JP2002269226A - 特記事項を表示する診療支援システム - Google Patents
特記事項を表示する診療支援システムInfo
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Abstract
憶しておいて、診療の際の参考情報として提供する。 【解決手段】 患者の診療情報を診療情報データベース
から読み出して表示手段に表示する診療支援システムに
おいて、カルテには記載しない特記事項を入力する特記
事項入力手段と、その特記事項を患者別に記憶する特記
事項データベースと、特記事項データベースから患者の
特記事項を読み出して表示手段に表示する特記事項表示
制御手段とを設け、入力手段からの指示に応じて患者の
診療情報を表示しようとするとき、その表示に優先し
て、前記特記事項表示制御手段は患者の特記事項を表示
する構成である。
Description
に係り、特に、カルテに記載する診療情報とは別に、特
記情報を表示、編集することができる診療支援システム
に関する。
を記録する電子カルテシステムや診療支援システムにお
いては、主訴や症状、検査結果や実施した診療行為等を
入力して、患者別に診療情報データベースに記憶してい
る。この診療情報データベースは追記型であり、新しい
診療情報が次々に書き加えられていく。そして、医師や
医療スタッフは、診療に際して患者の診療情報を呼び出
して画面に表示し、最近の治療内容や投薬歴を確認しな
がら、診療行為を進めていく。
のアレルギーに関する情報や、患者が妊婦または授乳婦
であるといった情報が重要なこともある。また、患者の
既往歴や、患者の家族の病歴といった情報が役に立つこ
ともある。また、医療スタッフ同士の申し送り的なコメ
ントや、今後の予定などのメモも役に立つ。そして、従
来の紙のカルテであれば、欄外などの目立つところにこ
れら情報を医師が手書きしておくことができた。しか
し、電子カルテは追加記録が基本であるので、診療情報
を呼び出した際、常に最初の表示内容にこれら情報が含
まれているとは限らない。また、いわゆる診療記録とし
てのデータにならないものもあるので、それらはカルテ
に記載する診療情報と一緒に入力することにはなじまな
い。そこで、カルテ情報とは別に、このような情報を特
記事項として記憶しておいて、診療の際の参考情報とし
て提供することができれば有効である。
する診療情報を入力する入力手段と、診療情報を患者別
に記憶する診療情報データベースと、表示手段とを備
え、前記入力手段からの指示に応じて患者の診療情報を
診療情報データベースから読み出して表示手段に表示す
る診療支援システムにおいて、カルテには記載しない特
記事項を記憶する特記事項データベースと、特記事項デ
ータベースから患者の特記事項を読み出し、その読み出
した特記事項を少なくとも患者の氏名と性別を含む患者
識別情報とともに前記表示手段に表示する特記事項表示
制御手段とを設け、前記入力手段からの指示に応じて患
者の診療情報を表示しようとするとき、その表示に優先
して、前記特記事項表示制御手段は患者の特記事項を表
示するものであり、その際、表示すべき特記事項が前記
特記事項データベースに登録されている場合のみ、特記
事項を表示することで、上記課題を解決するものであ
る。
示すブロック図である。実施例はクライアント/サーバ
システムの構成をとり、各種のデータベースを備えたサ
ーバ10と、そのデータベースを利用する複数の端末1
6とが、ネットワーク回線15によって結ばれている。
端末16は医療機関の各診察室に設置され、医師または
医療スタッフが患者の電子カルテに診療データを入力す
るのに利用する。そのために、キーボード等で構成した
入力手段18と、表示手段19と、制御手段17とを備
える。制御手段17は、サーバ10のデータベースから
患者の診療情報いわゆる電子カルテを取得して表示手段
19に表示し、入力された診療情報をサーバ10に送っ
てデータベースに登録する。
れた診療情報を記憶する診療情報データベース14があ
り、制御手段11が端末16のリクエストに応じて、指
定された患者の診療情報を診療情報データベース14か
ら読み出して端末16に配信する。そして、端末16か
ら送られてきた診療情報を、患者別に診療情報データベ
ース14に登録する。診療情報の中には、医師が診断し
た病名の情報も含まれる。従って、病名情報だけを取り
出すことで、患者の病歴が分るものである。また、サー
バ10には、端末16と同様に入力手段12と表示手段
13があって、サーバ10単独でも患者の診療情報を表
示及び入力し、登録することができる。
ベース30と特記事項データベース40とがある。経過
情報データベース30には、あらかじめ医師が設定し、
入力した経過等情報を記憶している。この経過等情報
は、電子カルテに記載された診療情報の一部であるが、
実施例では特に、診療情報データベース14とは別に経
過情報データベース30を設けて、そこに記憶するよう
にしている。
表示例を図2に示す。この設定ウインドウ20では、経
過等情報の種類を表すデータ名21を入力し、それを特
記事項の表示ウインドウに出力するか否かを、ラジオボ
タン22で設定するようになっている。本例ではデータ
名は画像診断であり、またそれを特記事項に表示するよ
うに設定している。データ名としてはこの外に、例え
ば、血液型や小児期既往歴などがある。こうして設定し
た内容が、経過情報データベース30に登録される。
設定ウインドウ20で入力したデータ名21がデータ名
31に対応し、ラジオボタン22の指定が、特記事項に
表示フラグ34に反映される。コメント32がそのデー
タ名31のデータであり、これは、診療情報の入力画面
(図示せず)で別途、医師等が電子カルテに入力したテ
キストデータである。経過等情報は、それを入力した日
付および入力した個人の識別情報(記入者ID)ととも
に記録される。そして、その経過等情報を主治医が承認
したか否かを示すフラグ33がある。経過等情報は、同
じデータ名31のものが後から入力されたときもマージ
されることはなく、入力の都度、追加して登録されるも
のである。
に示すデータを記憶している。即ち、アレルギー情報と
患者属性情報およびその他情報である。アレルギー情報
には、同図(a)に示すように、アレルギーの有無41
を示すデータと、コメントデータ42とがある。患者属
性情報には、同図(b)に示すように、妊婦43あるい
は授乳婦44を示すデータと、コメントデータ35とが
ある。その他情報は、同図(c)に示すようにコメント
データ46である。これらコメントは、フリーテキスト
形式で入力されたものであり、入力されたものがコメン
ト単位に追加して記録されるものである。また、特記事
項として入力されたそれぞれの情報は、入力または設定
された日付と、入力した個人の識別情報(記入者ID)
とともに記録されるようになっている。
明する。実施例では、特記事項を表示させるために特に
指示をする必要はない。患者の電子カルテを呼び出そう
とすると、自動的に表示されるようになっている。即
ち、患者を指定し、その患者の電子カルテに診療データ
を入力するために、診療情報の入力画面(図示せず)を
表示させようと指示すると、それに応じて、先ず特記事
項がウインドウ表示されるようになっている。その表示
例を図5に示す。特記事項ウインドウ50のトップに
は、患者の氏名、性別、年齢が分りやすく大きな文字で
表示される。51は経過等情報エリアであり、経過情報
データベース30から読み出した経過等情報が、日付の
新しい順に表示される。そのうち、主治医承認フラグ3
3が未承認のものは、符号52で示すように頭に未の文
字が付されて表示される。これにより、その経過等情報
が未承認であることが、一目で分るものである。
り、特記事項データベース40から読み出したその他情
報が表示される。そして、54は患者病歴情報エリアで
あり、診療情報データベース14から読み出した病名情
報が、日付の新しい順に表示される。
者病歴情報といったカテゴリ別に、特記事項として表示
するかしないかを設定することができるようになってい
る。そこで、表示設定ボタン55を指示すると、図7に
示す表示設定ウインドウ70が表示される。そこでは、
経過等情報やアレルギー情報などのカテゴリ72別に、
表示するか否か71をチェックマークの有無で指定す
る。また、特記事項ウインドウ50を、診療情報を開く
とき即ち患者の電子カルテを表示しようとするとき、自
動的に表示するかどうかの指定73や、各カテゴリの情
報量に応じて表示する量、即ち行数を自動的に調整して
変化させる指定74や、更に、情報量が多いカテゴリの
ウインドウ程、上側に表示する指定75も、チェックマ
ークの有無で指定するようになっている。
に設けた端末設定データベース80に登録される。図8
に端末設定データベース80の構成を示す。経過等情報
81乃至患者病歴情報85について、表示する/しない
の設定情報と、図7の73から75の設定を記憶する8
6から88の設定情報とが登録されるものである。そし
て、端末16の制御手段17は、端末設定データベース
80を参照して、特記事項ウインドウ50の表示を制御
するのである。
動作を説明する。患者の電子カルテを呼び出すように入
力手段18から指示されると、制御手段17はそれを検
知し、先ず、その患者の特記事項を表示するように動作
する。その際、制御手段17は、端末設定データベース
80を参照して特記事項の表示の要否を判定する(ステ
ップS1)。そして、自動的に表示86がオフの場合
は、特記事項は表示しないで直ちに次の処理に移行す
る。即ち、診療情報を読み出して電子カルテを表示す
る。他方、自動的に表示86がオンならば、特記事項の
データを読み出して表示しようとするが、データが一切
入力されていなければ表示するデータもないので、特記
事項ウインドウ50は表示しないで、直ちに電子カルテ
を表示するようにしている(ステップS2;Yes)。
要否を判定する(同S3)。経過等情報81がオンなら
ば表示するので、経過情報データベース30から患者の
経過等情報を読み出してくる(同S4)。そして、最新
のみ表示がオンならば(同S5;Yes)、読み出した
経過等情報のうち、既往歴や血液型などデータ名31毎
に最新の情報のみをセレクトする(同S6)。さらに、
未承認も表示がオフかどうか判定し(同S7)、オフな
らば未承認のデータを削除する(同S8)。
する(同S9)。アレルギー情報82がオンならば表示
するので、特記事項データベース40から患者のアレル
ギー情報を読み出してくる(同S10)。次に、患者属
性情報の表示の要否を判定する(同S11)。患者属性
情報83がオンならば表示するので、特記事項データベ
ース40から患者属性情報を読み出してくる(同S1
2)。次に、その他の特記事項を表示するか判定する
(同S13)。その他情報84がオンならば表示するの
で、特記事項データベース40からその他情報を読み出
してくる。さらに、患者病歴情報を表示するか判定する
(同S15)。患者病歴情報85がオンならば表示する
ので、診療情報データベース14から病名情報を読み出
してくる。
たところで、特記事項を表示するのであるが、その際、
制御手段17は、表示サイズを自動調整する指定87が
なされていれば、それぞれの特記事項の情報量に応じて
表示する量を調整する。実施例では表示する行数を調整
する。即ち、情報量が少ない特記事項には標準の行数よ
り少ない行数を与え、逆に、その分、情報量が多い特記
事項には標準より多い行数を付与するのである(同S1
7)。また、表示順を調整する指定88がなされていれ
ば、情報量が多いカテゴリの順に特記事項の表示位置を
調整する(同S18)。そして、それぞれの特記事項を
特記事項ウインドウ50に表示する(同S19)。図7
の指定内容に従って表示するサイズや位置を調整した場
合の表示例を図6に示す。
は、患者の電子カルテを表示する前に、特記事項ウイン
ドウ50を先ず表示するようにしている。こうすること
で、電子カルテに患者の診療情報を入力する前に、医師
等に参考情報を提供して注意喚起するようにしているの
である。図5又は図6からも分るように、氏名や性別か
ら確かにその患者であるかどうかや、経過情報や病歴、
さらにアレルギーの有無や妊産婦あるいは授乳婦かな
ど、重要な情報が確認できる。しかも、これら情報は日
付が新しいものほど優先して表示するので、より確度の
高い情報が提供できるものである。但し、特記事項の情
報が何もなければ特記事項ウインドウは表示しないよう
にしている。また、特記事項はそれぞれの情報量に応じ
て表示サイズを調整して、無駄なく効率よく必要な情報
を提供するようになっている。
示することで、重要な情報を目立たせて見落しを防止す
るようにしている。これは、全特記事項をスクロールさ
せて連続して表示させるような場合、特に有効である。
尚、項目別に重要度を指定可能にして、その重要度と情
報量でスコアリングし、それに応じて表示位置を自動調
整するように構成してもよい。その際、上側に表示する
か、中央に表示するか等をユーザが指定できるようにす
るとよい。
立って特記事項ウインドウを表示する際に、特記事項デ
ータが何も入力されていない場合は、特記事項ウインド
ウを表示しないで即座に電子カルテを表示する。これに
より、必要のない特記事項ウインドウを閉じるなどのわ
ずらわしい作業をしなくて済むようになるものである。
また、特記事項の情報量に応じてそれぞれのカテゴリで
表示サイズを調整するので、表示エリアを有効に使って
無駄をなくし、効率よく必要な情報を提供できるように
なる。また、情報量に応じて表示位置を変えるので、重
要な情報を目立たせて見落しを防止することが期待でき
る。
表示例である。
ある。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
ある。
ある。
13 表示手段 14 診療情報データベース 15 ネットワーク回
線 16 端末 17 制御手段 18 入力手
段 19 表示手段 20 経過情報データベース
30 特記事項データベース 40 端末設定デ
ータベース
Claims (5)
- 【請求項1】 カルテに記載する診療情報を入力する入
力手段と、診療情報を患者別に記憶する診療情報データ
ベースと、表示手段とを備え、前記入力手段からの指示
に応じて患者の診療情報を診療情報データベースから読
み出して表示手段に表示する診療支援システムにおい
て、 カルテには記載しない特記事項を記憶する特記事項デー
タベースと、特記事項データベースから患者の特記事項
を読み出し、その読み出した特記事項を少なくとも患者
の氏名と性別を含む患者識別情報とともに前記表示手段
に表示する特記事項表示制御手段とを設け、前記入力手
段からの指示に応じて患者の診療情報を表示しようとす
るとき、その表示に優先して、前記特記事項表示制御手
段は患者の特記事項を表示するものであり、その際、表
示すべき特記事項が前記特記事項データベースに登録さ
れている場合のみ、特記事項を表示することを特徴とす
る診療支援システム。 - 【請求項2】 前記特記事項は患者の病歴に係るカテゴ
リと、アレルギーに関するカテゴリとを少なくとも含
み、前記特記事項表示制御手段は、それぞれのカテゴリ
で前記特記事項データベースに記憶されている情報量に
応じて、それぞれのカテゴリの表示量を調整することを
特徴とする請求項1に記載の診療支援システム。 - 【請求項3】 前記特記事項表示制御手段は、前記特記
事項データベースに記憶されている前記カテゴリ毎の情
報量に応じて、特記事項の表示順を調整して表示するこ
とを特徴とする請求項2に記載の診療支援システム。 - 【請求項4】 前記特記事項表示制御手段は、前記カテ
ゴリ毎の表示行数を調整するものである請求項2又は請
求項3に記載の診療支援システム。 - 【請求項5】 前記特記事項表示制御手段は、前記特記
事項データベースに記憶されている前記カテゴリ毎の情
報量が多い順に上から特記事項を表示することを特徴と
する請求項3又は請求項4に記載の診療支援システム。
Priority Applications (1)
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JP2001066823A JP4623847B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 特記事項を表示する診療支援システム |
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