JP2002132933A - 電子カルテによる歯科矯正治療カルテの作成方法およびそのためのプログラムを記憶した媒体 - Google Patents

電子カルテによる歯科矯正治療カルテの作成方法およびそのためのプログラムを記憶した媒体

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JP2002132933A
JP2002132933A JP2000324515A JP2000324515A JP2002132933A JP 2002132933 A JP2002132933 A JP 2002132933A JP 2000324515 A JP2000324515 A JP 2000324515A JP 2000324515 A JP2000324515 A JP 2000324515A JP 2002132933 A JP2002132933 A JP 2002132933A
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Keien Tsuji
啓延 辻
Miyuki Fujise
みゆき 藤瀬
Yoshinobu Shibazaki
好伸 柴▲崎▼
Haruhisa Nakano
治久 中納
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Medeia KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 点数の算定が可能である処置項目の算定漏れ
が生じることなくカルテを作成することができる電子カ
ルテによる歯科矯正治療カルテの作成方法を提供する。 【解決手段】 コンピュータによる電子カルテの作成方
法において、表示画面に歯科矯正装置の一覧を表示さ
せ、この一覧から歯科矯正装置を選択し、それに基づい
て、処置項目を特定することにより、実際に行った処置
と、点数を自動的にカルテに表示させる、電子カルテに
よる歯科矯正治療カルテの作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カルテによる
歯科矯正治療カルテの作成方法およびそのためのプログ
ラムを記憶した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】保険診療を行った保険医療機関は保険に
よる診療報酬を請求するための社会保険と国民健康保険
の支払い窓口である「支払い基金」に所定の書類を提出
することとなっている。この書類には、診療報酬明細書
および診療報酬請求書が含まれる。「診療報酬明細書」
とは、保険者に対して請求する患者ごとの1カ月分の診
療点数の内訳を示した明細書である。「診療報酬請求
書」とは、ある医療機関において、1カ月に来院した患
者数、診療点数および診療実日数などの総計(社会保険
と国民健康保険のそれぞれに分類して作成)を記載した
請求書である。診療報酬明細書の作成は、治療した内容
をカルテに記載し、そのカルテに記載されている1カ月
分の診療内容を患者毎に記入することにより行われる。
一方、診療報酬請求書の作成は、各患者について、適用
される保険が社会保険であるかまたは国民健康保険であ
るかに分類し、それぞれの保険別に患者数、診療点数、
診療実日数などの合計を記載することにより行われる。
診療報酬明細書および診療報酬請求書は規定されている
通りの編綴順に編綴されて、規定されている日付けまで
に提出されねばならない。このように、これらの書類の
提出方法には厳格な規定があるため、従来のようにカル
テからの転記により書類を作成するのでは非常に手間の
かかる作業となる。
【0003】このような問題を解決するために、医療の
分野において、電子カルテシステムが提案されるように
なった。このシステムでは、治療した内容に保険が適用
されるかどうかの保険解釈を行えるようになっているコ
ンピュータプログラムを用いて、治療内容を入力し、そ
れにより、診療点数として算定可能な処置項目を自動算
定し、カルテを作成、印字することができる。このよう
に作成された複数の患者のカルテに基づいて、「支払い
基金」に提出する診療報酬明細書および診療報酬請求書
を作成することができるようになっている。
【0004】具体的に、一般的な歯科医療において、治
療しようとする部位(例えば、歯番)と、この部位の病
名を入力することにより、該当する治療内容のリストが
表示され、そのリストから治療内容を選択することによ
り、診療点数として算定可能な処理項目が自動算定され
る電子カルテシステムが存在する。しかしながら、歯科
矯正医療の分野においては、一般的な歯科医療における
治療とは異なり、治療しようとする部位と、病名から治
療内容を特定することができない。従って、歯科矯正に
おいては、上記の方法で治療内容を絞り込むことができ
ない。また、歯科矯正においては、患者の口腔状態の変
化に応じて、同一の装置を何度も繰り返して装着するこ
とが多く、治療の流れにも一定の決まりがない。これら
の理由で、上記の一般的な歯科医療における電子カルテ
システムを歯科矯正において応用することは不可能であ
り、手作業によるカルテの記入、診療報酬明細書および
診療報酬請求書の作成が行われているのが現状である。
一方、歯科矯正は、一般に、自費診療にて行う矯正治療
が多く、保険請求を行えるのは「唇顎口蓋裂」および
「顎変形症」といった特定の病気に限定されており、ま
た、保険医療機関も特定の条件を満たすものに限定され
ている。また、装着する矯正装置による治療内容によっ
て、診療点数として算定可能である処置項目と、算定で
きない項目が多数あり、矯正治療を専門とする歯科医師
にとっても、保険請求は非常に複雑である。この為、点
数の算定が可能である処置項目の算定漏れが生じるとい
った問題点が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記の通りの歯科矯正に特有の問題を解決することができ
る電子カルテによるカルテ作成方法およびそのためのプ
ログラムを記憶した媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、コンピ
ュータによる電子カルテの作成方法において、表示画面
に歯科矯正装置の一覧を表示させ、この一覧から歯科矯
正装置を選択し、それに基づいて、処置項目を特定する
ことにより、実際に行った処置と、点数を自動的にカル
テに表示させる、電子カルテによる歯科矯正治療カルテ
の作成方法、が提供される。また、別の態様において、
上記方法を実行させるためのプログラムを記憶した媒
体、が提供される。上記方法によると、点数の算定が可
能である処置項目の算定漏れが生じることなくカルテを
作成することができる。また、このカルテを基にして、
診療報酬明細書および診療報酬請求書の作成を容易に行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、コンピュータ上におけ
る操作により実施することができる。このようなコンピ
ュータ1は、図1に示す通り、通常、処理装置(CP
U)2、記憶装置3、クロック4、ディスプレイ5、キ
ーボード6およびプリンタ7を具備している。ディスプ
レイ5、キーボード6等のインターフェースを介して、
患者の情報および処置項目等のデータが入力され、処理
装置2では、入力されたデータおよび記憶装置3に記憶
されているデータに基づいて、カルテが作成され、その
結果がディスプレイ5に表示され、そしてプリンタ7に
よってカルテが印刷されるようになっている。記憶装置
3は、例えば、患者データベースa、部位−病名データ
ベースb、病名−矯正装置データベースc、矯正装置−
治療項目データベースd、治療項目−処置項目データベ
ースe、処置項目−診療点数データベースf、電子カル
テデータベースg等を具備している。
【0008】図2には、患者データベースaの1態様が
示されている。患者データベースaには、カルテを作成
するときに必要な患者の情報が収納されている。
【0009】図3には部位−病名データベースbの1態
様が示されている。部位は、上顎左m番歯、上顎右n番
歯、下顎左o番歯および下顎右p番歯として表現され
る。治療を行おうとする部位に関連付けられて可能性の
ある病名が記憶されている。この為、部位を特定するこ
とにより、病名を絞り込むことができるようになってい
る。
【0010】図4には病名−矯正装置データベースcの
1態様が示されている。これには、病名に関連付けられ
て使用される矯正装置が記憶されている。この為、病名
を特定することにより、矯正装置を絞り込むことができ
るようになっている。このデータベースには、診療点数
として算定可能な矯正装置は全て網羅されている。例え
ば、矯正装置として、マルチプルブラケット、セクショ
ナルアーチ、床装置、リトラクター(チンキャップ)、
リトラクター(ヘッドギア)、スライディングプレー
ト、プロトラクター(M.P.A)、拡大装置(プレー
トタイプ)、拡大装置(ポータータイプ)、拡大装置
(スケレトンタイプ)、アクチバトール(FKO)、ア
クチバトール(ダイナミックポジショナー)、リンガル
アーチ、拡大装置(インナーボウタイプ)、保定装置と
して、プレートタイプリテーナー、メタルリテーナー、
リンガルアーチ、リンガルバー、スプリングリテーナ
ー、ツースポジショナーが含まれている。
【0011】図5には矯正装置−治療項目データベース
dの1態様が示されている。これには、矯正装置に関連
付けられて治療項目が記憶されている。この為、矯正装
置を特定することにより、治療項目を絞り込むことがで
きるようになっている。
【0012】図6には治療項目−処置項目データベース
eの1態様が示されている。これには、治療項目に関連
付けられて処置項目が記憶されている。この為、治療項
目を特定することにより、処置項目を絞り込むことがで
きるようになっている。なお、「治療項目」とは、ある
矯正装置の(i)印象・咬合採得、(ii)装着、(iii
)調整および(iv) 撤去等の治療動作を意味する。一
方、「処置項目」とは、治療動作に伴って実際に行う処
置の内容を意味する。
【0013】図7には処置項目−点数データベースfの
1態様が示されている。処置項目に関連付けられて、算
定可能な処置、点数もしくは点数算出式および回数もし
くは回数算出式が記憶されている。算出式は部位(歯
番)、即ち、x( x1 …x4)の関数である。また、回数
は処置が行われる回数である。なお、点数は改正により
変動するので、改正ごとに更新される。
【0014】図8には、電子カルテデータベースgの1
態様が示されている。これには、電子カルテを作成する
ために必要な記載項目が保存されている。ここで、本日
の請求金額は診療点数σの関数である。データベースg
には作成後の各患者の電子カルテのデータを保存できる
ようになっている。
【0015】以下において、電子カルテによるカルテ作
成方法の一般手順を図9および図10に示すフローに基
づいて説明する。まず、電子カルテデータベースg(図
8)の情報に基づいて、未入力(ブランク)のカルテ表
示画面(図11)をディスプレイ5に表示させる(S
1)。この段階で、「年月日」(診療日)の欄には、ク
ロック4から日付を読み出して表示されるようになって
いる。
【0016】次に、カルテ表示画面(図11)におい
て、患者の氏名を入力すると(S2)、患者データベー
スa(図2)の情報に基づいて、ディスプレイ5に患者
情報入力用画面(図12)が表示される(S3)。初診
の場合には、この患者情報入力用画面において、患者登
録番号、患者氏名、性別、生年月日、被保険者、被保険
者との続柄、初診日、最終診療日、電話番号、住所、主
治医、既往歴、障害区分、保険種類、保険番号、資格取
得日、その有効期限、保険者名、事業所等の必要な情報
を入力し、患者データベースaに記憶させる(S4)。
また、再診の場合には、表示画面(図11)において入
力した「患者の氏名」に基づいて、患者データベースa
から該当する患者の情報が読み出され、表示される(S
3)。表示された患者入力用画面の記載内容を更新し、
患者データベースaに記憶させる(S4)。
【0017】一方、カルテ表示画面(図11)の患者の
氏名に基づいて、患者データベースa(図2)から該当
する患者の情報(例えば、年齢、初診日、保険種類、主
治医)を読み出し、カルテ表示画面上の該当する箇所に
表示する(S5)。この項目としては、年齢、初診日、
保険種類、主治医が挙げられる。次に、カルテ表示画面
(図11)の「年月日」(診療日)の日付データと初診
日の日付データが比較され、処置項目(診療日=初診日
または診療日≠初診日)が決定される(S6)。決定さ
れた処置項目に基づいて、処置項目−点数データベース
f(図7)から、「処置」(初診または再診)、「点
数」、「回数」、「診療点数」および「本日の請求金
額」を読み出し、そしてカルテ表示画面(図11)のそ
れぞれの欄に表示させる(S7)。なお、「診療点数」
は、各「処置」の「点数」×「回数」の総計であり、
「本日の請求金額」は「診療点数」の関数である。
【0018】次に、部位−病名データベースb(図3)
の「部位」の欄の情報に基づいて、部位入力用画面(図
13)を表示させる(S8)。この画面で部位の入力を
行うと(S9)、部位−病名データベースbに基づい
て、その部位に応じた、可能性のある病名の一覧が病名
入力用画面(図14)として表示される(S10)。但
し、矯正治療は、通常、口腔全体を行うものであること
から、一般に、部位の入力は行わない(ブランクとす
る)。部位の入力を行わないと、歯科矯正に関する全て
の病名の一覧が病名入力用画面として表示される。
【0019】この病名入力用画面において、該当する病
名を選択すると(S11)、病名−矯正装置データベー
スc(図4)に基づいて、病名に応じて、矯正装置の一
覧が矯正装置入力用画面(図15)として表示される
(S12)。一方、その病名がカルテ表示画面(図1
1)の「病名/部位」の欄に表示される(S13)。な
お、病名入力用画面において、病名の選択を行わなくて
もよく、この場合には、矯正装置の一覧として全ての矯
正装置が表示される。
【0020】この矯正装置入力用画面において、矯正装
置を選択すると(S14)、矯正装置−治療項目データ
ベースd(図5)に基づいて、この矯正装置を用いて行
う可能性のある治療項目の一覧が治療項目入力用画面
(図16)として表示される(S15)。この治療項目
入力用画面において、歯番入力コラムに歯番を入力し
(治療項目によっては入力を要しない)、そして治療項
目を選択すると(S16)、治療項目−処置項目データ
ベースe(図6)に基づいて、処置項目の一覧が処置項
目入力用画面(図17または18)として表示される
(S17)。一方、治療項目の選択(S16)により、
自動的に処置項目が確定される場合もある(例えば、
「治療項目」が「リンガルアーチ装置」であるときには
「リンガルアーチ装置処置」という「処置項目」が確定
する。)。この場合には、その確定した処置項目に基づ
いて、処置項目−点数データベースfから、「処置」、
「点数」、「回数」、「診療点数」および「本日の請求
金額」を読み出し、カルテ表示画面上のそれぞれの欄に
表示する(S18)。
【0021】次に、S17で表示された、処置項目入力
用画面(図17または18)において、歯番入力コラム
に歯番を入力し(処置項目によっては入力を要しな
い)、そして処置項目を選択すると(S19)、処置項
目−点数データベースfから、「処置」、「点数」、
「回数」、「診療点数」および「本日の請求金額」を読
み出し、カルテ表示画面上のそれぞれの欄に表示する
(S20)。ここで、治療項目−処置項目データベース
e(図6)に基づいて、さらなる処置項目が存在するか
をどうかを確認する(S21)。あれば、S19および
S20が繰り返される。なければ、作業が終了される。
完成されたカルテはプリンタ7により印字され、また、
電子カルテデータベースgに保存される(S22)。な
お、S15〜S18は省略されて、矯正装置を選択する
と、処置項目入力用画面が表示されるようにすることも
できる。
【0022】
【実施例】実施例1−上顎のリンガルアーチの印象・咬
合採得 以下において、矯正装置としてのリンガルアーチを装着
する予定の再診の患者を例にとって具体的に説明する。
最終的に、図19に示す通りのカルテが作成される。
【0023】まず、電子カルテデータベースg(図8)
の情報に基づいて、未入力(ブランク)のカルテ表示画
面(図11)をディスプレイ5に表示させる(S1)。
この段階で、「年月日」(診療日)の欄には、クロック
4から本日の日付(12/10/20)を読み出されて
表示される。
【0024】次に、カルテ表示画面(図11)におい
て、患者の氏名(矯正一郎)を入力すると(S2)、患
者データベースa(図2)の情報に基づいて、ディスプ
レイ5に患者情報入力用画面(図12)が表示される
(S3)。再診の患者であるため、患者情報入力用画面
には、データベースaに事前に記憶されている、患者登
録番号、患者氏名(矯正一郎)、年齢(30歳)、初診
日(11年10月1日)、最終診療日、主治医(Dr. 矯
正) 、保険種類(社会保険)等の情報が表示される。必
要に応じて、記載内容の更新を行い、それを患者データ
ベースaに記憶させる(S4)。
【0025】次に、カルテ表示画面の患者の氏名(矯正
一郎)に基づいて、患者データベースa(図2)から該
当する患者の情報(年齢、初診日、保険種類、主治医−
それぞれ、30歳、11/10/1、社保、Dr. 矯正)
を読み出し、カルテ表示画面上の年齢、初診日、保険種
類(「年月日」欄の下)の欄に表示する(S5)。ここ
で、「年月日」(診療日=12/10/20)のデータ
と初診日(11/10/1)のデータを比較し、処置項
目(診療日≠初診日)であることが決定される(S
6)。この決定された処置項目に基づいて、処置項目−
点数データベース(図7)から、処置(「再診」)、点
数(「38」)、回数(「1」)、診療点数(「3
8」)および本日の請求金額(「76」)が読み出さ
れ、カルテ表示画面上のそれぞれの欄に表示される(S
7)。
【0026】次に、部位−病名データベースb(図3)
の「部位」の欄の情報に基づいて、部位入力用画面(図
13)を表示させる(S8)。この画面では部位(歯
番)は特定されないのでブランクとすると(S9)、部
位−病名データベースb(図3)に基づいて、全ての病
名の一覧が病名入力用画面(図14)として表示される
(S10)。
【0027】この病名入力用画面(図14)において、
病名番号「1」(両側唇顎裂、狭窄有り(前後)、残孔
なし)を選択する(S11)。すると、病名−矯正装置
データベースc(図4)に基づいて、矯正装置の一覧が
矯正装置入力用画面(図15)として表示される(S1
2)。一方、カルテ表示画面(図11)の「病名/部
位」の欄に「両側唇顎裂、狭窄有り(前後)、残孔な
し」と表示される(S13)。
【0028】S12で表示された矯正装置入力用画面
(図15)において、矯正装置として、矯正装置番号
「9」(リンガルアーチ)を選択すると(S14)、矯
正装置−治療項目データベースd(図5)に基づいて、
この矯正装置を用いて行う可能性のある治療項目の一覧
が治療項目入力用画面(図16)として表示される(S
15)。この治療項目入力用画面において、対象となる
歯番は特定されないので、歯番入力コラムをブランクと
し、そして治療項目として「1」(印象・咬合採得)を
選択すると(S16)、治療項目−処置項目データベー
スd(図5)に基づいて、処置項目の一覧が処置項目入
力用画面(図17)として表示される(S17)。一
方、治療項目として、印象・咬合採得を選択しても、そ
の処置項目が確定しないので、S18はスキップされ
る。
【0029】次に、S17で表示された処置項目入力用
画面(図17)において、歯番入力コラムをブランクと
し、そして処置項目として「1」(上顎のみの印象を行
う)を選択すると(S19)、処置項目−点数データベ
ースf(図7)から、処置(「印象上顎」および「咬合
採得」)、点数(それぞれ「400」および「20
0」)、回数(それぞれ「1」および「1」)、診療点
数(「638」)および本日の請求額(「1280」)
を読み出し、カルテ表示画面上のそれぞれの欄に表示す
る(S20)。次に、治療項目−処置項目データベース
e(図6)に基づいて、さらなる処置項目が存在するか
をどうかを確認すると(S21)、存在しないことが確
認され、作業が終了される。完成されたカルテはプリン
タ7により印字され、また、電子カルテデータベースg
に保存される(S22)。
【0030】実施例2−下顎第1大臼歯(6番歯)への
リンガルアーチの帯環装着 以下にリンガルアーチを下顎第1大臼歯(6番歯)に帯
環装着する場合を例にとって具体的に説明する。S1〜
S15は上記の実施例1と同様である。S15で表示さ
れた治療項目入力用画面(図16)において、対象とな
る歯番(下顎第1大臼歯(6番歯))として、歯番入力
コラムの下欄の両側に、それぞれ「6」および「6」と
入力し、そして治療項目として「2」(装着)を選択す
ると(S16)、治療項目−処置項目データベースe
(図17)に基づいて、処置項目の一覧が処置項目入力
用画面(図17)として表示される(S17)。一方、
この治療項目(リンガルアーチの下顎第1大臼歯(6番
歯)への装着)の入力により、自動的に「リンガルアー
チ装着処置」という処置項目が確定されるので、処置項
目−点数データベースf(図7)から、処置(「リンガ
ルアーチ」、「リンガルアーチ材料料金」、「フォース
システム」、「帯環調整」および「装着料(帯
環)」)、(それぞれ、「2900」、「223」、
「400」、「200」および「80」)および回数
(それぞれ、「1」、「1」、「1」、「2」および
「2」)、診療点数(「4121」)および本日の請求
額(「8240」)を読み出し、カルテ表示画面上のそ
れぞれの欄に表示する(S18)。
【0031】次に、S17で表示された処置項目入力用
画面(図18)において、歯番入力コラムの左下欄に
「6」と入力し、そして処置項目として「帯環の材料」
欄の「4」を選択すると(S19)、処置項目−点数デ
ータベースfから、処置(「ブラケット付帯環材料
料」)、点数(「49」)、回数(「1」)、診療点数
(「4170」)および本日の請求額(「8340」)
を読み出し、カルテ表示画面上のそれぞれの欄に表示す
る(S20)。なお、上記歯番入力を行なう代わりに、
S16で入力したデータ「6」がコラムの左下欄に自動
表示されるように設定することも可能である。
【0032】次に、治療項目−処置項目データベースe
(図6)に基づいて、さらなる処置項目が存在すること
が確認される(S21)。S19に戻って、さらに、処
置項目入力用画面(図18)において、歯番入力コラム
の右下欄に「6」と入力し、そして処置項目として「帯
環の材料」欄の「5」を選択すると(S19)、処置項
目−診療点数データベースfから、処置(「チューブ付
帯環材料料金」)、点数(「65」)、回数
(「1」)、診療点数(「4235」)および本日の請
求額(「8470」)を読み出し、カルテ表示画面上の
それぞれの欄に表示する(S20)。なお、上記歯番入
力を行なう代わりに、S16で入力したデータ「6」が
コラムの右下欄に自動表示されるように設定することも
可能である。
【0033】次に、治療項目−処置項目データベースe
(図6)に基づいて、さらなる処置項目が存在すること
が確認される(S21)。S19に戻って、さらに、処
置項目入力用画面(図18)において、歯番入力コラム
の下欄の両側にそれぞれ、「6」および「6」と入力
し、そして処置項目として「接着材」欄の「1」を選択
すると(S19)、処置項目−診療点数データベースf
から、処置(「接着材II」)、点数(「12」)、回
数(「2」)、診療点数(「4259」)および本日の
請求額(「8520」)を読み出し、カルテ表示画面上
のそれぞれの欄に表示する(S20)。
【0034】S19〜S21の手順を繰り返すことによ
り、S21において、処置項目が存在しないことが確認
され、作業が終了される。完成されたカルテはプリンタ
7により印字され、また、電子カルテデータベースgに
保存される(S22)。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、診療点数の算定が可能
である処置項目の算定漏れが生じることなくカルテを作
成することができる。また、このカルテを基にして、診
療報酬明細書および診療報酬請求書の作成を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用できるコンピュータの構成の1態
様の概略図を示している。
【図2】患者データベースaの1態様を示す。
【図3】部位−病名データベースbの1態様を示す。
【図4】病名−矯正装置データベースcの1態様を示
す。
【図5】矯正装置−治療項目データベースdの1態様を
示す。
【図6】治療項目−処置項目データベースeの1態様を
示す。
【図7】処置項目−点数データベースfの1態様を示
す。
【図8】電子カルテデータベースgの1態様を示す。
【図9】カルテ作成のフローを示す。
【図10】カルテ作成のフローを示す。
【図11】カルテ表示画面(ブランク)の1態様を示
す。
【図12】患者情報入力用画面の1態様を示す。
【図13】部位入力用画面の1態様を示す。
【図14】病名入力用画面の1態様を示す。
【図15】矯正装置入力用画面の1態様を示す。
【図16】治療項目入力用画面の1態様を示す。
【図17】処置項目入力用画面の1態様を示す。
【図18】処置項目入力用画面の別の態様を示す。
【図19】カルテ表示画面の1態様を示す。
【図20】カルテ表示画面の別の態様を示す。
【符号の説明】
1…コンピュータ 2…処理装置(CPU) 3…記憶装置 4…クロック 5…ディスプレイ 6…キーボード 7…プリンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによる電子カルテの作成方
    法において、表示画面に歯科矯正装置の一覧を表示さ
    せ、この一覧から歯科矯正装置を選択し、それに基づい
    て、処置項目を特定することにより、実際に行った処置
    と、点数を自動的にカルテに表示させる、電子カルテに
    よる歯科矯正治療カルテの作成方法。
  2. 【請求項2】 表示画面に歯科矯正における病名の一覧
    を表示させ、この一覧から病名を選択すると、選択され
    た病名に基づいて、使用される可能性のある歯科矯正装
    置の一覧を表示させる、請求項1記載の電子カルテによ
    る歯科矯正治療カルテの作成方法。
  3. 【請求項3】 表示画面に治療部位の入力画面を表示さ
    せ、この表示された入力画面において、治療部位を入力
    すると、治療部位に基づいて、病名の一覧を表示させ
    る、請求項2記載の電子カルテによる歯科矯正治療カル
    テの作成方法。
  4. 【請求項4】 歯科矯正装置を選択すると、治療項目の
    一覧を表示し、この一覧から治療項目を選択し、それに
    基づいて、処置項目を特定する、請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の電子カルテによる歯科矯正治療カルテの作
    成方法。
  5. 【請求項5】 治療項目を選択すると、処置項目の一覧
    を表示し、この一覧に基づいて、処置項目を特定する、
    請求項4記載の電子カルテによる歯科矯正治療カルテの
    作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の電子
    カルテによる歯科矯正治療カルテの作成方法を実行させ
    るためのプログラムを記憶した媒体。
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