JP2016076767A - 電子医療情報の近距離無線通信システム及びそのプログラム - Google Patents

電子医療情報の近距離無線通信システム及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】病院内等において医師と患者の間の電子カルテ情報、個人医療情報の交信を、高度のセキュリティ性を確保しつつ近距離双方向通信の形態で実現する電子医療情報の近距離無線通信システムを提供する。
【解決手段】電子カルテ情報等の管理、認証処理等を行うコンピュータ装置3と、病院2内に設置されてコンピュータ装置3と交信する無線通信網8と、病院2内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアEを近距離に限定するためのビーコン情報を発信するビーコン発信器9と、交信可能エリアE内であることを判定して通信許可認証を得るとともにコンピュータ装置3と交信し、かつ、患者通信端末10と無線交信する医療機関側通信端末11と、個人電子医療情報を記憶し、交信可能エリアE内であることを判定して医療機関側通信端末11を介して通信許可認証を得るとともに、個人電子医療情報を送信する患者通信端末10と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子医療情報の近距離無線通信システム及びそのプログラムに関し、詳しくは、病院等の医療機関内における医師と患者との間における電子カルテ情報、個人医療情報の交信に関するセキュリティ性、利便性の向上を図った電子医療情報の近距離無線通信システム及びそのプログラムに関するものである。
例えば、電子カルテシステムを利用し、医療機関内で例えば医師と患者との間で電子カルテ情報の提供や個人電子医療情報の収集を行う分野では、個人の医療情報に関する高度のセキュリティ性の確保と、医師と患者との間の医療情報交信の簡略容易化による利便性の向上を図ることが重要となる。
このような分野の従来技術としては、例えば、CD−ROMや光カード等の記憶媒体に個人(患者)の電子カルテ情報を記憶し、医師から患者に提供したり、逆に、患者が記憶媒体に自己の個人電子医療情報を記憶し医師に渡したりする例を挙げることができる。
しかし、記憶媒体を介して医療情報の提供、又は、収集を行うことは、記録媒体の情報容量による医療情報の記録量の制限が伴うこと、記録媒体の紛失の危険性があること、記録媒体の持ち運びが必須であることによる煩雑性の増大等、利便性に欠け活用範囲が制限されるものである。
特許文献1には、ユーザのカルテ情報を記憶する管理サーバと、管理サーバからカルテ情報を取得して記憶するユーザが所持する携帯端末とを備える電子カルテシステムにおいて、携帯端末は、管理サーバから取得したカルテ情報の閲覧処理をロックした状態でカルテ情報を保存し、振動センサーが一定時間以上の静止状態を検知することにより、カルテ情報のロックを解除するロック解除信号を携帯端末に送信するロック解除装置を備える電子カルテシステムが提案されている。
この特許文献1の電子カルテシステムの場合、ネットワーク接続を必要としないことからユーザのカルテ情報に関するセキュリティ性を確保することができるものの、ユーザのカルテ情報をユーザが所持する携帯端末に提供し、一定の条件の基に閲覧させることを主旨とするものであり、例えば、医師と患者との間における電子カルテ情報、個人医療情報の交信を高度のセキュリティ性を確保しつつ双方向通信の形態で簡略容易に実現するような内容ではない。
特開2008−203914号公報
本発明が解決しようとする課題は、病院内等において、医師と患者との間における電子カルテ情報、個人医療情報の交信を、高度のセキュリティ性を確保しつつ近距離双方向通信の形態で簡略容易に実現し得るような電子医療情報の近距離無線通信システムが従来存在しない点である。
本発明に係る電子医療情報の近距離無線通信システムは、患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、医療機関内に設置され前記コンピュータ装置と交信する無線通信網と、医療機関内の任意の箇所に設置されて、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコン情報を発信するビーコン発信器と、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、かつ、前記患者通信端末と無線交信する医療機関側通信端末と、個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して前記医療機関側通信端末を介して通信許可認証を得る患者通信端末と、を有し、近距離に限定された交信可能エリア内で、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信する構成としたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、病院等の医療機関内において、ビーコン情報を利用して近距離に限定された交信可能エリア内で、患者の患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、無線通信網を介して電子医療情報管理センターのコンピュータ装置に送信するとともに、医療機関側通信端末によりコンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信するように構成しているので、医師と患者との間における電子カルテ情報、個人医療情報の交信を、高度のセキュリティ性を確保しつつ近距離双方向通信の形態で簡略容易に実現することができる電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項2及び3記載の発明によれば、病院等の医療機関内において、請求項1記載の発明と同様、ビーコン情報を利用した狭範囲の交信可能エリアEに限定した状態での対面式による双方向近距離無線交信方式を採用していることから、アドホックなシンクライアント機能を発揮させ医療機関側通信端末、患者通信端末の記憶容量制限を受けることがなく、電子カルテ情報、個人電子医療情報の漏洩を確実に防止し、高度のセキュリティ性を確保することができる電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、患者通信端末側のVPN設定を不要とすることができ、特に、多数の患者通信端末が存在する場合の煩雑さを大幅に軽減することが可能な電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至3記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、患者通信端末側のVPN設定の煩雑さを解消できるとともに、患者通信端末と医療機関側通信端末との間の電子医療情報等の通信のセキュリティ性を高め、患者の信頼性向上に資することができる電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、近距離無線通信対応型の患者通信端末、医療機関側通信端末を採用する構成の基に、請求項1乃至3記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、患者通信端末側のVPN設定を不要とすることができ、特に、多数の患者通信端末が存在する場合の煩雑さを大幅に軽減することが可能な電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、近距離無線通信対応型の患者通信端末、医療機関側通信端末を採用する構成の基に、請求項1乃至3記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、患者通信端末側のVPN設定を不要とすることができ、特に、多数の患者通信端末が存在する場合の煩雑さを大幅に軽減することが可能となるとともに、患者通信端末と医療機関側通信端末との間の電子医療情報等の通信のセキュリティ性を高め、患者の信頼性向上に資することができる電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、電子カルテ情報は、患者の身長や体重、血液型、アレルギー、副作用、処方・投薬、医療画像DICOMや波形データ、主治医のコメント等の情報であり、前記個人電子医療情報は、患者の通院情報、問診情報等としているので、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果を奏し、かつ、詳細な電子カルテ情報、個人電子医療情報の提供、収集処理の利便性の高い電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記患者通信端末は、前記電子医療情報管理センター以外の他の電子医療情報データベースとMML形式の通信プロトコルで医療情報を交信する機能も備えることから、この患者通信端末により情報の記憶形式が異なる別の医療機関のデータベース等との間の電子医療情報の交換を、正確に行うことも可能となり、より利便性の大きい電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し、提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、電子医療情報管理センターのコンピュータ装置、医療機関側通信端末、患者通信端末間の各種情報交信を円滑に実行させるプログラムの集合として、特に請求項5記載の電子医療情報の近距離無線通信システムを構築することができるプログラムを実現し、提供することができる。
請求項11記載の発明によれば、電子医療情報管理センターのコンピュータ装置、医療機関側通信端末、患者通信端末間の各種情報交信を円滑に実行させるプログラムの集合として、特に請求項7記載の近距離無線通信対応型の近距離無線通信対応型の患者通信端末、医療機関側通信端末を採用した電子医療情報の近距離無線通信システムを構築することができるプログラムを実現し、提供することができる。
請求項12記載の発明によれば、請求項10又は11記載の発明において、電子カルテ情報は、患者の身長や体重、血液型、アレルギー、副作用、処方・投薬、医療画像DICOMや波形データ、主治医のコメント等の情報であり、前記個人電子医療情報は、患者の通院情報、問診情報等としているので、詳細な電子カルテ情報、個人電子医療情報の提供、収集処理の利便性の高い電子医療情報の近距離無線通信システムのプログラムを実現し、提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。 図2は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおける電子医療情報管理センターのコンピュータ装置の構成を示すブロック図である。 図3は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおける患者通信端末の構成を示すブロック図である。 図4は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおける医療機関側通信端末を示すブロック図である。 図5は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムの全体の動作の流れを梯子型チャート形式で示す説明図である。 図6は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおける医療機関側通信端末の画面表示例を示す説明図である。 図7は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおける患者通信端末の画面表示例を示す説明図である。 図8は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様を実施するための患者通信端末の構成を示すブロック図である。 図9は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様を実施するための医療機関側通信端末を示すブロック図である。 図10は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様の処理の流れを示すフローチャートである。 図11は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様の処理の流れを示すフローチャートである。 図12は本発明の実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。 図13は本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システムの電子医療情報管理センターのコンピュータ装置の構成を示すブロック図である。 図14は本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様を実施するための患者通信端末の構成を示すブロック図である。 図15は本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様を実施するための医療機関側通信端末を示すブロック図である。 図16は本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様の処理の流れを示すフローチャートである。 図17は本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システムにおけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様の処理の流れを示すフローチャートである。
本発明は、病院内等において、医師と患者との間における電子カルテ情報、個人医療情報の交信を、高度のセキュリティ性を確保しつつ近距離双方向通信の形態で簡略容易に実現できる電子医療情報の近距離無線通信システムを実現し提供するという目的を、患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と通信網を介して接続される無線通信網と、医療機関内の任意の箇所に設置されて、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコンIDを含むビーコン情報を発信するビーコン発信器と、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師ID、ビーコンIDを送信して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、かつ、前記患者通信端末と無線交信するプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して患者ID、ビーコンIDを前記医療機関側通信端末を介して前記コンピュータ装置に送信し通信許可認証を得る患者通信端末と、を有し、近距離に限定された交信可能エリア内で、医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信する構成により実現した。
以下、本発明の実施例に係る電子医療情報の近距離無線通信システムについて図論を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1は、図1に示すように、医療機関、例えば病院2の外部に設置されて、患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのクラウドコンピュータとして機能するコンピュータ装置3と、病院2内に設置されルータ4、通信網(例えば公衆通信網、構内ネットワーク等)5を介して前記コンピュータ装置3と接続される病院内通信網(病院内LAN)6と、病院内通信網6に接続したWiFi(登録商標)ルータ7を含む無線通信網8と、病院2内の任意の箇所の例えば天井部分等に設置され、後述する各通信端末の交信可能エリアEを近距離(例えば1〜1.5m以内等)に限定するための例えばブルートゥース(登録商標)規格でビーコンIDを含むビーコン情報を発信するビーコン発信器9と、患者自身の個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン発信器9からのビーコン情報を受信して、交信可能エリアE内であることを判定して通信許可認証を得る例えばスマートフォン等からなる患者通信端末10と、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリアE内であることを判定して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網8を介して前記コンピュータ装置3と交信し、かつ、前記患者通信端末10とP2P(Peer To Peer)方式で無線交信可能なプロキシー(代行サーバー)として機能する例えばタブレット型コンピュータからなる医療機関側通信端末11と、を有している。
前記患者通信端末10と医療機関側通信端末11とは、カップリング等の処理で双方が確実に相手と交信をできるように構成し、第三者の不正なアクセスを防止するように構成している。
更に詳述すると、ビーコンが発する無線通信可能領域内に患者通信端末(例えばiPhone(登録商標))10と、医療機関側通信端末11(例えばiPad(登録商標))が存在することで通信可能な空間が限定され、アドホックな認証が維持される。
そこで成立するセキュリティが対面するサービスの場面では、医療機関側通信端末11も患者通信端末10も互いに物理的な面と情報通信の確認といった双方の干渉で信頼性強度が高くするサービスが可能になっている。
本実施例1の近距離無線通信システム1の特徴として医療機関側通信端末11では電子カルテ情報データベース25にセキュアにアクセスする為の各種設定を事前に行っておく必要がある一方、患者通信端末10においてはそのような設定は特に必要としない。
患者通信端末10が直接電子カルテ情報データベース25に接続する代わりに医療機関側通信端末11が電子カルテ情報データベース25に接続しこれを仲介(Proxy)することで医師から患者への電子カルテ情報等を提供したり、逆に患者通信端末10からは個人電子医療情報を電子カルテ情報データベース25に登録することができる。
また、前記病院内通信網6には、必要に応じた台数のクライアントコンピュータ12が接続される。
更に、前記患者通信端末10は、例えば病院2外の他の医療機関又は調剤センター等の電子医療情報データベース13と公知のMML(MML:Medical Markup Language)形式、OPEN EHR形式等の通信プロトコル(医療情報交換規格)でクラウドで医療情報を交信する機能も備えている。
これにより、前記患者通信端末10は、電子医療情報データベース13における電子医療情報の形式が電子医療情報管理センターにおける記憶形式と異なるような場合でも、電子医療情報を正しく交換処理することができる。
上述した本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1の構成によって、病院2内に、VPN(公衆無線LANを利用したバーチャルプライベートネットワーク)を構築している。
また、上述した本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1の構成によって、医療機関側通信端末11や患者通信端末10に交信した情報を残すことのない例えばシンクライアントとして機能するプレゼンテーション層の通信レベルを実現し、医療機関側通信端末11や患者通信端末10の記憶容量による制限を受けないシステム構成とすることが可能となる。
次に、前記コンピュータ装置3、患者通信端末10、医療機関側通信端末11の各構成について詳述する。
前記コンピュータ装置3は、図2に示すように、全体の制御を行う主制御部21と、前記コンピュータ装置3用の動作プログラムを記憶したプログラムメモリ22と、電子医療情報管理センターの係員が操作するキーボード等の操作部23と、液晶ディスプレイ等からなる表示部24と、前記通信網5を介して各種情報の受信又は送信を行う送受信処理部25と、各患者の電子カルテ情報を記憶した電子カルテ情報データベース26と、各患者の個人電子医療情報を記憶する個人電子医療情報データベース27と、前記ビーコン発信器9のビーコンID、患者通信端末10を所有する患者ID、医療機関側通信端末11を操作する例えば医師の医師IDを予め記憶し、動作プログラムに基づき患者通信端末10から医療機関側通信端末11を経て送信されてくるビーコンID及び患者IDとの照合を行い当該患者通信端末10に対する通信許可認証を行い、また、前記医療機関側通信端末11から送信されてくるビーコンID及び医師IDとの照合を行い当該医療機関側通信端末11に対する通信許可認証を行う認証処理部28と、を具備している。
前記患者通信端末10は、図3に示すように、この患者通信端末10全体の制御を行う制御部31と、前記ビーコン発信器9からのビーコン情報を受信するビーコンアンテナ32aと、WiFiルータ7を含む無線通信網8との間でビーコン情報以外の各種情報の無線送信又は無線受信を行うWiFiアンテナ32bとからなるアンテナ部32と、ビーコン情報の受信強度(電界強度)を計測し、計測情報を出力する受信強度計測部33と、個人医療情報(PHR:パーソナル・ヘルス・レコード)を予め記憶した記憶部34と、受信強度計測部33からの計測情報を基にこの患者通信端末10が通信可能エリア内か否かを判定する処理、通信可能エリア内と判定したとき前記コンピュータ装置3に向けて通信許可要求を行い、また、コンピュータ装置3から通信許可の情報を受信したとき個人医療情報の送信処理、及び、前記医療機関側通信端末11から無線送信されてくる電子カルテ情報(EHR:エレクトロニック・ヘルス・レコード)の受信処理及び画面表示処理、更には記憶処理を実行するプログラムを記憶したプログラムメモリ35と、前記患者通信端末10における各種操作、電子カルテ情報の表示を行うタッチパネル式の操作・表示部36と、前記WiFiアンテナ32bと制御部31との間に接続され、ビーコン情報以外の各種情報の受信又は送信をWiFiアンテナ32bを介して実行する送受信処理部37と、を具備している。
前記医療機関側通信端末11は、図4に示すように、この医療機関側通信端末11全体の制御を行う制御部41と、前記ビーコン発信器9からのビーコン情報を受信するビーコンアンテナ42aと、WiFiルータ7を含む無線通信網8との間でビーコン情報以外の各種情報の無線送信又は無線受信を行うWiFiアンテナ42bとからなるアンテナ部42と、ビーコン情報の受信強度(電界強度)を計測し、計測情報を出力する受信強度計測部43と、各種情報の記憶を行う記憶部44と、受信強度計測部43からの計測情報を基にこの医療機関側通信端末11が通信可能エリア内か否かを判定する処理、通信可能エリア内と判定したとき前記コンピュータ装置3に向けて通信許可要求を行い、また、コンピュータ装置3から通信許可の情報を受信したとき前記患者通信端末10との無線通信処理、患者通信端末10から無線送信されてくる個人医療情報の前記コンピュータ装置3への転送処理、及び、前記コンピュータ装置3から無線送信されてくる電子カルテ情報(EHR:エレクトロニック・ヘルス・レコード)の受信処理、画面表示処理更には記憶処理を実行するとともに、前記患者通信端末10への電子カルテ情報の転送処理を実行するプログラムを記憶したプログラムメモリ45と、前記医療機関側通信端末11における各種操作、各種情報の表示を行うタッチパネル式の操作・表示部46と、前記WiFiアンテナ42bと制御部41との間に接続され、ビーコン情報以外の各種情報の受信又は送信をWiFiアンテナ42bを介して実行する送受信処理部47と、を具備している。
次に、図5乃至図7を参照して、本実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1の全体の動作を、前記患者通信端末10と医療機関側通信端末11との間で近距離無線通信を行う態様を主にして説明する。
前記病院2内の任意の箇所に設置されたビーコン発信器9は、交信可能エリアEを形成するためのビーコンIDを含むビーコン情報を発信する。
病院2内で例えば医師が医療機関側通信端末11を保持して、前記交信可能エリアE内に入ると、ビーコン発信器9からのビーコン情報は医療機関側通信端末11のビーコンアンテナ42aにより受信され受信強度計測部43に伝送される。
前記受信強度計測部43は、ビーコン情報の受信強度を計測し、計測情報を制御部41に伝送する。
制御部41は、プログラムメモリ45に記憶したプログラムを動作させ、前記計測情報を基にこの計測情報の強度レベルが所定の値以上であるとき、医療機関側通信端末11が通信可能エリア内であると判定される。
制御部41により通信可能エリア内と判定されたとき、医師は前記コンピュータ装置3に向けて通信許可要求を行う。
具体的には、前記操作・表示部46の画面に、図6上欄に示すように、前記プログラムに基づき、「通信可能エリア内」の文字表示と、「通信許可要求」のボタンとが表示され、医師は「通信許可要求」のボタンをタップして前記コンピュータ装置3に向けて通信許可要求を行うものである。
通信許可要求の情報には、前記ビーコン発信器9のビーコンID、医療機関側通信端末11を操作する医師の医師IDが含まれる。
前記医療機関側通信端末11からの通信許可要求の情報は、前記無線通信網8、WiFiルータ7、病院内通信網6、ルータ4、通信網5を経て前記コンピュータ装置3に送信される。
前記コンピュータ装置3の認証処理部28は、主制御部21の制御の基に、動作プログラムに基づき、予め記憶したビーコン発信器9のビーコンID、医師の医師IDと、送信されてきた前記ビーコン発信器9のビーコンID、医師の医師IDとの照合を行い、照合結果が適正であれば通信許可認証を行い、通信許可の情報を出力する。
この通信許可の情報は、前記通信網5、ルータ4、病院内通信網6、WiFiルータ7、無線通信網8を経て、前記医師の医療機関側通信端末11に送信される。
これにより、前記医療機関側通信端末11の操作・表示部46の画面には、図6上欄に示すように、「通信許可」の文字表示が行われる。
このようにして前記医師の医療機関側通信端末11は、交信可能エリアE内での無線による情報送受信が可能となる。
そして、このとき、前記医療機関側通信端末11の操作・表示部46の画面には、図6上欄に示すように、前記プログラムに基づき、「電子カルテ情報送信」ボタンが表示される。
一方、前記患者が患者通信端末10を保有して前記交信可能エリアE内に入ると、ビーコン発信器9からのビーコン情報は患者通信端末10のビーコンアンテナ32aにより受信され受信強度計測部33に伝送される。
受信強度計測部33は、ビーコン情報の受信強度を計測し、計測情報を制御部31に伝送する。
制御部31は、プログラムメモリ35に記憶したプログラムを動作させ、前記計測情報を基にこの計測情報の強度レベルが所定の値以上であるとき、患者通信端末10が通信可能エリア内であると判定する。患者は、通信可能エリア内と判定されたとき前記コンピュータ装置3に向けて通信許可要求を行う。
具体的には、前記操作・表示部36の画面に、図7上欄に示すように、前記プログラムに基づき、「通信可能エリア内」の文字表示と、「通信許可要求」のボタンとが表示され、患者は「通信許可要求」のボタンをタップして前記コンピュータ装置3に向けて通信許可要求を行うものである。
通信許可要求の情報には、前記ビーコン発信器9のビーコンID、患者通信端末10を操作する患者の患者IDが含まれる。
前記患者通信端末10からの通信許可要求の情報は、前記医療機関側通信端末11に無線送信され、医療機関側通信端末11による転送処理により、前記無線通信網8、WiFiルータ7、病院内通信網6、ルータ4、通信網5を経て前記コンピュータ装置3に送信される。
前記コンピュータ装置3の認証処理部28は、主制御部21の制御の基に、動作プログラムに基づき、予め記憶したビーコン発信器9のビーコンID、患者の患者IDと、送信されてきた前記ビーコン発信器9のビーコンID、患者の患者IDとの照合を行い、照合結果が適正であれば通信許可認証を行い、通信許可の情報を出力する。
この通信許可の情報は、前記通信網5、ルータ4、病院内通信網6、WiFiルータ7、無線通信網8を経て、前記医師の医療機関側通信端末11に送信され、更に、医療機関側通信端末11による転送処理により前記患者通信端末10に無線送信される。
これにより、図7上欄に示すように、前記患者通信端末10の操作・表示部36の画面には、前記プログラムに基づき、「通信許可」の文字表示が行われる。
このようにして、前記患者の患者通信端末10は、交信可能エリアE内での無線による情報送受信が可能となる。
そして、このとき、前記患者通信端末10の操作・表示部36の画面には、図7上欄に示すように、前記プログラムに基づき、「個人電子医療情報送信」ボタンが表示される。
次に、前記交信可能エリアE内における前記医療機関側通信端末11と、前記患者通信端末10との間のP2P方式の無線通信による個人電子医療情報の収集、電子カルテ情報の提供の処理について、前記電子医療情報管理センターのコンピュータ装置3の動作をも含めて説明する。
上述したように、前記交信可能エリアE内に前記医療機関側通信端末11、患者通信端末10の双方が入った状態において、患者が患者通信端末10の操作・表示部36の画面に表示された「個人電子医療情報送信」ボタンをタップすると、このタップ操作に応じて前記制御部31は、前記プログラムに基づき、記憶部34に記憶している個人電子医療情報を読み出し、患者IDととともに送受信処理部37、WiFiアンテナ32bを経て前記医療機関側通信端末11に無線送信する。
前記医療機関側通信端末11は、前記プログラムに基づき、前記個人電子医療情報、患者IDの情報を、図6下欄に示すように、操作・表示部46の画面に表示するとともに、前記無線通信網8、WiFiルータ7、病院内通信網6、ルータ4、通信網5を経て前記コンピュータ装置3に転送する。
前記コンピュータ装置3は、前記動作プログラムに基づき、転送されてきた前記個人電子医療情報、患者IDの情報を個人電子医療情報データベース27に格納する。
また、転送されてきた前記個人電子医療情報、患者IDの情報は、前記電子カルテ情報データベース26の当該患者の電子カルテ情報構築に反映される。
なお、図6下欄には、患者IDと、個人電子医療情報である通院情報、問診情報を表示した例を示しているがこれらに限定されるものではない。
一方、前記交信可能エリアE内に前記医療機関側通信端末11、患者通信端末10の双方が入った状態において、医師が前記医療機関側通信端末11の操作・表示部46の画面に表示された「電子カルテ情報送信」ボタンをタップし、かつ、図示しないが当該患者の患者IDを操作・表示部46の画面から入力すると、前記プログラムに基づき、電子カルテ情報送信の情報及び患者IDの情報は、前記無線通信網8、WiFiルータ7、病院内通信網6、ルータ4、通信網5を経て前記コンピュータ装置3に送信される。
前記コンピュータ装置3は、前記動作プログラムに基づき、送信されてきた電子カルテ情報送信の情報と、患者IDの情報とを基に、前記電子カルテ情報データベース26から当該患者の電子カルテ情報を読み出し、出力する。
前記患者の電子カルテ情報は、前記通信網5、ルータ4、病院内通信網6、WiFiルータ7、無線通信網8を経て、前記医師の医療機関側通信端末11に送信され、更に、医療機関側通信端末11による転送処理により前記患者通信端末10に無線送信される。
これにより、図7下欄に示すように、患者通信端末10の操作・表示部36には、当該患者自身の電子カルテ情報が表示され、また、必要に応じて前記記憶部34に記憶される。
なお、図7下欄には、電子カルテ情報として、患者の身長や体重、血液型、アレルギー、副作用、処方・投薬、医療画像DICOMや波形データ、主治医のコメント等の情報を表示した例を示すが、これらに限定されるものではない。
なお、DICOM(ダイコム)とは、Digital Imaging and COmmunication in Medicineの略で、米国放射線学会(ACR)と北米電子機器工業会(NEMA)が開発した、CTやMRI、CR等で撮影した医用画像のフォーマットと、それらの画像を扱う医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格のことをいう。
以上説明した本実施例1の電子医療情報の近距離無線通信システム1によれば、医師の医療機関側通信端末11と、患者の患者通信端末10との間における電子カルテ情報、個人医療情報の相互交信をP2P方式の基に簡略容易に実現することができ、医師、患者双方の利便性を大いに向上することができる。
また、本実施例1によれば、前記医療機関側通信端末11、患者通信端末10各々の端末セキュリティ性に加え、ビーコン情報を利用した狭範囲の交信可能エリアEに限定した状態での対面式による双方向近距離無線交信方式を採用していることから、アドホックなシンクライアント機能を発揮させ前記医療機関側通信端末11、患者通信端末10の記憶容量制限を受けることがなく、電子カルテ情報、個人電子医療情報の漏洩を確実に防止し、高度のセキュリティ性を確保することができるとともに、例えば物品明け渡しのエスクロー的な運用が可能な電子医療情報の近距離無線通信システム1を実現することができる。
更に、本実施例1の電子医療情報の近距離無線通信システム1によれば、電子カルテ情報とその周辺業務又はオーダリングを拡張した展開が可能になること、電子カルテ情報、個人電子医療情報に関する機能追加拡張が可能になること、EBM(Evidence−Based Medicine)への貢献、セカンドオピニオンへの反映、患者の自己管理補助の実現等、種々の効果を発揮させることができる。
次に、本実施例1の電子医療情報の近距離無線通信システム1の変形動作態様について、アドバタイジング処理態様、アドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様について場合を分け、図8乃至図11を参照して説明する。
(アドバタイジング処理態様)
まず、図8、図9を参照してこの場合の近距離無線通信システム1の構成について説明する。この場合の電子医療情報の近距離無線通信システム1の構成は図1乃至図4に示す場合と略同様であるため、同一の要素には同一の符号を付して示す。
このアドバタイジング処理態様の場合は、基本的構成は図1に示す場合と略同様であるが、図8に示すように、患者通信端末10Aにおけるプログラムメモリ35Aとして、既述したプログラムメモリ35に格納されたプログラムに加えて、医療機関側通信端末11Aによるアドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報(例えば「わたしはここにいます」等の文字データ)の取得に基づくワンタイムパスワードの入力画面生成処理と、医師から口頭、紙片メモ等で直接伝達されるワンタイムパスワードの患者による入力に基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき受信した暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、暗号情報を前記医療機関側通信端末に無線にて送信し接続要求を行う処理とを実行させるプログラムをも格納したことが特徴である。
また、この場合の医療機関側通信端末11Aは、基本的構成は図4に示す場合と略同様であるが、図9に示すように、この医療機関側通信端末11Aにおけるプログラムメモリ45Aとして、既述したプログラムメモリ45に格納されたプログラムに加えて、患者通信端末10Aに向けてチャレンジ情報を無線によるアドバタイジング処理にて発信する処理と、患者通信端末10Aを所有する患者に口頭又は紙片メモ等で伝達するためワンタイムパスワード(例えば「0013」等)の生成処理と、前記ワンタイムパスワードに基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、前記暗号情報と患者通信端末10Aから送信される暗号情報との一致、不一致の判定処理と、患者通信端末10Aからの接続要求に基づき前記コンピュータ装置3に医療機関側通信端末11Aを操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得る処理と、を実行させるプログラムをも格納したことが特徴である。この他の要素に関する近距離無線通信システム1の構成は図1に示す場合と同様である。
次に、アドバタイジング処理態様の処理の流れについて、図10を参照して説明する。
病院2内で患者が保持する患者通信端末10Aについての交信可能エリアEの判定、及び、病院2内で例えば医師が保持する医療機関側通信端末11Aについての交信可能エリアEの判定は、既述した場合と同様である。
交信可能エリアEに入った前記医療機関側通信端末11Aは、患者通信端末10Aに向けて前記チャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する。
交信可能エリアEに入った患者通信端末10Aは、前記医療機関側通信端末11Aからの信号のサーチ(ブラウジング)を開始し、前記チャレンジ情報を検知するとプログラム処理にて前記医療機関側通信端末11Aに向けてP2P交信のための患者IDを含めた接続要求を送信する。
医療機関側通信端末11Aは、患者通信端末10Aからの接続要求を受信すると、既述した場合と同様な処理の基に前記コンピュータ装置3と交信し、ビーコン発信器9のビーコンID、医師IDを送信して通信許可を取得する。
医療機関側通信端末11Aが通信許可を取得した段階で、医療機関側通信端末11Aと患者通信端末10Aとの間のP2P通信が開始される。
この後は、既述した場合と同様前記患者通信端末10Aが無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末11Aにより取得し、前記無線通信網8を介して前記コンピュータ装置3に送信するとともに、前記医療機関側通信端末11Aにより前記コンピュータ装置3から無線通信網8を介して取得した前記患者通信端末10Aに対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末10Aに送信する処理が実行される。
以上説明したアドバタイジング処理態様を実行するようにした本実施例1の電子医療情報の近距離無線通信システム1によれば、既述した図1乃至図7に示す実施例1の場合と同様な効果を奏することに加え、特に、患者通信端末10A側において顕著な効果を発揮させることができる。
すなわち、患者通信端末10A側においては、医療機関側通信端末11Aからのチャレンジ情報を検知して、医療機関側通信端末11Aに向けてP2P交信のための患者IDを含めた接続要求を送信するだけで、医療機関側通信端末11Aが代行サーバとして機能し(プロキシー動作)、患者通信端末10AはVPN設定を一切要することなく電子カルテ情報等の取得等が可能となる。
このことについて詳述すると、従来よりインターネット経由でセキュリティを確保しつつ各種情報をやり取りする手法としてVPNが利用されている。
しかし、VPNを利用するには事前に個々の通信端末ごとに煩雑なVPN設定が必要となる。
すなわち、上述した個々の患者通信端末10Aにクラウドとして機能するコンピュータ装置3から電子カルテ情報、診療データ、処方箋データ等を転送しようとする場合には、個々の患者通信端末10A毎に事前に煩雑なVPN設定が必要となる(もし患者が1000人存在すれば100台の患者通信端末10AにいちいちVPN設定が必要となり、到底その頻に耐え得ないことになる。
(アドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様)
次に、アドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様の組み合わせについて図11を参照して説明する。
病院2内で患者が保持する患者通信端末10Aについての交信可能エリアEの判定、及び、病院2内で例えば医師が保持する医療機関側通信端末11Aについての交信可能エリアEの判定は、既述した場合と同様である。
交信可能エリアEに入った前記医療機関側通信端末11Aは、患者通信端末10Aに向けて前記チャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する。
交信可能エリアEに入った患者通信端末10Aは、前記医療機関側通信端末11Aからの信号のサーチ(ブラウジング)を開始し、前記チャレンジ情報を検知する。
前記チャレンジ情報の検知により、患者通信端末10Aの操作表示部36画面はプログラム処理により、ワンタイムパスワードの入力画面になる。
一方、医療機関側通信端末11Aにおいては、プログラム処理によりワンタイムパスワード(例えば「0013」)を生成し、生成したワンタイムパスワードを操作表示部46の画面に表示する。
そして、医師は前記ワンタイムパスワードを口頭又は紙片メモ等により交信可能エリアE内の至近距離に居る患者通信端末10Aを保持する患者に伝達する。
ワンタイムパスワードを取得した患者は、患者通信端末10Aのワンタイムパスワードの入力画面から前記ワンタイムパスワードを入力する。
これにより、患者通信端末10Aは、プログラム処理、例えばRFC(Request For Comments:インターネット上での技術仕様の標準を示すドキュメント)定義のワンタイムパスワードストレッチ処理を実施し、共有鍵暗号化方式(AES:Advanced Encryption Standard)にて共有鍵(AES用KEY)を生成する。
更に、患者通信端末10Aは、プログラム処理により、生成した共有鍵を用いて前記チャレンジ情報を暗号化し、暗号情報とするとともに、この暗号情報を含めた接続要求を医療機関側通信端末11Aに向けて無線送信する。
一方、医療機関側通信端末11Aにおいては、ワンタイムパスワード(例えば「0013」)を生成後、既述した場合と同様、プログラム処理、例えばRFC定義のワンタイムパスワードストレッチ処理を実施し、共有鍵暗号化方式にて共有鍵(AES用KEY)を生成する。更に、生成した共有鍵を用いて前記チャレンジ情報を暗号化し、暗号情報とする
そして、医療機関側通信端末11Aは、患者通信端末10Aから送信された前記暗号情報と、医療機関側通信端末11Aとの一致、不一致の判定を行い、両者が一致したときコンピュータ装置3と交信して既述した場合と同様に通信許可認証を取得する。
医療機関側通信端末11Aが通信許可を取得した段階で、医療機関側通信端末11Aと患者通信端末10Aとの間のP2P通信が開始される。
なお、前記両暗号情報が一致しなければ通信拒絶処理となる。
この後は、既述した場合と同様前記患者通信端末10Aが無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末11Aにより取得し、前記無線通信網8を介して前記コンピュータ装置3に送信するとともに、前記医療機関側通信端末11Aにより前記コンピュータ装置3から無線通信網8を介して取得した前記患者通信端末10Aに対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末10Aに送信する処理が実行される。
以上説明したアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様の組み合わせによれば、患者通信端末10A側のVPN設定が一切不要となるとともに、前記ワンタイムパスワードに関しては、医師から患者に口頭又は紙片メモ等により伝達する方式を採用していることから、仮に悪意のある第三者に送信中のチャレンジ情報が傍受される事態が生じても、もう一方のワンタイムパスワードを悪意のある第三者が取得することは殆ど不可能になり、この結果、医療機関側通信端末11A、患者通信端末10A間の情報更新に伴うセキュリティ性を大幅に向上することが可能となる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1Bについて、図12乃至図17を参照して説明する。
なお、本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1Bにおいて、実施例1に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1Bは、図12に示すように、医療機関、例えば病院2の外部に設置されて、患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのクラウドコンピュータとして機能するコンピュータ装置3と、病院2内に設置されルータ4、通信網(例えば公衆通信網、構内ネットワーク等)5を介して前記コンピュータ装置3と接続される病院内通信網(病院内LAN)6と、病院内通信網6に接続したWiFi(登録商標)ルータ7を含む無線通信網8と、患者自身の個人電子医療情報を記憶し後述する医療機関側通信端末11BとP2P(Peer To Peer)方式で無線交信可能であり、かつ、医療機関側通信端末11と近距離無線通信(例えば通信距離10〜15cm等)可能な近距離無線通信(Near Field Commuincation)対応型のスマートフォン等からなる患者通信端末10Bと、前記無線通信網8と交信可能であり、かつ、患者通信端末10Bと近距離無線通信可能な近距離無線通信対応型のタブレット型コンピュータからなり、プロキシー(代行サーバー)として機能する医療機関側通信端末11Bと、を有している。
また、前記病院内通信網6には、必要に応じた台数のクライアントコンピュータ12が接続される。
更に、前記患者通信端末10Bは、例えば病院2外の他の医療機関又は調剤センター等の電子医療情報データベース13と公知のMML(MML:Medical Markup Language)形式、OPEN EHR形式等の通信プロトコル(医療情報交換規格)でクラウドで医療情報を交信する機能も備えている。
これにより、前記患者通信端末10Bは、電子医療情報データベース13における電子医療情報の形式が電子医療情報管理センターにおける記憶形式と異なるような場合でも、電子医療情報を正しく交換処理することができる。
上述した本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1Bの構成によって、病院2内に、VPN(公衆無線LANを利用したバーチャルプライベートネットワーク)を構築している。
次に、前記コンピュータ装置3、患者通信端末10B、医療機関側通信端末11Bの各構成について図13乃至図15を参照して詳述する。
前記コンピュータ装置3は、図13に示すように、実施例1の場合と同様に、全体の制御を行う主制御部21と、前記コンピュータ装置3用の動作プログラムを記憶したプログラムメモリ22と、電子医療情報管理センターの係員が操作するキーボード等の操作部23と、液晶ディスプレイ等からなる表示部24と、前記通信網5を介して各種情報の受信又は送信を行う送受信処理部25と、各患者の電子カルテ情報を記憶した電子カルテ情報データベース26と、各患者の個人電子医療情報を記憶する個人電子医療情報データベース27と、前記医療機関側通信端末11Bを操作する例えば医師の医師IDを予め記憶し、動作プログラムに基づき前記医療機関側通信端末11Bから送信されてくる医師IDとの照合を行い当該医療機関側通信端末11Bに対する通信許可認証を行う認証処理部28と、を具備している。
前記患者通信端末10Bは、図14に示すように、この患者通信端末10B全体の制御を行う制御部31と、制御部31の制御の基に医療機関側通信端末11Bとの間で各種情報の近距離無線通信を行うNFCタグ51と、個人医療情報(PHR:パーソナル・ヘルス・レコード)を予め記憶した記憶部34と、個人医療情報の送信処理、前記医療機関側通信端末11Bから無線送信されてくる電子カルテ情報(EHR:エレクトロニック・ヘルス・レコード)の受信処理、画面表示処理更には記憶処理、更には、アドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報の取得に基づくワンタイムパスワードの入力画面生成処理と、医師から伝達されるワンタイムパスワードの患者による入力に基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき受信した暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、暗号情報を前記医療機関側通信端末に無線にて送信し接続要求を行う処理と、を実行させるプログラムを記憶したプログラムメモリ35Bと、前記患者通信端末10Bにおける各種操作、各種情報の表示を行うタッチパネル式の操作・表示部36と、WiFiアンテ32bを介して医療機関側通信端末11Bとの間でP2P通信を行う送受信処理部37と、を具備している。
前記医療機関側通信端末11Bは、図15に示すように、この医療機関側通信端末11B全体の制御を行う制御部41と、制御部41の制御の基に患者通信端末10Bとの間で各種情報の近距離無線通信を行うNFCタグ52と、各種情報の記憶を行う記憶部44と、コンピュータ装置3から通信許可の情報を受信したとき前記患者通信端末10との無線通信処理、患者通信端末10から無線送信されてくる個人医療情報の前記コンピュータ装置3への転送処理、及び、前記コンピュータ装置3から無線送信されてくる電子カルテ情報(EHR:エレクトロニック・ヘルス・レコード)の受信処理、画面表示処理更には記憶処理を実行するとともに、前記患者通信端末10への電子カルテ情報の転送処理を実行するプログラム、更には、患者通信端末10Bに向けてチャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する処理、患者通信端末10Bを所有する患者に伝達するためのワンタイムパスワードの生成処理、ワンタイムパスワードに基づく共有鍵生成処理、生成した共有鍵に基づき暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理、前記暗号情報と患者通信端末から送信される暗号情報との一致、不一致の判定処理と、患者通信端末からの接続要求に基づき前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得る処理を行うプログラムを記憶したプログラムメモリ45Bと、前記医療機関側通信端末11Bにおける各種操作、各種情報の表示を行うタッチパネル式の操作・表示部46と、WiFiアンテナ42bを介して前記無線通信網8と交信するとともに、前記患者通信端末10Bとの間でP2P通信を行う送受信処理部47と、を具備している。
次に、本実施例2に係る電子医療情報の近距離無線通信システム1Bの動作態様について、既述した場合と同様なアドバタイジング処理態様、アドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様を主にして説明する。
(アドバタイジング処理態様)
本実施例2の電子医療情報の近距離無線通信システム1Bにおけるアドバタイジング処理態様の処理の流れについて、図16を参照して説明する。
病院2内で患者が保持する患者通信端末10Bが近距離無線通信の交信可能エリアE内に入り、また、前記医師が保持する医療機関側通信端末11Bも交信可能エリアE内に入った段階で、前記医療機関側通信端末11BのNFCタグ52は、患者通信端末10B向けて前記チャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する。
交信可能エリアEに入った患者通信端末10Bは、前記医療機関側通信端末11Bからの信号のサーチ(ブラウジング)を開始し、前記NFCタグ51にて前記チャレンジ情報を検知すると、患者通信端末10Bはプログラム処理にて前記医療機関側通信端末11Aに向けてP2P交信のための患者IDを含めた接続要求を送信する。
医療機関側通信端末11Bは、患者通信端末10Bからの接続要求を受信すると、既述した場合と同様な処理の基に前記コンピュータ装置3と交信し、医師IDを送信して通信許可を取得する。
医療機関側通信端末11Bが通信許可を取得した段階で、医療機関側通信端末11Bと患者通信端末10Bとの間のP2P通信が開始される。
この後は、既述した場合と同様前記患者通信端末10Bが無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末11Bにより取得し、前記無線通信網8を介して前記コンピュータ装置3に送信するとともに、前記医療機関側通信端末11Bにより前記コンピュータ装置3から無線通信網8を介して取得した前記患者通信端末10Bに対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末10Bに送信する処理が実行される。
以上説明したアドバタイジング処理態様を実行するようにした本実施例2の電子医療情報の近距離無線通信システム1Bによれば、既述した実施例1の場合と同様な効果を奏することに加え、特に、患者通信端末10B側において顕著な効果を発揮させることができる。
すなわち、患者通信端末10B側においては、医療機関側通信端末11Bからのチャレンジ情報を検知して、医療機関側通信端末11に向けてP2P交信のための患者IDを含めた接続要求を送信するだけで、医療機関側通信端末11が代行サーバとして機能し(プロキシー動作)、患者通信端末10BはVPN設定を一切要することなく電子カルテ情報等の取得等が可能となる。すなわち、多数の患者通信端末10Bが存在する場合の煩雑さを解消することができる。
(アドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様)
次に、本実施例2におけるアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様の組み合わせについて図17を参照して説明する。
近距離無線通信の交信可能エリアEに入った前記医療機関側通信端末11Aは、患者通信端末10Bに向けて前記チャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する。
交信可能エリアEに入った患者通信端末10Bは、前記医療機関側通信端末11Aからの信号のサーチ(ブラウジング)を開始し、前記チャレンジ情報を検知する。
前記チャレンジ情報の検知により、患者通信端末10Bの操作表示部36の画面はプログラム処理により、ワンタイムパスワードの入力画面になる。
一方、医療機関側通信端末11Bにおいては、プログラム処理によりワンタイムパスワード(例えば「0013」)を生成し、生成したワンタイムパスワードを操作表示部46の画面に表示する。
そして、医師は前記ワンタイムパスワードを口頭又は紙片メモ等により交信可能エリアE内の至近距離に居る患者通信端末10Bを保持する患者に伝達する。
ワンタイムパスワードを取得した患者は、患者通信端末10Bのワンタイムパスワードの入力画面から前記ワンタイムパスワードを入力する。
これにより、患者通信端末10Bは、プログラム処理、例えばRFC(Request For Comments:インターネット上での技術仕様の標準を示すドキュメント)定義のワンタイムパスワードストレッチ処理を実施し、共有鍵暗号化方式(AES:Advanced Encryption Standard)にて共有鍵(AES用KEY)を生成する。
更に、患者通信端末10Bは、プログラム処理により、生成した共有鍵を用いて前記チャレンジ情報を暗号化し、暗号情報とするとともに、この暗号情報を含めた接続要求を医療機関側通信端末11Aに向けて無線送信する。
一方、医療機関側通信端末11Bにおいては、ワンタイムパスワード(例えば「0013」)を生成後、既述した場合と同様、プログラム処理、例えばRFC定義のワンタイムパスワードストレッチ処理を実施し、共有鍵暗号化方式にて共有鍵(AES用KEY)を生成する。更に、生成した共有鍵を用いて前記チャレンジ情報を暗号化し、暗号情報とする。
そして、医療機関側通信端末11Bは、患者通信端末10Bから送信された前記暗号情報と、医療機関側通信端末11B自体の暗号情報との一致、不一致の判定を行い、両者が一致したときコンピュータ装置3と交信して既述した場合と同様に通信許可認証を取得する。
医療機関側通信端末11Bが通信許可を取得した段階で、医療機関側通信端末11Bと患者通信端末10Bとの間のP2P通信が開始される。
なお、前記両暗号情報が一致しなければ通信拒絶処理となる。
この後は、既述した場合と同様前記患者通信端末10Bが無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末11Bにより取得し、前記無線通信網8を介して前記コンピュータ装置3に送信するとともに、前記医療機関側通信端末11Bにより前記コンピュータ装置3から無線通信網8を介して取得した前記患者通信端末10Bに対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末10Bに送信する処理が実行される。
以上説明した本実施例2のアドバタイジング処理態様及び暗号化処理態様の組み合わせによれば、患者通信端末10B側のVPN設定が一切不要となるとともに、前記ワンタイムパスワードに関しては、医師から患者に口頭又は紙片メモ等により伝達する方式を採用していることから、仮に悪意のある第三者に送信中のチャレンジ情報が傍受される事態が生じても、もう一方のワンタイムパスワードを悪意のある第三者が取得することは殆ど不可能になり、この結果、医療機関側通信端末11B、患者通信端末10B間の情報更新に伴うセキュリティ性を大幅に向上することが可能となる。
本発明に係る電子医療情報の近距離無線通信システムは、患者通信端末として、iPhone(登録商標)型通信端末、アンドロイド(登録商標)型通信端末等の各種スマートフォンを、医療機関側通信端末11として、iPad(登録商標)型や、ウインドウズ(登録商標)型等の各種タブレットPC端末等を採用することで、病院等の医師や、多くの患者の利便性向上に大いに貢献する。
1 電子医療情報の近距離無線通信システム
2 病院
3 コンピュータ装置
4 ルータ
5 通信網
6 病院内通信網
7 WiFiルータ
8 無線通信網
9 ビーコン発信器
10 患者通信端末
10A 患者通信端末
10B 患者通信端末
11 医療機関側通信端末
11A 医療機関側通信端末
11B 医療機関側通信端末
12 クライアントコンピュータ
13 電子医療情報データベース
21 主制御部
22 プログラムメモリ
23 操作部
24 表示部
25 送受信処理部
26 電子カルテ情報データベース
27 個人電子医療情報データベース
28 認証処理部
31 制御部
32 アンテナ部
32a ビーコンアンテナ
32b WiFiアンテナ
33 受信強度計測部
34 記憶部
35 プログラムメモリ
35A プログラムメモリ
35B プログラムメモリ
36 操作・表示部
37 送受信処理部
41 制御部
42 アンテナ部
42a ビーコンアンテナ
42b WiFiアンテナ
43 受信強度計測部
44 記憶部
45 プログラムメモリ
45A プログラムメモリ
45B プログラムメモリ
46 操作・表示部
47 送受信処理部
51 NFCタグ
52 NFCタグ
E 交信可能エリア

Claims (12)

  1. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と交信する無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコン情報を発信するビーコン発信器と、
    前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、かつ、患者通信端末と無線交信する医療機関側通信端末と、
    個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して前記医療機関側通信端末を介して通信許可認証を得る患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  2. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と通信網を介して接続される無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコン情報を発信するビーコン発信器と、
    前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、かつ、前記患者通信端末と無線交信するプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、
    個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して前記医療機関側通信端末を介して通信許可認証を得る患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  3. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と通信網を介して接続される無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコンIDを含むビーコン情報を発信するビーコン発信器と、
    前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師ID、ビーコンIDを送信して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、かつ、前記患者通信端末と無線交信するプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、
    個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して患者ID、ビーコンIDを前記医療機関側通信端末を介して前記コンピュータ装置に送信し通信許可認証を得る患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  4. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と通信網を介して接続される無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコンIDを含むビーコン情報を発信するビーコン発信器と、
    前記ビーコン情報を受信して、患者通信端末に向けてチャレンジ情報をアドバタイジング処理にて発信するとともに、患者通信端末からの接続要求を受信して前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得るプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、
    前記ビーコン情報を受信し、かつ、前記アドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報を取得し、前記医療機関側通信端末に無線にて接続要求を行う患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、患者通信端末からの接続要求を受信し通信許可認証を得た前記医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信を開始し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  5. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と通信網を介して接続される無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコンIDを含むビーコン情報を発信するビーコン発信器と、
    前記ビーコン情報を受信して、患者通信端末に向けてチャレンジ情報をアドバタイジング処理にて発信するとともに、患者通信端末を所有する患者に伝達するためのワンタイムパスワードの生成機能、ワンタイムパスワードに基づく共有鍵生成機能、生成した共有鍵に基づき前記チャレンジ情報を暗号情報とする暗号化機能を有し、暗号情報と患者通信端末から送信される暗号情報との一致、不一致の判定を行い、患者通信端末からの接続要求を受信して前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得るプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、
    前記ビーコン情報を受信し、かつ、前記アドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報の取得に基づくワンタイムパスワードの入力処理機能、及び、医師から伝達されるワンタイムパスワード入力に基づく共有鍵生成機能、生成した共有鍵に基づき前記チャレンジ情報を暗号情報とする暗号化機能を有し、暗号情報を前記医療機関側通信端末に無線にて送信し接続要求を行う患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、前記両暗号情報が一致したとき、医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信を開始し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  6. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と交信する無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所において無線交信可能エリアを近距離に限定するための近距離無線情報送受信手段を備えるとともに、患者通信端末に向けてチャレンジ情報をアドバタイジング処理にて発信し、患者通信端末からの接続要求を受信して前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得るプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、
    医療機関内の任意の箇所において無線交信可能エリアを近距離に限定するための近距離無線情報送受信手段を備えるとともに、前記医療機関側通信端末と無線交信し前記アドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報を取得し、前記医療機関側通信端末に無線にて接続要求を行う近距離無線情報送受信対応型の患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、患者通信端末からの接続要求を受信し通信許可認証を得た前記医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信を開始し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  7. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と交信する無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所において無線交信可能エリアを近距離に限定するための近距離無線情報送受信手段を備えるとともに、患者通信端末に向けてチャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信し、患者通信端末を所有する患者に伝達するためのワンタイムパスワードの生成機能、ワンタイムパスワードに基づく共有鍵生成機能、生成した共有鍵に基づき前記チャレンジ情報を暗号情報とする暗号化機能を有し、暗号情報と患者通信端末から送信される暗号情報との一致、不一致の判定を行い、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得るプロキシーとして機能する近距離無線情報送受信対応型の医療機関側通信端末と、
    医療機関内の任意の箇所において無線交信可能エリアを近距離に限定するための近距離無線情報送受信手段を備えるとともに、前記医療機関側通信端末と無線交信し前記アドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報の取得に基づくワンタイムパスワードの入力画面表示機能、及び、医師から伝達されるワンタイムパスワード入力に基づく共有鍵生成機能、生成した共有鍵に基づき前記チャレンジ情報を暗号情報とする暗号化機能を有し、暗号情報を前記医療機関側通信端末に無線にて送信し接続要求を行う近距離無線情報送受信対応型の患者通信端末と、
    を有し、
    近距離に限定された交信可能エリア内で、前記両暗号情報が一致したとき、通信許可認証を得た医療機関側通信端末と患者通信端末との間でP2P方式で無線交信を開始し、前記患者通信端末が無線送信する個人電子医療情報を医療機関側通信端末により取得し、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置に送信するとともに、前記医療機関側通信端末により前記コンピュータ装置から無線通信網を介して取得した前記患者通信端末に対応する電子カルテ情報を無線通信により当該患者通信端末に送信することを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システム。
  8. 前記電子カルテ情報は、患者の身長や体重、血液型、アレルギー、副作用、処方・投薬、医療画像DICOMや波形データ、主治医のコメント等の情報であり、前記個人電子医療情報は、患者の通院情報、問診情報等であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子医療情報の近距離無線通信システム。
  9. 前記患者通信端末は、前記電子医療情報管理センター以外の他の電子医療情報データベースとMML形式等の通信プロトコルで医療情報をクラウドで交信する機能も備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子医療情報の近距離無線通信システム。
  10. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と通信網を介して接続される無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所に設置され、通信端末の交信可能エリアを近距離に限定するためのビーコンIDを含むビーコン情報を発信するビーコン発信器と、
    前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師ID、ビーコンIDを送信して通信許可認証を得るとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、かつ、前記患者通信端末と無線交信するプロキシーとして機能する医療機関側通信端末と、
    個人電子医療情報を記憶し、前記ビーコン情報を受信して、交信可能エリア内であることを判定して患者ID、ビーコンIDを前記医療機関側通信端末を介して通信許可認証を得る患者通信端末と、
    を有する電子医療情報の近距離無線通信システムのプログラムであって、
    前記コンピュータ装置に、前記医師ID、ビーコンIDを基に前記医療機関側通信端末に対する通信許可認証を行う処理と、前記患者ID、ビーコンIDを基に患者通信端末に対する通信許可認証を行う処理と、前記医療機関側通信端末からの電子カルテ情報の送信要求に基づき電子カルテ情報を当該医療機関側通信端末に向けて送信する処理と、前記医療機関側通信端末を経て送信されてくる前記患者通信端末からの個人医療情報を管理する処理と、を実行させるプログラムと、
    前記医療機関側通信端末に、ビーコン情報を受信して、患者通信端末に向けてチャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する処理と、暗号化基情報の発信処理と、患者通信端末を所有する患者に伝達するためのワンタイムパスワードの生成処理と、ワンタイムパスワードに基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、前記暗号情報と患者通信端末から送信される暗号情報との一致、不一致の判定処理と、患者通信端末からの接続要求に基づき前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、前記コンピュータ装置に、医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得る処理と、
    を実行させるプログラムと、
    前記患者通信端末にアドバタイジング処理にて発信されるチャレンジの取得に基づくワンタイムパスワードの入力画面生成処理と、医師から口頭等で伝達されるワンタイムパスワードの患者による入力に基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき受信した暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、暗号情報を前記医療機関側通信端末に無線にて送信し接続要求を行う処理と、を実行させるプログラムと、
    の集合からなることを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システムのプログラム。
  11. 患者別の電子カルテ情報又は患者別の個人電子医療情報を管理するとともに、通信許可認証を行う電子医療情報管理センターのコンピュータ装置と、
    医療機関内に設置されて前記コンピュータ装置と交信する無線通信網と、
    医療機関内の任意の箇所において無線交信可能エリアを近距離に限定するための近距離無線情報送受信手段を備えるとともに、前記無線通信網を介して前記コンピュータ装置と交信し、前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得るプロキシーとして機能する近距離無線情報送受信対応型の医療機関側通信端末と、
    医療機関内の任意の箇所において無線交信可能エリアを近距離に限定するための近距離無線情報送受信手段を備えるとともに、前記医療機関側通信端末と無線交信し接続要求を行う近距離無線情報送受信対応型の患者通信端末と、
    を有する電子医療情報の近距離無線通信システムのプログラムであって、
    前記コンピュータ装置に、前記医師IDを基に前記医療機関側通信端末に対する通信許可認証を行う処理と、前記医療機関側通信端末からの電子カルテ情報の送信要求に基づき電子カルテ情報を当該医療機関側通信端末に向けて送信する処理と、前記医療機関側通信端末を経て送信されてくる前記患者通信端末からの個人医療情報を管理する処理と、を実行させるプログラムと、
    前記医療機関側通信端末に、患者通信端末に向けてチャレンジ情報を無線によりアドバタイジング処理にて発信する処理と、患者通信端末を所有する患者に伝達するためのワンタイムパスワードの生成処理と、ワンタイムパスワードに基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、前記暗号情報と患者通信端末から送信される暗号情報との一致、不一致の判定処理と、患者通信端末からの接続要求に基づき前記コンピュータ装置に医療機関側通信端末を操作する医師の医師IDを送信して通信許可認証を得る処理と、を実行させるプログラムと、
    前記患者通信端末に、アドバタイジング処理にて発信されるチャレンジ情報の取得に基づくワンタイムパスワードの入力画面生成処理と、医師から伝達されるワンタイムパスワードの患者による入力に基づく共有鍵生成処理と、生成した共有鍵に基づき受信した暗号化基情報を暗号情報とする暗号化処理と、暗号情報を前記医療機関側通信端末に無線にて送信し接続要求を行う処理と、を実行させるプログラムと、
    の集合からなることを特徴とする電子医療情報の近距離無線通信システムのプログラム。
  12. 前記電子カルテ情報は、患者の身長や体重、血液型、アレルギー、副作用、処方・投薬、医療画像DICOMや波形データ、主治医のコメント等の情報であり、前記個人電子医療情報は、患者の通院情報、問診情報等であることを特徴とする請求項10又は11に記載の電子医療情報の近距離無線通信システムのプログラム。
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