JP5684761B2 - 医療支援装置及び医療支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、医療支援を行う医療支援装置及び医療支援方法に関するものである。
医師は、自身の専門分野以外の分野の疾病を有する患者の診療を行なわなければならない場合が多くある。例えば、地方の病院や診療所は、幅広い分野の診療を行なっているが専門分野を持たない総合医しかいない場合が多いため、日常的に専門分野以外の分野の疾病の診療が行なわれている。また、救急医療の現場では、どのような疾病を抱えた患者が救急搬送されてくるか分らないため、当直の担当医は自身の専門分野以外の分野の疾病を診療しなければならない。しかし、疾病の内容によっては、専門分野外の医師による診断では適正な診療を行なうことが難しいことがある。
上記問題を解決するために、専門分野の医師から診断、治療に関するアドバイス等の医療支援を受けられるようにした医療支援システムが知られている。この医療支援システムでは、インターネットなどの通信手段を介して、病院の担当医の所見や、治療状況、検査結果、検査画像、専門医の意見等の医療情報の配信する医療支援システムが知れられている。この医療支援システムにより、専門医からのアドバイスを受けて、担当医が治療等を行うことができるようになる。
医療情報は、例えば、患者の年齢、性別、病歴等、患者の個人情報を含んでいるため、適正に取り扱われる必要がある。一般的に、情報漏洩を防止するための技術として、送信するデータに有効期限を付して、そのデータが有効期限の到来で削除あるいは再生不可とする技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2011−23024号公報
特許文献1のように、医療情報に有効期限を付して配信を行えば、その有効期限の到来により医療情報が見られなくなるが、それまでは医療情報を見ることは可能であり、対応が得られない医師等に医療情報の配信が継続されることは好ましくない。しかしながら、対応が得られる専門医や担当医を事前に特定することは難しく、またそのように事前に特定することは効率が極めて悪いという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、配信先の設定を容易にしながら患者の個人情報の保護を図ることができる医療支援装置及び医療支援方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の医療支援装置は、患者の医療支援のために患者の疾病に関する一連の医療情報の交換が複数の端末の間で行われる医療支援セッションを支援する医療支援装置であって、医療支援セッションで最初に配信される第1の医療情報を生成する第1情報生成部と、第1の医療情報を暗号化し、暗号化された第1の医療情報に復号可能な有効期限を設定する期限設定部と、第1の医療情報以降の第2の医療情報を生成する第2情報生成部と、第1の医療情報及びこの第2の医療情報を配信する配信部と、有効期限と現在日時とを比較し、現在日時が有効期限よりも前である場合には第1の医療情報の復号を行い、現在日時が有効期限以降である場合には第1の医療情報の復号を行わない期限管理部を有する複数の端末のうち、第1の医療情報については指定される全ての端末に配信させ、第2の医療情報については、第1の医療情報の送信後に医療支援セッションへの参加通知を返した端末のみに配信されるように配信部を制御する配信制御手段と、を備えるものである。
端末の利用者が医療支援セッションへの参加が可能な正規の登録者であるか否かを端末から送信される認証情報に基づいて判断する認証部を備え、配信制御手段は、参加通知を返し、かつ認証部によって利用者が正規の登録者と判断された端末に対して第2の医療情報を配信するのがよい。
また、第2の医療情報を配信する端末に対して、第1の医療情報に設定された有効期限を延長する期限延長部を備えるのがよい。
また、所定の期間内に参加通知を返さない端末に対して第1の医療情報を削除する情報削除部を備えるのがよい。
また、第1の医療情報が、医療支援セッションにより患者の医療支援を要請するための支援要請とともに配信される要請時情報とするのがよい。
また、本発明の医療支援方法は、患者の医療支援のために患者の疾病に関する一連の医療情報の交換が複数の端末の間で行われる医療支援セッションを支援する医療支援方法であって、医療支援セッションで最初に配信される第1の医療情報を暗号化し、暗号化された第1の医療情報に復号可能な有効期限を設定する。また、暗号化及び有効期限が設定された第1の医療情報については、有効期限と現在日時とを比較し、現在日時が有効期限よりも前である場合には第1の医療情報の復号を行い、現在日時が有効期限以降である場合には第1の医療情報の復号を行わない期限管理部を有する複数の端末のうち、指定された全ての端末に配信する。第1の医療情報以降の第2の医療情報については、第1の医療情報の送信後に医療支援セッションへの参加通知を返した端末のみに配信するものである。
参加通知を返し、かつ端末の利用者が医療支援セッションへの参加が可能な正規の登録者であることが端末から送信される認証情報に基づいて確認された端末に対して第2の医療情報を配信するのがよい。
また、第2の医療情報を配信する端末に対して、第1の医療情報に設定された有効期限を延長するのがよい。
また、所定の期間内に参加通知を返さない端末に対して第1の医療情報を削除するのがよい。
また、第1の医療情報は、医療支援セッションにより患者の医療支援を要請するための支援要請とともに配信される要請時情報とするのがよい。
本発明によれば、医療支援セッションの最初に配信される第1の医療情報は、有効期限を付して、例えば担当医の操作などで予め設定された端末に配信し、それ以降の第2の医療情報については参加通知を返した端末のみに配信する。第1の医療情報については有効期限の到来で配信された端末での参照ができなくなり、第2の医療情報について不要な配信が回避される。これにより、第1の医療情報の配信先の設定を容易に設定して医療支援セッションを効率的に開始させながら、患者の個人情報を保護できる。
医療支援システムの構成を示す概略図である。 支援登録者データベースの構造を示す概略図である。 配信先データベースの構造を示す概略図である。 支援装置の機能を示すブロック図である。 医療支援セッション時の支援者端末の機能を示すブロック図である。 院内端末に表示される支援要請発行画面を示す説明図である。 支援者端末の支援要請受信画面を示す説明図である。 支援者端末の発言掲示板を示す説明図である。 支援者端末の発言入力画面を示す説明図である。 支援者端末の検査画像表示画面を示す説明図である。 院内端末に電子カルテ及び発言掲示板が表示されている状態を示す説明図である。 医療支援の要請手順を示すフローチャートである。 医療支援セッションの手順を示すフローチャートである。 支援者端末の期限管理部での処理手順を示すフローチャートである。 医療支援セッションに不参加の支援者端末に保存されている要請時情報を削除する例を示すフローチャートである。
図1において、本発明を実施した医療支援システム10は、予め登録された医療関係者(以下、支援登録者という)が担当医の判断や処置,医療業務等について支援できるようにするシステムである。医療支援システム10は、病院内に構築された院内システム11、この院内システム11に接続される支援者端末TS(TS1,TS2)とを備えている。院内システム11は、医療支援を望む病院に設置されており、医療支援を行なえるようにする支援装置12が接続されている。
上記医療支援システム10では、病院の担当医が院内システム11の院内端末13を用いて医療支援を要請したときに、支援装置12によって、外来や入院患者、救急搬送などで受け入れた患者の案件ごとに医療支援セッションが開始される。この医療支援セッションは、患者の医療支援のために、その患者の疾病に関する一連の医療情報の交換を行うものであり、医療支援を要請した担当医と、この要請を受けた支援登録者とがそれぞれの端末装置で患者の医療データを参照しながら、患者の診療についての意見交換や指示を行う。
また、本実施形態でいう医療支援とは、支援登録者が病院の担当医に代わって患者の診断・治療を行うこと、支援登録者が担当医の診断または治療のアドバイスを行なうこと、患者の状態の報告や医師の指示に基づく処置、検査・治療・処置・入院などのための設備や機器の手配を行うこと、それらに関する連絡などを行なうことなどである。支援登録者は、医師,看護士,検査技師など任意に設定できるが、病院の事務員などを対象に含めることもできる。
支援者端末TSとしては、支援登録者が携帯しているタブレット端末TS1や、支援登録者の自宅や勤務先などに設置したパ−ソナルコンピュータTS2などが用いられる。タブレット端末TS1には、例えば医療支援システム用の専用アプリケーション(以下、支援アプリケーションという)がインストールされたスマートフォンが用いられている。タブレット端末TS1は、ディスプレイTS1aが設けられており、このディスプレイTS1aに医療支援セッションのための各種の画面が表示される。また、ディスプレイTS1aは、タッチスクリーンになっており、このディスプレイTS1aへのタッチによって、医療支援セッション等での各種指示や文字の入力を行うことができる。
パ−ソナルコンピュータTS2は、それに支援アプリケーションがインストールされている。パ−ソナルコンピュータTS2は、そのモニタTS2aに医療支援セッションのための各種の画面を表示し、キーボードTS2bやマウスを使用して医療支援セッション等での各種指示や文字の入力を行う。
なお、支援者端末TSとしては、通信機能を有し、また各種画面を表示し、必要な入力を行うことができるものであればよく、パーソナル情報端末(PDA)やスマートフォン,携帯電話、ノート型PC等の種々の端末を用いることができる。また、支援者端末TSとして院内端末13を含め、担当医と同じ院内の支援登録者が院内端末13を用いて支援を行うことができるようにしてもよい。
支援者端末TSは、ネットワーク16によって院内システム11と接続される。ネットワーク16は、支援者端末TSと院内システム11との相互間で通信ができるように接続するものであれば、どのようなものであってもよく、インターネット、専用線、携帯電話回線、公衆無線LANなどや、それらが混在するものでもよい。支援者端末TSは、このネットワーク16を介して、病院外及び病院内で院内システム11と通信を行う。支援者端末TSと院内システム11は、例えばVPN接続されて情報漏洩の防止が図られる。
院内システム11は、上記支援装置12,院内端末13と、医療情報を提供する電子カルテサーバ18及び検査画像サーバ19と、これらを接続する院内LAN20と、ネットワーク16と支援装置12との間に設けられたファイヤーウォール21などで構成されている。医療情報を提供するサーバとしては、上記の各サーバ18,19を例にしているが、これらに限られず、提供すべき情報に応じたサーバを設ければよい。例えば血液検査や病理検査の結果を提供するサーバなどを設置してもよい。
院内LAN20は、インターネット技術を用いて病院内に構築されたネットワークであり、支援装置12,院内端末13,各サーバ18,19を通信可能に接続している。ファイヤーウォール21は、ネットワーク16を介した支援者端末TSと支援装置12との医療支援セッションのための通信だけを許容する。これにより、支援装置12や院内LAN20に接続された各機器への不正なアクセスを阻止し、情報漏洩や情報の改竄を防止する。
院内端末13は、外科や内科などの各診療科や救急センターの診察室、処置室等に配置してある。この院内端末13は、パ−ソナルコンピュータに電子カルテ用のプログラムや検査依頼プログラム、医療支援用プログラムなどからなるアプリケーションをインストールしたものである。院内端末13のモニタ13aには、電子カルテ、医療画像の他、医療支援を要請する際に用いられる支援要請発行画面や、医療支援セッション用の各種画面が表示される。院内端末13のキーボード13bやマウスは、電子カルテの参照・入力、X線撮影などの検査依頼や医療画像の参照操作の他、医療支援の要請や医療支援セッション内での発言を行う際の入力操作に利用される。また、院内端末13から支援装置12にアクセスし、支援登録者の解除や新規追加を行うこともできる。
院内端末13は、支援装置12に医療支援の要請のために、支援装置12に対して支援要請発行画面の設定・入力内容に基づいた支援要請発行指示を行なう。支援要請発行指示には、支援要請の配信先を指定する情報などが含まれる。院内端末13から医療支援の要請に受けた支援装置12は、医療支援セッションを開始するとともに、その医療支援グループに含まれる複数の支援登録者に医療情報を含む支援要請を配信して、医療支援セッションへの参加を要請する。
電子カルテサーバ18は、各患者のそれぞれについての基本情報や、診療情報を電子カルテデータベース18aに記録・保存し、必要に応じてそれら情報を提供する。電子カルテサーバ19は、患者の氏名、生年月日、性別、体重、伸長など患者固有の基本情報を基本情報レコードとして電子カルテデータベース18aに記録する。基本情報レコードには、患者ごとに付与された患者IDが記録されており、この患者IDによって患者に対応する基本情報レコードを識別する。新規の患者、すなわち患者IDがない患者に対しては、新規登録用端末(図示省略)上で基本情報の入力操作を行うことにより、新規の基本情報レコードが作成されて電子カルテデータベース18aに記録される。
また、電子カルテサーバ18は、診療情報を診療情報レコードとして電子カルテデータベース18aに記録する。診療情報レコードには、診療受付時に受付端末(図示省略)で発行される受付IDと上述の患者IDとが記録されている。また、診療情報としては、電子カルテに入力した例えば所見や投薬などの診療経過、検査データ、バイタルなどの他、担当医の担当医師IDが含まれる。検査画像がある場合には、その検査画像の検査画像IDも診療情報レコードに記録される。
検査画像サーバ19は、CT装置やMRI装置等のモダリティ23が接続されており、モダリティ23で得られるCT画像等の検査画像を検査画像データベース19aに記録・保存し、必要に応じてそれら情報を提供する。検査画像サーバ19は、院内端末13から検査依頼を受け付け、それに基づく指示をモダリティ23の操作端末23aに表示する。技師の操作によってモダリティ23による患者の撮影が完了すると、その撮影で得られる検査画像は、検査画像レコードとして検査画像データベース19aに記録される。検査画像レコードには、検査画像の他に、それ自体を特定するための検査画像ID、撮影時刻、撮影を行った技師に付与されている技師ID、受付ID、患者IDなどが含まれる。
電子カルテサーバ18,検査画像サーバ19は、医療支援セッションが開始されると、その医療支援セッションの対象案件の受付ID,患者IDが例えば支援装置12から通知される。この通知を受けると、電子カルテサーバ18は、その受付IDに対応する電子カルテの内容に更新があった場合には、その更新内容を、また検査画像サーバ19は、その患者IDに対応する検査画像が新たに撮影された場合には、その検査画像を支援装置12に送る。これにより、電子カルテの更新内容や新たに撮影された検査画像を自動的に配信する。なお、担当医の操作で、これらが配信されるようにしてもよい。
支援装置12は、管理サーバ25、端末制御サーバ26、配信サーバ27などで構成される。管理サーバ25は、支援登録者の登録・登録解除、医療支援時の参加の認証、支援登録者の医療支援セッションの参加管理等を行う。この管理サーバ25には、支援登録者が記録される支援登録者データベース25aが接続されている。
新規の支援登録者の登録や、既存の支援登録者の解除や、既存の支援登録者の情報変更は、院内端末13または管理専用端末(図示省略)を操作して管理サーバ25にアクセスすることで行う。新規の支援登録者の登録操作が行われた場合には、管理サーバ25は、新たな支援登録者レコードを作成して支援登録者データベース25aに記録し、登録解除操作が行われた場合には、その支援登録者レコードを支援登録者データベース25aから削除する。
支援登録者データベース25aの支援登録者レコードには、図2に示すように、支援登録者を識別する支援登録者ID、支援登録者の属性情報、認証用のID及びパスワード、使用端末情報、宛先情報などが記録される。属性情報としては、支援登録者の氏名、医師や看護師、検査技師などの役割情報、専門分野情報などが記録される。専門分野情報は、「循環器・血管」、「脳外科」,「呼吸器・肺外科」,「読影」等である。
使用端末情報は、支援登録者が使用する支援者端末TSを識別する情報であり、例えば支援者端末TSのネットワークインターフェースに付与されているMACアドレスやタブレット端末TS1の携帯電話用のSIMカードに記録されたIMSIと呼ばれる固有番号などを用いることができる。宛先情報は、IPアドレス、メールアドレス、携帯電話の電話番号などの使用端末情報に示される支援者端末TSに情報を送信する際の宛先を示すものである。
なお、同一の支援登録者について、使用端末情報,宛先情報が異なる支援登録者レコードを複数記録するなどして、複数の支援者端末TSを利用できるようにしてもよい。また、同一の支援者端末TSに対してMACアドレスやIMSIなどの複数の使用端末情報を記録して、支援者端末TSが利用する通信方式に応じた使用端末情報を用いて、医療支援セッションへの参加に対する認証を行ってもよい。
また、管理サーバ25には、配信先レコードが記録される配信先データベース28が接続されている。図3に示すように、配信先データベース28の配信先レコードは、支援登録者レコードに参加項目を付加したものとなっている。この配信先データベース28に対する配信先レコードの記録、及び配信先レコードの参加項目の内容の書き換えにより、配信サーバ27による各情報の配信先を制御する。
端末制御サーバ26は、支援アプリケーションを通して支援者端末TSを制御するものである。この端末制御サーバ26は、例えば1件の医療支援セッションが終了したときに、支援者端末TS上に保存されている配信情報の削除などを行う。また、詳細を後述するように、配信サーバ27によって配信される支援要請に含まれる要請時情報の参照期限の延長などを支援者端末TSに対して行う。
配信サーバ27は、支援要請を含む医療支援セッションの際の各種情報を支援者端末TSに配信する。配信サーバ27は、院内端末13からの支援要請発行指示に基づいて支援要請を生成して支援者端末TSに配信する。この支援要請には、要請時情報が含まれている。この要請時情報が最初に送信すべき第1の医療情報である。要請時情報には、配信サーバ27によって有効期限が付される。この有効期限は、支援者端末TSにおける要請時情報の参照を不可能とする期限である。支援要請後では、配信サーバ27は、担当医や参加者からの発言や、カルテの更新内容、新たな検査画像などを担当医の院内端末13及び参加者の各支援者端末TSに配信する。
また、配信サーバ27には、配信情報データベース27aが接続されている。この配信情報データベース27aには、要請時情報や医療支援セッションで支援者端末TSや院内端末13に配信した情報が配信情報レコードとして記録される。配信情報レコードには、受付ID、配信した情報を識別するための配信ID、配信時刻、配信した情報の元となる情報(発言や検査画像)の受信時刻及び発言の発信元の参加者の支援登録者IDなども記録される。配信した情報が検査画像である場合には、配信情報レコードには検査画像IDが記録され、また撮影を行ったモダリティ23の装置IDが記録される。
図4に示すように、管理サーバ25は、配信先抽出部31,認証部32として機能する。配信先抽出部31は、院内端末13から支援要請発行指示に応答して、院内端末13の操作で指定された配信先に該当する支援等力者の支援登録者レコードを支援登録者データベース25aから抽出し、その抽出した各支援登録者レコードのそれぞれに参加項目を付加した配信先レコードとして配信先データベース28に記録する。指定された配信先に該当する否かは、支援登録者レコードの役割情報、専門分野情報などを参照して判断し、配信先として指定される条件に合致するものが抽出される
認証部32は、支援者端末TSの利用者が医療支援セッションへの参加可能な正規の登録者であるか否かを支援者端末TSからの送信される認証情報に基づいて判断する。支援要請の配信後に、医療支援セッションに支援登録者が参加する際に支援者端末TSから参加通知とともに送信されてくる認証情報としての認証用ID,パスワード及び使用端末情報を用いて支援登録者であるか否かを判断する認証を行う。この認証では、使用端末情報が合致する配信先レコードを配信先データベース28から特定し、その特定した配信先レコードに記録されている認証用ID,パスワードが支援者端末TSからのものと合致するときに正規の支援登録者として判断する。正規の支援登録者と判断された者が医療支援セッションの参加者となり、認証部32は、医療支援セッションに参加することを示す参加フラグ(「1」)を書き込む。なお、医療セッションへの参加の受付期間を設けてもよい。これには、例えば支援要請の発行後から適当な時間の間だけ認証部32による認証を行うようにすればよい。
配信サーバ27は、第1情報生成部34、期限設定部35、第2情報生成部36、配信部37、配信制御部38として機能する。第1情報生成部34は、支援要請発行指示に含まれる情報に基づいて要請時情報を生成するものである。この要請時情報が最初に送信すべき第1の医療情報である。要請時情報としては、医療支援セッションの対象とする患者の患者ID、対象とする案件の受付ID及び受付時刻、担当医が入力した支援要請コメント、患者の受け入れ後から支援要請発行指示を行うまでにモダリティ23で撮影された検査画像、当該案件の電子カルテの記載内容などがある。要請時情報に必要な電子カルテの記載内容や検査画像は、例えば受付ID、検査画像IDをキーにして電子カルテサーバ18,検査画像サーバ19から取得する。
期限設定部35は、有効期限を要請時情報に付与する。有効期限が付された要請時情報は、支援者端末TSの支援アプリケーションの有効期限が到来すると、その要請時情報がディスプレイTS1a、モニタTS2aに表示されることを禁止する。例えば要請時情報を暗号化して支援者端末TSに送信し、有効期限が到来するまで支援アプリケーションが要請時情報を復号してディスプレイTS1a、モニタTS2aに表示し、有効期限が到来には要請時情報を復号しないようにしている。有効期限は、例えば配信時から10分後としてある。なお、暗号化は、支援アプリケーションを通さずに要請時情報の内容を直接に参照することを防止するためである。
第2情報生成部36は、支援要請後、すなわち第1の医療情報以降に配信される第2の医療情報としての通常情報を生成する。第2情報生成部36は、参加者の各支援者端末TS及び支援要請を発信した担当医の院内端末13からの発言や、電子カルテサーバ18からのカルテの更新内容、検査画像サーバ19からの新たな検査画像を受信し、その発言やカルテの更新内容、検査画像などに付加情報を付して通常情報を生成する。
発言の付加情報としては、発言時刻、発言者の名前がある。発言者の名前は、発言の受信時の情報から識別される発言を送信した支援者端末TSに対応する支援登録者を配信先データベース28から特定し、その特定した支援登録者を発言者とすればよい。検査画像の付加情報として、検査画像IDや撮影時刻、撮影したモダリティなどがある。なお、検査画像は、適当なサイズに縮小される。
配信部37は、配信制御部38の制御下で、有効期限が付された要請時情報、第2情報生成部36で生成された通常情報を配信する。配信制御部38は、配信先データベース28の配信先レコードに基づいて、支援要請時及び支援要請後の配信を制御する。支援要請時では、配信先データベース28に記録されている全ての配信先レコードに記録されている宛先情報に示される各宛先に向けて支援要請を送信させる。これにより、院内端末13で指定した配信先に該当する各支援者端末TSに支援要請を配信する。一方、支援要請後では、配信先データベース28に記録されている配信先レコードのうちの参加フラグ(「1」)を書き入まれた配信先レコードの宛先情報に示される各宛先に向けて通常情報を送信させる。これにより、医療支援セッションに参加することを表明して認証された支援登録者、すなわち参加者にだけ通常情報が配信される。
端末制御サーバ26は、期限延長部40として機能する。期限延長部40は、医療支援セッションの参加者の支援者端末TSに保存された要請時情報の参照期限を延長する。この期限延長部40は、医療支援セッションの開始後に、配信先データベース28に適当な間隔でアクセスし、各配信先レコードの参加項目を監視する。この監視で新たに参加フラグ(「1」)が記録された新たな配信先レコードを検出したときに、支援者端末TSにアクセスして支援者端末TSに保存された要請時情報の有効期限を延長する。有効期限の延長時間は任意に設定できるが、例えば3時間延長する。なお、延長された有効期限の到来時に医療支援セッションが終了していない場合、さらに有効期限を延長してもよい。
なお、図4では、支援装置12から支援者端末TSに支援要請及び通常情報の配信を行う場合の機能を示しているが、支援要請発行指示を送出した院内端末13、すなわち担当医の操作する院内端末13には、配信先レコードの参加項目に関係なく通常情報の配信が行われる。
支援者端末TSには、前述のように支援用アプリケーションがインストールされており、これを実行することによって、図5に示すように、通信部41、配信情報メモリ42,期限管理部43、表示部44、入力部45として機能する。通信部41は、ネットワークインタフェースなどの通信回路などで構成されており、ネットワーク16,ファイヤーウォール21を介して支援装置12と通信を行う。
配信情報メモリ42は、支援装置12から配信される要請時情報や各通常情報が書き込まれて保持される。配信情報メモリ42は、期限延長部40からアクセス可能にされており、配信情報メモリ42に保存されている要請時情報に対して期限延長部40が有効期限を延長できる。
表示部44は、タブレット端末TS1ではディスプレイTS1aなどで、またパーソナルコンピュータTS2では、モニタTS2aなどで構成されており、期限管理部43を介して配信情報メモリ42にアクセスして要請時情報や各通常情報を取得し、その情報に基づいて、医療支援セッションの各種画面を表示する。期限管理部43は、表示部44が要請時情報に基づいて表示を行う際に、要請時情報に付与された有効期限と現在の日時とを比較する。この比較において、現在の日時が有効期限よりも前である場合には、暗号化された要請時情報を復号して表示部44に送り、要請時情報に基づく表示を行わせる。一方、現在の日時が有効期限と同じかそれ以降である場合には、要請時情報を復号せず表示部44に要請時情報に基づく表示を行わせない。なお、有効期限の到来後に表示部44による要請情報へのアクセスを禁止することで、表示が行われないようにしてもよい。
入力部45は、タブレット端末TS1ではディスプレイTS1aのタッチスクリーンなどで、またパーソナルコンピュータTS2ではキーボードTS2b,マウスなどで構成されており、それらによる入力を受け付ける。この入力部45に対する入力操作により、医療支援セッションの参加や医療支援セッションでの発言の入力、検査画像の参照等を行うことができる。
上述の支援アプリケーションによる機能は、支援者端末TSがオン及びスリープ状態となっている間では、支援装置12からの支援要請を受信できるように、その一部の機能が常に作動している。表示部44は、通信部41を介して支援要請を受信することに応答して支援要請受信画面を表示する。これにより、支援要請を各支援登録者に対して速やかに表示し、緊急の案件の支援要請に対応できるようにしている。なお、支援要請を受信したときに、音や振動などを用いて支援登録者に報知することも好ましい。
次に、医療支援セッションの各場面で院内端末13及び支援者端末TSに表示される画面について説明する。図6において、支援要請発行画面50は、院内端末13のモニタ13aに表示される。支援要請発行画面50は、例えば院内端末13の電子カルテ画面で所定の操作を行うことにより表示される。この支援要請発行画面50での入力・設定内容に基づいた支援要請発行指示が院内端末13から支援装置12に送られる。
支援要請発行画面50は、電子カルテに表示されている案件を対象案件とするものが表示されるので、支援要請発行画面50に表示される「患者氏名」、「患者ID」、「受付時刻」、「受付ID」は、電子カルテ画面に表示されている案件のものと同じになる。なお、これらのうちの「患者ID」、「受付時刻」、「受付ID」は、支援要請の際に各支援者端末TSに配信サーバ27から配信されるが、「患者氏名」については個人を特定する情報となるので配信されない。
コメント記入欄52は、担当医が支援要請コメントを記入する入力欄であり、支援要請を求める理由などを記入する。カルテ内容確認ボタン53をマウスの操作でクリックすることにより、院内端末13は、当該案件で電子カルテに記入された内容のうち支援要請の際に配信される内容、例えば患者の症状や担当医の所見、診療経過などを表示する。
また、支援要請発行画面50には、検査画像リスト54が表示される。検査画像リスト54は、配信サーバ27によって医療支援の際に配信される検査画像の検査画像IDをリスト表示したものである。支援要請発行画面50を起動したときに、院内端末13は、受付IDをキーにして検査画像サーバ19に自動的にアクセスし、当該案件の受付からこの支援要請発行画面50を起動するまでに撮影された当該案件の検査画像の検査画像IDを取得し、その検査画像IDを検査画像リスト54に表示する。
検査画像リスト54には、各検査画像IDに対応して確認ボタン54a,削除ボタン54bが表示される。院内端末13は、確認ボタン54aのクリックにより対応する検査画像を検査画像サーバ19から取得してディスプレイに表示する。また、削除ボタン54bがクリックされた場合には、その検査画像IDが検査画像リスト54から外され、配信すべき検査画像から外れる。
また、検査画像リスト54には、配信する検査画像を追加するための追加ボタン54cが表示される。追加ボタン54cをクリックすることにより、院内端末13によって、当該案件の患者の検査画像の選択画面が表示される。その画面で選択された検査画像が配信すべき検査画像として追加され、検査画像リスト54にも検査画像IDが追加される。これにより、同じ患者で、それまでに受診した際に撮影した検査画像などを配信することができる。
さらに、支援要請発行画面50には、支援要請を配信する配信先を指定する配信先指定部56が表示される。この例では、全支援登録者を配信先とする「全員」の他に、役割や医師の専門分野に応じたグループで配信先を指定できる。役割としては、「医師」,「看護師」,「レントゲン技師」、医師の専門分野としては「循環器・血管」、「脳外科」,「呼吸器・肺外科」,「読影」・・・などを指定することができる。これらは、同時に複数を指定することができる。
発行指示ボタン57のクリックに応答して、院内端末13は、支援要請発行画面50で入力・設定された内容を指示情報とした支援要請発行指示を支援装置12に送る。すなわち、指定した配信先は、管理サーバ25に送られる。また、受付ID,支援要請コメント、検査画像リスト54中の検査画像IDが配信サーバ27に送信され、受付ID,検査画像IDに基づいて要請時情報として配信すべき各情報が収集される。
配信サーバ27からの支援要請を受信した支援者端末TSは、表示部44によって支援要請受信画面がディスプレイTS1a,モニタTS2aに表示される。なお、医療支援セッションの各場面で、パーソナルコンピュータTS2のモニタTS2aに表示される画面は、タブレット端末TS1に表示されるものと同様であるので、以下では、支援者端末TSに表示される画面として、タブレット端末TS1のものを例に説明する。
図7に一例を示すように、ディスプレイTS1aには支援要請受信画面50が表示される。この支援要請受信画面60には、要請時情報として配信サーバから配信された患者ID,受付時刻,受付ID、コメント記入欄52に入力された支援要請コメント61、この案件として電子カルテに記載されているカルテ内容62、検査画像リスト54に対応する検査画像リスト63が表示される。
また、表示部44により、支援要請受信画面60には、参照ボタン64、参加ボタン65、不参加ボタン66が表示される。参照ボタン64は、検査画像リスト63内の各検査画像IDにそれぞれ対応して表示され、それへのタッチにより検査画像表示画面が開き、対応する検査画像がディスプレイTS1aに表示される。参加ボタン65のタッチにより医療支援セッションに参加することが参加通知として、また不参加ボタン66のタッチにより参加しないことが不参加通知としてそれぞれ支援装置12に通知される。
医療支援セッションが開始されると、図8に示すように、電子掲示板方式で支援要請コメント71,担当医及び各参加者の発言72,検査画像のサムネイル画像73を古い順に並べて表示する発言掲示板68が表示部44によってディスプレイTS1aに表示される。この発言掲示板68の表示内容は、発言・検査画像の配信があるごとに更新される。
検査画像のサムネイル画像73としては、要請時情報に含まれる検査画像のもの,自動配信される検査画像のものがある。この例では、要請時情報に含まれる検査画像のサムネイル画像73は、支援要請コメント71とともに表示している。サムネイル画像73は、配信された検査画像のサイズを表示部44が縮小することにより生成する。サムネイル画像73をタッチすることにより、検査画像表示画面となり、それに対応する検査画像が表示される。なお、例えば配信サーバ27がサムネイル画像73を生成して検査画像とともに配信してもよい。
発言掲示板68の上方には、患者ID,受付ID、及び支援要請を行った担当医の名前が表示される。また、発言掲示板68の下方には、発言ボタン77,カルテ参照ボタン78,終了ボタン79が表示される。発言ボタン77のタッチに応答して、表示部44は画面を発言入力画面に切替える。また、カルテ参照ボタン78をタッチした場合には、表示部44は画面を切り替えて配信された電子カルテの内容を表示する。終了ボタン79は、医療支援セッションから離脱する際に操作するものであり、これがタッチされた場合には、離脱通知が支援装置12に送信される。離脱通知に基づき、管理サーバ25は、この離脱通知を送信してきた支援者端末TSに対応する配信先レコードの参加フラグを消去することで、その支援者端末TSへの配信を停止する。
図9に示すように、発言入力画面81には、患者ID,受付時刻,受付IDの他、発言入力欄82が表示される。発言入力欄82内には、タッチスクリーンを用いた入力部45によるソフトキーボードなどを利用して発言を入力することができる。送信ボタン83へのタッチに応答して、発言入力欄82に入力された発言は、通信部41を介して支援装置12に送信される。これが配信サーバ27により受信され、参加者の支援者端末TS及び担当医の院内端末13に配信される。キャンセルボタン84は、この発言入力画面81を閉じて、直前に表示されていた画面に戻るためのものである。また、発言入力画面81には、カルテ参照ボタン78が表示されている。これを操作することにより、発言入力中に電子カルテの内容を参照することができる。なお、この発言入力画面に、検査画像を参照するための参照ボタンを表示してもよい。
図10に示すように、検査画像表示画面86には、X線画像、CT画像などの検査画像の種別、検査画像ID,撮影時刻とともに、検査画像87が表示される。参加者は、この検査画像表示画面86上で検査画像87の詳細を見ることができる。なお、CT画像やMRI画像などを表示する場合には、表示する検査画像の切断面や向きをコントロールするためのツールバーが表示され、これに対する操作で任意の切断面、向きで検査画像87を見ることができる。
検査画像表示画面86には、発言ボタン77、キャンセルボタン84が表示される。これらの各ボタンの機能は、上述のものと同じである。なお、支援要請受信画面60の参照ボタン64の操作によって検査画像表示画面を参照した場合には、発言ボタン77は表示されない。
医療支援セッションの開始後では、院内端末13のモニタ13aには、図11に示すように、電子カルテ91とともに、発言掲示板68が表示される。このように、支援者端末TSに表示されるのと同じ発言掲示板68を院内端末13に表示することにより、発言掲示板68に基づく参加者の発言内容などを担当医が容易に理解できるようにしている。また、院内端末13には、発言ボタン92,終了ボタン93が表示される。発言ボタン92の操作により、医療支援セッションにおける発言を入力して送信することができる。この院内端末13で送信された発言は、院内LAN20を通して支援装置12に送られる。終了ボタン93は、院内端末13から医療支援セッションの終了通知を支援装置12に送信するものである。支援装置12は、終了通知に応答して、医療支援セッションの終了シーケンスを実行して、医療支援セッションを終了させる。
上記構成の作用について図12,図13を参照しながら説明する。医療支援システム10による医療支援は、医師が担当している患者について、例えば病気やケガの診断や処置等について、専門医や読影医の助言を受けたい場合などに利用することができる。なお、患者に特に限定はなく、一般の外来患者、時間外の救急外来患者、救急搬送されてきた患者、あるいは入院している患者などを対象とすることができる。
例えば現在診療している患者の診療(以下、対象案件という)について医療支援が必要となった場合には、担当医は院内端末13を操作して、その患者の電子カルテ画面から所定の操作を行って、図6に示される支援要請発行画面50を表示する。これにより、当該患者の対象案件についての支援要請発行画面50が表示されるため、担当医は患者IDや対象案件の受付時に付された受付ID等を入力したり選択したりする必要はない。
支援要請発行画面50の表示後、担当医は、コメント記入欄52に支援要請コメントを入力する。支援要請コメントは、任意の内容でよいが、例えば支援要請を必要としている理由や助言の欲しい内容などを記入する。また、カルテ内容確認ボタン53をクリックして、配信される電子カルテの内容の確認を行う。院内端末13は、受付IDをキーにして、当該案件の電子カルテの内容のうち配信される内容を電子カルテサーバ18から取得し、これを表示する。配信される電子カルテの内容に不足があれば電子カルテに不足する内容を入力し、あるいはコメント記入欄52に支援要請コメントとして入力する。
検査画像リスト54内には、対象案件で既に撮影されている検査画像の各検査画像IDが電子カルテの内容から取得されて表示されている。担当医は、検査画像を確認する場合には、確認ボタン54aをクリックする。確認ボタン54aのクリックに応答して、その確認ボタン54aに対応する検査画像IDの検査画像を、院内端末13が検査画像サーバ19から取得し、これを表示する。表示された検査画像の配信が不要である場合には、検査画像を閉じてから、それに対応する削除ボタン54bをクリックし、その検査画像IDを検査画像リスト54から削除する。なお、配信する場合には、検査画像を閉じてから特に何もしなくてよい。
例えば当該患者が過去に受診した際に撮影された検査画像を支援要請時に配信する場合には、追加ボタン54cをクリックする。このクリックに応答して、院内端末13によって選択画面が表示される。この選択画面には、検査画像データベース19aに登録されている当該患者の検査画像が例えばサムネイル画像が表示されるので、担当医はそのサムネイル画像を参照して必要とする検査画像を選択する。検査画像が選択されると、検査画像リスト54に選択された検査画像の検査画像IDが表示される。複数の検査画像を追加する場合には、同様な操作を繰り返し行う。
担当医は、例えば支援内容などに応じて配信先を配信先指定部56で指定した後に、発行指示ボタン57をクリックする。このクリックに応答して、上記のように支援要請発行画面50での入力・設定内容に基づいた支援要請発行指示が院内端末13から支援装置12に送られる。したがって、患者ID,受付時刻,受付ID,支援要請コメント、検査画像リスト54に表示されている各検査画像IDを含む指示情報を有する支援要請発行指示が支援装置12に送られる。また、支援要請発行指示を送信した担当医の名前もあわせて送られる。支援要請発行指示の送信後には、図11に示されるように、院内端末13に発言掲示板68が表示される。
支援要請発行指示を支援装置12が受信すると、それの指示情報のうちの指定した配信先が管理サーバ25に送られる。管理サーバ25の配信先抽出部31によって、支援登録者データベース25aがアクセスされ、配信先として指定されたグループに含まれる各支援登録者の支援登録者レコードが抽出される。例えば、配信先として「医師」を指定している場合には、役割情報が「医師」となっている各支援登録者レコードが抽出される。また、配信先として「消化器」の医師を指定している場合には、専門分野情報が「消化器」となっている各支援登録者レコード抽出される。さらに、「読影」を指定している場合には、専門分野情報が「読影医」となっている医師の各支援登録者レコードが抽出される。なお、配信先として「全員」を指定している場合には、支援登録者データベース25aに記録されている全ての支援登録者レコードが抽出される。
そして、抽出した支援登録者レコードに参加項目を付加することで、配信先レコードが作成され、これが配信先データベース28に記録される。このときに、各配信先レコードの参加項目には、初期値として医療支援セッションに参加しないことを示す不参加フラグ(「0」)が与えられる。
また、指示情報のうちの受付ID,支援要請コメント、検査画像リスト54中の検査画像IDが配信サーバ27に送られる。この配信サーバ27の第1情報生成部34によって、受付IDに示される電子カルテの内容が電子カルテサーバ18から、また各検査画像IDに対応する検査画像が検査画像サーバ19からそれぞれ取得される。この後、取得した電子カルテの内容及び各検査画像と、患者ID,受付時刻,受付ID,検査画像ID,支援要請コメント、担当医の名前から要請時情報が生成される。
上記のように生成された要請時情報は、期限設定部35によって、現時点から30分後の有効期限が付与される。そして、この要請時情報を含む支援要請が配信部37によってファイヤーウォール21,ネットワーク16を介して配信される。この配信の際には、配信制御部38の制御により、配信先データベース28に記録されている各配信先レコードの宛先情報に示される宛先に向けて送信される。すなわち、院内端末13において配信先指定部56で指定した配信先に該当する支援登録者の支援者端末TSに送信される。このように配信された要請時情報を含む支援要請の内容が配信情報レコードとして配信情報データベース27aに記録される。
各支援者端末TSでは、支援要請を受信できるように一部の機能が作動しているから、配信先に該当する支援者端末TSによって支援要請が受信され、受信した支援者端末TSには、図7に示される支援要請受信画面60が表示される。
支援要請受信画面60が表示された支援者端末TSの支援登録者は、その支援要請受信画面60に表示されている支援要請コメント61やカルテ内容62を参照、また必要に応じて検査画像リスト63の参照ボタン64にタッチあるいはクリックすることで検査画像表示画面を開いて検査画像を参照する。
そして、対象案件について支援できる否か、あるいは経過を観察するか否かなどに応じ医療支援セッションへの参加・不参加を判断し、それに応じて参加ボタン65または不参加ボタン66をタッチまたはクリックする。
例えば支援者端末TSがタブレット端末TS1であるときに、参加しない場合には、不参加ボタン66をタッチする。この不参加ボタン66への操作に応答して、不参加通知がタブレット端末TS1から支援装置12に通知される。不参加通知を受けた場合、配信先レコードの参加項目が変更されない。このため、不参加フラグ(「0」)が維持され、この後の医療支援セッションの発言などは、そのタブレット端末TS1には配信されることはない。また、不参加の通知後に支援要請受信画面60が閉じられる。
このように医療支援セッションに参加しなかった場合には、その支援登録者のタブレット端末TS1に保存されている要請時情報の有効期限は延長されない。このため、支援要請の配信後から10分が経過後に、要請時情報の内容を支援登録者などが参照しようとした場合、図14に示すように、期限管理部43によって要請時情報に付与されている有効期限現在の日時とが比較するが、現在の日時が有効期限と同じかそれ以降となるので、要請時情報が復号されない。したがって、要請時情報の内容がディスプレイTS1aに表示されることはない。また、タブレット端末TS1がネットワーク16と接続するための無線LANの圏外に移動していたとしても、有効期限が到来すれば要請時情報は表示されることはない。
結果として、医療支援セッションに参加しなかった支援登録者は、あるいはそのタブレット端末TS1を不正に入手したとしても、有効期限が到来すれば、要請時情報を見ることできないので、患者の医療情報が漏洩等から保護される。このため、支援要請発行画面50で配信先を指定する際に、担当医は支援登録者が対応可能であるか否かを判断・特定する必要なく、効率的に医療支援を要請することができる。
一方、参加する場合には、参加ボタン65をタッチする。この参加ボタン65の操作に応答して、ディスプレイTS1aに認証用IDとパスワードの入力画面(図示省略)が表示される。支援登録者は、ソフトキーボードを使用して、事前に設定されている認証用IDとパスワードをそれぞれ入力してから送信ボタンを操作する。
上記送信ボタンの操作により、入力した認証用ID,パスワードとともに、参加通知がタブレット端末TS1からネットワーク16,ファイヤーウォール21を介して支援装置12に送られる。
タブレット端末TS1からの認証用ID,パスワードは、管理サーバ25で受信される。管理サーバ25の認証部32は、認証用ID,パスワードの受信時に得られる情報から、それを送信した支援者端末TSを識別する。この後、識別した支援者端末TSと一致する使用端末情報が記録されている配信先レコードを配信先データベース28から抽出する。そして、この配信先レコードに記録されている認証用ID,パスワードと、支援者端末TSからの認証用ID,パスワードが一致しているか否かを判断する。
例えば認証用IDまたはパスワードが一致していないときには、認証用IDまたはパスワードが間違っている旨のメッセージを配信サーバ27を介してタブレット端末TS1に送信し、認証用ID,はパスワードの再入力を求める。なお、識別した支援者端末TSに一致する使用端末情報が記録された支援者登録レコードが見つからない場合は、例えば使用している支援者端末TSが登録されていない旨を、その支援者端末TSに表示させる。
認証用ID及びパスワードが一致した場合には、認証部32によって正規の支援登録者と判断され、医療支援セッションの参加者と認められる。そして、その参加者の配信先レコードに記録されている参加項目に参加フラグ(「1」)を書き込む。支援者端末TSからの認証用ID,パスワード,参加通知を受信するごとに同様の処理を行って、認証用ID及びパスワードが一致したときには、その参加者の配信先レコードに記録されている参加項目に参加フラグ(「1」)を書き込む。
また、上記のようにして参加フラグ(「1」)を書き込まれたタブレット端末TS1、すなわち参加者のタブレット端末TS1には、配信サーバ27から認証の正常完了通知が送られる。タブレット端末TS1は、この正常完了通知を受信することに応答して、図8に示されるように、ディスプレイTS1aに発言掲示板68を表示する。参加者が発言を行っていない場合では、発言掲示板68には、要請時情報に基づいて、支援要請コメント71と、検査画像リスト54に登録した検査画像のサムネイル画像73が表示されている。
さらに、認証によって参加者と認められ、医療支援セッションに参加することになると、参加フラグ(「1」)への変更が端末制御サーバ26の期限延長部40によって検出される。このため期限延長部40が参加フラグ(「1」)となったタブレット端末TS1の配信情報メモリ42にアクセスし、要請時情報の有効期限を例えば3時間延長する。
参加者は、発言を行う場合には、発言掲示板68の下方の発言ボタン77をタッチする。この操作に応答して発言入力画面81が表示される。発言入力欄82に、参加者の助言や所見などの発言を入力した後に、送信ボタン83をタッチする。これにより、発言入力欄82に入力された発言が支援装置12に送信される。
なお、発言掲示板68の表示後に検査画像を参照する場合には、発言掲示板68に表示されているサムネイル画像をタッチして検査画像表示画面86を開く。また、電子カルテの内容を参照する場合には、カルテ参照ボタン78をタッチして、それを表示すればよい。
タブレット端末TS1からの発言は、配信サーバ27の第2情報生成部36から通常配信部38に送られ、配信制御部38の制御の下で配信される。この配信の際には、配信制御部38の制御により、配信先データベース28に記録されている各配信先レコードのうちの参加項目が参加フラグ(「1」)となっている配信先レコードの宛先情報に示される宛先と、担当医の院内端末13とに向けて送信される。これにより参加者の支援者端末TSと、担当医の院内端末13とに発言が配信される。また、配信された発言が配信情報レコードとして配信情報データベース27aに記録される。
なお、支援者端末TSがパーソナルコンピュータTS2であるときには、タッチ操作に代えて、マウスの操作によるクリックで医療支援セッションへの参加・不参加、検査画像の参照等を行い、キーボードTS2bを使って発言等の入力を行う。
配信サーバ27からの発言を受信すると、支援者端末TS及び担当医の院内端末13では、それに対応する発言72を表示するように発言掲示板68の表示内容が更新される。支援者端末TSから発言が送信されるごとに、同様な処理が行われ、新たな発言72が表示される。また、院内端末13の発言ボタン92の操作によって担当医が発言を行った場合にも同様である。
一方、モダリティ23で対応案件の患者の撮影が行われた場合で、患者IDから医療支援セッションの対象案件の患者であることが検査画像サーバ19によって検知されると、その検査画像が配信サーバ27に送られる。この検査画像を受けた配信サーバ27が受けると、それが第2情報生成部36から配信部37に送られ、配信部37によって参加フラグ(「1」)となっている配信先レコードの宛先情報に示される宛先と、担当医の院内端末13とに向けて送信される。
これを受けて支援者端末TS及び院内端末13の各発言掲示板68には、その配信された検査画像のサムネイル画像73が表示される。そして、サムネイル画像73をタッチ、またはクリックすることにより、検査画像表示画面86が開かれて配信された検査画像を参照することができる。モダリティ23で対応案件の患者の撮影が行われるごとに同様な手順で検査画像が配信されてサムネイル画像73が発言掲示板68内に表示される。
また、担当医が院内端末13を操作して電子カルテに入力を行うと、その内容が電子カルテサーバ18によって電子カルテデータベース18a上の診療情報レコードに追加される。受付IDに基づいて内容を追加した診療情報レコードが対象案件のものあることを検知すると、追加された電子カルテの内容を配信サーバ27に送る。そして、配信サーバ27により、発言や検査画像と同様に、追加された電子カルテの内容が参加者の各支援者端末TSに配信される。これにより、この後にカルテ参照ボタン78を操作すれば、追加された内容を含めて電子カルテの内容を見ることができる。
上記のようにして医療支援セッションが進行し、発言掲示板68に表示される各人の発言、検査画像を参照しながら担当医、各参加者は発言を行うことで意見交換を行い、また参加者から担当医に助言等を与えることができる。そして、担当医は適切な診断、処置を行うことができる。
ところで、上記のように医療支援セッションが進行している間に、要請時情報の例えば検査画像,電子カルテの内容を参照する操作を支援者端末TSで行った場合、図14に示すように、期限管理部43によって要請時情報に付与されている有効期限現在の日時とが比較される。そして、現在の日時が有効期限よりも前である場合に、暗号化された要請時情報を復号して表示部44に送ることで、要請時情報に含まれる検査画像や電子カルテの内容がディスプレイTS1aまたはモニタTS2aに表示されるが、現在の日時が有効期限と同じかそれ以降である場合には、要請時情報を復号しないのでそれらはディスプレイTS1a及びモニタTS2aには表示されない。
医療支援セッションの参加者の支援者端末TSに保存されている要請時情報は、その有効期限が延長されているから、医療支援セッションが開始してから3時間10分が経過するまでは、要請時情報の検査画像,電子カルテの内容などをその参加者は見ることができる。
進行中の医療支援セッションから参加者が離脱しなければならない場合には、その参加者は終了ボタン79をタッチする。これにより、その参加者の支援者端末TSから離脱通知が支援装置12に送信され、管理サーバ25が、その支援者端末TSに対応する配信先レコードの参加項目を不参加フラグに変更する。これにより、離脱通知を送信した支援者端末TSには、発言等の配信が行われなくなる。また、端末制御サーバ26のネットワーク16を介した制御により、離脱通知を送信した支援者端末TSに保存されている対応案件の各配信情報が削除される。
さらに、例えば十分な支援が得られて処置が完了して医療支援セッションを終了する場合には、担当医が院内端末13で終了ボタン93を操作する。この操作に応答して、終了通知が支援装置12に送られるとともに、配信サーバ27から参加者の各支援者端末TSに終了通知が送られ、また端末制御サーバ26のネットワーク16を介した制御により、支援者端末TS上に保存されている対応案件の各配信情報が削除される。
図15は、医療支援セッションに参加しない支援登録者の携帯端末に配信された要請時情報を削除する例を示している。この例では、支援者端末TSからの不参加通知を支援装置12が受信したときに、その不参加通知の送信元の支援者端末TSに例えば端末制御サーバ26がアクセスして要請時情報を削除する。また、支援要請の配信後から所定時間の受付期間を設定してあり、この受付期間中に支援装置12が参加または不参加の通知を受けなかった支援者端末TSに対しても、端末制御サーバ26がアクセスして要請時情報を削除する。なお、このように要請時情報を削除する場合でも、端末制御サーバ26が支援者端末TSにアクセスできない場合を考慮して要請時情報には有効期限を設定する。
10 医療支援システム
12 支援装置
13 院内端末
25 管理サーバ
25a 支援登録者データベース
27 配信サーバ
28 配信先データベース
31 認証部
34,36 情報生成部
35 期限設定部
37 配信部
38 配信制御部
40 期限延長部
TS 支援者端末

Claims (10)

  1. 患者の医療支援のために患者の疾病に関する一連の医療情報の交換が複数の端末の間で行われる医療支援セッションを支援する医療支援装置であって、
    前記医療支援セッションで最初に配信される第1の医療情報を生成する第1情報生成部と、
    前記第1の医療情報を暗号化し、暗号化された前記第1の医療情報に復号可能な有効期限を設定する期限設部と、
    第1の医療情報以降の第2の医療情報を生成する第2情報生成部と、
    前記第1の医療情報及び前記第2の医療情報を配信する配信部と、
    前記有効期限と現在日時とを比較し、現在日時が前記有効期限よりも前である場合には前記第1の医療情報の復号を行い、現在日時が前記有効期限以降である場合には前記第1の医療情報の復号を行わない期限管理部を有する複数の前記端末のうち、前記第1の医療情報については、指定される全ての前記端末に配信させ、前記第2の医療情報については、前記第1の医療情報の送信後に前記医療支援セッションへの参加通知を返した前記端末のみに配信されるように前記配信部を制御する配信制御手段と、を備えることを特徴とする医療支援装置。
  2. 端末の利用者が医療支援セッションへの参加が可能な正規の登録者であるか否かを端末から送信される認証情報に基づいて判断する認証部を備え、
    前記配信制御手段は、参加通知を返し、かつ前記認証部によって利用者が正規の登録者と判断された端末に対して第2の医療情報を配信することを特徴とする請求項1記載の医療支援装置。
  3. 第2の医療情報を配信する端末に対して、前記第1の医療情報に設定された有効期限を延長する期限延長部を備えることを特徴とする請求項1または2記載の医療支援装置。
  4. 所定の期間内に参加通知を返さない端末に対して第1の医療情報を削除する情報削除部を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医療支援装置。
  5. 第1の医療情報は、医療支援セッションにより患者の医療支援を要請するための支援要請とともに配信される要請時情報であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の医療支援装置。
  6. 患者の医療支援のために患者の疾病に関する一連の医療情報の交換が複数の端末の間で行われる医療支援セッションを支援する医療支援方法であって、
    前記医療支援セッションで最初に配信される第1の医療情報を暗号化し、暗号化された前記第1の医療情報に復号可能な有効期限を設定し、
    前記有効期限と現在日時とを比較し、現在日時が前記有効期限よりも前である場合には前記第1の医療情報の復号を行い、現在日時が前記有効期限以降である場合には前記第1の医療情報の復号を行わない期限管理部を有する複数の前記端末のうち、前記第1の医療情報については指定された全ての前記端末に配信し、
    前記第1の医療情報以降の第2の医療情報については、前記第1の医療情報の送信後に前記医療支援セッションへの参加通知を返した前記端末のみに配信することを特徴とする医療支援方法。
  7. 参加通知を返し、かつ端末の利用者が医療支援セッションへの参加が可能な正規の登録者であることが端末から送信される認証情報に基づいて確認された端末に対して第2の医療情報を配信することを特徴とする請求項6記載の医療支援方法。
  8. 第2の医療情報を配信する端末に対して、第1の医療情報に設定された有効期限を延長することを特徴とする請求項6または7記載の医療支援方法。
  9. 所定の期間内に参加通知を返さない端末に対して第1の医療情報を削除することを特徴とする請求項6記載の医療支援方法。
  10. 第1の医療情報は、医療支援セッションにより患者の医療支援を要請するための支援要請とともに配信される要請時情報であることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載の医療支援方法。
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