JP2019045971A - 電子カルテの開示のための管理方法、管理装置及びプログラム - Google Patents

電子カルテの開示のための管理方法、管理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医療情報の開示を効果的に管理する技術を提供すること。【解決手段】電子カルテ開示管理システムは、第1の端末、第2の端末及びサーバを備え、電子カルテ開示管理方法を実施する。電子カルテ開示管理方法において、第1の端末が、第1のユーザによる入力に応じて、電子カルテの開示請求をサーバへ送信し、サーバが、開示請求に応じて、第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信し、第2の端末が、上記通知及び第2のユーザによる入力に応じて、第1のユーザの電子カルテを表示し、第2の端末が、第2のユーザによる入力に応じて、表示された電子カルテの開示の態様を選択し、当該選択の情報を前記サーバへ送信し、サーバが、上記選択の情報に応じた態様で、第1のユーザの電子カルテを第1のユーザに開示可能に設定する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理技術に関する。
電子カルテや地域医療連携などで扱う医療情報を管理するシステムが知られている。特許文献1には、複数の保険者の診療記録を被保険者ごとに関連付けるデータ連携システムが開示されている。
特開2011−233110号公報
近年の人々の健康志向の高まりに伴い、個人が、電子カルテや地域医療連携の中で登録された情報のうち、自身に関する情報の開示を求めることが多くなると予想される。そのため、要求された医療情報の開示を効果的に管理する技術が必要とされている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療情報の開示を効果的に管理する技術を提供することにある。
本発明に係る電子カルテ開示管理方法は、第1の端末が、第1のユーザによる入力に応じて、電子カルテの開示請求をサーバへ送信することと、前記サーバが、前記開示請求に応じて、前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信することと、前記第2の端末が、前記通知及び前記第2のユーザによる入力に応じて、前記第1のユーザの電子カルテを表示することと、前記第2の端末が、前記第2のユーザによる入力に応じて、前記表示された電子カルテの開示の態様を選択し、当該選択の情報を前記サーバへ送信することと、前記サーバが、前記選択の情報に応じた態様で、前記第1のユーザの電子カルテを前記第1のユーザに開示可能に設定することと、を有する。
本発明に係る電子カルテ管理装置は、第1のユーザによる入力に応じて第1の端末から電子カルテの開示請求を受信する機能と、前記開示請求に応じて、前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信する機能と、前記第2のユーザによる入力に応じて前記第2の端末から前記電子カルテの開示の態様の選択の情報を受信する機能と、前記選択の情報に応じた態様で、前記第1のユーザの電子カルテを前記第1のユーザに開示可能に設定する機能と、を有する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、第1のユーザによる入力に応じて第1の端末から電子カルテの開示請求を受信する機能と、前記開示請求に応じて、前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信する機能と、前記第2のユーザによる入力に応じて前記第2の端末から前記電子カルテの開示の態様の選択の情報を受信する機能と、前記選択の情報に応じた態様で、前記第1のユーザの電子カルテを前記第1のユーザに開示可能に設定する機能と、を実現させる。
本発明によれば、医療情報の開示を効果的に管理する技術を提供することができる。
一実施形態における電子カルテ開示管理システムのハードウェア構成を示す概念図である。 一実施形態におけるサーバ装置の機能構成例を示す図である。 一実施形態における患者用端末の機能構成例を示す図である。 一実施形態における医師用端末の機能構成例を示す図である。 一実施形態において表示部に表示される画面例の概念図である。 一実施形態において電子カルテ開示管理システムにより実行される処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、発明の範囲をこれらに限定するものではない。
[ハードウェア構成]
図1を参照して、一実施形態に係る電子カルテ開示管理システムのハードウェア構成の例について説明する。電子カルテ開示管理システム1は、患者等からの要求に応じた電子カルテの開示を管理するためのシステムである。電子カルテ開示管理システム1は、サーバ装置10、患者用端末20及び医師用端末30を主に含む。患者用端末20及び医師用端末30は、ネットワークNを介してサーバ装置10と相互に通信することができる。
ネットワークNは、サーバ装置10、患者用端末20及び医師用端末30を含む複数の装置間で情報を送受信するための通信回線である。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるか(もしくはこれらの組み合わせであるか)を問わない。
サーバ装置10は、電子カルテ管理装置として機能する。サーバ装置10は、専用又は汎用の情報処理装置により構成される。なお、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであってもよいし、クラウドコンピューティングのようにネットワーク上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。
また、サーバ装置10は、制御部11、通信部12、及び記憶部13を主に備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a及びメモリ11bを主に備えて構成される。各構成の説明は後述する。
患者用端末20(第1の端末)は、電子カルテ開示管理システム1により管理されている電子カルテの内容の開示を求めるユーザにより操作される。患者用端末20は、例えば、携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置で構成される。患者用端末20は、制御部21、通信部22、記憶部23、操作部24、及び表示部25を主に備えて構成される。制御部21は、CPU21a及びメモリ21bを主に備えて構成される。
医師用端末30(第2の端末)は、医療機関において、電子カルテ開示管理システム1により管理されている電子カルテの記録などの管理を行う医師等により操作される。医師用端末30は、例えば、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置で構成される。医師用端末30は、携帯電話機(スマートフォンを含む)、又はタブレット端末などの携帯可能な情報処理装置であってもよい。医師用端末30は、制御部31、通信部32、記憶部33、操作部34、及び表示部35を主に備えて構成される。制御部31は、CPU31a及びメモリ31bを主に備えて構成される。各構成の説明は後述する。
制御部11,21,31は、これらを備える各情報処理装置の各種構成の動作を制御し、また、各種処理の実行を制御する。制御部11,21,31において実行される処理の詳細は後述する。通信部12,22,32は、他の情報処理装置と通信するための通信インタフェースである。記憶部13,23,33は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部13,23,33は、各情報処理装置における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報を記憶する。操作部24,34は、ユーザからの操作指示を受け付けるためのユーザインタフェースである。表示部25,35は、各情報処理装置による処理結果を表示するためのユーザインタフェースである。
なお、図1には、サーバ装置10、患者用端末20及び医師用端末30が備える主要な構成が示されているにすぎず、サーバ装置10、患者用端末20及び医師用端末30は、一般的な情報処理装置が備える他の構成も備える。
以上のように本実施形態において、電子カルテ開示管理システム1は、サーバ装置10、患者用端末20及び医師用端末30を含むがこれに限定せず、任意の装置を含むことができる。また、電子カルテ開示管理システム1は、当該システムを利用する患者数に応じた数の患者用端末20を含み、また、医療機関が医師等の使用のために必要とする数の医師用端末30を含むことができる。
[機能構成]
まず、図2を参照して、サーバ装置10の一実施形態における機能構成について説明する。サーバ装置10は、主な機能構成として、電子カルテ登録部110、開示請求送受信部111、開示内容設定部112、及びデータベース120を備える。サーバ装置10は、例えば、CPU11aがメモリ11b等に格納された所定のプログラムを実行してサーバ装置10のハードウェアと協働することで、図2に示す各機能構成を実現する。以下に各機能構成の詳細を説明する。
データベース120は、サーバ装置10において実行される処理に必要な情報、及び当該処理により生成された情報など、各種情報を記憶する。データベース120は、例えば、患者情報、医師情報及び電子カルテ情報を記憶している。電子カルテ情報は、例えば、カルテの患者情報、担当医師情報、受診日、検体検査情報、画像検査情報、その他検査情報(例えば、心電図)、処方情報、処置情報、注射情報、算定情報(例えば、診断書料の算定情報)を含む。
電子カルテ登録部110は、医師用端末30から受信した情報に応じて患者ごとの診療記録を電子カルテ情報としてデータベース120に記憶、更新及び削除する。また、電子カルテ登録部110は、電子カルテ情報の更新及び削除の履歴もデータベース120に記憶する。
開示請求送受信部111は、患者である第1のユーザより患者用端末20を介して送信された電子カルテの開示請求を受信する。また、開示請求送受信部111は、当該開示請求請求に応じて、当該請求に係る患者の電子カルテの開示請求を受信した旨を当該患者に関連付けられた担当医に医師用端末30を介して通知する。
開示内容設定部112は、医師用端末30から受信した電子カルテ情報の開示態様(電子カルテ情報の開示範囲の指定及び開示の承認の可否)の選択の情報に応じた態様で、開示請求を行った患者(第1のユーザ)の電子カルテを当該患者に対して開示可能に設定する。
すなわち、開示内容設定部112は、医師用端末30から受信した患者ごとの電子カルテ情報に対して指定された設定情報及び電子カルテの開示承認の可否情報に応じて、電子カルテの開示可能範囲及び開示承認の可否を設定する。設定情報には、例えば、電子カルテ情報に含まれる項目(例えば、受診日、検体検査情報、画像検査情報、処方情報、及びこれら診療記録の内容の変更履歴などの項目)ごとに開示するか否かの情報が含まれる。電子カルテの開示可能範囲及び開示承認の可否が設定されると、当該設定の内容の通知が患者用端末20に送信される。
また、開示内容設定部112は、電子カルテ情報に含まれる情報のうち、開示可能範囲として設定された情報を別の記憶領域に記憶する。すなわち、開示内容設定部112は、データベース120の第1の記憶領域に記憶された電子カルテ情報に含まれる情報のうち、開示可能範囲として設定された情報を第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域に記憶する。第2の記憶領域は、第1の記憶領域とは異なるハードウェア上に設けられてもよいし、同じハードウェア上であるが異なる仮想領域に設けられてもよい。電子カルテ情報の開示は、第2の記憶領域に記憶された情報に対して行われ、第1の記憶領域に記憶された電子カルテ情報は開示されない。このように開示可能範囲として設定された電子カルテ情報を異なる記憶領域に記憶することにより、開示設定されていない電子カルテ情報の漏洩に対する安全性を高めることができる。
次に、図3を参照して、患者用端末20の一実施形態における機能構成について説明する。患者用端末20は、主な機能構成として、開示請求送信部210、電子カルテ受信部211、及び表示制御部212を備える。患者用端末20は、例えば、CPU21aがメモリ21b等に格納された所定のプログラムを実行して患者用端末20のハードウェアと協働することで、図3に示す各機能構成を実現する。以下に各機能構成の詳細を説明する。
開示請求送信部210は、患者用端末20のユーザ(第1のユーザ)による入力に応じて、当該ユーザを患者とする電子カルテの開示請求をサーバ装置10へ送信する。詳細には、まず、ユーザは、患者用端末20を操作して、自身の電子カルテの開示の範囲を指定し、開示を請求する。開示請求送信部210は、ユーザによる操作に応じて、指定された開示の範囲の情報と共に、電子カルテの開示の請求をサーバ装置10へ送信する。指定可能な電子カルテの開示の範囲(開示の請求範囲)には、例えば、受診日、「全て」、「検体検査結果」、「処方」、「処置」などが含まれる。
電子カルテ受信部211は、サーバ装置10から電子カルテの開示の承認通知を受信(例えば、プッシュ通知により受信)し、その後、ユーザ入力に応じて、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から承認に応じた範囲で電子カルテ情報を受信する。
表示制御部212は、電子カルテ受信部211を介して受信した電子カルテ情報の表示部25への表示をユーザ入力に応じて制御する。
次に、図4を参照して、医師用端末30の一実施形態における機能構成について説明する。医師用端末30は、主な機能構成として、電子カルテ編集部310、開示請求受信部311、及び開示範囲指示部312を備える。医師用端末30は、例えば、CPU31aがメモリ31b等に格納された所定のプログラムを実行して医師用端末30のハードウェアと協働することで、図4に示す各機能構成を実現する。以下に各機能構成の詳細を説明する。
電子カルテ編集部310は、医師用端末30のユーザ(第2のユーザ)による入力及び外部装置からの入力に応じて、当該ユーザが医師として担当する患者の電子カルテ情報の編集(診療記録の登録、修正及び削除)を行う。電子カルテ編集部310は、編集された電子カルテ情報をサーバ装置10へ送信し、サーバ装置10は、受信した電子カルテ情報を記憶する。診療記録の修正(変更)及び削除の履歴情報についてもサーバ装置10に送信され記憶される。また、ユーザは、表示部35に表示される電子カルテ情報の編集のための画面を参照しながら当該編集のための操作入力を医師用端末30に対して行うことができる。
図5は、電子カルテ情報の参照及び編集のために表示部35に対して表示される電子カルテの画面の例を示している。図5には、電子カルテの画面50が示されている。画面50は、ある患者についての電子カルテを示している。画面50は、参照領域51及び編集領域52を含む。参照領域51は、ある受診日(この例では、平成29年8月14日)における患者の診療記録を表示する領域である。参照領域51は、領域51aから領域51gを含む。領域51aは、検体検査の情報を表示している。領域51bは、画像検査の情報を表示している。領域51cは、心電図など、検体検査・画像検査以外の検査の情報を表示している。領域51dは、処方の情報を表示している。領域51eは、処置の情報を表示している。領域51fは、注射の情報を表示している。領域51gは、算定(例えば、診断書料の算定)の情報を表示している。領域52は、診療記録を入力、修正及び削除するための領域である。
図4の説明に戻る。開示請求受信部311は、患者用端末20のユーザからの当該ユーザを患者とする電子カルテ情報の開示請求をサーバ装置10の開示請求受信部311を介して受信する。当該開示請求は、患者用端末20のユーザにより指定された電子カルテ情報の開示の請求範囲の情報を含む。開示請求受信部311は、電子カルテ情報の開示請求を受信した後、当該開示請求を受信したことを医師用端末30のユーザに通知する。当該通知の方法として、例えば、メッセージによる通知、アイコンの表示部35への表示、及び音声の出力のいずれか又はこれらの少なくとも一部の組み合わせを採用可能である。
開示範囲指示部312は、医師用端末30のユーザによる入力に応じて、電子カルテ情報の開示範囲の指定及び開示の承認を行う。指定された開示範囲の情報及び開示の承認の情報は、サーバ装置10へ送信される。サーバ装置10は、受信した開示範囲の情報及び開示の承認の情報に応じて、電子カルテ情報の開示可能範囲を設定し、また、電子カルテ情報の開示請求を承認された状態に設定する。
電子カルテ情報の開示範囲の指定及び開示の承認のために、開示範囲指示部312は、開示請求受信部311により、例えば、第1のユーザの電子カルテの開示請求が通知された後、まず、医師用端末30のユーザ操作に応じて、開示請求を行った第1のユーザを患者とする電子カルテ情報を表示部35に表示する。その後、開示範囲指示部312は、ユーザ操作に応じて、表示部35に表示された第1のユーザの電子カルテ情報の開示の態様(電子カルテ情報の開示範囲の指定及び開示の承認の可否)を選択し、当該選択の情報をサーバ装置10へ送信する。サーバ装置10は、開示範囲指示部312から受信した選択の情報に応じた態様で、第1のユーザの電子カルテ情報を第1のユーザに開示可能に設定する。
ユーザ操作に応じて表示部35に表示された電子カルテ情報の例は、図5に示すとおりである。また、図示しないが、電子カルテ情報の開示の患者からの請求範囲を画面上に強調表示してもよい。強調表示の方法として、例えば、開示請求範囲の情報項目に対するタグ付け、囲みの表示、色付けなどが含まれる。ユーザは、承認ボタンをクリックする等により、開示請求を承認することができる。また、ユーザは、開示可能にする項目を選択することにより開示範囲を指定することができる。
また、開示範囲指示部312は、医師用端末30のユーザによる入力に応じてコメントを受信する。当該コメントは、電子カルテ情報に含まれる情報とは別個の情報である。さらに、開示範囲指示部312は、医師用端末30のユーザによる入力に応じて上記コメントの開示の態様(例えば、患者向け、担当医師向け、又は医療機関のスタッフ向けのいずれであるかを示すコメントの開示範囲)を設定することができる。開示範囲指示部312は、電子カルテ情報の開示の態様の選択の情報と共に、上記コメント及びその開示の態様をサーバ装置10へ送信することができる。サーバ装置10は、開示範囲指示部312から受信した選択の情報に応じた態様で、第1のユーザの電子カルテ情報と共に、上記コメントを第1のユーザに開示可能に設定することができる。
[処理フロー]
次に、図6を参照して、電子カルテ開示管理システム1が有するサーバ装置10、患者用端末20、及び医師用端末30において実行される処理フローの例を説明する。この処理は、例えば、サーバ装置10、患者用端末20、及び医師用端末30のそれぞれにおいて、CPUがメモリなどの記憶手段に格納された所定のプログラムを実行することにより、実現される。なお、以下に説明する処理フローに含まれる各処理ステップは、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
まず、患者用端末20は、患者用端末20のユーザ(第1のユーザ)による入力に応じて、当該第1のユーザを患者とする電子カルテの開示請求をサーバ装置10へ送信する(ステップS11)。当該開示請求には、第1のユーザが開示を請求する電子カルテの開示の範囲の情報が含まれる。
サーバ装置10は、患者用端末20から受信した電子カルテの開示請求に応じて、当該請求に係る患者の電子カルテの開示請求を受信した旨を医師用端末30に通知する(ステップS12)。医師用端末30は、電子カルテ情報の開示請求の通知を受信した後、当該開示請求を受信したことを医師用端末30のユーザに通知する。
その後、医師用端末30は、医師用端末30のユーザ(第2のユーザ)による操作に応じて、開示請求を行った第1のユーザを患者とする電子カルテ情報を表示部35に表示する(ステップS13)。表示部35に表示される電子カルテ情報の例は、図5を参照して説明したとおりである。
次いで、医師用端末30は、ユーザ操作に応じて、表示部35に表示された第1のユーザの電子カルテ情報の開示の態様(例えば、電子カルテ情報の開示範囲の指定及び開示の承認の可否)を選択し、当該選択の情報をサーバ装置10へ送信する(ステップS14)。また、医師用端末30は、ユーザ操作に応じて第2のユーザのコメントを受け付けた場合、当該コメントと共に、電子カルテ情報の開示態様の選択情報をサーバ装置10へ送信することができる。
サーバ装置10は、医師用端末30から受信した選択の情報に応じた態様で、第1のユーザの電子カルテ情報(及びコメント)の開示可能範囲及び開示承認の可否を設定する(ステップS15)。当該設定において、サーバ装置10の記憶部13のある領域(第1の記憶領域)に記憶された電子カルテ情報に含まれる情報のうち、開示可能範囲として設定された情報が第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域に記憶される。
電子カルテの開示可能範囲及び開示承認の可否が設定されると、サーバ装置10は、当該設定の内容を患者用端末20に通知する(ステップS16)。
患者用端末20は、サーバ装置10から通知を受信した後、ユーザ入力に応じて、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から承認に応じた範囲で電子カルテ情報及びコメントを受信する(ステップS17)。その後、患者用端末20は、ユーザ入力に応じて、電子カルテ情報及びコメントを表示部25へ表示する(ステップS18)。
以上のように本実施形態によれば、電子カルテ開示管理システム1において、患者は患者用端末20を介して医療情報(例えば、電子カルテ)の開示請求を行うことができる。当該患者の担当医は、サーバ装置10を介して受信した当該請求に対して、医師用端末30を介して指定した態様で医療情報の開示範囲を設定し、開示を承認することができる。その結果、電子カルテ開示管理システム1により、患者からの医療情報の開示請求に対して、当該情報の開示を効果的に管理することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、図6に示した処理フローにおいて、サーバ装置10は、ステップS11で電子カルテ情報の開示請求を患者用端末20から受信した後、医師用端末30に開示請求の通知を送信しているが、当該通知を送信するための条件を設定してもよい。具体例として、まず、医師又はシステム管理者などのユーザによる操作に応じて、電子カルテ情報の開示可能範囲を予め設定し、当該設定情報をサーバ装置10に記憶しておく。サーバ装置10は、ステップS11で受信した電子カルテ情報の開示請求により請求されている開示範囲が予め設定された電子カルテ情報の開示可能範囲を超えていることを条件として、ステップS12における医師用端末30への開示請求の通知を送信してもよい。
また、他の変形例として、図6のステップS13において、医師用端末30は、ユーザによる操作に応じて、開示請求を行った第1のユーザを患者とする電子カルテ情報を表示部35に表示するが、当該表示の方法を条件に応じて変更してもよい。例えば、医師用端末30は、電子カルテ情報の開示請求により請求されている開示範囲のうち、医師又はシステム管理者などのユーザによる操作に応じて予め設定された開示可能範囲を超えている範囲を表示部35に強調して表示することができる。具体例として、電子カルテ情報のうち、「検体検査結果」は予め設定された開示可能範囲に含まれていないが、開示請求により請求されている開示範囲に含まれている場合、医師用端末30は、「検体検査結果」を強調して表示部35に表示することができる。
1 電子カルテ開示管理システム、10 サーバ装置、20 患者用端末、30 医師用端末、11,21,31 制御部、11a,21a,31a CPU、11b,21b,31b メモリ、12,22,32 通信部、13,23,33 記憶部、24,34 操作部、25,35 表示部

Claims (10)

  1. 第1の端末が、第1のユーザによる入力に応じて、電子カルテの開示請求をサーバへ送信することと、
    前記サーバが、前記開示請求に応じて、前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信することと、
    前記第2の端末が、前記通知及び前記第2のユーザによる入力に応じて、前記第1のユーザの電子カルテを表示することと、
    前記第2の端末が、前記第2のユーザによる入力に応じて、前記表示された電子カルテの開示の態様を選択し、当該選択の情報を前記サーバへ送信することと、
    前記サーバが、前記選択の情報に応じた態様で、前記第1のユーザの電子カルテを前記第1のユーザに開示可能に設定することと、
    を有する電子カルテ開示管理方法。
  2. 前記サーバが前記第1のユーザの電子カルテを開示可能に設定することは、前記選択の情報に応じて、前記電子カルテに含まれる項目ごとに開示可能か否かを設定することを含む、請求項1に記載の電子カルテ開示管理方法。
  3. 前記サーバが前記第1のユーザの電子カルテを開示可能に設定することは、前記選択の情報に応じて、前記電子カルテの内容の変更履歴を開示可能か否かを設定することを含む、請求項1又は2に記載の電子カルテ開示管理方法。
  4. 前記第2の端末が、前記選択の情報と共に、前記第2のユーザによる入力に応じたコメントを前記サーバへ送信することを含み、
    前記サーバが前記第1のユーザの電子カルテを開示可能に設定することは、前記コメントを開示可能に設定することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子カルテ開示管理方法。
  5. 前記第2の端末が、前記コメントの開示範囲を設定することを含む、請求項4に記載の電子カルテ開示管理方法。
  6. 前記サーバが、前記電子カルテの情報を第1の記憶領域に記憶することを含み、
    前記第1のユーザの電子カルテを開示可能に設定することは、前記サーバが、前記選択の情報に応じた態様で開示するための前記第1のユーザの電子カルテの情報を前記第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域に記憶することを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の電子カルテ開示管理方法。
  7. 前記サーバによる前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末への前記通知は、前記開示請求における開示範囲が予め設定された範囲を超えているときに送信される、請求項1から6のいずれか一項に記載の電子カルテ開示管理方法。
  8. 前記第2の端末により前記第1のユーザの電子カルテを表示することは、前記開示請求における開示範囲のうち、予め設定された範囲を超えている範囲を強調して表示することを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の電子カルテ開示管理方法。
  9. 第1のユーザによる入力に応じて第1の端末から電子カルテの開示請求を受信する機能と、
    前記開示請求に応じて、前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信する機能と、
    前記第2のユーザによる入力に応じて前記第2の端末から前記電子カルテの開示の態様の選択の情報を受信する機能と、
    前記選択の情報に応じた態様で、前記第1のユーザの電子カルテを前記第1のユーザに開示可能に設定する機能と、
    を有する電子カルテ管理装置。
  10. コンピュータに、
    第1のユーザによる入力に応じて第1の端末から電子カルテの開示請求を受信する機能と、
    前記開示請求に応じて、前記第1のユーザに関連付けられた第2のユーザの第2の端末へ通知を送信する機能と、
    前記第2のユーザによる入力に応じて前記第2の端末から前記電子カルテの開示の態様の選択の情報を受信する機能と、
    前記選択の情報に応じた態様で、前記第1のユーザの電子カルテを前記第1のユーザに開示可能に設定する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
JP2017165811A 2017-08-30 2017-08-30 電子カルテの開示のための管理方法、管理装置及びプログラム Active JP6910617B2 (ja)

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