JP2010055396A - 看護支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 医療従事者が患者情報や診療情報をできるだけ正しく登録することができるようにする。
【解決手段】 患者情報である患者の年齢と診療情報である患者の診療科目とを対応付けて記憶部3に記憶しておく。入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されている場合に、情報取得部2bは、その患者情報に対応付けられている診療情報を記憶部3から取得する。取得した診療情報と入力された入力診療情報とが一致していない場合に、判定部2cは、入力患者情報と入力診療情報との関係が矛盾していると判断し、入力患者情報の入力や入力診療情報の入力に対して注意を促す旨を表示させている。それを見た医療従事者に対して、各情報の入力に対して注意を促すことができ、この注意により、医療従事者が患者情報と診療情報との関係が矛盾しないように入力患者情報や入力診療情報を再度入力することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 患者情報である患者の年齢と診療情報である患者の診療科目とを対応付けて記憶部3に記憶しておく。入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されている場合に、情報取得部2bは、その患者情報に対応付けられている診療情報を記憶部3から取得する。取得した診療情報と入力された入力診療情報とが一致していない場合に、判定部2cは、入力患者情報と入力診療情報との関係が矛盾していると判断し、入力患者情報の入力や入力診療情報の入力に対して注意を促す旨を表示させている。それを見た医療従事者に対して、各情報の入力に対して注意を促すことができ、この注意により、医療従事者が患者情報と診療情報との関係が矛盾しないように入力患者情報や入力診療情報を再度入力することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、病院などの医療機関において、医師や看護師などの医療従事者に対する看護業務を支援するための看護支援システムに関する。
従来、医療従事者は、パソコン(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistants)などの端末装置に患者の氏名や性別、診療科目などの患者情報を登録している。
ところで、一人の患者に対する医療行為(例えば、薬の投与や検査の実施、食事の配膳など)は、複数の医療従事者により分担されることが多い。このことから、患者に対して医療行為を実施する医療従事者は、他の医療従事者が端末装置に登録した患者情報を参照して、該当する患者情報を確認することがある。患者情報を確認することにより、医療従事者は、その患者に実施すべき医療行為の内容と他の患者に実施すべき医療行為の内容とを間違えることがなくなる。また、端末装置を利用して患者情報を確認する技術の一つとして、特許文献1に記載のユーザ確認支援システムが知られている。
特開2003−141261号公報
特許文献1に記載のユーザ確認支援システムは、診察の対象である患者の氏名と同一または類似の読みの氏名を持つ他の患者がいる場合に、その旨のメッセージおよびそれに該当する患者の氏名などをパソコンの画面に表示している。これにより、それらの表示を見た医療従事者は、診察の対象である患者が正しいか否かを把握することができる。
また、特許文献1に記載の技術において、診察の対象である患者が正しいか否かを医療従事者が把握するには、患者の氏名、年齢、生年月日などの患者情報を医療従事者が正しく予め登録しておく必要がある。また、上述した患者情報だけでなく、患者の診療科目の診療情報も正しく予め登録しておく必要がある。ここで、診療科目とは、医療においての診療の専門分野区分を示すものであり、例えば、内科や外科などである。
ところで、医療従事者は、上述した患者情報や診療情報を端末装置に入力する際に、紙などに記載された内容と照らし合わせながら入力せずに、患者の診療科目の診療情報を一部の患者情報から勝手に判断したり、患者の年齢などの患者情報を一部の診療情報から勝手に判断したりしてしまうことがある。そのため、間違った患者情報や診療情報を端末装置に登録してしまうケースが生じるという問題があった。
例えば、生まれ年が昭和18年である患者が入院する場合、医療従事者は、紙などに記載された内容と照らし合わせながら正しい患者の生まれ年である昭和18年を端末装置に登録する。一方、患者の診療科目を登録する際に、医療従事者が患者の生まれ年と診療科目とを照らし合わせずに、生まれ年だけを見て18年という年数から生まれ年を平成18年と思い込んでしまうと、内科として登録されるべき患者の診療科目が、小児科として登録されてしまうことがあった。また、診療科目が小児科である患者が入院する場合、医療従事者は、紙などに記載された内容と照らし合わせながら正しい患者の診療科目である小児科を端末装置に登録する。一方、患者の生まれ年を登録する際に、医療従事者が患者の診療科目と生まれ年とを照らし合わせずに、生まれ年だけを見て18年という年数から生まれ年を昭和18年と思い込んでしまうと、平成18年として登録されるべき患者の生まれ年が、昭和18年として登録されてしまうことがあった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、医療従事者が患者情報や診療情報をできるだけ正しく登録することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の看護支援システムでは、患者の年齢、生年月日の少なくとも一つを示す患者情報と患者の診療科目を示す診療情報とを対応付けて予め記憶しておく。ある患者の患者情報や診療情報を入力した際に、入力した患者情報に対応付けて記憶されている診療情報と入力した診療情報に対応付けて記憶されている患者情報とを取得し、取得した診療情報と入力した入力診療情報とが一致していないと判断した場合、または、取得した患者情報と入力した入力患者情報とが一致していないと判断した場合に、入力患者情報の入力や入力診療情報の入力に対して注意を促す文字列を表示するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、入力した患者情報と入力した診療情報との関係が矛盾していれば、患者情報の入力や診療情報の入力に対して注意を促す文字列が表示される。これにより、それを見た医療従事者に対して、入力した診療情報と入力した患者情報との間で整合性が取れるまで、患者情報の入力および診療情報の入力に対して注意を促すことができる。この注意により、医療従事者が患者情報と診療情報との関係が矛盾しないように患者情報や診療情報を再度入力することができる。このことから、医療従事者は、患者情報や診療情報をできるだけ正しく登録することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態による看護支援システムのブロック図を図1に示す。同図に示すように、本実施形態による看護支援システム1は、制御部2、記憶部3、入力部4、表示部(特許請求の範囲の注意表示部を含む)5を備えて構成されている。また、制御部2は、情報判定部2a、情報取得部2b、判定部2cを備えて構成されている。ここで、本実施形態の看護支援システム1は、パソコンやPDAなどにより実現される。なお、本実施形態の看護支援システム1は、パソコンやPDA単体で構成しても良いし、パソコンやPDAなどの端末装置とそれらを接続するサーバとにより構成しても良い。
制御部2は、看護支援システム1の各構成要素を後述するように制御する。記憶部3は、図2に示すように、年齢領域31、診療科目領域32を格納している。ここで、記憶部3は、年齢領域31と診療科目領域32とを関連付けて記憶している。年齢領域31には、患者の年齢を示す患者情報(例えば、0歳など)が格納されている。診療科目領域32には、患者の診療科目を示す診療情報(例えば、患者情報が0歳に対して診療情報が小児科など)が格納されている。また、記憶部3には、互いの関係の整合性が取れている状態で患者情報と診療情報とがそれぞれ関連付けて記憶されている。ここで、患者情報とは、患者の年齢、生年月日の少なくとも一つを示すものである。また、本実施形態では、患者情報として患者の年齢を用いた場合を例示して説明する。また、生年月日は、生まれ年から年齢を算出することができるため、年齢と同様に扱うことができる。また、記憶部3は、各患者のカルテを示すカルテ情報を記憶する。また、患者のカルテとは、患者の症状の経過などを記しておくものであり、患者を特定するための情報として、患者の氏名を示す患者情報を含む(本実施形態では、患者の氏名を特に患者氏名情報とする)。また、上述した年齢や生年月日を示す患者情報や診療情報を少なくとも含む。
入力部4は、ある患者の年齢を示す入力患者情報およびその患者の診療科目を示す入力診療情報を入力するためのものである。表示部5は、入力患者情報および入力診療情報を入力するための入力画面40や入力部4にて入力された入力患者情報や入力診療情報に対して注意を促す文字列を示す注意情報を含む入力画面40を表示するものであり、表示ディスプレイなどにより構成されている。医療従事者が入力操作部(図示せず)により入力操作を行うと、制御部2は、入力部4を動作させる。入力部4は、図3に示す入力画面40を生成する。そして、制御部2は、入力部4にて生成された入力画面40を表示部5に表示させる。入力画面40が表示部5に表示されると、医療従事者は、入力患者情報と入力診療情報とを入力することができる。
図3において、入力画面40は、ある患者の年齢と診療科目とを正しく登録する(換言すると、ある患者の年齢と診療科目とをカルテ情報として記憶部3に記憶させる)ために表示されるものであり、情報入力欄41と注意表示欄42とから成る。また、情報入力欄41は、患者名入力欄43、年齢入力欄44、診療科目入力欄45、登録ボタン46から成る。患者名入力欄43は、登録しようとする患者の氏名を示す患者氏名情報(例えば、山田太郎)を入力するためのものである。年齢入力欄44は、その患者の年齢を示す入力患者情報(例えば、12歳)を入力するためのものである。診療科目入力欄45は、その患者の診療科目を示す入力診療情報(例えば、小児科)を入力するためのものである。注意表示欄42は、注意情報(例えば、「<注意>年齢の入力または診療科目の入力が間違っています。入力した内容を確認して再び登録ボタンを操作してください。」などの情報)を表示するためのものである。ここで、後述する情報判定部2aによる判定処理または判定部2cによる判定処理が行われるまで、注意表示欄42には何も表示されない。
また、登録ボタン46が医療従事者により操作された場合に、入力患者情報および入力診療情報が入力部4にて入力されていれば、制御部2は、入力部4にて入力された入力患者情報および入力診療情報を取得し、情報判定部2aを動作させる。情報判定部2aは、取得した入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する。また、情報判定部2aは、取得した入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する。ここで、情報判定部2aによる判定処理は、入力画面40の登録ボタン46が操作される度に実行される。また、情報判定部2aは、取得した入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する処理と、取得した入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する処理とを実行しているが、それぞれの処理を同時に実行するのではなく、まずどちらか片方の処理を実行するようにする。
具体的には、登録ボタン46が医療従事者により操作された場合に、図3に示すように、入力患者情報(12歳)および入力診療情報(小児科)が入力部4にて入力されていれば、制御部2は、入力部4にて入力された入力患者情報および入力部4にて入力された入力診療情報を取得し、情報判定部2aを動作させる。情報判定部2aは、記憶部3を参照して、取得した入力患者情報(12歳)に該当する患者情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する。
入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合に、制御部2は、情報取得部2bを動作させる。情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報を取得する。
本実施形態では、入力部4にて入力された入力患者情報(12歳)に該当する患者情報(12歳)が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断される。そのため、情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力患者情報(12歳)に該当する患者情報(12歳)に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報(内科、外科)を取得する。
情報取得部2bが入力患者情報(12歳)に該当する患者情報(12歳)に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報(内科、外科)を取得すると、制御部2は、判定部2cを動作させる。判定部2cは、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致しているか否かを判定する。換言すると、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れているか否かを判定する。ここで、判定部2cによる一致とは、記憶部3に記憶されている一つの患者情報に関連付けて記憶されている診療情報が複数存在する場合には、入力部4にて入力された入力診療情報(例えば、小児科)が情報取得部2bにて取得した診療情報(例えば、小児科、外科)の何れかに一致することを含むものである。
情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致していると判定部2cにて判断した場合(換言すると、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れていると判定部2cにて判断した場合)に、制御部2は、入力患者情報を患者情報とし、入力診療情報を診療情報として、入力部4にて入力された患者氏名情報により特定されるカルテ情報にそれらの情報を含ませて記憶部3に記憶させる。ここで、制御部2は、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れているという情報をカルテ情報に含ませて記憶部3に記憶させる。
また、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致していないと判定部2cにて判断した場合(換言すると、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れていない場合)に、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判断する。
本実施形態では、情報取得部2bにて取得した診療情報(内科、外科)と入力部4にて入力された入力診療情報(小児科)とが一致していない。また、本実施形態では、入力部4にて入力された入力患者情報(12歳)が正しい内容であるとしている。そのため、情報取得部2bにて取得した診療情報(内科、外科)と入力部4にて入力された入力診療情報(小児科)とが一致していないので、入力部4にて入力された入力患者情報(12歳)に対して入力部4にて入力された入力診療情報(小児科)が正しい内容ではないと判定部2cにて判断される。しかしながら、入力患者情報(12歳)が必ずしも正しい内容であるとは限らないため、判定部2cは、入力患者情報および入力診療情報の何れか一方が間違っており、入力患者情報と入力診療情報との関係が矛盾していると判断する。
一方、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断し、上述した処理が実施された後で、情報判定部2aは、取得した入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する。入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合に、制御部2は、情報取得部2bを動作させる。情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報に対応付けて記憶部3に記憶されている患者情報を取得する。情報取得部2bが入力診療情報に該当する診療情報に対応付けて記憶部3に記憶されている患者情報を取得すると、制御部2は、判定部2cを動作させる。判定部2cは、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致しているか否かを判定する。
ここで、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致するとの判定部2cによる判定結果が得られている場合、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致していることは明らかであるから、判定部2cは、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致していると判断する。従って、制御部2が入力患者情報を患者情報とし、入力診療情報を診療情報としてカルテ情報に記憶した場合、前述した記憶内容と同内容となる。そのため、入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かの判定の処理を省略することも可能である。
また、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致しないとの判定部2cによる判定結果が得られている場合、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致しないことは明らかであるから、判定部2cは、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致していないと判断する。従って、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判断する。そのため、入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かの判定の処理を省略することも可能である。
本実施形態では、入力部4にて入力された入力診療情報(小児科)に該当する診療情報(小児科)が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断される。そのため、情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力診療情報(小児科)に該当する診療情報(小児科)に対応付けて記憶部3に記憶されている患者情報(0歳、1歳、・・・10歳)を取得する。そして、判定部2cは、情報取得部2bにて取得した患者情報(0歳、1歳、・・・10歳)と入力部4にて入力された入力患者情報(12歳)とが一致していないと判断する。
また、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていないと情報判定部2aにて判断した場合に、情報判定部2aは、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する。入力部4に入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合に、制御部2は、情報取得部2bを動作させる。情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報を取得する。情報取得部2bが入力患者情報に該当する患者情報に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報を取得すると、制御部2は、判定部2cを動作させる。判定部2cは、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致しているか否かを判定する。
ここで、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致しないことは、上述した情報判定部2aによる判定結果により明らかであることから、判定部2cは、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致していないと判断する。従って、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判断する。そのため、入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されている場合の処理を省略することも可能である。
また、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていないと情報判定部2aにて判断した場合に、情報判定部2aは、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する。入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていないと情報判定部2aにて判断した場合に、入力患者情報および入力診療情報の何れにも対応付けて記憶部3に記憶されている情報が存在しないと判断される。そのため、制御部2は、入力患者情報を患者情報とし、入力診療情報を診療情報として、入力部4にて入力された患者氏名情報により特定されるカルテ情報にそれらの情報を含ませて記憶部3に記憶させる。ここで、制御部2は、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れているか否かが不明であるという情報をカルテ情報に含ませて記憶部3に記憶させる。
一方、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていないと情報判定部2aにて判断し、かつ、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合に、制御部2は、情報取得部2bを動作させる。情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報に対応付けて記憶部3に記憶されている患者情報を取得する。情報取得部2bが入力診療情報に該当する診療情報に対応付けて記憶部3に記憶されている患者情報を取得すると、制御部2は、判定部2cを動作させる。判定部2cは、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致しているか否かを判定する。
ここで、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致しないことは、上述した情報判定部2aによる判定結果により明らかであることから、判定部2cは、情報取得部2bにて取得した患者情報と入力部4にて入力された入力患者情報とが一致していないと判断する。従って、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判断する。そのため、入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されている場合の処理を省略することも可能である。
このように、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判定部2cにて判断された場合に、制御部2は、入力患者情報の入力や入力診療情報の入力に対して注意を促す旨を含む文字列を注意情報として、入力画面40の注意表示欄42にその注意情報を表示させる。
入力画面40の注意表示欄42に表示されている注意情報を見た医療従事者は、入力画面40と紙などに記載された内容とを照らし合わせながら年齢入力欄44に5歳と入力する。その後、医療従事者が登録ボタン46を操作すると、情報判定部2a、情報取得部2b、判定部2cは、前述の処理をそれぞれ実行する。患者の年齢である5歳と患者の診療科目である小児科との整合性が取れているため、制御部2は、入力患者情報を患者情報とし、入力診療情報を診療情報として、入力部4にて入力された患者氏名情報により特定されるカルテ情報にそれらの情報を含ませて記憶部3に記憶し、入力画面40を閉じる。
次に、本実施形態による看護支援システム1の動作を説明する。図4は、本実施形態による看護支援システム1の動作を示すフローチャートである。まず、制御部2は、医療従事者により入力操作が行われたか否かを判定する(ステップ401)。医療従事者により入力操作が行われていないと制御部2にて判断した場合には(ステップ401にてNO)、ステップ401の処理を繰り返す。一方、医療従事者により入力操作が行われたと制御部2にて判断した場合には(ステップ401にてYES)、制御部2は入力部4を動作させて入力画面40を生成させ、表示部5は入力部4にて生成された入力画面40を表示する(ステップ402)。入力画面40が表示部5に表示されると、医療従事者は、入力患者情報および入力診療情報を入力部4にて入力することができる。
この状態で、制御部2は、入力画面40の登録ボタン46が操作されたか否かを判定する(ステップ403)。入力画面40の登録ボタン46が操作されていないと制御部2にて判断した場合には(ステップ403にてNO)、ステップ403の処理に戻り、入力画面40の登録ボタン46が操作されるまで処理を継続する。一方、入力画面40の登録ボタン46が操作されたと制御部2にて判断した場合には(ステップ403にてYES)、制御部2は、入力患者情報および入力診療情報が入力部4にて入力されているか否かを判定する(ステップ404)。入力患者情報および入力診療情報が入力部4にて入力されていないと制御部2にて判断した場合には(ステップ404にてNO)、ステップ403の処理に戻る。一方、入力患者情報および入力診療情報が入力部4にて入力されていると制御部2にて判断した場合には(ステップ404にてYES)、制御部2は、入力部4にて入力された入力患者情報および入力診療情報を取得する(ステップ405)。
制御部2が入力患者情報および入力診療情報を取得すると、情報判定部2aは、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する(ステップ406)。入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合には(ステップ406にてYES)、情報取得部2bは、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報を取得する(ステップ407)。
次に判定部2cは、入力部4にて入力された入力診療情報と情報取得部2bが取得した診療情報とが一致しているか否かを判定する(ステップ408)。入力部4にて入力された入力診療情報と情報取得部2bが取得した診療情報とが一致していると判定部2cにて判断した場合には(ステップ408にてYES)、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れていると判断する。制御部2はカルテ情報記憶処理を実行し、入力患者情報を患者情報とし、入力診療情報を診療情報として、入力部4にて入力された患者氏名情報により特定されるカルテ情報にそれらの情報を含ませて記憶部3に記憶する。一方、入力部4にて入力された入力診療情報と取得した診療情報とが一致していないと判定部2cにて判断した場合には(ステップ408にてNO)、ステップ410の処理に移行する。
また、入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていないと情報判定部2aにて判断した場合には(ステップ406にてNO)、情報判定部2aは、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する(ステップ409)。入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていないと情報判定部2aにて判断した場合には(ステップ409にてNO)、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との間で整合性が取れているか否かが不明であると判断する。制御部2はカルテ情報記憶処理を実行し、入力患者情報を患者情報とし、入力診療情報を診療情報として、入力部4にて入力された患者氏名情報により特定されるカルテ情報にそれらの情報を含ませて記憶部3に記憶する。一方、入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合には(ステップ409にてYES)、ステップ410の処理に移行する。
そして、入力部4にて入力された入力診療情報と取得した診療情報とが一致していないと判定部2cにて判断した場合(ステップ408にてNO)または入力部4にて入力された入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合には(ステップ409にてYES)、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判断し、制御部2は、入力画面40の注意表示欄42に注意情報を表示させる(ステップ410)。入力画面40の注意表示欄42に注意情報が表示されると、ステップ403の処理に戻る。
以上、詳しく説明したように、本実施形態の看護支援システム1では、患者情報である患者の年齢と診療情報である患者の診療科目とを対応付けて記憶部3に記憶しておく。入力部4にて入力された入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されていると情報判定部2aにて判断した場合に、情報取得部2bは、該当する患者情報に対応付けて記憶部3に記憶されている診療情報を取得する。そして、情報取得部2bにて取得した診療情報と入力部4にて入力された入力診療情報とが一致していないと判定部2cにて判断した場合に、判定部2cは、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判断し、制御部2は、入力患者情報の入力や入力診療情報の入力に対して注意を促す旨を入力画面40の注意表示欄42に表示させている。これにより、それを見た医療従事者に対して、入力患者情報と入力診療情報との間で整合性が取れるまで、入力患者情報の入力および入力診療情報の入力に対して注意を促すことができる。この注意により、医療従事者が患者情報と診療情報との関係が矛盾しないように入力患者情報や入力診療情報を再度入力することができる。このことから、医療従事者は、患者情報や診療情報をできるだけ正しく登録することができる。
なお、前述した実施形態では、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判定部2cにて判断した場合に、制御部2は、入力画面40の注意表示欄42に注意情報を表示させているが、これに限定されない。例えば、入力部4にて入力された入力患者情報と入力部4にて入力された入力診療情報との関係が矛盾していると判定部2cにて判断した場合に、制御部2は、エラー画面や入力画面40の別ウィンドウとして表示されるダイアログボックスなどに注意情報を表示させるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、情報判定部2aは、入力患者情報に該当する患者情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する処理を先に実行しているが、これに限定されない。例えば、情報判定部2aは、入力診療情報に該当する診療情報が記憶部3に記憶されているか否かを判定する処理を先に実行するようにしても良い。
その他、看護支援システム1の構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
1 看護支援システム
2 制御部
2a 情報判定部
2b 情報取得部
2c 判定部
3 記憶部
4 入力部
5 表示部
31 年齢領域
32 診療科目領域
40 入力画面
41 情報入力欄
42 注意表示欄
43 患者名入力欄
44 年齢入力欄
45 診療科目入力欄
46 登録ボタン
2 制御部
2a 情報判定部
2b 情報取得部
2c 判定部
3 記憶部
4 入力部
5 表示部
31 年齢領域
32 診療科目領域
40 入力画面
41 情報入力欄
42 注意表示欄
43 患者名入力欄
44 年齢入力欄
45 診療科目入力欄
46 登録ボタン
Claims (1)
- 患者の年齢、生年月日の少なくとも一つを示す患者情報と前記患者の診療科目を示す診療情報とを対応付けて予め記憶する記憶部と、
ある患者の年齢、生年月日の少なくとも一つを示す入力患者情報およびその患者の診療科目を示す入力診療情報を入力する入力部と、
前記入力部にて入力した入力患者情報に該当する患者情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定するとともに、前記入力部にて入力した入力診療情報に該当する診療情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定する情報判定部と、
前記入力部にて入力した入力患者情報に該当する患者情報が前記記憶部に記憶されていると前記情報判定部にて判断した場合に、前記患者情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている診療情報を取得するとともに、前記入力部にて入力した入力診療情報に該当する診療情報が前記記憶部に記憶されていると前記情報判定部にて判断した場合に、前記診療情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている患者情報を取得する情報取得部と、
前記入力患者情報の入力や前記入力診療情報の入力に対して注意を促す文字列を示す注意情報を表示する注意表示部と、
前記入力部にて入力した入力患者情報に該当する患者情報が前記記憶部に記憶されていると前記情報判定部にて判断した場合に、前記情報取得部にて取得した診療情報と前記入力部にて入力した入力診療情報とが一致しているか否かを判定するとともに、前記入力部にて入力した入力診療情報に該当する診療情報が前記記憶部に記憶されていると前記情報判定部にて判断した場合に、前記情報取得部にて取得した患者情報と前記入力部にて入力した入力患者情報とが一致しているか否かを判定する判定部と、
前記情報取得部にて取得した診療情報と前記入力部にて入力した入力診療情報とが一致していないと前記判定部にて判断した場合、または、前記情報取得部にて取得した患者情報と前記入力部にて入力した入力患者情報とが一致していないと前記判定部にて判断した場合に、前記注意表示部にて前記注意情報を表示させる制御部と、
を備えたことを特徴とする看護支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008219990A JP2010055396A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 看護支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008219990A JP2010055396A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 看護支援システム |
Publications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010055396A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012155657A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Carecom Co Ltd | 看護支援システム |
JP2019179438A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | Phcホールディングス株式会社 | 端末、特定保健指導支援システム、およびプログラム |
JP7090303B1 (ja) | 2021-07-21 | 2022-06-24 | 国立大学法人京都大学 | 医療システム及び医療プログラム |
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2008
- 2008-08-28 JP JP2008219990A patent/JP2010055396A/ja active Pending
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