への診療内容説明に用いる説明用形式によりデータ
を出力する第2の出力手段を制御する第2の出力制御手
段と、2つの出力制御手段のいずれを用いるかを選択す
る選択手段とを有することにある。
【0013】本発明の第2の特徴は、第1の特徴を有す
る診療情報システムにおいて、第1又は第2の出力制御
手段は、診療の必要に応じて一部のデータの出力を抑制
するためのデータ秘匿手段を備えることにある。
【0014】本発明の第3の特徴は、第1の特徴を有す
る診療情報システムにおいて、選択手段は、各出力手段
の設置場所、又は該診療情報システムを利用する利用者
の種別の少なくとも一方を選択の際に利用することにあ
る。
【0015】本発明の第4の特徴は、第1の特徴を有す
る診療情報システムにおいて、出力手段を医療機関内の
患者が自由に使用できる場所に設置することにある。
【0016】
【作用】第1の特徴により、本発明の診療情報システム
は、状況に応じて少なくとも2通りの出力形式を用いて
診療情報を出力することが可能となる。この結果、同シ
ステムを医師が使用する場合は、診療効率や正確さを重
視した診療用形式で、また同システムを患者が利用する
場合は、内容のわかりやすさを重視した説明用形式で、
診療情報を出力できる。また第2の特徴により、説明用
形式で診療情報を出力する場合には、患者に告知するこ
とが治療上の不利益をもたらすと医師が判断した情報
を、患者から秘匿できる。更に、第3の特徴により、選
択手段は情報の出力形式を、診療用形式、説明用形式の
いづれとすべきかを、システムの使用状況に応じて適切
に決定できる。更に第4の特徴により、患者が自らの要
望により自由に診療情報を知ることができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を、図面を用いて詳細に
説明する。
【0018】図6は、本発明の診療情報システムの、典
型的な全体像を示す。病院には診察室21、検査部2
2、薬剤部23等の部門があり、各部門に計算機端末3
1、32、33が配置されている。また本発明では、待
合室24にも計算機端末34を配置する。各計算機端末
は、CRT表示装置51、キーボード・マウスからなる
入力装置52、利用者のIDカードを読み取る装置53
を備える。計算機端末としては、パソコン、ワークステ
ーション等の他、専用の端末装置を用いてもよい。一
方、25は情報処理部門であり、計算機システム40を
備えている。40には通信線190を介して各端末31
〜34が接続される。計算機システム40は演算処理装
置41を備え、その内部にはプログラム42が記憶され
ており、上記の各装置、端末、通信線を制御する。計算
機システム40は診療データを記憶する記憶装置43、
及び薬品情報ファイル(薬品情報を集めたデータベー
ス)を記憶する記憶装置44を備える。
【0019】医師は、このシステムを以下の手順で使用
する。計算機システム40が起動すると、診察室の端末
31には、図8に示すログイン画面800が表示され
る。医師は、自分の利用者番号801及び認証番号(パ
スワード)802を各入力欄に入力して計算機システム
にログインする。認証番号が正当と確認されると、端末
31の画面に、患者番号及び次の作業を入力する為に、
図9に示す作業選択画面900が表示される。医師は患
者番号901を入力した後、出力モードとして診療92
1又は説明922のいずれかをリスト920から選ぶ。
次に取り扱うデータ種別を画面上のリスト910から選
ぶ。例えば処方箋911を診療921と共に選ぶと、表
示画面には先に説明した図11に示す画面が表示され、
従来と同様の方法で処方箋の発行及び参照ができる。血
液検査912を選んだ場合は、図14に示す画面が表示
される。生理検査913を選んだ場合にも、詳細は省略
するが、第14図に相当する画面が表示される。
【0020】処方箋911を説明922と共に選ぶと、
表示画面には、図7に示す画面700のように、患者へ
治療内容を説明するのに適した画面内容となり、図11
に表示された各薬品についての詳細な情報が、一般の患
者にも判り易い表現で表示される。即ち、画面700に
は、薬品名721と共に薬品の外見写真722、薬品の
説明及び副作用情報724が表示され、医師がどんな薬
を何の目的で処方したかを、患者が容易に理解できる。
なお、図7の表示ように各薬品についての詳細な説明を
画面に表示すると、表示エリア720を大きく使用する
ので、図11の全ての薬品に関する表示が困難になるこ
とが多い。従って画面700では、画面上部の領域71
0に患者氏名等の表示と共に、画面を操作するボタン群
711を設け、「続き」ボタンを用いたページめくりに
より、多数の薬品に関する表示を可能にする。
【0021】同様に血液検査912を選んだ場合は、図
15に示す画面1500が表示される。画面1500で
は画面1400の各検査項目が、表示エリア1520に
分かりやすい説明文1521で説明される。
【0022】以上の表示を実現する為に、プログラム4
2の一部として以下の様な機能(サブプログラム)を設
ける。
【0023】まず画面表示(図7又は図11)を全体的
に制御する為に、図1のプログラム100を用いる。本
プログラムは、まず処方データを記憶手段43から読み
出し(ステップ101)た後、いずれの出力制御手段を
用いるべきかを選択手段200により決定する(ステッ
プ102)。決定結果に従ってプログラムは分岐を行な
い(ステップ103)、第1の出力制御手段300を用
いる場合はステップ104を、第2の出力制御手段40
0を用いる場合はステップ105を、それぞれ実行して
表示を終了する。
【0024】次に図2を用いて選択手段200の動作を
説明する。本実施例では、選択手段は、以下の3点をチ
ェックして使用すべき出力制御手段を決定する。まず表
示の実行を意図する利用者の利用者番号を調べ(ステッ
プ201)、利用者が患者である場合は、第2の出力制
御手段を選択する(ステップ205)。この判定のため
に、例えば利用者番号を与える規則を患者と医師とで違
えておけば良く、例えば医師は利用者番号が必ず00で
始まる様にすればよい。
【0025】利用者が患者でない場合(利用者が医師の
場合等)は次に、現在利用されている端末の、設置場所
を調べ(ステップ202)、設置場所が待合室等の患者
の利用に供される場所であれば、第2の出力制御手段を
選択する(ステップ205)。通常図6の形態のネット
ワークではプログラム42が通信を制御する為に各端末
に識別番号が設定されているので、どの識別番号の端末
がどこに設置されているかを記憶しておけば、上記の選
択は容易に行なえる。
【0026】以上のチェックの結果がいずれもNoの場
合は、医師(又は他の医療従事者)が診察室、薬剤部、
検査部の端末で表示が意図されている場合である。この
場合は、利用者が必要に応じて、図9に示す画面900
のボタン群920により出力モードを選択することが許
される。プログラム200はボタン921又は922の
いずれがクリックされたかに従って、第1又は第2の出
力制御手段を選択する(ステップ204又は205)。
【0027】次に、第1及び第2の出力制御手段につい
て説明する。説明の便宜上、処方オーダの場合を例とし
て各々の手段を述べる。
【0028】まず図3を用いて、従来方式による第1の
出力制御手段の動作を簡単に説明する。本実施例におい
ては、処方データは特開平6−223089号公報と類
似の形式で記憶装置43に記憶されているものとする。
即ち、図11の処方データに対して図12で示される2
次元リスト構造でデータを記憶する。リストは用法レコ
ード1201及び薬品レコード1202からなり、用法
レコードは処方ポインタ1203をルートとする線形リ
スト1204を形成する。薬品レコードは用法レコード
内のポインタをルートとする線形リスト1205を形成
し、同一の用法区分に属する薬品群が1つの線形リスト
となる。このデータ構造を、図3のプログラム300に
適用すると、表示領域クリア(ステップ301)の後、
用法レコードのリスト1204をたどりながら(ステッ
プ302)当該用法内の全薬品を1131の形式で表示
(ステップ303〜305)した後、用法の内容を11
32の形式で表示し区切り線を引く(ステップ306〜
307)。以上により図11の表示(変更用サブウィン
ドウ1135を除く)が完了する。
【0029】次に図4を用いて、第2の出力制御手段の
動作を説明する。ここでも処方データは図12で示され
る2次元リスト構造で記憶されているものとする。
【0030】第2の出力制御手段の機能は、処方データ
を図7に示す説明用形式で表示する機能であるが、図7
に示すように、説明を判り易くする目的で薬剤の外見写
真722や当該薬剤に関する様々な説明情報724が含
まれる。これらの情報は図12の処方データには含まれ
ていないので、別の情報源からこれら情報を得なければ
ならない。このため本発明では、薬品情報ファイル44
を計算機システム40に備えてこれらの情報を記憶して
いる。
【0031】薬品情報ファイル44を用いて、プログラ
ム400は以下の様に動作する。まず図7に示す表示領
域720をクリア(ステップ401)した後、二重のル
ープ(ステップ402、403)を用いて2次元リスト
構造をたどり、全ての薬品についての表示を行なう。ル
ープ中では、最初にレコード中の説明フラグを調べ(ス
テップ404)、表示が必要な場合(説明フラグ=1)
はステップ405以下を実行する。まず薬品レコード中
の秘匿フラグを用いて後述のデータ秘匿手段500を実
行する(ステップ405)。次に薬品の名称を領域72
1に(ステップ406)、外見図を領域722に(ステ
ップ407)、用法を領域723に(ステップ40
8)、薬の説明及び副作用情報を領域724に(ステッ
プ409)各々表示して、1薬品の表示を完了する。な
お、図7では用法を1薬品毎に表示しているのは、1用
法内の薬品数が多い場合に用法が画面からはみ出すのを
防ぐためである。また処方データの全薬品が1画面に入
らない場合(図7はそのような例である)は、はみ出し
た薬品の表示は画面下方にある仮想画面に対して行な
い、利用者は操作ボタン群711を用いて画面をスクロ
ールすることで仮想画面に表示された薬品情報を参照で
きる。
【0032】次に図5を用いて、データ秘匿手段の動作
を説明する。データ秘匿手段は、薬品を画面700に表
示すべきかどうかを秘匿フラグにより判断し(ステップ
501)、秘匿が必要(秘匿フラグ=1)な場合は、当
該薬品のデータを別の無害な薬品(ダミー薬品)のデー
タで置き換える(ステップ502)。この結果、図4の
ステップ406以下では、ダミー薬品の情報が画面70
0に表示される。例えば、図11に示す診療用形式で表
示される処方においては既に述べた通り、2番目の薬品
は抗ガン剤であり、患者への説明が治療上好ましくない
可能性がある。そこで本実施例では、この薬品の薬品レ
コードの秘匿フラグを1にして、図7に示す説明用形式
の画面表示を得ることができる。即ち、同薬品はダミー
薬品である架空のビタミン剤に置き換えられ表示され、
患者が病名を知る可能性は低下する。なおデータ秘匿手
段を第1の出力制御手段と組み合わせて用いても良く、
またデータ秘匿手段は使用しなくてもよい。
【0033】以上の実施例では、ある薬品の説明が必要
か否か、及び秘匿が必要か否かを薬品レコード1202
の中の説明フラグ及び秘匿フラグに記憶しておく必要が
ある。このために、図13に示す入力画面1300を医
師は使用する。1300は診療用形式による画面110
0にフラグ設定ボタン群1301を加えたものであり、
各々の薬品表示行1131に対して、説明の要否を設定
する説明フラグ設定ボタン1302、及び秘匿の要否を
設定する秘匿フラグ設定ボタン1303が設けられてい
る。医師は必要なボタンをクリックすることで、各々の
フラグを設定できる。図13に示す例では、ボタン上に
黒丸が表示されているフラグが1に設定されており、2
番目の薬品は秘匿の必要があること、及び3番目の薬品
はなんらかの理由(例えば患者が以前から使用している
ため)により説明が不要であること、を示している。
【0034】以上説明した各機能により、患者にも理解
しやすい説明が可能となる。更に、本実施例では図6で
説明した通り、病院の待合室に端末24を設けて、患者
が説明を受けやすい様になっている。この端末を待合室
のほか、食堂、売店等の患者が自由に使用できる場所に
設置して、患者へのサービス向上を図ることができる。
端末24は専ら患者への説明に用いるため、作業選択画
面として図10に示す画面1000を、図8及び図9の
表示画面の代りに用いる。画面1000では、出力モー
ドを選択するリスト920は表示されず、代りに端末が
説明専用であることを示すメッセージ1020が表示さ
れる。また患者番号901の入力がログイン機能を兼ね
る。患者は患者番号901の入力後、説明を希望するデ
ータ種別を画面上のリスト910から選ぶ。例えば処方
箋911を選ぶと、当該患者の処方の説明が説明用形式
によって、図7に示す様に表示される。血液検査912
の場合は、図15の表示画面が表示される。生理検査9
13を選んだ場合にも、表示画面の内容は省略するが、
データに適した説明用形式によって診療データを表示す
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、患者に診療情報を効果
的に説明可能となり、患者の診療への協力心を向上さ
せ、かつ患者の「知る権利」の擁護にも有効な診療情報
システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の診療情報システムでの診療情報出力を
行なうフローチャート。
【図2】選択手段の動作を示すフローチャート。
【図3】第1の出力制御手段の動作を示すフローチャー
ト。
【図4】第2の出力制御手段の動作を示すフローチャー
ト。
【図5】データ秘匿手段の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の診療情報システムの概略構成を示す
図。
【図7】本発明の説明用形式にて処方箋を表示した画面
例を示す図。
【図8】システムを医師が使用開始する時に用いるログ
イン画面を示す図。
【図9】医師がデータ種別を選択するための選択画面を
示す図。
【図10】患者待合室に設置される端末のログイン兼選
択画面を示す図。
【図11】従来のシステムで用いられる診療用形式で処
方箋を表示した画面例を示す図。
【図12】処方データの記憶方式を説明するデータ構造
図。
【図13】診療用形式で処方箋を表示した画面に説明フ
ラグ及び秘匿フラグの設定機能を加えた画面例を示す
図。
【図14】従来のシステムで用いられる診療用形式より
血液検査を表示した画面例を示す図。
【図15】本発明の説明用形式にて血液検査を表示した
画面例を示す図。
【符号の説明】
21…診察室、22…検査部、23…薬剤部、24…待
合室端末、25…情報処理部門、31、32、33、3
4…計算機端末、40…計算機システム、41…演算処
理装置、42…プログラム、43…記憶装置、44…薬
品情報ファイル、51…CRT表示装置、52…入力装
置、53…IDカード読取装置、190…通信線、20
0…自動選択手段、300…第1の出力制御手段、40
0…第2の出力制御手段、500…データ秘匿手段、7
00…患者への説明表示画面、710…画面上部の領
域、711…画面操作ボタン群、720…表示領域、7
21…薬品の名称領域、722…薬剤の外見図領域、7
23…用法領域、724…薬品の説明、副作用情報、8
00…ログイン画面、801…利用者番号、802…認
証番号、900…作業選択画面、901…患者番号、9
10…データ種別リスト、911…処方箋データ、91
2…血液検査データ、913…生理検査データ、920
…出力モード選択ボタン群、921…診療出力モード選
択、922…説明出力モード選択、1000…作業選択
画面、1020…説明専用のメッセージ、1100…処
方オーダ発行画面、1110…編集作業領域、1120
…薬品名入力領域、1121…検索ボタン、1122…
薬品リスト表示領域、1123…カーソル、1130…
処方表示領域、1131…投薬薬品名称及び投与量の表
示行、1132…投与方法・投与日数及び開始日の表示
行、1133…用法区分グループ、1134…区切り
線、1135…変更用サブウィンドウ、1201…用法
レコード、1202…薬品レコード、1203…処方ポ
インタ、1204、1205…線形リスト、1300…
処方オーダ発行画面、1301…フラグ設定ボタン群、
1302…説明フラグ設定ボタン、1303…秘匿フラ
グ設定ボタン、1400…検査オーダ発行画面、140
1…検査項目一覧表、1402…検査項目、1403…
オーダ項目リスト、1404…入力項目、1405…発
行ボタン、1500…検査項目の説明を行なう表示画
面、1520…表示エリア、1521…説明文。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 久美子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 松尾 仁司 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の疾病を診断、治療又は予防する為の
    データを記憶する記憶手段を有する診療情報システムで
    あり、前記データを出力する出力手段と、前記データを
    前記出力手段に出力する際に前記データの出力形式を制
    御する出力制御手段とを備える診療情報システムにおい
    て、前記出力制御手段として、医師の診療行為に用いる
    診療用形式によりデータを出力する第1の出力手段を制
    御する第1の出力制御手段と、前記患者に診療内容の説
    明に用いる説明用形式によりデータを出力する第2の出
    力手段を制御する第2の出力制御手段と、前記2つの出
    力制御手段のいずれを用いるかを選択する選択手段とを
    有することを特徴とする診療情報システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の診療情報システムにおい
    て、前記第1又は第2の出力制御手段は、前記データの
    一部の出力を秘匿するためのデータ秘匿手段を備えるこ
    とを特徴とする診療情報システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の診療情報システムにおい
    て、前記選択手段は、前記第1及び第2の出力手段の設
    置場所、又は該診療情報システムを利用する利用者の種
    別の少なくとも一方を選択の際に利用することを特徴と
    する診療情報システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の診療情報システムにおい
    て、前記第2の出力手段が、前記患者が使用できる場所
    に設置されることを特徴とする診療情報システム。
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