JP6935261B2 - 介護方法、介護システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、介護方法、介護システム及びコンピュータプログラムに関する。
介護施設では、ケアプランを立案するケアマネージャー、実際に入居者を介助・介護する介護職員、医師の指示の下、入居者に補助的な医療行為(以下、医療的ケア、という)を施す看護職員や入居者のリハビリテーション等を助ける理学療法士等、様々な専門性を有するスタッフにより多岐にわたるサービスが、入居者に提供されている。
さらに、入居者は、外部医療機関の医師からも診療を受けている。医師からの指示内容は、付き添いの介護施設の看護職員が聞き取って文書化することが一般的である。内容に齟齬が無いよう、指示内容を文書化した後、医師の確認ならびに署名/押印をもらう運用が実施されている。医師の診療を受ける場面(たとえば訪問診療の場合や、電話によるコールオーダーの場合)に応じて、文書の書式は様々である。
特に、人工呼吸器や在宅酸素による医療的ケアなど、その方法や手順を間違えると入居者に重大な影響を与える事故につながりかねない、特定のハイリスクな医療的ケア(以下、特定の医療的ケア、という)を伴う場合は、特定の医療的ケアに関する指示内容(医療機器の使用を伴う場合は、その医療機器に関する情報を含む)を抜粋して、別途文書化し、医師の再確認を得るようにしている。
このように、医師の指示内容は、入居者に付き添って医師の指示を聞き取った看護職員が文書化し、医師の署名や押印をもらった後に、介護施設内のスタッフに展開、共有される。また、特定の医療的ケアを伴う場合は、更にその内容を別の帳票等に転記し、内容に齟齬がないよう医師による再確認を得ている。
しかしながら、特定の医療的ケアについて改めて帳票を作成し医師の確認を取る作業は、同じ作業の繰り返しに過ぎず、必要以上に運用負荷を高める結果をもたらしている。また、医師の指示内容が記録される帳票等の文書は、医師の診療を受けた状況に応じて様々な書式があるため、介護施設内のスタッフに共有するためには、管理業務日誌等に内容を転記しなければならないことも、一層運用負荷を高める要因となっている。
さらに、医師の指示内容が紙媒体で共有されているため、どの介護施設でどのような医療的ケアが発生(ならびに継続、変更、中止等)しているのか、施設内外の関係者が即時かつ簡易に確認することもできない。このため、リスクの高い特定の医療的ケア等を事前に把握して適切に対処することも困難な状況である。
そこで、本発明は、医師の指示内容を正確に、かつ、効率的に、共有するための介護方法、介護システム及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施態様に係る介護方法は、データベースと、このデータベースに接続可能な複数の端末を用いて、被介護者を介護する方法において、端末を用いて、被介護者に医療を提供するために第1の専門性を備える第1カテゴリーの者が指示した第1の医療指示情報の入力を受け付けるステップと、端末を用いて、第1カテゴリーとは異なる第2カテゴリーの者に、第1の医療指示情報に基づき、被介護者を介護するためになした第2の指示情報の入力を受け付けるステップと、第1の医療指示情報及び第2の指示情報に基づく介護・看護プランを被介護者に関連付けてデータベースに記憶させるステップと、介護・看護プランをデータベースから読み出して端末に表示させるステップと、を含む介護方法である。
この態様によれば、医師等の専門性を備える者による医療指示情報と、それに基づき被介護者に医療的ケアを提供するためになした指示情報を含む介護・看護プランを生成することが可能になるから、医師の指示内容とそれに基づく医療的ケアの指示内容を合わせて、正確に、かつ、効率的に共有することが可能になる介護方法を提供することが可能になる。
また、本発明の一実施態様に係る介護システムは、データベースと、このデータベースに接続可能な複数の端末を用いて、被介護者に医療を提供するために第1の専門性を備える第1カテゴリーの者が指示した第1の医療指示情報を入力するための入力手段と、第1カテゴリーとは異なる第2カテゴリーの者が、第1の医療指示情報に基づき、被介護者に医療的ケアを提供するためになした第2の指示情報を入力するための手段と、第1の医療指示情報及び第2の指示情報に基づく介護・看護プランをデータベースに記憶させるための手段と、介護・看護プランをデータベースから読み出して表示する手段と、を備える介護システムである。
この態様によれば、医師等の専門性を備える者による医療指示情報と、それに基づき被介護者に医療的ケアを提供するためになした指示情報を含む介護・看護プランを生成することが可能になるから、医師の指示内容とそれに基づく医療的ケアの指示内容を合わせて、正確に、かつ、効率的に共有するための介護システムを提供することが可能になる。
本発明の一実施態様に係るコンピュータプログラムは、被介護者に医療を提供するために第1の専門性を備える第1カテゴリーの者が指示した第1の医療指示情報の入力を受け付けるステップと、第1カテゴリーとは異なる第2カテゴリーの者が、第1の医療指示情報に基づき、被介護者に医療的ケアを提供するためになした第2の指示情報の入力を受け付けるステップと、第1の医療指示情報及び第2の指示情報に基づく介護・看護プランを被介護者に関連付けてデータベースに記憶させるステップと、介護・看護プランをデータベースから読み出して表示させるステップと、をコンピュータに実行させるプログラムである。
この態様によれば、医師等の専門性を備える者による医療指示情報と、それに基づき被介護者に医療的ケアを提供するためになした指示情報を含む介護・看護プランを生成することが可能になるから、医師の指示内容とそれに基づく医療的ケアの指示内容を合わせて、正確に、かつ、効率的に共有するためのプログラムを提供することが可能になる。
また、第1の医療指示情報は、被介護者への薬剤の投与指示を含み、第2の指示情報は、薬剤を被介護者に投与する方法に関する情報を含んでもよい。
また、第1の医療指示情報は、医療機器を用いる医療指示を含み、第2の指示情報は、医療機器の使用方法に関する情報を含んでもよい。
本発明によれば、医師の指示内容を正確に、かつ、効率的に、共有するための介護方法、介護システム及びコンピュータプログラムを提供することができる。
介護システム10。 サーバ12とユーザ端末14の機能ブロック図。 医師と介護施設の看護職員とのやり取りの説明図。 医師の指示内容の共有手順の説明図。 訪問診療(予定)表20。 医師の指示内容ならびにそれに基づく医療的ケアの指示内容と、サービス設定の初期値との項目連携の例。 コールオーダーシート23。 表示部142に表示される医師の指示内容における指示状況を入力するための画面。 医師の指示内容における医療的ケア名を入力するための画面。 医師の指示内容における投薬指示を含む指示内容を入力するための入力画面。 医師の指示内容における医療機器に関する情報の入力画面。 医師の指示内容に基づく医療的ケア内容の入力画面。 サービスを提供するタイミング等の設定画面。 サービスの具体的な内容や手順、注意事項等を表示する画面。 サービス提供時の実施内容や引継事項の入力画面。 訪問診療(予定)表画面から既存の介護・看護プランを選択して更新する際の端末14の操作画面。 介護・看護プランNP2を選択して更新が完了した後の訪問診療(予定)表画面。 介護・看護プランの一覧。 生活状況シート25。 サービス実施記録の入力/更新画面。 コールオーダーの入力画面。 コールオーダーの入力画面における医師の指示内容の記録画面。 コールオーダーの一例。 介護・看護プランの自動生成の確認画面。 介護・看護プラン250。 登録された介護・看護プラン250の詳細。 指示確認書26のサンプル。 指示確認書を印刷するための命令画面256。 出力される指示確認書26の一例。 介護施設ごとの医療的ケアの実施状況。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する(なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する)。
なお、介護サービスの提供を受ける被介護者として、介護施設に入居する入居者を例に挙げて説明するが、被介護者は、必ずしも施設に入居している者である必要はない。また、看護と介護は、前者がその主目的を病気や怪我の治療とし、後者がその主目的を高齢者や障害者の生活の介助とする点で、厳密には異なる意義を有する場合もあるが、現実に提供されるサービスは、両方の目的を備える場合もあり、また、現場において両者を区別せずに用いられるケースも少なくないことから、本実施形態では、介護と看護を厳密に区別せずに用いる。すなわち、本実施形態において、「介護」は看護を含むものであり、また、「看護」は介護を含むものである。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る介護(看護)システム10の構成を示す図である。介護システム10は、サーバ12と、任意の複数個のユーザ端末14(据置型のユーザ端末14a及び携帯型のユーザ端末14b)を備える。
サーバ12と各ユーザ端末14は、インターネット及びLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して相互にデータを送受信可能な構成である。
ユーザ端末14は、施設長、ケアマネージャー(ケアプラン作成担当者)、サービス提供責任者、介護職員(介護スタッフ)、訪問スタッフ(ホームヘルパー)、看護職員、理学療法士(機能訓練指導員)、作業療法士、言語聴覚士、生活相談員等から構成されるスタッフに対して、必要に応じて配布される。各スタッフ(端末利用者)は、ネットワークにログインすることで、サーバ12に蓄積されているデータにアクセスすることが可能になる。ログインする端末利用者の属性(職種、役職等)に応じて、アクセスできるデータ範囲や、データの編集権限は異なるように予め設定されている。
さらに、各ユーザ端末14とサーバ12は、所定のタイミングで同期処理を実行する。たとえば、ある端末の利用者がユーザ端末14に入力したデータは、所定のタイミングでサーバ12に送信され、その後サーバ12から他の利用者のユーザ端末14に送信される。このため、介護・看護プランの実施状況や、連絡事項の共有をタイムリーに行うことが可能になる。なお、サーバ12を介さずに、ユーザ端末14間で直接データを送受信するように構成してもよい。
図2は、本実施形態に係るサーバ12とユーザ端末14の機能ブロック図である。サーバ12は、通信部120、記憶部121、制御部122、及び検索部123を備える。
通信部120は、インターネット及びLAN等のネットワークのインタフェースを通じて各ユーザ端末14との間でデータの送受信を行う。
記憶部121は、介護サービスの提供に必要な各種データ及び介護サービスの処理内容を規定するコンピュータプログラムを記憶する。例えば、記憶部121は、入居者が提供を受けるサービスの予定及び実績データを記憶する。記憶部121は、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリまたはSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶媒体から構成される。
制御部122は、記憶部121へのデータの書き込みや記憶部121からのデータの読み出し、また、コンピュータプログラムの実行による介護サービス提供に必要な演算処理等を行う。
検索部123は、ユーザ端末14等からの要求に応じて、記憶部121に格納されているデータを検索して読み出し、通信部120を介して、ユーザ端末14に出力する。制御部122及び検索部123の各機能は、CPU(Central Processing Unit)またはASIC(Application Specific Integrated Circuits)等のプロセッサと、プロセッサの演算処理のためのデータやプログラムを一時的に記憶するための図示しないメモリ(SRAM、DRAM)と、処理内容を規定するコンピュータプログラムによって実現される。
なお、上述した各機能を実現する手段は、物理的に一体化されている必要はない。たとえば、遠隔地にあるクラウドサーバにコンピュータプログラムまたはデータを格納し、必要に応じてこれらプログラムやデータを読み出すことで、本実施形態に示される各処理を実現する構成としてもよい。図2は実施態様の一例を示したものに過ぎず、サーバ12は他の構成を含んでもよいし、図2の全機能が発明にとって必須の構成要素ということでもない。
ユーザ端末14は、入力部140、通信部141、表示部142、記憶部143、制御部144を備える。ユーザ端末14は、例えばタブレット端末、スマートフォン及びパーソナル・コンピュータ等の市販の情報処理端末に、所定のコンピュータプログラムをインストールして構成することができる。
入力部140は、端末利用者による操作指示を入力するための構成であり、タッチパネルやキーボード、マウス等から構成される。
通信部141は、サーバ12の通信部120との間で各種のデータを送受信するためのインタフェースから構成される。
表示部142は、サーバ12のデータベースに記憶されているデータの内容を後述のように表示する。たとえば、液晶ディスプレイ等から構成される。
記憶部143は、端末14側で実行されるコンピュータプログラムや、端末利用者が入力したデータや、サーバ12から受信したデータ等を記憶する。具体的には、HDD、フラッシュメモリやSSDなどの各種記憶媒体から構成される。
制御部144は、記憶部143へのデータの書き込みや記憶部143からのデータの読み出し、また、コンピュータプログラムの実行による介護サービス提供に必要な演算処理等を行う。制御部144の各機能は、CPUまたはASIC等のプロセッサと、プロセッサの演算処理のためのデータやプログラムを一時的に記憶するための図示しないメモリ(SRAM、DRAM)と、処理内容を規定するコンピュータプログラムによって実現される。
なお、本実施形態では、サーバ12と、これに接続可能な複数のユーザ端末14から介護システム10が構成されるが、これに限られるものではなく、サーバ12とユーザ端末14を物理的に分離せずに、ユーザ端末14内に、介護サービスに必要なデータベースを搭載する構成としてもよい。
図3及び図4は、医師の指示内容を介護・看護プランに反映させ、介護施設のスタッフと共有させるための情報の流れを示した概念図である。
図3に示されるとおり、介護施設の入居者が医療機関の医師の診療を受ける場合、看護職員(看護師又は准看護師)が医師に同行等して医師が口頭あるいはその他の手段で下した指示内容(医師のコメントを含む)を聞き取り、医師の代わりに、所定の帳票20〜23に医師の指示内容等を記録する。記録後に看護職員は、医師に記録内容が記載された帳票を提示し、医師の確認をとる。記録内容を確認した医師は、署名/押印等して帳票を看護職員に返却する。そして、医師の確認が得られた帳票は、介護施設にて管理され、その帳票に基づいて医療的ケアの各種サービスが提供される。さらに、医師の指示内容のうち、特定の医療的ケアに関するものについては、帳票20〜23に基づいて、看護職員が指示確認書26を別途作成し、その内容について改めて医師の確認、署名等を得る運用が実施されている。
図4の各ブロック20〜23は、医師(第1のカテゴリーの者)が被介護者に医療を提供するために指示した指示内容(以下、医師の指示情報、又は、第1の医療指示情報、という)が記録された紙帳票を示している。上述のとおり通常は、医師により口頭で伝えられた指示内容を、看護職員に代表されるスタッフ(第2のカテゴリーの者)が記録することにより、これら帳票が作成される。本実施形態では、看護職員等が、こうした医師の指示内容をデータベース(サーバ12の記憶部121)に入力するとともに、その指示内容に関連し、その指示に従って医療的ケアを提供するにあたり有用な指示情報(以下、医療的ケア情報、又は、第2の指示情報、という)、たとえば、介護施設において、医師の指示に基づく処置を実際に提供する際の手順など、を入力することで、介護・看護プラン24が生成される。生成された介護・看護プラン24は、サーバ12の記憶部121に記憶される。また、介護・看護プラン24は、実施タイミングや実施後の記録事項等を設定(以下、サービス設定、という)することで、各ユーザ端末14の表示部142に生活状況シート25の形態で表示される。
医師の指示内容(第1の医療指示情報)と、その指示内容に関連し、その指示に従って医療的ケアを提供するにあたり有用な情報(第2の指示情報)は、共に介護・看護プランに含まれる情報を構成し、端末14の表示部142には、区別なく表示することができる一方で、必要に応じて医師の指示内容(第1の医療指示情報)のみを抽出して指示確認書26として出力することができる。このため、医師による再確認が必要な特定の医療的ケアに関する医療行為の部分のみを抽出して出力することができる。
また、医師が同じ被介護者を再度診察し、経過に応じて、医師の指示内容(第3の医療指示情報)が追加または変更された場合は、その指示内容に基づいて、既存の介護・看護プラン24を変更した介護・看護プラン24(第2の介護・看護プラン)を生成することができるから、複数回にわたってなされた医師の指示内容を反映した最適な介護・看護プラン24の生成を実現することができる。
さらに、介護・看護プラン24に基づいて実際にサービスを提供した際に得られる現場の情報をサービス記録(生活記録)35としてデータベースに登録することができるので、そのサービス記録(生活記録)35に基づいて既存の介護・看護プラン24を修正することもできる。すなわち、介護・看護プラン24を生成した後に、再度診察等の際に下された医師の指示内容(第3の医療指示情報)及び介護サービスの提供現場から得られる情報(サービス記録(生活記録)35)の双方に基づいて、その介護・看護プラン24を修正した介護・看護プラン(第2の介護・看護プラン)を生成することができる。
ここで、訪問診療(予定)表20、事故報告書21、看取り介護確認書22、コールオーダーシート23は、医師が被介護者に医療を提供するためにその専門性に基づき下した指示内容(第1の医療指示情報)を含む。
また、介護・看護プラン24は、医師による上記指示内容とともに、その指示内容に関連し、その指示に従って医療的ケアを提供するにあたり有用な医療的ケア情報(第2の指示情報)を含む。ただし、介護・看護プラン24は、医師による上記指示内容を全て包含しなければならないわけではなく、医師の指示内容のうち、医療的ケアを提供するために必要な情報のみを含んでいればよい。あるいは、看護職員はじめ介護施設に従事するスタッフによってなされる日常の健康管理(定期的なバイタル測定や健康観察)など医師の指示に基づかない場合は、必ずしも医師の指示内容を含んでいなくてもよい。
また、生活状況シート25は、所定の被介護者に関連付けて生成された介護・看護プラン24に基づいて具体的に提供されるサービスの内容を、そのサービスの提供時間に相当する時間軸上に表示したものである。なお、同じ被介護者に関連付けて生成された他の介護・看護プラン24がある場合は、生活状況シート25には、その介護・看護プラン24に基づいて具体的に提供されるサービスの内容も、そのサービスの提供時間に相当する時間軸上に表示される。
また、指示確認書26は、介護・看護プラン24を構成する情報のうち、医師による指示内容(第1の医療指示情報)を特定の医療的ケア及び頓用薬の指示について抽出して出力されたものである。
また、集計チェックシート28は、複数の被介護者に対してそれぞれ下された医師による指示内容(第1の医療指示情報)を集計することにより生成された統計的情報を含む。
また、サービス記録(生活記録)35は、介護・看護プラン24に基づいて医療的ケアまたは介護サービスを被介護者に提供した際に得られた情報であって、その介護・看護プラン24に関連付けてデータベースに記録された情報を含む。
図5に示される訪問診療(予定)表20には、医師が介護施設を訪問し、入居者を診療した際に下される指示内容が、訪問日や入居者等を表示する所定の書式に従って記録される。訪問診療は、医師が月二回など定期的な頻度で介護施設を訪問して診療する医療行為である。訪問診療予定の入居者の状況は、介護施設の看護職員によって事前に訪問診療(予定)表に記録され、医師に情報提供される。医師はその内容報告と当日の診療に基づいて、医療指示を下す。下された指示内容は、同行した看護職員により訪問診療(予定)表に記録され、その後、医師の確認(ならびに押印/署名)がなされる。したがって、訪問診療(予定)表に記録された医療指示内容は、正確性が担保されている。
図5には、訪問診療(予定)表20に記録される情報の一例が示されている。すなわち、診療が下された時間に関する情報(日程)、介護施設の看護職員により記入される入居者の状況に関する情報(ホームコメント)、担当看護職員を特定する情報(担当Ns)などの情報30と、医療機関、担当医を特定する情報、医療指示内容に関する情報(処方薬及びその処方内容に関する情報を含む)、これら記録内容を医師が確認した日に関する情報など医療指示及びそれに関する情報31が記録される。
医師が医療指示を下すシーンは、訪問診療の場合に限られない。図4に示されるように、事故時に外傷・痛みがあった場合や、骨折・頭部打撲等が疑われる場合など、医師の診察を受けた際に、医師による医療行為と医療指示が提供され、看護職員により当該事項が記録されて事故報告書21が作成される。
さらに、看取り介護に移行する際にも、医師の見解や医療指示が下され、看取り介護確認書22が作成される。看取り介護とは、近い将来に死に至ることが予見される入居者に対し、その身体的・精神的苦痛等を緩和しつつ、入居者の意思を尊重して提供される終末期の介護のことである。病気の治癒よりも苦痛の緩和等を優先させるために、専門的な医療指示が医師により下される。看護職員は、医師の指示内容を看取り介護確認書に記録し、医師も含めた関係者の確認を得る。
その他、図7に例示されるように、容態の急変や事故発生時の対応等のため、医師に電話等で連絡して指示を仰ぐ際は、コールオーダーシート23という帳票が作成される。コールオーダーとは、前述の急変や事故時に、看護職員等介護施設のスタッフが主治医やかかりつけ医に医療指示を請う電話等によるコミュニケーションのことである。コールオーダーした看護職員等介護施設のスタッフは、電話口で医師が口頭で下した緊急処置等の内容(医療指示内容に関する情報等32(処方薬及びその処方内容に関する情報を含む)を記録し、後日、その医師に内容を確認してもらい、署名又は押印をもらってコールオーダーシート23を完成させる(コールオーダーに基づく看護プランの作成については、図21、図22、図23、図24、図25を用いて後述する)。ただし、後述するように、コールオーダーなどの場合に、口頭で受けた医師の指示内容の記憶部121への記録(ならびに介護・看護プランの生成)を先行して実施し、その後に、その内容を紙の帳票として出力して医師の確認を得るような構成をとってもよい(図7)。
上述したように、様々な場面において、医師は入居者及び同行の看護職員等に対して医療指示を下している。この指示内容は、医師による直接的なデータベースへの登録によるケースを除外するものではないが、多くの場合、医師の指示内容を口頭で伺った看護職員がその内容を所定の帳票等に記録し、医師の確認後に、介護施設において保管することで、入居者ごとに管理される。しかしながら、紙帳票のみに依拠すると、指示内容の確認を怠られる可能性や、指示内容が適切にその後のケアやサービスに反映されない可能性がある。同一の医療行為に対して、医師(あるいは医療指示内容を記録する看護職員)によって異なる表現が用いられることも、医師の指示内容が正確に伝達されない要因となりうる。
そこで本実施形態においては、紙帳票に記録される医療指示内容が、データベースに記録され、介護・看護プラン立案の作成の際に、介護・看護プランの一部として自動的に取り込まれ、更に、サービス設定の初期値の一部として自動的に取り込まれるように構成されている(図6)。
医療指示内容のデータベース(サーバ12の記憶部121)への記録について、図8〜図11を用いて説明する。図8は、医師の指示内容(第1の医療指示情報)を入力するための画面である。端末利用者が端末14の入力部140を用いて、入居者(被介護者)を特定し、介護・看護プランを入力するためのメニューを選択することで、この入力画面が端末14の表示部142に表示される。
画面上部の欄200には、入居者を特定するための情報が表示される。さらに、医師の指示内容を識別する識別情報(欄202)、医師による指示が下されたイベントを特定する情報(欄204)が表示される。
識別情報は、端末14により自動的に付与され、この識別情報がそのまま介護・看護プランの識別番号として用いられる。指示イベント情報は、医師が指示を記録した帳票ごとに利用される画面(訪問診療(予定)表や事故報告書、コールオーダーシートなど)から看護プランに連携された場合には、該当する指示イベントが自動で入力され、そうでない場合には、端末利用者により複数の選択肢から特定の選択肢が選択されることにより入力される。
さらに、医師の指示内容を記録した帳票に基づいて、医療機関、担当医、医療指示が下された日、指示に基づく医療を提供する期間、医師の所見等(自由記述)、診断名、検査内容等、及び疾病等が入力され、データベースに記録される(欄206)。
図9も、図8に引き続き、医師の指示内容(第1の医療指示情報)の内、医療的ケア名を入力するために表示部142に表示される画面である。医療的ケア名は管理区分で分類され各々主要な医療的ケア名が予め表示されている。例えば、栄養管理の内容は、欄208に表示される。端末利用者は、医師により栄養管理(栄養の投与方法)の指示が下されている場合は、帳票に従って該当する医療的ケア名を複数の選択肢から選択する。図9では、経鼻経管栄養(口から食事をとれない入居者のために、消化管内にチューブを挿入して栄養剤を注入する経管栄養のうち、鼻腔からチューブを挿入して栄養剤を注入する方法)が選択されている様子を示している。
ここで、医療指示に基づく医療的ケア名を、自由記述ではなく、あらかじめ用意されている選択肢から選択するような構成とすることで、医師ごとの医療的ケアの表現の相違の余地を減らすことで、医師の指示が誤って伝達される可能性や、経験の浅い介護職員等により医師の指示が誤解または曲解される可能性を抑制するとともに、後述するように統計的な情報の収集(経営ダッシュボード機能)が可能になる。人材流動性が高い介護業界にあっては、実務経験の少ないスタッフ(特に看護職員)が、医師によって異なる表現を用いることがある医療処置の内容を誤解しうるため、選択入力によって、こうした誤解や曲解の可能性を抑制することが可能になる。
その他の医療的ケア名についても、分類毎に選択肢により選択させて入力を受け付ける形態をとることにより、同様の効果や入力時間の短縮化を図ることができる(欄210)。なお、医師の指示が下されていない欄については、入力されない。
欄208及び欄210において、下線が引かれている選択肢(または、表示する文字の色を異ならせた選択肢)は、特定の医療的ケアに該当するため、選択内容を「医療的ケア兼頓用薬指示確認書」(以下、指示確認書、という)として出力できることを示している。指示確認書については後述する。
図10も図8、図9に引き続き、医師の指示内容(第1の医療指示情報)の内、投薬指示を含む医師の指示内容そのものを入力するための入力画面である。同様に端末14の表示部142に表示される。欄212に示されるように、医師の指示内容が医療的ケアに該当するか、服薬指示に該当するかという情報や、指示区分情報として、今回の指示が「新規」の指示か、または、以前からの指示を「継続」するものか、「変更」するものか、「中止」を指示するものかを示す情報が選択肢から選択される。さらに、医師の指示内容、処方内容、処方薬、薬の形状(内服薬、吸入薬、外用薬、注射薬、その他)、服薬部位が入力される。
図11も図8、図9、図10に引き続き、医師の指示内容(第1の医療指示情報)の内、医師の指示に従って提供される医療的ケアに用いられる医療機器の名称、製造メーカー、取扱説明書の有無、医療機器導入時の医師指示書(控)の有無、提示日、資材に関する情報を入力するための入力画面(欄214)である。同様に端末14の表示部142に表示される。
医師により指示された医療機器情報の他、取扱説明書の有無に関する情報や、機器導入時の指示書なども、医師の指示に関連する重要な医療指示情報である。医療機器等の設備は、メーカーや型番、新旧機種等製造時期によって取り扱い方法も多種多様であるため、医療機器等の誤操作による事故を未然に防ぐための非常に重要な情報になる。
なお、入力される情報は、選択の有無を示す情報や、テキスト情報に限られない。端末14を用いて、別紙や処方箋の有無を特定するとともに(欄216)、処方箋等をスキャン等して得られる画像データをデータベースにアップロードして登録することもできる。したがって、医師の指示内容の表現にイラストなどのイメージが用いられる場合であっても、より正確に指示内容を登録することが可能になる。
[介護・看護プランの立案]
以上のようにしてデータベースに登録された医師による指示情報に基づいて、介護・看護プラン24が立案される。介護・看護プラン24は、入居者の症状、病状その他の個別的な状況を考慮して、看護職員により立案される。以前より、入居者に提供されるサービス内容の設定を含む介護・看護プランが立案され、その介護・看護プランに従って実際に提供された介護・看護プランの記録がとられ、適宜、その介護・看護プランに対する評価がなされ、当該評価結果情報33に応じて介護・看護プランを見直す、というサイクルで介護・看護プランが立案、修正されていた。一方で、本実施形態においては、医師の指示情報をデータベースに登録するとともに、その指示内容27が介護・看護プランの一部として自動的に組み込まれ、かつ、その指示内容に従った医療的ケア情報29(医療的ケアの具体的な手順や留意事項)を含む介護・看護プラン24の立案及び生成が可能な構成となっている(図6)。そのため、医師の指示情報を漏れなく介護・看護プランに組み込むことが可能となるとともに、医師の指示情報を考慮した具体的な手順や内容も、介護・看護プラン24の一部として含むことが可能となる。たとえば、入居者の個性や留意事項、医療機器の情報等を介護・看護プラン24の一部として含めることも可能になる。
図12は、介護・看護プランとして提供されるサービスを立案し、入力するための入力画面である。介護・看護プランも、端末14を通じて設定入力することができる。
既に入力された医師の指示内容(第1の医療指示情報)が自動的に反映されるように構成させ、必要に応じて、医師の指示内容に追加して具体的な手順や留意点である医療的ケア情報(第2の指示情報)を追記してサービス内容を設定することができるが、それに替えて、医師の指示内容を参照しながら、その指示に基づいた手順や留意点を別途入力する構成としてもよい。
また、医師の指示内容(第1の医療指示情報)の入力と、その指示に従って入力される具体的な手順や留意点(第2の指示情報)を同時に入力し、医師の指示内容の入力と、医療的ケアの入力を同時にデータベースに登録する構成としてもよい。また、図12に示されるように、医師の指示内容または処方をコピーするための入力ボタンを設けてもよい。
介護・看護プランは、医師の指示内容に基づいて、入居者に提供されるサービス及びその提供期間や時間を具体的に規定するものである。具体的には、図12の入力欄218に示されるように、医師の指示に基づく医療的ケア又は服薬の内容・手順やそれに伴う留意点、関連資料情報を含むものであり、医師の指示内容そのもの(第1の医療指示情報)と、その指示内容に基づく具体的な医療的ケアの内容及び手順(第2の指示情報)を含む。そのサービスが提供される予定期間、医師の指示に基づく医療的ケア又は服薬の内容・手順、その際の留意点が入力される。項目によっては、既に入力済みの医師の指示内容が自動的に反映させるように構成してもよい。
また、詳細な手順書等が別紙である場合には、これら資料の電子データをアップロードすることもできる。さらに、サービスの提供にあたり留意すべき事項(その医療的ケアを施すにあたる注意点や、入居者特有の情報など)を入力することも可能である。さらに、介護・看護プランの立案者情報も自動的に表示、登録される。
このように、医師の確認を受けた指示内容に基づきながら、その指示内容のみならず、当該指示内容に基づいた医療的ケアの内容や付随する関連情報を含めて介護・看護プランとして登録し、日々の予定として展開させることが可能になるため、より正確に、かつ、抜け漏れのない、質の高い医療的ケアを入居者に提供することが可能になる。
図13及び図14は、立案された介護・看護プランに該当するサービスの設定画面である。図13は、その介護・看護プランで規定されるサービスの提供する期間、時刻及び頻度等の設定画面であり、図14は、そのサービスの実施事項や記録事項が定義された画面で、当該項目の一部として、先に介護・看護プランで入力されたサービスの具体的な手順、注意事項等が自動的に転記される。
図13の入力欄222に示されるように、端末利用者は、提供されるサービスカテゴリーを設定することができる。図では、看護職員(NS)によって実施されるべき医療的ケアとしてサービスが設定されている。
また、この看護サービスの予定期間ならびに予定時間が設定入力される。このように、サービス内容とその提供時間が設定されることにより、介護・看護プランから看護スケジュールが作成される。この設定内容が展開されることにより、被介護者のスケジュールに、この介護・看護プランが組み込まれる。
次いで、担当すべきスタッフのカテゴリーが選択される。図13では、介護職員(SS)、看護職員(NS)、理学療法士(PT)、指定なし、のうち、看護職員(NS)により実施されるべきサービスとして設定入力されている。
そして、サービス提供日時の繰り返し周期も詳細に設定することが可能である。
図14は、提供されるサービス種類として、「NS処置」(看護職員(NS)によって提供される医療的ケア)、「SS処置」(医療的ケアの内、介護職員でも提供可能な医療的ケア)、「服薬」が設定された場合に追加的に表示される医療ケアの内容、手順等の指示情報、注意事項、使用される医療機器を設定するための入力欄224である。介護・看護プランで設定された各項目の内容(図12)が初期値として自動的に反映されるように構成されている(図6)。このため、具体的なサービス内容や注意が必要な処置については、介護・看護プラン立案の際に入力された内容がそのまま担当スタッフ等に共有されることになり、医師の指示を正確にサービス内容に反映させることが可能になる。さらに、介護施設側でサービス提供するにあたって必要な情報を新たに追加することも可能である。このようにして、他の看護職員や介護職員等との間で、医師の指示に基づきながらも、介護施設としてサービス提供するために必要な事項等を共有可能な構成としたので、より質の高いサービスの提供が可能となる。
一方で、介護・看護プランで設定可能なサービス以外のサービスの場合は、図14に示されるような医療的ケアに関する処置内容の手順や注意事項を示す画面は表示されない。
図15は、医療的ケアの各種サービスの提供後に、実施内容(入力欄226)や引き継ぎ事項(入力欄228)を入力するための画面である。入力欄226に示されるように、指示及び指定された手順通りに実施し、特に特記事項がない場合は、所定のチェックボックスにチェックすることで、テキスト入力を省略することもできる。入力欄228には、引継すべき事項が入力される。このように、医療的ケアの各種サービスについて実際に提供されたサービスについての評価情報33(図6)や特記事項など、サービスを被介護者に提供した際に得られた情報を、その介護・看護プラン24に関連付けてサービスの提供者が記録できるように構成したので、各介護・看護プランを実際のサービス提供の実績に基づいて評価することが可能になる。このため、介護・看護プランの見直しや、同じ介護・看護プランに基づいてサービスを提供するスタッフに有用な情報を提供することが可能になる。
図16は、訪問診療時に医師により下される指示内容に基づいて、該当する入居者に関する既存の介護・看護プランを選択、更新する際の端末14の操作画面を示している。図16の画面230は、図5で示されるように各入居者について入力された医師の指示内容を、入力者毎に一覧表示している。画面230の左端に入居者を特定する情報が表示されている。そして、画面230の右端に示される「介護・看護プラン連携」の領域232が選択されると、別ウインドウ234が立ち上がり、その行の入居者に対して立案されている介護・看護プランが表示される。別ウインドウ234には、事故報告書21に記録されている医療指示に基づく介護・看護プラン(NP1)の概要と、看取り介護確認書22に記録されている医療指示に基づく介護・看護プラン(NP2)の概要と、コールオーダーの帳票23に記録されている医療指示に基づく介護・看護プラン(NP3)が示されている。ここでは、NP2が更新される介護・看護プランとして選択されている。
その後、図17に示されるように、選択された介護・看護プランNP2を更新するかどうかを確認するメッセージ236が表示され、OKを選択すると、介護・看護プランNP2の内容が、訪問診療(予定)表20に基づく医療指示内容で更新されたことを示すメッセージが表示されるとともに、一覧表においても介護・看護プランNP2が更新されたことが示される(240)。なお、図16のウインドウ234において、「新規作成」ボタンを選択することによって、新規の介護・看護プランを生成することも可能である。
図18は、介護・看護プランNP2更新後の被介護者が受ける介護・看護プランの一覧である。欄242の「医師の指示イベント」列に示されるように、NP2の指示内容は、訪問診療(予定)表に基づき更新され、それに伴い、「内容・留意点」列の内容も更新される。医師により下された「痒痣」という診断内容とそれに基づく処置内容(第1の医療指示情報)と、医師の指示に基づいて、看護職員(NS)等が具体的にすべき手順や留意点が、内容・留意点の欄に表示される。
このように、同一の入居者に対して、医療指示の内容または提供される医療的ケアの内容ごとに、複数の介護・看護プラン(NP1〜NP3)が設定されているから、容易に特定の医療指示または医療的ケアの各種サービスの内容を修正することができる。また、その介護・看護プランに関して、再度医師による診察等が行われた際には、その介護・看護プランの過去の医師の指示情報(第1の医療指示情報)に、新たな医師の指示情報(第3の医療指示情報)を追記することができる。そして、過去の医師の指示情報、新たな医師の指示情報、過去の医師の指示情報に基づく医療的ケア情報(第2の指示情報)ならびに実際に提供された医療的ケアの評価情報(後述)に基づいて、介護・看護プランの内容を更新することができるから、これまでの経過を踏まえたより適切な介護・看護プランの立案が可能になる。
図19に示されるように、端末の表示画面142には、その入居者が提供を受ける複数の各種サービスが同一の時間軸上に従って表示させたシート(生活状況シート25)で表示される。このため、介護職員等のスタッフは、その入居者の一日のスケジュールや、提供しようとしているサービスの前後に提供するサービス等を把握した上で自身のサービスに臨むことができる。また、食事や入浴といった介護職員が提供する介護サービスと、専門の資格を有する看護職員により提供されなければならない医療的ケアの各種サービスを統合して表示することが可能になることから、職種間を超えた多職種のスタッフによるチームケアが可能になる。
図19には、サービス内容を表現するイラスト(アイコンや図形等を含む)が表示されているが、テキストや、その他の表現を用いることも可能である。また、時間軸のスケールを変更させて端末14に表示させることも可能である。また、被介護者を特定する情報や、バイタル情報等もあわせて表示することもできる。さらに、アイコンを選択することで、そのアイコンに相当するサービスの実施記録を入力/更新し、表示することが可能である(図15、図20)。
図21〜図26は、入居者の様態の急変その他の事情により、医師に電話して、医療指示を受けた場合に(コールオーダーという)、その医療指示のデータベースへの登録と、登録内容に基づく介護・看護プランの自動的作成のステップを示す端末14の表示画面を示している。ここでは、医療指示内容を、端末14を用いてサーバ12の記憶部121に登録した後に、その内容を帳票23として出力し、医師の確認を得るとともに、登録内容に基づいて自動的に介護・看護プランが設定される場合について説明する。
図21は、コールオーダーに関する情報のうち、コールオーダーをした医療機関名、ホームからの状況報告等の概要を入力するための画面244である。図21に示される内容は、医師の指示ではないため、看護職員等が独自に入力することができる。
図22は、医師から電話等で受けた指示内容(医師の所見、診断、指示、処方等)を記録するための画面246である。この内容は、後日、入力内容をコールオーダーシート23(帳票)として印刷し、担当医に内容の確認及び署名を受けなければならない。その後、医師の確認日/署名日もデータベースに入力される。
図23は、コールオーダー時の施設からの報告内容247と、それに対する医師の指示248を示す例である。生活状況シート25の画面からコールオーダーの医師の指示内容を登録する画面に遷移することが可能になる。
介護施設の現場においては、入居者の状態に応じて、適宜医師の指示を仰ぐ必要が生じる場面もある。本実施形態における端末14を用いて、生活状況シート25から直接実績としてコールオーダーによる医師の指示を登録した例を示している。図23では、点滴量として往診時は、1200ccを指示されていたが、入居者の負担増を配慮してコールオーダーしたところ、医師より点滴量を1000ccに減らしてもよいとの指示を受けた場合の例を示している。
看護職員は、医師への報告内容247と、医師からの指示内容248を、端末14を用いて入力し、コールオーダーを登録することができる。その後、図24に示されるように、入力した内容に基づいて介護・看護プランを自動的に生成するかどうかの確認画面249が表示され、新たな指示内容を介護・看護プランとして登録することが可能になる。介護・看護プランとして登録することを選択した場合は、図25に示されるように、コールオーダーとして記録した内容が、自動的に、介護・看護プラン250の一つとして登録される。図26は、介護・看護プランの登録内容を示している。医師の指示イベント252としてコールオーダーが自動的に入力され、その際の医師の指示内容が、自動的に入力されるとともに、その他情報詳細を入力欄254に入力して、介護・看護プランとして登録することができる。後日、その内容を帳票として印刷して医師より確認を受けることもできる。
このように、生活状況シート25という予定された各種サービスの内容を時系列で示した画面に基づいてサービスを提供しながら、予定外の入居者の容体変化等、予定外の事態が起こった場合は、その際提供したサービスを実績として登録できるようにしたことで、入居者に突発的に発生するような急変時に、すぐさま医師に連絡しその指示内容が記録できると同時に、介護・看護プランを自動で作成できるようにした。登録内容は、記憶部121に記録されるとともに、他の端末でも読み取り可能となることから、後にその入居者にサービスを提供するスタッフにも、遅滞なく更新情報の共有を図ることが可能になる。そして、その後に、コールオーダーの内容を帳票として医師の確認を得ることもできる。
なお、特定の医療的ケア及び頓用薬の指示については、データベースに登録されている指示の内容や経過を確認したい場面もある。そのような場合は、介護・看護プランの表示画面等において印刷ボタンを入力することで、指示確認書を印刷することができる。
図27は、胃ろう(胃に穴をあけて直接栄養を投与する栄養管理)の指示確認書26のサンプルである。また、図28は、指示確認書26を印刷するための命令画面256である。従前は、図27に示される指示確認書26を看護職員が訪問診療(予定)表やコールオーダーシートから転記して作成していたが、本機能を用いることにより、既に記録されている内容に基づいて自動的に指示確認書26を出力することが可能である。図29は、出力される指示確認書26の一例を示している。この図に示されるように、指示確認書26としては、被介護者である入居者の特定情報のほか、医者の指示日(欄258)、指示内容の有効期間、指示区分、分類、指示名及び指示内容(欄260)の他、医師の署名欄ならびに担当看護職員の署名欄が出力される。また、医療機器を用いた医療指示である場合は、別頁262として、医療的ケアに用いられる医療機器の製品名称、導入時の医師情報等が出力される。
指示確認書に表示させる特定の医療的ケアとしては、人工呼吸器や在宅酸素、腹膜透析など特定の医療的ケアであるが、表示する項目対象と、抽出条件は、任意に設定可能である。したがって、利用用途に応じて柔軟に、帳票として出力したい情報を選択することが可能になる。
図30は、介護施設ごとの医療的ケアの実施状況を示している。本実施形態においては、医療的ケア名を、自由入力ではなく、選択入力とした(たとえば、図9の栄養管理の選択欄208)。そして、複数の介護施設にて用いられている各端末14から入力された内容は、記憶部121に集約される。このため、特定の医療行為が、現在、または、過去に、何件実施されたかという統計的情報を、例えば、介護施設ごとに、医療的ケアごとに集計し、一覧表示することが可能になる。また、件数を示す数字を選択することで、その件数の根拠となっている介護・看護プランの画面を表示することが可能になっている。なお、表示する項目対象と、抽出条件は、任意に設定可能である。したがって、利用用途に応じて柔軟に、出力したい情報を選択することが可能になる。
以上のとおりであるから、本実施形態に示された介護システムを用いることにより、医師の指示内容が明文化されてデータベースに登録されるため、当該指示内容が不正確に、または、誤って介護施設側で提供される医療的ケアに反映されるリスクを抑制することが可能になる。また、医師の指示情報を一度だけ登録すれば、その内容が、介護・看護プランやサービス記録まで自動的に反映される構成としたので、無駄な転記作業を省略することが可能になる。
また、医師の指示内容のみならず、指示内容に関連する医療的ケア情報(介護施設特有の情報を含む)や、その評価情報を介護・看護プランと関連づけて入力し、記録できるようにした。このため、医療機関と介護施設、すなわち、医師と看護職員等とのコミュニケーションの標準化及び可視化を推進することが可能になるとともに、介護・看護プランの計画、実行、評価(Plan-Do-See)を効率的に行って、より質の高い介護サービスの提供が可能になる。
また、介護・看護プランで一元管理された各種データを集計し、表示することも可能であるため、施設ごと、または、医療的ケアの内容ごとに、その発生、継続、変更、中止、終了といったステータスと件数をタイムリーに把握することが可能になる。このため、介護施設内外のスタッフ(特に、マネージメント層)により、医療的ケアの状況を俯瞰的に把握することが可能になり、ひいては、重大事故につながるようなケースの早期発見及び事前対応が可能になる。
なお、入居者ごとに複数の介護・看護プランを設定するかわりに、それらを網羅する一つの介護・看護プランを実運用に合わせて設定するように構成してもよい。
また、本実施形態では、医師の指示内容を看護職員が入力し、その指示内容を紙等で出力した後に、医師の確認(押印/捺印)を得る態様について説明したが、これに限られるものではない。たとえば、医師に端末14を使用する権限を付与し、医師が直接端末14を用いて指示内容を記録することも可能である。また、医師が端末14の内容を閲覧し、看護職員等によって記録された指示内容を、確認するような構成としてもよい。この場合、当該医師に付与するアカウントは、その医師に関連する介護・看護プランのみを端末14に表示等する構成としてもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10…介護システム、12…サーバ、14a…据置型のユーザ端末、14b…携帯型のユーザ端末、20…訪問診療(予定)表、21…事故報告書、22…看取り介護確認書、23…その他帳票(コールオーダーシート等)、24…介護・看護プラン、25…生活状況シート、26…指示確認書、28…集計チェックシート、120…通信部、121…記憶部、122…制御部、123…検索部、140…入力部、141…通信部、142…表示部、143…記憶部、144…制御部。

Claims (10)

  1. データベースと、このデータベースに接続可能な複数の端末を用いて、被介護者を介護する方法において、
    前記端末前記被介護者に医療を提供するために第1の専門性を備える第1カテゴリーの者が指示した第1の医療指示情報の入力を受け付けるステップと、
    前記端末、前記第1カテゴリーとは異なる第2カテゴリーの者、前記第1の医療指示情報に基づき、前記被介護者に医療的ケアを提供するためになした第2の指示情報の入力を受け付けるステップと、
    前記データベースが、前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報に基づく介護・看護プランを前記被介護者に関連付けて記憶するステップと、
    前記端末が、前記介護・看護プランを前記データベースから読み出して表示するステップと、
    前記端末が、前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報の少なくとも一部を、表示するステップと、
    前記端末が、前記表示された前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報に基づいて前記被介護者に提供されるサービスの内容及び提供時期の特定を受け付けるステップと、
    前記端末が、
    前記提供時期を含む時間軸を表示しながら、
    前記時間軸に基づいて、前記提供時期に相当する位置に前記サービスを表示するとともに、この被介護者に提供される他のサービスの内容を、そのサービスの提供時期に相当する位置に表示するステップと
    を含む介護方法。
  2. 前記端末、前記第1カテゴリーの者が前記被介護者に医療を提供するためになした第3の医療指示情報の入力を受け付けるステップと、
    前記データベースが、前記第1の医療指示情報、前記第2の指示情報及び前記第3の医療指示情報に基づく第2の介護・看護プランを記憶するステップと、
    前記端末が、前記第2の介護・看護プランを前記データベースから読み出して表示するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項1記載の介護方法。
  3. 前記端末が、前記第1の医療指示情報の入力を受け付けるステップは、
    前記端末が、所定の書式又は前記所定の書式とは異なる書式を表示するステップと、
    前記所定の書式又は前記異なる書式に基づいて、前記第1の医療指示情報を含む情報の入力を受け付けるステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の介護方法。
  4. 前記端末が、前記第1カテゴリーの者に対して、前記第1の医療指示情報を、前記所定の書式又は前記異なる書式に基づいて表示するステップと、
    前記データベースが、この第1カテゴリーの者が、表示された前記情報を確認したことを示す情報を、前記第1の医療指示情報に関連付けて記憶するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項3に記載の介護方法。
  5. 前記端末が、前記第1の医療指示情報の入力を受け付ける前記ステップは、
    前記端末が、複数の医療的ケア名を表示するステップと、
    前記端末が、表示された前記複数の医療的ケア名から、少なくとも一つの医療的ケア名を選択させるステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の介護方法。
  6. 前記端末が、前記第1の医療指示情報、前記第2の指示情報及び前記介護・看護プランの少なくともいずれか一つを出力するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の介護方法。
  7. 前記サービス及び前記他のサービスは、これらサービスの内容を示すイラストによりそれぞれ表示されていることを特徴とする請求項に記載の介護方法。
  8. 前記端末が、提供された前記サービスの評価情報の入力を受け付けるステップを含むことを特徴とする請求項又はに記載の介護方法。
  9. データベースと、このデータベースに接続可能な複数の端末を用いて、被介護者を介護する介護システムにおいて、
    前記端末は、
    前記被介護者に医療を提供するために第1の専門性を備える第1カテゴリーの者が指示した第1の医療指示情報を入力するための入力手段と、
    前記第1カテゴリーとは異なる第2カテゴリーの者が、前記第1の医療指示情報に基づき、前記被介護者を介護するためになした第2の指示情報を入力するための手段と、
    前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報に基づく介護・看護プランを前記データベースに記憶させるための手段と、
    前記介護・看護プランを前記データベースから読み出して表示する手段と、
    前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報の少なくとも一部を、表示する手段と、
    前記表示された前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報に基づいて前記被介護者に提供されるサービスの内容及び提供時期の特定を受け付ける手段とを備え、
    前記端末は更に、
    前記提供時期を含む時間軸を表示しながら、
    前記時間軸に基づいて、前記提供時期に相当する位置に前記サービスを表示するとともに、この被介護者に提供される他のサービスの内容を、そのサービスの提供時期に相当する位置に表示する手段を備える、
    介護システム。
  10. 端末が、被介護者に医療を提供するために第1の専門性を備える第1カテゴリーの者が指示した第1の医療指示情報の入力を受け付けるステップと、
    前記端末が、前記第1カテゴリーとは異なる第2カテゴリーの者が、前記第1の医療指示情報に基づき、前記被介護者を介護するためになした第2の指示情報の入力を受け付けるステップと、
    データベースが、前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報に基づく介護・看護プランを前記被介護者に関連付けて記憶するステップと、
    前記端末が、前記介護・看護プランを前記データベースから読み出して表示するステップと、
    前記端末が、前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報の少なくとも一部を表示するステップと、
    前記端末が、前記表示された前記第1の医療指示情報及び前記第2の指示情報に基づいて前記被介護者に提供されるサービスの内容及び提供時期の特定を受け付けるステップと、
    前記端末が、
    前記提供時期を含む時間軸を表示しながら、
    前記時間軸に基づいて、前記提供時期に相当する位置に前記サービスを表示するとともに、この被介護者に提供される他のサービスの内容を、そのサービスの提供時期に相当する位置に表示するステップと
    をコンピュータを備える前記端末に実行させるプログラム。
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