JP6611112B1 - 治療関連アプリ管理システムおよび管理用サーバ装置 - Google Patents

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Abstract

ユーザ端末200にインストールして使用される治療関連アプリの使用状態を管理する管理用サーバ装置101において、治療関連アプリの実行に関して所与の処理を行う運用サーバ400との通信に関する機能が制限された状態でユーザ端末200にインストールされている治療関連アプリからシステム登録の要求を受け付けた場合に、当該要求を行った治療関連アプリを正規アプリとして登録するとともに、通信に関する機能の制限を解除することにより、システム登録をすることなく治療関連アプリをユーザ端末200にインストールして使用することができるようにして、ユーザが治療関連アプリの使用を開始するときに、医師が一人ひとりに対して治療関連アプリのIDとパスワードを処方する必要をなくし、医師の負担を軽減することができるようにする。

Description

本発明は、治療関連アプリ管理システムおよび管理用サーバ装置に関し、特に、治療関連アプリの使用状態を管理するシステムおよび管理用サーバ装置に用いて好適なものである。
従来、患者と医療専門家との間で、通信ネットワークを介して遠隔診察を行うことができるようにしたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムは、バーチャル診察アプリケーションがインストールされた患者コンピュータデバイスと、診察用の医療専門家コンピュータデバイスとを接続することによって構成され、両デバイス間で電子メッセージをやり取りすることによって遠隔診察が実行されるようになっている。
最近では、2014年秋の医療品医療機器等法(旧薬事法)改正により、医療用ソフトウェアが医療機器として取り扱われるようになったことを契機として、病気の治療を目的としたアプリケーションプログラム(以下、治療用アプリという)の開発も進められている。例えば、睡眠障害などの疾患を、患者の生活習慣の改善を通じて治療することを目的とした治療用アプリが知られている(例えば、非特許文献1参照)。この他、ニコチン依存症を禁煙によって治療することを目的とした治療用アプリも知られている。
一般的なスマートフォンアプリは、所定のダウンロードサイト(いわゆるアプリストア)から自由にダウンロードし、スマートフォンにインストールして使用することが可能である。これに対し、治療用アプリは、医療機器(医療用ソフトウェア)であるため、患者が問診等を通じて医師の処方を受け、その処方に従って治療用アプリをスマートフォンにインストールして使用する必要がある。
すなわち、非特許文献1に記載されているように、治療用アプリはアプリストアにあるが、誰でも使用できるわけではない。治療用アプリを使用するためには、医師が必要と判断し「処方」した場合に提供されるIDとパスワードが必要である。このように医師による処方が必要なことは、非特許文献1に記載されているような生活習慣の改善を通じて治療効果を出すことを目的としたアプリケーションに限らず、生活習慣の改善以外の方法で疾患の治療や診察を行うことを目的とした他の種類の治療用アプリの使用においても同様である。
しかしながら、医師が一人ひとりの患者に対して治療用アプリのIDとパスワードを処方しなければならない状況では、医師の負担が大きくなる。治療用アプリはこれからの普及が期待される新しい医療技術であるが、医師が自身の負担の大きさを考えて導入に後ろ向きになると、治療用アプリの普及の足枷となる恐れがある。また、治療用アプリを利用して治療を試みたいと考える者にとっても、医師の処方がないと治療用アプリを全く使用できない状況では、治療用アプリによる治療がどのようにして行われるかのイメージが掴めず、治療用アプリによる治療を実際に受けるかどうかの判断がしにくいという問題もある。
これらの問題を解決するための一方法として、一般的なスマートフォンアプリと同様に、ユーザがアプリストアから自由に治療用アプリをダウンロードおよびインストールして使用できるようにし、その後の医師の診断を通じて、治療用アプリの使用を継続する患者を決定するといった方法が考えられる。
しかしながら、このようにすると、本当に治療用アプリの使用を必要とする患者の他に、本来は治療用アプリの使用を必要としない多数の一般者も治療用アプリを使用する可能性が生じる。この場合、医師はそれら多くのアプリ使用ユーザとの間で適宜コミュニケーションを行うことが必要となり、本来的に治療用アプリの使用が必要な患者に対してのみ処方を行うことに比べ、医師の負担は却って増大する恐れがある。
以上のような問題は、疾患管理用アプリについても同様に生じる。疾患管理用アプリは、スマートフォン等の端末にインストールして使用され、疾患および治療の状況(治療用アプリを用いない通院等による治療や服薬などの状況)をサーバ等に記録して管理し、記録した情報を患者と医師との間で共用できるようにしたものが典型例である。本明細書では、治療用アプリ、疾患管理用アプリその他これに類するアプリを「治療関連アプリ」と総称する。
特表2018−530851号公報 保険適用アプリ!?医師が処方する不眠治療アプリが臨床試験を実施中,2016/10/11,インターネットURL<https://web.archive.org/web/20170909212515/https://h-gadgets.com/humin_app/>
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、医師に大きな負担をかけることなく、本来的に治療関連アプリの使用を必要とする患者に絞って、治療関連アプリを用いたデータ通信によるコミュニケーションを行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ユーザ端末にインストールして使用される治療関連アプリの使用状態を管理する管理用サーバ装置において、治療関連アプリの実行に関して所与の処理を行う運用サーバとの通信に関する機能が制限された状態でユーザ端末にインストールされている治療関連アプリからシステム登録の要求を受け付けた場合に、当該要求を行った治療関連アプリを正規アプリとして登録するとともに、通信に関する機能の制限を解除するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、運用サーバとの通信に関する機能が制限された状態ではあるものの、システム登録をすることなく治療関連アプリをユーザ端末にインストールして使用することができる。このため、ユーザが治療関連アプリの使用を開始するときに、医師が一人ひとりに対して治療関連アプリのIDとパスワードを処方する必要がなく、医師の負担を軽減することができる。治療関連アプリを利用して治療を試みたいと考える者にとっても、医師の処方がなくても治療関連アプリを試行することができるので、治療関連アプリによる治療を実際に受けるかどうかの判断がしやすくなる。
また、治療関連アプリをシステム登録するまでの間は、運用サーバとの間の通信に関する機能が制限されているので、医師は、本来は治療関連アプリの使用を必要としない多数の一般者との間で運用サーバを介したコミュニケーションを行う必要がなく、実際に治療関連アプリの使用を必要とする患者で治療関連アプリのシステム登録がなされた患者との間でのみ必要なコミュニケーションをすることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、医師に大きな負担をかけることなく、本来的に治療関連アプリの使用を必要とする患者に絞って、治療関連アプリを用いたデータ通信によるコミュニケーションを行うことができるようになる。
本実施形態による治療関連アプリ管理システムの全体構成例を示す図である。 本実施形態による管理用サーバ装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による管理用サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による治療関連アプリ管理システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の治療関連アプリ管理システム100は、管理用サーバ装置101と、医療機関(例えば病院)において使用される医療機関端末102とを備えて構成される。
管理用サーバ装置101および医療機関端末102は医療機関に設置され、LAN(Local Area Network)により接続されている。なお、管理用サーバ装置101は医療機関に設置されることを必須とするものではなく、医療機関の外部に設置されてもよい。この場合、管理用サーバ装置101と医療機関端末102との間は、VPN(Virtual Private Network)などを用いたクローズドネットワークにより接続するのが好ましい。
管理用サーバ装置101は、ユーザ端末200にインストールして使用される治療用アプリの使用状態を管理する(その詳細は後述する)。医療機関端末102は、医療機関のロビーあるいは診察室などに設置され、医療機関を訪れた患者が治療用アプリのシステム登録(後述する)をするために使用される。
治療関連アプリ管理システム100の管理用サーバ装置101は、インターネット600に接続されている。インターネット600には、ユーザ端末200、医師用端末300および運用サーバ400も接続されている。なお、医師用端末300は、医療機関のLANに接続される構成としてもよい。
ユーザ端末200、医師用端末300および運用サーバ400は、インターネット600を介して通信を行い、互いに連携して動作することにより、ユーザ端末200にインストールされた治療用アプリの実行を通じて患者の病気の治療に関する種々の処理を行う。
ユーザ端末200は、スマートフォンにより構成される。ユーザ端末200は、インターネット600上のアプリストア500から治療用アプリを自由にダウンロードし、インストールして使用することができる。なお、ここではユーザ端末200がスマートフォンであるとし、治療用アプリをアプリストア500からダウンロードすることとしているが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末200は、パーソナルコンピュータまたはタブレット端末であってもよい。この他、治療用アプリを所定のサイトからダウンロードしてインストール可能な端末であれば、ユーザ端末200として使用することが可能である。
治療用アプリは、病気の治療を目的としたアプリケーションプログラムであり、治療の対象とする病気に応じて用意された機能を有している。例えば、治療用アプリは、患者により入力または測定される日々の行動情報や生体情報、症状情報、問診回答情報などの各種データを運用サーバ400に送信する機能を有する。また、治療用アプリは、医師によるアドバイスや対処方法などの各種データを運用サーバ400から受信する機能を有する。
運用サーバ400は、治療用アプリの実行に関して所与の処理を行う。例えば、運用サーバ400は、上述した患者の日々の行動情報や生体情報、症状情報、問診回答情報などの各種データを治療用アプリから受信し、データベースとして保存する。また、運用サーバ400は、データベースに保存した各種データを加工または分析し、その結果をユーザ端末200または医師用端末300に提供する処理を行う。また、運用サーバ400は、医師用端末300から入力される医師によるアドバイスや対処方法などの各種データを受信し、これをユーザ端末200に提供する処理を行う。
医師用端末300は、医師が使用する端末であり、運用サーバ400にアクセスして必要な情報を取得することができる。例えば、医師用端末300は、運用サーバ400のデータベースに保存された各種データの加工結果または分析結果を、所定の管理画面などを通じて取得することができる。医師は、この加工結果または分析結果を確認することにより、患者の病状などを把握し、病状の改善に向けたアドバイスや対処方法などを入力して運用サーバ400に送信する。医師用端末300から運用サーバ400に送信されたアドバイスや対処方法などの各種データは、運用サーバ400からユーザ端末200に対して適切なタイミングで提供される。
以上、ユーザ端末200、医師用端末300および運用サーバ400の連携により、ユーザ端末200にインストールされた治療用アプリの実行を通じて患者の病気の治療を行うための処理の概要を説明した。治療用アプリから運用サーバ400に送信される各種データの内容、運用サーバ400によって実行される処理の内容、医師用端末300から運用サーバ400に送信される各種データの内容については、治療対象とする病気に応じて様々であるが、本発明の主題ではないのでこれ以上の詳細な説明は割愛する。
本実施形態の治療関連アプリ管理システム100は、ユーザ端末200にインストールして使用される治療用アプリの使用状態を管理する。治療用アプリは、治療の対象とする病気に応じて用意された機能を有している。その機能は様々であるが、どのような病気を対象とした治療用アプリにも共通する機能として、運用サーバ400との通信機能がある。治療関連アプリ管理システム100が管理する治療用アプリの使用状態とは、治療用アプリが有している運用サーバ400との通信機能の使用可否に関する状態である。
ユーザ端末200のユーザは、医師の処方を受けることなくアプリストア500から治療用アプリをユーザ端末200にダウンロードして使用することが可能であるが、運用サーバ400との通信機能は使用できないように制限されている。これに対し、管理用サーバ装置101に治療用アプリのシステム登録を行うことにより、上記制限が解除され、運用サーバ400との通信機能も使用可能な状態となる。
すなわち、治療用アプリの使用に興味のあるユーザは誰でも、アプリストア500から治療用アプリをユーザ端末200にダウンロードしてインストールし、使用することが可能である。これにより、ユーザは、治療用アプリを試行することができる。ただし、治療用アプリは、運用サーバ400との通信機能を使用できないように制限されているため、運用サーバ400を通じた医師とのコミュニケーションを行うことはできない。
そして、試行の結果、実際に治療用アプリを使用して医師による治療を受けたいと考えたユーザは、医療機関に訪問して医師による診断を受ける。そして、治療用アプリを用いた治療が適正であるとの診断を受けた場合、ユーザは、治療用アプリの正式な使用に必要なシステム登録を管理用サーバ装置101に対して行う。このシステム登録により、治療用アプリは、運用サーバ400との通信機能の制限が解除され、運用サーバ400を通じた医師とのコミュニケーションを行うことができる状態となる。
図2は、管理用サーバ装置101の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の管理用サーバ装置101は、その機能構成として、コード要求受付部11、コード表示部12、登録要求受付部13およびアプリ登録部14を備えている。
上記各機能ブロック11〜14は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜14は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
コード要求受付部11は、医療機関端末102を介してコード表示要求を受け付ける。例えば、治療用アプリをユーザ端末200にインストールして試行していた患者が、医療機関を訪問して医師の診断を受けた後、医療機関端末102に表示された管理画面からコード表示要求を行う。上述したように、医療機関端末102は医療機関のロビーまたは診察室などに設置され、患者が自由に操作できるようになっている。患者が医療機関端末102を操作してコード表示要求を行うと、コード表示要求情報が管理用サーバ装置101に送信される。コード要求受付部11は、医療機関端末102から送信されたコード表示要求情報を受け付ける。
なお、患者が医療機関端末102を操作してコード表示要求を行う際に、診断をした医師が発行する何らかのキー情報の入力を必須とするようにしてもよい。キー情報は、医師が患者に口頭で伝えるようにしてもよいし、紙に書いて伝えるようにしてもよいし、医師用端末300から紙にプリントアウトして伝えるようにしてもよい。このようなキー情報の伝達は、従来のように治療用アプリの使用を処方すること(治療用アプリをダウンロード可能にするためのユーザIDやパスワードを発行することなど)に比べて、情報技術に不慣れな医師でも簡単に行うことができ、負担が少ない。
コード表示部12は、コード要求受付部11がコード表示要求を受け付けた場合、システム登録に必要な情報が記録された読取コード画像を医療機関端末102の表示装置に表示させる。読取コード画像は、例えば2次元コードまたはバーコードである。この読取コード画像に記録されるシステム登録に必要な情報は、ユーザIDおよびパスワードである。ユーザIDおよびパスワードは、コード表示部12により自動的に発行される。すなわち、コード表示部12は、ユーザIDおよびパスワードを発行し、その情報が記録された読取コード画像を生成した上で、それを医療機関端末102に送信して表示させる。これにより、患者を診断した医師は、ユーザIDおよびパスワードを発行するためのコンピュータ操作を行う必要がない。
コード表示要求を行ったユーザは、ユーザ端末200において治療用アプリを起動し、医療機関端末102の表示装置に表示された読取コード画像を治療用アプリの機能によって読み取る。これにより、システム登録の要求を治療用アプリから管理用サーバ装置101に対して行うことができる。すなわち、治療用アプリのコード読取機能を用いて読取コード画像を読み取ると、システム登録要求情報が治療用アプリから管理用サーバ装置101に送信される。このシステム登録要求情報には、読取コード画像を解析することによって得たユーザIDおよびパスワードや、治療用アプリの識別情報、ユーザ端末200の識別情報などが含まれている。
なお、コード表示部12は、コード要求受付部11がコード表示要求を受け付けてから所定時間に限り読取コード画像を表示させるようにしてもよい。このようにすれば、医療機関端末102の表示装置に読取コード画像が表示され続けることがなくなり、医師の診断を受けていない患者が読取コード画像を読み取って治療用アプリのシステム登録をしてしまうことを防止することができる。
登録要求受付部13は、運用サーバ400との通信に関する機能が制限された状態でユーザ端末200にインストールされている治療用アプリからシステム登録の要求を受け付ける。具体的には、登録要求受付部13は、治療用アプリが読取コード画像を読み取ることによって治療用アプリから送信されたシステム登録要求情報を受け付ける。
アプリ登録部14は、登録要求受付部13がシステム登録要求情報を受け付けた場合、当該要求を行った治療用アプリを正規アプリとして登録するとともに、通信機能の制限を解除する。治療用アプリのシステム登録は、システム登録要求情報に含まれているユーザID、パスワード、治療用アプリの識別情報、ユーザ端末200の識別情報などをデータベースに登録することによって行う。このシステム登録が行われた以降、ユーザが治療用アプリを使用する際は、ユーザIDおよびパスワードを用いたログインが必要となる。ログインをすれば、運用サーバ400との通信機能の制限を受けることなく治療用アプリを使用することができる。
図3は、管理用サーバ装置101の動作例を示すフローチャートである。まず、コード要求受付部11は、医療機関端末102を介してコード表示要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。コード表示要求を受け付けていない場合は、コード要求受付部11はステップS1の判定を繰り返す。
一方、コード要求受付部11が医療機関端末102からコード表示要求を受け付けた場合、コード表示部12は、ユーザIDおよびパスワードを発行し(ステップS2)、当該ユーザIDおよびパスワードが記録された読取コード画像を生成して医療機関端末102の表示装置に表示させる(ステップS3)。
その後、登録要求受付部13は、治療用アプリからシステム登録の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS4)。登録要求受付部13が治療用アプリからシステム登録の要求を受け付けた場合、アプリ登録部14は、当該要求を行った治療用アプリを正規アプリとしてシステム登録するとともに(ステップS5)、運用サーバ400との通信機能の制限を解除する(ステップS6)。次いで、コード表示部12は、医療機関端末102の表示装置に表示させていた読取コード画像を消去する(ステップS7)。これにより、管理用サーバ装置101の処理は終了する。
一方、上記ステップS4において登録要求受付部13が治療用アプリからシステム登録の要求を受け付けていないと判定した場合、コード表示部12は、コード要求受付部11がコード表示要求を受け付けてから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS8)。所定時間がまだ経過していない場合、処理はステップS4に戻る。一方、所定時間が経過した場合、コード表示部12は、医療機関端末102の表示装置に表示させていた読取コード画像を消去する(ステップS7)。これにより、管理用サーバ装置101の処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、ユーザ端末200にインストールして使用される治療用アプリの使用状態を管理する管理用サーバ装置101において、治療用アプリの実行に関して所与の処理を行う運用サーバ400との通信に関する機能が制限された状態でユーザ端末200にインストールされている治療用アプリからシステム登録の要求を受け付けた場合に、当該要求を行った治療用アプリを正規アプリとして登録するとともに、通信に関する機能の制限を解除するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、運用サーバ400との通信に関する機能が制限された状態ではあるものの、システム登録をすることなく治療用アプリをユーザ端末200にインストールして使用することができる。このため、ユーザが治療用アプリの使用を開始するときに、医師が一人ひとりに対して治療用アプリのIDとパスワードを処方する必要がなく、医師の負担を軽減することができる。治療用アプリを利用して治療を試みたいと考える者にとっても、医師の処方がなくても治療用アプリを試行することができるので、治療用アプリによる治療を実際に受けるかどうかの判断がしやすくなる。
また、治療用アプリをシステム登録するまでの間は、運用サーバ400との間の通信に関する機能が制限されているので、医師は、本来は治療用アプリの使用を必要としない多数の一般者との間で運用サーバ400を介したコミュニケーションを行う必要がなく、実際に治療用アプリの使用を必要とする患者で治療用アプリのシステム登録がなされた患者との間でのみ必要なコミュニケーションをすることが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、医師に大きな負担をかけることなく、本来的に治療用アプリの使用を必要とする患者に絞って、治療用アプリを用いたデータ通信によるコミュニケーションを行うことができるようになる。
また、治療用アプリから運用サーバ400への送信を通じて医師に提供される患者の日々の行動情報や生体情報、症状情報、問診回答情報などの各種データは、医師が患者の状態を的確に把握して有効なアドバイス等を行うために重要なだけでなく、それ以外の目的でも活用し得る重要なデータと言える。例えば、運用サーバ400で蓄積した各種データを使って人工知能による分析を行ったり、治療用アプリの使用と並行して投薬または新薬開発などを行う場合に必要な各種データを製薬会社に提供したりするといった用途が考えられる。
このような状況に対し、本実施形態によれば、本来は治療用アプリの使用を必要としない一般者が治療用アプリを使用している状況であっても、システム登録していなければ運用サーバ400との通信が制限されているため、一般者の治療用アプリの使用により生成されるデータが運用サーバ400に送られて蓄積されることはない。すなわち、治療用アプリの使用を通じて運用サーバ400に蓄積されるデータの中に、本来無用であるノイズ的なデータが含まれる状態を抑制することができ、蓄積データの信頼性を向上させることができるというメリットも有する。
なお、上記実施形態では、管理用サーバ装置101と運用サーバ400とを別構成とする例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、運用サーバ400が管理用サーバ装置101の機能を備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、治療用アプリをシステム登録するまでの間は運用サーバ400との通信機能を制限する例について説明したが、治療用アプリの他の機能も併せて制限するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザが医療機関に訪問して医療機関端末102を操作することによって読取コード画像を表示させ、これを読み取ることによってシステム登録の要求を行う例について説明したが、システム登録の要求方法はこれに限定されない。例えば、治療用アプリからインターネット600を介して管理用サーバ装置101に接続し、システム登録要求情報を治療用アプリから管理用サーバ装置101に直接送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、患者が治療用アプリを使用する場合を例にとって説明したが、疾患管理用アプリその他これに類するアプリを使用する場合にも同様に上記実施形態を適用することが可能である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 コード要求受付部
12 コード表示部
13 登録要求受付部
14 アプリ登録部
100 治療関連アプリ管理システム
101 管理用サーバ装置
102 医療機関端末
200 ユーザ端末
300 医師用端末
400 運用サーバ

Claims (6)

  1. ユーザ端末にインストールして使用される治療関連アプリの使用状態を管理用サーバ装置により管理するシステムであって、
    上記管理用サーバ装置は、
    上記治療関連アプリの実行に関して所与の処理を行う運用サーバとの通信に関する機能が制限された状態で上記ユーザ端末にインストールされている上記治療関連アプリからシステム登録の要求を受け付ける登録要求受付部と、
    上記登録要求受付部が上記システム登録の要求を受け付けた場合、当該要求を行った治療関連アプリを正規アプリとして登録するとともに、上記通信に関する機能の制限を解除するアプリ登録部とを備え、
    上記通信に関する機能が制限された状態は、上記治療関連アプリを実行可能である一方、上記運用サーバとの間において医師とのコミュニケーションを行うための通信に関する機能が制限された状態であることを特徴とする治療関連アプリ管理システム。
  2. 医療機関において使用される医療機関端末を更に備え、
    上記管理用サーバ装置は、
    上記医療機関端末を介してコード表示要求を受け付けるコード要求受付部と、
    上記コード要求受付部が上記コード表示要求を受け付けた場合、上記システム登録に必要な情報が記録された読取コード画像を上記医療機関端末の表示装置に表示させるコード表示部とを更に備え、
    上記登録要求受付部は、上記治療関連アプリが上記読取コード画像を読み取ることによって上記治療関連アプリから送信されたシステム登録要求情報を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の治療関連アプリ管理システム。
  3. 上記コード表示部は、上記コード要求受付部が上記コード表示要求を受け付けてから所定時間に限り上記読取コード画像を表示させることを特徴とする請求項2に記載の治療関連アプリ管理システム。
  4. ユーザ端末にインストールして使用される治療関連アプリの使用状態を管理する管理用サーバ装置であって、
    上記治療関連アプリの実行に関して所与の処理を行う運用サーバとの通信に関する機能が制限された状態で上記ユーザ端末にインストールされている上記治療関連アプリからシステム登録の要求を受け付ける登録要求受付部と、
    上記登録要求受付部が上記システム登録の要求を受け付けた場合、当該要求を行った治療関連アプリを正規アプリとして登録するとともに、上記通信に関する機能の制限を解除するアプリ登録部とを備え、
    上記通信に関する機能が制限された状態は、上記治療関連アプリを実行可能である一方、上記運用サーバとの間において医師とのコミュニケーションを行うための通信に関する機能が制限された状態であることを特徴とする管理用サーバ装置。
  5. 医療機関において使用される医療機関端末を介してコード表示要求を受け付けるコード要求受付部と、
    上記コード要求受付部が上記コード表示要求を受け付けた場合、上記システム登録に必要な情報が記録された読取コード画像を上記医療機関端末の表示装置に表示させるコード表示部とを更に備え、
    上記登録要求受付部は、上記治療関連アプリが上記読取コード画像を読み取ることによって上記治療関連アプリから送信されたシステム登録要求情報を受け付けることを特徴とする請求項4に記載の管理用サーバ装置。
  6. 上記コード表示部は、上記コード要求受付部が上記コード表示要求を受け付けてから所定時間に限り上記読取コード画像を表示させることを特徴とする請求項5に記載の管理用サーバ装置。
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