JP2002157333A - 特記事項を編集し表示する診療支援システム - Google Patents
特記事項を編集し表示する診療支援システムInfo
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Abstract
憶しておいて、診療の際の参考情報として提供する。 【解決手段】 患者の診療情報を診療情報データベース
から読み出して表示手段に表示する診療支援システムに
おいて、カルテには記載しない特記事項を入力する特記
事項入力手段と、その特記事項を患者別に記憶する特記
事項データベースと、特記事項データベースから患者の
特記事項を読み出して表示手段に表示する特記事項表示
制御手段とを設け、入力手段からの指示に応じて患者の
診療情報を表示しようとするとき、その表示に優先し
て、前記特記事項表示制御手段は患者の特記事項を表示
する構成である。
Description
に係り、特に、カルテに記載する診療情報とは別に、特
記情報を表示、編集することができる診療支援システム
に関する。
を記録する電子カルテシステムや診療支援システムにお
いては、主訴や症状、検査結果や実施した診療行為等を
入力して、患者別に診療情報データベースに記憶してい
る。この診療情報データベースは追記型であり、新しい
診療情報が次々に書き加えられていく。そして、医師や
医療スタッフは、診療に際して患者の診療情報を呼び出
して画面に表示し、最近の治療内容や投薬歴を確認しな
がら、診療行為を進めていく。
のアレルギーに関する情報や、患者が妊婦または授乳婦
であるといった情報が重要なこともある。また、患者の
既往歴や、患者の家族の病歴といった情報が役に立つこ
ともある。また、医療スタッフ同士の申し送り的なコメ
ントや、今後の予定などのメモも役に立つ。そして、従
来の紙のカルテであれば、欄外などの目立つところにこ
れら情報を医師が手書きしておくことができた。しか
し、電子カルテは追加記録が基本であるので、診療情報
を呼び出した際、常に最初の表示内容にこれら情報が含
まれているとは限らない。また、いわゆる診療記録とし
てのデータにならないものもあるので、それらはカルテ
に記載する診療情報と一緒に入力することにはなじまな
い。そこで、カルテ情報とは別に、このような情報を特
記事項として記憶しておいて、診療の際の参考情報とし
て提供することができれば有効である。
する診療情報を入力する診療情報入力手段と、診療情報
を患者別に記憶する診療情報データベースと、表示手段
とを備え、前記入力手段からの指示に応じて患者の診療
情報を診療情報データベースから読み出して表示手段に
表示する診療支援システムにおいて、カルテには記載し
ない特記事項を入力する特記事項入力手段と、入力した
日付とともにその特記事項を患者別に記憶する特記事項
データベースと、特記事項データベースから患者の特記
事項を読み出し、その読み出した特記事項を少なくとも
患者の氏名と性別を含む患者識別情報とともに前記表示
手段に表示する特記事項表示制御手段とを設け、前記診
療情報入力手段からの指示に応じて患者の診療情報を表
示しようとするとき、その表示に優先して、前記特記事
項表示制御手段は患者の特記事項を表示することで、上
記課題を解決するものである。
示すブロック図である。実施例はクライアント/サーバ
システムの構成をとり、各種のデータベースを備えたサ
ーバ10と、そのデータベースを利用する複数の端末1
6とが、ネットワーク回線15によって結ばれている。
端末16は医療機関の各診察室に設置され、医師または
医療スタッフが患者の電子カルテに診療データを入力す
るのに利用する。そのために、キーボード等で構成した
入力手段18と、表示手段19と、制御手段17とを備
える。制御手段17は、サーバ10のデータベースから
患者の診療情報いわゆる電子カルテを取得して表示手段
19に表示し、入力された診療情報をサーバ10に送っ
てデータベースに登録する。
れた診療情報を記憶する診療情報データベース14があ
り、制御手段11が端末16のリクエストに応じて、指
定された患者の診療情報を診療情報データベース14か
ら読み出して端末16に配信する。そして、端末16か
ら送られてきた診療情報を、患者別に診療情報データベ
ース14に登録する。診療情報の中には、医師が診断し
た病名の情報も含まれる。従って、病名情報だけを取り
出すことで、患者の病歴が分るものである。また、サー
バ10には、端末16と同様に入力手段12と表示手段
13があって、サーバ10単独でも患者の診療情報を表
示及び入力し、登録することができる。
ベース20と特記事項データベース30とがある。経過
情報データベース20には、あらかじめ医師が設定し、
入力した経過等情報を記憶している。この経過等情報
は、電子カルテに記載された診療情報の一部であるが、
実施例では特に、診療情報データベース14とは別に経
過情報データベース20を設けて、そこに記憶するよう
にしている。
表示例を図2に示す。この設定ウインドウ70では、経
過等情報の種類を表すデータ名71を入力し、それを特
記事項の表示ウインドウに出力するか否かを、ラジオボ
タン72で設定するようになっている。本例ではデータ
名は小児期既往歴であり、またそれを特記事項に表示す
るように設定している。データ名としてはこの外に、例
えば、血液型や既往歴などがある。こうして設定した内
容が、経過情報データベース20に登録される。
ウインドウ70で入力したデータ名71がデータ名21
に対応し、ラジオボタン72の指定が、特記事項に表示
フラグ24に反映される。コメント22がそのデータ名
21のデータであり、これは、診療情報の入力画面(図
示せず)で別途、医師等が入力したテキストデータであ
る。経過等情報は、それを入力した日付および入力した
個人の識別情報(記入者ID)とともに記録される。そ
して、その経過等情報を主治医が承認したか否かを示す
フラグ23がある。経過等情報は、同じデータ名21の
ものが後から入力されたときもマージされることはな
く、入力の都度、追加して登録されるものである。
に示すデータを記憶している。即ち、アレルギー情報と
患者属性情報およびその他情報である。アレルギー情報
には、同図(a)に示すように、アレルギーの有無31
を示すデータと、コメントデータ32とがある。患者属
性情報には、同図(b)に示すように、妊婦33あるい
は授乳婦34を示すデータと、コメントデータ35とが
ある。その他情報は、同図(c)に示すようにコメント
データ36である。これらコメントは、フリーテキスト
形式で入力されたものであり、入力されたものがコメン
ト単位に追加して記録されるものである。また、特記事
項として入力されたそれぞれの情報は、入力または設定
された日付と、入力した個人の識別情報(記入者ID)
とともに記録されるようになっている。
について説明する。実施例では、特記事項を表示させる
ために特に指示をする必要はない。患者の電子カルテを
呼び出そうとすると、自動的に表示されるようになって
いる。即ち、患者を指定し、その患者の電子カルテに診
療データを入力するために、診療情報の入力画面(図示
せず)を表示させようと指示すると、それに応じて、特
記事項が先ずウインドウ表示されるようになっている。
その表示例を図8に示す。特記事項ウインドウ50のト
ップには、患者の氏名、性別、年齢が分りやすく大きな
文字で表示される。51は経過等情報エリアであり、経
過情報データベース20から読み出した経過等情報が、
日付の新しい順に表示される。そのうち、主治医承認フ
ラグ23が未承認のものは、符号52で示すように頭に
未の文字が付されて表示される。これにより、その経過
等情報が未承認であることが、一目で分るものである。
また、60は患者病歴情報エリアであり、診療情報デー
タベース14から読み出した病名情報が、日付の新しい
順に表示される。
属性エリア、そして、59はその他の特記事項エリアで
あり、それぞれ、特記事項データベース30から読み出
したアレルギー情報、患者属性情報、その他情報が表示
される。特記事項データベース30のアレルギーの有無
31がアレルギー有りを示すとき、ボタン54にチェッ
クマークが表示される。また、特記事項データベース3
0に登録された妊婦33、授乳婦34データの内容に応
じて、ボタン57のそれぞれにチェックマークが表示さ
れる。そして、55、58、59のエリアに、アレルギ
ー情報、患者属性情報、その他情報のコメントデータ3
2、35、36がそれぞれ、日付の新しい順に表示され
るものである。
者属性情報といったグループ別に、特記事項として表示
するかしないかを設定することができるようになってい
る。そこで、表示設定ボタン61を指示すると、図3に
示す表示設定ウインドウ80が表示される。そこでは、
経過等情報やアレルギー情報などのグループ82別に、
表示するか否か81をチェックマークの有無で指定す
る。また、特記事項ウインドウ50を、診療情報を開く
とき即ち患者の電子カルテを表示しようとするとき、自
動的に表示するかどうかの指定83や、経過等情報のう
ち例えば同じ既往歴のデータが複数登録されているとき
に、日付が最新のものだけを表示するかどうかの指定8
4、さらに、未承認の経過等情報も表示するかどうかの
指定85も、チェックマークの有無で指定するようにな
っている。そして、これらの設定内容は、端末16毎に
設けた端末設定データベース40に登録される。図5に
端末設定データベース40の構成を示す。経過等情報4
1乃至患者病歴情報45について、表示する/しないの
設定情報と、図3の63乃至65の設定を記憶する46
乃至48の設定情報とが登録されるものである。そし
て、端末16の制御手段17は、端末設定データベース
40を参照して、特記事項ウインドウ50の表示を制御
するのである。
動作を説明する。患者の電子カルテを呼び出すように入
力手段18から指示されると、制御手段17はそれを検
知し、先ず、その患者の特記事項を表示するように動作
する。その際、制御手段17は、端末設定データベース
40を参照して特記事項の表示の要否を判定する(ステ
ップS1)。そして、自動的に表示46がオフの場合
は、特記事項は表示しないで直ちに次の処理に移行す
る。即ち、診療情報を読み出して電子カルテを表示す
る。自動的に表示46がオンならば、次に、経過等情報
の表示の要否を判定する(同S2)。経過等情報41が
オンならば表示するので、経過情報データベース20か
ら患者の経過等情報を読み出してくる(同S3)。そし
て、最新のみ表示47がオンならば(同S4;Ye
s)、読み出した経過等情報のうち、既往歴や血液型な
どデータ名21毎に最新の情報のみをセレクトする(同
S5)。さらに、未承認も表示48がオフかどうか判定
し(同S6)、オフならば未承認のデータを削除する
(同S7)。
する(同S8)。アレルギー情報42がオンならば表示
するので、特記事項データベース30から患者のアレル
ギー情報を読み出してくる(同S9)。次に、患者属性
情報の表示の要否を判定する(同S10)。患者属性情
報43がオンならば表示するので、特記事項データベー
ス30から患者属性情報を読み出してくる(同S1
1)。次に、その他の特記事項を表示するか判定する
(同S12)。その他情報44がオンならば表示するの
で、特記事項データベース30からその他情報を読み出
してくる。さらに、患者病歴情報を表示するか判定する
(同S14)。患者病歴情報45がオンならば表示する
ので、診療情報データベース14から病名情報を読み出
してくる。こうして、表示すべき特記事項データを揃え
たところで、特記事項ウインドウ50に表示する(同S
16)のである。
電子カルテを表示する前に、特記事項ウインドウ50を
先ず表示するようにしている。こうすることで、電子カ
ルテに患者の診療情報を入力する前に、医師等に参考情
報を提供して注意喚起するようにしているのである。図
8からも分るように、氏名や性別から確かにその患者で
あるかどうかや、既往歴、アレルギーの有無や妊産婦あ
るいは授乳婦かなど、重要な情報が確認できる。しか
も、これら情報は日付が新しいものほど優先して表示す
るので、より確度の高い情報が提供できるものである。
事項ウインドウ50の編集モードボタン62をオンにす
ればよい。そうすると、図9に示すように、ウインドウ
50の表示はほぼそのままで編集モードに移行するの
で、アレルギーの有無54やそのコメント55、妊婦ま
たは授乳婦57の設定やそのコメント58、その他のコ
メント59を、追加して記入できるようになる。設定あ
るいは追加されたデータは、日付および記入者IDとと
もに特記事項データベース30に追加登録されるもので
ある。但し、経過等情報51と患者病歴情報60はカル
テに記載される診療情報であるので、ここでは記入でき
ない。参照するだけである。そして、編集完了ボタン6
3を指示すれば、もとの参照モードに戻って図8のウイ
ンドウ表示になるとともに、追加したデータが特記事項
データベース30に登録される。
示する前に、特記事項ウインドウを表示するので、電子
カルテに患者の診療情報を入力する前に、医師等に参考
情報を提供して注意喚起できるものである。そして、特
記事項ウインドウを先ず表示することで、医師等は、確
かにその患者であるかどうかや、患者の既往歴、アレル
ギーの有無や妊産婦あるいは授乳婦かなど、重要な情報
が確認できるようになる。しかも、これら情報は新しい
ものほど優先して表示するので、より確度の高い情報が
提供でき、医師や医療スタッフの診療を側面から支援す
ることができるようになる。
表示例である。
ある。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
ある。
ある。
13 表示手段 14 診療情報データベース 15 ネットワーク回
線 16 端末 17 制御手段 18 入力手
段 19 表示手段 20 経過情報データベース
30 特記事項データベース 40 端末設定デ
ータベース
Claims (7)
- 【請求項1】 カルテに記載する診療情報を入力する診
療情報入力手段と、診療情報を患者別に記憶する診療情
報データベースと、表示手段とを備え、前記入力手段か
らの指示に応じて患者の診療情報を診療情報データベー
スから読み出して表示手段に表示する診療支援システム
において、 カルテには記載しない特記事項を入力する特記事項入力
手段と、入力した日付とともにその特記事項を患者別に
記憶する特記事項データベースと、特記事項データベー
スから患者の特記事項を読み出し、その読み出した特記
事項を少なくとも患者の氏名と性別を含む患者識別情報
とともに前記表示手段に表示する特記事項表示制御手段
とを設け、前記診療情報入力手段からの指示に応じて患
者の診療情報を表示しようとするとき、その表示に優先
して、前記特記事項表示制御手段は患者の特記事項を表
示することを特徴とする診療支援システム。 - 【請求項2】 前記特記事項表示制御手段は、読み出し
た特記事項をその日付が新しい順に表示するものである
請求項1に記載の診療支援システム。 - 【請求項3】 前記特記事項は、患者のアレルギーに関
する情報と、妊婦あるいは授乳婦に関する情報と、およ
びコメント情報とを含むものである請求項1または請求
項2に記載の診療支援システム。 - 【請求項4】 前記特記事項は、患者のアレルギーに関
する情報と、妊婦あるいは授乳婦に関する情報と、およ
びコメント情報とを含むものであり、それぞれについて
表示または非表示を設定可能であることを特徴とする請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の診療支援システ
ム。 - 【請求項5】 前記特記事項表示制御手段が患者の診療
情報の表示に優先して患者の特記事項を表示するか、ま
たは表示しないかを設定可能であることを特徴とする請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載の診療支援システ
ム。 - 【請求項6】 前記特記事項表示制御手段は、カルテ記
載情報の一部である患者の病歴を前記診療情報データベ
ースから読み出し、特記事項と同じウインドウ内に表示
することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載の診療支援システム。 - 【請求項7】 前記診療情報入力手段は、特記事項入力
手段を兼ねるものである請求項1乃至請求項6のいずれ
かに記載の診療支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000354663A JP2002157333A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 特記事項を編集し表示する診療支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000354663A JP2002157333A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 特記事項を編集し表示する診療支援システム |
Publications (1)
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JP2002157333A true JP2002157333A (ja) | 2002-05-31 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2002157333A (ja) |
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