JP6775203B2 - 診療支援装置、診療支援方法、診療支援プログラムおよび診療支援システム - Google Patents

診療支援装置、診療支援方法、診療支援プログラムおよび診療支援システム Download PDF

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Description

この発明は、診療支援装置、診療支援方法、診療支援プログラムおよび診療支援システムに関する。
近年、情報の電子化に伴い医療現場においても、患者の携帯電話を用いた病院や診療所の予約システムや、診療記録を電子化した電子カルテなどの導入により医療業務の効率化が図られている。
例えば、インターネットを利用して、患者による診察希望の病院の登録、診察時間の予約、診療料金の精算、処方された医薬品の受取りを希望する調剤薬局の指定、及び、処方された医薬品の料金精算をスマートフォンで一貫して行なうことができるシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)
また、誰でも簡単且つ迅速に医療情報の記録や閲覧を可能にすること等を目的として、電子カルテの記録方法や表示方法が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。特許文献2には、患者の診療を支援する方法として、医師や看護師などの医療従事者が、ある患者についてのカルテ情報を入力中に、同一の患者について他の医療従事者が入力中のカルテ情報を参照可能とする電子カルテプログラムが記載されている。また、特許文献3には、患者の過去の所見データが記録されている所見データファイルから所見データを読み込み、治癒していない症状の情報のみを再診用所見入力シートとして表示し、当該治癒していない症状についての所見情報の入力を受け付けると、上記所見データファイルに記録する方法が開示されている。
特開2016−110247号公報 特開2016−189151号公報 特開2007−128552号公報
これらの技術の活用により、より利便性の高い医療支援を行う方法として、患者の携帯電話などの端末を用いて、事前に診察予約を行うことに加え、問診や治療履歴に基づいて患者に疑われる病名や受診すべき診療科を提示する方法が考えられる。
とりわけ、特許文献3に開示されている発明のように、患者の現在治療中であって治癒していない症状のみを所見データとして表示されることは適切な診断や治療を行う上で重要である。一方で、医者が病気を診断する上で、診断時において患者に現れていない症状を把握することも同様に重要となる。例えば、初診時においては陰性であった症状であったが、その後治療を継続する過程において症状が変化したり、合併症を引き起こしたりすることにより、治療経過のある時点で新たな症状を併発することもある。また、複数の病名に共通して現れるような症状である場合には、現れていない症状を根拠に非該当となる病名を削除していき、ある特定の病名に絞り込むという手法で診断がなされる。さらに、医療過誤が疑われるような場合には、診断時や医療行為時においてある症状が現れていなかったのか否かという事実が問題となるケースも生じる。
しかしながら、特許文献3に記載されている方法では、患者に現れていない症状は所見データに表示されないこととなるため、上記のような問題を解決することができない。
上記課題を解決するため、本発明に係る診療支援装置は、症状に病名を対応付けた診断テーブルを記憶する記憶部と、複数の問診項目の表示情報を端末に出力する表示制御部と、端末から、陽性症状および陰性症状を含む問診回答を取得する取得部と、診断テーブルを参照して、取得部により取得された問診回答に含まれる陽性症状に対応付けられている病名を疑いのある病名と推定する推定部と、問診回答に含まれる陽性症状および陰性症状と、推定部により推定された疑いのある病名とをカルテ情報として登録する登録部と、を備えた。
本発明によれば、問診時において陽性のみならず陰性を示す症状に関する情報をも電子カルテに保存することができる。
実施形態1における診療支援システムの全体構成の一例を示す図である。 実施形態1における診療支援装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1における問診フォーマットの一例を示す図である。 実施形態1における問診出力ルールにより出力される問診および回答の表示画面例を示す図である。 実施形態1における診断テーブルの一例を示す図である。 実施形態1におけるカルテ情報の一例を示す図である。 実施形態1における回答結果の表示画面例を示す図である。 実施形態1におけるカルテ情報の表示画面例を示す図である。 実施形態1におけるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1における病院端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1における情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1におけるユーザ端末と、病院端末と、診療支援装置と、情報処理装置とによるカルテ情報の登録処理を示すシーケンス図である。 実施形態2における診療支援システムの概要を示す概略図である。 実施形態2における診療支援装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態2における診断テーブルの一例を示す図である。 実施形態2におけるカルテ要約情報の一例を示す図である。 実施形態2における病名の簡単な説明文の一例を示す図である。 実施形態2における問診の表示画面の一例を示す図である。 実施形態2におけるカルテ要約情報の一例を示す図である。 実施形態2におけるカルテ要約情報の他の例を示す図である。 実施形態2におけるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 実施形態2におけるユーザ端末と、診療支援装置と、情報処理装置とによるカルテ要約情報の表示処理のシーケンス図である。 実施形態2におけるユーザ端末と、診療支援装置と、情報処理装置7とによる医療機関の検索および診察予約の処理のシーケンス図である。 実施形態1および実施形態2における診療支援装置を実現可能なコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、図面を用いて本発明に係る診療支援装置、診療支援方法、診療支援プログラムおよび診療支援システムの実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態1における診療支援システムの概要を示す概略図である。図1に示すように、診療支援システム1は、診療支援装置100が、病院端末(医療機関端末)300と、医療機関Aの情報処理装置400a〜医療機関Dの情報処理装置400dと、ネットワーク10を介して相互通信可能に接続されている。また、病院端末300は、患者の携帯電話機または病院受付用のタブレットなどであるユーザ端末200(ユーザ端末200a〜ユーザ端末200c)と院内におけるBluetooth(登録商標)などの近距離通信可能なネットワーク30を介して相互通信可能に接続されている。なお、図1では、病院端末300を1台、ユーザ端末を200a〜200cとする3台、ならびに情報処理装置400a〜400dとする4台として図示するが、台数はこれに限定されない。また、以下の説明において、特に明示する場合を除き、ユーザ端末200a〜200cをユーザ端末200と、医療機関の情報処理装置400a〜400dを情報処理装置400と総称する。
図2は、実施形態1における診療支援装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、図2を用いて診療支援装置100の機能構成について説明する。
図2に示すように、診療支援装置100は、制御部101と、記憶部110と、通信制御インターフェース部120とを備えている。
記憶部110は、問診情報データベース111と、診断情報データベース112と、カルテ情報データベース113と、医療機関情報データベース114とを記憶する。
問診情報データベース111には、問診フォーマット情報と、問診出力ルールとが格納されている。ここで、問診フォーマット情報とは、複数の問診項目を含む問診フォーマットに関する情報であり、問診項目の識別情報に各問診に対する回答の識別情報が対応付けられている。図3は、実施形態1における問診フォーマットの一例を示す図である。図3に示すように、問診項目の識別情報を示す問診IDに回答IDが対応付けられている。例えば、問診ID1001「いつ頃からですか?」には、回答ID3001「本日の♯♯♯時から」、回答ID3002「♯♯♯日前から」、回答ID3003「♯♯♯週間くらい前から」、回答ID3004「♯♯♯ヶ月くらい前から」、回答ID3005♯♯♯年前から」の5つの回答IDが対応付けられている。
また、問診出力ルールは、例えば、問診ID「咳・鼻水・喉のうちどれが一番つらいですか」に対する回答として回答ID3015「喉の痛み」がユーザ端末200により選択された場合、次回の出力対象として問診ID1006が割り当てられている。また、問診出力ルールには、ユーザ端末200により選択された回答に応じて次回の表示対象となる問診を定めたルールであり、選択された回答の識別情報に次回の問診項目の識別情報が対応付けられている。図4は、問診出力ルールにより出力される問診および回答の表示画面例を示す図である。図4(a)に示す「今日はどうされましたか?下記から1つ選んでください」という問診項目のうち、ユーザ端末200により上から2つ目の項目である「風邪のような症状」が選択された場合、図4(b)に示す「風邪のような症状」に関する詳細な問診項目が表示されている。
診断情報データベース112は、診断情報を格納する。ここで、診断情報とは、病名の関連情報と、診断テーブルとが含まれる。病名の関連情報とは、病名の説明文や、当該病気を発見するための検査や、当該病気の治療に用いられる薬などの情報である。診断テーブルは、問診項目に対する回答の識別情報に病名の識別情報が対応付けられたテーブルである。図5は、実施形態1における診断テーブルの一例を示す図である。図5(a)は、病名の関連情報の一例を示す図である。図5(a)に示すように、病名IDに、病名と、検査IDと、検査名とが対応付けられている。なお、図5(a)では図示されていないが、さらに、病名の説明文や、薬IDと薬名などが対応付けられていてもよい。また、図5(b)は、診断テーブルの一例を示す図である。図5(b)に示すように、回答IDの後に続けて病名IDが付加された「回答ID+病名ID」に、スコアと、重み付けスコアとが対応付けられている。例えば、回答ID+病名ID301311は、回答ID3013は、問診ID1004「周りにインフルエンザの人がいて接触した可能性がありますか?」に対する回答「はい」に、病名ID11「インフルエンザ」が付加されたIDを示し、スコアは「500」が設定されている。さらに、重み付けスコアとして、「12月〜3月=10/12月〜3月≠−10」が設定されており、問診時が12月〜3月に該当すれば10点が加点され、問診時が12月〜3月に該当しなければ10点が減点されることを示す。この重み付けスコアは、重み付けが必要とされる病名ID毎に設定されており、インフルエンザのように診断上流行する季節が重視される病気のほか、回答ID+病名ID30194「細菌性咽頭炎」では、重み付けスコア「年齢<15歳=1」が設定されているように、病気の種類によって年齢や、性別などに応じて設定される。
カルテ情報データベース113は、カルテ情報を格納する。ここで、カルテ情報とは、患者の識別情報に、生年月日、初診日、再診日、問診に対する回答、病名などが対応付けられた電子カルテの情報である。図6は、実施形態1におけるカルテ情報の一例を示す図である。図6に示すように、患者IDに、生年月日、初診日、再診日、回答ID(陽性)、回答ID(陰性)、病名ID、スコア、検査ID、投薬ID、処置IDなどが対応付けられている。なお、図6においては図示されていないが、過去の病歴、禁忌薬、検査結果データなどがさらに対応付けられる。
医療機関情報データベース114は、医療機関情報を格納する。ここで、医療機関情報とは、医療機関の識別情報に、医療機関名と、当該医療機関が扱う診療科と、連絡先と、医師名が対応付けられた情報である。例えば、医療機関情報データベース114には、診療支援システム1に接続されている医療機関A、医療機関B、医療機関C、医療機関Eの各医療機関情報が登録されている。
次に、制御部101は、表示制御部102と、取得部103と、抽出部104と、推定部105と、登録部106と、検索部107と、送受信部108とを備える。
送受信部108は、通信制御インターフェース部120を介して、ユーザ端末200や、病院端末300や、情報処理装置400などの外部装置と各種情報を送受信する。例えば、送受信部108は、ユーザ端末200に問診の表示情報を送信したり、病院端末300を介してユーザ端末200から回答情報を受信したり、カルテ情報を情報処理装置400に送信したりする。なお、回答情報には、回答の識別情報と患者の識別情報とが含まれる。また、送受信部108は、診療支援システム1に属する医療機関から、他の医療機関の紹介依頼を受信したりする。例えば、医療機関Aが内科であって、外科手術を要する診断がなされた場合に、医療機関Bが外科を含む医療機関であるような場合、送受信部108は、医療機関Aから受信した紹介依頼を示す情報に対して、医療機関Bの紹介情報を送信する。
表示制御部102は、各種情報を表示情報に変換し、変換した表示情報をユーザ端末200、病院端末300、情報処理装置400などの外部装置に通信制御インターフェース部120を介して出力する。例えば、表示制御部102は、図4(a)に示すような問診IDにより識別される問診項目の表示情報をユーザ端末200に出力したり、疑いのある病名(主訴)の表示情報をユーザ端末200や、病院端末300に出力したりする。図7は、ユーザ端末200から受信した回答情報が病院端末300に表示出力された回答結果の表示画面例を示す図である。図7に示すように、回答結果の表示画面には、患者氏名、生年月日、携帯電話番号、問診日、主訴、現病歴、陽性症状、および主訴に関連する陰性症状などが表示される。
また、表示制御部102は、登録部106によりカルテ情報データベース113に登録されたカルテ情報を、情報処理装置400における表示情報に変換し、変換したカルテ情報を同一の医療機関においてあらかじめ登録されているすべての情報処理装置400に出力する。ここで、表示制御部102により出力されるカルテ情報が、情報処理装置400において既に登録されている患者IDを含むものである場合、表示制御部102は、既に登録されている患者IDのカルテ情報を更新する。
また、表示制御部102は、カルテ情報とともに、推定部105により推定された疑いのある病名に関連する情報の表示情報を出力してもよい。図8は、カルテ情報の表示画面例を示す図である。表示制御部102は、推定部105により推定された疑いのある病名と、取得部103により取得された回答IDにより識別される陽性症状および陰性症状などが含まれるカルテ情報を変換した表示情報を情報処理装置400に出力し、情報処理装置400の表示装置において図8のように表示される。なお、図8に示すカルテ情報では、画面左側に「風邪のような症状」が主訴として表示されているが、画面右側には「風邪のような症状」に関連する情報として、注意すべき疾患などを表示してもよい。
取得部103は、通信制御インターフェース部120を介して、ユーザ端末200から受信した回答情報に含まれる回答の識別情報を取得する。具体的には、取得部103は、回答情報に含まれる回答IDすべてを取得する。また、取得部103は、推定部105により推定された疑いのある病名に対応付けられている病名の関連情報を、診断情報データベース112から取得する。
抽出部104は、取得部103により取得された回答IDのうち、陽性症状を識別する回答IDと、陰性を示し症状を識別する回答IDとをそれぞれ抽出する。
推定部105は、診断情報データベース112に格納されている診断テーブルを参照して、抽出部104により抽出された陽性症状に対応付けられている病名を疑いのある病名と推定する。具体的には、推定部105は、取得部103により取得したすべての回答IDに対応付けられているすべての病名IDごとにスコアと重み付けスコアの合計を算出し、最も高いスコアに該当する病名IDを疑いのある病名と推定する。または、推定部105は、スコアが上位複数に該当する病名IDを複数の疑いのある病名と推定する。
登録部106は、推定部105により推定された疑いのある病名を主訴とし、疑いのある病名に対応付けられた陽性を示す回答IDと、陰性を示す回答IDと、患者IDとを関連付けたカルテ情報を、カルテ情報データベース113に登録する。また、登録部106は、取得部103により取得された疑いのある病名の関連情報を回答IDとともにカルテ情報に登録してもよい。
検索部107は、送受信部108を介して情報処理装置400から医療機関の紹介依頼を示す情報を受信した場合に、医療機関情報データベース114から医療機関を検索する。医療機関の紹介依頼には、カルテ情報と紹介対象となる診療科が含まれる。検索部は、これらの情報をもとに医療機関情報データベース114を検索し、該当する医療機関情報を、送受信部108を介して医療機関の紹介依頼を送信した医療機関に送信する。
通信制御インターフェース部120は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御インターフェース部120は、ユーザ端末200や、病院端末300、情報処理装置400等のような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。なお、実施形態1において、診療支援装置100は、ユーザ端末200と病院内の無線LANなどのネットワーク30と接続される構成となっており、問診などの表示情報がネットワーク30を介してユーザ端末200に出力されるが、他の構成であってもよい。例えば、表示制御部102によりユーザ端末200に出力される問診の表示情報はあらかじめユーザ端末200にインストールされたアプリケーションや、病院端末300を介してユーザ端末200に出力される構成としてもよい。
次に、ユーザ端末200の機能構成について説明する。ユーザ端末200は、携帯電話機などのモバイル端末や、タッチパッドなどの端末である。図9は、実施形態1におけるユーザ端末200の機能構成を示すブロック図である。図9に示すように、ユーザ端末200は、制御部201と、記憶部210と、通信制御インターフェース部220と、入出力制御インターフェース部230と、表示部231と、入力部232とを備える。
表示部231は、液晶画面などから構成されるモニタや、タッチパネル等の情報を出力する画面等である。入出力制御インターフェース部230は、表示部231や入力部232への各種情報の入出力制御を行う。
記憶部210は、各種情報を記憶する。例えば、ユーザ端末200が携帯電話機である場合、各種アプリケーション、電話帳、写真データなどを記憶する。
制御部201は、受付部202と、表示制御部203と、送受信部204とを備える。
受付部202は、患者となるユーザ端末200のユーザによる入力部232からの入力操作により入力された各種情報などを受け付ける。例えば、受付部202は、ユーザにより入力部232から入力された回答に関する入力情報や、表示部231に表示された送信ボタンの押下操作などを、入出力制御インターフェース部230を介して受け付ける。
表示制御部203は、受付部202により受け付けられた各種情報や、送受信部204により外部装置から受信した情報などを、入出力制御インターフェース部230を介して表示部231に表示する。例えば、表示制御部203は、図4(a)に示すような問診の表示画面や、図4(b)に示すような問診に対する回答の入力結果を示す表示画面を表示部231に表示する。
送受信部204は、診療支援装置100や、病院端末300や、情報処理装置400などの外部装置と各種情報を、通信制御インターフェース部220を介して送受信する。例えば、送受信部204は、診療支援装置100から問診の表示情報を受信したり、回答情報を病院端末300に送信したりする。
通信制御インターフェース部220は、病院内においてBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信回線や、Wi−Fiなどの病院内において使用可能な無線LANなどに接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御インターフェース部220は、診療支援装置100や、病院端末300や、情報処理装置400などのような病院内の近距離通信可能な外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
次に、病院端末300の機能構成について説明する。病院端末300は、携帯電話機などのモバイル端末や、タッチパッドなどの端末である。図10は、実施形態1における病院端末300の機能構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、病院端末300は、制御部301と、記憶部310と、通信制御インターフェース部320と、入出力制御インターフェース部330と、表示部331と、入力部332とを備える。
表示部331は、液晶画面などから構成されるモニタや、タッチパネル等の情報を出力する画面等である。入出力制御インターフェース部330は、表示部331や入力部332への各種情報の入出力制御を行う。
記憶部310は、各種情報を記憶する。例えば、ユーザ端末200が携帯電話機である場合、各種アプリケーション、患者の識別情報や、連絡先を含む患者情報などを記憶する。
制御部301は、受付部302と、表示制御部303と、送受信部304とを備える。なお、送受信部304は、本発明における端末の送信部に相当する。
受付部302は、病院端末300の入力部332から病院スタッフなどによる入力操作により入力された各種情報などを受け付ける。例えば、受付部302は、表示部331に表示される図7に示す表示画面における「カルテ送信」アイコンの押下操作などを、入出力制御インターフェース部230を介して受け付ける。
表示制御部303は、受付部302により受け付けられた各種情報や、送受信部304により外部装置から受信した情報などを、入出力制御インターフェース部330を介して表示部331に表示する。例えば、表示制御部303は、図7に示すユーザ端末200から受信した問診に対する回答結果を示す表示画面などを表示部331に表示する。
送受信部304は、診療支援装置100や、ユーザ端末200や、情報処理装置400などの外部装置と各種情報を、通信制御インターフェース部320を介して送受信する。例えば、送受信部304は回答情報を診療支援装置100に送信する。なお、送受信部304は、ユーザ端末200から近距離無線通信により受信した回答情報を暗号化した上で、診療支援装置100に送信する。
通信制御インターフェース部320は、通信回線や電話回線や近距離無線通信回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。例えば、通信制御インターフェース部320は、診療支援装置100や、情報処理装置400などのような外部装置とネットワーク10を用いた通信回線を介してデータを通信したり、ユーザ端末200とネットワーク30を用いた近距離無線通信回線を介してデータを通信したりする機能を有している。
次に、情報処理装置400の機能構成について説明する。情報処理装置400は、診察室で医師などにより使用されるパソコン(Personal Computer)などである。図11は、実施形態1における情報処理装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、情報処理装置400は、制御部401と、記憶部410と、通信制御インターフェース部420と、入出力制御インターフェース部430と、表示部431と、入力部432とを備える。
表示部431は、液晶画面などから構成されるモニタ等の情報を出力する画面等である。入出力制御インターフェース部430は、表示部431や入力部432への各種情報の入出力制御を行う。
記憶部410は、カルテ情報データベース411や、その他各種情報を記憶する。また、記憶部410は、カルテ情報を格納する。例えば、カルテ情報データベース411は、カルテ情報のほか、連携する医療機関など診療に関連する情報などを記憶する。
制御部401は、受付部402と、表示制御部403と、送受信部404とを備える。
受付部402は、入力部432から医師などによる入力操作により入力された各種情報などを受け付ける。例えば、受付部402は、入力部432から入力された診察における医師の診断や検査結果などの情報を、入出力制御インターフェース部430を介して受け付ける。また、受付部402は、診療支援装置100からカルテ情報を受信した場合、カルテ情報データベース411に受信したカルテ情報を登録したり、または、同一の患者IDのカルテ情報を受診したカルテ情報に更新したりする。
表示制御部403は、受付部402により受け付けられた各種情報や、送受信部404により外部装置から受信した情報などを、入出力制御インターフェース部430を介して表示部431に表示する。例えば、表示制御部403は、図8に示す診療支援装置100から受信したカルテ情報を示す表示画面などを表示部431に表示する。
送受信部404は、診療支援装置100や、病院端末300などの外部装置と各種情報を、通信制御インターフェース部420を介して送受信する。例えば、送受信部404は、カルテ情報を診療支援装置100から受信する。また、医療機関Aが内科であって、診断結果が外科手術を要するような場合、送受信部404は、診療支援装置100に外科を含む医療機関の紹介依頼を送信する。
通信制御インターフェース部420は、通信回線や電話回線や近距離無線通信回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。例えば、通信制御インターフェース部420は、診療支援装置100や、病院端末300や、他の医療機関に属する情報処理装置400などのような外部装置とネットワーク10を用いた通信回線を介してデータを通信したり、ユーザ端末200とネットワーク30を用いた近距離無線通信回線を介してデータを通信したりする機能を有している。
次に、診療支援装置100によるカルテ情報の登録処理の流れを説明する。図12は、実施形態1におけるユーザ端末200と、病院端末300と、診療支援装置100と、情報処理装置400とによるカルテ情報の登録処理を示すシーケンス図である。
ユーザ端末200の送受信部204は、各問診に対する回答を選択入力した回答結果を回答情報として病院端末300に送信する(ステップS1)。ここで、ユーザ端末200は、病院内の無線LANやBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信回線を介して病院端末300と通信する。病院端末300の送受信部304は、ユーザ端末200から受信した回答情報に暗号化処理を施した上で診療支援装置100に送信する(ステップS2)。
診療支援装置100の推定部105は、ステップS2において病院端末300から受信した回答情報から疑いのある病名を推定する(ステップS3)。診療支援装置100の取得部103は、ステップS3において推定された疑いのある病名の関連情報を取得する(ステップS4)。診療支援装置100の登録部106は、回答情報と病名をカルテ情報に登録する(ステップS5)。具体的には、診療支援装置100の登録部106は、疑いのある病名または症状を主訴とし、これに対応付けられている陽性を示す回答IDと、陰性を示す回答IDと、病名の関連情報と、患者IDとを関連付けてカルテ情報として登録する。診療支援装置100の送受信部108は、ステップS5において登録されたカルテ情報を情報処理装置400に送信する(ステップS6)。情報処理装置400の受付部402は、ステップS6において受信したカルテ情報を受け付け、カルテ情報データベース411を更新する(ステップS7)。
このように、実施形態1によれば、診療支援装置100が病院端末300から陽性症状と陰性症状を含む回答を受信し、陰性症状をも陽性症状とともにカルテ情報に登録するので、陰性症状に関する情報をも電子カルテに保存することができる。この結果、初診における陰性症状が、その後の複数回にわたる再診においてどの時点で陽性となったかを記録することができる。また、実施形態1によれば、病院端末300は近距離通信回線を用いてユーザ端末から問診に対する回答情報を受信し、診療支援装置100は病院端末300から暗号化された回答情報を受信するので、外部攻撃による情報漏洩を防止することができる。さらに、実施形態1によれば、ユーザ端末に表示される問診は、ユーザにより前回の問診に対して選択された回答に応じて変更されるので、問診回答の時間を短縮しつつ適切な回答を取得することができる。
(実施形態2)
図13は、実施形態2における診療支援システムの概要を示す概略図である。図13に示すように、診療支援システム2は、診療支援装置500と、ユーザ端末600a、600bと、情報処理装置700a、700bとが、ネットワーク10を介して相互通信可能に接続されている。なお、図13では、ユーザ端末を600a、600bの2台、情報処理装置を400a、400bの2台として図示するが、台数はこれに限定されない。また、以下の説明において、特に明示する場合を除き、ユーザ端末600a、600bをユーザ端末600と、情報処理装置400a、400bを情報処理装置400と総称する。
図14は、実施形態2における診療支援装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、図14を用いて診療支援装置500の機能構成について説明する。なお、実施形態1と同様の構成および機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、診療支援装置500は、制御部501と、記憶部510と、通信制御インターフェース部120とを備えている。
記憶部510は、問診情報データベース111と、診断情報データベース512と、カルテ情報513と、医療機関情報514とを記憶する。
診断情報データベース512に格納される診断情報は、基本構成は実施形態1における診断情報と同様であるが、実施形態2においては、より簡略化された診断情報が格納されている。図15は、実施形態2における診断テーブルの一例を示す図である。図15(a)は、症状に関する情報の一例を示す図である。図5(a)に示すように、症状IDに、症状名が対応付けられている。また、図5(b)は、診断テーブルの一例を示す図である。図15(b)に示すように、症状IDに、病名IDと、スコアが対応付けられている。
カルテ情報513は、カルテ要約情報を格納する。ここで、カルテ要約情報とは、カルテ情報が医師ではなく医療機関に携わらない人でも容易に理解できる用語を用いてようやくされた情報であり、病名と、診療科と、緊急度などが対応付けられた情報である。図16は、実施形態2におけるカルテ要約情報の一例を示す図である。図16(a)は、診療科の識別情報の一例を示す図である。図16(a)に示すように、診療科IDに診療科の名称が対応付けられている。また、図16(b)は、緊急度の識別情報の一例を示す図である。図16(b)に示すように、緊急度IDに、低:中:高の三段階で表される緊急度と、緊急度の説明文とが対応付けられている。続いて、図16(c)は、カルテ要約情報の一例を示す図である。図16(c)に示すように、カルテ要約情報には、病名IDに、病名と、診療科IDと緊急度IDとが対応付けられている。また、図17は、病名の簡単な説明文の一例を示す図である。例えば、図17の1行目は病名ID「1」、病名「ウィルス性咽頭炎(典型的風邪型)」に対応付けられた説明として、インフルエンザ非流行期と、インフルエンザ流行期に分けて、医療に従事していない一般の患者が容易に理解可能な文章で病名の説明文が表記されている。
医療機関情報データベース514は、医療機関情報を格納する。例えば、医療機関情報データベース514に格納される医療機関情報には、診療支援システム2に接続されている医療機関Aと、医療機関Bのほか、診療支援システム2に属さない医療機関に関する医療機関情報も登録されている。
次に、制御部501は、表示制御部502と、取得部103と、抽出部104と、推定部105と、登録部106と、検索部107と、送受信部508とを備える。
送受信部508は、通信制御インターフェース部120を介して、ユーザ端末600や、情報処理装置700などの外部装置と各種情報を送受信する。例えば、送受信部508は、ユーザ端末600に問診の表示情報を送信したり、ユーザ端末600から回答情報を受信したり、カルテ要約情報をユーザ端末600に送信したり、送受信部508は、ユーザ端末600から医療機関の検索依頼や診察予約依頼を受信したりする。ここで、医療機関の検索依頼には、診療科の識別情報が含まれ、診察予約依頼には、医療機関の識別情報が含まれる。
表示制御部502は、各種情報を表示情報に変換し、変換した表示情報をユーザ端末600や、情報処理装置700などの外部装置に通信制御インターフェース部120を介して出力する。図18は、実施形態2における問診の表示画面の一例を示す図である。例えば、表示制御部502は、図18(a)に示すような症状の選択画面をユーザ端末600に出力する。ユーザ端末600により症状「咳(3週間以上)」が選択された場合、表示制御部502は、問診出力ルールに従って、症状「咳(3週間以上)」の出現に関する詳細項目である「いつ頃からですか?」や、「どのように始まりましたか?」などの選択入力可能な表示画面を出力する。
また、表示制御部502は、登録部106によりカルテ情報データベース113に登録されたカルテ要約情報を、ユーザ端末600における表示情報に変換し、変換したカルテ情報をユーザ端末600に出力する。図19は、実施形態2におけるカルテ要約情報の一例を示す図である。図19(a)に示すように、表示制御部502は、診断結果として、緊急度「中」、受診すべき診療科「呼吸器科」、疑い病名(疑わしい病気順に表示)「喘息」などの表示情報をユーザ端末600に出力する。また、疑い病名を診察可能なクリニックを検索依頼可能な「呼吸器科のクリニックを探す」のアイコンも併せて表示される。また、続く画面において、表示制御部502は、「診断と関連がある回答」として、どの質問および回答を根拠に疑い病名が表示されているかを示す表示情報もユーザ端末600に出力する。さらに、図20は、カルテ要約情報の他の例を示す図である。図20では、カルテ要約情報の別の一例として、または、図19に示すカルテ要約情報に続けて、「回答サマリー(カルテ風)」として、主訴と現病歴の表示情報が表示されている。図20に示すように、カルテ要約情報においても、実施形態1におけるカルテ情報と同様に、陽性症状とともに陰性症状も表示される。
登録部506は、推定部105により推定された疑いのある病名を主訴とし、疑いのある病名に対応付けられた陽性を示す回答IDと、陰性を示す回答IDと、患者IDと、病名の簡単な説明文とを関連付けたカルテ要約情報を、カルテ情報データベース513に登録する。
次に、ユーザ端末600の機能構成について説明する。ユーザ端末600は、携帯電話機などのモバイル端末や、タッチパッドなどの端末である。図21は、実施形態2におけるユーザ端末600の機能構成を示すブロック図である。図21に示すように、ユーザ端末600は、制御部601と、記憶部210と、通信制御インターフェース部620と、入出力制御インターフェース部230と、表示部231と、入力部232とを備える。なお、実施形態1におけるユーザ端末200と同様の機能および構成については同一の符号を付して説明を省略する。
制御部601は、受付部202と、表示制御部603と、送受信部604とを備える。
表示制御部603は、受付部202により受け付けられた各種情報や、送受信部604により外部装置から受信した情報などを、入出力制御インターフェース部230を介して表示部231に表示する。例えば、表示制御部603は、図18(a)および(b)に示す問診の表示画面や、図19(a)および(b)、ならびに図20に示すようなカルテ要約情報の表示画面などを表示部231に表示する。
送受信部604は、診療支援装置500や、情報処理装置700などの外部装置と各種情報を、通信制御インターフェース部620を介して送受信する。例えば、送受信部604は、診療支援装置500から問診やカルテ要約情報の表示情報を受信したり、診療支援装置500に回答情報を送信したりする。
通信制御インターフェース部620は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御インターフェース部620は、診療支援装置500や、情報処理装置700等のような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
次に、実施形態2におけるユーザ端末600によるカルテ要約情報の表示処理について説明する。図22は、実施形態2におけるユーザ端末600と、診療支援装置500と、情報処理装置700とによるカルテ要約情報の表示処理のシーケンス図である。
ユーザ端末600の送受信部604は、診療支援装置500に回答情報を送信する(ステップS11)。診療支援装置500の推定部105は、ステップS11においてユーザ端末600から受信した回答情報から疑いのある病名を推定する(ステップS12)。診療支援装置500の取得部103は、ステップS12において推定された疑いのある病名の関連情報を取得する(ステップS13)。診療支援装置500の登録部506は、回答情報と病名をカルテ要約情報に登録する(ステップS14)。具体的には、診療支援装置500の登録部506は、疑いのある病名または症状を主訴とし、これに対応付けられている陽性を示す回答IDと、陰性を示す回答IDと、病名の関連情報と、患者IDとを関連付けてカルテ要約情報として登録する。診療支援装置500の送受信部508は、ステップS14において登録されたカルテ要約情報をユーザ端末600に送信する(ステップS15)。ユーザ端末600の表示制御部602は、ステップS15において受信したカルテ要約情報を表示部231に表示する。
次に、実施形態2におけるユーザ端末600による医療機関の検索および診察予約の処理について説明する。図23は、実施形態2におけるユーザ端末600と、診療支援装置500と、情報処理装置700とによる医療機関の検索および診察予約の処理のシーケンス図である。
ユーザ端末600の送受信部604は、診療支援装置500に医療機関の検索依頼を送信する(ステップS21)。診療支援装置500の検索部107は、ステップS21において受信した医療機関の検索依頼に含まれる診療科を含む医療機関を、医療機関情報データベース514から検索する(ステップS22)。診療支援装置500の送受信部508は、ステップS22における検索結果が示す医療機関情報をユーザ端末600に送信する(ステップS23)。なお、当該医療機関情報は複数であってもよい。
ユーザ端末600の送受信部604は、診察予約依頼を診療支援装置500に送信する(ステップS24)。なお、ここで診察予約依頼が可能なのは、ステップS23において、診療支援システム2に接続されている医療機関の候補を受信した場合である。また、複数の医療機関情報を受信した場合は、ユーザ端末600の送受信部604は、複数の医療機関情報の中から1つの医療機関を選択した上で、選択した医療機関情報を含む診察予約依頼を診療支援装置500に送信することとなる。診療支援装置500の表示制御部502は、ユーザ端末600のユーザ、すなわち患者の識別情報に関連付けられたカルテ要約情報をカルテ情報に変換する(ステップS25)。診療支援装置500の送受信部508は、診察の予約対象となる情報処理装置700にカルテ情報を含む診察予約依頼を送信する(ステップS26)。
情報処理装置700は、ユーザ端末600に診察予約可能な日時の候補を示す情報を送信する(ステップS27)。ユーザ端末600の送受信部604は、ステップS27において受信した診察予約可能な日時の候補を示す情報の中から、受診を希望する予約日時を示す情報を情報処理装置700に送信する(ステップS28)。情報処理装置700は、ステップS28において受信した予約日時において、診察予約の受付処理を実行する(ステップS29)。
図24は、実施形態1および実施形態2における診療支援装置100、500を実現可能なコンピュータ20の一例を示すハードウェア構成図である。図24に示すように、コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23、HDD(Hard Disk Drive)24、通信インターフェース(I/F)25、入出力インターフェース(I/F)26、およびメディアインターフェース(I/F)27を備える。
CPU21は、ROM23またはHDD24に格納されたプログラムにより動作し、各部の制御を行う。ROM23は、コンピュータ20の起動時にCPU21によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ20のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD24は、CPU21によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェース25は、通信回線を介して外部機器から受信したデータをCPU21に送り、CPU21が生成したデータを、通信回線を介して外部機器に送信する。
CPU21は、入出力インターフェース26を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU21は、入出力インターフェース26を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU21は、生成したデータを、入出力インターフェース26を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェース27は、記憶媒体28に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM22を介してCPU21に提供する。CPU21は、当該プログラムを、メディアインターフェース27を介して記憶媒体28からRAM22上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記憶媒体28は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の光学記憶媒体、磁気記憶媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ20が本実施形態における診療支援装置100、500として機能する場合、コンピュータ20のCPU21は、RAM22上にロードされたプログラムを実行することにより、表示制御部102および502、取得部103、抽出部104、推定部105、登録部106および506、検索部107および507、送受信部108および508の各機能を実現する。また、HDD24には、問診情報データベース111、診断情報データベース112および512、カルテ情報データベース113および513、医療機関情報データベース114および514内のデータが格納される。
診療支援プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。コンピュータ20のCPU21は、これらのプログラムを、メディアインターフェース27を介して上記の記憶媒体から読み取って実行するが、他の例として、外部装置から、通信回線を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、診療支援プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)などのコンパイラ言語などを用いて実装できる。
このように、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、診療支援装置500は、陽性のみならず陰性症状を示す回答情報も取得するので、問診時において陽性のみならず陰性症状に関する情報をも電子カルテに保存することができる。診療支援装置500はユーザ端末600にカルテ要約情報や医療機関の検索結果などを出力するので、ユーザは医療機関に行く前に症状の緊急度の目安を把握できるとともに、受診可能な医療機関を検索したり、診察予約を行ったりすることが可能となる。
1 診療支援システム
10 ネットワーク
30 ネットワーク(近距離通信回線)
100、500 診療支援装置
101、201、301、401、501、601 制御部
102、202、302、402、502、602 表示制御部
103 取得部
104 抽出部
105 推定部
106、506 登録部
107 検索部
108、204、304、504、604、508 送受信部
110、210、310、410、510 記憶部
111 問診情報データベース
112、512 診断情報データベース
113、513 カルテ情報データベース
114、514 医療機関情報データベース
120、220、320、420、520、620 通信制御インターフェース部
200、600 端末
202、302 受付部
230、330、430 入出力制御インターフェース部
231 表示部
232 入力部
300 病院端末
400、700 情報処理装置

Claims (15)

  1. 端末とネットワークを介して接続された診療支援装置であって、
    問診項目の識別情報と前記問診項目に対する回答選択肢の識別情報とを対応付けた問診情報と、前記回答選択肢の識別情報に病名の識別情報を対応付けた診断テーブルを記憶する記憶部と、
    複数の前記問診項目の表示情報を前記端末に出力する表示制御部と、
    前記端末から、陽性症状および陰性症状を含む問診回答を取得する取得部と、
    前記問診回答より、陽性症状を識別する問診回答と、陰性症状を識別する問診回答とを抽出する抽出部と、
    前記診断テーブルを参照して、前記取得部により取得された問診回答に含まれる陽性症状を示す前記回答選択肢の識別情報に対応付けられた病名の識別情報に対応付けられている病名の識別情報により識別される病名を、疑いのある病名と推定する推定部と、
    前記問診回答に含まれる陽性症状および陰性症状と、前記推定部により推定された疑いのある病名とをカルテ情報として登録する登録部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記推定部により推定された疑いのある病名とともに、登録された前記カルテ情報を表示情報に変換して前記表示情報としての前記カルテ情報を、前記端末に出力する
    ことを特徴とする診療支援装置。
  2. 前記端末は、院内におけるユーザ端末と近距離通信可能に接続された医療機関端末であって、
    前記取得部は、前記医療機関端末を介して前記ユーザ端末から、前記問診回答を取得すること、
    を特徴とする請求項1に記載の診療支援装置。
  3. 前記診断テーブルには、前記回答選択肢の識別情報に、複数の病名の識別情報と、前記病名の識別情報ごとに付与された所定の値とが対応付けられており、
    前記推定部は、前記診断テーブルを参照して、前記取得部により取得された問診回答に含まれる陽性症状を示す回答選択肢の識別情報に対応付けられた値を病名の識別情報ごとに取得し、取得した値のうち最も高い値、または上位複数の値に対応付けられた病名を疑いのある病名と推定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の診療支援装置。
  4. 前記診断テーブルには、前記所定の値に、所定の条件に応じて所定の重み付け値がさらに付与されており、
    前記推定部は、前記診断テーブルを参照して、前記取得部により取得された陽性症状を示す回答選択肢の識別情報に対応付けられた値と、前記条件に応じた重み付け値との合計値を、病名の識別情報ごとに取得し、取得した合計値のうち最も高い値、または上位複数の値の病名を疑いのある病名と推定すること、
    を特徴とする請求項3に記載の診療支援装置。
  5. 前記所定の条件は、年齢、または所定の月のうち少なくともいずれか1つであること、
    を特徴とする請求項4に記載の診療支援装置。
  6. 前記記憶部は、前記回答選択肢の識別情報に次回の出力対象となる問診項目の識別情報と対応付けた問診出力ルールをさらに記憶し、
    前記表示制御部は、前記問診出力ルールを参照して、前記取得部により取得された問診回答の識別情報に応じて次回の出力対象となる問診項目の識別情報により識別される問診項目の表示情報を前記ユーザ端末に出力すること、
    を特徴とする請求項2に記載の診療支援装置。
  7. 前記表示制御部は、前記推定部により推定された疑いのある病名とともに、前記病名に対応付けられている問診回答を示す表示情報を前記端末に出力すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の診療支援装置。
  8. 前記診断テーブルには、病名の識別情報に緊急度を示す識別情報が対応付けられており、
    前記表示制御部は、前記推定部により推定された疑いのある病名とともに、前記病名に対応付けられている緊急度の識別情報が示す緊急度の表示情報を出力すること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の診療支援装置。
  9. 前記診断テーブルには、病名に所定の検査、または所定の薬の少なくともいずれか1つがさらに対応付けられており、
    前記表示制御部は、前記推定部により推定された疑いのある病名に対応付けられている検査、または薬のうち少なくともいずれか1つの表示情報を出力すること、
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の診療支援装置。
  10. 前記端末は、ユーザ端末であって、
    前記取得部は、前記ユーザ端末から前記問診回答を取得し、
    前記表示制御部は、前記推定部により推定された疑いのある病名の表示情報を前記ユーザ端末に出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の診療支援装置。
  11. 前記ユーザ端末から、医療機関の検索依頼を受信する受信部と、
    前記受信部により前記検索依頼を受信した場合に、前記推定部により推定された疑いのある病名の診療を扱う診療科を含む医療機関を検索する検索部と、
    前記検索部により検索された医療機関を前記ユーザ端末に送信する送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の診療支援装置。
  12. 前記診療支援装置は、さらに、医療機関の情報処理装置とネットワークを介して接続されており、
    前記受信部は、前記ユーザ端末から診察予約の受付依頼を受信し、
    前記送信部は、前記受信部により前記受付依頼を受信した場合に、前記検索部により検索された医療機関に前記受付依頼と、前記登録部により登録されたカルテ情報とを送信すること、
    を特徴とする請求項11に記載の診療支援装置。
  13. 端末とネットワークを介して接続された診療支援装置において診療を支援する診療支援方法であって、
    問診項目の識別情報と前記問診項目に対する回答選択肢の識別情報とを対応付けた問診情報と、前記回答選択肢の識別情報に病名の識別情報を対応付けた診断テーブルを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    複数の前記問診項目の表示情報を前記端末に出力する表示制御ステップと、
    前記端末から、陽性症状および陰性症状を含む問診回答を取得する取得ステップと、
    前記問診回答より、陽性症状を識別する問診回答と、陰性症状を識別する問診回答とを抽出する抽出ステップと、
    前記診断テーブルを参照して、前記取得ステップにより取得された問診回答に含まれる陽性症状を示す前記回答選択肢の識別情報に対応付けられた病名の識別情報に対応付けられている病名の識別情報により識別される病名を、疑いのある病名と推定する推定ステップと、
    前記問診回答に含まれる陽性症状および陰性症状と、前記推定ステップにより推定された疑いのある病名とをカルテ情報として登録する登録ステップと、
    を含み、
    前記表示制御ステップは、前記推定ステップにより推定された疑いのある病名とともに、登録された前記カルテ情報を表示情報に変換して前記表示情報としての前記カルテ情報を、前記端末に出力する
    ことを特徴とする診療支援方法。
  14. 端末とネットワークを介して接続された診療支援装置に、
    問診項目の識別情報と前記問診項目に対する回答選択肢の識別情報とを対応付けた問診情報と、前記回答選択肢の識別情報に病名の識別情報を対応付けた診断テーブルを記憶部に記憶する記憶機能と、
    複数の前記問診項目の表示情報を前記端末に出力する表示制御機能と、
    前記端末から、陽性症状および陰性症状を含む問診回答を取得する取得機能と、
    前記問診回答より、陽性症状を識別する問診回答と、陰性症状を識別する問診回答とを抽出する抽出機能と、
    前記診断テーブルを参照して、前記取得機能により取得された問診回答に含まれる陽性症状を示す前記回答選択肢の識別情報に対応付けられた病名の識別情報に対応付けられている病名の識別情報により識別される病名を、疑いのある病名と推定する推定機能と、
    前記問診回答に含まれる陽性症状および陰性症状と、前記推定機能により推定された疑いのある病名とをカルテ情報として登録する登録機能と、
    を実現させ、
    前記表示制御機能は、前記推定機能により推定された疑いのある病名とともに、登録された前記カルテ情報を表示情報に変換して前記表示情報としての前記カルテ情報を、前記端末に出力する
    ことを特徴とする診療支援プログラム。
  15. 端末と、診療支援装置とがネットワークを介して接続された診療支援システムであって、
    前記診療支援装置は、
    問診項目の識別情報と前記問診項目に対する回答選択肢の識別情報とを対応付けた問診情報と、前記回答選択肢の識別情報に病名の識別情報を対応付けた診断テーブルを記憶する記憶部と、
    複数の前記問診項目の表示情報を前記端末に出力する表示制御部と、
    前記端末から、陽性症状および陰性症状を含む問診回答を取得する取得部と、
    前記問診回答より、陽性症状を識別する問診回答と、陰性症状を識別する問診回答とを抽出する抽出部と、
    前記診断テーブルを参照して、前記取得部により取得された問診回答に含まれる陽性症状を示す前記回答選択肢の識別情報に対応付けられた病名の識別情報に対応付けられている病名の識別情報により識別される病名を、疑いのある病名と推定する推定部と、
    前記問診回答に含まれる陽性症状および陰性症状と、前記推定部により推定された疑いのある病名とをカルテ情報として登録する登録部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記推定部により推定された疑いのある病名とともに、登録された前記カルテ情報を表示情報に変換して前記表示情報としての前記カルテ情報を、前記端末に出力し、
    前記端末は、
    前記問診項目の表示情報を表示部に表示する前記端末の表示制御部と、
    前記問診回答の入力を受け付ける前記端末の入出力制御部と、
    前記入出力制御部により入力が受け付けられた問診回答を前記診療支援装置に送信する前記端末の送信部と、
    を備えたことを特徴とする診療支援システム。
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