JP3076336B1 - 電子式医療管理システム - Google Patents

電子式医療管理システム

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JP3076336B1
JP3076336B1 JP17076599A JP17076599A JP3076336B1 JP 3076336 B1 JP3076336 B1 JP 3076336B1 JP 17076599 A JP17076599 A JP 17076599A JP 17076599 A JP17076599 A JP 17076599A JP 3076336 B1 JP3076336 B1 JP 3076336B1
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彰治 ▲齋▼藤
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有限会社 御殿場ソフト開発
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Abstract

【要約】 【課題】本発明は電子式医療管理システムに関し、過去
の診療データの参照が容易かつ迅速に行うことができ、
キーボードに習熟していないまたはそれにアレルギーが
ある医師にとっても診療結果の入力を容易に行いうるこ
とを目的とする。 【解決手段】診療画面に診療情報タブ28a、診療内容一
覧タブ28b、オーダ処置一覧タブ28c、処方内容一覧タブ
28dが設けられ、それぞれのタブをマウスクリックする
と過去の診察、オーダ、処方のそれぞれの最新のデータ
を一括表示した画面、過去の一連の診察、オーダ、処方
の内容をカタログ的に一括表示した画面が現れる。症状
・所見ボタン40, オーダーボタン42、処方発行ボタン44
が設けられ、症状・所見の入力やオーダーや処方発行を
キーボードを殆ど使用することなくマウス主体に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院において医
師や看護婦による医療行為の管理、さらには事務スタッ
フによる事務的な管理のためにも使用する使用すること
ができ、従来の紙で書かれたカルテやカーデックスの代
わりに使用することができる電子式医療管理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙で書かれたカルテの代わりにコ
ンピュータを利用した電子カルテが各種提案されてい
る。従来の電子カルテは単純に紙のカルテを電子化した
という類のものが普通であった。即ち、従来の電子カル
テは紙のカルテの記載方式を踏襲して1日1ページ単位
の画面構成であり、そのページの中にその日の全ての診
療情報を記載するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の1日1ページ単
位で構成された電子カルテにおいては、医師の診察時に
過去の診療結果を参照するためには、紙のカルテをめく
る操作に準じて、画面のページの切替ボタンを押すかス
クロールさせるか又は検索メニューに戻って日付指定す
る操作が必要であった。そのため、過去の診療データの
参照がし難い欠点があった。
【0004】
【0005】この発明は以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、過去の診療データの参照を容易かつ迅速に
行いうる電子式医療管理システムを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明によれば、患
者毎に診察やオーダーや処方等の医療処置についてデー
タを蓄積しておくデータ蓄積手段と、患者を特定するた
めの情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって
患者を特定する情報が入力されたときその患者について
データ蓄積手段に蓄積されているデータを表示する表示
手段とを備え、前記表示手段は、医療処置についての一
連の過去のデータのうち最新のデータを医療処置毎に別
々にかつ該データの得られた日付と共に1画面に表示す
る手段を備えたことを特徴とする電子式医療管理システ
ムが提供される。
【0007】このシステムによれば、診察やオーダーや
処方等の複数の処置についてそれぞれの医療処置の最新
の過去のデータが1画面で表示される。従って、医師に
とって最も必要となる最新の過去のデータをページをめ
くることなく即座に把握することができ、的確かつ迅速
な診療を実現することができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態の一例
として耳鼻咽喉科の医院の電子式医療管理システムに応
用した場合について説明する。
【0025】図1はコンピュータシステムの全体構成を
概略的に示しており、各コンピュータユニット1a,1
b,...は本体及びディスプレイ2とキーボード3と
マウス4とを備えており、米国アップルコンピュータ社
のMACOS等のグラフィカルインターフェースのオペレー
ティングシステム(OS)下で稼動するものである。
【0026】コンピュータユニットのうち一つがサーバ
であり、各データを収容するデータベースとして機能す
る。他のコンピュータユニットはクライエントであり、
クライエントコンピュータは各医師、ナースステーショ
ン、事務室、受付等の病院の各部に設けられ、サーバコ
ンピュータと相互に接続されることによりネットワーク
化されプログラム及びデータの共用が可能となるように
構成されている。コンピュータユニットは各医師の診断
机上又はそれに近接して設置されており、画面上のタブ
やボタンを操作することによりキーボードの操作に慣れ
ない医師であっても紙のカルテを使用することなく、電
子的にカルテを容易かつ迅速に作成することができるよ
うになっている。また、コンピュータユニットはナース
ステーションや受付等にも設置され、電子的に作成され
たカーデックスに基づきナースが適切な処置を行うこと
ができ、また事務員による電子的な受付操作も可能とな
っている。
【0027】コンピュータネットワークにはプリンタ
5、X線画像入力装置6及び図示しないその他の必要な
周辺機器が接続されている。
【0028】この発明の電子式医療管理システムの本質
的な部分はコンピュータシステムに格納されたソフトウ
エアとして構成されるものであり、より具体的には前記
オペレーティングシステム下で稼動する米国ACI社の
4th Dimension等の所謂データベースソフトに組み込ま
れたプログラムとして実現されるものである。以下この
プログラム実行の結果であるこの発明の電子式医療管理
システムの動作又は機能を説明する。
【0029】図2、図3及び図4はこの発明の電子医療
管理システムの動作がどのように行われるかを表すフロ
ーチャートを後述の詳細説明に関連する部分のみに限定
して示したものである。図2おいてシステムを起動する
ことによりプログラムの実行が開始され、ステップ10
ではメニュー画面(図5参照)の表示がされ、画面上に
表示されるボタン(診察ボタン20、カーデックスボタ
ン22、設定ボタン24及びその他のメニュー画面上の
図示しないボタン)がマウスでクリックされるのを待機
し、ボタンがクリックされない限りはメニュー画面の表
示が継続される。
【0030】ステップ12〜16はメニュー画面上のい
ずれかのボタンのクリックの待機ステップを示してお
り、説明の簡明を図りかつ以下の詳細説明と関連する部
分のみに説明を絞る趣旨から診察ボタン、カーデックス
ボタン、設定ボタンの3つのボタンのみ示しているが、
その他のボタン(例えば受付ボタン(このボタンがクリ
ックされると受付処理を行い新規患者の場合にはIDが
付与される)や検索ボタン(このボタンがクリックされ
るとデータベース中に格納されたデータの検索を行うこ
とができる)など)が必要に応じて設けられている。
【0031】ステップ12で診察ボタンがクリックされ
たと判断されたときは、ステップ18に進み、診察処理
が行われる。図3はステップ18で実行される診察処理
を以下の説明に関連する部分のみに限定して概略的に表
すフローチャートである。診察処理では画面に設けられ
るどのタブ(図6の28a〜28d)がクリックされた
かをチェックするステップが実行される。即ち、ステッ
プ18-1では診療情報タブ28aがクリックされたか否
か、ステップ18-2では診療内容一覧タブ28bがクリッ
クされたか否か、ステップ18-3ではオーダ・処置一覧タ
ブ28cがクリックされたか否か、ステップ18-4では処
方内容一覧タブ28dがクリックされたか否かチェック
される。ステップ18-1で診療情報タブ28aがクリック
されたときはステップ18-5で診療情報画面(図6)を表
示する処理が行われる。ステップ18-2で診療内容一覧タ
ブ28bがクリックされたときはステップ18-6で診察内
容一覧画面(図7)を表示する処理が行われる。ステッ
プ18-3でオーダ・処置一覧タブ28cがクリックされた
ときはステップ18-7でオーダ・処置一覧画面(図8)を
表示する処理が行われる。ステップ18-4で処方内容一覧
タブ28dがクリックされたときはステップ18-8で処方
内容一覧画面(図9)を表示する処理が行われる。
【0032】図4は図3のステップ18-5の診療情報画面
表示処理の詳細を示している。診療情報画面表示処理に
入ると、ステップ19-1で診察画面(図6参照)が表示さ
れる。診察画面上には後述するように症状・所見ボタン
40、オーダーボタン42、処方発行ボタン44、終了
ボタン46及びその他以下の発明と直接的に関係しない
ため説明を省略するボタンが設けられている。これらの
ボタン40, 42, 44, 46がクリックされたか否かのチェッ
クがステップ19-2, 19-3, 19-4, 19-5で行われている。
【0033】ステップ19-2で症状・所見ボタン40がク
リックされたとの判断の場合はステップ19-6に進み、症
状・所見処理が実行される。
【0034】ステップ19-3で処方発行ボタン44がクリ
ックされたとの判断の場合はステップ19-7で処方発行処
理が実行される。
【0035】ステップ19-4でオーダーボタン42がクリ
ックされたとの判断の場合はステップ19-8でオーダー処
理が実行される。
【0036】ステップ19-2からステップ19-4においてい
ずれのボタンもクリックされていない場合にはステップ
19-5で終了ボタン46がクリックされない限りは診察画
面(図6)に留まる。ステップ19-5で終了ボタン46が
クリックされたと判断したときは、図2のルーチンの実
行に戻るため、メニュー画面(図5)が表示される。
【0037】図2において、ステップ14ではメニュー
画面上でカーデックスボタンがクリックされたか否かが
チェックされ、カーデックスボタンがクリックされたと
きはステップ20に進み、カーデックス処理が行われ
る。
【0038】ステップ16では設定ボタンがクリックさ
れたか否かのチェックが行われ、受付ボタンのクリック
があったとの判断のときにはステップ22に進み、設定
処理が実行される。設定処理においては、後述の診療画
面での見出し選択をする際の分類、各分類での見出しの
セットの設定、オーダー処理におけるグループ、分類、
項目、オーダー内容などの各種の設定が行われる。
【0039】以上概略的に説明したように、この発明の
電子医療処理システムでは画面上に各種のタブやボタン
を設け、これらのタブやボタンをクリックするのみで処
理画面の切り替えが行われ、医師の効率的な診療に寄与
させることができる。
【0040】図5は図2のステップ10の実行の結果ス
クリーン上に表示されるメニュー画面を模式的に表して
おり、診察ボタン20、カーデックスボタン22、設定
ボタン24などのボタンが並べて設けられている。以下
の説明と直接関係しないため説明を省略するが画面上に
はそれぞれの機能実現のためのボタンが破線に示すよう
に多数設置されている。
【0041】メニュー画面(図5)上で診察ボタン20
がクリックされると、図2〜図4のフローチャートに沿
って各種の画面が表示され、画面に従って医師による診
察が行われる。換言すれば、この発明では診察は全て画
面上の各表示に従って行われ、従来の紙のカルテにとっ
て代わるものであり、過去の診察データの参照、所見・
症状の入力、オーダ・処置、処方などの医師の診療処置
を効率的にかつ最小限のキーボードの使用によって実現
するように工夫したものである。図6に示すように画面
の上面には、右から左に、患者ID、患者名、年齢、性
別、日付、時刻の表示欄が設けられている。表示欄26
における患者IDはその患者を特定するため患者毎に付
されるものであり(初診の際に受付によって付与され
る)、逆にいえばに表示欄26にID(=40387)を入
力すれば、特定の患者(=鈴木○○)の診察データを即
座に画面上に表示することができるようになっている。
【0042】メインメニュー画面(図5)より診察ボタ
ン20をマウスクリックすると表示される診察画面には
複数のタブ28a, 28b, 28c, 28dが設けられており、タブ
28a,28b, 28c, 28dをマウスによってクリックすること
により診療情報、診療内容一覧、オーダ・処置一覧、処
方内容一覧等を表示することができる。図6はタブ28
aをクリックしたとき表示される診療情報画面、図7は
タブ28bをクリックしたとき表示される診療内容一覧
画面、図8はタブ28cをクリックしたとき表示される
オーダ・処置一覧画面、図9はタブ28dをクリックし
たとき表示される処方内容一覧画面をそれぞれ示してい
る。
【0043】図6においてはタブ28aがクリックされ
ており、診療情報が表示される。診療情報表示画面は既
往症の欄30に加え、過去に行われた診察、オーダー・
処置、処方などの複数の医療処置における最新のデータ
を表示する欄32, 34, 36, 38がそれのされた日付を表示
する欄32A, 34A, 36A, 38Aと共に設けられている。この
ように、診察、オーダー・処置、処方等の処置における
最新の過去のデータをそれの得られた日付と共に1画面
で表示することにより、ページをめくる操作を伴うこと
なく、患者の状況を的確に把握することができ、医師の
迅速かつ正確な判断に寄与させることができる。
【0044】欄32は診察部位の図(絵)によって表示
された最新の過去の診察内容を表示する欄であり、それ
のされた日付の表示欄32Aを備えたものでありる。こ
のような絵によって表される診察内容の表示は、紙のカ
ルテにおいても通常使用されており、診療科目が耳鼻咽
喉科であるとすれば、図15の欄84に示されるように
両鼓膜及び鼻腔を描いたものが代表的である。
【0045】欄34は医師による診察内容を文章に表し
ており、症状(問診内容)や所見の欄により構成され、
例えば、以下の例のような内容が表示される。
【0046】「 《症状(問診内容)》 昨日〜 右耳痛: +1 今朝〜 右耳漏: +1 3日前〜 右難聴: +2 2日前〜 右耳鳴: +2 今朝〜 左耳痛: +1 2日前〜 左耳漏: +2 5日前〜 右難聴: +1 3日前〜 右耳鳴: +1 《所見》 右鼓膜色 : +1 右鼓膜位置 : 0 右鼓膜湿疹 : +2 右鼓膜湿気 : +1 右鼓膜分泌 : 0 右鼓膜穿孔 : +2 右鼓膜肉芽 : 0 右外耳道色 : 0 右外耳道湿疹: 0 右外耳道位置: 0 左鼓膜色 : +2 左鼓膜位置 : 0 左鼓膜湿疹 : +1 左鼓膜湿気 : +2 左鼓膜分泌 : +1 左鼓膜穿孔 : +1 左鼓膜肉芽 : +2 左外耳道色 : 0 左外耳道湿疹: +1 左外耳道位置: 0」 上記の症状や所見は前回の診察時に医師によって入力さ
れたものであるが、通常の紙のカルテでは症状や所見は
全文が医師により手書きで書きこまれるようになってい
るが、後述のようにこの発明においては症状又は所見欄
におけるコロンの左側の評価因子は「今朝〜」といった時
間的評価因子も含めて予めセットになったものが記憶さ
れており、医師はその中から適合したセットをポップア
ップメニューより選択することでそのセットに属する評
価因子が並べて画面上に即座に表示され、各評価因子毎
にコロンの右側欄に評価を示す数値が入力される。そし
て、この数値はアナログ的な値の代わりに例えば−3か
ら+3といった段階的な評価値を入力するようにされて
いる。このようにアナログ的な評価値を入力する代わり
に段階的に数値化された値を入力することによりキーボ
ードの文字キーを頼らずとも数値キー(所謂テンキー)
から簡単に入力することが可能となる。
【0047】上記欄34において全文が画面に収まらな
い場合はスクロールバー34Bによってスクロールさせ
ることができる。
【0048】欄36は前回診察において医師により出さ
れた診察時のオーダー・処置内容を表示する欄であり、
上記例のような症状・所見の場合は以下の例のような内
容となる。
【0049】「 《治療及び処置内容》 ◆ 標準純音聴力検査 ◆ チンパノメトリー ◆ CTスキャン耳部(単純撮影)(環状断) ◆ 両耳処置(2剤Bad) −以上−」 欄38は欄38Aの日付の前回の診察において医師によ
り出された処方内容を表示する欄であり、上記の例では
以下のような表示がされる。
【0050】「 《内服薬》 バクシダール錠200 mg 3錠 ランツジールコーワ錠30 mg 3錠 −以下余白−」 以上述べたように、タブ28aをクリックしたとき表示
される診療情報画面では診察、オーダー・処置、処方の
各々につい過去の最新の内容がそれぞれのされた日付と
共に1画面にて表示されるため、過去の紙のカルテや電
子カルテと異なってページをめくる操作が不要であり、
迅速かつ的確に過去の診察状況を参照することができ
る。
【0051】次に、タブ28bをクリックしたとき出現
する図7に示す診療内容一覧の表示画面について説明す
る。この画面は診察内容について図6の欄32, 34に表示
される以前の絵及び文章による診察内容を最大で6個カ
タログ的に表示するものである。左側の6個の欄は図6
の欄32と同様に診療部位の絵による診察内容を表示
(簡明のためGで表している)するものであり、それぞ
れ、診察内容が得られた日付表示欄及びそれをクリック
することによりそれぞれの欄への過去の診察内容を表示
せしめるボタンを備えている。右側の6個の欄は図6の
欄34と同様に文章(症状・所見)によって表示した診
察内容(簡明のためTで表している)を示しており、そ
れぞれ、診察内容が得られた日付表示欄及びその内容を
表示せしめるボタンを備えている。
【0052】図7では左側(診療部位の絵)及び右側
(症状・所見)について1つの欄のみデータが日付とと
もに表示されており、過去のデータは1つづつであった
ことを表している。
【0053】次に、タブ28cをクリックしたとき出現
する図8に示すオーダ・処置内容一覧の表示画面につい
て説明する。この画面はオーダ・処置について図6の欄
36に表示される以前の6回の診察内容をカタログ的に
表示するものである。各欄はそのオーダ・処置を行った
日付表示欄及びそれをクリックすることによりそれぞれ
の欄への過去の診察内容を表示せしめるボタンを備えて
いる。表示の方式は図6の欄36について説明したもの
に準じている。
【0054】図8では左上の1つの欄のみオーダ・処置
内容(Oにて表す)データが日付とともに表示されてお
り、実際の過去のデータは1つのみであったことを表し
ている。
【0055】次に、タブ28dをクリックしたとき出現
する図9に示す処方内容一覧の表示画面について説明す
る。この画面は処方について図6の欄38に表示される
以前の最大6回の処方内容をカタログ的に表示するもの
である。各欄はその処方を行った日付表示欄及びそれを
クリックすることによりそれぞれの欄への過去の診察内
容を表示せしめるボタンを備えている。処方内容の表示
方式の例については図6の欄38について説明を参照。
【0056】図9では左上の1つの欄のみ処方内容(S
にて表す)データが日付とともに表示されており、過去
の処方に関するデータは1つのみであったことを表して
いる。
【0057】以上述べたように、タブ28b, 28c, 28dを
クリックしたとき表示される診療内容一覧画面、オーダ
・処置一覧画面、処方内容一覧画面では診察、オーダ・
処置、処方の各々の内容について過去の一連(図示例で
は最大で6回分の診察のデータ)のデータが1画面にカ
タログ的に表示されるため、その患者についての診察、
オーダ・処置の過去の経過を迅速かつ正確に把握するこ
とができる効果がある。
【0058】以上述べたように診療情報画面では診察、
オーダ・処置及び処方について過去の最新のデータを1
画面に表示し(図6)、また診察、オーダ・処置及び処
方の各々について一連の過去のデータを1画面で最大6
個づつカタログ的に表示し(図7、図8、図9)、タブ
28a〜28dにより順次切替表示することにより、そ
の患者についてもの診療経過を迅速に参照することがで
き、迅速でかつ的確な診療に寄与させることができる。
【0059】図6〜図9において既に説明したタブ28
a〜28d以外にここには詳細には説明しない複数のタ
ブ29が破線のように設けられ、これらのタブをマウス
クリックすることにより体重、体温、血圧といった患者
の全身データを1画面で表示させたり、過去のX線撮影
の読影コメントをその日付と共にカタログ的に1画面で
表示させたり、その日に撮影されたX線による撮影画像
を表示させたり、その患者の過去の入院歴を一括して表
示させたりすることができる。従って、タブをマウスク
リックするだけで、その患者の診察に必要な全ての情報
を参照することができ、迅速かつ適格な診察に寄与させ
ることができる。
【0060】以下,患者の診察中、及び診察完了後の電
子カルテへの新規なデータの入力操作について説明す
る。
【0061】図6において、タブ28aをクリックした
とき得られる診療情報画面における右上には症状・所見
ボタン40、オーダーボタン42、処方発行ボタン44
が設けられる。また、終了ボタン46も設けられる。
【0062】症状所見ボタン40がクリックされると、
図10に示される症状・所見画面が現れる。この症状・
所見画面は複数のタブ50a, 50b, 50cを備えている。図
10はタブ50aを、図14はタブ50bを、図15は
タブ50cをクリックしたとき得られる画面をそれぞれ
示している。
【0063】図10においてはタブ50aがクリックさ
れており、症状画面が表示されている。症状画面は見出
選択ボタン52と、診療科目表示欄54と、診療部位表
示欄56と、症状記入欄58と、履歴欄60と、レコー
ド追加ボタン62と、カルテ記入ボタン64とを備えて
いる。
【0064】この発明の実施形態における電子式医療管
理システムにおいては、医師による症状診断(問診)に
おける診断因子(問診因子)を診療科目、診療部位によ
って予め分類しかつセット化しておき、診断時にこれか
ら診断をする患者がどの診療科目のどの診療部位を診察
するのかによって適切なものを選択するようにしてい
る。即ち、診療科目、診療部位が決まれば医師が問診を
行う場合の問診事項は通常の医療業務では患者間でそう
変化するものではなくむしろ固定的といってよい。そこ
で、診療科目の各々について必要な診察部位毎に予め問
診事項をセットとして定めておき、診断時においてその
患者の診療科目、診断部位にマッチするものを選択し、
症状記入欄58に見出しとして表示することにより、診
断を迅速に行いかつ診療漏れのないようにしたものであ
る。問診事項(診療因子)がどのように選択されるかを
以下具体的に説明する。
【0065】症状画面(図10)において、問診を開始
する前は症状記入欄58は日付、時間をのぞいて、空欄
になっている。この状態で見出選択ボタン52をクリッ
クすると、図11に示す見出選択画面が表示される。見
出選択画面は分類(診療科目)選択欄66とセット表示
欄68とから構成される。図示の例では分類表示欄にお
ける各項目は耳鼻科、内科等の診療科目を主体に構成さ
れている。そして、各項目毎に複数の問診因子の組み合
わせたもの(以下セットと称する)が決められており、
分類欄66の一つの項目をマウスによって指定するとそ
の項目に属するセットが全てセット表示欄68に表示さ
れるようになっている。例えば、図11では分類欄66
において耳鼻科が選択された状態を示しており(矢印で
示すマウスポインタは耳鼻科を指している)、そのため
耳鼻科に属するセットである「中耳Sx」がセット欄68に
は表示されている。そして、そのセット中の「中耳Sx」を
マウスによってクリックすることにより、図10に示す
ように、分類表示欄54には「耳鼻咽喉科」が表示され、
セット表示欄には「中耳Sx」が表示され、症状記入欄の上
側段である見出欄に「中耳Sx」のセットに含まれる問診因
子が表示される。一方、履歴表示欄60には過去の診察
時におけるそのセット「中耳Sx」の診断結果が表示され
る。セット「中耳Sx」に含まれる問診因子は右耳漏、右難
聴、右耳鳴、左耳痛、左耳漏、右難聴、右耳鳴の7因子
であるが、図10ではそのうちの最初の4因子のみ表示
し、残余の因子は図示を省略している。
【0066】次に、問診結果の入力方式について説明す
る。問診結果はその症状が起こった時期とその症状の程
度とで評価されるのが通常である。そして、従来の電子
カルテではキーボードを使用して文章として入力するの
が普通であった。しかしながら、キーボードによる入力
作業はキーボードの使用に習熟していない医師やキーボ
ードの使用にアレルギーがある医師にとってはこの作業
は抵抗があった。この発明では時間因子については予め
記憶しておいたセットから選択し、症状の程度について
は数値的な評価値を数字キー(所謂テンキー)を利用し
て入力するようにしている。この入力方式について詳細
に説明すると、症状記入欄58の上側段の各見出しの各
因子の下側欄は症状の度合い及びそれが起こった時期を
表示するために設けられる。そして、各因子の下側の入
力欄における右側部分(破線の矩形で示している)が症
状が起こった時期の入力欄であり、この欄をマウスでク
リックするとポップアップメニューが現れる。このメニ
ューにはいつからその症状が起こったかや頻度はどうか
等の発症に関する時間的因子がリストされている。図1
2はこのポップアップメニューを表している。同メニュ
ーにはリストを表示する欄65が具備され、同欄65に
は「少し前〜」、「1時間前〜」、「2時間前〜」、「3時間
前〜」、「半日前〜」、「今朝〜」、「昨夜〜」、「2日前
〜」、「3日前〜」、「4日前〜」、「5日前〜」、「6日前
〜」まで見えているが、スクロールバー65Aをマウス
でクリックすることによって、「1W前〜」、「10日前
〜」、「2W前〜」、「3W前〜」、「1M前〜」、「2M前
〜」、「3M前〜」、「4M前〜」、「5M前〜」、「半年前
〜」、「10M前〜」、「数年前〜」、「冬」、「春から夏」、
「夏から秋」、「秋から冬」、「冬から春」、「春と秋」、「突
然に」、「徐々に」、「急に」、「持続的に」、「絶えず」、「常
に」、「一時的」、「しばしば」、「時々」、「稀に」、「間欠的
に」、「反復して」、「周期的に」、「季節的に」、「交代制
に」、「突発的に」などの症状がいつから起こったかまた
は頻度はどうかについて通常想定しうるバリエーション
が漏らさず表示され、その中からマッチしたものをマウ
スクリックにより選定し、OKボタン65Bをクリック
することによ入力することができる。図13において症
状記入欄58の下側の破線四角はこのようにして選択し
た症状発生時期を入力済の状態を示している。
【0067】一方、その症状の程度は、症状記入欄58
の上側段の各見出しの各因子の下側の入力欄における左
側がその入力欄であり、それぞれの因子について数値化
された値を入力するようになっている。図10は未入力
の状態を示しており、欄58の数値入力部の値は全て0
となっている。数値化の方式としては図の例では−3
(症状無し)から+3(症状最も重い)まで6段階(適
当に中間値を入れてもよい)評価としている。そして、
カーソルを各因子の下側の入力欄における左側に合わ
せ、キーボードの数値キー(テンキー)よりマッチした
数値を押すことにより症状の程度の入力を行うことがで
きる。図13において、このようにして各欄の数値入力
部に症状の度合いが数値によって入力された状態を表し
ている。
【0068】このようにして必要な欄に全て入力した
後、レコード追加ボタン62をマウスによってクリック
するとこれらのデータの入力操作が完了し、図に示すよ
うに履歴欄60に最新の診察結果として表示される。ま
た、カルテ記入ボタン64をマウスでクリックすること
によってカルテの症状欄(図15の欄86)に記入され
る。
【0069】次に、所見タブ50bをマウスによってク
リックすることによって表示される図14の所見画面に
ついて説明する。この所見画面の構成は症状画面と基本
的には同様であり、医師による入力作業も基本的には同
様である。即ち、見出選択ボタン69をクリックする
と、図11と同様な見出選択画面が表示される。そし
て、図11において問診結果の入力について説明したと
同様に診療科目欄(図11の欄66に相当)の耳鼻咽喉
科をクリックすることにより、耳鼻咽喉科における所見
用のセット画面(図11欄68と同様)が表示され、そ
の中から適切なセットが選択される。図14はその中の
一つのセット「Obj右耳(=右耳の所見因子セット)」が
選択された状態を例として示しており、分類表示欄70
には「耳鼻咽喉科」が表示され、セット表示欄72には「O
bj右耳」が表示され、所見記入欄74の上側段である見
出欄に「Obj右耳」のセットに含まれる所見因子が表示さ
れる。そして、履歴表示欄76には過去の診察時におけ
るそのセット「Obj右耳x」の診断結果が表示される。セッ
ト「Obj右耳」に含まれる所見因子は、この例では、右鼓
膜色、右鼓膜位置、右鼓膜湿疹、右鼓膜湿気、右鼓膜分
泌、右鼓膜穿孔、右鼓膜肉芽、右外耳道色、右外耳道湿
疹、右外耳道位置の10因子であるが、図ではそのうち
の最初の4因子のみ表示し、残余の因子は図示を省略し
ている。
【0070】次に、所見結果の入力が問診における数値
入力と同様に行われる。即ち、各因子の程度(所見)に
ついて−3から+3までの多段階に数値化した評価結果
がテンキーを使用して入力される。そして、問診結果と
同様に必要な欄に全て入力した後、レコード追加ボタン
78をマウスによってクリックするとこれらのデータの
入力操作が完了し、履歴欄76に最新の診察結果として
表示される。また、カルテ記入ボタン80をマウスでク
リックすることによってカルテの所見欄(図15の欄8
6)に記入される。
【0071】次に、タブ50cをクリックしたとき表示
される診察コメント画面について説明する。図15に示
すように、この画面は履歴欄82と、図示欄84と、症
状・所見欄86と、画像入力ボタン88と、追加コメン
トボタン90とから構成される。履歴欄82には過去の
診察履歴が記入され、図示欄84は今回の診察における
診察内容を絵によって表している。それに先だって、描
画ソフトを利用して診断部位(この例では左右鼓膜及び
左右鼻腔)に所見を記入することができる。このように
して、作成した絵は画像入力ボタン88をマウスでクリ
ックすることにより図示欄84に取り込まれる。
【0072】症状・所見欄86には図10及び図13の
欄58及び図14の欄74に関して説明したように入力
された症状・所見が記入される。追加コメントボタン9
0をクリックすることにより、症状・所見欄86の下側
の余白にカーソルが出現し、所望のコメントを入力する
ことができる。
【0073】次に症状・所見の入力後の処方発行及びオ
ーダーについて説明する。タブ28aをマウスクリック
することにより診療情報画面(図6)に戻る。処方発行
ボタン44をクリックすることにより、処方発行画面
(図16)が現れる。処方発行画面は処方発行履歴欄1
00と、処方内容欄102と、約束処方ボタン104
と、薬品追加ボタン106と、前回Doボタン108
と、処方欄110とを有している。
【0074】処方発行履歴欄100には、その患者につ
いてこれまでの処方発行日付、時刻、診療科目、医師名
などが記載されている。処方発行履歴欄100の履歴行
の一つをマウスでクリックするとそのときの処方発行内
容が処方内容欄102に表示される。図示の状態は199
9.05.29の行をマウス(矢印)でクリックすることで選
択し、そのときの処方内容を欄102に表示している。
前回Doボタン108は前回の診察時と同一の処方をす
るものであり、従って、前回Doボタン108をマウス
クリックした場合は、処方内容欄102に表示されてい
る前回と同一の内容が処方欄110に記入されることに
なる。処方欄110は薬品名称、使用単位数、1日量、
服用時期、使用方法、日当たりの服用回数等(その他、
服用は食前か食後かなどの表示も図示しないが含まれよ
う)の欄が設けられている。
【0075】約束処方選択ボタン104は新患の場合等
新たに処方を発行する場合に使用される。即ち、ある所
見に対しては処方は予め決められた処方のセット(薬の
組み合わせ)を採用することが多く、そのため所見毎に
予め決められた処方がセットとして格納されており、こ
れを選択するようにしている。約束処方ボタン104が
クリックされると、図示しない分類選択画面が現れ、分
類を選択するとその中の処方のセットがセット欄に現
れ、その中から適当なセットをクリックすることにより
処方欄110にセットに含まれる薬の処方内容が表示さ
れるようになっている。
【0076】薬品追加ボタン106をクリックすると追
加薬品のリスト(図示しない)が現れ、その中かから追
加すべき薬品を選択すると、処方欄110に追記される
ようになっている。
【0077】次に、オーダーについて説明すると、図6
の診療画面に戻ってオーダーボタン42をクリックする
と、図17のオーダー画面が表示される。オーダー画面
はタブ112a, 112bを備え、タブ112aをクリックすること
により実施項目選択画面が得られる。実施項目選択画面
はグループメニュー114と、分類メニュー116と、
項目メニュー118と、オーダー内容欄120とを備え
ている。図示の場合はセットタブ113aがクリックされ、
オーダーをセットとして出す場合を説明するものであ
る。即ち、医師の診療後の処置指令としてのオーダーは
複数のオーダーを組み合わせられることが多く、その組
み合わせの仕方は固定的であることが普通である。そこ
で、オーダーを大、中、小と3段階で分けたものを予め
セットしておき、大−中−小に順次段階をたどってゆく
ことで、迅速なオーダー選択が可能となるようにしてい
る。以下、具体的に説明すると、グループメニュー11
4中には、オーダーのグループが表示され、処置オーダ
ーの行にマウスポインタ(矢印)を置きマウスクリック
することにより選択すると、処置オーダーグループに属
する分類がメニュー116に表示される。分類メニュー
116より耳処置にマウスポインタ(矢印)を置き、ク
リックして選択すると、その分類に属するオーダーがメ
ニュー118に表示される。そして、分類メニュー中の
一つのオーダー(セット)である両耳処置にマウスポイ
ンタ(矢印)を置きクリック選択するとそのオーダーセ
ットに属するオーダーの組み合わせがオーダー内容欄1
20に表示される。
【0078】尚、項目タブ113bをクリックすると項目別
のオーダ入力画面が得られ、この場合は医師は項目別に
オーダの入力を行うことになる。
【0079】このようにして、オーダー内容が入力され
た後、実施項目期間設定タブ112bがクリックされると、
図18の実施項目設定期間画面が表示される。実施項目
設定期間画面は選択されたセットにおける各オーダーに
ついて名称、順序、期間などより成る指示欄122を備
えている。名称欄には選択されたセットにおける各オー
ダーが表示され、順序欄にはこれらのオーダーの実施順
序が入力され、期間欄には各オーダーについて実施期間
(時期)が入力される。
【0080】詳細には説明しないが、詳細設定タブを選
択することにより詳細設定画面が表示され、各オーダー
について使用単位、使用量、時間流量(点滴などの場
合)の細目が設定される。
【0081】図19はカーデックス画面であり、メイン
メニュー画面(図5)のカーデックスボタン22をクリ
ックすると現在のオーダがある患者の一覧(図示せず)
が表示され、この一覧の中から患者を選定することによ
り表示される。又は診察画面(図6)に設けられる図示
しないカーデックスボタンをクリックすることでカーデ
ックス画面を表示することができる。そして、患者ID
を入力するとその患者についてのカーデックス画面が表
示される。カーデックス画面はオーダー履歴欄130、
オーダーメニュー欄132、オーダー内容欄134を具
備している。オーダ履歴欄には「当日(この例では1999.
06.01)」及び「全て(これまでのその患者の全てのオー
ダ)」の二つの選択枝が表示され、「当日」がマウス選択
(矢印)されているとし、オーダーメニュー欄132に
は「当日」におけるオーダーの選択欄が表示され、「当日」
における全オーダを表示するべくオーダメニュー欄13
2の「全て」をマウスクリック(矢印)しているとする
と、オーダ内容欄134には当日である1999.06.01にお
けるオーダが全て表示される。このオーダ内容は、当然
であるが、オーダ発行画面(図17)におけるオーダ内
容欄120のオーダ内容と一致している。看護婦は指示
順序に従ってオーダーを実施し、実施済の場合にはチェ
ック欄にチェックし(□に×印を付し)、オーダーを中
止した場合は中止欄をチェックする。図ではオーダは未
実施であるためチェック欄は全て未チェックである。
【0082】図20は図6〜図9に示される診察画面の
別実施例であり、図7の診察内容一覧タブ28が医師(D
r)用の診察内容一覧タブ28b-1と看護婦(Nr)用の診察内
容一覧タブ28b-2とに分かれている。タブ28b-1, 28b-2
をマウスクリックしたときの表示内容は基本的には図7
に示されるものと同様であり、一連の過去の診察内容
(絵によるものGと文字によるものT)とがその日付と
共に表示されるものである。
【0083】図21は図6〜図9に示される診察画面の
更に別実施例であり、追加的なタブとして検査画像タブ
140を備えた点が特徴である。検査画像タブ140を
マウスとクリックしたとき得られる画面はX線画像を表
示するための複数の欄142(図では6個の欄)と、各
欄142の上部に設けられるX線画像名表示欄144
と、日付入力欄146と、次ページボタン148aと、前ペ
ージボタン148bとを具備する。日付入力欄146にその
日付を入力するとその日に撮影されたX線検査画像が欄
144内の画像名と共に表示される。図示の例では左上
の二つの欄に画像XP1, XP2が画像名と共に表示され、こ
の例ではこの日の画像は2枚のみであることを示してい
る。図示の例では1画面に6枚表示することができ、そ
れ以上の画像がある場合は次ページボタン148aをマウス
クリックすると次のページに表示され、前ページボタン
148bをマウスクリックすると元のページに戻ることがで
きる。この例ではX線画像のように同一患者について同
日に複数枚のデータを採取する場合において、1画面に
おいてこれら複数のデータを同時に表示することにより
効率的な診断を行うことができる。また、ボタン149a,
149bは日付毎の改ページボタンである。
【0084】図22〜図24は図13で説明した症状・
所見画面の別実施例であり、症状入力及び所見入力のた
めの専用画面を設けた点が特徴である。即ち、図13に
示される症状タブ50a、所見タブ50b、診察コメン
トタブ50cに加えて症状入力タブ50d、所見入力タ
50bが設けられている。図22は症状入力タブ50d
をクリックしたとき現れる症状入力画面を示し、複数
(図の例では5つ)の症状因子セット入力欄150が設
けられる。各欄150の上部にはセット表示欄152が
対になってを設けられる。見出選択ボタン154をマウ
スクリックすると欄152には分類が表示され、それぞ
れの欄150にはセットに含まれる症状因子が図10又
は図14に関連して説明したように順次表示される。そ
して、各欄150においてそれぞれの因子毎(右耳痛、
右耳漏、右難聴、右耳鳴等)に症状が起こった時期が右
側破線四角にポップアップメニュー(図12と同様)を
利用して入力される。そして、左側に各因子についての
数値評価がテンキーなどを使用して図10又は図14と
同様に入力される。
【0085】所見入力タブ50eをマウスクリックした
とき現れる画面構成は図22と同様であり多数の所見因
子セット入力欄が具備される。各欄の構成は図14にお
ける欄74と同様である。入力方式は図22について説
明したものと相違はない。
【0086】図23は所見入力欄の構成であり図14と
基本的に同様である。ただ、グラフボタン164、選択
Doボタン166、選択ボタン168が設けられる。選
択Doボタン166のマウスクリックにより前回の所見
入力結果が欄160に入力され、選択ボタン168のマ
ウスクリックにより順次選択が行われ同時に欄170に
年月日、欄172の時刻が表示される。
【0087】ボタン164のマウスクリックによって図
24のグラフ画面が出現する。この画面の下部に所見因
子表示欄174があり、欄174をマウスクリックする
と図23で選択されている所見因子セット欄160に含
まれる所見因子がポップアップメニューに現れ、その中
から一つの因子である「右鼓膜湿気」を選択した状態が図
24には見えている。そして、グラフ表示欄には「右鼓
膜湿気」について日付に対するデータ(数値化データ)
がグラフ化して表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のソフトウエアが搭載されるコ
ンピュータシステムのネットワークの概念構成図であ
る。
【図2】図2はメインメニュー表示方式を示すフローチ
ャートである。
【図3】図3は診察処理の作用を説明するフローチャー
トである。
【図4】図4は診療情報処理がどのように行われるかを
説明するフローチャートである。
【図5】図5はメインメニュー画面の概略図である。
【図6】図6は診察情報画面の概略図である。
【図7】図7は診察内容一覧画面の概略図である。
【図8】図8はオーダ・処置一覧画面の概略図である。
【図9】図9は処方内容一覧画面の概略図である。
【図10】図10は症状入力画面の概略図で、症状が入
力する前の状態を示す。
【図11】図11はセット選択画面の概略図である。
【図12】図12は症状期間の選択画面の概略図であ
る。
【図13】図13は症状入力画面の概略図であるが、症
状が入力された後の状態を示す。
【図14】図14は所見入力画面の概略図である。
【図15】図15は診察コメント画面の概略図である。
【図16】図16は処方発行画面の概略図である。
【図17】図17はオーダー画面における実施項目選択
画面の概略図である。
【図18】図18はオーダー画面における実施項目期間
設定画面の概略図である。
【図19】図19はカーデックス画面の概略図である。
【図20】図20は別実施例における診察画面の構成を
示す図である。
【図21】図21は別実施例における診察画面の構成を
示す図である。
【図22】図22は別実施例における症状・所見画面を
示す図であり、症状入力タブをクリックしたときの画面
表示を示す。
【図23】図23は図22と同様であるが所見タブをク
リックしたときの画面表示を示す。
【図24】図24は図23におけるグラフボタンをクリ
ックしたときの画面を示す図である。
【符号の説明】
20…診察ボタン 22…カーデックスボタン 24…設定ボタン 28a, 28b, 28c, 28d…タブ 32, 34, 36, 38…最新の過去のデータ表示欄 40…症状・所見ボタン 42…オーダーボタン 44…処方発行ボタン 50a, 50b, 50c…タブ 52…見出選択ボタン 56…診療部位表示欄 58…症状記入欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−324785(JP,A) 特開 平1−224880(JP,A) 特開 平4−333971(JP,A) 特開 平4−348476(JP,A) 特開 平9−330372(JP,A) 特開 平7−160788(JP,A) 特開 平8−194756(JP,A) 特開 昭63−165964(JP,A) 特開 平10−97582(JP,A) 特開 平8−235258(JP,A) 特開 平8−263571(JP,A) 特開 平1−266673(JP,A) 瀬戸久美子,伴秀行,大崎高伸,神山 卓也ほか,「D−7−16 画像参照支援 機能を持つ電子カルテシステムの検 討」,1999年電子情報通信学会総合大会 講演論文集 p123(平成11年3月25日) 松尾仁司,瀬戸久美子,神山卓也, 「オブジェクト指向技術をベースにした 電子カルテプロトシステムの開発」,医 療とコンピュータVol.9,No. 11,pp.29−29(平成10年11月20日) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者毎に診察やオーダーや処方等の医療
    処置についてデータを蓄積しておくデータ蓄積手段と、
    患者を特定するための情報を入力する入力手段と、前記
    入力手段によって患者を特定する情報が入力されたとき
    その患者についてデータ蓄積手段に蓄積されているデー
    タを表示する表示手段とを備え、前記表示手段は、医療
    処置についての一連の過去のデータのうち最新のデータ
    を医療処置毎に別々にかつ該データの得られた日付と共
    に1画面に表示する手段を備えたことを特徴とする電子
    式医療管理システム。
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