JP2017037489A - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の健康状態を示す指標を算出する情報処理システムを提供する。【解決手段】複数の利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納された勤怠情報データベース320と、複数の利用者の健康診断の結果を示す健康情報が格納された健康情報データベース310と、を参照し、利用者毎に、利用者の健康状態を示す指標値を算出する健康指標算出処理部210と、算出された指標を、保険料を算出する保険料算出サーバ500へ送信する送信部220と、保険料算出サーバから、利用者の指標に応じて算出された保険料を含む保険情報を受信する保険情報取得部266と、保険情報を表示させる画面データを生成する画面データ生成部262と、画面データを出力する出力部410と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
医療保険等を提供する保険会社では、保険の加入に関する契約を締結する際の、被保険者となる人物の性別、年齢、健康状態等に応じて一定額の保険料が算定される。また、保険料は、ある一定期間が過ぎると増額される場合がある。
ところで、近年では、企業等において、利用者の健康情報を、保険会社を介して情報通信システムに提供し、健康状態に応じて決定された保険料を利用者本人に通知する技術が知られている。
従来の保険の仕組みでは、被保険者の健康状態が良好であり続けても悪化しても、同額の保険料を払うことになり、保険料を支払っている契約者にとっての不公平感が否めなかった。また、従来では、本人の申告による病歴等の情報はあるものの、健康状態を示す指標となる情報がなく、健康状態の推移を保険料に反映させる仕組みが無かった。
開示の技術は、健康状態を示す指標値を提供することを目的とするものである。
開示の技術は、利用者の健康状態を示す指標を算出する情報処理システムであって、複数の利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納された勤怠情報データベースと、前記複数の利用者の健康診断の結果を示す健康情報が格納された健康情報データベースと、を参照し、前記利用者毎に、前記利用者の健康状態を示す指標値を算出する指標値算出部と、算出された前記指標値を、保険料を算出する保険料算出サーバへ送信する送信部と、前記保険料算出サーバから、前記利用者の前記指標に応じて算出された保険料を含む保険情報を受信する保険情報取得部と、前記保険情報を表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、前記画面データを出力する出力部と、を有する。
開示の技術によれば、健康状態を示す指標値を提供できる。
第一の実施形態の健康指標算出システムのシステム構成を示す図である。 健康指標算出サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 健康情報データベースの一例を示す図である。 勤怠情報データベースの一例を示す図である。 不調者判別モデルデータベースの一例を示す図である。 不調者判別モデルについて説明する図である。 不調情報データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の健康指標算出システムの有する各装置の機能を説明する図である。 保険料算出テーブルの一例を示す図である。 第一の実施形態の健康指標算出サーバによる不調情報の生成を説明するフローチャートである。 不調者判別モデル学習部の処理を説明するフローチャートである。 不調情報生成部の処理を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。 保険会社の選択画面の一例を示す図である。 ログイン画面の一例を示す図である。 第一の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第一の図である。 第一の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第二の図である。 第二の実施形態の表示制御部の機能構成を説明する図である。 第二の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す図である。 第三の実施形態の表示制御部の機能構成を説明する図である。 第三の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。 第四の実施形態の表示制御部の機能構成を説明する図である。 第四の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。 第四の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第一の図である。 第四の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第二の図である。 第四の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第三の図である。
以下の実施形態では、保険加入希望者又は保険加入者の健康状態を示す指標を保険会社に提供することで、保険加入希望者又は保険加入者に対し、健康状態や健康状態の推移が反映された保険に関する情報を提示できる。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の健康指標算出システムのシステム構成を示す図である。
本実施形態の健康指標算出システム100は、情報処理システムの一例であり、健康指標算出サーバ200と、記憶サーバ300と、を有する。健康指標算出サーバ200と端末装置400とは、ネットワーク等の通信網を介して接続されている。
本実施形態の健康指標算出システム100は、例えば企業等の団体において、医療保険や生命保険等、保険料が健康状態に依存する保険への加入を希望する加入希望者や、既に保険料が健康状態に依存する保険へ加入している加入者により利用される。以下の説明では、本実施形態の健康指標算出システム100を利用する加入希望者又は加入者を、利用者と呼ぶ。
本実施形態の健康指標算出サーバ200は、健康指標算出処理部210を有し、企業等の団体に所属する人の健康情報と勤怠情報とから、各人の健康状態を示す指標となる値を算出する。本実施形態の健康指標算出処理部210の詳細は後述する。
本実施形態の記憶サーバ300は、健康指標算出サーバ200の処理に用いられる各種の情報が格納されたデータベースを有する。具体的には、記憶サーバ300は、健康情報データベース310、勤怠情報データベース320、不調者判別モデルデータベース330、不調情報データベース340を有する。各データベースの詳細は後述する。
本実施形態の健康指標算出システム100では、端末装置400において、利用者により保険に関する情報の取得要求が行われると、健康指標算出サーバ200は、この要求を受け付ける。
健康指標算出サーバ200は、要求を行った利用者の健康状態を示す指標を保険会社の有するサーバ500へ送信する。そして、健康指標算出サーバ200は、保険会社のサーバ500から、利用者の健康状態に応じた保険に関する情報を取得し、端末装置400へ表示させる。
本実施形態の端末装置400は、ネットワークを介して健康指標算出サーバ200と接続される。本実施形態において、健康指標算出サーバ200と接続される端末装置400の数は任意の数であって良い。
本実施形態のサーバ500は、保険会社毎に有するサーバであり、健康指標算出サーバ200とネットワークを介して接続される。サーバ500は、保険会社毎に定められた保険料の算定処理や、各種の保険に関する情報の提供を行う。本実施形態において、健康指標算出サーバ200と接続されるサーバ500の数は任意の数であって良い。
本実施形態において、保険に関する情報とは、保険料や、保険のプランの詳細等を示す保険会社のURL(Uniform Resource Locator)等を含む情報であり、例えば保険会社に対して見積もりを依頼した場合に提供される情報等を含む。本実施形態の保険に関する情報は、保険会社のサーバ500から提供される。以下の説明では、保険に関する情報を保険情報と呼ぶ。
また、本実施形態における健康状態を示す指標とは、例えば、精神的な疲労、ストレス、悩み等の軽減や緩和とそれへのサポート、精神疾患の予防と回復、疾病の予防、早期発見等により、被管理者の健康の保持、増進を目的として算出される値である。
次に、図2を参照して本実施形態の健康指標算出サーバ200のハードウェア構成について説明する。図2は、健康指標算出サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の健康指標算出サーバ200は、一般の情報処理装置であり、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を有する。
入力装置21は、例えばマウスやキーボードであり、各種の情報を入力するために用いられる。出力装置22は、例えばディスプレイ等であり、各種信号の表示(出力)に用いられる。インターフェース装置27は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
健康指標算出プログラムは、健康指標算出サーバ200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。健康指標算出プログラムは例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。健康指標算出プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、健康指標算出プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、健康指標算出プログラムは記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた通信プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた健康指標算出プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から健康指標算出プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された各プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
本実施形態の記憶サーバ300は、一般のコンピュータであり、そのハードウェア構成は、健康指標算出サーバ200と同様であるから、説明を省略する。
次に、健康指標算出サーバ200の有する各データベースについて説明する。本実施形態の各データベースは、例えば健康指標算出サーバ200の補助記憶装置24やメモリ装置25等に格納される。
図3は、健康情報データベースの一例を示す図である。本実施形態の健康情報データベース310は、利用者毎に設けられており、利用者が健康診断を受けた際の結果が格納されている。尚、本実施形態では、利用者毎の健康情報データベース310には、利用者の性別と年齢も対応付けられている。
本実施形態の健康情報データベース310は、情報の項目として、健診日、身長、体重、BMI、胸囲、血圧、白血球、総コレステロール等を有する。尚、本実施形態の健康情報データベース310は、図3に示す項目以外にも、一般的な健康診断で行われる各種の検査結果の項目を含む。本実施形態の健康情報データベース310は、各項目の値が、健康診断を行った年月と対応付けられて格納されている。
本実施形態の健康情報データベース310では、利用者の氏名と、健康診断を行った年月とに、各項目の値が対応付けられている。以下の実施形態の説明では、利用者の氏名と健康診断を行った日時と、これらと対応付けられた各項目の値とを含む情報を健康情報と呼ぶ。
図3の健康情報データベース310では、氏名「○○ ××」の利用者の2014年3月の健康診断の結果と、2013年3月の健康診断の結果と、2012年3月の健康診断の結果と、を含むことがわかる。
図4は、勤怠情報データベースの一例を示す図である。本実施形態の勤怠情報データベース320は、利用者毎に設けられ、利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納されている。また、勤怠情報には、利用者を識別するための識別情報であるユーザIDと、利用者の連絡先とが対応付けられている。連絡先とは、例えばメールアドレス等である。
本実施形態の勤怠情報データベース320は、情報の項目として、欠勤日数、遅刻早退回数、遅刻早退時間、年次休暇日数、年次事後日数等を有する。尚、本実施形態の勤怠情報データベース320には、図4に示す項目以外にも、一般的な勤怠管理に用いられる情報の項目を含む。本実施形態の勤怠情報データベース320は、各項目の値が、例えば勤怠情報を集計する単位毎に対応付けられて格納されている。
本実施形態の勤怠情報データベース320では、利用者の氏名と、勤怠情報を集計した年月とに、各項目の値が対応付けられている。以下の実施形態の説明では、利用者の氏名と勤怠情報を集計した年月と、これらと対応付けられた各項目の値とを含む情報を勤怠情報と呼ぶ。
図4の勤怠情報データベース320では、勤怠情報が月単位で集計される場合を示しており、氏名「○○ ××」の利用者の2014年6月の勤怠情報と、2014年5月の勤怠情報、2014年4月の勤怠情報と、を含むことがわかる。
図5は、不調者判別モデルデータベースの一例を示す図である。本実施形態の不調者判別モデルデータベース330は、情報の項目として、不調者判別モデルと、学習日時とを有する。
項目「不調者判別モデル」の値は、後述する不調者判別モデルである。項目「学習日時」の値は、不調者判別モデルを学習(生成)した日時を示す。
図5に示す不調者判別モデルデータベース330では、2014年1月に不調者判別モデル10が生成され、2014年2月に不調者判別モデル20が生成され、2014年3月に不調者判別モデル30が生成されたことがわかる。
以下に、図6を参照して、本実施形態の不調者判別モデルについて説明する。図6は、不調者判別モデルについて説明する図である。
本実施形態の不調者判別モデルは、例えば、判別分析により得られる線形判別関数であり、図6の式(1)のように示されても良い。
判別分析とは、事前に与えられているデータが異なるグループに分かれることが明らかな場合、新しいデータが得られた際に、どちらのグループに入るのかを判別するための基準(判別関数)を得るための手法である。
本実施形態の健康指標算出サーバ200は、事前に与えられているデータとして、健康情報データベース310に蓄積された利用者毎の健康情報と、勤怠情報データベース320に蓄積された利用者毎の勤怠情報とを用い、公知の手法により式(1)に示す不調者判別モデルを生成する。
本実施形態の不調者判別モデルは、勤怠情報データベース320に含まれる項目毎に、項目の値と、項目毎に求められた係数とを乗算した値の合計と、健康情報データベース310に含まれる項目毎に、項目の値と、項目毎に求められた係数とを乗算した値の合計の和となる。
図6では、例えば、「a1」は勤怠情報データベース320の項目「欠勤日数」の値であり、「k1」は項目「欠勤日数」と対応する定数である。また、「a2」は勤怠情報データベース320の項目「遅刻早退回数」の値であり、「k2」は項目「遅刻早退回数」と対応する係数である。
このように、本実施形態では、勤怠情報データベース320の各項目の値と、それぞれに対応する係数と、健康情報データベース310の各項目の値と、それぞれに対応する係数と、を含む不調者判別モデルを生成する。
以下の説明では、不調者判別モデルの出力として得られる値Pを不調スコアと呼ぶ。不調スコアは、本実施形態における健康状態を示す指標(指標値)である。
また、以下の説明では、項目「欠勤日数」の値「a1」と係数「k1」とを乗算した値S1を、項目「「欠勤日数」の項」の値と呼び、項目「遅刻早退回数」の値「a2」と係数「k2」とを乗算した値S2を、項目「「遅刻早退回数」の項」の値と呼ぶ。また、本実施形態では、不調者判別モデルにおける各項の値を、対応する「項目名の項」の値と呼ぶ。
本実施形態では、不調スコアと、各項目の項の値とが、後述する送信情報に含まれる。
尚、図6の例では、線形判別関数を本実施形態の不調者判別モデルとしたが、これに限定されない。本実施形態では、例えばニューラルネットワーク等のアルゴリズムを用いて不調者判別モデルを生成しても良い。ニューラルネットワークとは、脳機能に見られるいくつかの特性を計算機上のシミュレーションによって表現することを目指した数学モデルである。
図7は、不調情報データベースの一例を示す図である。本実施形態の不調情報データベース340は、利用者毎に設けられる。本実施形態の不調情報データベース340は、情報の項目として、不調スコア、不調確率、勤怠情報データベース320に含まれる各項目の項、健康情報データベース310に含まれる各項目の項を有する。
項目「不調スコア」の値は、不調者判別モデルによる演算の結果として得られる値Pであり、健康状態を示す指標値である。本実施形態では、不調スコアの値が大きいほど、健康状態に問題がある、すなわち不調である可能性が高いことを示すものとしても良い。
項目「不調確率」の値は、不調スコアが同じ値の利用者における、過去に休職した利用者の割合を示す。
また、項目「各項目の項」は、図6で説明した通りである。例えば、項目「「欠勤日数」の項」の値はS1、「「遅刻早退回数」の項」の値はS2となる。
本実施形態の不調情報データベース340では、利用者の氏名と、不調情報を生成した年月とに、各項目の値が対応付けられている。以下の実施形態の説明では、利用者名と、不調情報を生成した年月と、これらと対応付けられた各項目の値とを含む情報を不調情報と呼ぶ。
次に、図8を参照して本実施形態の健康指標算出サーバ200の機能について説明する。図8は、第一の実施形態の健康指標算出システムの有する各装置の機能を説明する図である。
本実施形態の健康指標算出サーバ200は、健康指標算出処理部210、送信部220、受信部230を有する。
本実施形態の健康指標算出処理部210は、健康指標算出プログラムを演算処理装置26が実行することで実現される。健康指標算出処理部210の詳細は後述する。
本実施形態の送信部220は、端末装置400及びサーバ500へデータを送信する。具体的には、本実施形態の送信部220は、所定の期間毎に送信情報をサーバ500へ送信する。所定の期間は、予め設定されているものであり、例えば1か月である。尚、サーバ500に送信される送信情報は、保険会社への情報提供に同意した利用者の送信情報に限られる。送信情報の詳細は後述する。
また、本実施形態の送信部220は、サーバ500から受信した保険情報を表示させる画面の画面データを端末装置400へ送信する。尚、画面データの送信先となる端末装置400は、保険情報の取得要求を行った利用者の端末装置である。また、本実施形態の送信部220は、健康指標算出処理部210の処理に応じて、各種情報の取得要求を記憶サーバ300に対して送信する。
本実施形態の受信部230は、端末装置400及びサーバ500からデータを受信する。具体的には、本実施形態の受信部230は、端末装置400から送信される保険情報の取得要求や、サーバ500から送信される保険情報を受信する。また、本実施形態の受信部230は、記憶サーバ300から送信される各種情報を受信する。
本実施形態の健康指標算出処理部210は、不調者判別モデル学習部240、不調情報生成部250、表示制御部260を有する。
不調者判別モデル学習部240は、健康情報データベース310と勤怠情報データベース320とを参照し、不調者判別モデルを生成する。本実施形態の不調者判別モデル学習部240は、例えば送信情報をサーバ500へ送信する所定の期間毎に不調者判別モデルを生成しても良い。また、不調者判別モデル学習部240は、端末装置400から保険情報の取得要求を受け付けたとき、不調者判別モデルを生成しても良い。
本実施形態の不調情報生成部250は、不調者判別モデルを用いて不調情報を生成する。本実施形態の不調情報生成部250は、不調者判別モデルが生成される毎に不調情報を生成しても良い。
本実施形態の表示制御部260は、サーバ500から受信した保険情報を用いて端末装置400に表示させる画面の画面データを生成する。
本実施形態の不調情報生成部250は、不調スコア算出部251、項の値取得部252、不調確率算出部253を有する。
不調スコア算出部251は、不調者判別モデルに基づき、不調スコアを算出する。項の値取得部252は、不調スコアを算出する過程で得られた、不調者判別モデルに含まれる各項の値を取得する。不調確率算出部253は、不調スコアと、勤怠情報とに基づき、不調確率を算出する。
本実施形態の表示制御部260は、入力受付部261、画面データ生成部262、不調スコア取得部263、送信情報生成部264、平均値算出部265、保険情報取得部266を有する。
入力受付部261は、外部の装置からの入力を受け付ける。画面データ生成部262は、端末装置400に表示させる各種画面の画面データを生成し、送信部220へ出力する。不調スコア取得部263は、不調情報データベース340から、保険加入希望者又は加入者の不調スコアを取得する。尚、不調スコア取得部263は、不調情報データベース340から、不調情報に含まれる不調スコア以外の情報を取得しても良い。
送信情報生成部264は、サーバ500に提供する送信情報を生成し、送信部220へ出力する。本実施形態の送信情報に含まれる情報の項目は、予め設定されている。
以下に本実施形態の送信情報について説明する。本実施形態の送信情報に含まれる情報の項目には、少なくとも、利用者のユーザIDと不調スコアを含む。また、本実施形態では、例えば保険情報の取得要求を行った利用者が、新規に健康指標算出システム100を利用する利用者である場合には、送信情報生成部264は、送信情報の項目に、利用者の氏名と、性別と、年齢と、健康情報に含まれる所定項目とを含ませる。
また、本実施形態では、例えば保険情報の取得要求を行った利用者が、過去に健康指標算出システム100を利用したことのある利用者である場合には、送信情報生成部264は、送信情報の項目に、過去の所定期間における不調スコアの平均値を含ませる。
本実施形態の平均値算出部265は、過去の所定期間の不調スコアの平均値を算出する。具体的には、例えば平均値算出部265は、過去1年間の不調スコアの平均値を算出する。
保険情報取得部266は、受信部230を介してサーバ500から保険情報を取得する。
次に、記憶サーバ300について説明する。本実施形態の記憶サーバ300は、取得要求受付部350、送信部360を有する。取得要求受付部350は、健康指標算出サーバ200からの各種情報の取得要求を受け付ける。送信部360は、取得要求に応じたデータベースから取得された情報を健康指標算出サーバ200に送信する。
次に、本実施形態の端末装置400について説明する。本実施形態の端末装置400は、出力部410、送信部420、受信部430を有する。出力部410は、健康指標算出サーバ200から受信した画面データをディスプレイに表示させる。送信部420は、端末装置400において入力された保険情報の取得要求等を健康指標算出サーバ200へ送信する。より具体的には、送信部420は、保険情報の取得要求を送信する保険会社の選択を受け付けて、選択結果を示す情報と、保険情報の取得要求とを共に健康指標算出サーバ200へ送信する。受信部430は、健康指標算出サーバ200から送信される画面データ等を受信する。
次に、本実施形態のサーバ500について説明する。サーバ500は、保険料算出部510、送信部520、受信部530を有する。保険料算出部510は、送信情報に含まれる不調スコア又は不調スコアの平均値と、後述する保険料算出テーブルを参照し、保険料を算定する。送信部520は、保険情報を健康指標算出サーバ200へ送信する。保険情報には、保険料算出部510により算出された保険料と、保険のプラン等に関する情報とが含まれる。受信部530は、健康指標算出サーバ200から送信情報を受信する。
次に、図9を参照し、本実施形態のサーバ500の有する保険料算出テーブルについて説明する。図9は、保険料算出テーブルの一例を示す図である。
本実施形態の保険料算出テーブル540は、情報の項目として、不調スコアと、健康指標ランクと、を含み、これらは対応付けられている。項目「健康指標ランク」の値は、健康である度合いを示している。
本実施形態では、不調スコアは、値が低いほど健康状態に問題がない可能性が高く、値が高いほど、健康状態に問題があり不調である可能性が高いことを示している。よって、図9の例では、例えば不調スコア0〜25の場合は、健康指標ランク「A」となり、健康状態に問題のない可能性が高いことを示している。また、不調スコア76〜100の場合は、健康指標ランク「D」となり、健康状態に問題がある可能性が高いことを示している。
次に、本実施形態の健康指標算出サーバ200による不調情報の生成について説明する。図10は、第一の実施形態の健康指標算出サーバによる不調情報の生成を説明するフローチャートである。
本実施形態の健康指標算出サーバ200は、送信情報をサーバ500に送信するタイミングで、不調者判別モデル学習部240により、不調者判別モデルを生成する(ステップS1001)。
続いて、健康指標算出サーバ200は、不調情報生成部250により、健康情報データベース310と勤怠情報データベース320とを参照し、生成した不調者判別モデルの演算を行い、不調情報を生成する(ステップS1002)。
以下に、図10の各ステップSの詳細について説明する。図11は、不調者判別モデル学習部の処理を説明するフローチャートである。図11は、図10に示すステップS1001の処理の詳細を示す。
本実施形態の健康指標算出サーバ200において、不調者判別モデル学習部240は、不調情報の生成指示を受け付けると、健康情報データベース310を参照し、利用者毎の健康情報を取得する(ステップS1101)。尚、不調者判別モデル学習部240が不調情報の生成指示を受け付けるときとは、送信情報をサーバ500へ送信するときである。送信情報は、予め決められた所定の期間毎にサーバ500へ送信される。
続いて、不調者判別モデル学習部240は、勤怠情報データベース320を参照し、利用者毎の勤怠情報を取得する(ステップS1102)。
続いて、不調者判別モデル学習部240は、健康情報と勤怠情報を用いて、不調者判別モデルを生成する(ステップS1103)。続いて、不調者判別モデル学習部240は、生成した不調者判別モデルを、生成した日時を示す情報と対応付けて不調者判別モデルデータベース330へ格納する(ステップS1104)。
本実施形態では、このように、所定の期間毎に、最新の健康情報と勤怠情報から新たな不調者判別モデルを生成する。したがって、本実施形態では、健康情報と勤怠情報が蓄積される度に、不調者判別モデルが更新されていく。本実施形態では、以上のように、最新の情報を含む健康情報と勤怠情報から不調者判別モデルを生成することを、不調者判別モデルを学習する、と表現する。
尚、図11では、不調者判別モデルは、送信情報の送信時に生成されるものとしたが、これに限定されない。本実施形態の不調者判別モデル学習部240は、例えば健康情報データベース310と勤怠情報データベース320の何れか一方が更新された場合に、不調者判別モデルを生成しても良い。
図12は、不調情報生成部の処理を説明するフローチャートである。図12は、図10に示すステップS1002の処理の詳細を示す。
本実施形態の不調情報生成部250は、健康情報データベース310において、先頭の利用者の氏名を取得し、対応する診断情報を取得する。また、不調情報生成部250は、勤怠情報データベース320から、取得した氏名と対応する勤怠情報を取得する(ステップS1201)。
続いて、不調情報生成部250は、不調スコア算出部251により、ステップS1201で取得した健康情報及び勤怠情報の各項目の値を用いて、不調者判別モデルの演算を行い、不調スコアを算出する(ステップS1202)。本実施形態では、例えば、不調者判別モデルに線形判別分析を学習アルゴリズムとして用いた場合、線形判別関数の出力が不調スコアである。また、本実施形態では、不調者判別モデルにニューラルネットを用いた場合、出力層の出力信号が不調スコアである。
また、本実施形態の不調スコア算出部251は、不調者判別モデルデータベース330に格納されている最新の不調者判別モデルを用いて不調スコアを算出しても良い。また、本実施形態の不調スコア算出部251は、勤怠情報と健康情報の少なくとも何れか一方を更新した時期と、同様の時期に生成された不調者判別モデルを用いても良い。例えば、不調スコア算出部251は、勤怠情報と健康情報のそれぞれが2014年3月に更新されたものである場合、2014年3月に生成された不調者判別モデルを用いて不調スコアを算出しても良い。
続いて、不調情報生成部250は、項の値取得部252により、不調者判別モデルに含まれる各項と対応する項目と、項の値と、を対応付けて不調情報データベース340に格納する(ステップS1203)。
続いて、不調情報生成部250は、不調確率算出部253により、不調情報データベース340を参照し、不調スコアの値が、ステップS1202で算出した不調スコアと等しい利用者の氏名を抽出する(ステップS1204)。続いて、不調確率算出部253は、勤怠情報データベース320を参照し、ステップS1204で氏名を抽出した利用者のうち、過去に休職したことがある、又は休職中である利用者数を求める(ステップS1205)。
続いて、不調確率算出部253は、ステップS1204で氏名を抽出した利用者のうち、休職した利用者の割合を算出し、算出結果を不調確率とする(ステップS1206)。すなわち、本実施形態では、不調情報の生成対象となっている利用者と不調スコアが一致する利用者の中で、休職した利用者の割合を不調確率とする。
具体的には、例えば、ステップS1202で算出した不調スコアが20であり、勤怠情報データベース320から抽出した、不調スコアが20と算出された利用者が10人であり、そのうち休職した利用者が8人であれば、不調確率は80%となる。
続いて、不調情報生成部250は、不調スコアと、各項の値と、不調確率と不調情報とし、利用者の氏名と対応付けて不調情報データベース340へ格納する(ステップS1207)。このとき、不調情報生成部250は、不調情報を生成した日時を示す情報も、不調情報と対応付けて格納する。
次に、不調情報生成部250は、全ての利用者について不調情報を生成したか否かを判定する(ステップS1208)。ステップS1208において、全ての利用者について不調情報を生成していない場合、不調情報生成部250は、次の利用者の健康情報と勤怠情報とを取得し(ステップS1209)、ステップS1202へ戻る。
ステップS1209において、全ての利用者の不調情報を生成した場合、不調情報生成部250は、処理を終了する。
尚、図12の説明では、利用者の氏名を、利用者を識別する情報としたが、これに限定されない。図12の処理では、利用者を識別する情報として、ユーザIDを用いても良い。
ここで、本実施形態の不調確率について説明する。本実施形態では、不調確率を、不調スコアが等しい利用者において休職した利用者の割合としている。
この背景には、近年、メンタルヘルス(精神面における健康)の不調を理由に休職する利用者が増加しており、メンタル面での健康指標算出を行うことが企業に求められる傾向にあるからである。本実施形態では、不調確率が高い利用者は、不調スコアの値が同じ利用者のうち、休職した利用者が多いことを示しており、すなわちこの利用者が休職する確率が高いことを示している。
次に、本実施形態の健康指標算出サーバ200の表示制御部260の処理について説明する。図13は、第一の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の表示制御部260は、健康指標算出システム100の起動指示を受け付けて、画面データ生成部262により、保険会社の選択画面を表示させる画面データを端末装置400へ送信する(ステップS1301)。
続いて、健康指標算出サーバ200は、入力受付部261により、端末装置400における保険情報の取得要求と、保険情報の取得要求を行う保険会社の選択結果を示す情報と、を受け付けたか否かを判定する(ステップS1302)。
ステップS1302において、該当する要求と情報とを受け付けない場合、表示制御部260は、該当する要求と情報とを受け付けるまで待機する。
ステップS1302において、該当する要求と情報を受け付けると、画面データ生成部262は、健康指標算出システム100に対するログイン画面の画面データを生成し、送信部220を介して端末装置400へ送信する(ステップS1303)。本実施形態のログイン画面では、ログインする利用者が健康指標算出システム100を初めて利用する利用者であるか否かを選択させる選択ボタンと、保険情報を取得するために、送信情報をサーバ500へ送信することを承諾したことを示すチェックボックスが表示されても良い。ログイン画面の詳細は後述する。
続いて表示制御部260は、入力受付部261により、ログイン画面において、所定時間内にユーザ情報の入力と個人情報の提供の承諾を受け付けたか否かを判定する(ステップS1304)。ステップS1304において、ユーザ情報の入力と承諾とを受け付けない場合、表示制御部260は、処理を終了する。尚、本実施形態のユーザ情報とは、ユーザIDとパスワード等である。
ステップS1304において、ユーザ情報の入力と承諾とを受け付けた場合、表示制御部260は、入力受付部261により、ログイン画面において、健康指標算出システム100を初めて利用する利用者であることが選択されたか否かを判定する(ステップS1305)。尚、以下の説明では、健康指標算出システム100を初めて利用する利用者を、新規の利用者と呼ぶ。
ステップS1305において、新規の利用者でない場合、後述するステップS1310へ進む。
ステップS1305において、新規の利用者である場合、送信情報生成部264は、新規の利用者の送信情報を生成し、送信部220へ出力する(ステップS1306)。
具体的には、送信情報生成部264は、不調スコア取得部263に、不調情報データベース340から、入力されたユーザ情報に含まれるユーザIDと対応する不調スコアと、ユーザの氏名と、連絡先とを取得させる。ここで取得される不調スコアは、不調情報データベース340において最新の不調スコアである。
また、送信情報生成部264は、健康情報データベース310を参照し、ユーザIDと対応する利用者の健康情報の所定の項目の値と、性別と年齢を示す情報と、を取得する。所定の項目の値は、利用者の性別及び年齢と、一般的な健康診断で値が得られる項目の値とを含む。一般的な健康診断に含まれる検査の項目は、例えば身長、体重、血圧、血糖値等である。そして、送信情報生成部264は、取得した利用者の不調スコア、氏名、年齢、性別、連絡先及び健康情報の一部を送信情報とし、送信部220へ出力する。
続いて表示制御部260は、送信情報生成部264が生成した送信情報を、送信部220を介してサーバ500へ送信する(S1307)
続いて表示制御部260は、保険情報取得部266により、ステップS1301で選択された全ての保険会社のサーバ500から、送信情報に対応した保険情報を取得したか否を判定する(S1308)。
ステップS1308において、該当する保険情報を全て取得していない場合、表示制御部260は、ステップS1308に戻り、該当する全ての保険情報を取得するまで待機する。
ステップS1308において、該当する保険情報を取得していた場合、表示制御部260は、画面データ生成部262により、取得した保険情報を表示させる画面データを生成し、端末装置400へ送信し(ステップS1309)、処理を終了する。
ステップS1305において、新規の利用者ではない場合、表示制御部260は、平均値算出部265により、利用者の過去の不調スコアの平均値を算出する(ステップS1310)。具体的には、平均値算出部265は、ステップS1304で入力されたユーザ情報におけるユーザIDと対応する不調スコアを過去1年分取得し、その平均値を算出する。尚、この平均値は、不調スコア取得部263が取得した最新の不調スコアを含んだ値である。
尚、新規の利用者ではない利用者とは、過去に健康指標算出システム100を利用したことがあり、過去にサーバ500に対する送信情報の提供を承諾している利用者である。具体的には、保険に加入している利用者や、保険には未加入であるが、過去に保険情報の取得要求を行ったことがある利用者等である。過去に送信情報の提供を承諾した利用者の送信情報は、サーバ500に対して所定の期間毎に送信される。
続いて、表示制御部260は、送信情報生成部264により、新規の利用者ではない場合の送信情報を生成し、送信部220へ出力する(ステップS1311)。具体的には、送信情報生成部264は、平均値算出部265により算出された不調スコアの平均値と、ユーザIDとを対応付けて送信情報とする。
表示制御部260は、送信情報を送信部220へ出力すると、ステップS1307へ進む。
尚、本実施形態において、保険会社の選択画面の表示とログイン画面の表示の順番は、図13の例に限定されない。例えばログイン画面が先に表示され、続いて保険会社の選択画面が表示されても良い。
以下に、図14乃至図16を参照し、端末装置400に表示される画面の例について説明する。図14は、保険会社の選択画面の一例を示す図である。
本実施形態の選択画面141は、複数の保険会社の一覧と、各保険会社に対応するボタン142が表示される。また、選択画面141には、各保険会社への保険情報の取得要求を行う見積もり依頼ボタン143が表示される。
端末装置400は、選択画面141において、ボタン142により保険会社が選択され、見積もり依頼ボタン143が操作されると、選択された各保険会社と、保険情報の取得要求を健康指標算出サーバ200へ送信する。
次に、本実施形態のログイン画面について説明する。ログイン画面は、見積もり依頼ボタン143が操作された後に、選択画面141から遷移する。
図15は、ログイン画面の一例を示す図である。図15に示すログイン画面151は、ユーザ情報の入力欄152と、新規の利用者であるか、そうでないかを選択させるためのボタン153、154と、個人情報の提供の承諾を促すメッセージ155と、承諾したことを示すチェックボックス156とが表示される。
入力欄152は、ユーザIDとパスワードの入力欄を含む。本実施形態の入力受付部261は、ログイン画面151において、ボタン153が選択された場合、健康指標算出システム100の新規の利用者であると判定し、ボタン154が選択された場合、新規の利用者ではないと判定する。
また、本実施形態では、ユーザ情報が入力され、チェックボックス156にチェックが入力され、ボタン153、154の何れかが選択されると、次の画面に遷移する。
図16では、ボタン153が選択された場合に、ログイン画面151から遷移する画面について説明する。
図16は、第一の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第一の図である。図16では、保険情報の取得要求を行った利用者が、新規の利用者であった場合の保険情報の表示例を示している。
図16(A)は、保険情報が保険料であった場合の表示例を示し、図16(B)は、保険情報が保険会社のURLであった場合の表示例を示し、図16(C)は、保険情報に保険料とURLとが含まれる場合の表示例を示している。
図16(A)に示す画面161Aでは、利用者の氏名162と、選択された保険会社の一覧163と、各保険会社の保険料164とが表示される。この保険料164は、各保険会社のサーバ500の保険料算出部510が、送信情報に含まれる不調スコアに基づく算出した金額である。
図16(B)に示す画面161Bでは、利用者の氏名162と、選択された保険会社の一覧163と、各保険会社と対応するURL165とが表示される。URL165は、各保険会社のサーバ500が提供する保険のプランの詳細を示す画面のURLである。表示画面161Bにおいて、例えばA社のURL165が選択された場合、A社が利用者に提供する保険のプラン等が示されたページが表示される。
尚、URL165は、各保険会社のサーバ500の保険料算出部510が、利用者の不調スコアに応じて決定した保険のプランを示すURLであり、URL165が示すページには、保険料が表示されていることが好ましい。
図16(C)に示す画面161Cには、選択された保険会社の一覧と対応した、各保険会社の保険料164と、URL165とが表示される。
本実施形態では、例えば保険情報の表示に際に、図16(A)〜(C)の何れかの形態で保険情報を表示させるか選択可能であっても良い。
図17では、ボタン154が選択された場合に、ログイン画面151から遷移する画面について説明する。
図17は、第一の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第二の図である。図17に示す画面171では、利用者の氏名162、選択された保険会社の一覧163、各保険会社に対応した保険料164に加え、過去1年間の不調スコアの平均値172が表示されている。
図171に示す保険料164は、不調スコアの平均値172に基づき、各保険会社のサーバ500の保険料算出部510で算出された金額である。
したがって、保険料164は、利用者の不調スコアの変動に応じて変化する。すなわち、本実施形態では、利用者の健康状態の推移に応じた保険料を算出することができる。
また、図17では、不調スコアの平均値を、過去1年間の平均値としているが、これに限定されない。例えば利用者が健康指標算出システム100の利用を開始してから半年しか経過していない場合には、過去半年分の不調スコアの平均値が表示されれば良い。
以上のように、本実施形態では、健康状態を示す指標として、不調スコアをサーバ500へ提供することができる。このため、本実施形態では、例えば良好に健康状態を維持している利用者には保険料を減額する等、利用者の健康状態の推移に応じた保険情報(保険料)を利用者に提示することができる。
尚、本実施形態では、健康指標算出サーバ200が参照する各データベースは、記憶サーバ300に設けられるものとしたが、これに限定されない。各データベースは、例えば健康指標算出サーバ200に設けられていても良い。言い換えれば、健康指標算出サーバ200と記憶サーバ300とが一体となっていても良い。
(第二の実施形態)
以下に、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、不調スコアがある閾値以上であった場合に、不調スコアに寄与している項目を利用者に通知する点のみ、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図18は、第二の実施形態の表示制御部の機能構成を説明する図である。本実施形態の表示制御部260Aは、第一の実施形態の表示制御部260の有する各部に加え、不調判定部267、不調項目抽出部268を有する。
本実施形態の不調判定部267は、不調スコアが不調閾値以上であるか否かを判定する。本本実施形態の不調閾値は、利用者の健康状態に問題がある可能性が高いか否かを判定するための閾値であり、予め設定されている値である。
不調項目抽出部268は、項の値取得部252により取得された項の値が、予め決められた項閾値以上の項と対応する項目を抽出する。具体的には、不調項目抽出部268は、例えば項の値S1が所定の項目値閾値以上の値であった場合、項の値S1と対応する項目である項目を抽出する。送信情報生成部264は、抽出された項目を送信情報に含ませる。また、不調項目抽出部268は、抽出した項目を、保険情報を表示するまで保持しておく。
図19は、第二の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。
図19のステップS1901からステップS1905までの処理は、図13のステップS1301からステップS1305までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1905において、新規の利用者である場合、表示制御部260Aは、不調スコア取得部263により、ユーザIDと対応する不調スコアを取得する(ステップS1906)。
続いて、表示制御部260Aは、不調判定部267により、取得した不調スコアが、不調閾値未満であるか否かを判定する(ステップS1907)。尚、不調閾値は、予め設定されている値である。本実施形態では、ステップS1907において、利用者の不調スコアと、不調閾値とを比較して、保険情報の取得要求を行った利用者の健康状態に問題がある可能性が高いか否かの判定を行っている。
ステップS1907において、取得した不調スコアが不調閾値未満であった場合、表示制御部260Aは、送信情報生成部264により、出力した不調スコアを含む、新規の利用者の送信情報を生成する(ステップS1908)。尚、不調スコアが不調閾値未満である場合とは、利用者の健康状態に問題がある可能性が低いと判定された場合である。本実施形態では、この場合、利用者の健康状態が良好であると見なす。
ステップS1908からステップS1913までの処理は、図13のステップS1306からステップS1311の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1907において、取得した不調スコアが、不調閾値未満でない場合、表示制御部260Aは、不調項目抽出部268により、不調スコアに寄与した割合の高い項目を、所定数取得する(ステップS1914)。
不調スコアが不調閾値未満でない場合、すなわち、不調スコアが不調スコア以上である場合とは、利用者の健康状態に問題がある可能性が高いと判定された場合である。本実施形態では、この場合には、利用者の健康状態が良好ではないと見なす。
具体的には、不調項目抽出部268は、不調情報に含まれる、勤怠情報データベース320及び健康情報データベース310のそれぞれの項目と対応する項の値が、項閾値より大きい項を抽出する。そして、不調項目抽出部268は、抽出した項のうち、値が大きい項目から順に、所定数の項目を不調項目として抽出する。
例えば該当する項が5つであった場合、不調項目抽出部268は、該当する項と対応する項目のうち、項の値が大きい項目から順に3つの項目を抽出しても良い。また、不調項目抽出部268は、該当された項が2つであった場合、該当する項と対応する項目全てを不調項目として抽出しても良い。
続いて、表示制御部260Aは、送信情報生成部264により、抽出された不調項目と、不調スコアとを含む送信情報を生成し、送信部220へ出力する(ステップS1915)。
ステップS1916とステップS1917の処理は、ステップS1909とステップS1910の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1917において、該当する全ての保険情報を取得すると、画面データ生成部262は、取得した保険情報と、不調項目抽出部268により抽出された不調項目とを含む画面データを生成し、送信部220を介して端末装置400へ送信し(ステップS1918)、処理を終了する。
尚、本実施形態の送信情報生成部264は、不調スコアが不調閾値以上であった場合でも、不調項目を送信情報に含めなくても良い。
図20は、第二の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す図である。図20に示す画面121では、利用者の氏名162、選択された保険会社の一覧163、各保険会社に対応した保険料164に加え、備考欄122が表示されている。備考欄122には、不調項目抽出部268により抽出された不調項目が表示される。
尚、図20は、保険情報として保険料が表示された例としたが、各保険会社のURLが表示されても良い。
本実施形態では、このように、利用者の健康状態に問題がある可能性が高いと見なされた場合に、不調スコアに寄与している割合の高い項目を表示させることで、利用者に対し、健康状態の改善を促すことができる。また、本実施形態では、不調スコアに影響を及ぼしている項目を表示するため、利用者に対し、どの項目を改善すれば良いかを通知することができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、不調項目の抽出の仕方が第二の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第二の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第二の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図21は、第三の実施形態の表示制御部の機能構成を説明する図である。本実施形態の表示制御部260Bは、第一の実施形態の表示制御部260の有する各部に加え、不調項目抽出部268A、健康情報判定部269を有する。
本実施形態の健康情報判定部269は、利用者の健康情報に含まれる項目の値が、正常値ではない項目が存在するか否かを判定する。尚、本実施形態の健康指標算出サーバ200は、健康情報に含まれる各項目の値が正常値であるか否かを判定するための基準となる情報を保持している。
不調項目抽出部268Aは、健康情報判定部269により、健康情報において、値が正常値ではないと判定された項目を、不調項目として抽出する。
図22は、第三の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。
図22のステップS2201からステップS2205までの処理は、図13のステップS1301からステップS1305までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS2205において、新規の利用者であった場合、健康情報判定部269は、健康情報データベース310における、利用者の氏名と対応する健康情報を参照し、全ての項目の値が正常値であるか否かを判定する(ステップS2206)。尚、ここで参照される健康情報は、最新の健康情報であることが好ましい。
ステップS2206において、全てが正常値であった場合、表示制御部260Bは、送信情報生成部264により、送信情報を生成し、出力する(ステップS2207)。
ステップS2207からステップS2212までの処理は、図13のステップS1306からステップS1311までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS2206において、全ての項目の値が正常値でない場合、表示制御部260Bは、不調項目抽出部268Aにより、健康情報から値が正常値でない項目(不調項目)を抽出する(ステップS2213)。尚、不調項目抽出部268Aは、例えば値が正常値でない項目が多数存在した場合には、項目の値が、正常値とされる範囲から最も離れている項目から順に、所定数の項目を抽出しても良い。
続いて、表示制御部260Bは、送信情報生成部264により、抽出した不調項目を含む送信情報を生成し、送信部220へ出力する(ステップS2214)。ステップS2214からステップS2217までの処理は、図19のステップS1915からステップS1918までの処理と同様であるから、説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、健康情報において、項目の値が正常範囲でない項目を利用者に通知できるため、第二の実施形態と同様に、利用者に対して健康状態の改善を促すことができる。
(第四の実施形態)
以下に図面を参照して第四の実施形態について説明する。第四の実施形態では、新規の利用者以外の利用者の不調スコアの推移を表示させる点と、健康状態に問題があると見なされた利用者に対し、健康状態が改善した場合の保険情報を共に表示させることができる点とが、第二の実施形態と相違する。よって、以下の第四の実施形態の説明では、第二の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第二の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図23は、第四の実施形態の表示制御部の機能構成を説明する図である。本実施形態の表示制御部260Cは、第一の実施形態の表示制御部260の有する各部に加え、不調判定部267、グラフ生成部270、正常スコア取得部271を有する。
不調判定部267は、第二の実施形態で説明した通りである。グラフ生成部270は、利用者が新規の利用者でない場合に、利用者の過去の所定の期間の不調情報から、不調スコアの推移を示すグラフを生成する。
正常スコア取得部271は、健康状態に問題がないと見なされる不調スコアの値を取得する。以下の説明では、健康状態に問題がないと見なされる不調スコアの値を正常スコアと呼ぶ。
本実施形態の正常スコアは、予め設定されており、健康指標算出サーバ200が保持しているものとした。本実施形態の正常スコアは、例えば健康状態に問題がある可能性が高いと判定される不調閾値よりも、十分小さい値としても良い。
図24は、第四の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。
図24のステップS2401からステップS2413までの処理は、図19のステップS1901からステップS1913までの処理と同様であり、ステップS2414、ステップS2415の処理は、ステップS1909、ステップS1910の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS2415において、該当する全ての保険情報を取得すると、表示制御部260Cは、グラフ生成部270により、平均値算出部265が取得した、過去の所定の期間における不調スコアから、不調スコアの推移を示すグラフを生成する(ステップS2416)。
続いて、表示制御部260Cは、画面データ生成部262により、生成したグラフと、取得した保険情報とを含む画面データを生成し、送信部220を介して端末装置400へ送信する(ステップS2417)。
ステップS2407において、不調スコアが不調閾値未満でない場合、表示制御部260Cは、正常スコア取得部271により正常スコアを取得し、送信情報生成部264により、不調スコアと正常スコアとを含む送信情報を生成し、送信部220へ出力する(ステップS2418)。尚、このときの送信情報には、正常スコアと対応する保険情報の取得要求も含まれる。
ステップS2419、ステップS2420の処理は、ステップS1909、ステップS1910の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS2420において、該当する全ての保険情報を取得すると、表示制御部260Cは、不調スコアに対応する保険情報と、正常スコアに対応する保険情報とを含む画面データを生成し、送信部220を介して端末装置400へ送信する(ステップS2421)。
以下に、図25乃至図27を参照し、本実施形態おいて端末装置400に表示される画面について説明する。
図25は、第四の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第一の図である。図25の示す画面125は、利用者が新規であり、且つ不調スコアが不調閾値以上である場合の例である。
画面125には、利用者の氏名162と、保険情報の一覧126とが表示される。保険情報の一覧125Aには、選択された保険会社の一覧と、利用者の不調スコアに基づき算出された保険料と、正常スコアに基づき算出された保険料とが対応付けられて表示される。
例えば、保険情報の一覧125Aにおいて、利用者の氏名「○○××」と対応する不調スコアに基づき算出されたA社の保険料は、○○円である。また、正常スコアに基づき算出されたA社の保険料は、○○円よりも安い△△円である。
したがって、利用者「○○××」は、自身の健康状態を改善すれば、A社の保険に加入した際の保険料を減額できることを把握できる。
尚、図25では示していないが、画面125には、不調スコアに寄与した不調項目や、健康情報において値が正常値でない項目が表示されても良い。
図26は、第四の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第二の図である。図26の画面126は、利用者が新規であり、且つ不調スコアが不調閾値以上である場合の例であり、利用者の不調スコアに基づき算出された保険料と、正常スコアにより算出された保険料とを切り替えて表示する。
図26(A)に示す画面126には、利用者の氏名162、保険会社の一覧163、保険料164、備考欄122Aが表示されている。
また、画面126には、不調スコアに応じて、各保険会社が判定した利用者の健康状態を示す一覧126Aが表示されている。図26(A)の例では、利用者「○○××」は、A社、B社、C社において、健康状態が「不調」となっており、利用者の健康状態に問題がある可能性が高いと見なされていることがわかる。
また、画面126では、健康状態を示す一覧126Aは、プルダウンボタン126Bを操作して、健康状態を「不調」から「良好」へ変更することができる。健康状態が「不調」から「良好」に変更されると、画面126には、変更後の健康状態「良好」に応じた保険情報が表示される。つまり、ここでは、正常スコアに基づき取得した保険情報が表示される。
例えば画面126において、図26(B)に示すように、A社と対応するプルダウンボタン126Bが操作され、健康状態「良好」が選択された場合、表示制御部260Cは、A社の保険料○○円の表示を、正常スコアに基づき算出された保険料△△円に変更する。尚、保険料△△円は、保険料○○円よりも安い金額である。尚、本実施形態では、図26(B)に示すように、保険料が変更されたことを強調するために、「△△円」という表示にマーカ等を付与しても良い。
また、表示制御部260Cは、健康状態が「良好」から「不調」に変更された場合には、A社の保険料△△円の表示を、不調スコアに基づき算出された保険料○○円に変更する。
以上のように、本実施形態では、自身の健康状態が改善した場合に、改善によりどの程度保険料が減額されるかを、利用者に把握させることができ、健康状態の改善に対する意欲の増進を図ることができる。尚、画面126の備考欄には、不調項目が表示されても良い。
図27は、第四の実施形態の保険情報が表示された画面の例を示す第三の図である。図27の画面127は、利用者が新規ではない場合の例を示している。新規ではない利用者の場合、この利用者の送信情報は、所定の期間毎にサーバ500に送信されている。
画面127には、利用者の氏名162と、保険会社の一覧163、保険会社毎の保険料164、保険会社のURL165A、不調スコアの平均値172に加え、不調スコアの推移を示すグラフ128と、保険会社毎の割引の適用を示す保険料情報129とが表示される。
本実施形態では、グラフ128に、健康状態に問題がない(健康状態が良好)見なされる不調スコアの範囲を示すハイライト128Aを表示しても良い。
また、本実施形態の保険料情報129は、サーバ500の有する保険料算出テーブル540と、利用者の不調スコアに応じて適用された保険料の割引又は割増に関する情報である。具体的には、例えばA社では、良好な健康状態を維持している利用者には、健康指標ランク「A」が付与され、保険料に健康指標ランク「A」に応じた割引が適用される。また、健康状態が不調の利用者には、健康指標ランク「D」が付与され、保険料に健康指標ランク「D」に応じた割増が適用される。割引及び割増の適用は、保険会社毎に決められる。
例えば図27の例では、利用者「○○××」は、グラフ128から、過去の不調スコアの推移において、健康状態が良好と見なされる範囲内にない時期があることがわかる。
また、画面127において、A社の保険料情報129は、利用者「○○××」の保険料に割引が適用されていないことを示し、B社の保険料情報129は、利用者「○○××」の保険料に割増が適用されていることを示している。
したがって、利用者「○○××」は、自身の不調スコアの推移において、ハイライト128A内に不調スコアが入っていない時期が、保険料に影響を及ぼしていることを把握できる。
尚、図27の例では、グラフ生成部270が生成するグラフを折れ線グラフとして示したが、グラフの種類はこれに限定されない。グラフ生成部270が生成するグラフは、例えば棒グラフ等であっても良い。
以上のように、本実施形態によれば、利用者の健康状態の変化と、その変化が保険料に影響しているか否かを利用者に把握させることができる。また、本実施形態では、利用者の健康状態に応じて適用される割引や割増を示す保険料情報129を表示させることで、保険料が健康状態に応じて変動することを利用者に把握させることができる。したがって、本実施形態によれば、保険料を支払う立場の利用者の不公平感の緩和を図ることができる。
尚、本実施形態の健康指標算出システム100は、特許請求の範囲の記載の情報処理システムに対応する。
また、本実施形態の不調スコア算出部251は、特許請求の範囲の記載の指標値算出部に対応し、送信部220は特許請求の範囲の記載の送信部と出力部に対応し、保険情報取得部266は、特許請求の範囲の記載の保険情報取得部に対応し、画面データ生成部262は、特許請求の範囲の記載の画面データ生成部に対応する。
また、本実施形態の不調項目抽出部268は、特許請求の範囲の記載の第一の不調項目抽出部に対応し、不調項目抽出部268Aは、特許請求の範囲の記載の第二の不調項目抽出部に対応する。
また、本実施形態の不調者判別モデル学習部240は、特許請求の範囲の記載の不調者判別モデル学習部に対応し、平均値算出部265は、特許請求の範囲の記載の平均値算出部に対応し、グラフ生成部270は、特許請求の範囲の記載のグラフ生成部に対応する。
また、本実施形態の不調判定部267は、特許請求の範囲の記載の不調判定部に対応し、送信情報生成部264は、特許請求の範囲の記載の送信情報生成部に対応する。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 健康指標算出システム
200 健康指標算出サーバ
210 健康指標算出処理部
220 送信部
230 受信部
240 不調者判別モデル学習部
250 不調情報生成部
260 表示制御部
262 画面データ生成部
263 不調スコア取得部
264 送信情報生成部
265 平均値算出部
266 保険情報取得部
267 不調判定部
268、268A 不調項目抽出部
269 健康情報判定部
270 グラフ生成部
271 正常スコア取得部
特開2003−223562号公報

Claims (14)

  1. 利用者の健康状態を示す指標を算出する情報処理システムであって、
    複数の利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納された勤怠情報データベースと、前記複数の利用者の健康診断の結果を示す健康情報が格納された健康情報データベースと、を参照し、前記利用者毎に、前記利用者の健康状態を示す指標値を算出する指標値算出部と、
    算出された前記指標値を、保険料を算出する保険料算出サーバへ送信する送信部と、
    前記保険料算出サーバから、前記利用者の前記指標に応じて算出された保険料を含む保険情報を受信する保険情報取得部と、
    前記保険情報を表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、
    前記画面データを出力する出力部と、を有する情報処理システム。
  2. 前記保険情報は、
    前記利用者の前記指標値に応じて算出された保険料を示すページを特定するURLをさらに含む、請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記利用者の前記健康情報から、前記健康情報に含まれる項目において、値が正常範囲内でない項目を抽出する第一の不調項目抽出部を有し、
    前記画面データ生成部は、
    前記第一の不調項目抽出部により抽出された前記項目を表示させる画面データを生成する請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記勤怠情報データベースと、前記健康情報データベースとを参照し、前記利用者毎の前記指標値を出力する不調者判別モデルを生成する不調者判別モデル学習部を有し、
    前記指標値算出部は、
    前記不調者判別モデルに基づき、前記勤怠情報データベース及び前記健康情報データベースのそれぞれに含まれる項目毎に、前記項目の値と、前記項目毎に求められた係数とを乗算した値の合計を、前記指標値として出力する請求項1又は2記載の情報処理システム。
  5. 前記利用者毎に、前記勤怠情報データベース及び/又は前記健康情報データベースから、前記乗算した値が所定の閾値以上になる項目を抽出する第二の不調項目抽出部を有し、
    前記画面データ生成部は、
    前記第二の不調項目抽出部により抽出された前記項目を表示させる画面データを生成する請求項4記載の情報処理システム。
  6. 過去の所定の期間において算出された前記利用者の前記指標値の平均値を算出する平均値算出部を有し、
    前記送信部は、
    前記平均値を前記保険料算出サーバへ送信し、
    前記保険情報取得部は、
    前記平均値に応じて算出された保険料を示す保険情報を受信し、
    前記画面データ生成部は、
    前記平均値と、前記保険情報と、を表示させる画面データを生成する、請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記所定の期間において算出された前記利用者の前記指標値の推移を示すグラフを生成するグラフ生成部を有し、
    前記画面データ生成部は、
    前記グラフを表示させる画面データを生成する請求項6記載の情報処理システム。
  8. 前記指標値が不調閾値未満であるか否かを判定する不調判定部を有し、
    前記送信部は、
    前記指標値が不調閾値以上であるとき、予め設定された前記不調閾値未満の値と、前記指標値とを前記保険料算出サーバへ送信し、
    前記保険情報取得部は、
    前記指標値に応じて算出された第一の保険料と、前記不調閾値未満の値に応じて算出された第二の保険料と、を含む保険情報を受信し、
    前記画面データ生成部は、
    前記第一の保険料を、前記指標値が示す第一の健康状態と対応付け、前記第二の保険料を、前記不調閾値未満の値が示す第二の健康状態と対応付けた状態で表示させる画面データを生成する、請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記画面データ生成部は、
    前記第一の保険料と前記第一の健康状態とを対応付け、且つ前記第一の健康状態を前記第二の健康状態に切り替え可能な状態で表示させる画面データを生成し、
    前記画面データが表示された画面において、
    前記第一の健康状態が前記第二の健康状態に切り替えられたとき、前記第一の保険料の表示を前記第二の保険料の表示へ切り替える請求項8記載の情報処理システム。
  10. 前記指標値と、前記利用者を識別する識別情報とを含む送信情報を生成する送信情報生成部を有し、
    前記送信部は、
    一定期間毎に前記送信情報を前記保険料算出サーバへ送信する請求項1乃至9の何れか一項に記載の情報処理システム。
  11. 前記送信部は、
    算出された前記指標値を複数の前記保険料算出サーバへ送信し、
    前記保険情報取得部は、
    前記複数の前記保険料算出サーバから、前記複数の前記保険料算出サーバのそれぞれにおいて、前記指標に応じて算出された保険料を受信し、
    前記画面データ生成部は、
    前記複数の前記保険料算出サーバのそれぞれから受信した前記保険料の一覧を表示させる画面データを生成する請求項1又は2記載の情報処理システム。
  12. 利用者の健康状態を示す指標を算出する情報処理システムであって、
    複数の利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納された勤怠情報データベースと、前記複数の利用者の健康診断の結果を示す健康情報が格納された健康情報データベースと、を参照し、前記利用者毎に、前記利用者の健康状態を示す指標値を算出する指標値算出部と、
    算出された前記指標値を保険料を算出する保険料算出サーバへ送信する送信部と、
    前記保険料算出サーバから、前記利用者の前記指標値に応じて算出された保険料を示すページを特定するURLを含む保険情報を受信する保険情報取得部と、
    前記保険情報を表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、
    前記画面データを出力する出力部と、を有する情報処理システム。
  13. 利用者の健康状態を示す指標を算出する情報処理装置であって、
    複数の利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納された勤怠情報データベースと、前記複数の利用者の健康診断の結果を示す健康情報が格納された健康情報データベースと、を参照し、前記利用者毎に、前記利用者の健康状態を示す指標値を算出する指標値算出部と、
    算出された前記指標値を保険料を算出する保険料算出サーバへ送信する送信部と、
    前記保険料算出サーバから、前記利用者の前記指標に応じて算出された保険料を含む保険情報を受信する保険情報取得部と、
    前記保険情報を表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、
    前記画面データを出力する出力部と、を有する情報処理装置。
  14. 利用者の健康状態を示す指標を算出する情報処理システムによる情報処理方法であって、前記情報処理システムは、
    複数の利用者の勤怠の状況を示す勤怠情報が格納された勤怠情報データベースと、前記複数の利用者の健康診断の結果を示す健康情報が格納された健康情報データベースと、を参照して、前記利用者毎に、前記利用者の健康状態を示す指標値を算出し、
    算出された前記指標値を保険料を算出する保険料算出サーバへ送信し、
    前記保険料算出サーバから、前記利用者の前記指標に応じて算出された保険料を含む保険情報を受信し、
    前記保険情報を表示させる画面データを生成し、
    前記画面データを出力する、情報処理方法。
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