JP7385379B2 - 電子カルテ検索装置及び電子カルテシステム - Google Patents
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Description
このような電子カルテシステムは、電子カルテの検索が比較的容易な点で優れている。
「患者を特定する情報」とは、患者の氏名、健康保険証番号等の、患者が誰であるかを特定する情報とをいう。
「受診日に関する情報」とは、初診における受診日、再診における受診日等の情報をいう。
「診療に関する情報」とは、病名(傷病名)、主訴の情報(患者が頭痛がすると訴えた情報等)、処置の情報(医師が風邪と診断した情報等)、処置の情報(処方した薬等)等の診療に関係した情報とをいう。
これら「患者を特定する情報」、「受診日に関する情報」及び「診療に関する情報」については図5を用いて後述する。
「検索項目」とは、検索の区分けをいう。
「検索条件」とは、検索する際の前提、制約乃至検索をするために必要な事柄等をいう。
「検索条件設定手段」とは、検索条件を設定する手立てをいう。
「表示制御手段」とは、表示を制御する手立てをいう。
「検索カルテ」とは、検索により検索された(抽出された)電子カルテをいう。
「表示態様」とは、アンダーラインを引く、太文字にする、マーカーを引く等で表示する表示の状態、有様あるいは様子をいう。「表示態様」については、図7(B)、図9(B)、図11(B)、図13(B)、図15(B)、図18等を用いて後述する。
「一覧表示」とは、検索カルテ(群)の全体がわかるようにした簡明な表示をいう。
「マーク」とは、人間により作られた、記号・符号・しるし・標章・図案等のことをいう。本願では、主として電子カルテ自体に付与されたマークをいう。
「マーカー」とは、目印、標識等をいう。例えば、電子カルテ中のある語彙に電子的に黄色でした色付けによる目印である。
「ワード/記号」とは、ワード又は記号をいう。ワードとは、言葉及び単語をいう。記号とは、文字やマーク、絵等をいう。電子カルテ中の主訴所見、処置等で記載されているワード又は記号である。
「診療行為」とは、医師が患者に対しておこなった診療の行為で、電子カルテに記載された行為をいう。
また、マークのみを表示させると、患者等の医師や医療スタッフ以外の者患者にはマークの意味は分からないため、患者に伝えることを控えたい情報を、電子カルテを検索する医師や医療スタッフ等の医療関係者に密かに伝えることが可能となる。
例えば、「現時点では完全な治療方法を見つけるのは困難」「症状が重篤」といった情報を、その意味を説明しないマークで表示すれば、医師等は内容を理解できる一方、検索カルテを偶然患者が見てもその意味がわからず、患者が絶望感を抱く等のトラブルが生じるリスクを低減することが可能となる。
「診療行為の内容」とは、「継続観察が必要、念のためレントゲンを撮る」等の診療行為を記録した内容をいう。
[電子カルテ検索装置等の概要]
図1は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等の概要を説明するための図である。なお、以下、電子カルテ検索装置1を中心に説明するが、この説明は同時に電子カルテ検索方法及び電子カルテシステム2についての説明も兼ねるものである。
電子カルテ検索装置1は、入力部11と、表示部Dと、制御部15と、を備える。表示部Dは、検索条件表示部12と、一覧表示部13と、電子カルテ表示部14とを備える。表示部Dは液晶の表示部とした。
図2は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で用いる電子カルテ171の記録方式例を説明するための図である。
電子カルテ171の記録方式は、「患者」欄に、患者の氏名、生年月日、男女の別が入力される。
「保険」欄には、加入している保険の種類(全国健康保険協会、組合管掌健康保険、共済組合、船員保険、国民健康保険等の種類)、保険番号等が入力される。
「患者番号」欄には、当診療機関又は当診療機関が属する診療ネットワークで付与する患者の番号が入力される。
「初診/再診」欄には、初診か再診か、いずれであるかが入力される。
「主訴」欄には、患者が医者に申し立てる症状のうちの、主要なものが入力される。
「所見」欄には、医師が見た事柄や、見た結果の判断や意見が入力される。
「傷病名」欄には、疾患や外傷の名称が入力される。「傷病」とは、疾患と外傷を総称した呼称である。
「検査」欄には、患者から採取した血液や尿、便、細胞などを調べる「検体検査」、心電図や脳波など患者を直接調べる「生理機能検査」等の検査内容が入力される。
「処置」欄には、傷病に対し、対策を立て適切な方法をもって事にあたる内容、あるいは傷や病気などの手当て、治療内容を入力する。
「処方」欄には、医師が患者の病状に応じて選定した医薬品名、服用方法及び服用期間等(薬名、用法・用量及び使用期間等)を入力する。
図3は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等を模式的に説明するための図である。表示部Dは、検索条件表示部12と、一覧表示部13と、電子カルテ表示部14と、を有する。入力部11は、キーボード111とマウス112を有する。これらはネットワーク16に接続されている。
図4は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等の検索フローを説明するための図である。検索フロー(検索処理)は、CPU151が、ROM152に格納されたプログラムを読み込み、プログラムに沿って処理する流れを示すフローである。
ここで、「検索条件設定手段」156とは、ROM152に格納されたプログラムを読み込み、検索条件の制御(検索条件の設定等)をする機能を実行するCPU151(制御部15)をいう。
検索条件設定手段156は、検索条件が、入力部11からの検索条件入力が一覧表示部13に「適切に設定(入力)されているか」を判断する(ステップ:S102)。
適切に設定されている場合(YESの場合)、制御部15(CPU151)は、検索条件設定手段156により設定された検索条件に従って、電子カルテデータベース17(電子カルテ171)を各検索項目について検索する(ステップ:S104)。
CPU151(制御部15)が、検索条件で設定された全ての検索項目について検索が終了していないと(NOの場合)、次の検索対象を残りの検索項目として(ステップ:S107)、ステップ104に戻る。
ここで、「表示制御手段」157とは、ROM152に格納されたプログラムを読み込み、表示部Dの表示を制御する機能を実行するCPU151(制御部15)をいう。
次に、入力部11からの入力により、一覧表示中から詳細を見たいカルテからが選択される(ステップS109)と、CPU151(制御部15)は、表示部Dに、一覧中から選択された検索カルテ(電子カルテ171)を電子カルテ表示部14上で詳細表示させる(ステップS110)。
別の電子カルテ171をみたい場合は、ステップ109に戻る。
図5は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で用いる電子カルテ171の記録例を説明するための図である。図2の電子カルテ171の記録方式の例に沿って説明する。
「保険」欄に、健康保険の種類「健保」、保険番号「AP-300」が記録されている。
「患者番号」欄には、当診療機関又は当診療機関が属する診療ネットワークで付与する患者番号「3016」が記録されている。
「初診/再診」欄には、「初診」であると記録されている。
「主訴」欄には、患者が医者に申し立てる症状のうちの、主要なもの「前日から具合が悪い。今日もまだノドが痛い」が記録されている。
「前日から」にはマーカーが付けられている。マーカーは医師が任意で好きな箇所に付ける。この電子カルテ171で注意したい箇所に付ける。キーボード111やマウス112を使ってマーカーを付ける範囲を指定して、色を選んで付けることができる。
「所見」欄には、医師が見た事柄や、見た結果の判断や意見である、「前日から風邪をひいた。投薬する。継続観察が必要。念のためレントゲンをとる」が記録されている。
「傷病名」欄には、「風邪」と記録されている。
「検査」欄には、「内容 体温測定 レントゲン撮影 結果 37.5℃ レントゲン画像」が記録されており、画像が添付されている。
「処置」欄には、「喉にルゴールを塗る。投薬し経過を見る」が記録されている。
「処方」欄には、「ロキソニン錠60mg 1日3回/食後 3日間」が記録されている。
この他に「マーク」欄や、「備考」欄が設けられているが空欄になっている。
「マーク」欄は、特に注意したい事柄についてマークを入力して記録する欄である。
「備考」欄には、自由な事柄を記載(記録)できる。
「受診日に関する情報」とは、「受診日」欄の受診日等の受診日に関連した情報である。
「診療情報」とは、患者の診療に関する情報で、「主訴」欄、「所見」欄、「傷病名」欄、「検査」欄、「処置」欄、「処方」欄の診療に関する情報である。「備考」欄に診療に関する情報が記録される場合は、「備考」欄のこれらの情報も含まれる。
「初診 再診」欄の情報については、「受診に関する情報」又は「診療に関する情報」のいずれか、あるいは双方に含めてよい。
図6は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で用いる検索項目を説明するための図である。
電子カルテ171を検索する場合、制御部15(CPU151)は、表示部Dに、検索条件表示部12上で検索条件設定画面121を表示させる。
検索条件設定画面121には、検索要否欄1221、検索項目欄1222及び検索(・表示)内容欄1223を設けて表示させる。
検索項目欄1222には検索項目を表示する。
検索(・表示)内容欄1223には、最初に各検索項目で検索した場合の検索結果の表示案内を表示させる。案内表示を見て、入力部11から検索内容を入力する。「検索(・表示)内容」欄1223としたのは、検索内容を設定する欄であるが、その設定によって一覧表示中の表示がどのようになるかが、欄中に説明書きされ、それに沿って検索カルテが表示されるからである。「検索(・表示)内容」欄1223は、「検索内容」欄1223とも称される。
入力部11からの入力により、検索項目欄1222に、検索対象の項目が選択されると、検索条件設定手段156はその選択に沿って検索条件を設定する。
入力部11からの入力により、検索(・表示)内容欄1223に、検索項目に対応する検索内容が入力されると、検索条件設定手段156はその選択に沿って検索条件を設定する。
このように、検索条件の検索項目として病名が選択される場合、検索条件設定手段156が、初診又は再診を選択した上で病名を検索条件として設定するように検索条件を設定すると、初診又は再診に絞っての病名による検索カルテの絞り込みが容易で、電子カルテを検索し抽出するのに、より一層利便性が高くなる。
「マーク」「マーカー」「ワード/記号」「診療行為」の場合も同様である。
検索条件の検索項目として「マーク」「マーカー」「ワード/記号」「診療行為」が選択される場合、検索条件設定手段156が、初診又は再診を選択した上でこれらを検索条件として設定するように検索条件を設定すると、初診又は再診に絞っての「マーク」等による検索カルテの絞り込みが容易で、電子カルテを検索し抽出するのに、より一層利便性が高くなる。
検索(・表示)内容欄1223に案内表示されているように、表示制御手段157は、表示部Dに、「電子カルテ171中の主訴及び所見欄に(検索対象の)マーカーを引いた箇所を含む内容を(一覧中に)表示(する)(マーカー付きで表示する)」よう表示制御する。
検索(・表示)内容欄1223に案内表示されているように、表示制御手段157は、表示部Dに、「検索しようとするワード又は記号に一致する内容を電子カルテ171から抽出して表示する(下線付き)」よう表示制御する。
検索(・表示)内容欄1223に案内表示されているように、表示制御手段157は、表示部Dに、検索行為に(検索行為として)登録されている電子カルテ171を(検索して)(一覧)表示」するよう表示制御する。
図7は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、検索項目「病名」により検索する場合について説明するための図である。図7(A)は検索条件表示、図7(B)は一覧表示、図7(C)は選択された電子カルテの詳細表示を説明するための図である。
更に、検索条件設定手段156は、検索条件の検索項目として病名が選択される場合、初診又は再診を選択した上で病名を検索条件として設定してもよい。
検索項目欄1222で、「検索項目」は「病名」である。入力部11からの入力により、「検索要否」欄1221の「検索要否」の「(検索)する/しない」は「する」に設定する。
プルダウンメニューにより、通常の状態ではメニューの内容を非表示状態にしておくことができるため表示領域を節約できる。マウス112のクリック等の操作によって、プルダウンメニューの中の項目を一覧で表示させることができる。その中の項目の選択も可能である。
「検索条件」が、病名「風邪」で検索された検索カルテ群が一覧表示部13で一覧表示される。1行毎に検索カルテが表示される。列方向に異なる検索カルテが表示される。
・・「検索条件」「内容」に沿って、各検索カルテの内容を行方向に表示した検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。表示項目中には、検索条件を表示する検索条件表示項目「検索条件」と、検索条件で検索した検索カルテを項目別に表示する項目別表示項目「受診日」「患者」・・「内容」と、があり、項目別表示項目中の少なくとも1つの項目別表示項目は、検索カルテの内容を各検索条件に対応する表示態様、「内容」欄に「病名)風邪」、で表示する。この「内容」欄が検索カルテの「内容」欄である。
図示するように、「行方向」は横方向で、「列方向」は縦方向である。
「表示項目」とは、表示の区分けをいう。
「行」「列」とは、文字、表示項目、表示内容等の横又は縦の並び乃至並んでいるさまをいう。本願では文字、表示項目、表示内容等の横の並びを「行」、縦の並びを「列」という。「行方向」とは横方向をいい、「列方向」とは縦方向をいう。
検索カルテの2番目には、受診日「2018.02.05」、患者「森田恵」、診療科「内科」、医師「田中一郎」、検索条件「病名)風邪」、内容「病名)風邪」、と行方向で1行で表示される。
このように1つの検索カルテが1行で行方向に表示される。複数の検索カルテは列方向に表示される。
プルダウンメニュー1224で表示した登録済の病名中に検索しようとする病名がある場合(「ある」の場合)、検索条件設定手段156はその病名で検索条件を設定し、CPU151(制御部15)は設定された検索条件で電子カルテデータベース17を検索する(ステップS204)。例えば、「風邪」で検索する。
なお、病名が複数ある場合、主病名には主病名であることがわかるように「主」」を表示する。
別の電子カルテ171(検索カルテ)の詳細を見る手順に移る場合(YESの場合)、ステップS206に戻る。
別の電子カルテ171(検索カルテ)の詳細を見ない場合(NOの場合)、一連の検索は終了する(ステップS209)。
更に、検索条件設定手段156が、検索条件の検索項目として病名が選択される場合、初診又は再診を選択した上で病名を検索条件として設定するように検索条件を設定すると、初診又は再診に絞っての病名による検索カルテの絞り込みが容易で、電子カルテを検索し抽出するのに、より一層利便性が高くなる。
図9は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、検索項目「マーク」により検索する場合について説明するための図である。図9(A)は検索条件表示、図9(B)は一覧表示、図9(C)は選択された電子カルテの詳細表示を説明するための図である。
検索項目欄1222で、「検索項目」は「マーク」である。入力部11からの入力により、検索要否欄1221の「検索要否」の「(検索)する/しない」は「する」に設定する。
また、検索条件設定手段156が検索項目としてマークを設定した場合、表示制御手段157が、検索カルテの内容欄にマークのみを表示させるように表示部Dを制御すると、マークを見ることで、視覚的に素早く検索カルテの検索内容を把握できすため、電子カルテを検索し抽出するのに、より一層利便性が高くなる。また、マークのみを表示させると、患者等の医師や医療スタッフ以外の者患者にはマークの意味は分からないため、患者に伝えることを控えたい情報を、電子カルテを検索する医師や医療スタッフ等の医療関係者に密かに伝えることが可能となる。
なお、医師(更には医療スタッフ等)の便宜のため、マーク表示箇所にマウス112を置くと、マークから吹き出しが出てマークの意味を小さな窓1230で表示するツールチップを用意しておくと便利である。
・・「検索条件」「内容」に沿って、各検索カルテの内容を行方向に表示した検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。項目別表示項目中の少なくとも1つの項目別表示項目は、検索カルテの内容を各検索条件に対応する表示態様、「内容」欄に「(四角の旗のマーク):図面参照」、で表示する。
検索カルテの2番目には、受診日「2018.04.01」、患者「島田正」、診療科「整形外科」、医師「三井望」、検索条件「マーク」、内容「(三角の旗のマーク)」、が行方向に1行で表示される。医師(更には医療スタッフ等)が、マークにマウス112を置くと、ツールチップにより、マークから吹き出しが出て、小さな窓1230で、三角の旗のマークが「難病」の意味であることを表示する。
内容欄には、マークの他に、主訴所見の先頭から30~50文字程度を表示する。
このように1つの検索カルテが1行で行方向に表示される。複数の検索カルテは列方向に表示される。
プルダウンメニュー表示した登録済のマーク中に検索しようとするマークがない場合(「なし」の場合)、プルダウンメニュー表示した空欄中に検索しようとするマークを入力部11から入力して登録する(ステップS303)。そして、ステップS302に戻る。
プルダウメニュー表示した登録済の病名中に検索しようとするマークがある場合(「ある」の場合)、検索条件設定手段156はそのマークで検索条件を設定し、CPU151(制御部15)は設定された検索条件で電子カルテデータベース17を検索する(ステップS204)。例えば、「(四角の旗のマーク:図面参照)」を検索条件として検索する。
表示制御手段157は、表示部に、選択された検索カルテの詳細を表示させる。選択された検索カルテ(電子カルテ171)は、詳細は電子カルテ表示部14で表示される(ステップS307)。
別の電子カルテ171(検索カルテ)の詳細を見る手順に移る場合(YESの場合)、ステップS306に戻る。
別の電子カルテ171(検索カルテ)の詳細を見ない場合(NOの場合)、一連の検索は終了する(ステップS309)。
図11は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、検索項目「マーカー」により検索する場合について説明するための図である。図11(A)は検索用表示、図11(B)は一覧表示、図11(C)は選択された電子カルテ171の詳細表示を説明するための図である。
検索項目欄1222で、「検索項目」は「マーカ―」である。入力部11からの入力により、検索要否欄1221の「検索要否」の「(検索)する/しない」は「する」に設定する。
プルダウンメニュー1224が表示されている「1ケ月前から」「数日前から」「前日から」・・は、この箇所にマーカーが引かれ登録されているマーカーである。このように登録された病名中から選択すると、検索条件を設定する際の労力が軽減され、検索が容易である。入力部11からの入力により、「前日から」が選択されると、検索条件設定手段156はその入力に沿って検索条件を設定する。制御部15(CPU151)は、「前日から」にマーカーが引かれている電子カルテ171を検索する。例えば、主訴又は所見欄に「前日から具合が悪い」と記載され、「前日から」にマーカーが引かれている電子カルテ171があると検索により抽出される。
そして、入力部11からの入力により、プルダウンメニュー1224中で登録済の「(新たなマーカ―表示)」が選択されると、検索条件設定手段156はその入力に沿って検索条件を設定する。制御部15(CPU151)は、「(新たなマーカ―表示)」(登録済)の電子カルテ171を検索する。
マーカーの色は、原則として電子カルテ171に引かれた色を使用する。
検索カルテの2番目には、受診日「2018.02.05」、患者「森田恵」、診療科「内科」、医師「田中一郎」、検索条件「マーカー」、内容「主訴)前日から具合が悪い」(「前日から」にはマーカーが引かれた状態)、が行方向で1行で表示される。
このように1つの検索カルテが1行で行方向に表示される。複数の検索カルテは列方向に表示される。
図12は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、検索項目「マーカ―」により検索する場合の手順について説明するためのフローチャートである。
プルダウンメニュー1224で表示した登録済のマーク中に検索しようとするマーカ―がない場合(「なし」の場合)、プルダウンメニュー1224の空欄中に検索しようとする内容のマーカ―「前日から」を入力して登録する(ステップS403)。そして、ステップS402に戻る。
例えば、CPU151(制御部15)は設定された検索条件の「前日から」にマーカーが付いている電子カルテ171を検索する。
このような検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。
別の電子カルテ171(検索カルテ)の詳細を見る手順に移る場合(YESの場合)、ステップS406に戻る。
図13は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、検索項目「ワード/記号」により検索する場合について説明するための図である。図13(A)は検索用表示、図13(B)は一覧表示、図13(C)は選択された電子カルテ171の詳細表示を説明するための図である。
「明示」とは、明らかに示す趣旨で、例えば、ワード/記号を太くする、斜めにする、ワード/記号を赤青等の文字、記号とする、ワード/記号の箇所を色付きとする、アンダーラインを付ける、反転表示とする等で表示することをいう。
検索項目欄1222で、「検索項目」は「ワード/記号」である。入力部11からの入力により、検索要否欄1221の「検索要否」の「(検索)する/しない」は「する」に設定する。なお、「ワード/記号」とは、ワード乃至記号の意味である。
「検索条件」を、ワード/記号「ロキ」で検索すると、「ロキ」のワード/記号のある検索カルテ群が一覧表示される。1行毎に検索カルテが表示される。列方向に異なる検索カルテが表示される。
・・「検索条件」「内容」に沿って、各検索カルテの内容を行方向に表示した検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。項目別表示項目中の少なくとも1つの項目別表示項目は、検索カルテの内容を各検索条件に対応する表示態様で表示する。例えば、「内容」欄の「ロキソニン錠 60mg・・」の「ロキ」は太文字で表示する。
検索カルテの2番目には、受診日「2018.02.18」、患者「角田三」、診療科「整形外科」、医師「三井望」、検索条件「ワード/記号」、内容「ロキソニン錠 60mg 腰痛・・」(「ロキ」部分は太文字)、が行方向で1行で表示される。
検索カルテの3番目には、受診日「2018.03.01」、患者「小林次郎三」、診療科「小児科」、医師「宮坂有」、検索条件「ワード/記号」、内容「ロキソニン錠 60mg インフルエンザ・・」(「ロキ」部分は太文字)、が行方向で1行で表示される。
このように1つの検索カルテが1行で行方向に表示される。複数の検索カルテは列方向に表示される。
プルダウンメニュー1224で表示した登録済のワード/記号中に検索しようとするワード/記号「ロキ」がない場合(「なし」の場合)、プルダウンメニュー1224の空欄中に検索しようとする内容のワード/記号「ロキ」を入力して登録する(ステップS503)。そして、ステップS502に戻る。
プルダウンメニュー1224の登録済の病名中に検索しようとするワード/記号がある場合(「ある」の場合)、検索条件設定手段156はその病名で検索条件を設定し、CPU151(制御部15)は設定された検索条件で電子カルテデータベース17を検索する(ステップS504)。例えば、ワード/記号「ロキ」のある電子カルテ171を検索する。
このような検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。
別の電子カルテ171(検索カルテ)を見る場合(YESの場合)、ステップS506に戻る。
別の電子カルテ171(検索カルテ)を見ない場合(NOの場合)、終了する(ステップS509)。
図15は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、検索項目「診療行為」により検索する場合について説明するための図である。図15(A)は検索条件表示、図15(B)は一覧表示、図15(C)は選択された電子カルテの詳細表示を説明するための図である。
例えば、「内容」欄の「解熱剤を処方する」の「 」内の文字や記号は他の文字や記号と異なる色で表示する(「 」内は赤文字として他の箇所は黒文字とするように色を変える)。
検索カルテの2番目には、受診日「2018.03.01」、患者「小林次郎」、診療科「小児科」、医師「宮坂有」、検索条件「診療行為」、内容「継続観察が必要。インフルエンザ・・」(「継続観察が必要」は赤文字。「インフルエンザ・・」は黒文字)、が行方向で1行で表示される。
このように1つの検索カルテが1行で行方向に表示される。複数の検索カルテは列方向に表示される。
プルダウンメニュー1224で表示した登録済の診療行為中に検索しようとする診療行為「継続観察が必要」がない場合(「なし」の場合)、プルダウンメニュー1224で表示した空欄中に検索しようとする内容の診療行為「継続観察が必要」を入力部11から入力して登録する(ステップS603)。そして、ステップS602に戻る。
プルダウンメニュー1224で表示した登録済の診療行為中に検索しようとする診療行為がある場合(「ある」の場合)、検索条件設定手段156はその診療行為で検索条件を設定し、CPU151(制御部15)は設定された検索条件で電子カルテデータベース17を検索する(ステップS204)。例えば、診療行為「継続観察が必要」のある電子カルテ171を検索する。
別の電子カルテ171(検索カルテ)を見る場合(YESの場合)、ステップS606に戻る。
別の電子カルテ171(検索カルテ)を見ない場合(NOの場合)、終了する(ステップS609)。
図17は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、複数の検索項目により検索する場合について、検索条件表示を説明するための図である。
「検索要否」1221と、「選択」1224とは、どちらを先に入力/選択してもよい。一度入力/選択した内容を後で変更することもできる。
各検索項目の、検索(・表示)内容欄1223には、検索しようとする入力内容あるいは検索した電子カルテ171を一覧表示する場合の表示内容の案内「初診時の・・」が表示されているが、ここにマウス112を置いてマウス112の左ボタンをクリックすると、プルダウンメニュー1224が出る。プルダウンメニュー1224では、「選択」と「検索内容」とが表示される。マウス112の右ボタンをクリックすると、「検索内容」欄で指定したメニューが選択され、「選択」欄に選択印「〇」が出る。
検索項目「病名」ではプルダウンメニュー1224で表示された検索内容「全て」「風邪」「インフルエンザ」・・中、「風邪」を選択した。
検索項目「マーカー」ではプルダウンメニュー1224で表示された検索内容「全て」「1ケ月前から」「数日前から」「前日から」・・中、「前日から」を選択した。
検索項目「ワード/記号」ではプルダウンメニュー1224で表示された検索内容「ロキ」「ロキソニン」・・中、「ロキ」を選択した。
図17に示す内容で設定された検索条件で制御部15(CPU151)が検索した検索カルテ群について、表示制御手段157は、表示部Dに、図18に示すように、一覧表示部13で一覧表示画面131により検索カルテ群の一覧を表示させる。
・・「検索条件」「内容」に沿って、各検索カルテの内容を行方向に表示した検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。項目別表示項目中の少なくとも1つの項目別表示項目は、検索カルテの内容を各検索条件に対応する表示態様で表示する。
検索カルテの2番目には、1番目の検索カルテと同じ検索カルテが、受診日「2018.02.01」、患者「高橋一」、診療科「内科」、医師「田中一郎」、検索条件の検索項目「マーカー」、検索内容「前日から」、内容(検索結果)「主訴)前日から具合が悪い・・」(「前日から」にはマーカー付き)、が行方向に1行で表示される。
検索カルテの3番目には、1番目及び2番目の検索カルテと同じ検索カルテが、受診日「2018.02.01」、患者「高橋一」、診療科「内科」、医師「田中一郎」、検索条件の検索項目「ワード/記号」、検索内容「ロキ」、内容(検索結果)「処方)ロキソニン錠 60mg・・」(「ロキ」は太字)、が行方向に1行で表示されている。
検索カルテの4番目には、1~3番目の検索カルテと異なる検索カルテが、受診日「2018.02.05」、患者「森田恵」、診療科「内科」、医師「田中一郎」、検索条件の検索項目「病名」、検索内容「風邪」、内容(検索結果)「病名)風邪、偏頭痛」(「風邪」にはアンダーライン)、として行方向に1行で表示されている。
検索カルテの5番目には、1~4番目の検索カルテと異なる検索カルテが、受診日「2018.02.05」、患者「角田二」、診療科「整形外科」、医師「田中一郎」、検索条件の検索項目「ワード/記号」、検索内容「ロキ」、内容(検索結果)「処方)ロキソニン錠 60mg・・」(「ロキ」は太字)、として行方向に1行で表示されている。
検索カルテの6番目には、1~5番目の検索カルテと異なる検索カルテが、受診日「2018.03.01」、患者「小林次郎」、診療科「小児科」、医師「宮田有」、検索条件の検索項目「マーカー」、検索内容「前日から」、内容(検索結果)「所見)前日からの発熱が下がった」(「前日から」にはマーカー付き)、として行方向に1行で表示されている。
検索カルテの7番目には、6番目の検索カルテと同じ検索カルテが、受診日「2018.03.01」、患者「小林次郎」、診療科「小児科」、医師「宮田有」、検索条件の検索項目「ワード/記号」、検索内容「ロキ」、内容(検索結果)「処方)ロキソニン錠・・」(「ロキ」は太字)、として行方向に1行で表示されている。
異なる受診日で分けることで、一覧中の表示態様は異なるが同じカルテが並んでいても、それらが同じカルテであることを判別しやすくできる。
図17の検索カルテ群中で、詳細を見たい検索カルテ(電子カルテ171)が入力部11で選択されると、表示制御手段157は表示部に電子カルテ171の詳細を表示させる。電子カルテ171の詳細は電子カルテ表示部14上で電子カルテ表示画面141により表示される。
例えば、一覧表示された検索カルテ群の中の1番目と6番目の検索カルテを選択すると、それらを1つずつ電子カルテ表示部14上で詳細表示してみることができる。これらの表示については既に説明したので説明を省略する。
検索内容がない場合(「なし」の場合)、検索しようとする内容を登録する(ステップS704)。そしてステップS703に戻る。
検索内容がある場合(「ある」の場合)、検索条件設定手段156はその病名で検索条件を設定し、CPU151(制御部15)は設定された検索条件で電子カルテデータベース17を検索する(ステップS705)。
そして、CPU151(制御部15)は検索で抽出(ヒット)した検索カルテから一覧表示用データを収集する(ステップS706)。
「(検索)する」としているが検索していない検索項目がある場合(未検索項目が「ある」の場合)、まだ検索していない検索項目を設定する(ステップS707)。そして、ステップS703に戻る。
「(検索)する」としている検索項目の全てについて検索してある場合(未検索項目が「ない」の場合)、表示制御手段157は、表示部に、「(検索)する」と設定した全ての検索項目の検索結果をまとめて検索で抽出された検索カルテ(群)を一覧表示させる(ステップS709)。検索カルテ(群)は一覧表示部13に一覧表示される。検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎に列方向に並べて一覧表示する。
別の電子カルテ171(検索カルテ)を見る場合(YESの場合)、ステップS710に戻る。
別の電子カルテ171(検索カルテ)を見ない場合(NOの場合)、終了する(ステップS713)。
実施形態2に係る電子カルテ検索装置等(図示せず)は、基本的には実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と同様の構成を有するが、検索条件表示部12及び一覧表示部13の構成が実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等とは異なる。すなわち、実施形態2に係る電子カルテ検索装置等においては、検索条件表示部12及び一覧表示部13をそれぞれ別個の表示装置で構成するのではなくて、1つの表示装置で構成している。
以下の実施形態も同様であり、実施形態1と同様の効果を有することや、同様の効果を奏する旨の記載は省略する。
図20は、他の実施形態に係る電子カルテ検索装置等を説明するための図である。
実施形態3に係る電子カルテ検索装置等は、基本的には図1~19に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と同様であるが、実施形態3に係る電子カルテ検索装置等は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、図20に示すように、検索条件表示部12と、一覧表示部13と、電子カルテ表示部14と、を1つの表示部Dとした点で、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と異なる。
このようにすると、表示部D全体を小型化できる。
実施形態4は、複数の電子カルテ検索装置1と、電子カルテデータベース(メモリー)17と、を備えた電子カルテシステム2とする電子カルテシステムの実施形態である。
実施形態4に係る電子カルテシステムは、基本的には図1~19に示す実施形態1に係る電子カルテシステム2と同様であるが、実施形態4に係る電子カルテシステムは、実施形態1に係る電子カルテシステム2で、電子カルテ検索装置1を複数とし、複数の電子カルテ検索装置1がネットワーク16に接続する点で、実施形態1に係る電子カルテシステム2と異なる。
このようにすると、複数の電子カルテ検索装置1で検索できるため、電子カルテを検索し抽出するのに、より一層利便性が高い。
図21は、他の実施形態に係る電子カルテ検索装置等を説明するための図である。
実施形態5の電子カルテ検索装置等(図21参照)は、基本的には図1~19に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と同様であるが、実施形態5に係る電子カルテ検索装置等は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、図13、図17等で図示した「ワード/記号」の検索条件表示画面を図21(説明は後述する)のようにした点で、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と異なる。
検索項目設定欄1241は、検索項目を設定する欄である。この例では、検索項目設定欄1241には、「抽出ワード/記号設定」の表示がされており、検索項目が「抽出ワード/記号」であること、及びこの画面がその検索内容を設定する画面であることを示している。
検索項目設定欄1241の下には、当該検索項目に関する検索条件選択欄1242、有効/無効状態欄1243、登録内容欄(登録抽出ワード/記号欄)1244及び登録(更新)日欄1245が設けられている。
一番上の行は、左から順に「〇」「有効」「初診」「2019.01.22(火)」と表示されている。ワード/記号「初診」が、2019年1月22日(火)に登録又は更新されたこと、検索対象とできる「有効」な状態であること、検索対象(抽出対象)として選択したことを表示している。
二番目の行は、左から順に「(空欄)」「有効」「再診」「2019.01.22(火)」と表示されている。ワード/記号「再診」が、2019年1月22日(火)に登録又は更新されたこと、検索対象とできる「有効」な状態であること、検索対象(抽出対象)として選択していないことを表示している。
登録内容欄(登録抽出ワード/記号欄)1244の「糖尿病」は、有効/無効状態欄1243の「状態」が「無効」であるから、検索条件選択欄1242で検索対象(抽出対象)として選択しようとしても選択できない。この場合、有効/無効状態欄1243をマウス112で選んで右クリックすることで、「有効」と「無効」とを変更できる。
例えば、既に登録された「登録抽出ワード/記号」が複数あり、全部を一度に表示できない場合、複数の「登録抽出ワード/記号」で画面下の「登録抽出ワード/記号」(スクロールしないで表示されているもの)に「(新しい抽出ワード/記号を登録)」欄を入れて表示(配置)する。「登録抽出ワード/記号」が20あり、10までしか一度に表示できない場合、10番目に「(新しい抽出ワード/記号を登録)」欄を入れて、「登録抽出ワード/記号」の10~20番目は、11~21番目に配置する如き方法である。
このようにすると、登録済のワード/記号が先の方に表示されると同時に、「(新しい抽出ワード/記号を登録)」欄が表示されるため、これら両者を一度に見れるため便利である。
このようにすると、「(新しい抽出ワード/記号を登録)」欄は常に三頭に表示されるため、「(新しい抽出ワード/記号を登録)」欄を探すのが容易である。
更新するには、登録内容欄(登録抽出ワード/記号欄)1244をマウス112で選んで右クリックすることで更新できる。
例えば、図21の上から5行目の登録内容欄(登録抽出ワード/記号欄)1244の「頭痛」をマウス112で選んで右クリックすると、「編集/削除」の窓が表示され(図面省略)、登録済の「頭痛」を「編集」したり「削除」したりすることを選択できる。「編集」を選ぶと「頭痛」の編集が可能となる。「偏頭痛」と編集し、登録(更新)日欄1245をマウス112で選んで右クリックすると「登録(更新)する/しない」の窓が表示される(図面省略)。「登録(更新)する」を選択すると、「頭痛」は「偏頭痛」に更新される。
実施形態6の電子カルテ検索装置等は、基本的には図1~19に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と同様であるが、実施形態6に係る電子カルテ検索装置等は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等で、図7(B)、図9(B)、図11(B)、図13(B)、図15(B)、図18等で図示して説明した検索カルテ表示行を、各検索カルテ毎、複数行(2又は3行)にした点で、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1等と異なる。
例えば、下記に示すような変形も可能である。
[変形例]
このようにすると、検索項目「病名」、「マーク」、「マーカー」あるいは「診療行為」においても、検索項目「抽出ワード/記号」と同様な操作での検索条件の設定が可能となる。
Claims (13)
- 入力部と、表示部と、前記入力部と前記表示部とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
患者を特定する情報、受診日に関する情報及び診療に関する情報を記憶した電子カルテを集めた電子カルテデータベースから、前記入力部からの入力内容に従って電子カルテを検索する検索条件を設定する検索条件設定手段と、
前記検索条件設定手段で設定された検索条件により検索された電子カルテを検索カルテとして表示させるように前記表示部を制御する表示制御手段と、
を有する電子カルテ検索装置であって、
前記検索条件設定手段は、異なる検索項目による検索条件の設定が可能で、
前記表示制御手段は、前記検索条件に対応する表示態様で表示させた前記検索カルテを一覧表示させるように、前記表示部を制御し、
前記制御部は、
前記検索条件設定手段が、検索条件を、第1の検索条件又は第2の検索条件として設定し、前記第1の検索条件で検索された検索カルテと同じ検索カルテが前記第2の検索条件によっても検索された場合、
前記表示制御手段は、前記第1の検索条件によって検索された前記検索カルテと、前記第2の検索条件によって検索された前記同じ検索カルテと、をそれぞれの検索条件に対応する表示態様で一覧表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項1に記載の電子カルテ検索装置において、
前記表示制御手段は、
前記第1の検索条件によって検索された前記検索カルテと、前記第2の検索条件によって検索された前記同じ検索カルテと、を列方向に連続して並べて表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項1~2のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段は、病名、マーク、マーカー、ワード/記号及び診療行為の少なくとも1つ以上を検索項目とするように検索条件を設定することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項3に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段は、前記病名、前記マーク、前記マーカー、前記ワード/記号及び前記診療行為の少なくとも2つ以上を検索項目とするように検索条件を設定することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項1~4のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段は、少なくとも1つの前記検索項目について、当該検索項目に関する検索内容を登録した検索内容の中から選択して検索内容とするように検索条件を設定することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項5に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段は、少なくとも1つの前記検索項目について、当該検索項目に関する検索内容の追加登録を許容し、前記追加登録を含め、登録した検索内容の中から選択して検索内容とするように検索条件を設定することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項3または4に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段は、前記検索条件の検索項目として病名が選択される場合、初診又は再診を選択した上で病名を検索条件として設定するように検索条件を設定することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項3または4に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段が前記検索項目として前記マークを設定した場合、
前記表示制御手段は、前記検索カルテの内容欄にマークのみを表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項3または4に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段が前記検索項目として前記マーカーを設定した場合、
前記表示制御手段は、前記検索カルテの内容欄に、前記検索カルテの記載部分のうち前記マーカーが付されている記載部分を表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項3または4に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段が前記検索項目として前記ワード/記号を設定した場合、
前記表示制御手段は、前記検索カルテの内容欄に、前記検索カルテの記載部分のうち前記ワード/記号を明示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項3または4に記載の電子カルテ検索装置において、
前記検索条件設定手段が前記検索項目として診療行為を設定した場合、
前記表示制御手段は、前記検索カルテの内容欄に前記診療行為の内容を表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 請求項1~11に記載の電子カルテ検索装置において、
前記表示制御手段は、
前記検索カルテを列方向に沿って受診日順にかつ受診日毎に分けて一覧表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。 - 電子カルテデータベースと、
請求項1~12のいずれかに記載の電子カルテ検索装置と
を備えた電子カルテシステム。
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