JP2001256193A - コンテンツ流通管理方法および装置とコンテンツ流通管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

コンテンツ流通管理方法および装置とコンテンツ流通管理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001256193A
JP2001256193A JP2000069357A JP2000069357A JP2001256193A JP 2001256193 A JP2001256193 A JP 2001256193A JP 2000069357 A JP2000069357 A JP 2000069357A JP 2000069357 A JP2000069357 A JP 2000069357A JP 2001256193 A JP2001256193 A JP 2001256193A
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JP2000069357A
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Tomohiro Hasegawa
知洋 長谷川
Chiharu Kagami
千春 加賀美
Kunihiro Moriga
邦広 森賀
Yoshihiro Umemoto
佳宏 梅本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、要求条件の正当性を保証・検証す
るに有効なコンテンツ流通管理方法および装置とコンテ
ンツ流通管理プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 コンテンツ提供主体とコンテンツ利用主
体とコンテンツ利用認証主体との間の流通を管理すると
きのコンテンツ流通管理装置であって、前記コンテンツ
提供主体が、コンテンツと開示利用規定とを保持するコ
ンテンツ蓄積手段と、この保持されるコンテンツと開示
利用規定の集合に対して、この開示利用規定とコンテン
ツ利用主体から提示される要求利用規定に基づいて、当
該コンテンツ利用主体に対して開示可能なコンテンツを
検索、提示するコンテンツ検索手段とを具備し、前記コ
ンテンツ利用認証主体が、一意に識別可能なIDを発行
するID発行手段と、前記コンテンツ提供主体から提示
されるIDに対する要求利用規定の正当性を判定するI
D検証手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子商取引
や医療の分野において、コンテンツの管理や流通を行う
際のコンテンツ利用に関する利用者の利便性向上を図り
得るコンテンツ流通管理方法および装置とコンテンツ流
通管理プログラムを記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インターネット上でオンラインショッピ
ングや電子商取引を行う際は、認証、顧客管理、マーケ
ティング、配達先情報の提示などの必要性から利用者の
個人情報(一種のコンテンツ)の入力が不可欠であっ
た。利用者は商品購入やサービス提供を受ける度に個人
情報の入力を要求され、同じような情報をその都度、入
力しなければならなかった。さらに、その個人情報の入
力の煩わしさに加え、提供した自分の個人情報が、どこ
でどのように使用されているのか、また知らないところ
で公開、流通されたりしないのかという不安があった。
【0003】上記問題を解決するための技術としては、
WWWコンソーシアム(World WideWeb Consortium(W3
C)でWorking Draft )として検討中のP3P(Platform
forPrivacy Preference Project )などがある。この
P3PはWWWのサーバとクライアントとの間での個人
情報の受け渡し方法を定めた仕様であり、Webサイト
を訪れた利用者の個人情報に対して、{開示/拒否/拒
否の場合の代替条件}を設定することで個人情報の保護
を可能にしている。
【0004】具体的には、Webサイトが個人情報を入
手するとき、取得したい個人情報の項目、利用目的や開
示する範囲などをWebサイトのプライバシーに関する
要求として利用者に明示し、利用者はその説明内容に応
じて、個人情報の開示に{合意/拒否/代替条件}を採
用するか選択することができる。
【0005】すなわち、Webサイトが予めプライバシ
ーに関する要求を宣言し、利用者が個人情報のデータセ
ットと開示のための条件設定を用意しておけば、Web
サイトの要求と利用者の設定とを比較し、自動的に合意
に至ることを可能にしている。また、合意に至らなくて
もWebサイトが利用目的に応じて複数の要求を宣言し
ていれば、別の要求に対して合意に至ることができる。
さらに、Webサイトは、利用者が訪れる度にプライバ
シーに関する要求を送らなくても、以前合意が取れたも
のに関しては、再取得の手間を省くことを可能にしてい
るので、同じ情報を何度も入力する必要がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、提供者は利用者が申請する利用目的や利
用期間などの要求条件に応じてコンテンツを提供する仕
組みであることから、利用者が別の人物になりすまし
て、コンテンツの要求を行ったり、利用目的や利用期間
などの要求条件の内容を偽ってコンテンツの要求を行っ
たりすると、現実世界での利用者本来の権限ならば入手
し得ないような情報でも開示されてしまう可能性を否定
できなかった。特に利用するコンテンツが医療情報、資
産情報などの重要な個人情報の場合には、重大な問題と
なる。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、本人性および利用目的や利用期間などの要求条件の
正当性を保証・検証するに有効なコンテンツ流通管理方
法および装置とコンテンツ流通管理プログラムを記録し
た記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、少なくとも1つ以上のコンテンツを
供することが可能なコンテンツ提供主体と、このコンテ
ンツ提供主体から開示されるコンテンツの提供を受ける
コンテンツ利用主体と、このコンテンツ利用主体のコン
テンツ利用に関する認証を行うコンテンツ利用認証主体
との間のコンテンツ流通を管理するときのコンテンツ流
通管理方法であって、前記コンテンツ提供主体が、前記
コンテンツと当該コンテンツに対する開示利用規定との
組を保持し、この保持される個々の開示利用規定と、コ
ンテンツ利用主体から提示される要求利用規定に基づい
て、当該コンテンツ利用主体に対して開示可能なコンテ
ンツを検索して、提示し、前記コンテンツ利用認証主体
が、前記コンテンツ利用主体から提示される要求利用規
定に対して、一意に識別可能なIDを発行すると共に、
前記コンテンツ提供主体から提示されるIDに基づき、
該IDに対する要求利用規定の正当性を判定することを
要旨とする。
【0009】本発明では、コンテンツとその開示条件を
規定した開示利用規定とからなる組を構文解析プログラ
ムを用いて構文解析し、解析結果を記憶装置に蓄積す
る。また、コンテンツと開示利用規定への索引を作成す
ることで、該情報に高速にアクセスすることができる。
【0010】本発明のコンテンツ検索手段は、コンテン
ツ蓄積手段が作成した索引に基づいて、コンテンツ提供
主体とコンテンツ利用主体の両者の条件を満たすコンテ
ンツを検索し、該コンテンツを提示する。検索条件とし
て与えられる要求利用規定の内容とコンテンツ提供主体
が定めた開示利用規定の内容に応じて、コンテンツを検
索するので、同一のコンテンツを要求したとしてもコン
テンツ利用主体に応じて、異なるコンテンツを開示する
ことができる。また、要求条件の内容に応じても異なる
コンテンツを開示することができる。
【0011】本発明のID発行手段は、コンテンツ利用
主体が提示する要求利用規定を構文解析プログラムを用
いて構文解析し、コンテンツ利用主体が要求する利用目
的や利用期間などの要求条件が該コンテンツ利用主体に
許可される権限の範囲内であるかどうかを検査する。検
査の結果、許可される権限の範囲内であれば、該要求条
件に対して、前記コンテンツ流通プラットフォームにお
いて一意に識別可能なIDを発行し、個々の要求条件に
対して発行したIDをもとに構成される該要求利用規定
に対するIDと対応する要求利用規定に関する情報も登
録・管理する。要求条件ごとに一意に識別可能なIDを
付与することで、該要求条件の要求者の特定や要求条件
の正当性の検証に該IDを用いることができる。
【0012】本発明のID検証手段は、コンテンツ提供
主体から提示されたID(またはコンテンツ提供主体か
ら提示されたIDと対応する要求利用規定の組)とID
発行手段で記録した発行済みID(または、ID発行手
段で記録した発行済みIDと対応する要求利用規定の
組)との比較を行い、過去に発行したIDであるかどう
かを検査することで、該IDを付与したコンテンツ利用
主体および該要求利用規定における要求条件に変更や改
竄がないことを検証することができる。変更や改竄がな
ければ、コンテンツ提供主体に対して、コンテンツ利用
主体の正当性およびコンテンツ利用主体の要求利用規定
の正当性を保証することができる。
【0013】また、本発明は、開示利用規定が、少なく
とも、個々のコンテンツ利用主体の属性や利用履歴、コ
ンテンツの利用条件、環境情報に応じて異なる利用条件
のいずれか1つを規定したものであることを要旨とす
る。
【0014】本発明では、IDを付与したコンテンツ利
用主体および要求利用規定における要求条件に変更や改
竄がないことを検証することができると共に、変更や改
竄がなければ、コンテンツ提供主体に対して、コンテン
ツ利用主体の正当性およびコンテンツ利用主体の要求利
用規定の正当性を保証することができる。
【0015】また、本発明は、要求利用規定が、コンテ
ンツ利用に関する個々の要求条件である利用目的と利用
期間のいずれかを規定したものであることを要旨とす
る。
【0016】また、本発明は、コンテンツ利用認証主体
が、前記要求利用規定と当該要求利用規定に対するID
との組、または前記要求利用規定から抽出される特徴情
報と当該要求利用規定に対するIDとの組を登録・管理
し、コンテンツ提供主体から提示されたID、または要
求利用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組に基
づき、該IDの正当性および要求利用規定と当該要求利
用規定に対するIDの正当性の検証を行うことを要旨と
する。
【0017】また、本発明は、少なくとも1つ以上のコ
ンテンツを供することが可能なコンテンツ提供主体と、
このコンテンツ提供主体から開示されるコンテンツの提
供を受けるコンテンツ利用主体と、このコンテンツ利用
主体のコンテンツ利用に関する認証を行うコンテンツ利
用認証主体との間のコンテンツ流通を管理するときのコ
ンテンツ流通管理装置であって、前記コンテンツ提供主
体が、コンテンツと当該コンテンツに対する開示利用規
定との組を保持するコンテンツ蓄積手段と、このコンテ
ンツ蓄積手段に保持されるコンテンツと当該コンテンツ
に対する開示利用規定との組の集合に対して、この保持
されている個々の開示利用規定とコンテンツ利用主体か
ら提示される要求利用規定に基づいて、当該コンテンツ
利用主体に対して開示可能なコンテンツを検索して、提
示するコンテンツ検索手段とを具備し、前記コンテンツ
利用認証主体が、前記コンテンツ利用主体から提示され
る要求利用規定に対して、一意に識別可能なIDを発行
するID発行手段と、前記コンテンツ提供主体から提示
されるIDに基づき、該IDに対する要求利用規定の正
当性を判定するID検証手段とを具備することを要旨と
する。
【0018】本発明では、IDを付与したコンテンツ利
用主体および要求利用規定における要求条件に変更や改
竄がないことを検証することができると共に、変更や改
竄がなければ、コンテンツ提供主体に対して、コンテン
ツ利用主体の正当性およびコンテンツ利用主体の要求利
用規定の正当性を保証することができる。
【0019】また、本発明は、開示利用規定が、少なく
とも、個々のコンテンツ利用主体の属性や利用履歴、コ
ンテンツの利用条件、環境情報に応じて異なる利用条件
のいずれか1つを規定したものであることを要旨とす
る。
【0020】また、本発明は、要求利用規定が、コンテ
ンツ利用に関する個々の要求条件である利用目的と利用
期間のいずれかを規定したものであることを要旨とす
る。
【0021】また、本発明は、コンテンツ利用認証主体
が、前記要求利用規定と当該要求利用規定に対するID
との組、または前記要求利用規定から抽出される特徴情
報と当該要求利用規定に対するIDとの組を登録・管理
し、コンテンツ提供主体から提示されたID、または要
求利用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組に基
づき、該IDの正当性および要求利用規定と当該要求利
用規定に対するIDの正当性の検証を行うことを要旨と
する。
【0022】また、本発明は、少なくとも1つ以上のコ
ンテンツを供することが可能なコンテンツ提供主体と、
このコンテンツ提供主体から開示されるコンテンツの提
供を受けるコンテンツ利用主体と、このコンテンツ利用
主体のコンテンツ利用に関する認証を行うコンテンツ利
用認証主体との間のコンテンツ流通を管理するときのコ
ンテンツ流通管理プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、前記コンテンツ提供主
体が、前記コンテンツと当該コンテンツに対する開示利
用規定との組を保持し、この保持される個々の開示利用
規定と、コンテンツ利用主体から提示される要求利用規
定に基づいて、当該コンテンツ利用主体に対して開示可
能なコンテンツを検索して、提示し、前記コンテンツ利
用認証主体が、前記コンテンツ利用主体から提示される
要求利用規定に対して、一意に識別可能なIDを発行す
ると共に、前記コンテンツ提供主体から提示されるID
に基づき、該IDに対する要求利用規定の正当性を判定
することを特徴とするコンテンツ流通管理プログラムを
記録したことを要旨とする。
【0023】本発明では、コンテンツ流通管理プログラ
ムが記録媒体に記録して提供されるため、該記録媒体を
利用して、そのコンテンツ流通管理プログラムの流通性
が高まる。
【0024】さらに、本発明は、コンテンツ利用認証主
体が、前記要求利用規定と当該要求利用規定に対するI
Dとの組、または前記要求利用規定から抽出される特徴
情報と当該要求利用規定に対するIDとの組を登録・管
理し、コンテンツ提供主体から提示されたID、または
要求利用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組に
基づき、該IDの正当性および要求利用規定と当該要求
利用規定に対するIDの正当性の検証を行うことを要旨
とする。
【0025】本発明では、コンテンツ流通管理プログラ
ムが記録媒体に記録して提供されるため、該記録媒体を
利用して、そのコンテンツ流通管理プログラムの流通性
が高まる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0027】図1は本発明のコンテンツ流通管理方法が
適用されるコンテンツ流通管理装置の一実施の形態に係
るコンテンツ流通プラットフォームの概要を示すブロッ
ク図である。
【0028】同図に示すコンテンツ流通プラットフォー
ムは、インターネットなどのネットワーク環境におい
て、コンテンツ提供主体1とコンテンツ利用主体3とコ
ンテンツ利用認証主体5により構成される。
【0029】コンテンツ提供主体1は少なくとも1つ以
上のコンテンツと該コンテンツの利用条件を定めた開示
利用規定との組をコンテンツ入力装置から入力し、適
宜、構文解析プログラムを用いて構文解析を行い、記憶
装置上のデータベースなどに蓄積する。
【0030】コンテンツ利用主体3は、要求するコンテ
ンツに対する少なくとも1つ以上の要求条件を作成し、
要求利用規定としてまとめる。さらに、ID取得のため
に要求利用規定を入出力装置を介してコンテンツ利用認
証主体5に提示する。
【0031】コンテンツ利用認証主体5は、何らかの方
法を用いてコンテンツ利用主体3の現実世界およびネッ
トワーク環境における認証を行う。
【0032】次に図2を参照して、コンテンツ流通プラ
ットフォームをさらに詳細に説明する。まずコンテンツ
蓄積装置13とコンテンツ検索装置19とID発行装置
51とID検証装置55について説明する。
【0033】コンテンツ蓄積装置13は、コンテンツ蓄
積手段を構成すると共に、コンテンツとその開示条件を
規定した開示利用規定とからなる組を構文解析プログラ
ムを用いて構文解析し、解析結果を記憶装置に蓄積し、
また、コンテンツと開示利用規定に対する索引を作成す
る。
【0034】コンテンツ検索装置19は、コンテンツ検
索手段を構成すると共に、蓄積されたコンテンツと開示
利用規定とからなる組の集合に対し、検索条件としてコ
ンテンツ利用主体3から与えられる要求利用規定に基づ
いて、開示利用規定と図3に示す要求利用規定の両者の
条件を満たすコンテンツが検索され、該コンテンツ利用
主体3に開示可能なコンテンツの実体を提示する。
【0035】ID発行装置51は、ID発行手段を構成
すると共に、コンテンツ利用主体3が提示する要求利用
規定を構文解析プログラムを用いて構文解析し、また、
コンテンツ利用主体3の認証を行い、コンテンツ利用主
体3が要求する利用目的や利用期間などの要求条件(図
4参照)が該コンテンツ利用主体3に許可される権限の
範囲内であれば、該要求条件に対して、前記コンテンツ
流通プラットフォームにおいて一意に識別可能なIDを
発行し、個々の要求条件に対して発行したIDをもとに
構成される該要求利用規定に対するIDと対応する要求
利用規定に関する情報も登録・管理する。
【0036】ID検証装置55は、ID検証手段を構成
すると共に、コンテンツ提供主体1から提示されたI
D、またはコンテンツ提供主体1から提示されたIDお
よび該IDに対応する要求利用規定に基づき、記録して
ある発行済みID、または該IDに対応する要求利用規
定に関する情報と比較を行い、過去に発行したIDであ
るかどうかを確認する。過去に発行したIDである場合
は、該IDを付与したコンテンツ利用主体3および要求
利用規定の一致を検証し、変更や改竄がないことを確認
し、コンテンツ提供主体1に検証結果を通知する。
【0037】次に本実施形態の作用を説明する。コンテ
ンツ蓄積装置13は、コンテンツとその開示条件を規定
した開示利用規定とからなる組を構文解析プログラムを
用いて構文解析し、解析結果を記憶装置21に蓄積す
る。また、コンテンツと開示利用規定への索引を作成す
ることで、該情報に高速にアクセスすることができる。
【0038】コンテンツ検索装置19は、コンテンツ蓄
積装置13が作成した索引に基づいて、コンテンツ提供
主体1とコンテンツ利用主体3の両者の条件を満たすコ
ンテンツを検索し、該コンテンツを提示する。
【0039】検索条件として与えられる要求利用規定の
内容とコンテンツ提供主体1が定めた開示利用規定の内
容に応じて、コンテンツを検索するので、同一のコンテ
ンツを要求したとしてもコンテンツ利用主体3に応じ
て、異なるコンテンツを開示することができる。また、
要求条件の内容に応じても異なるコンテンツを開示する
ことができる。
【0040】ID発行装置51は、コンテンツ利用主体
3が提示する要求利用規定を構文解析プログラムを用い
て構文解析し、コンテンツ利用主体3が要求する利用目
的や利用期間などの要求条件が該コンテンツ利用主体3
に許可される権限の範囲内であるかどうかを検査する。
【0041】検査の結果、許可される権限の範囲内であ
れば、該要求条件に対して、前記コンテンツ流通プラッ
トフォームにおいて一意に識別可能なIDを発行し、個
々の要求条件に対して発行したIDをもとに構成される
該要求利用規定に対するIDと対応する要求利用規定に
関する情報も登録・管理する。要求条件ごとに一意に識
別可能なIDを付与することで、該要求条件の要求者の
特定や要求条件の正当性の検証に該IDを用いることが
できる。
【0042】ID検証装置55は、コンテンツ提供主体
1から提示されたID(またはコンテンツ提供主体1か
ら提示されたIDと対応する要求利用規定の組)とID
発行装置51で記録した発行済みID(または、ID発
行装置51で記録した発行済みIDと対応する要求利用
規定の組)との比較を行い、過去に発行したIDである
かどうかを検査することで、該IDを付与したコンテン
ツ利用主体3および該要求利用規定における要求条件に
変更や改竄がないことを検証することができる。変更や
改竄がなければ、コンテンツ提供主体1に対して、コン
テンツ利用主体3の正当性およびコンテンツ利用主体3
の要求利用規定の正当性を保証することができる。
【0043】次に図5を参照して、コンテンツ流通プラ
ットフォームの具体的に構成およびその作用を詳細に説
明する。
【0044】インターネットなどのネットワーク環境に
おいて、コンテンツ提供主体1は少なくとも1つ以上の
コンテンツと該コンテンツの利用条件を定めた開示利用
規定との組をコンテンツ入力装置11から入力し、コン
テンツ蓄積装置13の構文解析プログラムを用いて構文
解析を行い、記憶装置21上のデータベースなどに蓄積
する。
【0045】コンテンツ利用主体3は、要求するコンテ
ンツに対する少なくとも1つ以上の要求条件を作成し、
要求利用規定としてまとめる。
【0046】図3に示すように、例えば要求利用規定
は、コンテンツ利用主体情報と1つ以上の要求条件から
構成されている。コンテンツ利用主体情報には、例えば
コンテンツ利用主体3の識別子や氏名、住所、電話番
号、生年月日、性別、電子メールアドレスなどの個人情
報、趣味や嗜好などの属性情報、過去のコンテンツ利用
状況の履歴情報などが記述されている。
【0047】また、図4に示すように、例えば要求条件
には、利用者を識別可能な利用者名や利用者識別子、利
用したい対象コンテンツを表すURIやファイル名、コ
ンテンツIDなどのコンテンツ指示子、商用で利用する
のか学術・研究目的で利用するのか個人の範囲内で利用
するのか閲覧だけの目的なのか修正して再配布する目的
なのかといったコンテンツの利用目的、コンテンツの利
用期間(有効期限)などが記述される。
【0048】コンテンツ利用主体3は、ID取得のため
に該要求利用規定を入出力装置1を用いてコンテンツ利
用認証主体5に提示する。
【0049】コンテンツ利用認証主体5は、何らかの方
法を用いてコンテンツ利用主体3の現実世界およびネッ
トワーク環境における認証を行う。例えば、現実世界に
おける認証としてコンテンツ利用主体3の職業を調査
し、さらには要求内容が法律や条例などに抵触していな
いかを調査する。
【0050】一例として、コンテンツ提供主体1が扱う
コンテンツが電子カルテで、コンテンツ利用主体3の個
人情報の職業欄に医師だと記述されている場合は、現実
世界において実際に医師であるかどうかを調査し、要求
内容が法律や条例に違反していないかどうかを調査す
る。
【0051】一方、ネットワーク環境における認証とし
ては、RSAやDESなどの鍵暗号方式や電子署名、パ
スワード認証、SSLなどによる通信、ICカードなど
による認証などを単体もしくは組み合わせて利用するこ
とが考えられる。)ID発行装置51を用いて各要求条
件に対するIDを発行する。さらに、個々の要求条件に
対して発行したIDをもとに構成される該要求利用規定
に対するIDを発行し、発行済みIDと対応する要求利
用規定を登録・管理する。
【0052】ここで言うIDとは、単なる数字や記号の
文字列からなる識別子に留まらず、コンテンツIDフォ
ーラム(http://www.cidf.org/)におけるコンテンツI
DのようにIDが識別する元データに対するメタデータ
やサムネイルとなる場合もある。
【0053】コンテンツ利用主体3は、コンテンツ利用
認証主体5から取得したIDと該IDに対応する要求利
用規定をコンテンツ提供主体1に提示することでコンテ
ンツの開示を要求する。
【0054】コンテンツ提供主体1は、第2の入出力装
置を用いて、コンテンツ利用主体3から提示されたID
と対応する要求利用規定の正当性の確認をコンテンツ利
用認証主体5に依頼する。
【0055】コンテンツ利用認証主体5は、ID検証装
置55を用いて、例えば、登録済みのIDおよび要求利
用規定の中にコンテンツ提供主体1から提示されたID
および対応する要求利用規定と一致するものがあるかど
うかの検索を行う。一致が確認された場合、コンテンツ
提供主体1から提示されたIDおよび対応する要求利用
規定の正当性を保証し、検証結果をコンテンツ提供主体
1に通知する。
【0056】コンテンツ提供主体1は、コンテンツ利用
認証主体5から正当性を保証された要求利用規定を検索
キーとし、コンテンツ検索装置19を用いて、蓄積済み
のコンテンツおよび蓄積済みの開示利用規定の開示条件
とパターンマッチングなどで比較を行い、該コンテンツ
利用主体3に開示可能なコンテンツの検索を行う。検索
されたコンテンツの実体はコンテンツ提供主体1とコン
テンツ利用主体3の両者の条件を満たしたものとしてコ
ンテンツ利用主体3の表示装置35に提示される。
【0057】例えば、前記実施の形態を医療分野に当て
はめてみると、コンテンツの実体が電子カルテなどに相
当する。例えば、電子カルテには、患者の名前や住所、
性別、年齢などの個人情報に加えて、症状、病名、医師
の所見、処方記録などの診察記録がXMLなどの構造化
文書として記録される。
【0058】また、コンテンツ提供主体1を患者の担当
医、コンテンツ利用主体3(1)を患者、コンテンツ利
用主体3(2)を他の病院の医師、コンテンツ利用主体
3(3)を医学生だと仮定すると、担当医は、自分が診
察した患者の診察記録をXMLなどの構造化文書形式で
電子カルテとして作成し、誰にどの部分をどんな目的で
なら開示しても構わないといった開示のための条件をル
ールペースで記述し、開示利用規定としてまとめ、対応
する電子カルテとともに記憶装置に蓄積し、高速な検索
が可能なように索引を作成しておく。
【0059】患者は、まず自分の電子カルテの過去の処
方記録とアレルギーに関する情報を要求する要求利用規
定を要求利用規定作成ツールなどで作成する。要求利用
規定はXMLなどの構造化文書として保存され、ID発
行センターなどのコンテンツ利用認証主体5に送られ
る。
【0060】コンテンツ利用認証主体5は、患者の公開
鍵などで確かに患者本人から提示された要求利用規定で
あることを確認するとともに、現実世界における患者の
名前や住所、職業、性別、年齢などを調査し、要求利用
規定のコンテンツ利用主体情報に虚偽の記述がないかを
確認する。要求利用規定の要求事項に問題がなければ、
そのコンテンツを一意に特定可能なIDを発行し、該I
Dとともに要求利用規定も記憶装置などに登録してお
く。
【0061】IDの交付を受けた患者は、該IDと対応
する要求利用規定を担当医に提示することで電子カルテ
の開示を要求する。
【0062】担当医は、提示されたIDと対応する要求
利用規定をコンテンツ利用認証主体5に提示し、正当な
要求であるかどうか検証を依頼する。
【0063】コンテンツ利用認証主体5は、担当医から
提示されたIDが過去に自分が発行したIDであるかど
うか調査し、過去に発行したIDであれば、該IDを検
索キーとして、登録済みの要求利用規定の中から該ID
に対応する要求利用規定を検索し、担当医から提示され
た要求利用規定と同一のものであるかを調査し、同一の
ものであれば、担当医が提示したIDと対応する要求利
用規定が正当であることを保証し、担当医にその旨を通
知するかまたはコンテンツ利用認証主体5が保証したこ
とを示す電子署名を要求利用規定に追加する。
【0064】担当医は、蓄積している電子カルテと個々
のカルテの開示条件を規定した開示利用規定に対して、
正当性が保証された要求利用規定を検索キーとして、患
者に開示可能な電子カルテの検索を行う。例えばこのと
き、要求利用規定における利用目的と開示利用規定にお
ける利用目的の一致を比較したり、開示利用規定を調
べ、該患者に開示可能な電子カルテの項目を検索したり
する。検索の結果、該患者に開示可能な電子カルテが開
示される。
【0065】このとき、自分自身の診察記録の大部分を
閲覧可能であるが、例え要求したとしても、医師の所見
など患者には開示されない部分があったり、投薬情報を
修正することはできないなどの制約がある。
【0066】同様の手順で、他の病院の医師は、患者が
転院した際には、コンテンツ提供主体1である担当医と
ほぼ同等の権限が取得でき、また患者の個人情報が伏せ
られた状態(つまり匿名)であれば、電子カルテの診察
記録を見ることができる。
【0067】また、医学生は、患者のデータを研究目的
ならば、統計情報などとして利用可能であるが、患者個
人を特定可能な名前や住所などの個人情報は開示され
ず、匿名性に配慮されていたりする。
【0068】尚、コンテンツ利用認証主体5が発行する
IDは、該コンテンツ利用主体3が、医者なのか医学生
なのか患者なのかその他の無関係な人なのかといったこ
とを認証、保証するためにも用いることができる。
【0069】上記実施の形態は、コンテンツ利用主体3
である患者がコンテンツ提供主体1である担当医にコン
テンツ利用認証主体5から発行を受けたIDと対応する
要求利用規定とを提示し、担当医は、提示されたIDと
対応する要求利用規定の正当性の検証を行うために、患
者から提示されたIDと対応する要求利用規定の両方を
コンテンツ利用認証主体5に提示するモデルであった
が、この他にも図6で示すようなモデルとすることも可
能である。
【0070】図6で示す実施の形態が、図1で示される
上記実施の形態と異なる点は、コンテンツ利用主体3で
ある患者がコンテンツ提供主体1である担当医に電子カ
ルテの開示を要求する際、IDと対応する要求利用規定
を提示するのではなく、コンテンツ利用認証主体5から
発行されたIDのみを提示し、担当医は、患者の要求の
正当性検証及び要求利用規定の取得のために、患者から
提示されたIDのみをコンテンツ利用認証主体5に提示
することにある。
【0071】また、コンテンツ利用認証主体5は、コン
テンツ提供主体1から提示されたIDと過去に発行した
IDとの一致比較を行い、該患者を認証した後、過去に
発行したIDであれば、該IDに対応する記録済みの要
求利用規定をコンテンツ提供主体1に提示するというモ
デルである。担当医は、患者から提示されたIDと引き
換えにコンテンツ利用認証主体5から患者の要求利用規
定を入手するかたちになる。
【0072】次に、コンテンツと開示利用規定の数量的
な関係について、説明する。つまり、コンテンツと開示
利用規定が{1:1}の関係では無く、{多:多}の関
係の場合について説明する。
【0073】まず、1つの開示利用規定が複数のコンテ
ンツの利用制約を規定していることがある。例えば、電
子カルテをコンテンツとして考えた場合、ある病院のす
べての電子カルテを外部に開示する際に、適用する開示
利用規定は、例えば院長が作成した1つの開示利用規定
だけで済ましたい場合等が考えられる。
【0074】個々の電子カルテは、患者や担当医こそ異
なっても、その病院内の{電子カルテの利用/開示}に
関する方針だけを決めておけば良いので、個々のコンテ
ンツに対して作成する開示利用規定の省力化という効果
が考えられる。
【0075】また、1つのコンテンツが複数の開示利用
規定から制約を受ける場合も考えられる。例えば、やは
りコンテンツを電子カルテと想定すると、ある患者の電
子カルテに対して、病院の院長の開示利用規定が適用さ
れる。さらに、病院内の内科、外科などの部門毎にも開
示利用規定が決められており、最終的な判断は担当医が
決めるということで、担当医の開示利用規定がつけられ
ているような場合が考えられる。つまり、院長の開示利
用規定>内科部長の開示利用規定>担当医の開示利用規
定という順に開示利用規定の制約が厳しくなるような場
合が考えられる。
【0076】これにより、特に開示条件を規定しない場
合は、それより上位の開示利用規定で決められている制
約をそのまま適用することができ、柔軟な開示利用規定
の指定が可能となる効果を得ることができる。
【0077】このようなコンテンツ流通管理方法はコン
テンツ流通管理プログラムにより実現され、該プログラ
ムは記録媒体に記録して提供されるため、該記録媒体を
利用して、そのコンテンツ流通管理プログラムの流通性
を高めることができる。
【0078】尚、上記の実施形態では医用管理システム
に適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれ
に限定されること無く、例えば任意の社内情報管理シス
テム等の適宜のコンテンツの流通管理に適用することが
できる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテンツ利用主体の現実世界における権限を反映し
て、コンテンツ利用主体の属性情報や時間、場所などの
環境情報、利用目的などに応じてコンテンツの開示/非
開示を制御することができ、コンテンツの保護と流通の
活性化を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ流通管理装置の一実施形態
に係るコンテンツ流通プラットフォームの概要を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る実施形態例におけるコンテンツ流
通管理装置の概略を示すブロック図である。
【図3】要求利用規定の一例を示す図である。
【図4】要求条件の一例を示す図である。
【図5】図2に示すコンテンツ流通管理装置の構成を詳
細に示すブロック図である。
【図6】本発明に係る他の実施の形態におけるコンテン
ツ流通プラットフォームの概要を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,61 コンテンツ提供主体 3,63 コンテンツ利用主体 5,65 コンテンツ利用認証主体 11 コンテンツ入力装置 13 コンテンツ蓄積装置 15 開示利用規定入力装置 17 検索条件入力装置 19 コンテンツ検索装置 21 記憶装置 23 ID検証依頼装置 30 コンテンツ利用装置 31 要求利用規定入力装置 33 ID発行依頼装置 35 表示装置 50 コンテンツ利用認証装置 51 ID発行装置 53 記憶装置 55 ID検証装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 302 G06F 17/60 302E 9A001 512 512 G09C 1/00 660 G09C 1/00 660B H04L 9/32 H04L 9/00 671 (72)発明者 森賀 邦広 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 梅本 佳宏 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA05 CA16 5B049 AA05 BB00 EE05 GG02 5B075 KK07 KK43 KK54 KK63 5B085 AE01 5J104 AA12 NA06 PA07 PA10 9A001 JJ25 JJ27 JJ67 LL03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上のコンテンツを供す
    ることが可能なコンテンツ提供主体と、このコンテンツ
    提供主体から開示されるコンテンツの提供を受けるコン
    テンツ利用主体と、このコンテンツ利用主体のコンテン
    ツ利用に関する認証を行うコンテンツ利用認証主体との
    間のコンテンツ流通を管理するときのコンテンツ流通管
    理方法であって、 前記コンテンツ提供主体が、前記コンテンツと当該コン
    テンツに対する開示利用規定との組を保持し、この保持
    される個々の開示利用規定と、コンテンツ利用主体から
    提示される要求利用規定に基づいて、当該コンテンツ利
    用主体に対して開示可能なコンテンツを検索して、提示
    し、 前記コンテンツ利用認証主体が、前記コンテンツ利用主
    体から提示される要求利用規定に対して、一意に識別可
    能なIDを発行すると共に、前記コンテンツ提供主体か
    ら提示されるIDに基づき、該IDに対する要求利用規
    定の正当性を判定することを特徴とするコンテンツ流通
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記開示利用規定が、少なくとも、個々
    のコンテンツ利用主体の属性や利用履歴、コンテンツの
    利用条件、環境情報に応じて異なる利用条件のいずれか
    1つを規定したものであることを特徴とする請求項1記
    載のコンテンツ流通管理方法。
  3. 【請求項3】 前記要求利用規定が、コンテンツ利用に
    関する個々の要求条件である利用目的と利用期間のいず
    れかを規定したものであることを特徴とする請求項1記
    載のコンテンツ流通管理方法。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツ利用認証主体が、前記要
    求利用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組、ま
    たは前記要求利用規定から抽出される特徴情報と当該要
    求利用規定に対するIDとの組を登録・管理し、 コンテンツ提供主体から提示されたID、または要求利
    用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組に基づ
    き、該IDの正当性および要求利用規定と当該要求利用
    規定に対するIDの正当性の検証を行うことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1に記載のコンテンツ流通
    管理方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つ以上のコンテンツを供す
    ることが可能なコンテンツ提供主体と、このコンテンツ
    提供主体から開示されるコンテンツの提供を受けるコン
    テンツ利用主体と、このコンテンツ利用主体のコンテン
    ツ利用に関する認証を行うコンテンツ利用認証主体との
    間のコンテンツ流通を管理するときのコンテンツ流通管
    理装置であって、 前記コンテンツ提供主体が、 コンテンツと当該コンテンツに対する開示利用規定との
    組を保持するコンテンツ蓄積手段と、 このコンテンツ蓄積手段に保持されるコンテンツと当該
    コンテンツに対する開示利用規定との組の集合に対し
    て、この保持されている個々の開示利用規定とコンテン
    ツ利用主体から提示される要求利用規定に基づいて、当
    該コンテンツ利用主体に対して開示可能なコンテンツを
    検索して、提示するコンテンツ検索手段とを具備し、 前記コンテンツ利用認証主体が、 前記コンテンツ利用主体から提示される要求利用規定に
    対して、一意に識別可能なIDを発行するID発行手段
    と、 前記コンテンツ提供主体から提示されるIDに基づき、
    該IDに対する要求利用規定の正当性を判定するID検
    証手段とを具備することを特徴とするコンテンツ流通管
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記開示利用規定が、少なくとも、個々
    のコンテンツ利用主体の属性や利用履歴、コンテンツの
    利用条件、環境情報に応じて異なる利用条件のいずれか
    1つを規定したものであることを特徴とする請求項5記
    載のコンテンツ流通管理装置。
  7. 【請求項7】 前記要求利用規定が、コンテンツ利用に
    関する個々の要求条件である利用目的と利用期間のいず
    れかを規定したものであることを特徴とする請求項5記
    載のコンテンツ流通管理装置。
  8. 【請求項8】 前記コンテンツ利用認証主体が、前記要
    求利用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組、ま
    たは前記要求利用規定から抽出される特徴情報と当該要
    求利用規定に対するIDとの組を登録・管理し、 コンテンツ提供主体から提示されたID、または要求利
    用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組に基づ
    き、該IDの正当性および要求利用規定と当該要求利用
    規定に対するIDの正当性の検証を行うことを特徴とす
    る請求項5乃至7のいずれか1に記載のコンテンツ流通
    管理装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つ以上のコンテンツを供す
    ることが可能なコンテンツ提供主体と、このコンテンツ
    提供主体から開示されるコンテンツの提供を受けるコン
    テンツ利用主体と、このコンテンツ利用主体のコンテン
    ツ利用に関する認証を行うコンテンツ利用認証主体との
    間のコンテンツ流通を管理するときのコンテンツ流通管
    理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、 前記コンテンツ提供主体が、前記コンテンツと当該コン
    テンツに対する開示利用規定との組を保持し、この保持
    される個々の開示利用規定と、コンテンツ利用主体から
    提示される要求利用規定に基づいて、当該コンテンツ利
    用主体に対して開示可能なコンテンツを検索して、提示
    し、 前記コンテンツ利用認証主体が、前記コンテンツ利用主
    体から提示される要求利用規定に対して、一意に識別可
    能なIDを発行すると共に、前記コンテンツ提供主体か
    ら提示されるIDに基づき、該IDに対する要求利用規
    定の正当性を判定することを特徴とするコンテンツ流通
    管理プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記コンテンツ利用認証主体が、前記
    要求利用規定と当該要求利用規定に対するIDとの組、
    または前記要求利用規定から抽出される特徴情報と当該
    要求利用規定に対するIDとの組を登録・管理し、コン
    テンツ提供主体から提示されたID、または要求利用規
    定と当該要求利用規定に対するIDとの組に基づき、該
    IDの正当性および要求利用規定と当該要求利用規定に
    対するIDの正当性の検証を行うことを特徴とする請求
    項9記載のコンテンツ流通管理プログラムを記録した記
    録媒体。
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