JP2004054817A - 健康情報管理サーバ及びプログラム - Google Patents

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Masaaki Tachikawa
立川 雅章
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Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd
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Abstract

【課題】ユーザのプライバシーを保護しつつ健康情報を複数の医療機関の間で共有する健康情報管理サーバを提供する。
【解決手段】ユーザの健康に関する健康情報を受信して管理する健康情報管理サーバ20は、健康情報を、ユーザ識別情報と、ユーザを認証するためのユーザの生体情報とに対応付けて格納する健康情報データベース220と、ユーザが医療機関を利用したときに、ユーザ識別情報と生体情報とを医療機関の医療機関端末から受信し、受信したユーザ識別情報と生体情報とが、健康情報データベースに対応付けて格納されているか否かを判断するユーザ判断部204と、受信したユーザ識別情報と生体情報とが、対応付けて格納されているとユーザ判断部が判断した場合に、健康情報を医療機関端末に送信する健康情報送信部206とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、健康情報管理サーバ及びプログラムに関する。特に本発明は、ユーザの健康に関する健康情報を受信して管理する健康情報管理サーバ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザは、初めての医療機関にかかる際に、口頭で健康状態を説明するか、もしくは手書きで問診票に自らの健康情報を記入している。また近年、電子カルテや電子レセプトが普及しつつあり、互いに提携する医療機関の間でユーザの健康情報を共有し始めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザが健康情報を口頭で説明する場合や、問診票に手書きで健康情報を記入する場合には、ユーザが間違って健康情報を記憶していたり、誤った記入をしたりするために、正確な健康情報を伝えることができないことがある。さらには、病状が悪い場合には、口頭で説明することも記入することも困難な場合がある。また、互いに提携する医療機関の間で電子カルテ等の健康情報を共有すると、ユーザのプライバシーの問題に関わる場合がある。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる健康情報管理サーバ及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、ユーザの健康に関する健康情報を受信して管理する健康情報管理サーバであって、受信した健康情報を、ユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザを認証するためのユーザの生体情報とに対応付けて格納する健康情報データベースと、ユーザが医療機関を利用したときに、ユーザが提供したユーザ識別情報と生体情報とを医療機関の医療機関端末から受信し、受信したユーザ識別情報と生体情報とが、健康情報データベースに対応付けて格納されているか否かを判断するユーザ判断部と、受信したユーザ識別情報と生体情報とが、健康情報データベースに対応付けて格納されているとユーザ判断部が判断した場合に、ユーザに対応付けて格納されている健康情報を健康情報データベースから抽出し、医療機関端末に送信する健康情報送信部とを備える。
【0006】
健康情報データベースは、受信した健康情報を、第1の鍵を用いて暗号化した第1の暗号化健康情報と、第1の鍵とは異なる第2の鍵を用いて暗号化した第2の暗号化健康情報とをユーザ識別情報に対応付けて格納し、第1の暗号化健康情報を復号する第1の復号鍵と、第2の暗号化健康情報を復号する第2の復号鍵とをユーザ端末に送信する鍵送信部をさらに備え、ユーザ端末は、受信した第2の復号鍵を信託者に送信し、ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末から受信した場合に、ユーザの信託者にその旨を通知する緊急事態通知部をさらに備え、健康情報送信部は、ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末から受信したときに、信託者からユーザ識別情報を取得し、取得したユーザ識別情報に対応付けて格納されている第2の暗号化健康情報を信託者に送信し、ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末から受信していないときに、ユーザ判断部が受信したユーザ識別情報と生体情報とが、健康情報データベースに対応付けて格納されていると判断した場合にのみ、第1の暗号化健康情報を医療機関端末に送信してもよい。
【0007】
信託者は、ユーザが加入している保険を提供する保険会社であり、緊急事態通知部は、健康情報送信部が送信した健康情報に基づいて保険金を支払うか否かを医療機関端末に伝達させるべく、ユーザが緊急事態である旨を信託者に通知してもよい。
【0008】
健康情報の項目を示す項目情報を、健康情報の重要度を示すレベルに対応付けて格納するレベル格納部をさらに備え、健康情報データベースは、健康情報の項目を示す項目情報とともに健康情報を受信して、健康情報を項目情報に対応付けて格納し、健康情報送信部は、送信要求する健康情報のレベルを医療機関端末から受信し、受信したレベルに対応する項目情報とユーザとに対応付けて格納されている健康情報を健康情報データベースから抽出し、医療機関端末に送信してもよい。
【0009】
項目情報及びレベルをユーザ端末から受信してレベル格納部に格納する開示項目設定部をさらに備えてもよい。
【0010】
レベル格納部は、項目情報及びレベルをユーザに対応付けて格納し、開示項目設定部は、ユーザ識別情報及び生体情報とともに項目情報及びレベルを受信し、受信したユーザ識別情報及び生体情報が健康情報データベースに対応付けて格納されている場合に、受信した項目情報及びレベルに基づいてレベル格納部を更新してもよい。
【0011】
レベル格納部は、健康情報の入力手段をレベルに対応付けてさらに格納し、健康情報データベースは、健康情報をレベル格納部に格納されている入力手段によって受信した場合に、健康情報を格納してもよい。
【0012】
レベル格納部は、健康情報の出力手段をレベルに対応付けてさらに格納し、健康情報送信部は、抽出したレベルに対応する出力手段を用いて、健康情報を医療機関端末に送信してもよい。
【0013】
健康情報は、ユーザの医療用のカルテデータであってもよい。健康情報は、ユーザのアレルギーを示すアレルギー情報であってもよい。
【0014】
健康情報は、ユーザが服用した薬を示す薬情報を含み、薬の副作用を示す情報を取得し、取得した副作用の危険度が一定値以上である場合に、ユーザが所持するユーザ端末に薬の危険度を示す情報を送信する危険度送信部をさらに備えてもよい。
【0015】
ユーザに身体運動をさせる装置を備えた運動機関が所有する運動機関端末から、ユーザが運動している旨を示す運動情報を受信した場合に、健康情報データベースに格納されている健康情報に基づいて、ユーザに適した運動量を算出し、運動機関端末に送信する運動量送信部をさらに備えてもよい。
【0016】
運動量送信部が送信した運動量以上の運動量をユーザが運動した旨を示す情報を運動機関端末から受信した場合に、ユーザに対して運動を停止させるべく警告情報を運動機関端末に送信する警告情報送信部をさらに備えてもよい。
【0017】
健康情報データベースは、ユーザが所有するICカードのIPアドレスをユーザ識別情報に対応付けて格納し、ユーザ判断部は、ユーザ識別情報と、ICカードのIPアドレスとを医療機関端末から受信し、受信したユーザ識別情報とIPアドレスとが、健康情報データベースに対応付けて格納されているか否かを判断し、健康情報送信部は、受信したユーザ識別情報とIPアドレスとが、健康情報データベースに対応付けて格納されているとユーザ判断部が判断した場合に、健康情報をICカードを介して医療機関端末に送信してもよい。
【0018】
本発明の第2の形態によると、ユーザの健康に関する健康情報を受信して管理するコンピュータ用のプログラムであって、受信した健康情報を、ユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザを認証するためのユーザの生体情報とに対応付けて管理する健康情報管理機能と、ユーザが医療機関を利用したときに、ユーザが提供したユーザ識別情報と生体情報とを医療機関の医療機関端末から受信し、受信したユーザ識別情報と生体情報とが、対応付けて管理されているか否かを判断するユーザ判断機能と、受信したユーザ識別情報と生体情報とが、健康情報データベースに対応付けて格納されていると判断した場合に、ユーザに対応付けて格納されている健康情報を抽出し、医療機関端末に送信する健康情報送信機能とを備える。
【0019】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0021】
図1は、本実施の形態に係る健康情報管理システム100の全体を示す概略図である。健康情報管理システム100は、ユーザの医療用のカルテデータ等を蓄積し、蓄積した健康情報を必要に応じて医療機関等に提供する。
【0022】
健康情報管理システム100は、ユーザの健康情報を蓄積して管理する健康情報管理サーバ20と、健康情報管理サーバ20にネットワーク10を介して健康情報を送信するユーザ端末30及び医療機関端末50と、運動機関の一例としてのスポーツクラブでユーザが運動した場合にその旨を健康情報管理サーバ20にネットワーク10を介して送信するスポーツクラブ端末(運動機関端末)64と、ユーザが意識不明等の緊急事態になった場合に、ユーザの健康情報を健康情報管理サーバ20から受信することのできる保険会社端末40とを備える。
【0023】
スポーツクラブ60には、スポーツクラブ端末64と、ユーザが利用することのできる運動装置62が設けられている。スポーツクラブ端末64は、運動装置62に接続され、運動装置62をユーザが利用した場合に、利用状況を健康情報管理サーバ20に送信することができる。また医療機関端末50は、医療機関に設置されている。医療機関は、メディカルスキャン装置等の医療機具を備える検査機関でもよいし、救急車でもよく、医療に携わる機関であればよい。医療機関端末50は、健康情報管理サーバ20に診査結果等の健康情報を送信することができる。またユーザが意識不明等の緊急事態に、救急車等で医療機関に運び込まれた場合に、医療機関端末50は、その旨を健康情報管理サーバ20に通知することができる。
【0024】
これにより、健康情報管理サーバ20は、ユーザ端末30及び医療機関端末50から受信した健康情報を蓄積し、医療機関端末50や保険会社端末40に提供することで、ユーザの健康状態と、ユーザが加入している保険とを管理することができる。
【0025】
図2は、健康情報管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。健康情報管理サーバ20は、健康情報を格納する健康情報データベース220を有する。健康情報データベース220は、レベル格納部の機能を兼ねており、認証ファイル222と健康情報ファイル224とを含む。認証ファイル222は、ユーザの生体の特徴を示す生体情報、ユーザが所持するICカードを示すICカード情報等をユーザ識別情報に対応付けて格納する。健康情報ファイル224は、ユーザの健康情報をユーザ識別情報に対応付けて格納する。
【0026】
また健康情報管理サーバ20は、健康情報をユーザのICカード情報及びユーザ識別情報とともにユーザ端末30から受信し、受信したICカード情報が認証ファイル222においてユーザ識別情報に対応付けて格納されている場合に、受信した健康情報を健康情報ファイル224に格納する健康情報受信部202と、ユーザが医療機関を利用したときに、ユーザの生体情報及びユーザ識別情報を医療機関端末50から受信し、受信した生体情報が認証ファイル222においてユーザ識別情報に対応付けて格納されているか否かを判断するユーザ判断部204と、受信した生体情報が認証ファイル222に格納されていると判断した場合に、健康情報を医療機関端末50に送信する健康情報送信部206とを有する。
【0027】
このように、健康情報管理サーバ20は、受信したICカード情報と、予め認証ファイル222に格納されているICカード情報とが同一であると判断した場合に、受信した健康情報を格納することができる。また健康情報管理サーバ20は、受信した生体情報と、予め認証ファイル222が格納している生体情報とが同一人物の生体情報であると判断した場合に、医療機関端末50に提供することができる。
【0028】
また健康情報管理サーバ20は、医療機関に提供すべき健康情報の項目を示す項目情報を、医療機関の利用目的のレベル毎にユーザ端末30から受信して認証ファイル222に格納する開示項目設定部200をさらに有する。
【0029】
これにより、健康情報管理サーバ20は、医療機関を利用するユーザの目的に応じて、送信すべき健康情報を選択して医療機関端末50に送信することができる。
【0030】
また健康情報管理サーバ20は、健康情報ファイル224に格納されている健康情報が、ユーザが服用した薬を示す情報を含む場合に、薬の副作用を示す情報をネットワーク10から取得し、取得した副作用の危険度が一定値以上である場合に、副作用の危険度を示す情報をユーザ端末30に送信する危険度送信部208をさらに有する。
【0031】
また健康情報管理サーバ20は、スポーツクラブ端末64からユーザが運動している旨を受信した場合に、健康情報ファイル224に格納されている健康情報に基づいて、ユーザに適した運動量を算出してスポーツクラブ端末64に送信する運動量送信部210と、運動量送信部210が送信した運動量以上の運動量をユーザが運動した旨を示す情報をスポーツクラブ端末64から受信した場合に、ユーザに対して運動を停止させるべく警告情報をスポーツクラブ端末64に送信する警告情報送信部212とをさらに有する。
【0032】
これにより健康情報管理サーバ20は、スポーツクラブにおいて適度な運動量をユーザが行うように促し、ユーザが過度な運動を行った場合には、警告情報をスポーツクラブ端末64に送信することができる。
【0033】
また健康情報管理サーバ20は、健康情報を暗号化する鍵をユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納し、暗号化した健康情報を復号する鍵を、ユーザ端末30から、信託者としての保険会社の保険会社端末40に送信させるべく、ユーザ端末30に送信する鍵送信部216と、ユーザが意識不明等の緊急事態である旨を医療機関端末50から受信した場合に、その旨を保険会社端末40に通知する緊急事態通知部214とをさらに有する。
【0034】
このとき健康情報送信部206は、緊急事態である旨を通知した保険会社端末40からユーザの健康情報の要求をユーザ識別情報とともに受信すると、健康情報を、認証ファイル222に格納されている鍵を用いて暗号化して保険会社端末40に送信する。保険会社端末40は、暗号化した健康情報を、ユーザ端末30から受信した鍵を用いて復号することができる。
【0035】
これにより、保険会社端末40は、ユーザが緊急事態であり、ユーザの生体情報を取得できない場合においても、予めユーザから鍵を受け取ることにより、健康情報を閲覧することができる。一方、健康情報管理サーバ20は、ユーザが緊急事態ではない場合には、保険会社端末40に健康情報を送信しない。従って健康情報管理サーバ20は、不必要な健康情報の漏洩を防ぐことができる。
【0036】
また保険会社端末40は、ユーザが緊急事態の場合に健康情報を閲覧することによって、ユーザが加入している保険の保険金の支払いの有無を、健康情報に基づいて決定することができる。また保険会社端末40は、医療機関端末50に健康情報を転送することができる。
【0037】
記録媒体22は、開示項目設定部200、健康情報受信部202、ユーザ判断部204、健康情報送信部206、危険度送信部208、運動量送信部210、警告情報送信部212、緊急事態通知部214、及び鍵送信部216の動作を行わせるプログラムを格納する。他の方法として、健康情報管理サーバ20は、そのようなプログラムを、通信回線を介して取得してもよい。
【0038】
図3は、認証ファイル222のデータフォーマットの一例を示す。認証ファイル222は、健康情報を暗号化する鍵を示す情報、ユーザの生体情報、ユーザが所持するICカードを示すICカード情報、健康情報を入力する際の入力設定、健康情報を出力する際の出力設定、及びユーザが加入している保険を提供する保険会社を示す情報をユーザ識別情報に対応付けて格納する。
【0039】
通常、健康情報管理サーバ20は、ユーザの生体情報を受信した場合にのみ、健康情報を送信する。しかし、医療機関や保険会社が、ユーザが意識不明等の緊急事態になったためにユーザの生体情報を取得することができない場合に、健康情報管理サーバ20は、生体情報を受信しない場合においても、予めユーザから許可された信託者に対してのみ、健康情報を暗号化して送信することができる。
【0040】
健康情報を暗号化する鍵とは、予めユーザから許可を得た保険会社等の信託者に対して、健康情報を暗号化して送信するための鍵である。保険会社端末40は、暗号化された健康情報を複合化するための鍵をユーザ端末30から予め受信しているので、暗号化された健康情報を複合化して閲覧することができる。また保険会社端末40は、複合化した健康情報を、医療機関端末50に転送することができる。
【0041】
ユーザの生体情報とは、指紋や網膜、人相といった各個人固有の身体的特徴を示す情報であり、医療機関端末50から健康情報管理サーバ20が受信した生体情報と照合して生体認証を行う。
【0042】
ICカード情報とは、ユーザが所持するICカードに格納されている情報と同一の情報であり、健康情報管理サーバ20は、ユーザ端末30から受信したICカード情報と、認証ファイル222に格納されているICカード情報とが同一の場合に、ユーザを認証する。
【0043】
またICカード情報は、ICカードのIPアドレスであってもよい。医療機関端末50は、ICカードのIPアドレスを用いて健康情報管理サーバ20に接続する。この場合、健康情報管理サーバ20は、ICカードのIPアドレスを保持しており、保持しているIPアドレスと同一のIPアドレスを有するICカードからアクセスがあったときにのみ、健康情報を送信することができる。医療機関端末50は、ICカードを介して健康情報管理サーバ20から健康情報を受信する。ICカードは、暗号化された健康情報を複合化する鍵を保持していてもよい。例えばICカードは、IPアドレスを用いて健康情報を取得し、健康情報が暗号化されている場合には、健康情報を複合化して、健康情報を示す画像情報を医療機関端末50に送る。医療機関端末50は、受け取った画像情報を表示する。このようにICカードは、ICカード自身が持っているCPUやアプリケーションを用いて健康情報を取得することができる。従って医療機関端末50に、暗号化された健康情報を復号するための復号鍵や、健康情報を閲覧するための閲覧用アプリケーションを登録されるのを防ぐことができる。
【0044】
入力設定フィールドは、健康情報の項目を示す項目情報と、健康情報の入力手段とを、健康情報の重要度を示す入力レベルに対応付けて格納する。入力設定フィールドは、ユーザが設定した項目情報及び入力手段を入力レベルに対応付けて格納する。
【0045】
例えばユーザが、項目情報の「市販薬」、「飲酒量」、「入通院の履歴」、及び「ビタミン剤」、「軽い病気やけが」の重要度は通常の重要度であると判断した場合には、これらの項目情報は、レベル1に対応付けて格納される。また項目情報の「検診情報」及び「アレルギー」の重要度がやや高めである、即ちやや重要な医療行為のときにのみの開示をユーザが所望する場合には、これらの項目情報は、レベル2に対応付けて格納される。また項目情報の「カルテ」の重要度は最も高めである、即ち最も重要な医療行為のときにのみの開示をユーザが所望する場合には、「カルテ」は、レベル3に対応付けて格納される。
【0046】
次に入力手段について説明する。例えばレベル1に対応する入力手段として「PDA」、「暗号メール」、及び「ICカード認証」が格納されている場合に、健康情報管理サーバ20は、レベル1に対応する項目の健康情報のうち、PDA端末から暗号メール化して送信され、かつICカード認証が行われた健康情報のみをレベル1に対応付けて格納する。
【0047】
出力設定フィールドは、項目情報及び健康情報の出力手段を、健康情報の重要度を示す出力レベルに対応付けて格納する。出力設定フィールドは、ユーザが設定した項目情報及び出力手段を出力レベルに対応付けて格納する。出力設定フィールドの項目情報の設定については、入力設定フィールドの項目情報の設定と同様であるので説明を省略する。
【0048】
出力手段について説明する。例えばレベル1に対応する出力手段として「暗号メール」、及び「ICカード認証」が格納されている場合に、健康情報管理サーバ20は、レベル1に対応する項目の健康情報を暗号メール化して、健康情報を要求した医療機関のICカード認証を行い、認証された医療機関端末50にのみ送信する。
【0049】
このように健康情報管理サーバ20は、送信すべき健康情報をレベル毎に抽出し、レベル毎に出力手段を選択して送信することができる。
【0050】
また認証ファイル222が保険会社を示す情報を格納することにより、健康情報管理サーバ20は、ユーザが意識不明等の緊急事態の場合に、即座にその旨をユーザの信託者である保険会社に通知することができる。またユーザが加入している保険が介護費用保険や就寝保険等の場合に、ユーザ自身でも保険に加入していることを忘れてしまうことがある。そこで認証ファイル222が保険会社を格納することにより、身寄りのない高齢者が意識不明等の緊急事態になった場合に、健康情報管理サーバ20は、保険会社へ連絡することができる。
【0051】
また認証ファイル222は、保険会社だけでなく、保険の種類や保険料等をさらに格納してもよい。これにより、健康情報管理サーバ20は、ユーザからの問い合わせに対して即座にユーザが加入している保険に関する情報を提供することができる。また健康情報管理サーバ20は、保険料の支払いを保険会社に促すことができる。
【0052】
図4は、健康情報ファイル224のデータフォーマットの一例を示す。健康情報ファイル224は、健康情報をユーザ識別情報に対応付けて格納する。健康情報とは、例えばカルテデータ、アレルギー、検診情報、薬情報、スポーツクラブ情報、病歴、飲酒量、喫煙の有無、軽いけがや病気等の内容を示す情報である。カルテデータとは、例えばCT、MRI、PET等の画像データ、心電図等のデジタルデータを含む。
【0053】
検診情報とは、ユーザが健康診断等の検診を行った場合の結果である。薬情報とは、市販の薬または処方箋を示す情報でもよい。スポーツクラブ情報とは、スポーツクラブでユーザが運動した運動量や、スポーツクラブで測定したユーザの体力の程度を示す体力ランク等のスポーツクラブ内でユーザが行った運動の記録であり、スポーツクラブから取得した情報でもよいし、ユーザ端末30から受信した情報でもよい。
【0054】
このように健康情報ファイル224が健康情報をユーザ識別情報に対応付けて格納することにより、健康情報管理サーバ20は、医療機関端末50に健康情報を送信することができる。
【0055】
図5は、それぞれのレベルに対応付ける項目を設定する際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。開示項目設定部200は、ICカード情報、ユーザ識別情報、及び設定内容をユーザ端末30から受信する(S100)。ここで設定内容とは、入力設定または出力設定の内容であり、入力設定の場合には、項目情報、入力手段、及び入力レベルを、出力設定の場合には、項目情報、出力手段、及び出力レベルである。
【0056】
開示項目設定部200は、受信したICカード情報と、受信したユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納されているICカード情報とが同一である場合に、設定内容をユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納する(S101)。
【0057】
次に鍵送信部216は、健康情報を暗号化するための鍵を認証ファイル222に格納し、暗号化した健康情報を復号するための鍵をユーザ端末30に送信する(S102)。
【0058】
以上の動作により健康情報管理サーバ20は、初期の入力設定及び出力設定を行うことができる。即ちユーザは、健康情報管理サーバ20の提携スポーツクラブや提携医療機関の窓口でICカードの発行を受け、発行されたICカードを用いて初期設定することができる。
【0059】
次に開示項目設定部200は、レベル、項目情報、ユーザ識別情報、及び生体情報を受信すると(S104)、受信したユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納されている生体情報と、受信した生体情報とが一致するか否かを判断する(S106)。次に開示項目設定部200は、認証ファイル222に格納されている生体情報と受信した生体情報とが一致すると判断することで、ユーザを認証した場合に、受信したレベルに対応付けて項目情報を認証ファイル222に格納することで認証ファイル222を更新する(S108)。
【0060】
このように開示項目設定部200は、認証ファイル222の設定内容を更新することができる。ここで、開示項目設定部200は、ユーザ認証を行うので、第三者がユーザになりすまして設定内容を更新することを防ぐことができる。
【0061】
次に健康情報受信部202は、項目情報、健康情報、ユーザ識別情報、及び生体情報をユーザ端末30から受信すると(S110)、受信したユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納されている生体情報と、受信した生体情報とが一致するか否かを判断する。また健康情報受信部202は、受信した項目情報に対応付けて認証ファイル222に格納されている入力手段を抽出し、抽出した入力手段で健康情報が送信されたか否かを判断する(S112)。
【0062】
健康情報受信部202は、認証ファイル222に格納されている生体情報と、受信した生体情報とが一致し、かつ抽出した入力手段で健康情報が送信されたと判断した場合に、受信した健康情報を、受信したユーザ識別情報及び項目情報に対応付けて健康情報ファイル224に格納する(S114)。
【0063】
このように健康情報受信部202は、健康情報を受信して健康情報ファイル224に格納することで蓄積することができる。また健康情報受信部202は、生体情報を用いてユーザの認証を行うので、第三者がユーザになりすまして健康情報を送信することを防ぐことができる。
【0064】
図6は、健康情報を送信する際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。ユーザ判断部204は、医療機関端末50からユーザ識別情報、出力レベル、及び生体情報を、健康情報の要求とともに受信すると(S200)、受信したユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納されている生体情報と、受信した生体情報とが一致するか否かを判断する(S202)。ここで出力レベルとは、医療機関の利用目的のレベルを示す。医療機関の利用目的とは、例えば通常の問診、健康診断、人間ドック、入院、手術等のいずれかであり、それぞれの利用目的が予めレベルに対応付けられている。
【0065】
受信したユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納されている生体情報と、受信した生体情報とが一致するとユーザ判断部204が判断した場合に、健康情報送信部206は、受信した出力レベルに対応付けて認証ファイル222に格納されている項目情報に対応する健康情報を健康情報ファイル224から抽出する(S204)。次に健康情報送信部206は、受信した出力レベルに対応付けて認証ファイル222に格納されている出力手段を用いて健康情報を医療機関端末50に送信する(S206)。
【0066】
このように健康情報管理サーバ20が、生体情報を用いてユーザを認証した場合に、健康情報を送信するので、医療機関がユーザの許可なく健康情報を取得することを防ぐことができる。また健康情報送信部206は、出力レベルに応じた出力手段を用いて健康情報を送信する。従って健康情報送信部206は、健康情報の重要度に応じて、安全性の高い出力手段を用いて健康情報を送信することができる。このように健康情報管理サーバ20は、ユーザのプライバシーを保護しつつ、複数の医療機関に健康情報を提供することができる。
【0067】
また医療機関は、蓄積された健康情報を取得することができるので、カルテデータの詳細な内容のようなユーザが説明することのできない健康情報を取得することができる。従って医療機関は、誤診や重複診断を防ぎ、よりユーザに適切な医療を施すことができる。
【0068】
図7は、ユーザが服用した薬の副作用を取得する際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。危険度送信部208は、定期的に健康情報ファイル224を参照し、格納されている薬情報により特定される薬の副作用が記載されたwebページをインターネットから検索して取得する(S300)。
【0069】
次に危険度送信部208は、取得した副作用の記載に含まれている文字列に基づいて副作用の危険度を決定する。具体的に危険度送信部208は、副作用の記載中に、危険性の高い症状を示す文字列が含まれていると、危険度を高い値に決定する。次に危険度送信部208は、決定した危険度を一定値以上である場合に(S302)、危険度を示す情報をユーザ端末30に送信する(S304)。
【0070】
このように危険度送信部208は、ユーザが服用した薬の副作用の危険度が高い場合に、その旨をユーザに通知することができる。また健康情報管理サーバ20は、薬情報以外の健康情報に基づいて、ユーザに適した医療を示す情報を取得し、ユーザ端末30に通知してもよい。例えば健康情報管理サーバ20は、ユーザにアレルギー症状がみられる場合には、当該アレルギーの専門医からのアドバイスを取得してユーザ端末30に送信してもよい。健康情報管理サーバ20は、薬情報やアレルギーだけでなく、病歴や体力の向上、加入保険の種類に関する情報を取得してユーザ端末30に送信してもよい。
【0071】
図8は、ユーザがスポーツクラブで運動を開始した旨を受信した際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。健康情報管理サーバ20の運動量送信部210は、スポーツクラブ端末64からユーザが運動を開始した旨を、ユーザ識別情報とともに運動の種類とともに受信すると(S400)、健康情報ファイル224のスポーツクラブ情報フィールド内の体力ランクを参照し、参照した体力ランクと、受信した運動の種類とに基づいてユーザに適した運動量を算出し、スポーツクラブ端末64に送信する(S402)。
【0072】
例えばスポーツクラブの運動装置62にスポーツクラブ端末64が設置されており、スポーツクラブ端末64は、ユーザがユーザ識別情報を入力して運動を開始すると、運動を開始した旨を健康情報管理サーバ20に自動的に送信するシステムであってもよい。これにより、健康情報管理サーバ20は、運動の種類に応じて、適度な運動量を行うようにユーザを促すことができる。
【0073】
次に運動量送信部210は、送信した運動量以上の運動量をユーザが運動した旨をスポーツクラブ端末64から受信した場合に(S404)、ユーザに運動を停止させるべく、警告情報をスポーツクラブ端末64に送信する(S406)。
【0074】
これにより健康情報管理サーバ20は、ユーザが過度な運動を行った場合に、警告情報をスポーツクラブ端末64に送信することができる。また健康情報管理サーバ20は、スポーツクラブ端末64に代えてユーザ端末30とデータのやりとりを行ってもよい。
【0075】
図9は、ユーザの状態が緊急事態である旨を受信した際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。緊急事態通知部214は、ユーザが意識不明等の緊急事態である旨を受信した場合に(S500)、その旨を保険会社端末40に送信することにより保険会社に通知する(S502)。次に健康情報送信部206は、保険会社端末40から健康情報の要求をユーザ識別情報とともに受信した場合に(S504)、受信したユーザ識別情報に対応付けて認証ファイル222に格納されている鍵を用いて健康情報を暗号化する(S506)。次に健康情報送信部206は、暗号化した健康情報を保険会社端末40に送信する(S508)。
【0076】
このように健康情報管理サーバ20は、ユーザが意識不明等の緊急事態である場合に、ユーザの信託者である保険会社のみに復号可能な、暗号化した健康情報を送信することができる。
【0077】
これにより、介護費用保険のように生涯にわたって顧客の健康に関与することを任されている信託者としての保険会社は、ユーザが健康情報管理サーバ20を介して蓄積した健康情報を必要に応じて閲覧することができる。即ち保険会社は、通常は、ユーザの許可なく健康情報を閲覧することはできないが、ユーザが瀕死の状態であるというような緊急事態の場合においてのみ、鍵を用いて健康情報を閲覧することができる。
【0078】
ここで例えば健康情報管理サーバ20は、ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末50から受信していないとき、即ち通常、健康情報を公開鍵(第1の鍵)を用いて暗号化し、暗号化した第1の暗号化健康情報を医療機関端末50に送信する。ここで健康情報管理サーバ20は、ユーザの公開鍵をユーザから予め受け取っておく。医療機関端末50は、例えばICカードに格納されている、公開鍵に対応する秘密鍵(第1の復号鍵)を用いて第1の暗号化健康情報を複合化する。このように健康情報管理サーバ20は、通常、例えばセキュリティ性の高いPKI(公開鍵暗号技術)を用いて相互認証を行うので、健康情報が盗聴されるのを防ぐことができる。
【0079】
一方、ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末50から受信したとき、健康情報管理装置20は、秘密鍵を用いて健康情報を暗号化し、暗号化した第2の暗号化健康情報を信託者である保険会社端末40に送信する。保険会社端末40は、ユーザ端末30から受け取っている秘密鍵(第2の復号鍵)を用いて第2の暗号化健康情報を複合化する。ここでユーザ端末30やICカードには、秘密鍵は格納されない。従ってユーザ自身も秘密鍵を用いて暗号化された健康情報を複合化することはできない。なお、健康情報管理サーバ20は、ユーザ端末30から健康情報を入力した場合、すべての健康情報をPKIを用いて一旦保存し、緊急時に保険会社端末40が閲覧可能な一部の健康情報を秘密鍵で暗号化してさらに保存する。
【0080】
図10は、図5のS100においてユーザが設定内容を入力する際のユーザ端末30の表示画面例を示す。健康情報管理サーバ20は、ユーザ端末30から初期設定の要求を受信すると、ユーザ端末30に、図10(a)に示す画面を表示させる。
【0081】
図10(a)は、複数の入力レベル及び複数の出力レベルと、それぞれのレベルに対応するラジオボタンとを表示する。ユーザは、図10(a)に表示される入力レベル及び出力レベルから、設定内容の入力を所望する一のレベル(ここでは「入力レベル1」)に対応するラジオボタン32を選択し、ユーザ識別情報をフィールド36に入力して、送信ボタン34をクリックする。
【0082】
次にユーザ端末30は、図10(b)に示す画面を表示する。図10(b)は、ユーザが選択可能な項目情報及び入力手段を表示する。ここでユーザは、入力手段として端末及びセキュリティの設定を行う。ユーザは、フィールド38内の複数の項目、複数の端末、及び複数のセキュリティ手段と、それぞれに対応するチェックボックスとを表示する。ユーザは、「端末設定」の範囲に記載の端末のうち、入力レベル1において、健康情報の入力を所望する端末に対応するチェックボックスをクリックする。
【0083】
次にユーザは、「セキュリティ設定」の範囲に記載のセキュリティ手段のうち、入力レベル1において、健康情報を端末から受信する際に所望するセキュリティ手段に対応するチェックボックスをクリックする。例えば暗号メールでの健康情報の送信を所望する場合に、ユーザは、暗号メールに対応するチェックボックスをクリックする。
【0084】
次にユーザは、「項目設定」の範囲に記載の項目のうち、入力レベル1としてユーザが入力を所望する健康情報の項目に対応するチェックボックスをクリックする。
【0085】
ユーザが、以上のすべての操作が終了して送信ボタン34をクリックすることにより、ユーザ端末30は、図10(b)に記載の設定内容を健康情報管理サーバ20に送信する。
【0086】
図11(a)は、ユーザが健康情報の一例としての処方箋の内容を入力する際にユーザ端末30が表示する画面例を示す。ユーザは、処方箋の日時、医薬品コード、及び数量をドロップダウンメニューで選択し、必要があればコメントを記入することができる。ユーザ端末30は、記載された健康情報を健康情報管理サーバ20に送信する。
【0087】
図11(b)は、健康情報管理サーバ20が送信した健康情報の医療機関端末50の表示画面例を示す。医療機関端末50は、健康情報を医者及びユーザが閲覧可能に、病歴やアレルギー、検診情報等を表示することができる。
【0088】
図12は、健康情報管理サーバ20が送信した健康情報のユーザ端末30の表示画面例を示す。健康情報管理サーバ20は、定期的にユーザの健康に対するアドバイスを健康情報に基づいて取得し、図12に示す情報をユーザ端末30に送信して表示させることができる。
【0089】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0090】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によればユーザのプライバシーを保護しつつ正しい健康情報を複数の医療機関の間で共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る健康情報管理システム100の全体を示す概略図である。
【図2】健康情報管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
【図3】認証ファイル222のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図4】健康情報ファイル224のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図5】それぞれのレベルに対応付ける項目を設定する際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図6】健康情報を送信する際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図7】ユーザが服用した薬の副作用を取得する際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図8】ユーザがスポーツクラブで運動を開始した旨を受信した際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図9】ユーザの状態が緊急事態である旨を受信した際の健康情報管理サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図10】図5のS100においてユーザが設定内容を入力する際のユーザ端末30の表示画面例を示す図である。図10(a)は、複数の入力レベル及び複数の出力レベルと、それぞれのレベルに対応するラジオボタンとを表示する。図10(b)は、ユーザが選択可能な項目情報及び入力手段を表示する。
【図11】図11(a)は、ユーザが健康情報の一例としての処方箋の内容を入力する際にユーザ端末30が表示する画面例を示す図である。図11(b)は、健康情報管理サーバ20が送信した健康情報の医療機関端末50の表示画面例を示す図である。
【図12】健康情報管理サーバ20が送信した健康上オフのユーザ端末30の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク
20 健康情報管理サーバ
22 記録媒体
30 ユーザ端末
40 保険会社端末
50 医療機関端末
60 スポーツクラブ端末
200 開示項目設定部
202 健康情報受信部
204 ユーザ判断部
206 健康情報送信部
208 危険度送信部
210 運動量送信部
212 警告情報送信部
214 緊急事態通知部
216 鍵送信部216
220 健康情報データベース
222 認証ファイル
224 健康情報ファイル

Claims (15)

  1. ユーザの健康に関する健康情報を受信して管理する健康情報管理サーバであって、
    受信した前記健康情報を、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザを認証するためのユーザの生体情報とに対応付けて格納する健康情報データベースと、
    前記ユーザが医療機関を利用したときに、前記ユーザが提供した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とを前記医療機関の医療機関端末から受信し、受信した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とが、前記健康情報データベースに対応付けて格納されているか否かを判断するユーザ判断部と、
    受信した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とが、前記健康情報データベースに対応付けて格納されていると前記ユーザ判断部が判断した場合に、前記ユーザに対応付けて格納されている前記健康情報を前記健康情報データベースから抽出し、前記医療機関端末に送信する健康情報送信部と
    を備えることを特徴とする健康情報管理サーバ。
  2. 前記健康情報データベースは、受信した前記健康情報を、第1の鍵を用いて暗号化した第1の暗号化健康情報と、第1の鍵とは異なる第2の鍵を用いて暗号化した第2の暗号化健康情報とを前記ユーザ識別情報に対応付けて格納し、
    前記第1の暗号化健康情報を復号する第1の復号鍵と、前記第2の暗号化健康情報を復号する第2の復号鍵とをユーザ端末に送信する鍵送信部をさらに備え、
    前記ユーザ端末は、受信した前記第2の復号鍵を前記信託者に送信し、
    前記ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末から受信した場合に、前記ユーザの信託者にその旨を通知する緊急事態通知部をさらに備え、
    前記健康情報送信部は、
    前記ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末から受信したときに、前記信託者から前記ユーザ識別情報を取得し、取得した前記ユーザ識別情報に対応付けて格納されている前記第2の暗号化健康情報を前記信託者に送信し、
    前記ユーザが緊急事態である旨を医療機関端末から受信していないときに、前記ユーザ判断部が受信した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とが、前記健康情報データベースに対応付けて格納されていると判断した場合にのみ、前記第1の暗号化健康情報を前記医療機関端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  3. 前記信託者は、前記ユーザが加入している保険を提供する保険会社であり、
    前記緊急事態通知部は、前記健康情報送信部が送信した前記健康情報に基づいて保険金を支払うか否かを前記医療機関端末に伝達させるべく、前記ユーザが緊急事態である旨を前記信託者に通知することを特徴とする請求項2に記載の健康情報管理サーバ。
  4. 前記健康情報の項目を示す項目情報を、前記健康情報の重要度を示すレベルに対応付けて格納するレベル格納部をさらに備え、
    前記健康情報データベースは、前記健康情報の項目を示す項目情報とともに前記健康情報を受信して、前記健康情報を前記項目情報に対応付けて格納し、
    前記健康情報送信部は、送信要求する健康情報のレベルを前記医療機関端末から受信し、受信した前記レベルに対応する項目情報と前記ユーザとに対応付けて格納されている前記健康情報を前記健康情報データベースから抽出し、前記医療機関端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  5. 前記項目情報及び前記レベルをユーザ端末から受信して前記レベル格納部に格納する開示項目設定部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の健康情報管理サーバ。
  6. 前記レベル格納部は、前記項目情報及び前記レベルをユーザに対応付けて格納し、
    前記開示項目設定部は、前記ユーザ識別情報及び前記生体情報とともに前記項目情報及び前記レベルを受信し、受信した前記ユーザ識別情報及び前記生体情報が前記健康情報データベースに対応付けて格納されている場合に、受信した前記項目情報及び前記レベルに基づいて前記レベル格納部を更新することを特徴とする請求項5に記載の健康情報管理サーバ。
  7. 前記レベル格納部は、前記健康情報の入力手段を前記レベルに対応付けてさらに格納し、
    前記健康情報データベースは、前記健康情報を前記レベル格納部に格納されている前記入力手段によって受信した場合に、前記健康情報を格納することを特徴とする請求項4に記載の健康情報管理サーバ。
  8. 前記レベル格納部は、前記健康情報の出力手段を前記レベルに対応付けてさらに格納し、
    前記健康情報送信部は、前記抽出した前記レベルに対応する出力手段を用いて、前記健康情報を前記医療機関端末に送信することを特徴とする請求項4に記載の健康情報管理サーバ。
  9. 前記健康情報は、前記ユーザの医療用のカルテデータであることを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  10. 前記健康情報は、前記ユーザのアレルギーを示すアレルギー情報であることを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  11. 前記健康情報は、前記ユーザが服用した薬を示す薬情報を含み、
    前記薬の副作用を示す情報を取得し、取得した前記副作用の危険度が一定値以上である場合に、前記ユーザが所持する前記ユーザ端末に前記薬の危険度を示す情報を送信する危険度送信部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  12. 前記ユーザに身体運動をさせる装置を備えた運動機関が所有する運動機関端末から、ユーザが運動している旨を示す運動情報を受信した場合に、前記健康情報データベースに格納されている前記健康情報に基づいて、前記ユーザに適した運動量を算出し、前記運動機関端末に送信する運動量送信部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  13. 前記運動量送信部が送信した前記運動量以上の運動量を前記ユーザが運動した旨を示す情報を前記運動機関端末から受信した場合に、前記ユーザに対して運動を停止させるべく警告情報を前記運動機関端末に送信する警告情報送信部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の健康情報管理サーバ。
  14. 前記健康情報データベースは、前記ユーザが所有するICカードのIPアドレスを前記ユーザ識別情報に対応付けて格納し、
    前記ユーザ判断部は、前記ユーザ識別情報と、前記ICカードの前記IPアドレスとを前記医療機関端末から受信し、受信したユーザ識別情報と前記IPアドレスとが、前記健康情報データベースに対応付けて格納されているか否かを判断し、
    前記健康情報送信部は、受信したユーザ識別情報と前記IPアドレスとが、前記健康情報データベースに対応付けて格納されていると前記ユーザ判断部が判断した場合に、前記健康情報を前記ICカードを介して前記医療機関端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の健康情報管理サーバ。
  15. ユーザの健康に関する健康情報を受信して管理するコンピュータ用のプログラムであって、
    受信した前記健康情報を、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザを認証するためのユーザの生体情報とに対応付けて管理する健康情報管理機能と、
    前記ユーザが医療機関を利用したときに、前記ユーザが提供した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とを前記医療機関の医療機関端末から受信し、受信した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とが、対応付けて管理されているか否かを判断するユーザ判断機能と、
    受信した前記ユーザ識別情報と前記生体情報とが、前記健康情報データベースに対応付けて格納されていると判断した場合に、前記ユーザに対応付けて格納されている前記健康情報を抽出し、前記医療機関端末に送信する健康情報送信機能と
    を備えることを特徴とするプログラム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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